JPH11266283A - デジタル通信方法 - Google Patents

デジタル通信方法

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JPH11266283A
JPH11266283A JP10312347A JP31234798A JPH11266283A JP H11266283 A JPH11266283 A JP H11266283A JP 10312347 A JP10312347 A JP 10312347A JP 31234798 A JP31234798 A JP 31234798A JP H11266283 A JPH11266283 A JP H11266283A
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JP
Japan
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equalization
signal
filter
digital communication
way
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JP10312347A
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Johannes Huber
ヨハネス・フーパー
Robert Fischer
ローベルト・フィツシヤー
Wolfgang Gerstacker
ボルフガング・ゲルシユタツカー
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Alcatel CIT SA
Nokia Inc
Original Assignee
Alcatel CIT SA
Nokia Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03019Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception
    • H04L25/03038Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a non-recursive structure
    • H04L25/0305Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a non-recursive structure using blind adaptation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向性等化を用いるデジタル通信におい
て、符号間干渉除去能力を高める。 【解決手段】 デジタル信号を送信側で固定事前コーダ
で事前コーディングし、該信号を受信側で一方向性の等
化によって再生するデジタル通信において、一方向性の
等化を総量等化とそれに続く位相等化に区分する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号を送
信側で固定事前コーダによって事前コーディングし、こ
れを受信側で一方向性の等化によって再生する有線デジ
タル通信の方法に関するものである(アメリカ合衆国定
期刊行物「IEEE Journal on Selected Areas in Commun
ications」vol. SAC-13、1995年12月、1622ページ〜163
3ページ)。
【0002】本方法は有線通信伝送のみならず無線通信
伝送にも使用できる。主たる応用領域は有線伝送であっ
て、関連するその他の仕様物を含むが、それによって本
発明の範囲に限定を加えられるものではない。
【0003】
【従来の技術】銅線上の高速デジタル伝送技術は、複数
ないしは非常に多くのいわゆる二線式回線(二心線)が
その銅線に平行して収められているものであって、近い
将来に多数の新たなデジタルサービスを導入できるた
め、現在高い関心を呼んでいる。それによって特にガラ
スファイバネットワークへの漸次移行が可能となる。遠
距離通信ネットワークの中継点から加入者までの経路上
の中間増幅器は、経済的理由によって大幅に削減するこ
とが望まれるのでその場合可能な限り最大のケーブル距
離がカバーされる。
【0004】通信信号を有線伝送する場合、減衰とひず
みにより伝送路特有の符号間干渉(ISI)が生じる。
ISIを除去するためには、デジタル通信における判定
帰還型等化(Decision-Feedback-Equalization、DF
E)が非常に有効であることがわかっている。この方法
はさほど複雑ではないにもかかわらず、高い性能を持
つ。しかしコード化変調と直接組み合わせるのは、DF
Eを使用する場合不可能である。DFEのフィードバッ
クフィルタのため、送信された信号に関する判定がただ
ちに必要となるからである。この問題の解決法を、Toml
inson(アメリカ合衆国定期刊行物「Electronics Lette
rs」vol. 7、1971年3月、138及び139ページ)ないしHar
ashima/Miyakawa(アメリカ合衆国定期刊行物「IEEE Tr
ansactionson Communications」vol. COM-20、1972年8
月、774ページ〜780ページ)が記載している。ここでは
DFEのフィードバックフィルタが送信者側に移され
る。そのほか振幅制限のためにモジュロ演算が導入され
る。この方法はTomlinson−Harashim
a−事前コーディング(THP)と呼ばれる。しかしな
がら、最適のTHPによる伝送では送信側は伝送路状態
情報を必要とし、この情報は逆方向伝送路を経由して伝
送されなければならない。これにより、伝送両方向のデ
ッドロックを防止するため、コネクションをセットアッ
プする際の複雑なプロトコルが必要となる。しかも、い
ずれの応用時にもかならず逆方向伝送路が存在するとは
限らない。
【0005】この問題に対処するため、上記のアメリカ
合衆国定期刊行物から、固定事前コーダを使用すること
が知られている。これによりコネクションセットアップ
が容易となる。しかしそうすると次善最適の事前コーデ
ィングによって、受信側で線形に等化されなければなら
ない残留干渉が生じる。残留干渉に対する線形等化器の
適応はこの場合一方向的に行われる。すなわち適応は、
トレーニングシーケンスを用いることなく行われる。し
かし、再構成すべき信号は、ここでは良好な近似値で離
散型ガウス分布に従うため、符号パルスにおける一方向
性の等化は、THPをともなうシステムでは原理的に不
可能である。そのため、実効送信信号のダイナミクスを
制限することによって、有利な統計的条件を持つ信号を
生じるような事前コーディングの修正を行う。このよう
な方法にたとえば「動的整形」(DS)がある。DSに
よって一方向性の等化が可能となり、その際THPの高
い効率が維持されるにとどまらず、さらに高められる。
このアメリカ合衆国定期刊行物中では、特に符号化され
ない伝送でDSによるものの場合には、一方向性の等化
のための簡単な標準的方法、Sato−アルゴリズム
(アメリカ合衆国定期刊行物「IEEE Transactions on C
ommunications」vol. COM-23、1975年6月、679ページ〜
682ページ)を使用できることが確認されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎にある課
題は、一方向性の等化をさらに改善するよう、冒頭に述
べた方法をさらに発展させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明に従
い、一方向性の等化を総量等化とそれに続く位相等化に
区分することによって解決される。
【0008】デジタル通信のための本発明方法は簡単に
実行できる。この場合重要なのは、等化器で再生される
信号が相関されていることである。知られている方法で
はこれと異なり、ホワイト信号のみが再生される。本発
明方法は、固定事前コーディングと二段階一方向性等化
により、高い性能をもって動作する。この事前コーディ
ングは固定された参照アプリケーションに適応してお
り、これにより、伝送路状態情報のフィードバックは不
要である。そのため生じる残留干渉は、一方向性の等化
を用いることにより除去される。このために、総量な等
化とそれに続く別個の位相等化が用いられる。その際に
総量な等化は、トランス送信シーケンス中に存在する相
関を考慮する。これにより、安定した一方向性等化が、
等化器入口におけるSN比が非常に低い場合でも可能で
ある。特に重要なのは、先行する総量等化のために、位
相等化では簡単な一方向性アルゴリズムを使用できるこ
とである。このことは速やかな収束につながり、また総
量等化器の入口では残留干渉が強いにもかかわらず、S
NR(SN比)が低くなって、再構成すべき符号が相関
されることになる。
【0009】たとえばトレリス符号化のような信号の追
加的符号化によって、カバーできるケーブル距離を増加
することができる。特にこの場合では、分離された位相
等化に先行する総量等化が有利に作用する。等化器入口
におけるSN比が非常に低くなるからである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による方法を実施形態の図
を用いて説明する。
【0011】下記の説明では、信号ないしデータをベー
スバンドでデジタル伝送することを前提とする。すべて
の信号及びシステムはそれに対応する実数値とする。こ
の方法は、特に信号が最初に符号化される場合、好まし
くはトレリス符号化される場合について説明する。しか
しながら本発明は、追加的符号化だけに限られるもので
はない。
【0012】バイナリデータは図1に従ってまず符号化
される。この符号化は、M値PAM符号列a[k]∈
{±1,±3,....±(M−1)}を生成する伝送
路符号化において行われる(PAM=パルス振幅変
調)。列a[k]は、動的制限による事前コーディング
により、伝送路符号の列x[k]にマッピングされる。
列x[k]は送信パルスフォーマーGT(f)にあたえ
られ、長さlと伝達関数HK(f,l)を持つ銅線二線
式回線を経由して伝送される。伝送経路内のノイズno
(t)は、ガウス分布に従うものと想定する。HDSL
伝送(高速加入者線デジタル伝送方式線)の場合、ノイ
ズはたとえば、同じ伝送路の平行する二線式回線で信号
を伝送する数多くの他のHDSLシステムに起因する近
接クロストークからなることがある。
【0013】受信機の入力フィルタとしては、最適ナイ
キストフィルタ(ONF)HR(f,lo)が用いられ
る。このフィルタは、実際のケーブル距離が設計距離l
oと一致する限り、送信側のTHPがない場合、符号パ
ルスでの読み取り後にISIのない信号を生成する。こ
の設計距離は、事前コーダと入力フィルタの仕様に対し
て想定されたものである。残留干渉はI=loの場合に
生じる。ここでは、実際の状況及び参照アプリケーショ
ンのパラメータは、ケーブル距離lまではすべて同一で
あると想定する。そのほかのパラメータ差は、等価的な
距離の差によって非常によく表現できるが、これは本質
的限定とはならない。
【0014】読み取られた信号は、ONFが線形等化を
行うため、強く着色されかつ分散の高いノイズによって
妨害されている。ノイズ低減は、ここでは後置続接続さ
れたFIRフィルタH(z)によって行うことができ
る。このフィルタは、ノイズをできるだけ白色にする任
務を持つ(ノイズ白色化フィルタ)。このモニックで最
小位相のフィルタの係数は、フィルタ出口におけるノイ
ズ分散を最小にするという要求に従って、Yule−W
alker公式によって計算できる。ケーブル伝送の際
に存在する中継器結合を考慮するため、特にDC(z=
1)の場合のH(z)の零点を指定することができる
(DC=直流)。
【0015】フィルタH(z)の出力信号はr[k]で
記述され、このフィルタによってここで再びISIが生
成される。このISIの除去が固定事前コーダの課題で
ある。THPの場合には、伝送路符号の列x[k]は、
下記の基準に従って符号ごとに生成される。
【0016】
【数1】
【0017】この場合符号
【0018】
【数2】
【0019】はTHPにおけるモジュロ演算に対応す
る。h[κ]は、次数qhのノイズ白色化フィルタのパ
ルス応答を記述する。
【0020】そのほかの方法に対しては、実効データシ
ーケンス(EDS)v[k]が次の式で定義される。
【0021】v[k]=a[k]+2M・d[k] したがって、H(z)の形式的反転によるv[k]のフ
ィルタリングによって、列x[k]を得る。その結果と
して、I=loが成立する限り、フィルタH(z)の後
には、ノイズのない場合再びEDSが存在することにな
る。モジュロ演算を再度適用することにより、これから
PAM符号の列a[k]を再生できる。
【0022】事前コーディングは、特に有利な統計的条
件を持つ信号を生じるように修正できる。それに適した
方法が、動的整形(DS)である。DSによって一方向
性の等化が可能となり、その際THPの高い効率をさら
に向上できる。DSの場合、列d[k]の選択は、符号
ごとにではなく、長い時間的スパンの観察により、かつ
送信出力を最小にするという基準で行われる。この場
合、補助操作|v[k]|≦Vmaxを満たすべきであ
る。Vmaxは、外部から指定されたEDS最大振幅であ
る。
【0023】しかしEDSの出力密度スペクトル(LD
S)の観察は、THPのみならずDSの場合でも、時間
的に隣接する数値が非常に強い相関を有することを示
す。この相関、DSの場合でもかなり高いEDSの段階
数、ならびに等化器入口における低いSN比は、受信側
で実行すべき一方向性等化を強く要求することになる。
残留干渉は線形等化器によって除去される。この線形等
化器は、EDS v[k]を再構成し、トレーニングシ
ーケンスなしに、つまり一方向性適応を受ける。事前コ
ーダ中のモジュロ演算が非線形なので、等化器による列
a[k]の直接再構成は不可能である。
【0024】一方向性の等化は、総量な等化とそれに続
く位相等化に区分される。これにより一方向性の等化の
性能は、単段階構造と比較して改善されることになる。
その構成を図2に示す。この図では、F(z)は予測フ
ィルタ、D(z)は着色フィルタ、G(z)は位相等化
フィルタである。
【0025】従来の総量等化の場合、総量等化器の出力
において、最小の分散を持つ、白色に近似した信号が強
制される。しかし総量等化器の白色出力信号が総量ひず
みの除去を保証するのは、送信シーケンスもまた一定し
たLDSを持つ場合に限られる。そうでない場合には、
総量等化を修正して、その出力信号が示す再構成すべき
信号のLDSが一定とならないようにしなければならな
い。そのために次の二つの方法が知られている。その一
つは、中間値としてホワイト信号を生成し、次にこの信
号に適した着色が行われる。もう一つの方法は、希望の
LDSないしは自己相関列(AKF)を直接調整する。
両方法とも、相関された送信信号のために考えられたも
のである。
【0026】総量等化の第一変形例 予測エラーフィルタ1−F(z)は次数qfのFIRフ
ィルタの仕様であって、白色に近似した信号を生成す
る。その信号を固定FIRフィルタD(z)によって着
色し、このフィルタの出口でEDSのLDSを良好な近
似値で測定できるようにする。予測係数f[k]を調整
するためには、LMSアルゴリズムまたはRLSアルゴ
リズムを使用できる。その際基準となるのは、予測エラ
ーフィルタの出力信号の出力を最小とすることである。
第一段階で速やかな収束を求める場合は、RLSアルゴ
リズムを選択すべきである。
【0027】着色を行うフィルタD(z)を決定するた
め、比較的高い次数qwを持つEDSに対して、Yul
e−Walker公式の解として、架空の予測エラーフ
ィルタ1−W(z)をまず最初に求める。もしノイズも
ISIも存在せず、qw=qfが成立するならば、計算さ
れた係数は、適応終了後のフィルタ1−F(z)の係数
と同一である。
【0028】架空のフィルタ1−W(z)は、EDSか
ら白色に近似したシーケンスを生成する。着色を行うフ
ィルタD(z)として、ここでは逆システム
【0029】
【数3】
【0030】が適当である。架空のフィルタ1−W
(z)は最小位相的かつモニックであり、このことは一
般的にYule−Walker公式により計算された予
測エラーフィルタについていえるため、同様に因果関係
的、最小位相的、かつモニックなFIRシステムによっ
て、この逆システムを概算できる。ここでYule−W
alker公式は、着色を行うフィルタD(z)を決定
するためにもう一度使用される。しかもその目標は、A
KFとして1−W(z)のフィルタAKFが持つ信号を
できるだけ白色にするというものである。着色を行うフ
ィルタD(z)は、固定選択された事前コーダにのみ依
存する。これにより計算と調整固定が可能となる。
【0031】上記の手順によって、最小位相フィルタD
(z)を得ることが保証される。予測エラーフィルタ1
−F(z)もまた収束後は最小位相であるので、その結
果、総量等化器の最小位相の全伝送機能を得る。この特
性は後続の位相等化器にとって有利である。等化すべき
伝送機能の位相レスポンスと逆システムの位相レスポン
スが、この場合、最大位相システムよりも最小位相シス
テムの位相レスポンスに近いからである。これにより、
総量等化の後に残る位相等化が強すぎないことが保証さ
れる。総量等化を完全に行うため、フィルタD(z)の
後で係数
【0032】
【数4】
【0033】による訂正を行うことができる。この係数
は、u[k]とv[k]の出力が一致するように調整適
応される。この場合u[k]は、AGC(自動利得制
御)の出力信号である。
【0034】総量等化の第二変形例 総量等化はただ一つのフィルタで行われる。このフィル
タの係数は、EDSのAKFのうち希望のものがこのフ
ィルタの出口に直接存在するよう、許容される係数とな
るまで調整適応される。この許容される係数とは、再び
AGCによって除去できる係数のことである。これを可
能とするアルゴリズムを以下に記載する。この場合、再
び図2に示す構成を前提とするが、着色を行うフィルタ
D(z)をともなわない。
【0035】F(z)の(時間依存的)係数ベクトル f[k]=[f1[k] f2[k]...fq[k]]T この場合従来の表示とは異なり、係数番号がインデック
スとして表示される。そして上記の係数ベクトルは、下
記の式により再帰的に更新される。
【0036】f[k+1]=f[k]−μf(|p[k]|2ψ
−p[k]s[k]) ここでp[k]は1−F(z)の出力信号を、s[k]
は最後の出力数値qfを持つ下記のベクトルを記述す
る。
【0037】 s[k]=[p[k−1] p[k−2]...p[k−qf]]T そしてψは、希望の(標準的な)フィルタ出力信号AK
F値を持つ下記のベクトルを記述する。
【0038】
【数5】
【0039】ベースバンド伝送に適用される公式f[k
+1]は、変調された伝送のために、すなわち複素信号
のために容易に修正できる。p[k]とv[k]の最初
のqf+1AKF値は、収束後に一つの係数と一致す
る。これは、qfが小さすぎなければ、各AKF列が近
似的に全体的に一致するのに十分である。残余の係数
は、引き続きすでに上記したようにAGCで訂正でき
る。
【0040】この方法の収束後は総量等化が保証されて
いる。この方法は勾配降下を行うものではあるが、その
結果残留干渉等化に応用する際には比較的速やかな収束
を得る。予測エラーフィルタ1−F(z)によって除去
すべきは、前述のものとは異なり、伝送路により生成さ
れた相関であって、EDSに含まれる相関ではないから
である。
【0041】総量等化の後は、第一段階後まだ信号中に
残るISI、主として位相ひずみによって生じるISI
を除去するため、位相等化を行う。そのために完全に一
方向性の方法を用い、それによってさらなるFIRフィ
ルタG(z)を適応させる。この第二の適応プロセス
は、まず第一段階の収束後にスタートする。これによ
り、第一のプロセスによる第二のプロセスへのネガティ
ブな影響を防止する。ここではSatoアルゴリズムを
選択するのが有利である。しかもBenveniste
の提案により修正されたバリエーションであって、それ
によりDDLMSアルゴリズムへの漸次移行が適応の間
に行われるもの、それに静止状態におけるエラー信号の
出力が減少するものを選択するのが有利である。
【0042】総量等化器がその前に接続されているなら
ば、ケーブル距離が長いためSN比が非常に低い場合で
も、第二等化段階における位相等化が収束することが、
シミュレーションの結果判明している。第一段階でIS
Iが大幅に減少するため、EDSにおける相関も同様に
ネガティブな影響は及ぼさない。収束後も適応をさらに
継続して行い、ゆっくり行われる伝送路変更をフォロー
できるようにする。これに対し、総量等化のための予測
フィルタF(z)の係数は、位相等化の開始時から固定
できる。
【0043】受信機構成を変更することにより、読み取
り段階のエラーの影響を受けないようにすることができ
る。そのためには、図3に示した受信機構成を使用でき
る。
【0044】読み取り段階τを含むT/2の間隔で、O
NF HR(f,lo)の出口で信号を読み取った後、受
信値は、一つのフィルタバンクの二つの別々の分岐を交
互に導かれてさらに処理される。これにより、読み取り
段階がT/2だけたがいにずれている二つのT間隔部分
チャンネルが生じる。それぞれ最適な線形等化器による
等化の後、両方の部分チャンネルでSN比の経過を測定
したところ、T/2読み取りのどの段階を取っても、両
方のT間隔部分チャンネルのうち少なくとも一方は、S
N比のほぼ最大値を生じる状態にあることが判明した。
両方のチャンネルでそれぞれ別個の一方向性の等化を行
うことが好ましい。それにより文献から知られている収
束時のトラブルを、一方向性のT/2間隔等化によって
防止できる。部分チャンネルにおいては、分離された総
量等化と位相等化による方法を再び用いる。収束の後、
フィルタバンクのよりよい方の分岐の出力信号を、後続
するデコーディングのために選択する。これはたとえ
ば、部分チャンネルにおいて両方の一方向性の等化アル
ゴリズムのエラー信号を二乗し、その時間的平均値を比
較することによって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】有線伝送区間のブロック図である。
【図2】図1のブロック図を補足する図である。
【図3】追加の実施形態を示す図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号を送信側で固定事前コーダ
    で事前コーディングし、該信号を受信側で一方向性の等
    化によって再生するデジタル通信方法であって、一方向
    性の等化を総量等化とそれに続く位相等化に区分するこ
    とを特徴とするデジタル通信方法。
  2. 【請求項2】 信号をまず符号化することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 事前コーディングを動的整形で修正する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 実効送信信号のダイナミクスの制限を行
    うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 総量等化のためにまずホワイト信号を生
    成し、続いてこれに着色することを特徴とする請求項1
    から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ホワイト信号を生成するために予測エラ
    ーフィルタを使用し、続いてそのホワイト信号を固定さ
    れたFIRフィルタにかけることを特徴とする請求項1
    から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 総量等化のために相関列を直接調整する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 位相等化のためにSatoアルゴリズム
    を用いることを特徴とする請求項1から7のいずれか一
    項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも二つの分離したチャンネルに
    おいて一方向性の等化をたがいに平行して行うことを特
    徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 有線デジタル通信のための、請求項1
    から9のいずれか一項に記載の方法の使用。
JP10312347A 1997-11-03 1998-11-02 デジタル通信方法 Pending JPH11266283A (ja)

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DE19748363 1997-11-03
DE19748363.1 1997-11-03
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DE19835760.5 1998-08-07

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US (1) US6519282B1 (ja)
EP (1) EP0921664B1 (ja)
JP (1) JPH11266283A (ja)
AU (1) AU8961398A (ja)
CA (1) CA2250257A1 (ja)
ES (1) ES2241107T3 (ja)

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