JPH1126190A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JPH1126190A
JPH1126190A JP9179637A JP17963797A JPH1126190A JP H1126190 A JPH1126190 A JP H1126190A JP 9179637 A JP9179637 A JP 9179637A JP 17963797 A JP17963797 A JP 17963797A JP H1126190 A JPH1126190 A JP H1126190A
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JP
Japan
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processing gas
nozzle
gas supply
plasma
vacuum vessel
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Application number
JP9179637A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ishiguro
浩二 石黒
Hidetsugu Setoyama
英嗣 瀬戸山
Hirobumi Seki
関  博文
Hajime Murakami
村上  元
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1126190A publication Critical patent/JPH1126190A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理ガス供給口と処理対象との距離を可変に
すること。 【解決手段】 反応室16内のインナーチャンバ24内
にはウエハ30が配置されているとともに、輪状板4
0、ノズル54を介して処理ガスが導入されている。さ
らにインナーチャンバ24には導波管18に導入された
マイクロ波にコイル22によって磁場が与えられたマイ
クロ波100が照射され、電離プラズマ102が生成さ
れるようになっている。電離プラズマ102と処理ガス
との反応によってウエハ30上に成膜が堆積する。ここ
で、エアシリンダ44を往復動すると、ノズル54が上
下動し、ノズル54とウエハ30との距離が任意の値に
調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ処理装置
に係り、特に、半導体製造工程のうち、プラズマエッチ
ングやイオンドーピング、プラズマCVD成膜、スパッ
タ成膜などのプラズマを用いて処理する工程において、
例えば、成膜時および非成膜材のクリーニング時に最適
な処理ガスを真空容器内に供給するに好適なプラズマ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマ処理装置としては、例えば、特
開平8−882205号公報に記載されているものなど
が知られている。従来、この種のプラズマ処理装置にお
いては、真空容器(チャンバー)内に処理ガスを供給す
るととともに、真空容器内に電磁波を照射するとともに
電磁波に磁場を与えて真空容器内に処理ガスのプラズマ
を生成し、シリコン基板上に絶縁膜、例えばSiO2
成膜したり、あるいは処理ガスとしてクリーニング用の
ガス、NF3を用いて真空容器内にFラジカルを発生さ
せて、真空容器の壁面に付着した絶縁物を取り除いたり
することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラズマ処理装置とし
ては、常により早い処理速度、より高い均一な処理性能
(成膜性能、クリーニング性能)、メンテナンス時間の
低減、スループットの向上が求められている。しかし、
従来技術では、処理ガスの供給口が1か所もしくは複数
個所に設けられているが、いずれの供給口も固定されて
いるため、各プロセスにおいて、処理ガス供給口(ノズ
ル)の位置を最適な位置に配置することが不可能であ
る。特に、プロセス開発時、最適な処理ガスの位置を求
めるためには、処理ガス供給口の位置が異なれば多数の
真空チャンバーを準備して実験を繰り返す必要があり、
プロセス開発に必要な時間と費用が膨大なものになる。
また処理ガス供給口の位置が固定されていると、特に複
数の処理ガス供給口をメンテナンスによって交換するの
に時間を要し、ランニングコストが高くなる。
【0004】本発明の目的は、真空容器内に処理ガスを
供給する処理ガス供給口の位置を可変にすることができ
るプラズマ処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、処理ガスを貯留するとともに処理対象を
収納する真空容器と、前記真空容器に真空容器の軸方向
に沿って移動可能に配置されて処理ガス供給口から前記
真空容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、
前記真空容器内に電磁波と照射するとともに電磁波に磁
場を与えて前記真空容器内に前記処理ガスのプラズマを
生成させるプラズマ生成手段と、前記処理ガス供給手段
を移動させて前記処理対象と前記処理ガス供給口との距
離を調整する処理ガス供給口調整手段とを備えているプ
ラズマ処理装置を構成したものである。
【0006】前記プラズマ処理装置を構成するに際して
は、以下の要素を付加することができる。
【0007】(1)処理ガス供給手段は前記真空容器の
壁面に沿って真空容器の軸方向に往復動可能に配置され
ており、処理ガス供給口調整手段は前記処理ガス供給手
段を前記真空容器の壁面に沿って真空容器の軸方向に往
復駆動する駆動手段を備えている。
【0008】(2)処理ガス供給口から真空容器内に供
給される処理ガスの供給量を監視してその総量の変化か
ら前記処理ガス供給口の目詰まりを検出する目詰まり検
出手段を備えている。
【0009】(3)処理ガス供給手段は、前記真空容器
の壁面に沿って環状に形成され処理ガス源からの処理ガ
スを導入する環状の処理ガス導入路と、環状の処理ガス
導入路に分散して接続されて処理ガス導入路内の処理ガ
スを真空容器内に噴射する複数のノズルから構成されて
おり、処理ガス導入路のコンダクタンスと各ノズルのコ
ンダクタンスとの比は各ノズル相互のコンダクタンス比
よりも十分に大きい値に設定されている。
【0010】(4)複数のノズルは環状の処理ガス導入
路の壁面に締結部材により着脱自在に固定されている。
【0011】(5)環状の処理ガス導入路を有する環状
板を往復駆動する駆動手段を有する。
【0012】(6)環状の処理ガス導入路を有する環状
板が締結部材により着脱自在に固定されている。
【0013】(7)複数のノズルをそれぞれ固定する締
結部材は、軸状の固定部を有し、前記固定部の処理ガス
導入路との接合側がテーパ状のねじ部で構成され、前記
固定部の軸心にはノズル挿入口と、ノズル挿入口と処理
ガス導入路とを結ぶオリフィスとが形成されている。
【0014】(8)複数のノズルは絶縁物に相当する材
質のもので構成されている。
【0015】前記した手段によれば、処理ガス供給手段
を移動させて処理対象と処理ガス供給口との距離を調整
するようにしたため、処理ガス供給口の位置を任意の位
置に調整することができ、各プロセスにおいて最適な処
理ガスの供給が可能になる。
【0016】また処理ガス供給口から真空容器内に供給
される処理ガスの供給量を監視してその総量の変化から
処理ガス供給口の目づまりを検出するようにしているた
め、目づまりに起因する不均一なガス供給による成膜性
能の低下および不良品が発生するのを未然に防止するこ
とが可能となる。またさらに処理ガス導入路のコンダク
タンスと各ノズルのコンダクタンスとの比は各ノズル相
互のコンダクタンス比よりも十分大きな値に設定してい
るため、処理対象に対して処理ガスを均一に供給するこ
とができ、十分に均一な成膜性能を得ることができる。
またノズルは締結部材によって着脱自在に固定されてい
るため、ノズルの交換に要する時間が短縮され、メンテ
ナンス時間の低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の一実施形態を示すプラズマ
処理装置の要部縦断面図である。図1において、プラズ
マ処理装置はプラズマ処理室10を備えており、プラズ
マ処理室10内には排気ポンプを備えた排気部12が設
けられている。排気部12上にはゲート弁14を介して
反応室16が設けられている。反応室16の上部側には
鉛直方向に沿って配置された導波管18が接続されてお
り、導波管18内には誘電体20が装着され、導波管1
8の外側にはコイル22が装着されている。
【0019】反応室16内の中央部には円筒上に形成さ
れたインナーチャンバ24が収納されている。このイン
ナーチャンバ24は反応室16の床から天井に渡って配
置され、真空容器として内部が真空状態に保たれてい
る。インナーチャンバ24内の底部側にはホルタ26が
固定されており、ホルダ26上には基板電極28が固定
され、基板電極28上には処理対象となるウエハ30が
載置されている。基板電極28は高周波バイアス電源3
2を介してマッチングボックス34に接続されている。
【0020】インナーチャンバ24の壁面にはノズル挿
入用のスリット36が周方向に沿って複数個形成されて
いる。スリット36近傍のインナーチャンバ24外周面
には複数個のガイド38がインナーチャンバ24の軸方
向に沿って往復動可能に固定されている。各ガイド38
はL型形状に形成されており、各ガイド38の先端側に
は円環状の輪状板40が固定されている。輪状板40の
底部側の一端にはシャフト42を介してエアシリンダ4
4が接続されている。シャフト42はその一部が反応室
16の壁面から反応室16外に突出され、反応室16外
に配置されたエアシリンダ44に接続されている。そし
てシャフト42の中ほどは、Oリング46を介してブラ
ケット48によって反応室16の壁面に往復動自在に支
持されている。エアシリンダ44は駆動手段として、シ
ャフト42を介して輪状板40をインナーチャンバ24
の軸方向に沿って往復動できるようになっている。すな
わちエアシリンダ44とシャフト42は輪状板40を往
復動する処理ガス供給口調整手段として構成されてい
る。
【0021】輪状板40の内部には処理ガス導入路を構
成する円環状のガス溜め部50が形成されている。ガス
溜め部50の外周側の一部は処理ガスを貯留するガスボ
ンベに接続されており、ガス溜め部50の内周側には複
数個のノズル54が周方向に沿って配置されている。各
ノズル54は、図2に示すように、ノズル固定金具52
を介して輪状板40に着脱自在に固定されている。ノズ
ル固定金具52は、締結部材として、固定部56を有
し、固定部56の端部にはテーパ状のねじ部58が形成
され、このねじ部58がガス溜め部50のねじ部と締結
されて輪状板40に着脱自在に固定されている。この固
定部56の内部にはノズル挿入口58と、オリフィス6
0が軸方向に沿って形成されている。ノズル挿入口58
はオリフィス60を介してガス溜め部50と連通してお
り、ノズル挿入口58にノズル54の後端側が装着され
ている。固定部56の先端側外周のねじ部にはノズル固
定金具64が締結されており、固定部56の先端にはO
リング62が装着されている。ノズル54はOリング6
2を介してノズル固定金具64によって固定部56に着
脱自在に固定されている。各ノズル54の先端側には処
理ガス供給口66が形成されており、各ノズル54は各
スリット36からインナーチャンバ24内に挿入されて
いる。そして各ノズル54の処理ガス供給口66から
は、ガスボンベから早急される処理ガスが噴射されるよ
うになっている。すなわちガイド38、輪状板40、ノ
ズル固定金具52、64、ノズル54は処理ガス供給手
段として構成されている。
【0022】またオリフィス60は直径0.5ミリ(m
m)、長さ20ミリ程度の細長い筒状に形成されてお
り、ガス溜め部50は、断面約5×5ミリ、長さ約12
00ミリに形成されており、ガス溜め部50のコンダク
タンス(流路抵抗の逆数)と、オリフィス60を含むノ
ズル54のコンダクタンスとの比を大きくすることでウ
エハ30に均一なガスが供給できるようになっている。
すなわち、ガス溜め部50のコンダクタンスと各ノズル
54のコンタクタンスとの比をノズル相互のコンダクタ
ンスよりも十分に大きくすることで、ガス溜め部50内
に貯留された処理ガスが各ノズル54に均一に供給でき
るようになっている。この場合、図3に示すように、輪
状板40の内周に設けられたノズル54の数をnとし、
ガスボンベ(ガス導入口)に最も近くに位置するノズル
54より噴射されるガス流量をQ1とし、最も遠くに位
置するノズル54より噴射されるガス流量をQnとした
場合、流量比Qn/Q1は図3(b)に示すような特性
となる。図3では、ノズル54の長さをLとし、Lをパ
ラメータとして、ノズル数nと流量比Qn/Q1との関
係を計算して特性図で表わしている。ここで、例えば、
1周あたりのノズル数を20本程度と考えると、L=2
0ミリで、流量比Qn/Q1は99%以上の均一性が得
られる。
【0023】また輪状板40は、図4で示すように、処
理ガス供給管68を介してガスボンベ70に接続されて
いる。処理ガス供給管68の管路途中には圧力制御型マ
スフローメータ72、弁74が設けられている。圧力制
御型マスフローメータ72はフローメータ76、圧力計
78、変換器80、比例演算器82、ドライブ84、可
変流量バルブ86を備えて構成されている。圧力制御型
マスフローメータ72は、反応室16内の圧力が所望の
圧力となるように、基準圧力と測定値との差分を求め、
この差分を0に抑制するためにフィードバック信号を生
成し、このフィードバック信号によってバルブ86の開
度を制御するようになっている。具体的には、処理ガス
供給口68の圧力を圧力計78で計測し、この計測値を
変換器80で電気信号に変換し、比較演算器82におい
て変換器80の出力信号と基準値とを比較し、測定値と
基準圧力との差分に応じたフィードバック制御信号をド
ライブ84に出力するようになっている。そしてドライ
ブ84の駆動によるフィードバック信号に応じてバルブ
86の開度が調整され、反応室16内の圧力が所望の圧
力を保つようになっている。また処理ガス供給管68内
の処理ガスの流量を検出するフローメータ76の検出出
力は流量−電気変換器88を介して制御装置92に供給
されている。制御装置90では、変換器88の出力信号
を入力し、入力した信号を基に処理ガス供給管68を流
れる処理ガスの総流量と基準値とを比較し、総流量(総
量)の変化から、すなわち、総流量が基準値を越えたと
きにはアラームを出力してノズル交換時期をユーザに知
らせるようになっている。すなわちフローメータ76、
変換器88、制御装置90はノズル54の目詰まりを検
出する目詰まり検出手段として構成されている。
【0024】上記構成において、導波管18からマイク
ロ波100が導入され、このマイクロ波100が誘電体
20を介してインナーチャンバ24内に照射されると、
マイクロ波100にはコイル22による磁場が与えら
れ、電子サイクロトロン共鳴(ECR)境界条件以上の
磁場強度領域で、インナーチャンバ24内の処理ガスが
共鳴励起されて多量の電子がインナーチャンバ24内に
放出される。電子の放出によりインナーチャンバ24内
に電磁プラズマ102が形成され、インナーチャンバ2
4内の処理ガスと反応して反応成膜物がウエハ30上に
堆積する。このときガスボンベ70から、処理ガスとし
てSiH4(シラン)が供給され、他のガスボンベから
2が供給されると、SiH4+O⇒SiO2+H2Oの
反応が生じ、SiO2による成膜がウエハ30上に順次
堆積する。なお、このとき基板電極28には高周波バイ
アス電源32から高周波電力が導入されているため、バ
イアス成膜が行われる。
【0025】ECRプラズマの場合、ウエハ30とEC
R面、ノズル54の処理ガス供給口66とウエハ30と
の位置関係は成膜性能、デバイスダメージに大きな影響
を与える。そこで、本実施形態においては、各プロセス
においてエアシリンダ44を移動させてノズル54のノ
ズル供給口66とウエハ30との距離を調整するととも
に、コイル22の通電量を変化させて磁場強度を任意に
変化させるようにしているため、各プロセスで最適なE
CR面の位置を設定できるとともに、ECR領域近傍に
処理ガスを供給することで、処理ガスの分解を能率的に
行うことが可能となり、成膜性能の向上に寄与すること
ができる。
【0026】一方、処理ガスとしてNF3を用いたクリ
ーニングプロセスでは、成膜時に付着したインナーチャ
ンバ24壁面の石英等の付着物を均等かつ迅速に除去す
る必要があるため、Fラジカルをインナーチャンバ24
内に均一に発生させる必要がある。すなわち、クリーニ
ング時においても、ノズル54の処理ガス供給口66の
位置が成膜時と同じであると、Fラジカルはウエハ30
近傍に滞在したあと、排気部12の排気ポンプによって
反応室16内に迅速に排気されるが、インナーチャンバ
24の壁面に滞在する率は低下する。そこで、本実施形
態では、ノズル54の処理ガス供給口66の位置を成膜
時よりもウエハ30上の方にするために、エアシリンダ
44の駆動によってノズル54を成膜時よりも上の方に
移動させることとしている。これにより、インナーチャ
ンバ24内にはFラジカルをインナーチャンバ24内に
均一に発生させることができ、インナーチャンバ24の
壁面に付着した石英などの付着物を均等かつ迅速に除去
することができる。
【0027】前記実施形態においては、エアシリンダ4
4のシャフト42のシール方法として、Oリング46を
用いたものを示しているが、シール方法としては、Oリ
ング46の代わりに、べロータイプ、VCOなどのねじ
タイプのものを用いることもできる。また輪状板40と
シャフト42との固定は1か所のみでなく、シャフト4
2を複数個設け、複数個のシャフトを、ブラケットを介
して1個のエアシリンダ44で駆動することもできる。
【0028】本実施形態によれば、プロセス開発時に、
エアシリンダ44を駆動して、ノズル54とウエハ30
との距離を調整することで、処理ガスの噴射位置として
最適な位置を求めることができるため、プロセス開発に
必要な時間を短縮することができるとともに、コストを
低減することができる。さらに各プロセスにおいても最
適な処理ガスの供給が可能となる。
【0029】また本実施形態では、各プロセスにおいて
処理ガスの総流量を監視することで、ノズル54の目詰
まりに起因する不均一なガス供給に伴う成膜性能の低下
および不良品が発生するのを未然に防止することができ
る。さらに、ガス溜め部とノズルのコンダクタンス比を
十分に大きくとることで、処理ガスをウエハ30に対し
て均一に供給することができ、十分に均一な成膜性能を
得ることができる。
【0030】またノズル54を輪状板40に着脱自在に
固定するようにしたため、ノズル54の交換に要する時
間を短縮することができるとともに処理能力の向上に寄
与することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理ガス供給口と処理対象との距離を任意の距離に調整
するようにしたため、各プロセスにおいて処理ガスの噴
射位置として最適な位置を求めることができるととも
に、プロセス開発時においても最適な処理ガス位置を求
めることができ、プロセス開発に必要な時間を短縮でき
るとともにコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すプラズマ処理装置の
要部縦断面図である。
【図2】ノズルと輪状板の関係を示す断面図である。
【図3】ノズルとガス溜め部のコンダクタンス比を説明
するための図である。
【図4】圧力制御型マスフローメータの構成説明図であ
る。
【符号の説明】
10 プラズマ処理室 16 反応室 18 導波管 22 コイル 24 インナーチャンバ 28 基板電極 30 ウエハ 38 ガイド 40 輪状板 44 エアシリンダ 54 ガス溜め部 64 ノズル 70 ガスボンベ 72 圧力制御型マスフローメータ 76 フロメータ 90 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/205 H01L 21/205 21/3065 21/31 C 21/31 21/302 B (72)発明者 村上 元 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理ガスを貯留するとともに処理対象を
    収納する真空容器と、前記真空容器に真空容器の軸方向
    に沿って移動可能に配置されて処理ガス供給口から前記
    真空容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、
    前記真空容器内に電磁波と照射するとともに電磁波に磁
    場を与えて前記真空容器内に前記処理ガスのプラズマを
    生成させるプラズマ生成手段と、前記処理ガス供給手段
    を移動させて前記処理対象と前記処理ガス供給口との距
    離を調整する処理ガス供給口調整手段とを備えているプ
    ラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 処理ガス供給手段は前記真空容器の壁面
    に沿って真空容器の軸方向に往復動可能に配置されてお
    り、処理ガス供給口調整手段は前記処理ガス供給手段を
    前記真空容器の壁面に沿って真空容器の軸方向に往復駆
    動する駆動手段を備えている請求項1記載のプラズマ処
    理装置。
  3. 【請求項3】 処理ガス供給口から真空容器内に供給さ
    れる処理ガスの供給量を監視してその総量の変化から前
    記処理ガス供給口の目詰まりを検出する目詰まり検出手
    段を備えている請求項1または2記載のプラズマ処理装
    置。
  4. 【請求項4】 処理ガス供給手段は、前記真空容器の壁
    面に沿って環状に形成され処理ガス源からの処理ガスを
    導入する環状の処理ガス導入路と、環状の処理ガス導入
    路に分散して接続されて処理ガス導入路内の処理ガスを
    真空容器内に噴射する複数のノズルから構成されてお
    り、処理ガス導入路のコンダクタンスと各ノズルのコン
    ダクタンスとの比は各ノズル相互のコンダクタンス比よ
    りも十分に大きい値に設定されている請求項1、2また
    は3記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 複数のノズルは環状の処理ガス導入路の
    壁面に締結部材により着脱自在に固定されている請求項
    4記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 環状の処理ガス導入路を有する環状板を
    往復駆動する駆動手段を有することを特徴とする請求項
    4記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 環状の処理ガス導入路を有する環状板が
    締結部材により着脱自在に固定されていることを特徴と
    する請求項4記載のプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 複数のノズルをそれぞれ固定する締結部
    材は、軸状の固定部を有し、前記固定部の処理ガス導入
    路との接合側がテーパ状のねじ部で構成され、前記固定
    部の軸心にはノズル挿入口と、ノズル挿入口と処理ガス
    導入路とを結ぶオリフィスとが形成されている請求項4
    または5記載のプラズマ処理装置。
  9. 【請求項9】 複数のノズルは絶縁物に相当する材質の
    もので構成されている請求項4、5または8記載のプラ
    ズマ処理装置。
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