JPH1127284A - セル優先多重化装置 - Google Patents

セル優先多重化装置

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JPH1127284A
JPH1127284A JP9179429A JP17942997A JPH1127284A JP H1127284 A JPH1127284 A JP H1127284A JP 9179429 A JP9179429 A JP 9179429A JP 17942997 A JP17942997 A JP 17942997A JP H1127284 A JPH1127284 A JP H1127284A
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JP9179429A
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Shinya Makino
真也 牧野
Masashi Akita
正志 秋田
Tadayoshi Kitayama
忠善 北山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各スレーブ装置の余裕量を見て余裕の少ない
ものを優先して多重化する。または更に入力セルの優先
度も勘案して優先多重化し、セル廃棄を少なくする。 【解決手段】 複数のスレーブ装置からのセルを多重化
して出力する装置において、これら複数のスレーブ装置
にはそれぞれ入力セルを蓄積するバッファと、このバッ
ファ量とセルの流入状態とからバッファの余裕量を監視
するそれぞれの残量モニタとを設け、これら複数のスレ
ーブ装置からの各残量モニタからの信号に基づいてスレ
ーブ装置に対して多重化の優先制御をするようにした。
また更に、残量モニタには所定のしきい値を設定して、
入力セルを蓄積するバッファに残留している入力セル数
がしきい値を超えるかモニタして、多重化の優先制御は
残留入力セル数がしきい値を超えるスレーブ装置を優先
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共通のバスに接続さ
れた複数のスレーブ装置からのセルを時分割に多重化
し、同一のバスに接続されたマスタ装置へ伝送するセル
多重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.図8はATMフォーラムのユートピアインタ
フェース規定レベル2(Utopia Level 2
Version0.95 P21〜P34)において
用いられている従来のバスを介したセル多重化方式を表
すための装置構成図である。同図において11はマスタ
装置、412a、412b、412nはスレーブ装置#
1〜#n、13はマスタ装置11とスレーブ装置412
a、412b、412nを接続するバス、101a、1
01b、101nはスレーブ装置12a、12b、12
nへ入力するセル流、402a、402b、402nは
セル流101a、101b、101nを蓄積するバッフ
ァ、403a、403b、403nはバッファ402
a、402b、402n内のセルの有無を検出し、マス
タ装置へ通知する残留セル検出回路、404a、404
b、404nは残留セル検出回路403a、403b、
403nからマスタ装置11へ出力され、バッファ40
2a、402b、402n内のセルの有無を表す残留セ
ル検出回路出力信号、405a、405b、405nは
バッファ402a、402b、402nからのセルの読
み出し制御を行う読み出し制御回路、406a、406
b、406nは読み出し制御回路405a、405b、
405nから出力されるセル流、107は残留セル検出
回路出力信号404a、404b、404nを受信し、
残留セルの存在する複数のスレーブ装置の中から1つを
選択するスレーブ装置選択回路、108はスレーブ装置
選択回路107から出力される選択出力結果、109は
ポーリング信号、110は選択出力結果108とポーリ
ング信号109を受信し、ポーリング信号109をスレ
ーブ装置412へ振り分けるポーリング制御回路、41
11a、411b、411nはポーリング制御回路から
スレーブ装置の#1〜#nに対して振り分けて出力され
る個別ポーリング信号、112はスレーブ装置412
a、412b、412nからのセル流406a、406
b、406nをバス13を介して受信するセル受信回路
である。
【0003】スレーブ装置412a、412b、412
nでは残留セル検出回路403a、403b、403n
によりバッファ402a、402b、402n内にセル
が存在するか否かをモニタし、残留セル検出回路出力信
号404a、404b、404nによりマスタ装置に対
して送信可能なセルが存在するか否かを通知する。マス
タ装置ではスレーブ装置412a、412b、412n
から残留セル検出回路出力信号404a、404b、4
04nを受信し、スレーブ装置選択回路107において
ポーリングを実行するスレーブ装置を#1〜#nの中か
ら1つ決定してポーリング制御回路110へ選択出力結
果108を伝える。ポーリング制御回路110ではポー
リング信号109が有意ならば選択出力結果108に対
応する1個のスレーブ装置412a、412b、412
nに対して個別ポーリング信号411a、411b、4
11nを出力する。個別ポーリング信号411a、41
1b、411nを受信したスレーブ装置412a、41
2b、412nでは、読み出し制御回路405a、40
5b、405nによりバッファ402a、402b、4
02n内のセルを読み出してマスタ装置11へセル流4
06a、406b、406nを送出する。マスタ装置1
1ではセル受信回路112にてセル流406a、406
b、406nを受信する。
【0004】従来例2.図9および図10は公開特許公
報特開平6−216929において用いられている従来
のバスを介した他のセル多重化方式の装置構成図であ
る。図9はATMスイッチの構成図、図10は多重制御
回路およびセルバッファを示す図である。図9におい
て、211〜21nはn本の入回線、221〜22nは
n本の出回線、311〜3nnは入回線211〜21n
および出回線221〜22nの交点毎に設けられ、この
交点を通過するために待機するセルを一時蓄積するバッ
ファ、611〜6nnは出回線221〜22nへのセル
読み出しを制御する多重制御回路である。多重制御回路
611〜6nnは各セルバッファ111〜1nnのセル
送出機会毎に読み出し量をそのセルバッファの蓄積量に
応じて所定論理に従って制御するものである。
【0005】この所定論理は、セルバッファ311〜3
nnのセル蓄積量に3段階の閾値を設定し、そのいずれ
の閾値に達しているかによって読み出し量を制御する論
理である。図10において・セルバッファ311の待ち
行列のセル数が零の場合には、次のセルバッファ312
にトークンを渡す。・セルバッファ311の待ち行列の
セル数が第1の閾値未満の場合には、1セル送出し、そ
の後、次のセルバッファ312にトークンを渡す。・セ
ルバッファ311の待ち行列のセル数が第1の閾値以上
第2の閾値未満の場合には、2セル送出し、その後、次
のセルバッファ312にトークンを渡す。・セルバッフ
ァ311の待ち行列のセル数が第2の閾値以上第3の閾
値未満の場合には、3セル送出し、その後、次のセルバ
ッファ312にトークンを渡す。・セルバッファ311
の待ち行列のセル数が第3の閾値以上の場合には、4セ
ル送出し、その後、次のセルバッファ312にトークン
を渡す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例1によればバッ
ファ402a、402b、402n内のセルの有無のみ
を残留セル検出回路出力信号404a、404b、40
4nによりマスタ装置11へ通知しているため、例え
ば、バッファが満杯であるスレーブ装置とバッファにセ
ルがわずかしか入っていないスレーブ装置が存在した場
合、マスタ装置11へはいずれのスレーブ装置からもセ
ルの存在しか通知されないため、マスタ装置では本来な
らばバッファが満杯であるスレーブ装置に対して優先的
にポーリングを実行すべきところをバッファにわずかし
かセルが入っていないスレーブ装置に対してポーリング
をかけてしまい、バッファが満杯であるスレーブ装置に
おいてセルがバッファから溢れてセル廃棄が生じるとい
う課題があった。
【0007】また、従来例1および従来例2によれば、
外部からのセル流を1回線に対して1個のバッファに蓄
積しているため、セル流内に遅延を許容するセルと遅延
を許容しないセルが混在する場合、いずれのセル種別に
対しても区別無く多重化され、遅延を許容しないセルに
対して許容以上の遅延が生じる可能性があるという課題
があった。
【0008】また、従来例2によれば、セルの読み出し
制御に巡回するトークンを用いているため常にすべての
バッファにおける残留セル数を比較することができな
い。このため、例えば特定の1回線の読み出しを実行直
後にその回線に大きなトラヒック入力が発生した場合、
本来ならばその回線から優先してセルを読み出すべきと
ころを、その間トークンが他の回線に対応するバッファ
を巡回していて読み出せず、セルがバッファから溢れて
セル廃棄が生じるという課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、スレーブ装置におけるセル廃棄の
可能性を低減することおよび遅延を許容しないセルに対
して多重化による遅延を低減することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るセル優先
多重化装置は、複数のスレーブ装置からのセルを多重化
して出力する装置において、これら複数のスレーブ装置
にはそれぞれ入力セルを蓄積するバッファと、このバッ
ファ量とセルの流入状態とからバッファの余裕量を監視
するそれぞれの残量モニタとを設け、これら複数のスレ
ーブ装置からの各残量モニタからの信号に基づいてスレ
ーブ装置に対して多重化の優先制御をするようにした。
【0011】また更に、残量モニタは入力セルを蓄積す
るバッファに残留している入力セル数をモニタして、多
重化の優先制御はこの残留している入力セル数が最も多
いスレーブ装置を優先するようにした。
【0012】また更に、残量モニタには所定のしきい値
を設定して、入力セルを蓄積するバッファに残留してい
る入力セル数がしきい値を超えるかモニタして、多重化
の優先制御は残留入力セル数がしきい値を超えるスレー
ブ装置を優先するようにした。
【0013】また更に、スレーブ装置には入力セルの優
先度に対応した複数の優先度対応バッファを設けて、残
量モニタはこれら優先度対応バッファ毎の余裕量を監視
するようにして、多重化の優先制御は優先度の高い入力
セル数が最も残留しているスレーブ装置を優先するよう
にした。
【0014】また更に、残量モニタには優先度毎に所定
のしきい値を設定して、入力セルを蓄積するバッファに
残留している入力セル数がしきい値を超えるかモニタし
て、多重化の優先制御は残留セル数に代えて優先度が高
い残留入力セル数がしきい値を超えるスレーブ装置を優
先するようにした。
【0015】また更に、残量モニタはしいき値を可変に
して、各スレーブ装置間の優先度に応じて設定変更する
ようにした。
【0016】また更に、残量モニタはスレーブ装置への
入力セル流平均速度をモニタするようにし、優先制御は
各スレーブ装置での入力セル流平均速度を勘案して各ス
レーブ装置に優先割り付けするようにした。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本実施の形態では、各スレーブ装置の入
力バッファへの入力データの滞留状態をモニタし、滞留
の多いスレーブの入力データを優先して多重化する装置
を説明する。図1は、本発明の実施例におけるバスを介
したセル多重化方式を表すための装置構成図である。同
図において11はマスタ装置、12a、12b、12n
はスレーブ装置#1〜#n、13はマスタ装置11とス
レーブ装置12a、12b、12nを接続するバス、1
01a、101b、101nはスレーブ装置12a、1
2b、12nへ入力するセル流、102a、102b、
102nはセル流101a、101b、101nを蓄積
するバッファ、116a、116b、116nはバッフ
ァ102a、102b、102n内の残留セル数を計数
し、計数結果をマスタ装置11へ送出する残量モニタ回
路、117a、117b、117nは残量モニタ回路1
16a、116b、116nからマスタ装置11へ出力
され、バッファ102a、102b、102n内のセル
の残量を表す残量モニタ回路出力信号、105a、10
5b、105nはバッファ102a、102b、102
nからのセルの読み出し制御を行う読み出し制御回路、
106a、106b、106nは読み出し制御回路10
5a、105b、105nから出力されるセル流であ
る。
【0018】118はモニタ回路出力信号117a、1
17b、117nを受信し、優先制御を行う優先制御回
路、119は優先制御回路118から出力される優先制
御結果、109はポーリング信号、110は優先制御結
果119とポーリング信号109を受信し、ポーリング
信号109をスレーブ装置12a、12b、12nへ振
り分けるポーリング制御回路、111a、111b、1
11nはポーリング制御回路からスレーブ装置12a、
12b、12nの#1〜#nに対して振り分けて出力さ
れる個別ポーリング信号、112はスレーブ装置12
a、12b、12nからのセル流106a、106b、
106nをバス13を介して受信するセル受信回路であ
る。
【0019】次に上述構成の装置による動作について説
明する。スレーブ装置12a、12b、12nでは残量
モニタ回路116a、116b、116nによりバッフ
ァ102a、102b、102n内の残留セル数をモニ
タし、モニタ回路出力信号117a、117b、117
nによりマスタ装置に対してバッファ内の残留セル数を
通知する。マスタ装置ではスレーブ装置12a、12
b、12nからモニタ回路出力信号117a、117
b、117nを受信し、優先制御回路118においてポ
ーリングを実行するスレーブ装置12a、12b、12
nを#1〜#nの中から1つ決定してポーリング制御回
路110へ優先制御結果119を伝える。ポーリング制
御回路110ではポーリング信号109が有意ならば優
先制御結果119に対応するスレーブ装置12a、12
b、12nに対して個別ポーリング信号111a、11
1b、111nを出力する。個別ポーリング信号111
a、111b、111nを受信したスレーブ装置12
a、12b、12nでは読み出し制御回路105a、1
05b、105nによりバッファ102a、102b、
102n内のセルを読み出して、マスタ装置11へセル
流106a、106b、106nを送出する。マスタ装
置11ではセル受信回路112にてセル流106を受信
する。
【0020】優先制御回路107では、例えば、スレー
ブ装置12の#1〜#nの中から残留セル数のもっとも
大きいスレーブ装置を選択する。また、各スレーブ装置
内のバッファサイズが既知である場合にはバッファサイ
ズから残留セル数を差し引いたバッファの空き容量を算
出し、空き容量の最も少ないスレーブ装置を選択しても
よい。あるいはまた、各スレーブ装置内のバッファサイ
ズおよび各スレーブ装置へ入力するセル流の平均速度が
既知である場合には、バッファの空き容量とバッファへ
入力するセル流の平均速度とからバッファが満杯になる
までの時間を各スレーブ装置毎に予測してバッファが満
杯になるまでの予測時間の最も小さいスレーブ装置を選
択してもよい。
【0021】即ち、例えば以下に示される式(1)に基
づく時間が最も短いつまりセルオーバフローが生じる可
能性が高いスレーブ装置を選択するようにしてもよい。 TK =(SK −CK )/CSK (1) 但し、K=1,2,3…nはK番目のスレーブ装置、 TK :K番目のスレーブ装置においてバッファがフルに
なるまでの時間 SK :K番目のスレーブ装置のバッファサイズ CK :K番目のスレーブ装置におけるバッファ内の残留
セル数 CSK:K番目のスレーブ装置における入力セルの平均流
入速度
【0022】以上に説明したように、従来例1ではバッ
ファにおけるセルの有無のみの情報に基づいてポーリン
グを実行するスレーブ装置を選択していたのに対して、
本実施の形態の装置では、優先制御回路118におい
て、各スレーブ装置における残留セル数を受信し、上述
した各々の選択基準に基づいてバッファからセルが溢れ
る可能性の高いスレーブ装置を予測し、それを優先的に
選択してポーリングを実行する。従ってセル溢れの可能
性が高いスレーブ装置に対してまずポーリングが実行さ
れて、従って全体としてスレーブ装置におけるセル廃棄
を低減することができる。
【0023】また、従来例2ではバッファにおける残留
セルが複数の所定の閾値を超えているかどうかに応じて
トークン受信時の読み出しセル数を可変制御してセル廃
棄の低減を図っているが、バッファから連続して読み出
せるセル数は設けた閾値の数に応じてあらかじめ設定さ
れた値以下に限定されてしまうこと、また、トークンを
次のバッファへ渡した後、トークンが他のバッファを巡
回している間はバッファ内のセル数がいくら増加しても
他のバッファからトークンを取り戻すことが出来ないこ
とにより、一時的にトラヒックが他に比べて大きいバッ
ファがあった場合、優先的に多数セルを連続して読み出
すことができず、バッファ溢れが生じてしまう。これに
対し、本実施の形態の装置では、1個のセルの読み出し
毎に常にスレーブ装置内の入力バッファにおける定量的
な残留量を比較し、それに基づいてバッファからセルが
溢れる可能性の高いスレーブ装置を予測し、それを優先
的に選択してポーリングを実行する。従って、一時的に
トラヒックが他に比べて大きいスレーブ装置があった場
合でも、そのスレーブ装置に対して優先的にポーリング
が実行され、全体としてセル廃棄を低減することができ
る。
【0024】実施の形態2.実施の形態1ではバッファ
内のセル残量をそのままマスタ装置へ通知していたが、
もっと簡単な回路で同等の効果を得ることができる。図
2の構成の装置では、各スレーブ装置において個別にし
きい値を固定的に設定し、バッファ内の残留セル数がし
きい値を超えているか否かをマスタ装置へ通知する。即
ち図2で113a、113b、113nのしきい値設定
回路を残量モニタ回路と関連して設け、残量モニタは1
16a’、116b’、116n’のバッファ内におけ
るセル残量がしきい値を超えるかをモニタする比較回路
とする。即ち図2で、113a、113b、113nの
しきい値設定回路を残量モニタ回路と関連して設け、残
量モニタは116a’、116b’、116n’のバッ
ファ内におけるセル残量がしきい値を超えるかをモニタ
する比較回路とする。上述構成の装置では、設定しきい
値を超すと、マスタ装置11の優先制御回路118に通
知信号が伝えられる。こうした動作によれば、マスタ装
置へ通知する情報量が減り、スレーブ装置およびマスタ
装置における制御が実施の形態1の場合に比べて簡易化
できる。
【0025】従来例2では、複数の閾値を設定している
が、複数設定している理由は1回の読み出しにおいて読
み出すセル数を可変にするためである。一方、実施の形
態2においては1回の読み出しで読み出すセル数はあく
まで1個であるため閾値を複数設ける必要はなく、閾値
を設ける理由は、従来例2とは異なり、実施の形態1の
制御を簡易化することにある。
【0026】しきい値の設定をスレーブ装置毎に固定的
に設定するのではなく、例えばマスタ装置から可変設定
するようにしてもよい。図3は本実施の形態における他
の装置の構成を示す図である。図において、113
a’、113b’、113n’はマスタ装置11からし
きい値の値を指示されるしきい値設定回路である。本構
成の装置の動作は、マスタ装置においてスレーブ装置毎
のしきい値を生成するとともに各スレーブ装置へしきい
値信号115を送信する。スレーブ装置ではバッファ内
のセル数がマスタ装置から受信したしきい値を超えてい
るか否かをマスタ装置へ通知する。この場合、しきい値
を減少させることにより対応するスレーブ装置の優先度
を他のスレーブ装置に対して相対的に高めることが可能
となる。また、しきい値を増加させることにより対応す
るスレーブ装置の優先度を他のスレーブ装置に対して相
対的に低下させることもできる。
【0027】以上のように各スレーブ装置のバッファ毎
のしきい値をマスタ装置にて生成し、しきい値の変更を
可能とすることにより、スレーブ装置における入力セル
流のセル種別、トラヒック特性に変更が生じた場合に変
更後の状態に合わせてスレーブ装置の優先度を変化させ
ることが可能であり、実施の形態1の場合に比べてバス
の使用効率を高めることができる。
【0028】実施の形態3.上述の各実施の形態におい
ては、入力データのセルの優先度については言及してい
ない。しかし実際の通信においてはセルに優先度があ
る。このセルの優先度も加味した多重化装置を説明す
る。本実施の形態においては、図4に示すようにセル振
り分け回路120a、120b、120nにおいてセル
流101a、101b、101nをセル種別等に基づい
て例えばデータ通信サービスに用いられる様な遅延を許
容するセルUBRサービスと、例えば音声通信サービス
に用いられる遅延を許容しないセルCBRサービスとに
振り分ける。そして、遅延を許容するセルはバッファ1
02a、102b、102nに、遅延を許容しないセル
はバッファ122a、122b、122nに蓄積し、残
量モニタ回路116a”、116b”、116n”にお
いて各バッファ内に残留しているセル数を残留モニタ回
路出力信号117a、117b、117n及び127
a、127b、127nとしてマスタ装置11へ送信
し、マスタ装置11では優先制御回路118bにおいて
ポーリングを実行するスレーブ装置および読み出しを行
うバッファを決定してポーリング制御回路110bへ優
先制御結果119を伝える。
【0029】優先制御回路118bでは、例えば、スレ
ーブ装置12a’、12b’、12n’内の遅延を許容
しないセルが蓄積されたバッファの中で残留セル数のも
っとも大きいバッファを持つスレーブ装置を選択して優
先して多重化する。遅延を許容しないセルが蓄積された
バッファがすべて空の場合には遅延を許容するセルが蓄
積されたバッファの中で残留セル数のもっとも大きいバ
ッファを持つスレーブ装置を選択して多重化する。ま
た、各スレーブ装置内のバッファサイズが既知である場
合にはバッファサイズから残留セル数を差し引いたバッ
ファの空き容量を算出し、空き容量の最も少ないバッフ
ァを選択するようにしてもよい。あるいはまた、各スレ
ーブ装置内のバッファサイズおよび各スレーブ装置へ入
力するセル流のトラヒック量の平均値が既知である場合
には、例えば先の式(1)に基く時間が最も短くて、セ
ルオーバフローが生じる可能性が高いスレーブ装置を選
択するようにしてもよい。
【0030】実施の形態4.実施の形態2と実施の形態
3を組み合わせた装置を説明する。即ち、図5の構成の
装置に示すように、各スレーブ装置において遅延の許容
の可否によりバッファを例えば2種類に分け、その分け
たバッファ種別毎にしきい値を固定しきい値設定回路1
13a、113b、113nで固定的に設定する。そし
て、バッファ内の残留セル数がしきい値を超えているか
否かをバッファ種別毎にマスタ装置へ通知する。こうす
ると、マスタ装置へ通知する情報量が減り、スレーブ装
置およびマスタ装置における制御が実施の形態3の場合
に比べて簡易化できる。
【0031】同様に、図3と図4の装置を組み合わせる
こともできる。即ち、図6に示すように、マスタ装置に
おいて各スレーブ装置における遅延の可否のバッファ毎
にしきい値を生成して、各スレーブ装置へしきい値信号
115a、115b、115n、125a、125b、
125nを送信する。スレーブ装置では各バッファ内の
セル数がマスタ装置から受信したしきい値を超えている
か否かをバッファ種別毎にマスタ装置へ通知する。この
場合には、しきい値を減少させることにより対応するス
レーブ装置の優先度を他のスレーブ装置に対して相対的
に高めることが可能となる。また、しきい値を増加させ
ることにより対応するスレーブ装置の優先度を他のスレ
ーブ装置に対して相対的に低下させることも可能とな
る。従って、実施の形態2と3の効果を組み合わせた効
果が得られる。
【0032】実施の形態5.上述の各実施の形態では、
各スレーブ装置内でモニタされるバッファの状態に応じ
て優先制御を行い、スレーブ装置全体に対するポーリン
グ信号109をスレーブ装置毎に振り分けていた。図7
は本実施の形態におけるセル多重化装置の構成を示す図
である。図に示すように、各スレーブ装置で入力セル流
101a、101b、101nの平均速度が既知である
場合は、入力セル流平均速度117a、117b、11
7nをスレーブ装置からマスタ装置へ送信し、ポーリン
グ制御回路110cで各スレーブ装置からの入力セル流
平均速度117a、117b、117nの大きさに比例
配分してポーリング信号109を振り分ける。各スレー
ブ装置12a”、12b”、12n”に対する個別ポー
リング信号111a”、111b”、111n”送信時
にバッファ102a”、102b”、102n”が空で
ある場合には、読み出し制御回路105a”、105
b”、105n”ではアイドルセルをバス13上に送出
する。
【0033】以上の動作においてスレーブ装置全体に対
するポーリング信号109の帯域が各スレーブ装置の入
力セル流平均速度の和を超えていれば、スレーブ装置の
バッファサイズを入力セル流の速度変動に耐えうる大き
さにすることによりバッファからセルが溢れることはな
く、セル廃棄のない多重化が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるセ
ル優先多重化装置では、バスに接続された複数のスレー
ブ装置に対してバッファ内の残留セル数、あるいは残留
セル数のしきい値との比較結果に基づいて優先制御を行
いポーリングを実行するので、セル廃棄の可能性の高い
スレーブ装置に対して優先的にポーリングを実行し、セ
ル廃棄を低減させる効果がある。
【0035】また更に、スレーブ装置において優先度対
応で複数のバッファを設け、その優先度対応の、バッフ
ァ種別毎に残留セル数、あるいは残留セル数としきい値
との比較結果に基づいて優先制御を行うようにしたの
で、優先度の高いセルに対するセル廃棄を更に低減でき
る効果がある。
【0036】また、各スレーブ装置のバッファ毎のしき
い値を可変にして各スレーブ装置間の優先度に応じて変
更するようにしたので、スレーブ装置における入力セル
流のセル種別、トラヒック特性の変更に対応してバスの
使用効率を高められる効果がある。
【0037】また、各スレーブ装置で入力セル流の平均
速度に比例配分してポーリング信号を各スレーブ信号に
振り分けるようにしたので、セル廃棄のない多重化がで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるセル優先多
重化装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2におけるセル優先多
重化装置の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における他のセル優
先多重化装置の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3におけるセル優先多
重化装置の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4におけるセル優先多
重化装置の構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4における他のセル優
先多重化装置の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態5におけるセル優先多
重化装置の構成を示す図である。
【図8】 従来例1のセル多重化方式を示す構成図であ
る。
【図9】 従来例2のセル多重化方式を示す構成図であ
る。
【図10】 従来例2のセル多重化方式におけるセルバ
ッファおよび多重制御回路を示す図である。
【符号の説明】
11,11’11” マスタ装置、12a,12b12
n,12a’,12b’,12n’,12a”,12
b”,12n” スレーブ装置、13 バス、101
a,101b,101n 入力セル流、102a,10
2b,102n,102a”,102b”,102
n”,122a,122b,122n, バッファ、1
05a,105b,105n,105a’,105b’
105n’,105a”,105b”,105n” 読
み出し制御回路、106a,106b,106n,10
6a’,106b’106n’,106a”,106
b”,106n” 読み出しセル流、109 ポーリン
グ信号、110,110b,110cポーリング制御回
路、111a,111b,111n,111a’,11
1b’111n’,111a”,111b”,111
n” 個別ポーリング信号、112 セル受信回路、1
13a,113b,113n しきい値設定回路、11
3a,113b’,113n’ しきい値受信/設定回
路、114 しきい値生成回路、115a,115b,
115n しきい値信号、116a,116b,116
n 残量モニタ回路、、106a’,106b’106
n’,106a”,106b”,106n” 残量/し
きい値、117a,117b,117n,117a’,
117b’117n’ モニタ回路出力信号、118,
118b優先制御回路、119 優先制御結果、120
a,120b,120n セル振り分け回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスレーブ装置からのセルを多重化
    して出力する装置において、 上記複数のスレーブ装置にはそれぞれ入力セルを蓄積す
    るバッファと、 上記バッファ量と上記セルの流入状態とから上記バッフ
    ァの余裕量を監視するそれぞれの残量モニタとを設け、 上記複数のスレーブ装置からの上記各残量モニタからの
    信号に基づいて上記スレーブ装置に対して多重化の優先
    制御をするようにしたことを特徴とするセル優先多重化
    装置。
  2. 【請求項2】 残量モニタは、入力セルを蓄積するバッ
    ファに残留している入力セル数をモニタして、多重化の
    優先制御は、上記残留している入力セル数が最も多いス
    レーブ装置を優先するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のセル優先多重化装置。
  3. 【請求項3】 残量モニタには所定のしきい値を設定し
    て、入力セルを蓄積するバッファに残留している入力セ
    ル数が上記しきい値を超えるかモニタして、多重化の優
    先制御は、上記残留入力セル数が上記しきい値を超える
    スレーブ装置を優先するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のセル優先多重化装置。
  4. 【請求項4】 スレーブ装置には、入力セルの優先度に
    対応した複数の優先度対応バッファを設けて、残量モニ
    タは上記優先度対応バッファ毎の余裕量を監視するよう
    にして、 多重化の優先制御は、上記優先度の高い入力セル数が最
    も残留しているスレーブ装置を優先するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のセル優先多重化装置。
  5. 【請求項5】 残量モニタには優先度毎に所定のしきい
    値を設定して、入力セルを蓄積するバッファに残留して
    いる入力セル数が上記しきい値を超えるかモニタして、
    多重化の優先制御は、残留セル数に代えて上記優先度が
    高い残留入力セル数が上記しきい値を超えるスレーブ装
    置を優先するようにしたことを特徴とする請求項4記載
    のセル優先多重化装置。
  6. 【請求項6】 残量モニタは、しいき値を可変にして、
    各スレーブ装置間の優先度に応じて設定変更するように
    したことを特徴とする請求項3または請求項5いずれか
    記載のセル優先多重化装置。
  7. 【請求項7】 残量モニタは、スレーブ装置への入力セ
    ル流平均速度をモニタするようにし、 優先制御は、各スレーブ装置での上記入力セル流平均速
    度を勘案して各スレーブ装置に優先割り付けするように
    したことを特徴とする請求項1記載のセル優先多重化装
    置。
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