JPH1127096A - デジタル信号のサンプリング周波数変換装置 - Google Patents
デジタル信号のサンプリング周波数変換装置Info
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- JPH1127096A JPH1127096A JP17870797A JP17870797A JPH1127096A JP H1127096 A JPH1127096 A JP H1127096A JP 17870797 A JP17870797 A JP 17870797A JP 17870797 A JP17870797 A JP 17870797A JP H1127096 A JPH1127096 A JP H1127096A
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- digital signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サンプリング周波数ｆｓ１のデジタル信号
を、簡単な回路構成により、サンプリング周波数ｆｓ２
のデジタル信号に変換する。 【解決手段】 サンプリング周波数ｆｓ１の輝度信号ｂ
は多項式補間演算部２とディレイ部５に入力される。サ
ンプリング周波数ｆｓ１とｆｓ２を簡易な整数比で近似
する。前記演算部２は、この整数比からサンプリング周
波数ｆｓ１のサンプリング点の中点の補間値を多項式補
間演算する。この値をもつ信号とデイレイ部５からの元
の信号とから、直線補間演算部Ａ３はサンプリング周波
数ｆｓ２に近いサンプリング点の補間値を直線補間演算
する。この値をもつ信号は、バッファ部６に書き込まれ
る。バッファ部６内の読み出し制御部は、前記書き込み
が行われていない間に、サンプリングｆｓ２に同期して
前記値の信号を読み出すことによりサンプリング周波数
の変換を行う。
を、簡単な回路構成により、サンプリング周波数ｆｓ２
のデジタル信号に変換する。 【解決手段】 サンプリング周波数ｆｓ１の輝度信号ｂ
は多項式補間演算部２とディレイ部５に入力される。サ
ンプリング周波数ｆｓ１とｆｓ２を簡易な整数比で近似
する。前記演算部２は、この整数比からサンプリング周
波数ｆｓ１のサンプリング点の中点の補間値を多項式補
間演算する。この値をもつ信号とデイレイ部５からの元
の信号とから、直線補間演算部Ａ３はサンプリング周波
数ｆｓ２に近いサンプリング点の補間値を直線補間演算
する。この値をもつ信号は、バッファ部６に書き込まれ
る。バッファ部６内の読み出し制御部は、前記書き込み
が行われていない間に、サンプリングｆｓ２に同期して
前記値の信号を読み出すことによりサンプリング周波数
の変換を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号のサ
ンプリング周波数変換装置に関し、より詳細には、入力
信号を複数段階に分けて多点補間することにより、最も
変換後の周波数のサンプリング点に近い点の補間値を
得、この補間値を変換後のサンプリング周波数に同期し
て読み出すようにしたデジタル信号のサンプリング周波
数変換装置に関する。
ンプリング周波数変換装置に関し、より詳細には、入力
信号を複数段階に分けて多点補間することにより、最も
変換後の周波数のサンプリング点に近い点の補間値を
得、この補間値を変換後のサンプリング周波数に同期し
て読み出すようにしたデジタル信号のサンプリング周波
数変換装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】あるサンプリング周波数でサンプリング
されたデジタル信号を別のサンプリング周波数のデジタ
ル信号に変換する手法として、デジタル信号を一旦デジ
タル／アナログ変換してアナログ信号に戻し、このアナ
ログ信号を再び変換しようとするサンプリング周波数で
アナログ／デジタル変換する手法が採られている。ま
た、入力サンプリング周波数と出力サンプリング周波数
の最小公倍数のサンプリング周波数で入力デジタル信号
をオーバーサンプリングし、その中から出力デジタル信
号を抽出する手法が公知（特開平５−９１２８７号公
報、特開平５−２３５６９９号公報、特開平８−２３２
６２号公報など）である。
されたデジタル信号を別のサンプリング周波数のデジタ
ル信号に変換する手法として、デジタル信号を一旦デジ
タル／アナログ変換してアナログ信号に戻し、このアナ
ログ信号を再び変換しようとするサンプリング周波数で
アナログ／デジタル変換する手法が採られている。ま
た、入力サンプリング周波数と出力サンプリング周波数
の最小公倍数のサンプリング周波数で入力デジタル信号
をオーバーサンプリングし、その中から出力デジタル信
号を抽出する手法が公知（特開平５−９１２８７号公
報、特開平５−２３５６９９号公報、特開平８−２３２
６２号公報など）である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】デジタル信号を、一旦
アナログ信号に変換し、所要の信号処理を行って、再び
デジタル信号に変換する方法では、途中のアナログ信号
を処理する回路を集積回路で実現する、回路の集積化と
いう点で問題があった。また、オーバーサンプリングに
よる手法では、サンプリング周波数の比が一般に簡単で
ない映像信号の変換の場合には、回路規模が大きくなる
という問題点があった。
アナログ信号に変換し、所要の信号処理を行って、再び
デジタル信号に変換する方法では、途中のアナログ信号
を処理する回路を集積回路で実現する、回路の集積化と
いう点で問題があった。また、オーバーサンプリングに
よる手法では、サンプリング周波数の比が一般に簡単で
ない映像信号の変換の場合には、回路規模が大きくなる
という問題点があった。
【０００４】本発明は、上述のような実情に鑑みてなさ
れたもので、入力信号と出力信号の周波数の簡易な整数
比に基づいて、入力信号を複数の段階に分けて多点補間
することにより、最も変換後の周波数のサンプリング点
に近い点の補間値を変換後のサンプリング周波数に同期
して読み出して、簡単な回路でサンプリング周波数の変
換を実現するデジタル信号のサンプリング周波数変換装
置を提供するものである。
れたもので、入力信号と出力信号の周波数の簡易な整数
比に基づいて、入力信号を複数の段階に分けて多点補間
することにより、最も変換後の周波数のサンプリング点
に近い点の補間値を変換後のサンプリング周波数に同期
して読み出して、簡単な回路でサンプリング周波数の変
換を実現するデジタル信号のサンプリング周波数変換装
置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、１の
サンプリング周波数のデジタル信号のデータを補間して
１のサンプリング周波数の該デジタル信号を他のサンプ
リング周波数のデジタル信号に変換するサンプリング周
波数変換装置において、前記１のサンプリング周波数の
デジタル信号のサンプリング点の中点の補間データを多
項式補間演算により求める補間演算手段と、該補間演算
手段による補間データに基き、前記他のサンプリング周
波数のデジタル信号のサンプリング点に近い点の補間デ
ータを直線補間演算により求める補間演算手段と、前記
他のサンプリング周波数のデジタル信号のサンプリング
点に近い点の補間データが書き込まれる記憶手段と、該
記憶手段に書き込まれた補間データを前記他のサンプリ
ング周波数に同期して読み出す読み出し制御手段を有す
ることを特徴とし、もって、回路規模を小さくし、ま
た、変換精度を良好に保つことができるようにするもの
である。
サンプリング周波数のデジタル信号のデータを補間して
１のサンプリング周波数の該デジタル信号を他のサンプ
リング周波数のデジタル信号に変換するサンプリング周
波数変換装置において、前記１のサンプリング周波数の
デジタル信号のサンプリング点の中点の補間データを多
項式補間演算により求める補間演算手段と、該補間演算
手段による補間データに基き、前記他のサンプリング周
波数のデジタル信号のサンプリング点に近い点の補間デ
ータを直線補間演算により求める補間演算手段と、前記
他のサンプリング周波数のデジタル信号のサンプリング
点に近い点の補間データが書き込まれる記憶手段と、該
記憶手段に書き込まれた補間データを前記他のサンプリ
ング周波数に同期して読み出す読み出し制御手段を有す
ることを特徴とし、もって、回路規模を小さくし、ま
た、変換精度を良好に保つことができるようにするもの
である。
【０００６】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、前記補間データの演算を、カウンタの進み方を変え
て制御することを特徴とし、もって、様々な変換に対応
してサンプリング周波数の乗せ換えができるようにする
ものである。
て、前記補間データの演算を、カウンタの進み方を変え
て制御することを特徴とし、もって、様々な変換に対応
してサンプリング周波数の乗せ換えができるようにする
ものである。
【０００７】請求項３の発明は、請求項１又は２の発明
において、前記記憶手段に書き込まれた前記補間データ
を、書き込みが行われないタイミングで前記他のサンプ
リング周波数のデジタル信号のサンプリング周波数に同
期して読み出すことを特徴とし、もって、ビデオ信号等
の動画信号に対しても周波数の変換ができるようにする
ものである。
において、前記記憶手段に書き込まれた前記補間データ
を、書き込みが行われないタイミングで前記他のサンプ
リング周波数のデジタル信号のサンプリング周波数に同
期して読み出すことを特徴とし、もって、ビデオ信号等
の動画信号に対しても周波数の変換ができるようにする
ものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明によるデジタル信
号のサンプリング周波数変換装置の実施例を説明するた
めの全体構成図で、図中、１はカウンタ、２は多項式補
間演算部、３は直線補間演算部Ａ、４は直線補間変換部
Ｂ、５はディレイ部、６，６はバッファ部、ａ，ｂ，ｃ
はそれぞれビデオカメラ等から入力される同期信号、輝
度信号、色信号、ｄは制御信号、またｅ，ｆはそれぞれ
輝度信号、色信号である。図２は、図１の多項式補間演
算部２の構成図であり、図中、８〜１７は加算器、１８
〜２５はフリップフロップ、２６，２７は増巾器、そし
て２８はオーバーフローリミタである。図３は、直線補
間演算部Ａ３の構成図であり、図中、２９，３０はセレ
クタ、３１，３６は増巾器、３２，３５は加算器、３３
は乗算器、３４はカウンタ、３７はオーバーフローリミ
ッタである。また、図４は、図１の直線補間演算部Ｂ４
の構成図であり、図中、３８はカウンタ、３９，４０は
フリップフロップ、４１，４３は加算器、４２は乗算
器、４４，４５は増巾器、４６はオーバーフローリミッ
タ、４７はセレクタである。さらに、図５は、バッファ
部６，６の構成図で、図中、４８はセレクタ、４９はカ
ウンタ、５１〜５３はそれぞれフリップフロップＦ／Ｆ
を有するバッファ列である。
号のサンプリング周波数変換装置の実施例を説明するた
めの全体構成図で、図中、１はカウンタ、２は多項式補
間演算部、３は直線補間演算部Ａ、４は直線補間変換部
Ｂ、５はディレイ部、６，６はバッファ部、ａ，ｂ，ｃ
はそれぞれビデオカメラ等から入力される同期信号、輝
度信号、色信号、ｄは制御信号、またｅ，ｆはそれぞれ
輝度信号、色信号である。図２は、図１の多項式補間演
算部２の構成図であり、図中、８〜１７は加算器、１８
〜２５はフリップフロップ、２６，２７は増巾器、そし
て２８はオーバーフローリミタである。図３は、直線補
間演算部Ａ３の構成図であり、図中、２９，３０はセレ
クタ、３１，３６は増巾器、３２，３５は加算器、３３
は乗算器、３４はカウンタ、３７はオーバーフローリミ
ッタである。また、図４は、図１の直線補間演算部Ｂ４
の構成図であり、図中、３８はカウンタ、３９，４０は
フリップフロップ、４１，４３は加算器、４２は乗算
器、４４，４５は増巾器、４６はオーバーフローリミッ
タ、４７はセレクタである。さらに、図５は、バッファ
部６，６の構成図で、図中、４８はセレクタ、４９はカ
ウンタ、５１〜５３はそれぞれフリップフロップＦ／Ｆ
を有するバッファ列である。
【０００９】本発明の実施例は、１３.５ＭＨｚ（ＤＳ
Ｃ（Digital Scan Converter）仕様）の映像信号を１
４.３ＭＨｚ（ＮＴＳＣ仕様）の映像信号に変換する例
である。ここで、前記１３.５ＭＨｚと１４.３ＭＨｚの
映像信号は、１３.５：１４.３≒１６：１７と簡易な整
数比で近似される。したがって、１３.５ＭＨｚの映像
信号のサンプリング点を１６点とし、これらの点の映像
信号の値は明らかであるから、これらの値をもとに、ま
ず、これらの点の中点の補間値を演算する。図２におい
て、前記多項式補間演算部２は、例えば、加算器８とフ
リップフロップ１８、加算器９とフリップフロップ１９
のような単位デジタルフィルタ８組から構成されるＦＩ
Ｒ（Finite Impulse Response）フィルタである。した
がって、輝度信号ｂは、前記多項式補間演算部２におい
て８つのサンプリング点で補間され、前記１６点の中点
に相当する補間値を演算することになる。ちなみに、本
実施例は多項式補間演算部２と直線補間演算部Ａ３の２
段階により１６点で補間近似を行い、その補間値の中か
ら最も変換後の周波数のサンプリング点に近い点の補間
値を選択するものである。
Ｃ（Digital Scan Converter）仕様）の映像信号を１
４.３ＭＨｚ（ＮＴＳＣ仕様）の映像信号に変換する例
である。ここで、前記１３.５ＭＨｚと１４.３ＭＨｚの
映像信号は、１３.５：１４.３≒１６：１７と簡易な整
数比で近似される。したがって、１３.５ＭＨｚの映像
信号のサンプリング点を１６点とし、これらの点の映像
信号の値は明らかであるから、これらの値をもとに、ま
ず、これらの点の中点の補間値を演算する。図２におい
て、前記多項式補間演算部２は、例えば、加算器８とフ
リップフロップ１８、加算器９とフリップフロップ１９
のような単位デジタルフィルタ８組から構成されるＦＩ
Ｒ（Finite Impulse Response）フィルタである。した
がって、輝度信号ｂは、前記多項式補間演算部２におい
て８つのサンプリング点で補間され、前記１６点の中点
に相当する補間値を演算することになる。ちなみに、本
実施例は多項式補間演算部２と直線補間演算部Ａ３の２
段階により１６点で補間近似を行い、その補間値の中か
ら最も変換後の周波数のサンプリング点に近い点の補間
値を選択するものである。
【００１０】次に、このような演算によって得られた補
間値を基に、１４.３ＭＨｚの映像信号のサンプリング
点に近い８点の補間値を求める。前記直線補間演算部Ａ
３は、該補間値を演算する補間演算部である。前記演算
は、多項式補間演算部２の出力とディレイ部５により輝
度信号ｂが前記多項式補間演算部２において演算に要し
た時間だけタイミングを遅らせた前記ディレイ部５の出
力を入力として行われる。
間値を基に、１４.３ＭＨｚの映像信号のサンプリング
点に近い８点の補間値を求める。前記直線補間演算部Ａ
３は、該補間値を演算する補間演算部である。前記演算
は、多項式補間演算部２の出力とディレイ部５により輝
度信号ｂが前記多項式補間演算部２において演算に要し
た時間だけタイミングを遅らせた前記ディレイ部５の出
力を入力として行われる。
【００１１】直線補間演算部Ａ３における演算は、 １３.５ＭＨｚ：１４.３ＭＨｚ≒１６：１７ であるから、以下のような点を順次計算して行く。 ０≦ｋ＜８の時 ｙｏ（１７ｎ＋ｋ）＝ｙｉ（１６ｎ＋ｋ）＋ｋ／８｛ｙ
ｉ（１６ｎ＋ｋ＋１／２）−ｙｉ（１６ｎ＋ｋ）｝ ８≦ｋ＜１６の時 ｙｏ（１７ｎ＋ｋ）＝ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１／２）＋ｋ
／８｛ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１）−ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１
／２）｝ ここで、ｙｉ（１６ｎ＋ｋ）、ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１）
は、ディレイ部５を通って得られる元の入力、ｙｉ（１
６ｎ＋ｋ＋１／２）は、多項式補間演算部２からの補間
データである。
ｉ（１６ｎ＋ｋ＋１／２）−ｙｉ（１６ｎ＋ｋ）｝ ８≦ｋ＜１６の時 ｙｏ（１７ｎ＋ｋ）＝ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１／２）＋ｋ
／８｛ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１）−ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１
／２）｝ ここで、ｙｉ（１６ｎ＋ｋ）、ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１）
は、ディレイ部５を通って得られる元の入力、ｙｉ（１
６ｎ＋ｋ＋１／２）は、多項式補間演算部２からの補間
データである。
【００１２】図３において、多項式補間演算部２からの
入力ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１／２）とディレイ部５からの
元の輝度信号を遅らせたｙｉ（１６ｎ＋ｋ）又はｙｉ
（１６ｎ＋ｋ＋１）は、それぞれセレクタ２９，３０に
入力される。これらの入力は、カウンタ３４がカウンタ
１の制御信号に同期して前記セレクタ２９，３０を切り
換えることにより、加算器３２に入力される。さらに加
算器３２の出力は、乗算器３３に入力されるが、このと
き、カウンタ３４は変換しようとするサンプリング周波
数の比により、その進み方を変えることができる。前記
多項式補間演算部２の出力と前記乗算器３３の出力は加
算器３５に加えられ、変換後の周波数のサンプリング点
に近い点での補間演算が行われる。そして、加算器３５
の出力は増巾器３６及びオーバーリミッタ３７で調整さ
れて出力される。このようにして変換後の周波数のサン
プリング点に近い点での補間値が得られる。
入力ｙｉ（１６ｎ＋ｋ＋１／２）とディレイ部５からの
元の輝度信号を遅らせたｙｉ（１６ｎ＋ｋ）又はｙｉ
（１６ｎ＋ｋ＋１）は、それぞれセレクタ２９，３０に
入力される。これらの入力は、カウンタ３４がカウンタ
１の制御信号に同期して前記セレクタ２９，３０を切り
換えることにより、加算器３２に入力される。さらに加
算器３２の出力は、乗算器３３に入力されるが、このと
き、カウンタ３４は変換しようとするサンプリング周波
数の比により、その進み方を変えることができる。前記
多項式補間演算部２の出力と前記乗算器３３の出力は加
算器３５に加えられ、変換後の周波数のサンプリング点
に近い点での補間演算が行われる。そして、加算器３５
の出力は増巾器３６及びオーバーリミッタ３７で調整さ
れて出力される。このようにして変換後の周波数のサン
プリング点に近い点での補間値が得られる。
【００１３】次に、色信号ｃについて述べると、該色信
号ｃは輝度信号ｂに比べて周波数帯域が狭い。従って、
直線補間演算部Ｂ４（図４）だけを用いて周波数変換を
行えばよい。即ち、図４において、色信号ｃは、加算器
４１に入力されるとともに、必要に応じフリップフロッ
プ３９又は／及び４０に入力され遅延させられて、加算
器４１に入力される。加算器４１の出力は、カウンタ１
の制御信号ｄに同期して制御されるカウンタ３８により
制御される乗算器４２で演算が行われ、加算器４３に入
力される。一方、加算器４３には、色信号ｃの遅延出力
が増巾器４４を介して入力されるので、両者が加算さ
れ、１６のサンプリング点について補間演算が行われ
る。加算器４３の出力は、増巾器４５、オーバーフロー
リミッタ４６で調整され、セレクタ４７にて色別信号Ｃ
Ｂ，ＣＲ別に分けて出力される。
号ｃは輝度信号ｂに比べて周波数帯域が狭い。従って、
直線補間演算部Ｂ４（図４）だけを用いて周波数変換を
行えばよい。即ち、図４において、色信号ｃは、加算器
４１に入力されるとともに、必要に応じフリップフロッ
プ３９又は／及び４０に入力され遅延させられて、加算
器４１に入力される。加算器４１の出力は、カウンタ１
の制御信号ｄに同期して制御されるカウンタ３８により
制御される乗算器４２で演算が行われ、加算器４３に入
力される。一方、加算器４３には、色信号ｃの遅延出力
が増巾器４４を介して入力されるので、両者が加算さ
れ、１６のサンプリング点について補間演算が行われ
る。加算器４３の出力は、増巾器４５、オーバーフロー
リミッタ４６で調整され、セレクタ４７にて色別信号Ｃ
Ｂ，ＣＲ別に分けて出力される。
【００１４】以上のようにして直線補間演算部Ａ３，直
線補間演算部Ｂ４で演算された結果は、それぞれバッフ
ァ部６，６に書き込まれる。図５において、輝度信号又
は色信号の上記演算結果は、まず、カウンタ１の制御信
号ｄで制御されるカウンタ４９により制御されるセレク
タ４８により、記憶装置８０のフリップフロップ５１〜
５８から成るバッファ列５０に書き込まれ、バッファ列
５０がいっぱいになると、同じ構成のバッファ列６０，
７０に書き込まれる。そこで、読み出し制御部９０はバ
ッファ列５０〜７０に書き込みが行われていない間に、
変換しようとするサンプリング周波数に同期してバッフ
ァ列５０〜７０の補間値データの読み出しを行う。この
とき、水平方向に１ラインづつのデータを処理するたび
に、読み書きのタイミングをリセットするようにする。
而して、バッファの数は近似した水平画素数と、正確な
水平画素数の差より大きく取ってあれば、読み書きのタ
イミングがぶつかることはない。
線補間演算部Ｂ４で演算された結果は、それぞれバッフ
ァ部６，６に書き込まれる。図５において、輝度信号又
は色信号の上記演算結果は、まず、カウンタ１の制御信
号ｄで制御されるカウンタ４９により制御されるセレク
タ４８により、記憶装置８０のフリップフロップ５１〜
５８から成るバッファ列５０に書き込まれ、バッファ列
５０がいっぱいになると、同じ構成のバッファ列６０，
７０に書き込まれる。そこで、読み出し制御部９０はバ
ッファ列５０〜７０に書き込みが行われていない間に、
変換しようとするサンプリング周波数に同期してバッフ
ァ列５０〜７０の補間値データの読み出しを行う。この
とき、水平方向に１ラインづつのデータを処理するたび
に、読み書きのタイミングをリセットするようにする。
而して、バッファの数は近似した水平画素数と、正確な
水平画素数の差より大きく取ってあれば、読み書きのタ
イミングがぶつかることはない。
【００１５】
【発明の効果】請求項１の発明は、１のサンプリング周
波数のデジタル信号のデータを補間して１のサンプリン
グ周波数の該デジタル信号を他のサンプリング周波数の
デジタル信号に変換するサンプリング周波数変換装置に
おいて、前記１のサンプリング周波数のデジタル信号の
サンプリング点の中点の補間データを多項式補間演算に
より求める補間演算手段と、該補間演算手段による補間
データに基き、前記他のサンプリング周波数のデジタル
信号のサンプリング点に近い点の補間データを直線補間
演算により求める補間演算手段と、前記他のサンプリン
グ周波数のデジタル信号のサンプリング点に近い点の補
間データが書き込まれる記憶手段と、該記憶手段に書き
込まれた補間データを前記他のサンプリング周波数に同
期して読み出す読み出し制御手段を有しているので、１
６倍の周波数でオーバーサンプリングする回路などに比
べて回路規模を小さくすることができ、また直線補間の
みによる変換に比べて変換精度を良好に保つことが可能
となる。
波数のデジタル信号のデータを補間して１のサンプリン
グ周波数の該デジタル信号を他のサンプリング周波数の
デジタル信号に変換するサンプリング周波数変換装置に
おいて、前記１のサンプリング周波数のデジタル信号の
サンプリング点の中点の補間データを多項式補間演算に
より求める補間演算手段と、該補間演算手段による補間
データに基き、前記他のサンプリング周波数のデジタル
信号のサンプリング点に近い点の補間データを直線補間
演算により求める補間演算手段と、前記他のサンプリン
グ周波数のデジタル信号のサンプリング点に近い点の補
間データが書き込まれる記憶手段と、該記憶手段に書き
込まれた補間データを前記他のサンプリング周波数に同
期して読み出す読み出し制御手段を有しているので、１
６倍の周波数でオーバーサンプリングする回路などに比
べて回路規模を小さくすることができ、また直線補間の
みによる変換に比べて変換精度を良好に保つことが可能
となる。
【００１６】請求項２の発明は、請求項１の効果に加え
て、変換しようとするサンプリング周波数の比によって
カウンタの進み方を変更できるので、これによりテーブ
ル化した制御信号を制御し選択するデータを決定するこ
とが可能となり、様々な変換に対応してサンプリング周
波数の乗せ換えが可能となる。
て、変換しようとするサンプリング周波数の比によって
カウンタの進み方を変更できるので、これによりテーブ
ル化した制御信号を制御し選択するデータを決定するこ
とが可能となり、様々な変換に対応してサンプリング周
波数の乗せ換えが可能となる。
【００１７】請求項３の発明は、請求項１及び２の効果
に加えて、演算後の補間値を記憶装置に書き込み、該記
憶装置を切り換えて前記書き込みが行われないタイミン
グで、前記補間値を、変換しようとする他のサンプリン
グ周波数に同期して読み出すので、ビデオ信号等の動画
信号に対しても周波数変換が可能となる。
に加えて、演算後の補間値を記憶装置に書き込み、該記
憶装置を切り換えて前記書き込みが行われないタイミン
グで、前記補間値を、変換しようとする他のサンプリン
グ周波数に同期して読み出すので、ビデオ信号等の動画
信号に対しても周波数変換が可能となる。
【図１】本発明によるデジタル信号のサンプリング周波
数変換装置の実施例を説明するための全体構成図であ
る。
数変換装置の実施例を説明するための全体構成図であ
る。
【図２】本発明によるデジタル信号のサンプリング周波
数変換装置の実施例を説明するための多項式補間演算部
の構成図である。
数変換装置の実施例を説明するための多項式補間演算部
の構成図である。
【図３】本発明によるデジタル信号のサンプリング周波
数変換装置の実施例を説明するための直線補間演算部Ａ
の構成図である。
数変換装置の実施例を説明するための直線補間演算部Ａ
の構成図である。
【図４】本発明によるデジタル信号のサンプリング周波
数変換装置の実施例を説明するための直線補間演算部Ｂ
の構成図である。
数変換装置の実施例を説明するための直線補間演算部Ｂ
の構成図である。
【図５】本発明によるデジタル信号のサンプリング周波
数変換装置の実施例を説明するためのバッファ部の構成
図である。
数変換装置の実施例を説明するためのバッファ部の構成
図である。
１…カウンタ、２…多項式補間演算部、３…直線補間演
算部Ａ、４…直線補間演算部Ｂ、５…ディレイ部、６…
バッファ部、８〜１７…加算器、１８〜２５…フリップ
フロップ、２６，２７…増巾器、２８…オーバーフロー
リミッタ、２９，３０…セレクタ、３１，３６…増巾
器、３２，３５…加算器、３３…乗算器、３４…カウン
タ、３７…オーバーフローリミッタ、３８…カウンタ、
３９，４０…フリップフロップ、４１，４３…加算器、
４２…乗算器、４４，４５…増巾器、４６…オーバーフ
ローリミッタ、４７，４８…セレクタ、４９…カウン
タ、５０，６０，７０…バッファ列、５１〜５８，６１
〜６８，７１〜７８…バッファ列フリップフロップ、８
０…記憶装置、９０…読み出し制御部、ａ…水平同期信
号、ｂ…輝度信号、ｃ…色信号、ｄ…制御信号、ｅ…輝
度信号出力、ｆ…色信号出力。
算部Ａ、４…直線補間演算部Ｂ、５…ディレイ部、６…
バッファ部、８〜１７…加算器、１８〜２５…フリップ
フロップ、２６，２７…増巾器、２８…オーバーフロー
リミッタ、２９，３０…セレクタ、３１，３６…増巾
器、３２，３５…加算器、３３…乗算器、３４…カウン
タ、３７…オーバーフローリミッタ、３８…カウンタ、
３９，４０…フリップフロップ、４１，４３…加算器、
４２…乗算器、４４，４５…増巾器、４６…オーバーフ
ローリミッタ、４７，４８…セレクタ、４９…カウン
タ、５０，６０，７０…バッファ列、５１〜５８，６１
〜６８，７１〜７８…バッファ列フリップフロップ、８
０…記憶装置、９０…読み出し制御部、ａ…水平同期信
号、ｂ…輝度信号、ｃ…色信号、ｄ…制御信号、ｅ…輝
度信号出力、ｆ…色信号出力。
Claims (3)
- 【請求項１】 １のサンプリング周波数のデジタル信号
のデータを補間して１のサンプリング周波数の該デジタ
ル信号を他のサンプリング周波数のデジタル信号に変換
するサンプリング周波数変換装置において、前記１のサ
ンプリング周波数のデジタル信号のサンプリング点の中
点の補間データを多項式補間演算により求める補間演算
手段と、該補間演算手段による補間データに基づき、前
記他のサンプリング周波数のデジタル信号のサンプリン
グ点に近い点の補間データを直線補間演算により求める
補間演算手段と、前記他のサンプリング周波数のデジタ
ル信号のサンプリング点に近い点の補間データが書き込
まれる記憶手段と、該記憶手段に書き込まれた補間デー
タを前記他のサンプリング周波数に同期して読み出す読
み出し制御手段を有することを特徴とするデジタル信号
のサンプリング周波数変換装置。 - 【請求項２】 前記補間データの演算を、カウンタの進
み方を変えて制御することを特徴とする請求項１に記載
のデジタル信号のサンプリング周波数変換装置。 - 【請求項３】 前記記憶手段に書き込まれた前記補間デ
ータを、書き込みが行われないタイミングで前記他のサ
ンプリング周波数のデジタル信号のサンプリング周波数
に同期して読み出すことを特徴とする請求項１又は２に
記載のデジタル信号のサンプリング周波数変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17870797A JPH1127096A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | デジタル信号のサンプリング周波数変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17870797A JPH1127096A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | デジタル信号のサンプリング周波数変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1127096A true JPH1127096A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16053163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17870797A Pending JPH1127096A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | デジタル信号のサンプリング周波数変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1127096A (ja) |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP17870797A patent/JPH1127096A/ja active Pending
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