JPH11266730A - 給餌装置 - Google Patents
給餌装置Info
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- JPH11266730A JPH11266730A JP9518098A JP9518098A JPH11266730A JP H11266730 A JPH11266730 A JP H11266730A JP 9518098 A JP9518098 A JP 9518098A JP 9518098 A JP9518098 A JP 9518098A JP H11266730 A JPH11266730 A JP H11266730A
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- Japan
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- feed
- plate
- food
- receiving
- tank
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- Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 豚が餌送出装置内の餌の存在が分かり使用修
得が速く、且つ掃除等も楽に行え、さらに飼料が乾いた
状態で採食でき、水の飲み過ぎを防止できる給餌装置を
得る。 【解決手段】 餌取出装置3が餌受板と餌送出板とを有
し、餌取出装置の前面部に開口部を設け餌受板上に堆積
している飼料を家畜が見えるようにし、豚が作動棒を鼻
で動かすことにより、餌送出板が開口部に向けて揺動し
て前方から餌を落下させる。飼槽5は、餌を受けるプラ
ットホーム50とそれより一段と低い位置に形成した水
受け凹部とからなり、給水器4の給水口がプラットホー
ム面よりも低くなる位置に設けられている。
得が速く、且つ掃除等も楽に行え、さらに飼料が乾いた
状態で採食でき、水の飲み過ぎを防止できる給餌装置を
得る。 【解決手段】 餌取出装置3が餌受板と餌送出板とを有
し、餌取出装置の前面部に開口部を設け餌受板上に堆積
している飼料を家畜が見えるようにし、豚が作動棒を鼻
で動かすことにより、餌送出板が開口部に向けて揺動し
て前方から餌を落下させる。飼槽5は、餌を受けるプラ
ットホーム50とそれより一段と低い位置に形成した水
受け凹部とからなり、給水器4の給水口がプラットホー
ム面よりも低くなる位置に設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給餌装置、特に豚
が餌出し装置や給水器を操作することにより、所定量の
餌や水を得ることができる養豚用の給餌装置に関する。
が餌出し装置や給水器を操作することにより、所定量の
餌や水を得ることができる養豚用の給餌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】餌取出装置を有する従来の養豚用の給餌
装置は、タンク下部の案内筒端に設けられた餌取出装置
が、豚が鼻で押圧する作動板又は作動杆と一体に揺動可
能に設けられた餌送出板を有し、該餌送出板で餌受板に
載っている餌を押し出して、飼槽に落下させて、飼槽に
溜っている水と一緒に混合状態で採食されるようになっ
ている(例えば、実公平4−36611号公報、実公平
4−46545号公報、実公平6−23257号公報
等)。このような従来の給餌器は、餌取出装置の前面が
餌送出板又は作動板あるいはケースの前板等で塞がれて
いて、餌受板上の餌は豚が見えない構造になっている。
また、餌受板上からの餌の送出量を調節する手段とし
て、餌送出板の揺動角度を調整するために、例えば取出
装置部に偏心した回動可能な円盤部材を設けたもの(前
記実公平4−455502号公報)や調節ボルトを上下
させるもの(例えば、前記実公平6−23257号公報
等)が知られている。
装置は、タンク下部の案内筒端に設けられた餌取出装置
が、豚が鼻で押圧する作動板又は作動杆と一体に揺動可
能に設けられた餌送出板を有し、該餌送出板で餌受板に
載っている餌を押し出して、飼槽に落下させて、飼槽に
溜っている水と一緒に混合状態で採食されるようになっ
ている(例えば、実公平4−36611号公報、実公平
4−46545号公報、実公平6−23257号公報
等)。このような従来の給餌器は、餌取出装置の前面が
餌送出板又は作動板あるいはケースの前板等で塞がれて
いて、餌受板上の餌は豚が見えない構造になっている。
また、餌受板上からの餌の送出量を調節する手段とし
て、餌送出板の揺動角度を調整するために、例えば取出
装置部に偏心した回動可能な円盤部材を設けたもの(前
記実公平4−455502号公報)や調節ボルトを上下
させるもの(例えば、前記実公平6−23257号公報
等)が知られている。
【0003】さらに、従来の給餌装置の飼槽は、餌取出
装置からの落下飼料を受ける槽と給水器からの給水を受
ける槽が同一槽になっていて、給水器から出た水が溜っ
ているところに餌が落下して餌と水が混合され、豚は飼
料が水と混合されて湿った状態で採食するようになって
いる。
装置からの落下飼料を受ける槽と給水器からの給水を受
ける槽が同一槽になっていて、給水器から出た水が溜っ
ているところに餌が落下して餌と水が混合され、豚は飼
料が水と混合されて湿った状態で採食するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の給餌装置では、
餌送出装置の前面が塞がれて飼料が見えないため、豚が
餌探しに時間がかかる欠点がある。そのため豚が給餌器
の使用修得に長時間を要する。また、前面が塞がれてい
るので、例えば餌受板等を掃除するには、餌送出装置全
体を給餌器本体から取外さなければならず、面倒で時間
がかかる等の問題点があった。従来の餌送出装置は、餌
を後方に押し出すので、飼料が豚が採食しにくい飼槽の
後部壁寄りに落下するので、餌の喰い残しが多く発生し
易く、飼料効率が悪かった。
餌送出装置の前面が塞がれて飼料が見えないため、豚が
餌探しに時間がかかる欠点がある。そのため豚が給餌器
の使用修得に長時間を要する。また、前面が塞がれてい
るので、例えば餌受板等を掃除するには、餌送出装置全
体を給餌器本体から取外さなければならず、面倒で時間
がかかる等の問題点があった。従来の餌送出装置は、餌
を後方に押し出すので、飼料が豚が採食しにくい飼槽の
後部壁寄りに落下するので、餌の喰い残しが多く発生し
易く、飼料効率が悪かった。
【0005】さらに、従来の給餌装置の餌送出量調節装
置は、餌取出部に円盤部材を設けたものは、構造が複雑
でしかも豚が触れることができるような位置にあって豚
に悪戯される恐れがあり、且つ操作性が悪く、一方調節
ボルトを上下させるものも操作性が悪い等の欠点を有し
ていた。
置は、餌取出部に円盤部材を設けたものは、構造が複雑
でしかも豚が触れることができるような位置にあって豚
に悪戯される恐れがあり、且つ操作性が悪く、一方調節
ボルトを上下させるものも操作性が悪い等の欠点を有し
ていた。
【0006】さらにまた、従来の給餌装置の飼槽は、落
下飼料を受ける所と給水部の底が同一であるため、家畜
が給水器を飲水目的以外で給水器を操作することで飼槽
内に水が溜り、落下飼料が水没してしまい採食しなくな
り腐敗の原因となっている。従来、飼料が水にぬれ湿っ
た状態の餌の方が、豚にとって食べ易いと考えられ、飼
料貯留タンクから排出された飼料が飼槽に落下し飼槽内
の水と混合状態にして、採食、採飲させているが、常に
混合状態の飼料を採食させると、水の摂取量が多くなり
飼料の摂取量が減る事態も発生し発育に影響することが
ある。また、湿った餌では良いが、水没したりダンゴ状
態に固まった飼料に対しては豚の嗜好性も悪くなり喰い
残しが発生し、飼料のムダとなる欠点もある。そして、
そのまま放置すれば腐敗の原因にもなっている。
下飼料を受ける所と給水部の底が同一であるため、家畜
が給水器を飲水目的以外で給水器を操作することで飼槽
内に水が溜り、落下飼料が水没してしまい採食しなくな
り腐敗の原因となっている。従来、飼料が水にぬれ湿っ
た状態の餌の方が、豚にとって食べ易いと考えられ、飼
料貯留タンクから排出された飼料が飼槽に落下し飼槽内
の水と混合状態にして、採食、採飲させているが、常に
混合状態の飼料を採食させると、水の摂取量が多くなり
飼料の摂取量が減る事態も発生し発育に影響することが
ある。また、湿った餌では良いが、水没したりダンゴ状
態に固まった飼料に対しては豚の嗜好性も悪くなり喰い
残しが発生し、飼料のムダとなる欠点もある。そして、
そのまま放置すれば腐敗の原因にもなっている。
【0007】本発明は、従来の給餌装置の上記問題点を
解決しようとするものであり、豚が装置内の餌の存在が
分かり操作に早くなれて使用修得が速く、且つ掃除等も
楽に行える給餌装置を得ることを第1の目的とし、飼料
が乾いた状態で採食でき、水の飲み過ぎを防止でき、落
下飼料が溜水に水没してしまうこともなく、乾いた飼料
も湿った飼料も採食できるようにした給餌装置を提供す
ることを第2の目的とし、餌送出装置からの餌送り出し
量の調整が簡単な機構で外部より簡単に調整すことがで
きる給餌装置の餌送出量調整装置を提供することを第3
の目的とする。
解決しようとするものであり、豚が装置内の餌の存在が
分かり操作に早くなれて使用修得が速く、且つ掃除等も
楽に行える給餌装置を得ることを第1の目的とし、飼料
が乾いた状態で採食でき、水の飲み過ぎを防止でき、落
下飼料が溜水に水没してしまうこともなく、乾いた飼料
も湿った飼料も採食できるようにした給餌装置を提供す
ることを第2の目的とし、餌送出装置からの餌送り出し
量の調整が簡単な機構で外部より簡単に調整すことがで
きる給餌装置の餌送出量調整装置を提供することを第3
の目的とする。
【0008】上記課題を解決する本発明の給餌装置は、
飼料を貯留するタンク、該タンク下部に設けた餌取出装
置、給水器、及び取り出した餌と水を受ける飼槽を有す
る家畜用給餌装置において、前記餌取出装置が餌受板と
該餌受板上の餌を前記飼槽に落下させる餌送出板とを有
し、前記餌取出装置の前面部に開口部を設け前記餌受板
上に堆積している飼料を家畜が見えるようにし、且つ前
記餌送出板が前記開口部に向けて揺動することにより前
方から餌を落下させるようにしたことを特徴とするもの
である。上記構成によって第1の目的は達成できる。
飼料を貯留するタンク、該タンク下部に設けた餌取出装
置、給水器、及び取り出した餌と水を受ける飼槽を有す
る家畜用給餌装置において、前記餌取出装置が餌受板と
該餌受板上の餌を前記飼槽に落下させる餌送出板とを有
し、前記餌取出装置の前面部に開口部を設け前記餌受板
上に堆積している飼料を家畜が見えるようにし、且つ前
記餌送出板が前記開口部に向けて揺動することにより前
方から餌を落下させるようにしたことを特徴とするもの
である。上記構成によって第1の目的は達成できる。
【0009】前記餌送出板は、餌送出量調節装置により
豚の成育状況等に応じてその揺動幅が任意に調整できる
ように構成することが望ましい。また、前記餌送出板は
豚により作動する作動棒と一体に揺動し、且つ該作動棒
と一体に前記餌受板上の餌に家畜が触れるのを防止する
保護棒を設けることによって、餌送出装置の前面が開放
していても、餌送出装置内の飼料に豚が直接触れること
ができず、飼料が豚の唾液等で固まったり、餌受板上に
こびりつくことを防止でき望ましい。
豚の成育状況等に応じてその揺動幅が任意に調整できる
ように構成することが望ましい。また、前記餌送出板は
豚により作動する作動棒と一体に揺動し、且つ該作動棒
と一体に前記餌受板上の餌に家畜が触れるのを防止する
保護棒を設けることによって、餌送出装置の前面が開放
していても、餌送出装置内の飼料に豚が直接触れること
ができず、飼料が豚の唾液等で固まったり、餌受板上に
こびりつくことを防止でき望ましい。
【0010】前記飼槽が、餌を受けるプラットホーム
と、該プラットホームより一段と低い位置に形成した水
受け凹部とからなり、前記給水器の給水口が前記プラッ
トホーム面よりも低くなる位置に設けらることによっ
て、前記第2の目的も達成でき望ましい。また、前記飼
槽を合成樹脂で別体に成形して、前記装置本体に取り付
け固定するようにすることによって、製造及び組立が容
易になり望ましい。
と、該プラットホームより一段と低い位置に形成した水
受け凹部とからなり、前記給水器の給水口が前記プラッ
トホーム面よりも低くなる位置に設けらることによっ
て、前記第2の目的も達成でき望ましい。また、前記飼
槽を合成樹脂で別体に成形して、前記装置本体に取り付
け固定するようにすることによって、製造及び組立が容
易になり望ましい。
【0011】前記第3の目的を達成する本発明の給餌装
置の餌送出量調整装置は、ブラケットに回転可能に設け
られ、外周部に回転中心からの半径を異にする複数個の
係合凹部を形成したカム盤と、前記カム盤の係合凹部へ
の係合方向に付勢して前記ブラケットに取けられた調節
棒とからなり、前記調節棒先端部が前記カム盤の係合凹
部と係合するカムフォロワを形成し、前記カム盤を回動
させることにより、前記調節棒の上下方向位置を調節で
きるようにしたことを特徴とするものである。
置の餌送出量調整装置は、ブラケットに回転可能に設け
られ、外周部に回転中心からの半径を異にする複数個の
係合凹部を形成したカム盤と、前記カム盤の係合凹部へ
の係合方向に付勢して前記ブラケットに取けられた調節
棒とからなり、前記調節棒先端部が前記カム盤の係合凹
部と係合するカムフォロワを形成し、前記カム盤を回動
させることにより、前記調節棒の上下方向位置を調節で
きるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る
給餌装置の全体を示し、図2はその縦断面、図3はその
餌取出装置部、図4はその送出量調整装置を示してい
る。
基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る
給餌装置の全体を示し、図2はその縦断面、図3はその
餌取出装置部、図4はその送出量調整装置を示してい
る。
【0013】本実施形態の給餌装置1は、豚が2頭並ん
で採餌できる2頭口に適用した場合の例であり、飼料を
貯留するタンク2、該タンク下部に家畜が鼻で操作する
ことにより所定量の餌を取り出すことができる餌取出装
置3、鼻で押したりすることにより水が出る給水器4、
及び取り出した餌と水を受ける飼槽5を装置本体6に有
している。装置本体6はプラスチック材で一体成形さ
れ、上下が開口している略四角筒状をし、前面に喰口部
が開口している。タンク2は、タンク本体部9とホッパ
ー部7とからなり、本実施形態では、装置本体6の上部
部分がタンク本体部9を構成し、別体に成形されたホッ
パー部7を図2に示すように装置本体に嵌合して連結固
定することによってタンク2を構成している。
で採餌できる2頭口に適用した場合の例であり、飼料を
貯留するタンク2、該タンク下部に家畜が鼻で操作する
ことにより所定量の餌を取り出すことができる餌取出装
置3、鼻で押したりすることにより水が出る給水器4、
及び取り出した餌と水を受ける飼槽5を装置本体6に有
している。装置本体6はプラスチック材で一体成形さ
れ、上下が開口している略四角筒状をし、前面に喰口部
が開口している。タンク2は、タンク本体部9とホッパ
ー部7とからなり、本実施形態では、装置本体6の上部
部分がタンク本体部9を構成し、別体に成形されたホッ
パー部7を図2に示すように装置本体に嵌合して連結固
定することによってタンク2を構成している。
【0014】餌送出装置3は、タンク2のホッパー7下
端の四角筒部8にフランジ継手10を介して取付けられ
ており、図3に明示するように両側の側板11間に、垂
直部から奥行き方向(後方)に傾斜してなる前板12
と、垂直部から前方に傾斜してなる後板14を固定して
設け、前板12と後板14の下端13、15間が一定の
隙間を形成し、側板下端間に設けられた餌受板16への
餌落下口17となっている。餌受板16は図3(d)に
明示するように、喰口側(即ち、前方側)方向に昇り形
状に形成され、前板12の下端13より前方に突出し、
その傾斜面と前板下端13との間が開口部を形成し、該
開口部が餌送出口18となっている。該餌送出口は、喰
口に向けて開口しているので、豚は該餌送出口を介して
餌受板に載っている餌を見ることができる。
端の四角筒部8にフランジ継手10を介して取付けられ
ており、図3に明示するように両側の側板11間に、垂
直部から奥行き方向(後方)に傾斜してなる前板12
と、垂直部から前方に傾斜してなる後板14を固定して
設け、前板12と後板14の下端13、15間が一定の
隙間を形成し、側板下端間に設けられた餌受板16への
餌落下口17となっている。餌受板16は図3(d)に
明示するように、喰口側(即ち、前方側)方向に昇り形
状に形成され、前板12の下端13より前方に突出し、
その傾斜面と前板下端13との間が開口部を形成し、該
開口部が餌送出口18となっている。該餌送出口は、喰
口に向けて開口しているので、豚は該餌送出口を介して
餌受板に載っている餌を見ることができる。
【0015】両側の側板11間には、餌落下口17より
後方側に位置するように、回動軸19が設けられ、該回
動軸に餌送出板20が一体に揺動するように取り付けら
れている。餌送出板20は、回動軸19から後方側に上
向き傾斜した揺動量調節部21と、回動軸から垂下する
垂直部22とからなり、垂直部下端が餌受板16面に沿
って前方に揺動することによって、餌受板上の餌を前方
に押出し、餌受板前端縁23から所定量の餌を落下させ
るようになっている。回動軸19の両端部には、両側の
側板25の外側に位置して、回動軸19から前方に延
び、その先端が幅方向に屈曲して全体として平面コ字に
なっている作動棒25と、保護棒27がそれぞれ設けら
れている。本実施形態では、図3に示すように作動棒2
5の基部と保護棒27の基部が一体になってなって、途
中から分岐しているように構成されている。作動棒25
の先端作動部26は、保護棒27の先端部より下方側に
位置し、豚が鼻で押し上げ易くし、豚による餌送出板2
0の前方への揺動を容易にしている。また、保護棒先端
部は、餌送出口18の前方を幅方向に横断するように配
置され、豚の鼻が餌受板上の餌に直接触れることを邪魔
する。なお、図中、29は作動棒25及び保護棒27の
揺動上限位置で側板11の前縁に係合して餌送出板の揺
動上限を規制する上限ストッパーであり、24は側板に
設けられていて餌送出板20の揺動下限位置でのその垂
直部22に係合して、揺動下限を規制するための下限ス
トッパーである。
後方側に位置するように、回動軸19が設けられ、該回
動軸に餌送出板20が一体に揺動するように取り付けら
れている。餌送出板20は、回動軸19から後方側に上
向き傾斜した揺動量調節部21と、回動軸から垂下する
垂直部22とからなり、垂直部下端が餌受板16面に沿
って前方に揺動することによって、餌受板上の餌を前方
に押出し、餌受板前端縁23から所定量の餌を落下させ
るようになっている。回動軸19の両端部には、両側の
側板25の外側に位置して、回動軸19から前方に延
び、その先端が幅方向に屈曲して全体として平面コ字に
なっている作動棒25と、保護棒27がそれぞれ設けら
れている。本実施形態では、図3に示すように作動棒2
5の基部と保護棒27の基部が一体になってなって、途
中から分岐しているように構成されている。作動棒25
の先端作動部26は、保護棒27の先端部より下方側に
位置し、豚が鼻で押し上げ易くし、豚による餌送出板2
0の前方への揺動を容易にしている。また、保護棒先端
部は、餌送出口18の前方を幅方向に横断するように配
置され、豚の鼻が餌受板上の餌に直接触れることを邪魔
する。なお、図中、29は作動棒25及び保護棒27の
揺動上限位置で側板11の前縁に係合して餌送出板の揺
動上限を規制する上限ストッパーであり、24は側板に
設けられていて餌送出板20の揺動下限位置でのその垂
直部22に係合して、揺動下限を規制するための下限ス
トッパーである。
【0016】餌送出量調整装置30は、その詳細が図4
に示され、餌送出板20の揺動量を調整することによっ
て餌送出量を調整するためのものであり、上下動する調
節棒31とその上下変位量を制御するカム盤32とから
なる。調節棒31は、その下方部が後板14の背部等に
適宜設けられた案内板33(図3(d))を貫通してそ
の下端が餌送出板20の揺動量調節部21と係合し、上
端部はタンク内壁面に固定された断面コ字状のブラケッ
ト34に支持されている。該調節棒31は、ブラケット
34の上端部に支持されているカム盤32の外周面に形
成されている係合凹部38に常に突き当るように、ブラ
ケット底面と調節棒31に突出形成された突起36との
間に嵌装されたスプリング37によって付勢されてい
る。
に示され、餌送出板20の揺動量を調整することによっ
て餌送出量を調整するためのものであり、上下動する調
節棒31とその上下変位量を制御するカム盤32とから
なる。調節棒31は、その下方部が後板14の背部等に
適宜設けられた案内板33(図3(d))を貫通してそ
の下端が餌送出板20の揺動量調節部21と係合し、上
端部はタンク内壁面に固定された断面コ字状のブラケッ
ト34に支持されている。該調節棒31は、ブラケット
34の上端部に支持されているカム盤32の外周面に形
成されている係合凹部38に常に突き当るように、ブラ
ケット底面と調節棒31に突出形成された突起36との
間に嵌装されたスプリング37によって付勢されてい
る。
【0017】カム盤32には、その外周部にカム軸40
からの半径がそれぞれ相違している複数個(図の実施形
態では7個)の係合凹部38が形成され、カム盤32を
その外周部に突出形成されたハンドル39によって回動
することによって、カムフォロワと係合する凹部が変わ
り、調節棒31の下端高さ位置を変更することができ
る。それにより、餌送出板の揺動量(即ち、餌送出量)
を調節することができる。係合凹部38は、例えば、豚
の成育月数等に合わせて最適量の飼料を供給できるよう
に、その半径位置を変えて形成されている。図示してな
いがカム盤32の側面に直接又は装置本体等に、各係合
凹部38に対応して、豚の成育月数等を適宜表示してあ
り、該表示を見てハンドルを操作することにより、豚の
成育に合わせて簡単に供給量を設定することができる。
また、各係合凹部38はカムフォロワの頂部円弧面と係
合するように円弧面に形成され、且つ調節棒31の軸心
延長線がカム軸と交叉するように配置されているので、
係合凹部とカムフォロワは確実に係合し、カム盤32が
不用意に回動することがない。
からの半径がそれぞれ相違している複数個(図の実施形
態では7個)の係合凹部38が形成され、カム盤32を
その外周部に突出形成されたハンドル39によって回動
することによって、カムフォロワと係合する凹部が変わ
り、調節棒31の下端高さ位置を変更することができ
る。それにより、餌送出板の揺動量(即ち、餌送出量)
を調節することができる。係合凹部38は、例えば、豚
の成育月数等に合わせて最適量の飼料を供給できるよう
に、その半径位置を変えて形成されている。図示してな
いがカム盤32の側面に直接又は装置本体等に、各係合
凹部38に対応して、豚の成育月数等を適宜表示してあ
り、該表示を見てハンドルを操作することにより、豚の
成育に合わせて簡単に供給量を設定することができる。
また、各係合凹部38はカムフォロワの頂部円弧面と係
合するように円弧面に形成され、且つ調節棒31の軸心
延長線がカム軸と交叉するように配置されているので、
係合凹部とカムフォロワは確実に係合し、カム盤32が
不用意に回動することがない。
【0018】飼槽5は、図1(a)及び図5に示すよう
に、幅方向中央部に前記餌取出装置の餌受板先端から落
下する飼料を受けるプラットホーム50が形成され、そ
の両側の一段と低い位置に水受凹部51が形成されてい
る容器からなり、水受凹部51に対して給水器4の給水
口がプラットホーム面によりも低い位置となるように設
置されている。それにより、給水器4から供給される水
がプラットホーム上の餌にかかることを防止すると共
に、溜り水がプラットホーム面よりも上にきて飼料が水
没するのを防ぐようにしている。また、給水器の給水口
をプラットホーム面より低い位置に配して、水受凹部5
1の底面との間隔を小さくすることによって、給水器の
作動が困難になり、豚が悪戯して過剰に給水することを
防止することができる。給水器4は、図示のように、装
置本体の側板の外側に配置された給水配管42に連結さ
れ、給水配管の上端が豚舎に配置されて給水管と連結で
きるようになっている。なお、本実施形態では、プラッ
トホームは略平坦面であるが、水受け凹部との境目の両
側に小さい凸条52を形成し、プラットホームに落下し
た飼料を豚が採食中に餌が水受凹部に落下するのを防止
している。しかしながら、プラットホームの形状はそれ
に限定されるものでなく、凸条を設けないで単に平坦面
に形成する等必要に応じて適宜変更できる。
に、幅方向中央部に前記餌取出装置の餌受板先端から落
下する飼料を受けるプラットホーム50が形成され、そ
の両側の一段と低い位置に水受凹部51が形成されてい
る容器からなり、水受凹部51に対して給水器4の給水
口がプラットホーム面によりも低い位置となるように設
置されている。それにより、給水器4から供給される水
がプラットホーム上の餌にかかることを防止すると共
に、溜り水がプラットホーム面よりも上にきて飼料が水
没するのを防ぐようにしている。また、給水器の給水口
をプラットホーム面より低い位置に配して、水受凹部5
1の底面との間隔を小さくすることによって、給水器の
作動が困難になり、豚が悪戯して過剰に給水することを
防止することができる。給水器4は、図示のように、装
置本体の側板の外側に配置された給水配管42に連結さ
れ、給水配管の上端が豚舎に配置されて給水管と連結で
きるようになっている。なお、本実施形態では、プラッ
トホームは略平坦面であるが、水受け凹部との境目の両
側に小さい凸条52を形成し、プラットホームに落下し
た飼料を豚が採食中に餌が水受凹部に落下するのを防止
している。しかしながら、プラットホームの形状はそれ
に限定されるものでなく、凸条を設けないで単に平坦面
に形成する等必要に応じて適宜変更できる。
【0019】なお、図1において45は、装置本体6の
喰口開口部44の周縁部に設けた枠金具であり、豚がプ
ラスチック製の装置本体の喰口開口部周縁を噛んで損傷
させるのを防止するために設けたものである。
喰口開口部44の周縁部に設けた枠金具であり、豚がプ
ラスチック製の装置本体の喰口開口部周縁を噛んで損傷
させるのを防止するために設けたものである。
【0020】本実施形態の給餌装置は、以上のように構
成され、タンク2に供給された飼料は、タンク下部に設
けられた前板12及び後板14の傾斜部に拘束されなが
ら餌落下口17を通り、後方が餌送出板20によって仕
切られている餌受板16上に落下して力学的にバランス
がとれた状態で堆積する。餌取出装置3の前面が開口し
て餌送出口となっているので、餌受板上に堆積した餌が
豚から見えるため、餌の存在がわかり易く操作に速く慣
れ、給餌器の使用修得が早い。一方、餌送出装置の前面
は開口していても、保護棒27が開口部の前方を遮って
いるので、豚が直接餌受板14上の飼料に触れることを
邪魔し、豚の唾液等により餌が固まることを防止してい
る。
成され、タンク2に供給された飼料は、タンク下部に設
けられた前板12及び後板14の傾斜部に拘束されなが
ら餌落下口17を通り、後方が餌送出板20によって仕
切られている餌受板16上に落下して力学的にバランス
がとれた状態で堆積する。餌取出装置3の前面が開口し
て餌送出口となっているので、餌受板上に堆積した餌が
豚から見えるため、餌の存在がわかり易く操作に速く慣
れ、給餌器の使用修得が早い。一方、餌送出装置の前面
は開口していても、保護棒27が開口部の前方を遮って
いるので、豚が直接餌受板14上の飼料に触れることを
邪魔し、豚の唾液等により餌が固まることを防止してい
る。
【0021】作動棒25はその自重により通常図3
(d)に実線で示す位置にあり、この状態から豚が作動
棒25を鼻で押し上げることにより、仮想線に示す位置
に揺動するに伴って餌送出板も前方に揺動し、餌受板1
6上に堆積している餌が餌送出板20で前方に送り出さ
れ、先端部から飼槽のプラットホーム50に落下して堆
積する。その際、餌受板14は、図3(d)に示すよう
に、餌送出板先端が揺動する軌跡に略沿うように前方に
向け昇り傾斜状に形成されているので、餌受板上に常に
同じ餌を残すことなく、良好に送り出すことができる。
作動棒25は、ストッパー棒29が、図3(d)に仮想
線で示すように、側板11の傾斜面に当たるまで最大揺
動し、豚が作動棒を開放することによって自重により餌
送出板の揺動量調節部が調節棒31下端に突き当たるま
で回動し、元の状態に復帰する。餌受板上への餌の堆積
量は、カム盤32を回動して調節棒31の上下位置を調
節して送出板20の揺動幅を調節することによって、豚
の成育状態等に合わせて調整することができる。
(d)に実線で示す位置にあり、この状態から豚が作動
棒25を鼻で押し上げることにより、仮想線に示す位置
に揺動するに伴って餌送出板も前方に揺動し、餌受板1
6上に堆積している餌が餌送出板20で前方に送り出さ
れ、先端部から飼槽のプラットホーム50に落下して堆
積する。その際、餌受板14は、図3(d)に示すよう
に、餌送出板先端が揺動する軌跡に略沿うように前方に
向け昇り傾斜状に形成されているので、餌受板上に常に
同じ餌を残すことなく、良好に送り出すことができる。
作動棒25は、ストッパー棒29が、図3(d)に仮想
線で示すように、側板11の傾斜面に当たるまで最大揺
動し、豚が作動棒を開放することによって自重により餌
送出板の揺動量調節部が調節棒31下端に突き当たるま
で回動し、元の状態に復帰する。餌受板上への餌の堆積
量は、カム盤32を回動して調節棒31の上下位置を調
節して送出板20の揺動幅を調節することによって、豚
の成育状態等に合わせて調整することができる。
【0022】餌取出装置3から落下した飼料は、その下
方に設置してある飼槽のプラットホーム上に落下して堆
積し、豚はそこから適宜採餌する。また、豚が給水器を
鼻で押したり、或いは口でくわえることによって飲水す
ることができ、漏れた水は水受凹部に溜る。給水器の給
水口はプラットホーム50より低い位置に設けられてい
るので、プラットホームが水没しまうことがなく、プラ
ットホームの餌は乾いた状態に維持することができる。
従って、豚は乾いた飼料を採食することができ、水の飲
み過ぎを避けることができる。また、従来の給餌装置の
場合は、餌取出装置の後方から餌を落下させていた為、
飼槽の後部角部近傍に餌が溜り、豚が採食しにくくて飼
槽の角部に餌が多く残って無駄になることが多かった
が、本発明の場合は餌取出装置の前方から飼槽の前方中
央部寄りに餌を落下させるので、豚が採食し易く無駄に
なる餌も少なく、飼料効率を高めることができる。
方に設置してある飼槽のプラットホーム上に落下して堆
積し、豚はそこから適宜採餌する。また、豚が給水器を
鼻で押したり、或いは口でくわえることによって飲水す
ることができ、漏れた水は水受凹部に溜る。給水器の給
水口はプラットホーム50より低い位置に設けられてい
るので、プラットホームが水没しまうことがなく、プラ
ットホームの餌は乾いた状態に維持することができる。
従って、豚は乾いた飼料を採食することができ、水の飲
み過ぎを避けることができる。また、従来の給餌装置の
場合は、餌取出装置の後方から餌を落下させていた為、
飼槽の後部角部近傍に餌が溜り、豚が採食しにくくて飼
槽の角部に餌が多く残って無駄になることが多かった
が、本発明の場合は餌取出装置の前方から飼槽の前方中
央部寄りに餌を落下させるので、豚が採食し易く無駄に
なる餌も少なく、飼料効率を高めることができる。
【0023】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限るものでなく、その技
術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。図6
は餌取出装置の他の実施形態を示し、この餌取出装置5
5では、作動棒56の基端部56’が回動軸57より後
方に突出して、その突出部に調節棒58の下端と係合す
るパッド59を設けてある。なお、図中60は、上限ス
トッパーであり、本実施形態では側板61に両外側に突
出するように設けられている。また、62は下限ストッ
パーである。63は保護棒である。
たが、本発明は上記実施形態に限るものでなく、その技
術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。図6
は餌取出装置の他の実施形態を示し、この餌取出装置5
5では、作動棒56の基端部56’が回動軸57より後
方に突出して、その突出部に調節棒58の下端と係合す
るパッド59を設けてある。なお、図中60は、上限ス
トッパーであり、本実施形態では側板61に両外側に突
出するように設けられている。また、62は下限ストッ
パーである。63は保護棒である。
【0024】図7及び図8は、それぞれ本発明の給餌装
置の他の実施形態を示し、本実施形態では、特に装置本
体の構成が前記実施形態のもと相違している。これらの
装置において、前記実施形態と同様な部材は同じ符号を
付し説明は省略する。図7に示す実施形態の給餌装置7
0では、装置本体が飼槽5を嵌合保持する四角枠状の飼
槽保持枠部71と、該飼槽保持枠部71にボルト止めさ
れていて前方が開口して喰口を構成し、上部にタンク7
3を保持しているタンク保持枠部72との2ピースに分
割されている。タンク73は、タンク本体とホッパー部
がプラスチックで一体に成形されて、タンク保持枠部7
2の上端に嵌合してボルト74等で固定されている。
置の他の実施形態を示し、本実施形態では、特に装置本
体の構成が前記実施形態のもと相違している。これらの
装置において、前記実施形態と同様な部材は同じ符号を
付し説明は省略する。図7に示す実施形態の給餌装置7
0では、装置本体が飼槽5を嵌合保持する四角枠状の飼
槽保持枠部71と、該飼槽保持枠部71にボルト止めさ
れていて前方が開口して喰口を構成し、上部にタンク7
3を保持しているタンク保持枠部72との2ピースに分
割されている。タンク73は、タンク本体とホッパー部
がプラスチックで一体に成形されて、タンク保持枠部7
2の上端に嵌合してボルト74等で固定されている。
【0025】また、図8に示す実施形態の給餌装置80
では、装置本体が飼槽保持部81とタンク保持枠部82
とに分割されている点で図7に示す実施形態と同様であ
るが、本実施形態ではタンク83を保持するタンク保持
枠部82の上部は、喰口開口がそのまま上部まで延び上
端部がコ字状を呈している点が相違している。上端部が
4角枠状となっている図7に示す実施形態のものと比べ
て、その分材料の節約ができる利点がある。なお、上記
実施形態の何れも2頭口の給餌装置の場合について説明
したが、本発明の給餌装置は、2頭口に限らず1頭口或
いは多頭口の給餌装置にも適用できることは言うまでも
ない。1頭口の場合は、図1に示す給餌装置において、
タンク及び餌取出装置を小型化し、飼槽の水受凹部はプ
ラットホームの片側のみに設ければ良い。
では、装置本体が飼槽保持部81とタンク保持枠部82
とに分割されている点で図7に示す実施形態と同様であ
るが、本実施形態ではタンク83を保持するタンク保持
枠部82の上部は、喰口開口がそのまま上部まで延び上
端部がコ字状を呈している点が相違している。上端部が
4角枠状となっている図7に示す実施形態のものと比べ
て、その分材料の節約ができる利点がある。なお、上記
実施形態の何れも2頭口の給餌装置の場合について説明
したが、本発明の給餌装置は、2頭口に限らず1頭口或
いは多頭口の給餌装置にも適用できることは言うまでも
ない。1頭口の場合は、図1に示す給餌装置において、
タンク及び餌取出装置を小型化し、飼槽の水受凹部はプ
ラットホームの片側のみに設ければ良い。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され次のよ
うな格別な効果を奏する。請求項1〜5記載の発明によ
れば、餌取出装置の前面が開口しているので、豚が餌取
出装置内の餌の存在が分かり、操作に早くなれて使用修
得が速くなり、且つ掃除等も餌取出装置を分解すること
なく楽に行える。さらに、請求項2記載の発明によれ
ば、豚の状況等により餌送出量を自由に調節でき、効率
良く給餌できる。
うな格別な効果を奏する。請求項1〜5記載の発明によ
れば、餌取出装置の前面が開口しているので、豚が餌取
出装置内の餌の存在が分かり、操作に早くなれて使用修
得が速くなり、且つ掃除等も餌取出装置を分解すること
なく楽に行える。さらに、請求項2記載の発明によれ
ば、豚の状況等により餌送出量を自由に調節でき、効率
良く給餌できる。
【0027】また、請求項3の発明によれば、餌送出装
置の前面が開放していても、餌送出装置内の飼料に豚が
直接触れることができないので、飼料が豚の唾液等で固
まったり、餌受板上にこびりつくことを防止できる。請
求項4の発明によれば、飼料が乾いた状態で採食でき、
水の飲み過ぎを防止でき、発育を高めることができる。
また、落下飼料が溜水に水没してダンゴ状態に固まって
しまって、嗜好性を悪くして喰い残しが発生することを
防止し、飼料のムダを少なくすることができる。さら
に、請求項5の発明によれば、製造が容易で製造コスト
を低減させることができる。
置の前面が開放していても、餌送出装置内の飼料に豚が
直接触れることができないので、飼料が豚の唾液等で固
まったり、餌受板上にこびりつくことを防止できる。請
求項4の発明によれば、飼料が乾いた状態で採食でき、
水の飲み過ぎを防止でき、発育を高めることができる。
また、落下飼料が溜水に水没してダンゴ状態に固まって
しまって、嗜好性を悪くして喰い残しが発生することを
防止し、飼料のムダを少なくすることができる。さら
に、請求項5の発明によれば、製造が容易で製造コスト
を低減させることができる。
【0028】請求項6の発明によれば、餌送出装置から
の餌送り出し量の調整が簡単な機構で操作性が良く、外
部より簡単に調整することができる。
の餌送り出し量の調整が簡単な機構で操作性が良く、外
部より簡単に調整することができる。
【図1】本発明の実施形態に係る給餌装置を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図であ
る。
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図であ
る。
【図2】図1(a)のA−A断面図である。
【図3】図1の給餌装置の餌送出装置を示し、(a)は
正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)はB
−B断面図である。
正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)はB
−B断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る餌送出量調整装置を示
し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図5】図1の給餌装置の飼槽を示し、(a)は平面
図、(b)はそのC−C断面図である。
図、(b)はそのC−C断面図である。
【図6】他の実施形態に係る餌送出装置の側面図であ
る。
る。
【図7】他の実施形態に係る給餌装置を示し、(a)は
側面図、(b)はその断面図である。
側面図、(b)はその断面図である。
【図8】さらに他の実施形態に係る給餌装置を示し、
(a)は側面図、(b)はその断面図である。
(a)は側面図、(b)はその断面図である。
1、70、80 給餌装置 2、73、83
タンク 3、55 餌取出装置 4 給水器 5 飼槽 6 装置本体 16 餌受板 17 餌落下口 20 餌送出板 25 作動棒 27、63 保護棒 30 餌送出量調
節装置 31 調節棒 32 カム盤 50 プラットホーム 51 水受凹部
タンク 3、55 餌取出装置 4 給水器 5 飼槽 6 装置本体 16 餌受板 17 餌落下口 20 餌送出板 25 作動棒 27、63 保護棒 30 餌送出量調
節装置 31 調節棒 32 カム盤 50 プラットホーム 51 水受凹部
Claims (6)
- 【請求項1】 飼料を貯留するタンク、該タンク下部に
設けた餌取出装置、給水器、及び取り出した餌と水を受
ける飼槽を有する家畜用給餌装置において、前記餌取出
装置が餌受板と該餌受板上の餌を前記飼槽に落下させる
餌送出板とを有し、前記餌取出装置の前面部に開口部を
設け前記餌受板上に堆積している飼料を家畜が見えるよ
うにし、且つ前記餌送出板が前記開口部に向けて揺動す
ることにより前方から餌を落下させるようにしたことを
特徴とする給餌装置。 - 【請求項2】 前記餌送出板は、餌送出量調節装置によ
りその揺動幅が調整できるようになっている請求項1記
載の給餌装置。 - 【請求項3】 前記餌送出板は豚により作動する作動棒
と一体に揺動し、且つ該作動棒と一体に前記餌受板上の
餌に家畜が触れるのを防止する保護棒を設けた請求項1
又は2記載の給餌装置。 - 【請求項4】 前記飼槽が、餌を受けるプラットホーム
と、該プラットホームより一段と低い位置に形成した水
受け凹部とからなり、前記給水器の給水口が前記プラッ
トホーム面よりも低くなる位置に設けられている請求項
1、2又は3記載の給餌装置。 - 【請求項5】 前記飼槽が合成樹脂で別体に成形され、
前記装置本体に取り付け固定されている請求項4記載の
給餌装置。 - 【請求項6】 給餌装置の餌送出量調節装置であって、
ブラケットに回転可能に設けられ、外周部に回転中心か
らの半径を異にする複数個の係合凹部を形成したカム盤
と、前記カム盤の係合凹部への係合方向に付勢して前記
ブラケットに取付けられた調節棒とからなり、前記調節
棒先端部が前記カム盤の係合凹部と係合するカムフォロ
ワを形成し、前記カム盤を回動させることにより、前記
調節棒の上下方向位置を調節できるようにしたことを特
徴とする給餌装置の餌送出量調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9518098A JPH11266730A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 給餌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9518098A JPH11266730A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 給餌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11266730A true JPH11266730A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14130560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9518098A Withdrawn JPH11266730A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 給餌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11266730A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106386537A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-02-15 | 嵩县金泰生态农业专业合作社 | 一种猪饲养装置 |
CN109526834A (zh) * | 2019-01-21 | 2019-03-29 | 上海海洋大学 | 一种水产养殖移动式投饵机平衡式抖料装置 |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP9518098A patent/JPH11266730A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106386537A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-02-15 | 嵩县金泰生态农业专业合作社 | 一种猪饲养装置 |
CN109526834A (zh) * | 2019-01-21 | 2019-03-29 | 上海海洋大学 | 一种水产养殖移动式投饵机平衡式抖料装置 |
CN109526834B (zh) * | 2019-01-21 | 2023-11-21 | 上海海洋大学 | 一种水产养殖移动式投饵机平衡式抖料装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |