JPH11264337A - 内燃機関のアイドル制御装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル制御装置

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JPH11264337A
JPH11264337A JP10069700A JP6970098A JPH11264337A JP H11264337 A JPH11264337 A JP H11264337A JP 10069700 A JP10069700 A JP 10069700A JP 6970098 A JP6970098 A JP 6970098A JP H11264337 A JPH11264337 A JP H11264337A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アイドル制御性、運転性等を改善できるアシス
トエア供給装置を備えた内燃機関のアイドル制御装置を
提供すること。 【解決手段】アシストエア補正量ISCAAIHOSを求め(S
105)、これにより、アイドル制御弁19の制御量(ISC
制御量ISCON)を直接補正するようにする(S118)。こ
れにより、迅速に、アシストエア供給に伴う吸入空気量
変化に見合った制御量を得ることができるため、従来装
置のようにフィードバック補正量ISCfb(延いてはP
分やI分)を可変設定してフィードバック制御の実行に
より吸入空気量変化を徐々に補正するものに比べ、アイ
ドル回転速度を目標アイドル回転速度に高い収束速度で
制御することができることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、内燃機関のアイ
ドル制御装置(以下、補助空気制御装置とも言う)に関
する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の補助空気制御装置(アイドル
制御装置)として、スロットル弁をバイパスする補助空
気通路(以下、バイパス通路とも言う)に補助空気制御
弁(アイドル制御弁、ISCバルブとも言う)を備え、
このアイドル制御弁の開度を制御することにより補助空
気量を制御してアイドル回転速度等を制御(以下、IS
C制御とも言う)するようにしたものがある(実開昭6
0−188840号公報等参照)。
【0003】アイドル制御弁は電磁式で、これに与えら
れるデューティ(一定周期で与える開弁用駆動パルス信
号のパルス巾を制御して開度を制御するに際し、周期に
対するパルス巾の時間割合%で表されるもの)に応じて
開度が制御される。アイドル制御弁へのデューティIS
Con(%)は、例えば下式により演算している。
【0004】ISCON=ISCTW×ISCfb ここで、ISCTWは基本制御量で、例えば機関冷却水温
Twに基づきROM上のマップを参照して設定される。
ISCfbはフィードバック補正量で、アイドル回転速度
フィードバック(ISCフィードバック)制御条件下に
おいて、機関回転速度が目標アイドル回転速度となるよ
うに、比例(P)・積分(I)制御等により増減設定さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子制御燃
料噴射装置を有する内燃機関においては、吸気マニホー
ルドのブランチ部又は吸気ポートに各気筒ごとに電磁式
燃料噴射弁を設けて、燃料噴射を行っているが、噴射燃
料の微粒化(霧化)の促進等のため、アシストエア供給
装置を設けたものがある。
【0006】このものは、アシストエア通路により、ス
ロットル弁上流より吸入空気の一部を導き、各燃料噴射
弁の噴孔近傍にアシストエアとして供給するもので、噴
射燃料へのアシストエアの衝突により噴射燃料を微粒化
し、これにより燃焼を改善して排気性能等の向上を図る
ようになっている。しかし、このようなアシストエア供
給装置を作動させた場合において、従来のアイドル制御
装置により、アイドル制御(ISC制御)を行わせる
と、以下のような惧れがある。
【0007】即ち、アシストエア供給装置を作動させる
と、アシストエアによって吸入空気量が増加することに
なるが、これに伴うアイドル回転変化を従来のISCフ
ィードバック制御のままで補正しようとすると、フィー
ドバック制御が収束するまでの間で、回転の吹け上がり
等が生じる惧れがある(図9参照)。
【0008】また、ISCノンフィードバック(ISC
フィードフォワード)制御中においては、アシストエア
供給装置の作動による吸入空気量増加により、エンジン
吸気負圧が低下し、減速時において、減速感が低下する
惧れがある(図9参照)。なお、例えば、特開平5−1
80045号公報では、吸入空気量に応じてISC制御
における制御速度(フィードバック補正量;ISCfb
を可変設定にしたり、吸入空気量が多いほどISCバル
ブの閉じ速度を速めるようにするようにしているが、か
かる手法では、十分に上記惧れを回避することができな
かった。
【0009】本発明は、かかる従来の実情に鑑みなされ
たもので、アシストエア供給装置を備えた内燃機関のア
イドル制御装置に関し、アイドル制御性、運転性等を改
善できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1に示すように、スロットル弁下流に設けられた燃料噴
射弁の噴孔近傍にスロットル弁上流より吸入空気の一部
を導くアシストエア通路と、前記アシストエア通路に介
装されたアシストエア制御弁と、を含んで構成されたア
シストエア供給装置を備えると共に、スロットル弁をバ
イパスして再び吸気通路に合流する補助空気通路に介装
された補助空気制御弁の開度を制御してアイドル回転速
度を目標回転速度に制御するようにした内燃機関のアイ
ドル制御装置であって、前記アシストエア供給装置によ
るアシストエア供給に伴う吸入空気量変化相当分を算出
する吸入空気量変化相当分算出手段と、前記算出された
吸入空気量変化相当分で、前記補助空気制御弁の制御量
を補正する制御量補正手段と、を含んで構成した。
【0011】かかる構成とすれば、アシストエア供給に
伴うアシストエア量による吸入空気量変化相当分(アシ
ストエア補正量ISCAAIHOS)を求め、これにより、前
記補助空気制御弁の制御量(ISC制御量ISCON)を
直接補正するので、迅速に、アシストエア供給に伴う吸
入空気量変化に見合った制御量を得ることができるた
め、従来装置のようにフィードバック補正量ISC
fb(延いてはP分やI分)を可変設定してフィードバッ
ク制御の実行により吸入空気量変化を徐々に補正するも
のに比べ、アシストエア供給を行っても(或いは供給→
停止しても)アイドル回転速度を目標アイドル回転速度
に高い収束速度で制御することができることになる。
【0012】請求項2に記載の発明では、前記吸入空気
量変化相当分を、空気密度に応じて補正する空気密度補
正手段を含んで構成した。請求項3に記載の発明では、
前記空気密度補正手段が、大気圧による補正項を含んで
構成されたことを特徴とする。請求項4に記載の発明で
は、前記空気密度補正手段が、吸気温度による補正項を
含んで構成されたことを特徴とする。
【0013】請求項2〜請求項4に記載の発明の構成に
よれば、前記吸入空気量変化相当分を求める際に、大気
圧や吸気温(外気温)等の環境変化(空気密度変化)を
加味できるようにしたので、空気密度変化によるアシス
トエア量変化分を補償することができるため、より一層
高精度に前記吸入空気量変化相当分を設定でき、延いて
は一層高精度にアイドル回転速度を目標アイドル回転速
度に制御することができる。
【0014】請求項5に記載の発明では、所定の加減速
度合いが得られるように、加減速補正量で前記補助空気
制御弁の制御量を補正する加減速補正手段を含んで構成
した。かかる構成とすれば、加減速時には、加減速補正
量によって、前記補助空気制御弁の制御量を直接補正す
るので、加減速度合いに見合った前記補助空気制御弁の
制御量を得ることができるから、従来装置に比べて、運
転性を改善することができる。従って、従来装置におけ
る減速感の低下と言った事態を回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態
を、添付の図面に基づいて説明する。図2において、図
示しないエアクリーナからの空気は、吸入空気流量Qを
検出するエアフローメータ2を通過した後、アクセルペ
ダルに連動するスロットル弁3の制御を受けて吸入され
て、吸気マニホールド4、吸気ポート5を介して機関1
の燃焼室内に導入される。そして、吸気ポート5には、
各気筒毎に燃料噴射弁6が設けられている。
【0016】燃料噴射弁6は、電磁コイルに通電されて
開弁し通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁(イン
ジェクタ)であって、コントロールユニット50からの
駆動パルス信号により通電されて開弁し、図示しない燃
料ポンプにより圧送されプレッシャレギュレータにより
所定の圧力に調整された燃料を噴射するようになってい
る。なお、前記燃料噴射弁6は、吸気弁7を指向するよ
うに配設されている。
【0017】そして、機関1の燃焼室には、点火栓が設
けられており、これにより火花点火して吸入混合気を着
火燃焼させる。コントロールユニット50は、CPU,
ROM,RAM,A/D変換器及び入出力インターフェ
ース等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備
え、各種のセンサからの信号を受け、シリンダ吸入空気
流量に見合った燃料噴射量(TP)を演算して燃料噴射
弁6の駆動を制御する一方、機関負荷、機関回転速度な
どの運転状態に応じて点火時期を設定し、点火栓を駆動
制御するようになっている。
【0018】前記各種のセンサとしては、前記エアフロ
ーメータ2の他、以下のようなものが設けられている。
即ち、ディストリビュータ11には、クランク角センサ
12が内蔵されており、該クランク角センサ12から機
関回転と同期して出力されるクランク単位角信号を一定
時間カウントして、又は、クランク基準角信号の周期を
計測して機関回転速度Neを検出する。
【0019】更に、機関1の冷却ジャケット内の冷却水
温度Twを検出する水温センサ13が設けられている。
また、吸気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)
PBを検出するための吸気圧センサ14が設けられてい
る。そして、スロットル弁3の開度TVO(全閉時も含
む)を検出するスロットルセンサ15(或いはアイドル
スイッチ)が設けられると共に、車速Vを検出する車速
センサ16、トランスミッションのニュートラル位置で
ONとなるニュートラルスイッチ17等からの信号もコ
ントロールユニット50には入力されている。
【0020】一方、アシストエア供給装置としては、図
2に示されるように、アシストエア通路8が設けられて
いる。アシストエア通路8は、エアフローメータ2下流
でかつスロットル弁3上流のアシストエア取入口9か
ら、吸入空気の一部を導き、上流側と下流側との圧力差
によりアシストエアを供給する構成(自然アシスト方
式)である。なお、アシストエア通路8の途中にはアシ
ストエア制御弁10が介装されると共に、アシストエア
通路8の下流側は、各燃料噴射弁5の噴孔付近にそれぞ
れ接続されている。
【0021】アシストエア制御弁10は、アシストエア
通路8をON・OFF的に開閉制御する常閉型の電磁弁
を用いることができ、これを所定条件下で開弁させるこ
とで、アシストエアを燃料噴射弁5の噴孔付近に噴出さ
せて噴射燃料に衝突させ、噴射燃料の微粒化を促進す
る。即ち、アシストエア制御弁10は、コントロールユ
ニット50からの信号に基づいてON・OFF制御さ
れ、機関吸入混合気の一部を燃料噴射弁5の噴孔付近に
噴出されるアシストエアの供給・遮断を切り換え制御す
ることができるようになっている。
【0022】なお、前記アシストエア通路8は、アシス
トエア取入口9とアシストエア制御弁10との間で2股
に分岐されており、分岐されたバイパス通路(補助空気
通路)18は、アイドル制御弁(補助空気制御弁,IS
Cバルブ)19が介装されスロットル弁3下流側で再び
吸気マニホールド4と合流するようになっている。前記
アイドル制御弁19は、付設された電磁コイルへの通電
がデューティ制御されることによって開度が調整される
開度制御弁であって、コントロールユニット50は所定
のアイドル運転時に目標回転速度に近づくように前記ア
イドル制御弁19の開度をフィードバック制御すること
ができるようになっている。
【0023】即ち、コントロールユニット50内のマイ
クロコンピェータは、前記各種のセンサからの信号に基
づいて、図3〜図5のフローチャートに示すISCルー
チンに従って演算処理し、アイドル制御弁19の開度
を、以下のように制御する。なお、図3〜図5のISC
ルーチンは所定時間毎に実行される。ところで、本発明
に係る吸入空気量変化相当分算出手段、制御量補正手
段、空気密度補正手段、加減速補正手段としての機能
は、以下に説明するように、コントロールユニット50
がソフトウェア的に備えることになる。
【0024】図3〜図5において、ステップ(図では、
Sと記してある。以下、同様)101では、各種センサ
からの入力信号を取り込む。ステップ102では、水温
センサ13により検出される水温Twに基づきROM上
のマップを参照して基本制御量ISCTWを検索等により
設定する。
【0025】ステップ103では、図示しないエアコン
スイッチ等からの信号に基づいてエアコン作動中か否か
を判断し、エアコンON時には、予め記憶してあるエア
コン補正量ISCACを設定する。ステップ104では、
スロットル開度TVO,機関回転速度Ne等に基づき、
ROM上のマップを参照して加減速補正量ISCTR(=
TR×K)を設定する。
【0026】ステップ105では、アシストエア量分を
補正するためのISCAAI補正量ISCAAIHOSを読み
込む。 該ISCAAI補正量ISCAAIHOSは、例えば、
後述する図6のフローチャートを実行することで演算さ
れる。ステップ106では、アイドル回転数フィードバ
ック(F/B)制御条件(アイドル運転条件)が成立し
ているか否かを判定する。ここで、アイドル回転数フィ
ードバック制御条件とは、アイドルスイッチがON(ス
ロットル全閉)でニュートラルスイッチ17がON、又
はアイドルスイッチがONで車速センサ16により検出
される車速Vが所定値(例えば8km/h )以下であるこ
と等を条件とする。
【0027】アイドル回転数フィードバック制御条件成
立(YES)の場合は、ステップ107へ進む。NOの
場合は、ステップ115へ進む。ステップ107では、
水温Twに基づきROM上のマップを参照等して目標ア
イドル回転速度Nsを設定する。ステップ108では、
クランク角センサ12に基づいて検出される機関回転速
度Neと、目標アイドル回転速度Nsと、を比較し、N
>Nsとなった初回のときはステップ109を経てステ
ップ110で比例制御によりフィードバック補正量IS
fbを前回値に対し所定の比例分P減少させ、初回でな
いときにはステップ111で積分制御によりフィードバ
ック補正量ISCfbを前回値に対し所定の積分分I減少
させる。
【0028】 一方、N<Nsとなった初回のときはステ
ップ112を経てステップ113で比例制御によりフィ
ードバック補正量ISCfbを前回値に対し所定の比例分
P増大させ、初回でないときにはステップ114で積分
制御によりフィードバック補正値ISCfbを前回値に対
し所定の積分分I増大させる。なお、ステップ115で
は、フィードバック補正値ISCfbを所定値(例えば
1.0)にクランプして、ステップ116へ進む。即
ち、アイドル回転数フィードバック制御中以外はISC
CLはクランプされる。
【0029】次のステップ116では、アシストエア制
御弁10がONとなっている条件であるか否かを判断す
る。アシストエア制御弁10をONとする条件は、例え
ば、始動後所定時間以内であること、始動時水温が所定
範囲内であること、現在の水温が所定範囲内であるこ
と、減速判定回数が所定回未満であること、等とするこ
とができる。
【0030】そして、NOの場合は、アシストエアの供
給はないので、ステップ105で読み込んだ値をリセッ
トするべく、ステップ117で、ISCAAI補正量I
SCAAIHOS=0に設定する。YESであれば、そのまま
ステップ118へ進む。ステップ118では、ISC制
御量ISCONを、次式により求める。
【0031】ISCON=ISCTW×ISCAC×ISCTR
×ISCfb−ISCAAIHOS ステップ119では、ISCONに基づいて、アイドル制
御弁(ISCバルブ)19のステップ量ISCSTEPを、
ROM上のマップ等を検索等することで求める。そし
て、ステップ120では、このステップ量ISCSTEP
アイドル制御弁19に出力する。すると、このステップ
量ISCSTEPのパルス信号でアイドル制御弁19の開弁
用コイルが通電され、これにより開度が制御されて、所
望の補助空気流量が得られる。
【0032】即ち、上記によれば、アシストエア供給に
伴うアシストエア量による吸入空気量変化相当分を求
め、これにより、ISC制御量ISCONを直接補正する
ようにしたので、迅速にアシストエア供給に伴う吸入空
気量変化に見合ったISC制御量ISCONを得ることが
できるから、従来装置のようにフィードバック補正量I
SCfb(延いてはP分やI分)を可変設定してフィード
バック制御の実行により前記変化相当分を徐々に補正す
るものに比べ、アシストエア供給を行っても(或いは供
給→停止しても)アイドル回転速度を目標アイドル回転
速度に高い収束速度で制御することができることにな
る。
【0033】また、加減速時には、加減速補正量ISC
TRによって、ISC制御量ISCONを直接補正するよう
にしたので、加減速度合いに見合ったISC制御量IS
ONを得ることができるから、従来装置に比べて、運転
性を改善することができる。従って、アシストエア供給
を行っても、従来装置における減速感の低下と言った事
態を回避することができる。
【0034】ここで、アシストエア量分を補正するため
のISCAAI補正量ISCAAIHOSの演算ルーチンを示
す図6のフローチャートについて説明する。ステップ1
では、各種センサからの入力信号を取り込む。ステップ
2では、予め設定記憶してあるISCAAI基本補正量
KAAHOSを読み込む。
【0035】ステップ3では、ROM上のマップ等の検
索により、外気温補正量TRを求める。なお、外気温
(吸気温)は、直接検出しても良いし、例えば、図7の
フローチャートを実行することで推定検出することもで
きる。ステップ4では、ROM上のマップ等の検索によ
り、大気圧補正量KALTを求める。なお、大気圧は、
直接検出しても良いし、例えば、図8のフローチャート
を実行することで推定検出することもできる。
【0036】ステップ5では、ISCAAI補正量IS
CAAIHOSを、次式に従って算出する。 ISCAAIHOS=KAAHOS×TR×KALT そして、該ISCAAIHOSは、前記ステップ105におい
て読み込まれ、前記ステップ118におけるISC制御
量ISCONの演算に用いられることになる。
【0037】次に、外気温を推定検出するための図7の
フローチャートについて説明する。ステップ11では、
水温センサ13の出力(水温Tw)、或いは吸気温セン
サ20、燃料温度センサ21等の各部温度センサを備え
る場合には、これらの出力(吸気温TA,燃料温度TF
等)を取り出す。ステップ12では、始動時であるか否
かを判断する。例えば、従来同様に、クランキング中か
否か、或いはキースイッチの位置の変化等によって判断
することができる。
【0038】YESであれば、ステップ13へ進む。N
Oであれば、始動時ではないので、誤検出を回避すべ
く、そのまま本フローを終了する。ステップ13では、
始動時であるので、各部温度は外気温度まで低下してい
る可能性が高く、外気温の推定検出を比較的精度良く行
える条件であると判断して、外気温の推定検出を行う。
具体的には、ステップ11で取り込んだ水温Tw、吸気
温TA,燃料温度TF等のうちで最も低い温度を、外気
温として推定する。
【0039】このようにすると、各部温度のうち、外気
温に一番近い温度を、外気温として推定検出できること
になる。そして、外気温を推定検出できたら、本フロー
を終了する。なお、水温センサ13、吸気温センサ2
0、燃料温度センサ21等のうちの何れか1つを備える
場合には、やや推定精度は低下するものの、始動時にお
ける当該センサの出力に基づいて、外気温を推定検出す
るように構成することができるものである。
【0040】つづいて、大気圧を推定検出するための図
8のフローチャートについて説明する。即ち、図8に示
すように、ステップ201では、各種センサからの入力
信号を取り込む。ステップ202では、機関回転速度N
eと、所定値と、を比較し、Ne<所定値であればステ
ップ203へ進み、Ne≧所定値であればステップ20
4へ進む。
【0041】ステップ203では、吸気マニホールド4
内の吸気圧(吸気管内圧力)PBは略大気圧であるとし
て、吸気圧センサ14で検出された吸気圧PBを大気圧
として推定検出する。一方、ステップ204では、機関
回転速度Neが所定以上であるから、スロットル弁3の
開度TVOが所定値以下の場合には、スロットル弁3の
絞りの影響で吸気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内
圧力)と大気圧との偏差が大きくなるため、大気圧の誤
検出を回避するべく、スロットル弁3の開度TVOと、
所定値と、を比較する。
【0042】そして、TVO>所定値であれば、吸気マ
ニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)PBに対する
スロットル弁3の絞りの影響は小さいと判断して、ステ
ップ203へ進む。即ち、吸気マニホールド4内の吸気
圧(吸気管内圧力)PBには、略大気圧であるとして、
吸気圧センサ14で検出された吸気圧PBを大気圧とし
て推定検出する。
【0043】これに対し、TVO≦所定値であれば、吸
気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)PBに対
するスロットル弁3の絞りの影響が大きく、吸気マニホ
ールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)と大気圧との偏差
が大きくなるため、大気圧の検出を行うことなく、本フ
ローを終了する。該図8のフローチャートによれば、別
個新たに大気圧センサを設けることなく、吸気圧センサ
14を用いて比較的高精度に大気圧を推定検出すること
ができる。また、誤差が大きくなる惧れがある条件下で
は、大気圧検出を行わず、前回ルーチン実行時に推定検
出した大気圧をそのまま利用する構成としたので、大気
圧の誤検出が確実に排除されることになる。
【0044】このように、本実施形態によれば、アシス
トエア供給に伴うアシストエア量による吸入空気量変化
相当分(アシストエア補正量ISCAAIHOS)を求め、こ
れにより、ISC制御量ISCONを直接補正するように
したので、迅速に、アシストエア供給に伴う吸入空気量
変化に見合ったISC制御量ISCONを得ることができ
るから、従来装置のようにフィードバック補正量ISC
fb(延いてはP分やI分)を可変設定してフィードバッ
ク制御の実行により前記変化相当分を徐々に補正するも
のに比べ、アシストエア供給を行っても(或いは供給→
停止しても)アイドル回転速度を目標アイドル回転速度
に高い収束速度で制御することができることになる。
【0045】また、加減速時には、加減速補正量ISC
TRによって、ISC制御量ISCONを直接補正するよう
にしたので、加減速度合いに見合ったISC制御量IS
ONを得ることができるから、従来装置に比べて、運転
性を改善することができる。従って、アシストエア供給
を行っても、従来装置における減速感の低下と言った事
態を回避することができる。
【0046】更に、本実施形態では、アシストエア補正
量ISCAAIHOSを求める際には、外気温度や大気圧等の
環境変化を加味できるようにしたので、環境変化延いて
は空気密度変化等によるアシストエア量変化分を補償す
ることができるので、より一層高精度にアシストエア補
正量ISCAAIHOSを設定でき、延いては一層高精度にア
イドル回転速度を目標アイドル回転速度に制御すること
ができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来装置のようにフィードバック補正量を可変設定して
フィードバック制御の実行により吸入空気量変化を徐々
に補正するものに比べ、アイドル回転速度を目標アイド
ル回転速度に高い収束速度で制御することができる。
【0048】請求項2〜請求項4に記載の発明の構成に
よれば、より一層高精度に前記吸入空気量変化相当分を
設定でき、延いては一層高精度にアイドル回転速度を目
標アイドル回転速度に制御することができる。請求項5
に記載の発明によれば、加減速時には、加減速補正量に
よって、前記補助空気制御弁の制御量を直接補正するの
で、加減速度合いに見合った前記補助空気制御弁の制御
量を得ることができるから、従来装置に比べて、運転性
を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すシステム図である。
【図3】同上実施形態に係るISC制御内容を示すフロ
ーチャートである(その1)。
【図4】同上実施形態に係るISC制御内容を示すフロ
ーチャートである(その2)。
【図5】同上実施形態に係るISC制御内容を示すフロ
ーチャートである(その3)。
【図6】同上実施形態に係るアシストエア補正量を求め
るルーチンを示すフローチャートである。
【図7】同上実施形態に係る外気温補正量TRを求める
ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】同上実施形態に係る大気圧補正量KALTを求
めるルーチンを示すフローチャートである。
【図9】従来における問題を説明するタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 機関(エンジン) 3 スロットル弁 6 燃料噴射弁 8 アシストエア通路 10 アシストエア制御弁 12 クランク角センサ 13 水温センサ 18 補助空気通路(バイパス通路) 19 補助空気制御弁(アイドル制御弁) 20 吸気温センサ 21 燃料温度センサ 50 コントロールユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットル弁下流に設けられた燃料噴射弁
    の噴孔近傍にスロットル弁上流より吸入空気の一部を導
    くアシストエア通路と、前記アシストエア通路に介装さ
    れたアシストエア制御弁と、を含んで構成されたアシス
    トエア供給装置を備えると共に、 スロットル弁をバイパスして再び吸気通路に合流する補
    助空気通路に介装された補助空気制御弁の開度を制御し
    てアイドル回転速度を目標回転速度に制御するようにし
    た内燃機関のアイドル制御装置であって、 前記アシストエア供給装置によるアシストエア供給に伴
    う吸入空気量変化相当分を算出する吸入空気量変化相当
    分算出手段と、 前記算出された吸入空気量変化相当分で、前記補助空気
    制御弁の制御量を補正する制御量補正手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関のアイドル
    制御装置。
  2. 【請求項2】前記吸入空気量変化相当分を、空気密度に
    応じて補正する空気密度補正手段を含んで構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関のアイドル制御
    装置。
  3. 【請求項3】前記空気密度補正手段が、大気圧による補
    正項を含んで構成されたことを特徴とする請求項2に記
    載の内燃機関のアイドル制御装置。
  4. 【請求項4】前記空気密度補正手段が、吸気温度による
    補正項を含んで構成されたことを特徴とする請求項2又
    は請求項3に記載の内燃機関のアイドル制御装置。
  5. 【請求項5】所定の加減速度合いが得られるように、加
    減速補正量で前記補助空気制御弁の制御量を補正する加
    減速補正手段を含んで構成したことを特徴とする請求項
    1〜請求項4の何れか1つに記載の内燃機関のアイドル
    制御装置。
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