JPH1127274A - Ａｔｍスイッチ - Google Patents
ＡｔｍスイッチInfo
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- JPH1127274A JPH1127274A JP17479097A JP17479097A JPH1127274A JP H1127274 A JPH1127274 A JP H1127274A JP 17479097 A JP17479097 A JP 17479097A JP 17479097 A JP17479097 A JP 17479097A JP H1127274 A JPH1127274 A JP H1127274A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】再現できないセルの中継を行なわず、また受信
先の端末側でパケットに組み立てられずに破棄してしま
うセルの個数を最小限に抑えたＡＴＭスイッチを提供す
る。 【解決手段】送信ポートのネットワークに輻輳が発生し
て中継すべきセルを廃棄した場合、該廃棄したセルのＡ
ＴＭヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値を保持するバッファ
を有し、前記廃棄したセルのＶＰＩおよびＶＣＩ値を前
記バッファに格納し、次に中継すべきセルのＡＴＭヘッ
ダのＶＰＩおよびＶＣＩ値が前記バッファ内の値と同ー
であった場合は、該セルのＡＴＭヘッダのペイロードタ
イプを参照し、最終セルビットが０の場合は該セルを廃
棄し、該最終セルビットが１の場合は前記バッファを空
にすると共に該セルの廃棄を行うように構成した。
先の端末側でパケットに組み立てられずに破棄してしま
うセルの個数を最小限に抑えたＡＴＭスイッチを提供す
る。 【解決手段】送信ポートのネットワークに輻輳が発生し
て中継すべきセルを廃棄した場合、該廃棄したセルのＡ
ＴＭヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値を保持するバッファ
を有し、前記廃棄したセルのＶＰＩおよびＶＣＩ値を前
記バッファに格納し、次に中継すべきセルのＡＴＭヘッ
ダのＶＰＩおよびＶＣＩ値が前記バッファ内の値と同ー
であった場合は、該セルのＡＴＭヘッダのペイロードタ
イプを参照し、最終セルビットが０の場合は該セルを廃
棄し、該最終セルビットが１の場合は前記バッファを空
にすると共に該セルの廃棄を行うように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチ、特にＡＴ
Ｍネットワークの端末を接続するＡＴＭスイッチに関す
るものである。
Ｍネットワークの端末を接続するＡＴＭスイッチに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図２はＡＴＭスイッチを用いたネットワ
ークの一構成例である。ＡＴＭスイッチ１とＡＴＭスイ
ッチ２があり、それぞれのスイッチには複数のポートと
複数の端末が存在する。図２では各スイッチに４個のポ
ートと３台の端末が接続されている。ＡＴＭスイッチ１
とＡＴＭスイッチ２は伝送路４０で接続されている。
ークの一構成例である。ＡＴＭスイッチ１とＡＴＭスイ
ッチ２があり、それぞれのスイッチには複数のポートと
複数の端末が存在する。図２では各スイッチに４個のポ
ートと３台の端末が接続されている。ＡＴＭスイッチ１
とＡＴＭスイッチ２は伝送路４０で接続されている。
【０００３】ネットワーク上、例えば端末２０から別の
端末２４へパケットを送信する場合を説明する。パケッ
トは５３バイト固定のセルに分割されて送信される。こ
の分割の様子を図３に示す。
端末２４へパケットを送信する場合を説明する。パケッ
トは５３バイト固定のセルに分割されて送信される。こ
の分割の様子を図３に示す。
【０００４】端末２０は、送信する５００バイトのＩＰ
（International Protocol）パケットにＡＡＬ（ＡＴＭ
Adaptation Layer ）５トレイラを付け、ＬＬＣ（Logi
calLink Control）／ＳＮＡＰ（Sub Network Attachmen
t Point）カプセル化を行ない、１１個の４８バイトデ
ータに分割する。
（International Protocol）パケットにＡＡＬ（ＡＴＭ
Adaptation Layer ）５トレイラを付け、ＬＬＣ（Logi
calLink Control）／ＳＮＡＰ（Sub Network Attachmen
t Point）カプセル化を行ない、１１個の４８バイトデ
ータに分割する。
【０００５】これに図４に示す５バイトのＡＴＭヘッダ
を付加してセルを作成する。このＡＴＭヘッダには、例
えばＶＰＩフィールドに０、ＶＣＩフィールドに１００
が記載されている。
を付加してセルを作成する。このＡＴＭヘッダには、例
えばＶＰＩフィールドに０、ＶＣＩフィールドに１００
が記載されている。
【０００６】図２に示すネットワークにおいて、端末２
０が端末２４にセルを送信した場合、ＡＴＭスイッチ１
はＡＴＭスイッチ２にセルの中継を行なう。その際、Ａ
ＴＭスイッチ１は、ポート３０から受信したセルのＡＴ
Ｍヘッダに記載されたＶＰＩ（Virtual Path Identifie
r ）とＶＣＩ（Virtual Channel Identifier）および表
１に示す内部の宛先判定テーブルを参照して、ＡＴＭス
イッチ２の接続するポート３３にセルを中継する。
０が端末２４にセルを送信した場合、ＡＴＭスイッチ１
はＡＴＭスイッチ２にセルの中継を行なう。その際、Ａ
ＴＭスイッチ１は、ポート３０から受信したセルのＡＴ
Ｍヘッダに記載されたＶＰＩ（Virtual Path Identifie
r ）とＶＣＩ（Virtual Channel Identifier）および表
１に示す内部の宛先判定テーブルを参照して、ＡＴＭス
イッチ２の接続するポート３３にセルを中継する。
【０００７】
【表１】
【０００８】ポート３３から送出されたセルは伝送路４
０を通って、ポート３４に到達する。ＡＴＭスイッチ２
はポート３４からセルを受信し、ＡＴＭヘッダのＶＰ
Ｉ、ＶＣＩと宛先判定テーブルを参照してポート３６に
セルを中継し、そのセルを端末２４が受信する。
０を通って、ポート３４に到達する。ＡＴＭスイッチ２
はポート３４からセルを受信し、ＡＴＭヘッダのＶＰ
Ｉ、ＶＣＩと宛先判定テーブルを参照してポート３６に
セルを中継し、そのセルを端末２４が受信する。
【０００９】また、ＡＴＭスイッチ１とＡＴＭスイッチ
２の問のネットワークにおいて、輻輳が発生し、セルを
廃棄しなければならなくなった場合、ＡＴＭスイッチ１
は中継するセルのＡＴＭヘッダのセルロスプライオリテ
イ（Cell Loss Priority）の値を参照して、その廃棄優
先度の高いセルを廃棄する。通常、ＡＴＭヘッダのセル
ロスプライオリティはパケットを構成する最終セルが低
い値を有する。
２の問のネットワークにおいて、輻輳が発生し、セルを
廃棄しなければならなくなった場合、ＡＴＭスイッチ１
は中継するセルのＡＴＭヘッダのセルロスプライオリテ
イ（Cell Loss Priority）の値を参照して、その廃棄優
先度の高いセルを廃棄する。通常、ＡＴＭヘッダのセル
ロスプライオリティはパケットを構成する最終セルが低
い値を有する。
【００１０】ＡＴＭスイッチが、１つのパケットを送信
するために分割されたセルの廃棄を１つでも行なった場
合、端末２４はそのセルを組み立てて、パケットに戻す
ことができないため、それまでに受信したそのパケット
を構成するセルは廃棄し、端末２０にパケット全体のセ
ルを再送するように要求する。
するために分割されたセルの廃棄を１つでも行なった場
合、端末２４はそのセルを組み立てて、パケットに戻す
ことができないため、それまでに受信したそのパケット
を構成するセルは廃棄し、端末２０にパケット全体のセ
ルを再送するように要求する。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】従来のＡＴＭスイッチ
には次に説明する問題があった。
には次に説明する問題があった。
【００１２】ＡＴＭスイッチ１とＡＴＭスイッチ２の間
で輻輳が生じた場合、ＡＴＭスイッチ１は中継できなか
ったセルを廃棄する。輻輳が治まると、ＡＴＭスイッチ
１は中継を再開し、次のセルが仮に、以前に廃棄したセ
ルと同じパケットを構成するセルであっても中継を行な
う。
で輻輳が生じた場合、ＡＴＭスイッチ１は中継できなか
ったセルを廃棄する。輻輳が治まると、ＡＴＭスイッチ
１は中継を再開し、次のセルが仮に、以前に廃棄したセ
ルと同じパケットを構成するセルであっても中継を行な
う。
【００１３】端末２４はセルが１つでも足りない場合は
パケットを組み立てることができない。したがって、廃
棄したセルと同じパケットを構成するセルは無効なセル
であるにもかかわらず、ＡＴＭスイッチ１は中継動作を
行なっていた。
パケットを組み立てることができない。したがって、廃
棄したセルと同じパケットを構成するセルは無効なセル
であるにもかかわらず、ＡＴＭスイッチ１は中継動作を
行なっていた。
【００１４】セル廃棄を行なう場合、その優先度を示す
値には、セルロスプライオリティの値である０か１の２
通りしかない。したがって、既にパケットの大部分のセ
ルの中継が行なわれ残りのセルがわずかなセルでも、送
信を開始した直後のセルとセルロスプライオリティが同
じであるならば廃棄優先度は等しい。
値には、セルロスプライオリティの値である０か１の２
通りしかない。したがって、既にパケットの大部分のセ
ルの中継が行なわれ残りのセルがわずかなセルでも、送
信を開始した直後のセルとセルロスプライオリティが同
じであるならば廃棄優先度は等しい。
【００１５】このため、１つのパケットを送信するため
に分割された複数個のセルのうち、大部分が既に中継さ
れていた場合であっても、残りのセルが容易に廃棄され
てしまうことがある。これにより、中継済みの大量のセ
ルが無効となってしまうことがあった。
に分割された複数個のセルのうち、大部分が既に中継さ
れていた場合であっても、残りのセルが容易に廃棄され
てしまうことがある。これにより、中継済みの大量のセ
ルが無効となってしまうことがあった。
【００１６】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、再現できないセルの中継を行なわず、
また受信先の端末側でパケットに組み立てられずに破棄
してしまうセルの個数を最小限に抑えたＡＴＭスイッチ
を提供することにある。
の欠点を解消し、再現できないセルの中継を行なわず、
また受信先の端末側でパケットに組み立てられずに破棄
してしまうセルの個数を最小限に抑えたＡＴＭスイッチ
を提供することにある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、送信ポートのネットワークに輻輳が発生し
て中継すべきセルを廃棄した場合、該廃棄したセルのＡ
ＴＭヘッダのＶＰＩ（Virtual Path Identifier ）およ
びＶＣＩ（VirtuaI Channel Identifier）値を保持する
バッファを有し、前記廃棄したセルのＶＰＩおよびＶＣ
Ｉ値を前記バッファに格納し、次に中継すべきセルのＡ
ＴＭヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値が前記バッファ内の
値と同ーであった場合は、該セルのＡＴＭヘッダのペイ
ロードタイプを参照し、最終セルビットが０の場合は該
セルを廃棄し、該最終セルビットが１の場合は前記バッ
ファを空にすると共に該セルの廃棄を行うように構成し
たことを特徴とするＡＴＭ（Asynchronous Tranfer Mod
e ）スイッチを採用する。
現するため、送信ポートのネットワークに輻輳が発生し
て中継すべきセルを廃棄した場合、該廃棄したセルのＡ
ＴＭヘッダのＶＰＩ（Virtual Path Identifier ）およ
びＶＣＩ（VirtuaI Channel Identifier）値を保持する
バッファを有し、前記廃棄したセルのＶＰＩおよびＶＣ
Ｉ値を前記バッファに格納し、次に中継すべきセルのＡ
ＴＭヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値が前記バッファ内の
値と同ーであった場合は、該セルのＡＴＭヘッダのペイ
ロードタイプを参照し、最終セルビットが０の場合は該
セルを廃棄し、該最終セルビットが１の場合は前記バッ
ファを空にすると共に該セルの廃棄を行うように構成し
たことを特徴とするＡＴＭ（Asynchronous Tranfer Mod
e ）スイッチを採用する。
【００１８】また、ＡＴＭスイッチ内のすべてのコネク
ション毎にカウンタを保持し、該カウンタの初期値とし
て０を保持し、あるポートでセルを受信した場合に、該
セルのＡＴＭヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値を参照した
あと、宛先判定処理を行う前に該コネクションに対応す
るカウンタの値に１を加算し、該カウンタの値をセル中
継優先値とし、該中継優先値が大きいものほど優先的に
中継処理を行うように構成したことを特徴とするＡＴＭ
スイッチを採用する。
ション毎にカウンタを保持し、該カウンタの初期値とし
て０を保持し、あるポートでセルを受信した場合に、該
セルのＡＴＭヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値を参照した
あと、宛先判定処理を行う前に該コネクションに対応す
るカウンタの値に１を加算し、該カウンタの値をセル中
継優先値とし、該中継優先値が大きいものほど優先的に
中継処理を行うように構成したことを特徴とするＡＴＭ
スイッチを採用する。
【００１９】そして、コネクションが同ーであり、ＡＴ
Ｍヘッダのペイロードタイプの最終セルビットが１であ
るセルを受信した場合は、カウンタの値を初期値に戻す
よう構成したことを特徴とするＡＴＭスイッチを採用す
る。
Ｍヘッダのペイロードタイプの最終セルビットが１であ
るセルを受信した場合は、カウンタの値を初期値に戻す
よう構成したことを特徴とするＡＴＭスイッチを採用す
る。
【００２０】さらに、送信先のネットワークに輻輳が発
生し、中継すべきセルを廃棄した場合、該セルのＡＴＭ
ヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値を参照して、対応するカ
ウンタの値を初期値に戻すよう構成したことを特徴とす
るＡＴＭスイッチを採用する。
生し、中継すべきセルを廃棄した場合、該セルのＡＴＭ
ヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値を参照して、対応するカ
ウンタの値を初期値に戻すよう構成したことを特徴とす
るＡＴＭスイッチを採用する。
【００２１】
【発明の実施の形態】本発明のＡＴＭスイッチのネット
ワーク構成は図２と同じであり、端末２０が端末２４に
５００バイトのＩＰ（International Protocol）パケッ
トを送信した場合を例に、本発明のＡＴＭスイッチの第
一の実施例、すなわち再現できないセルの中継を行なわ
ないＡＴＭスイッチを説明する。
ワーク構成は図２と同じであり、端末２０が端末２４に
５００バイトのＩＰ（International Protocol）パケッ
トを送信した場合を例に、本発明のＡＴＭスイッチの第
一の実施例、すなわち再現できないセルの中継を行なわ
ないＡＴＭスイッチを説明する。
【００２２】端末２０が上記パケットをＡＴＭネットワ
ークに送信するために、まず端末２０から端末２４まで
のコネクションを確立する。ここでは、使用するコネク
ションのＶＰＩは０、ＶＣＩは１００を取得したとす
る。
ークに送信するために、まず端末２０から端末２４まで
のコネクションを確立する。ここでは、使用するコネク
ションのＶＰＩは０、ＶＣＩは１００を取得したとす
る。
【００２３】図３に示すように、端末２０は送信するパ
ケットにＡＡＬ（ＡＴＭ Adapta −tion Layer）５トレ
イラを付け、ＬＬＣ（Logical Link Control）／ＳＮＡ
Ｐ（Sub Network Attachment Point）カプセル化を行な
い、１１個の４８バイトデータに分割する。
ケットにＡＡＬ（ＡＴＭ Adapta −tion Layer）５トレ
イラを付け、ＬＬＣ（Logical Link Control）／ＳＮＡ
Ｐ（Sub Network Attachment Point）カプセル化を行な
い、１１個の４８バイトデータに分割する。
【００２４】これに図４に示すＡＴＭヘッダを付加して
セルを作成する。このＡＴＭヘッダには、ＶＰＩフィー
ルドに０、ＶＣＩフィールドに１００が記載されてい
る。
セルを作成する。このＡＴＭヘッダには、ＶＰＩフィー
ルドに０、ＶＣＩフィールドに１００が記載されてい
る。
【００２５】端末２０がこのＡＴＭセルを送信すると、
ＡＴＭスイッチ１はポート３０でＡＴＭセルを受信す
る。ＡＴＭスイッチは受信したセルのＡＴＭヘッダのＶ
ＰＩ、ＶＣＩと、表１に示す宛先判定テーブルを参照し
て中継ポートを認識し、ＶＰＩ、ＶＣＩの値をそれぞれ
２、１００に書き換えてポート３３にセルを中継する。
ＡＴＭスイッチ１はポート３０でＡＴＭセルを受信す
る。ＡＴＭスイッチは受信したセルのＡＴＭヘッダのＶ
ＰＩ、ＶＣＩと、表１に示す宛先判定テーブルを参照し
て中継ポートを認識し、ＶＰＩ、ＶＣＩの値をそれぞれ
２、１００に書き換えてポート３３にセルを中継する。
【００２６】ここで、例えば５個のセルを中継し終わっ
た後、ＡＴＭスイッチ１とＡＴＭスイッチ２の間に輻輳
が発生し、６個目のセルを捨ててしまったとする。この
場合、残りのセル（７個目から１１個目）を中継しても
端末２４ではパケットに組み立てることができない。そ
こで、ＡＴＭスイッチはこれらのセルを中継しないため
以下の動作を行う。
た後、ＡＴＭスイッチ１とＡＴＭスイッチ２の間に輻輳
が発生し、６個目のセルを捨ててしまったとする。この
場合、残りのセル（７個目から１１個目）を中継しても
端末２４ではパケットに組み立てることができない。そ
こで、ＡＴＭスイッチはこれらのセルを中継しないため
以下の動作を行う。
【００２７】本発明の要点となるＡＴＭスイッチ１の行
なう処理を図１のフローチャートに示す。
なう処理を図１のフローチャートに示す。
【００２８】ＡＴＭスイッチは６個目のセルを廃棄する
前に、そのセルヘッダのＶＣＩ、ＶＰＩ値をバッファに
保持しておく。この動作を図１では１０１で示した。バ
ッファが空でない場合には、次の中継セルのＡＴＭヘッ
ダのＶＰＩ、ＶＣＩフィールドを参照後、宛先判定を行
う前にバッファの値と比較する。この動作を図１では１
０２で示した。異なっている場合は宛先判定を行い、通
常の中継動作を行うが、一致していた場合はそのセルの
ＡＴＭヘッダのペイロードタイプ（Pay −loadType ）
フィールドの最終セルビットを参照する。この動作を図
１では１０３で示した。
前に、そのセルヘッダのＶＣＩ、ＶＰＩ値をバッファに
保持しておく。この動作を図１では１０１で示した。バ
ッファが空でない場合には、次の中継セルのＡＴＭヘッ
ダのＶＰＩ、ＶＣＩフィールドを参照後、宛先判定を行
う前にバッファの値と比較する。この動作を図１では１
０２で示した。異なっている場合は宛先判定を行い、通
常の中継動作を行うが、一致していた場合はそのセルの
ＡＴＭヘッダのペイロードタイプ（Pay −loadType ）
フィールドの最終セルビットを参照する。この動作を図
１では１０３で示した。
【００２９】このフィールドの値が０であればそのセル
の中継動作は行わずに廃棄し、次のセルの中継動作を行
う。１であった場合は、欠落したセルから構成されるバ
ケットの最終セルであるため、このセルを廃棄した後、
バッファを空にし、その後通常の中継処理に戻る。
の中継動作は行わずに廃棄し、次のセルの中継動作を行
う。１であった場合は、欠落したセルから構成されるバ
ケットの最終セルであるため、このセルを廃棄した後、
バッファを空にし、その後通常の中継処理に戻る。
【００３０】一定時間待っても最終セルが来ない場合も
バッファを空にし、通常の中継処理に戻る。上記のセル
中継例の場合、７個目から１１個目のセルは廃棄し、１
１個目のセル廃棄後にバッファを空にする。
バッファを空にし、通常の中継処理に戻る。上記のセル
中継例の場合、７個目から１１個目のセルは廃棄し、１
１個目のセル廃棄後にバッファを空にする。
【００３１】このようにして、無効なセルの中継動作を
皆無にすることができる。
皆無にすることができる。
【００３２】次に、本発明のＡＴＭスイッチの第二の実
施例、すなわち受信先の端末側でパケットに組み立てら
れずに破棄してしまうセルの個数を最小限に抑えたＡＴ
Ｍスイッチについて説明する。
施例、すなわち受信先の端末側でパケットに組み立てら
れずに破棄してしまうセルの個数を最小限に抑えたＡＴ
Ｍスイッチについて説明する。
【００３３】ＡＴＭスイッチのネットワーク構成は図２
と同じであり、端末２０が端末２４に５００バイトのＩ
Ｐ（International Protocol）パケットを送信した場合
を例に説明する。
と同じであり、端末２０が端末２４に５００バイトのＩ
Ｐ（International Protocol）パケットを送信した場合
を例に説明する。
【００３４】端末２０と端末２４の間にＶＰＩ＝０、Ｖ
ＣＩ＝１００のコネクションと、端末２１と端末２４の
間にＶＰＩ＝１、ＶＣＩ＝１２０のコネクションがある
とする。この時、ＡＴＭスイッチ１は表２に示すような
コネクション毎のカウンタを備え、カウンタの値には０
を入力しておく。
ＣＩ＝１００のコネクションと、端末２１と端末２４の
間にＶＰＩ＝１、ＶＣＩ＝１２０のコネクションがある
とする。この時、ＡＴＭスイッチ１は表２に示すような
コネクション毎のカウンタを備え、カウンタの値には０
を入力しておく。
【００３５】
【表２】
【００３６】端末２０が端末２４にパケットをセルに分
割して送った場合、ＡＴＭスイッチ１はそのセルを中継
する度に、カウンタの値を１ずつ加算していく。同様に
端末２１から端末２４にセルを中継した場合も、カウン
タの値を変更して行く。
割して送った場合、ＡＴＭスイッチ１はそのセルを中継
する度に、カウンタの値を１ずつ加算していく。同様に
端末２１から端末２４にセルを中継した場合も、カウン
タの値を変更して行く。
【００３７】端末２０が端末２４へ５００バイトのパケ
ットを送信する場合は、１１個のセルに分割して送信を
行う。ＡＴＭスイッチ１がこのセルの５番目を中継して
いる時に端末２１から端末２４にセルが送信されたとす
る。この時、端末２０と端末２４のコネクションに対す
るカウンタの値は４、端末２１と端末２４のコネクショ
ンに対するカウンタの値は０である。その後、ＡＴＭス
イッチ１とＡＴＭスイッチ２の間で輻輳が生じ、その
時、ＡＴＭスイッチ１は端末２０から送信された１０番
目のセルを中継しており、端末２１からのセルは５番目
のセルを中継していたとする。
ットを送信する場合は、１１個のセルに分割して送信を
行う。ＡＴＭスイッチ１がこのセルの５番目を中継して
いる時に端末２１から端末２４にセルが送信されたとす
る。この時、端末２０と端末２４のコネクションに対す
るカウンタの値は４、端末２１と端末２４のコネクショ
ンに対するカウンタの値は０である。その後、ＡＴＭス
イッチ１とＡＴＭスイッチ２の間で輻輳が生じ、その
時、ＡＴＭスイッチ１は端末２０から送信された１０番
目のセルを中継しており、端末２１からのセルは５番目
のセルを中継していたとする。
【００３８】この時、どちらかのセルを廃棄する必要が
生じたとする。この時、セルのＡＴＭヘッダのセルロス
プライオリティが両方とも１であるとすると、廃棄優先
度は同じである。この場合のカウンタの値は表３に示す
ように、端末２０と端末２４間のコネクションについて
は９、端末２１と端末２４間のコネクションについては
４である。
生じたとする。この時、セルのＡＴＭヘッダのセルロス
プライオリティが両方とも１であるとすると、廃棄優先
度は同じである。この場合のカウンタの値は表３に示す
ように、端末２０と端末２４間のコネクションについて
は９、端末２１と端末２４間のコネクションについては
４である。
【００３９】
【表３】
【００４０】これらの値を比較し、より小さい方のセル
を廃棄する。セルを廃棄したコネクションのカウンタは
０に戻す。これらのカウンタは、受信したセルのＡＴＭ
ヘッダのペイロードタイプフィールドの最終セルビット
を参照して１であった場合、これは最終セルであるから
０に戻す。また、一定時間経過しても最終セルビットが
１であるセルを受信しない場合、ＡＴＭスイッチ１は強
制的にそのコネクションに対するカウンタを０に戻す。
を廃棄する。セルを廃棄したコネクションのカウンタは
０に戻す。これらのカウンタは、受信したセルのＡＴＭ
ヘッダのペイロードタイプフィールドの最終セルビット
を参照して１であった場合、これは最終セルであるから
０に戻す。また、一定時間経過しても最終セルビットが
１であるセルを受信しない場合、ＡＴＭスイッチ１は強
制的にそのコネクションに対するカウンタを０に戻す。
【００４１】以上の説明から分かるように、１つのパケ
ットを分割したセルのうち、中継できたセルが増えれば
増えるほど、残りのセルの中継優先度を上げることによ
り、受信先の端末側でパケットに組み立てられずに廃棄
してしまうセルの個数を最小限に抑えることができる。
ットを分割したセルのうち、中継できたセルが増えれば
増えるほど、残りのセルの中継優先度を上げることによ
り、受信先の端末側でパケットに組み立てられずに廃棄
してしまうセルの個数を最小限に抑えることができる。
【００４２】
【発明の効果】本発明は下記の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【００４３】（１）ＡＴＭスイッチがセルを廃棄した場
合、そのセルから構成されるパケットは再現できないに
もかかわらず、ＡＴＭスイッチは廃棄した以外のセルの
中継を行なっていたが、本発明によって再現できないパ
ケットのセルの中継を行なわずに済むため、ＡＴＭスイ
ッチの中継動作にかかる負担を減らし、他のセルの中継
を円滑に行なうことができる。
合、そのセルから構成されるパケットは再現できないに
もかかわらず、ＡＴＭスイッチは廃棄した以外のセルの
中継を行なっていたが、本発明によって再現できないパ
ケットのセルの中継を行なわずに済むため、ＡＴＭスイ
ッチの中継動作にかかる負担を減らし、他のセルの中継
を円滑に行なうことができる。
【００４４】（２）不要なセルを中継しないため、ネッ
トワークの有効利用に貢献する。
トワークの有効利用に貢献する。
【００４５】（３）１つのパケットを分割したセルのう
ち、中継できたセルが増えれば増えるほど、残りのセル
の優先度を上げることにより、受信先の端末側で組み立
てられずに廃棄してしまうセルの個数を最小限に抑える
ことができる。
ち、中継できたセルが増えれば増えるほど、残りのセル
の優先度を上げることにより、受信先の端末側で組み立
てられずに廃棄してしまうセルの個数を最小限に抑える
ことができる。
【図１】本発明のＡＴＭスイッチの第一の実施例に係わ
り、中継処理方法を示す説明図である。
り、中継処理方法を示す説明図である。
【図２】従来のＡＴＭスイッチによるネットワーク構成
例である。
例である。
【図３】従来のＡＴＭスイッチに係わり、セルの作成手
順を示す説明図である。
順を示す説明図である。
【図４】従来のＡＴＭスイッチに係わり、ＡＴＭセルヘ
ッダの構成図である。
ッダの構成図である。
３０〜３７ ポート ２０〜２５ 端末 ４０ 伝送路 １０１ 廃棄セルのＶＰＩ、ＶＣＩをバッファに保存 １０２ ＡＴＭヘッダのＶＰＩ、ＶＣＩとバッファのＶ
ＰＩ、ＶＣＩの比較 １０３ ＡＴＭヘッダのペイロードタイプの最終セルビ
ットの調査
ＰＩ、ＶＣＩの比較 １０３ ＡＴＭヘッダのペイロードタイプの最終セルビ
ットの調査
Claims (4)
- 【請求項１】送信ポートのネットワークに輻輳が発生し
て中継すべきセルを廃棄した場合、該廃棄したセルのＡ
ＴＭヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値を保持するバッファ
を有し、前記廃棄したセルのＶＰＩおよびＶＣＩ値を前
記バッファに格納し、次に中継すべきセルのＡＴＭヘッ
ダのＶＰＩおよびＶＣＩ値が前記バッファ内の値と同ー
であった場合は、該セルのＡＴＭヘッダのペイロードタ
イプを参照し、最終セルビットが０の場合は該セルを廃
棄し、該最終セルビットが１の場合は前記バッファを空
にすると共に該セルの廃棄を行うように構成したことを
特徴とするＡＴＭスイッチ。 - 【請求項２】ＡＴＭスイッチ内のすべてのコネクション
毎にカウンタを保持し、該カウンタの初期値として０を
保持し、あるポートでセルを受信した場合に、該セルの
ＡＴＭヘッダのＶＰＩおよびＶＣＩ値を参照したあと、
宛先判定処理を行う前に該コネクションに対応するカウ
ンタの値に１を加算し、該カウンタの値をセル中継優先
値とし、該中継優先値が大きいものほど優先的に中継処
理を行うように構成したことを特徴とする請求項１記載
のＡＴＭスイッチ。 - 【請求項３】コネクションが同ーであり、ＡＴＭヘッダ
のペイロードタイプの最終セルビットが１であるセルを
受信した場合は、カウンタの値を初期値に戻すよう構成
したことを特徴とする請求項１又は２記載のＡＴＭスイ
ッチ。 - 【請求項４】送信先のネットワークに輻輳が発生し、中
継すべきセルを廃棄した場合、該セルのＡＴＭヘッダの
ＶＰＩおよびＶＣＩ値を参照して、対応するカウンタの
値を初期値に戻すよう構成したことを特徴とする請求項
１、２又は３記載のＡＴＭスイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17479097A JPH1127274A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | Ａｔｍスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17479097A JPH1127274A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | Ａｔｍスイッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1127274A true JPH1127274A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15984727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17479097A Pending JPH1127274A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | Ａｔｍスイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1127274A (ja) |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP17479097A patent/JPH1127274A/ja active Pending
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