JPH11261621A - データ通信システム、データ通信装置、データ通信方法及び記憶媒体 - Google Patents

データ通信システム、データ通信装置、データ通信方法及び記憶媒体

Info

Publication number
JPH11261621A
JPH11261621A JP5726898A JP5726898A JPH11261621A JP H11261621 A JPH11261621 A JP H11261621A JP 5726898 A JP5726898 A JP 5726898A JP 5726898 A JP5726898 A JP 5726898A JP H11261621 A JPH11261621 A JP H11261621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
devices
data communication
communication system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5726898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3862403B2 (ja
Inventor
Shinichi Hatae
真一 波多江
Takashi Kobayashi
崇史 小林
Mitsuhisa Araida
光央 新井田
Shinji Onishi
慎二 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP05726898A priority Critical patent/JP3862403B2/ja
Priority to US09/253,783 priority patent/US7590133B2/en
Priority to EP99301305A priority patent/EP0984601A3/en
Priority to KR1019990006186A priority patent/KR100294960B1/ko
Priority to CNB991056108A priority patent/CN1184787C/zh
Priority to MYPI99000653A priority patent/MY135481A/en
Publication of JPH11261621A publication Critical patent/JPH11261621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3862403B2 publication Critical patent/JP3862403B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御信号とデータを混在させて通信すること
が可能なデータ通信バスを用いて複数の電子機器間を接
続して、各機器間でデータ通信を行うデータ通信を行う
ことができるようにする。 【解決手段】 複数の機器に含まれるN個の機器により
構成される仮想的な通信関係を示す第1のID情報と、
該N個の機器間において通信される情報データを判別す
る第2のID情報とを用いて前記情報データの通信を行
うようにして、従来の通信方式の不便利性を解決し、リ
アルタイム性を必要としないデータ転送においても、簡
便にかつ高速にマルチキャスト転送を実現できるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信システ
ム、データ通信装置、データ通信方法及び記憶媒体に関
し、特に、制御信号とデータを混在させて通信すること
が可能なデータ通信バスを用いて複数の電子機器(以
下、機器)間を接続して、各機器間でデータ通信を行う
データ通信システム、及びデータ通信システムを構成す
る装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パソコン周辺機器の中で、最も利用頻度
が高いのはハードディスクやプリンタであり、これらの
周辺装置は小型コンピュータ用の汎用型インターフェイ
スで代表的なデジタルインターフェイス( 以下、デジタ
ルI/F)であるSCSI等をもってパソコン間との接続がなさ
れ、データ通信が行われている。
【0003】また、デジタルカメラやデジタルビデオカ
メラといった記録再生装置もパソコン( 以下、PC) への
入力手段として、周辺装置の1つであり、近年、デジタ
ルカメラやビデオカメラで撮影した静止画や動画といっ
た映像をPCへ取り込み、ハードディスクに記憶したり、
またはPCで編集した後、プリンタでカラープリントする
といった分野の技術が進んでおり、ユーザーも増えてい
る。
【0004】そして、取り込んだ画像データをPCからプ
リンタやハードディスクへ出力する際などに、前記のSC
SI等を経由してデータ通信がされるものであり、そのよ
うなとき画像データのようにデータ量の多い情報を送る
ためにも、こういったデジタルI/F には転送データレー
トの高い、かつ汎用性のあるものが必要とされる。
【0005】図8に、従来の例としてデジタルカメラ、
PC及びプリンタを接続したときのブロック図を示す。図
8において、101 はデジタルカメラ、102 はパソコン(P
C)、103 はプリンタである。さらに、104 はデジタルカ
メラの記録部であるメモリ、105 は画像データ復号化回
路、106 は画像処理部、107 はD/A コンバータ、108 は
表示部であるEVF 、109 はデジタルカメラのデジタルI/
O 部、110 はPCのデジタルカメラとのデジタルI/O 部、
111 はキーボードやマウスなどの操作部、112 は画像デ
ータの復号化回路である。
【0006】113 はディスプレイ、114 はハードディス
ク装置、115 はRAM 等のメモリ、116 は演算処理部のMP
U 、117 はPCI バス、118 はデジタルI/F のSCSIインタ
フェース( ボード) 、119 はPCとSCSIケーブルで繋がっ
たプリンタのSCSIインターフェイス、120 はメモリ、12
1 はプリンタヘッド、122 はプリンタ制御部のプリンタ
コントローラ、123 はドライバである。
【0007】デジタルカメラで撮像した画像をPCに取り
込み、またPCからプリンタへ出力するときの手順の説明
を行う。デジタルカメラ101 のメモリ104 に記憶されて
いる画像データが読みだされると、読み出された画像デ
ータのうち一方は復号化回路105 で復号化され、画像処
理回路106 で表示するための画像処理がなされ、D/Aコ
ンバータ107 を経て、EVF108で表示される。また一方で
は、外部出力するためにデジタルI/O 部109 から、ケー
ブルを伝わってPC102 のデジタルI/O 部110 へ至る。
【0008】PC102 内では、PCI バス117 を相互伝送の
バスとして、デジタルI/O 部110 から入力した画像デー
タは、記憶する場合はハードディスク114 で記憶され、
表示する場合は復号化回路112 で復号化された後、表示
画像としてメモリ115 に記憶され、ディスプレイ113 で
アナログ信号に変換されてから表示される。PC102 での
編集時等の操作入力は操作部111 から行い、PC102 全体
の処理はMPU116で行うようになされている。
【0009】また、画像をプリント出力する際は、PC10
2 内のSCSIインターフェイスボード118 から画像データ
をSCSIケーブルにのせて伝送し、プリンタ103 側のSCS
I インターフェイス119 で受信し、メモリ120 でプリン
ト画像として形成され、プリンタコントローラ122 の制
御でプリンタヘッド121 とドライバ123 が動作して、メ
モリ120 から読み出したプリント画像データをプリント
する。以上が、従来の画像データをPC取り込み、または
プリントするまでの手順である。
【0010】このように、従来はホストであるPCにそれ
ぞれの機器が接続され、PCを介してから、記録再生装置
で撮像した画像データをプリントしている。また、ディ
ジタルVTR 、TV、チューナなどのAV機器や、パーソナル
コンピュータ(以下、PCと称する)等をIEEE 1394 シリ
アルバス(以下、1394と称する)を用いて相互に接続
し、れらの間においてディジタルビデオ信号、ディジタ
ルオーディオ信号などを送受信する通信システムが提案
されている。
【0011】これらのシステムにおいては、リアルタイ
ムにデータ転送することが重要となるため、いわゆる同
期通信( 以下、Isochronous 通信と称する) によって、
データ通信を行なっている。この場合には、データ転送
のリアルタイム性は保証されるが、通信が確実に行なわ
れるかは保証されない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例で挙げたデジタルインターフェイスの問題点とし
て、SCSIには転送データレートの低いものや、パラレル
通信のためケーブルが太いもの、接続される周辺機器の
種類や数、接続方式などにも制限があり、多くの面での
不便利性も指摘されている。
【0013】また、従来のIEEE 1394 通信の場合には、
同期通信を行なうため、通信が確実に行なわれるかは保
証されない。したがって、確実にデータ転送を行ないた
い場合には、従来の1394 Isochronous通信を使用するこ
とはできない。
【0014】また、従来の1394 Isochronous通信では、
通信帯域に空きがある場合にも、通信の総数が64に制限
される。このため、通信帯域をあまり要求しないような
通信を多数行ないたい場合には、従来の1394 Isochrono
us通信を使用することはできないといった問題点があっ
た。また、従来の1394通信方式では、データ転送の間
に、バスリセットやエラーによる、データ転送の中断が
生じることが考えられる。
【0015】この場合、従来の1394通信方式では、どの
ようなデータ内容が失われたのかを知ることができな
い。そのため、従来の1394通信方式では、該データ転送
中断からの復帰を行なうためには、非常に繁雑な通信手
順を踏むことを要求されるという問題点があった。
【0016】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたもので、従来の通信方式の不利便性を解決し、簡
便に高速にデータを転送するとともに、確実にデータ転
送を可能にすることを第1の目的とする。また、本発明
は、通信帯域をあまり使用しない場合に、多数の通信を
同時に可能にすることを第2の目的とする。また、本発
明は、データ転送中断により失われたデータを容易に検
出することが可能で、前記データ転送中断からの復帰
を、確実に、かつ簡単に可能にすることを第3の目的と
する。また、本発明は、複数のコントロールノードがネ
ットワーク上に存在する場合に、個々のコントロールノ
ードが設定した論理的コネクションを識別する手段がな
かった。1つのソースノードから複数のデスティネーシ
ョンノードに対してデーターを送信する手段を提供でき
るようにすることを第4の目的とする。また、本発明
は、マルチキャスト転送を実現するにあたり、マルチキ
ャストのパケットが従来の1394規格の装置において、受
け取らないようにすることを第5の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】従来抱えている問題を解
決するため、本発明は、従来からあるデジタルI/F の問
題点を極力解消した、各デジタル機器に統一されて搭載
されるような汎用型デジタルI/F(例えばIEEE1394-1995
ハイパフォーマンス・シリアルバス) を用いて、PCやプ
リンタ、その他周辺装置、またデジタルカメラやデジタ
ルVTR の記録再生装置等をネットワーク構成で接続した
ときの機器間データ通信を実現し、記録再生装置からビ
デオデータ等のPCへの取り込み、また、映像データをプ
リンタへ直接転送しプリントなどを実現する。このよう
なネットワークにおいて、各種のデーターをAsynchrono
usトランザクションによりそれぞれのデータを複数に分
割して伝送するプロトコルを提供するものである。
【0018】ペイロード内に、バスリセット等によって
も変化しない、コントロールノードが有する固有のノー
ド情報であるIDを付加する。コントロールノードは、
ソースに対して論理的に接続されたデスティネーション
数を告知する。
【0019】ソースノードは、デスティネーションから
のバッファサイズごとに該デスティネーションからの受
信確認応答パケットを待って、次のセグメントパケット
を送信する。ソースノードからの送信データー終了を示
すパケットに対してそれぞれのデスティネーションは、
受信確認応答パケットを返す。
【0020】マルチキャスト伝送におけるソースノード
からの送信Destination Bus IDバスアドレスをロー
カルバスである3 FF( h) としない、0から3 FE以
下のアドレスを設定する。
【0021】本発明のデータ通信システムは、複数の機
器により構成されたデータ通信システムにおいて、前記
複数の機器に含まれるN個の機器により構成される仮想
的な通信関係を示す第1の情報と、該N個の機器間にお
いて通信される情報データを判別する第2の情報とを用
いて前記情報データの通信を行うことを特徴としてい
る。ここで、第1の情報とは、実施の形態に記載された
マルチキャストIDに相当する。また、第2の情報と
は、本実施の形態に記載されたコネクションIDに相当
する。また、本発明のデータ通信システムの他の特徴と
するところは、前記データ通信システムは、前記第1及
び第2の情報を管理する機能を具備する管理機器を含
み、該管理機器を用いて前記N個の機器間の通信を制御
することを特徴としている。また、本発明のデータ通信
システムのその他の特徴とするところは、前記管理機器
は、前記N個の機器のそれぞれに、前記第1及び第2の
情報を送信することを特徴としている。また、本発明の
データ通信システムのその他の特徴とするところは、前
記管理機器は、前記第1及び第2の情報とともに、該管
理機器に固有のユニークID情報を前記N個の機器のそ
れぞれに送信することを特徴としている。また、本発明
のデータ通信システムのその他の特徴とするところは、
前記N個の機器は、前記ユニークID情報を用いて前記
第1及び第2の情報を設定した管理機器を識別すること
を特徴としている。また、本発明のデータ通信システム
のその他の特徴とするところは、前記管理機器は、IE
EE1394規格に準拠したAsynchronous転送方式を用
いて、前記N個の機器のそれぞれとの通信を行うことを
特徴としている。また、本発明のデータ通信システムの
その他の特徴とするところは、前記N個の機器は、前記
第1及び第2の情報に関する付加情報をテーブルを用い
て管理することを特徴としている。また、本発明のデー
タ通信システムのその他の特徴とするところは、前記N
個の機器は、前記第1及び第2の情報により構成される
通信パケットを用いて前記情報データを送信することを
特徴としている。また、本発明のデータ通信システムの
その他の特徴とするところは、前記第1の情報は、前記
通信パケットのヘッダ部に格納され、前記第2の情報
は、該通信パケットのデータ部に格納されていることを
特徴としている。また、本発明のデータ通信システムの
その他の特徴とするところは、前記情報データは、第2
の情報に対応するメモリ空間に格納されていることを特
徴としている。また、本発明のデータ通信システムのそ
の他の特徴とするところは、前記第1の情報は、一つの
送信機器と複数の受信機器とにより構成される論理的な
接続関係を示すことを特徴としている。また、本発明の
データ通信システムのその他の特徴とするところは、前
記第2の情報は、前記N個の機器間において通信される
複数の異なる情報データのそれぞれを判別する情報であ
ることを特徴としている。また、本発明のデータ通信シ
ステムのその他の特徴とするところは、前記N個の機器
のそれぞれから出力される情報データは、前記データ通
信システムを構成する全ての機器に転送されることを特
徴としている。また、本発明のデータ通信システムのそ
の他の特徴とするところは、前記N個の機器のそれぞれ
から出力される情報データは、IEEE1394規格に
準拠したAsynchronous転送方式を用いて転送されること
を特徴としている。また、本発明のデータ通信システム
のその他の特徴とするところは、前記管理機器は、前記
情報データを送信する機器から送信された終了フラグに
より、該情報データの通信が終了したことを特徴として
いる。また、本発明のデータ通信システムのその他の特
徴とするところは、前記仮想的な通信関係の開放は、前
記管理機器或いは前記情報データを受信する機器により
行われることを特徴としている。また、本発明のデータ
通信システムのその他の特徴とするところは、前記情報
データを受信する機器は、前記仮想的な通信関係を構成
する要求に対して、受信バッファのサイズ、メモリ空間
内の所定の領域を示すアドレス情報、データ開始のポイ
ンタを示すシーケンシャル番号、準備完了を示す情報の
少なくとも一つの情報を含むパケットを送信することを
特徴としている。また、本発明のデータ通信システムの
その他の特徴とするところは、前記情報データを送信す
る機器は、該情報データを受信する機器からのレスポン
スを所定期間計時し、該期間により通信異常を検出する
ことを特徴としている。また、本発明のデータ通信シス
テムのその他の特徴とするところは、前記情報データを
送信する機器は、前記通信異常を検出した場合に、前記
情報データの再送動作を自動的に開始することを特徴と
している。また、本発明のデータ通信システムのその他
の特徴とするところは、前記複数の機器に含まれるN個
の機器により構成される仮想的な通信関係を示す情報
と、該N個の機器間で通信される情報データを格納する
仮想的なメモリ空間を指定する情報とを用いて前記情報
データの通信を行うことを特徴としている。ここで、仮
想的な通信関係を示す情報とは、本実施の形態に記載さ
れたマルチキャストIDに相当する。また、仮想的なメ
モリ空間を指定する情報とは、本実施の形態に記載され
たdestination offsetに相当する。また、本発明のデー
タ通信システムのその他の特徴とするところは、複数の
ID情報を用いて仮想的な通信環境を設定することを特
徴としている。ここで、複数のID情報には、本実施の
形態に記載されたマルチキャストID、コネクションI
D、destination offsetの内の何れかが含まれている。
【0022】本発明のデータ通信装置は、複数の機器に
より構成されたデータ通信システムに接続可能なデータ
通信装置において、前記複数の機器に含まれるN個の機
器により構成される仮想的な通信関係を示す第1の情報
と、該N個の機器間において通信される情報データを判
別する第2の情報とを設定する設定手段と、前記設定手
段により設定された前記第1及び第2の情報を用いて前
記情報データの通信を行う通信手段とを具備することを
特徴としている。ここで、第1の情報とは、実施の形態
に記載されたマルチキャストIDに相当する。また、第
2の情報とは、本実施の形態に記載されたコネクション
IDに相当する。また、本発明のデータ通信装置の他の
特徴とするところは、複数の機器により構成されたデー
タ通信システムに接続可能なデータ通信装置において、
前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
仮想的な通信関係を示す第1の情報と、該N個の機器間
において通信される情報データを判別する第2の情報と
を含む前記情報データを受信する受信手段と、前記第1
及び第2の情報の情報を用いて前記受信手段により受信
された情報データが自己に送信されたデータであるか否
かを判別する判別手段とを具備することを特徴としてい
る。また、本発明のデータ通信装置のその他の特徴とす
るところは、複数の機器により構成されたデータ通信シ
ステムに接続可能なデータ通信装置において、前記複数
の機器に含まれるN個の機器により構成される仮想的な
通信関係を示す情報と、該N個の機器間で通信される情
報データを格納する仮想的なメモリ空間を指定する情報
とを設定する設定手段と、前記設定手段により設定され
た前記第1及び第2の情報を用いて前記情報データの通
信を行う通信手段とを具備することを特徴としている。
ここで、仮想的な通信関係を示す情報とは、本実施の形
態に記載されたマルチキャストIDに相当する。また、
仮想的なメモリ空間を指定する情報とは、本実施の形態
に記載されたdestination offsetに相当する。また、本
発明のデータ通信装置のその他の特徴とするところは、
複数の機器により構成されたデータ通信システムに接続
可能なデータ通信装置において、前記複数の機器に含ま
れるN個の機器により構成される仮想的な通信関係を示
す情報と、該N個の機器間で通信される情報データを格
納する仮想的なメモリ空間を指定する情報とを含む情報
データを受信する受信手段と、前記第1及び第2の情報
を用いて前記受信手段により受信された情報データが自
己に送信されたデータであるか否かを判別する判別手段
とを具備することを特徴としている。ここで、仮想的な
通信関係を示す情報とは、本実施の形態に記載されたマ
ルチキャストIDに相当する。また、仮想的なメモリ空
間を指定する情報とは、本実施の形態に記載されたdest
ination offsetに相当する。
【0023】本発明のデータ通信方法は、複数の機器に
より構成されたデータ通信システムに適用可能なデータ
通信方法において、前記複数の機器に含まれるN個の機
器により構成される仮想的な通信関係を示す第1の情報
と、該N個の機器間において通信される情報データを判
別する第2の情報とを用いて前記情報データの通信を行
うことを特徴としている。ここで、第1の情報とは、実
施の形態に記載されたマルチキャストIDに相当する。
また、第2の情報とは、本実施の形態に記載されたコネ
クションIDに相当する。また、本発明のデータ通信方
法のその他の特徴とするところは、複数の機器により構
成されたデータ通信システムに適用可能なデータ通信方
法において、前記複数の機器に含まれるN個の機器によ
り構成される仮想的な通信関係を示す情報と、該N個の
機器間で通信される情報データを格納する仮想的なメモ
リ空間を指定する情報とを含む通信パケットを用いて前
記情報データの通信を行うことを特徴としている。ここ
で、仮想的な通信関係を示す情報とは、本実施の形態に
記載されたマルチキャストIDに相当する。また、仮想
的なメモリ空間を指定する情報とは、本実施の形態に記
載されたdestination offsetに相当する。また、本発明
のデータ通信方法のその他の特徴とするところは、複数
の機器により構成されたデータ通信システムに適用可能
なデータ通信方法において、複数のID情報を用いて仮
想的な通信環境を設定することを特徴としている。ま
た、本発明のデータ通信方法のその他の特徴とするとこ
ろは、複数の機器により構成されたデータ通信システム
に適用可能なデータ通信方法において、前記複数の機器
に含まれるN個の機器により構成される仮想的な通信関
係を示す第1の情報と、該N個の機器間において通信さ
れる情報データを判別する第2の情報とを用いて、前記
情報データが自己に送信されたデータであるか否かを判
別することを特徴としている。ここで、複数のID情報
には、本実施の形態に記載されたマルチキャストID、
コネクションID、destination offsetの内の何れかが
含まれている。また、本発明のデータ通信方法のその他
の特徴とするところは、複数の機器により構成されたデ
ータ通信システムに適用可能なデータ通信方法におい
て、前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成さ
れる仮想的な通信関係を示す情報と、該N個の機器間で
通信される情報データを格納する仮想的なメモリ空間を
指定する情報とを用いて、前記情報データが自己に送信
されたデータであるか否かを判別することを特徴として
いる。ここで、仮想的な通信関係を示す情報とは、本実
施の形態に記載されたマルチキャストIDに相当する。
また、仮想的なメモリ空間を指定する情報とは、本実施
の形態に記載されたdestination offsetに相当する。
【0024】本発明の記憶媒体の特徴とするところは、
前記各手段としてコンピュータを機能させるためのプロ
グラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。ここで、
第1の情報とは、実施の形態に記載されたマルチキャス
トIDに相当する。本発明の記憶媒体の他の特徴とする
ところは、前記データ通信方法の手順をコンピュータに
実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とす
る記憶媒体。
【0025】
【作用】本発明は前記技術手段を有するので、コントロ
ーラノードにより、ネットワーク内に一意に決めた独立
したコネクションIDを設定し、ソース、デスティネーシ
ョンノード間に論理的なコネクションをはり、それぞれ
の論理的なコネクションに前記コネクションIDをあて
る。それ以後は、ソース、デスティネーションノード間
のハンドシェイク通信においては、前記コントローラが
設定したコネクションIDナンバーをペイロード内のフィ
ールドに含む、いわゆるブロードキャストAsynchronous
トランザクションを用いて通信する。
【0026】それぞれのノードは、ペイロード内のコネ
クションIDを判別して、自身のノード間に設定されたコ
ネクションであるか否かを判別し、設定されたコネクシ
ョンID以外は、すべて自分自身で排除する。
【0027】ソースノードは、デスティネーションノー
ドに対して、コネクション要求フラグを有するブロード
キャストパケットを送信し、デスティネーションノード
は、そのノードがデータの受信準備が終了しだい、受信
できるバッファサイズ情報、および、データパケットの
開始順番を示すデータシークエンス番号を含み、Ackビ
ットを設定して、いわゆるブロードキャストAsynchrono
usトランザクションを用いて通信する。
【0028】ソースノードは、ブロードキャストで送信
されたパケットを受信して、コネクションIDを判別し、
デスティネーションノードからのAck レスポンスである
ことを確認する。以上により、データ転送が開始され
る。
【0029】また、ペイロード内のコントロールノード
の固有情報であるワールドワイドユニークIDとコンロ
トールノードの設定したコネクションIDにより、ソー
ス、デスティネーションノードは、ソースデスティネー
ション間に個別に設定された論理的コネクションを識別
する。
【0030】また、複数接続されたデスティネーション
に単一のコネクションIDによりデーターを送信する。
従来の1394デバイスは、デスティネーションバスI
Dがローカルであることを示す3 FF( h) でないた
め、デスティネーションフィジカルIDがたとえ、3 F
( h) であっても簡易にマルチキャストで転送されたパ
ケットを削除できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について説明する。図1において、10はcomput
erであり、12は演算処理装置(MPU) 、14は第一の1394イ
ンターフェイス、16はキーボードなど第一の操作部、18
は第一のデコーダ、20はCRT ディスプレイなどの表示装
置、22はハードディスク、24は第一のメモリであり本発
明に係るcomputer10の内部メモリ、26はPCI バスなどの
コンピュータ内部バスである。
【0032】また、28はVCR であり、30は撮像光学系、
32はアナログ- デジタル(A/D) 変換器、34はビデオ処理
部、36は圧縮伸長回路、38は第一のメモリ、40は第二の
メモリ、42は第一のデータセレクタ、44は第二の1394イ
ンターフェイス、46は第一のメモリ制御回路、48は第二
のメモリ制御回路、50はシステムコントローラ、52は第
二の操作部、54はファインダ、56はD/A 変換器、58は記
録部である。
【0033】さらに、60はプリンタであり、62は第三の
1394インターフェイス、64は第二のデータセレクタ、66
は第三の操作部、68はプリンタコントローラ、70は第二
のデコーダ、72は第三のメモリ、74は画像処理部、76は
ドライバ、78はプリンタヘッド、である。
【0034】computer10と、VCR28 、及び、プリンタ60
とは、第一から第三の1394インターフェイス14,44,62に
よって1394シリアルバスのノードを構成するとともに、
該第一から第三の1394インターフェイス14,44,62を介し
て相互に接続されており、データの授受や、コマンドに
よるコントロール等が可能になっている。
【0035】本実施の形態では、例えば、computer10
は、1394シリアルバス上における、画像信号送受信のコ
ントローラとして動作する。本実施の形態に係るcomput
er10においては、例えば、PCI バスなどのコンピュータ
内部バス26によって、12は演算処理装置(MPU) と、1394
インターフェイス14、キーボード16、デコーダ18、CRT
ディスプレイ20、ハードディスク22、内部メモリ24など
の、内部の各デバイスとが相互に接続されている。
【0036】12は演算処理装置(MPU) は、ハードディス
ク22に記録されているソフトウェアを実行するととも
に、様々なデータを内部メモリ24に移動させる。また、
12は演算処理装置(MPU) は、PCI バス26によって接続さ
れている各デバイスの調停動作なども合わせて行なう。
1394インターフェイス14は、1394シリアルバス上に転送
される画像信号を受信するとともに、ハードディスク22
に記録されている画像信号や、内部メモリ24に記憶され
る画像信号を送信する。
【0037】また、1394インターフェイス14は、1394シ
リアルバス上に接続された他の機器に対するコマンドデ
ータを送信する。また、1394インターフェイス14は、13
94シリアルバス上に転送される信号を他の1394ノードに
転送する。
【0038】操作者は、キーボード16などの操作部を通
じて、MPU12 に、ハードディスク22に記録されているソ
フトウェアを実行させる。該ソフトウェア等の情報は、
CRTディスプレイなどの表示装置20によって操作者に提
示される。
【0039】デコーダ18は、前記のソフトウェアを通じ
て、1394シリアルバス上から受信した画像信号をデコー
ドする。デコードされた画像信号も、また、CRT ディス
プレイなどの表示装置20によって操作者に提示される。
【0040】本実施の形態では、例えば、VCR28 は、画
像信号の入力装置として動作する。撮像光学系30から入
力された映像の輝度信号(Y )と色差信号(C )は各々
A/D変換器32にてディジタルデータに変換される。
【0041】前記ディジタルデータは、ビデオ処理部34
にて多重化される。その後、圧縮伸長回路36にて該画像
情報のデータ量を圧縮する。一般に、YC独立に該圧縮処
理回路を備えているが、ここでは説明の簡略化の為にYC
時間分割での圧縮処理の例を示す。
【0042】次に、前記画像データを伝送路誤りに強く
する目的でシャフリング処理を施す。この処理の目的は
連続的な符号誤りであるところのバーストエラーを修整
や補間の行いやすい離散的な誤りであるところのランダ
ムエラーに変換する事である。加えて、画像の画面内の
粗密による情報量の発生の偏りを均一化する目的を重視
する場合には前記圧縮処理の前に本処理工程を持ってく
ると、ランレングス等の可変長符号を用いた場合の都合
が良い。
【0043】これを受けて、データ・シャフリングの復
元の為のデータ識別(ID)情報を付加する。このID付加
動作にて付加されたIDは、同時に記録しておいた前記シ
ステムのモード情報等と共に再生時の逆圧縮処理(情報
量伸張処理)の際に補助情報として利用する。これらの
データの再生時の誤りを低減する為にエラー訂正(ECC
)情報を付加する。この様な冗長信号の付加までを、
映像と音声等の情報毎に対応する独立の記録エリア毎に
処理する。
【0044】前記のように、ID情報やECC 情報が付加さ
れた画像信号は、記録部58により、磁気テープ等の記録
媒体に記録されるとともに、後述する第一のメモリ38に
一時的に記憶される。
【0045】一方、ビデオ処理部34にて多重化された画
像データは、D/A 変換器56によって、ディジタル- アナ
ログ変換され、電子ビューファインダ54で操作者により
観察される。
【0046】また、操作者は第二の操作部52を介して、
様々な操作情報をシステムコントローラ50に送信し、シ
ステムコントローラ50は、該操作情報によって、VCR 全
体を制御するようになっている。
【0047】また、ビデオ処理部34にて多重化された画
像データは、第二のメモリ40に出力され、一時的に記憶
される。前述した第一のメモリ38と、二のメモリ40と
は、それぞれ、第一のメモリ制御回路46と、第二のメモ
リ制御回路48とを介し、システムコントローラ50により
動作制御されている。
【0048】第一のデータセレクタ42は、前述した第一
のメモリ38と、二のメモリ40からのデータを選択して、
第二の1394インターフェイス44に受け渡す、あるいは、
第二の1394インターフェイス44からのデータを選択し
て、第一のメモリ38と、二のメモリ40とのどちらかに受
け渡す。
【0049】前記動作により、VCR28 における第二の13
94インターフェイス44からは、圧縮された画像データと
非圧縮の画像データとが、操作者により選択されて出力
できるようになっている。
【0050】第二の1394インターフェイス44は、1394シ
リアルバスを通じて、VCR28 を制御するためのコマンド
データを受信する。受信されたコマンドデータは、第一
のデータセレクタ42を通じて、システムコントローラ50
に入力される。
【0051】システムコントローラ50は、前記のコマン
ドデータに対するレスポンスデータを作成して、第一の
データセレクタ42、及び、第二の1394インターフェイス
44を通じ、1394シリアルバスに該データを送出する。
【0052】本実施の形態では、例えば、プリンタ60
は、画像の印刷出力装置として動作する。第三の1394イ
ンターフェイス62は、1394シリアルバス上に転送される
画像信号と、1394シリアルバスを通じて該プリンタ60を
制御するためのコマンドデータとを受信する。また、第
三の1394インターフェイス62は、該コマンドに対するレ
スポンスデータを送信する。
【0053】受信された画像データは、第二のデータセ
レクタ64を通じて、第二のデコーダ70に入力される。第
二のデコーダ70は、該画像データをデコードして、画像
処理部74に出力する。画像処理部74は、デコードされた
画像データを第三のメモリ72に一時的に記憶する。
【0054】一方、受信されたコマンドデータは、第二
のデータセレクタ64を通じて、プリンタコントローラ68
に入力される。プリンタコントローラ68は、該コマンド
データによりドライバ76による紙送り制御や、プリンタ
ヘッド78の位置制御など、様々な印刷に関する制御を行
なう。
【0055】また、プリンタコントローラ68は、第三の
メモリ72に一時的に記憶された画像データを、印刷デー
タとして、プリンタヘッド78に送信し、印刷動作を行わ
せる。前述したように、本実施の形態に係る、第一から
第三の1394インターフェイス14,44,62は、それぞれ、13
94シリアルバスのノードを構成する。
【0056】第一1394インターフェイス14は、コントロ
ールノード、または、コントローラとして動作し、第二
1394インターフェイス44は、画像データのソースノード
として動作し、第三1394インターフェイス44は、デステ
ィネーションノードとして動作する。
【0057】以下に、図2を用いて、本実施の形態に係
る各ノードの動作を示す。図2において、200 はコント
ローラ、202 はソースノード、204 はデスティネーショ
ンノード、206 はソースノード内部のサブユニット、20
8 は画像データ等のobject、210 はデスティネーション
ノード内部の第一のメモリ空間、212 は第一のコネクシ
ョン、214 はデスティネーションの第n のメモリ空間、
216 は第n のコネクションである。
【0058】コントローラ200 は、データ転送を行うソ
ースノード202 とデスティネーションノード204 とのコ
ネクションを確立するためのコネクションIDを管理する
ノードである。
【0059】コントローラ200 は、ソースノード202 、
及びデスティネーションノード204と独立したノードで
あってもよいし、ソースノード、または、デスティネー
ションノードとコントローラとが同じであってもかまわ
ない。後者の場合、コントローラと同じノードであるソ
ースノード、または、デスティネーションノードと、コ
ントローラとの間のトランザクションは、不要である。
【0060】本実施の形態では、コントローラ200 がソ
ースノード202 、及びデスティネーションノード204 と
は別のノードに存在する場合の例を示す。本実施の形態
の通信装置においては、複数のコネクションを確立する
ことが可能である。
【0061】ソースノード202 は、内部のサブユニット
206 から画像データ等のobject208を、例えば、第一の
コネクション212 を通じて、デスティネーションノード
内部の第一のメモリ空間210 に書き込む。また、前述の
コネクションによるデータの授受は、例えば、Asynchro
nousパケットを用いて行なわれる。
【0062】次に、図3(a) を用いて、前述した、コン
トローラ200 、ソースノード202 、デスティネーション
ノード204 の、各ノードの動作について説明する。コン
トローラは、ユーザーが選択したソースノードとデステ
ィネーションノードに対して、接続を行うためのデータ
パケットを送信する。
【0063】このパケットはAsynchronousパケットで、
ペイロードにはこのコネクションを識別するためのコネ
クションIDが書かれている。このパケットに続いて、コ
ントローラはソースノードに送信コマンドパケットを送
信する。送信コマンドパケットを受け取ると、ソースノ
ードとデスティネーションノードは割り当てられたコネ
クションIDを使用してブロードキャストトランザクショ
ンを行い、データ転送を開始する。
【0064】データ転送が終了するとソースはsegment
end を示すブロードキャストパケットを送出し、このパ
ケットを受け取ったコントローラはコネクションIDを解
放して、データ転送が終了する。
【0065】ここで、コネクションIDとは、ソースー
ノードとデスティネーションノードとの論理的なコネク
ションを示すとともに、ソースノードの具備するサブユ
ニットから送信される複数のオブジェクトを判別する意
味を有する。したがって、複数の異なったオブジェクト
が同一のソースノードから同一のデスティネーションノ
ードに送信される場合、デスティネーションノードはAs
ynchronousパケット内に含まれるコネクションIDを検
出することにより、各オブジェクトを判別することがで
きる。
【0066】また、同一のオブジェクトが同一のソース
ノードから異なる複数のデスティネーションノードに送
信される場合も、各デスティネーションノードは、この
コネクションIDにより受信すべきAsynchronousパケッ
トを判別することができる。
【0067】コントローラからコネクションID通知のパ
ケットと送信コマンドパケットを受け取ったソースノー
ドは、デスティネーションノードに対する問い合わせの
Asynchronousブロードキャストパケットを送信する。
【0068】このパケットにはコントローラに指定され
たコネクションIDが書き込まれている。デスティネーシ
ョンノードはこのパケットを受け取ってレスポンスのブ
ロードキャストパケットを送出する。このパケットにも
同一のコネクションIDが書き込まれており、ソースノー
ドはこのIDを照合してこのソースノード宛のパケットで
あるかをどうかを識別する。
【0069】レスポンスパケットには、デスティネーシ
ョンノードのバッファサイズとオフセットアドレスが書
き込まれており、これ以後のデータ転送はそのアドレス
に対するライトトランザクションによって行われる。
【0070】ソースノードはデスティネーションノード
から受け取ったオフセットアドレスに対して、Asynchro
nousブロードキャストパケットを使用して書き込みを行
う。このパケットには前記コネクションIDとデータのシ
ークエンス番号が書き込まれている。
【0071】ブロードキャストパケットを送信した後、
ソースノードはデスティネーションノードからのレスポ
ンスを待機する。デスティネーションノードからはコネ
クションIDとシークエンス番号が書かれたレスポンスパ
ケットがAsynchronousブロードキャストパケットで送信
され、このパケットを受け取るとソースノードはシーク
エンス番号をインクリメントし、次のデータを同様に送
信する。
【0072】この手順を繰り返して、ソースノードはデ
ータ転送を行う。デスティネーションノードからのレス
ポンスを待機する最大の時間はあらかじめ決められてお
り、その時間を過ぎてもレスポンスが帰ってこない場合
は、同一シークエンス番号を用いて、同一データを再送
する。また、デスティネーションノードから再送要求の
レスポンスパケットが送信された場合は、指定されたシ
ークエンス番号のデータをブロードキャストで再送す
る。全てのデータの転送が終了したら、ソースノードは
segment end を示すブロードキャストパケットを送信し
て、データ転送を終了する。
【0073】コントローラからコネクションID通知のパ
ケットを受け取ったデスティネーションノードは、ソー
スノードからの問い合わせのAsynchronousブロードキャ
ストパケットを待機する。ブロードキャストパケットを
受け取ったデスティネーションノードは、そのパケット
に書かれているコネクションIDとコントローラから通知
されたコネクションIDを照合して、このパケットがソー
スノードからのパケットであるかどうかを判別する。
【0074】ソースノードからの問い合わせパケットを
受信すると、デスティネーションノードはコネクション
ID、データ受信用のバッファサイズとオフセットアドレ
スを書き込んだレスポンスパケットをブロードキャスト
で送信する。ソースノードからのデータは、このアドレ
スに対して書き込まれる。
【0075】ソースノードからデータが書き込まれる
と、デスティネーションノードはペイロード中のコネク
ションIDの照合を行う。このIDがコントローラから通知
されたIDと一致する場合はデータを受け取って、コネク
ションIDと受信データ中のシークエンス番号を書き込ん
だレスポンスパケットをブロードキャストで送信する。
受信データのシークエンス番号に不整合が検出された場
合、再送要求を示すレスポンスを送出し、ソースノード
に再度データを要求することができる。全てのデータ転
送が終了すると、ソースノードからsegment end を示す
ブロードキャストパケットが送信され、このパケットを
受信するとデータ転送プロセスを終了する。
【0076】確実にデータを転送するためには、バスリ
セットの発生や何らかのエラーの発生により、データ転
送中が中断した場合にも、速やかに該データ転送が再開
されることが望ましい。本実施の形態では、再送要求の
手順を設けることで該問題点を解決している。
【0077】次に、該再送要求の手順を図3(b) を用い
て説明する。データ転送中にバスリセットが発生した場
合、各ノードは規格で定められた手順で例えば、シーク
エンス番号がi であった時に、データ転送が中断した場
合、まず、各ノードは規格で定められた手順でバスの再
構築を行う。
【0078】バスの再構築が完了した後、デスティネー
ションノードはコネクションIDとシークエンス番号i を
書き込んだ再送要求パケット(resend request)を、ブロ
ードキャストパケットで送信する。データ転送の再開が
可能な場合には、ソースノードは、ack レスポンスを返
す。その後、ソースノードは受信したパケットのコネク
ションIDを照合し、要求されたシークエンス番号の以
降、すなわち、シークエンス番号(i+1) 出始まるデータ
列のデータを順次ブロードキャストパケットで送信す
る。
【0079】前述の手順により、ソースノード、デステ
ィネーションノード、コントローラノードはそれぞれノ
ードIDを考慮することなく、データ転送が中断しても、
その後のデータ転送を容易に、かつ、確実に再開するこ
とができる。また、前述のように、本実施の形態では、
データ転送が中断した場合にも、コントローラの制御手
順が簡略化できる効果がある。
【0080】次に、図4を用いて、前述のAsynchronous
パケットについて説明する。本実施の形態に係るAsynch
ronousパケットは、例えば、4 byte,(32 bits 、以下ク
アッドレットと称する) を単位とするデータパケットで
ある。Asynchronousパケットにおいて、最初の16 bits
はdestination IDフィールドであり、該フィールドは
受信先のノードIDを示す。
【0081】最初の16bitsは、1394-1995 規格において
は、上位10bitsは、destinationBus IDを示し、下位
の6bits は、destination Physical IDいわゆるノー
ドIDを示す。上位10bitsは、3FFhである場合は、ロー
カルバス宛てへの送信を示し、0hから3Fe h までは、他
のバス宛てへの送信を示す。
【0082】下位6bits は、3Fh である場合は、ブロー
ドキャストパケットであることを示し、0 h から3Eh ま
では、特定のノードIDへの送信を示す。本実施の形態
のように、ローカルバスへのブロードキャストを行なう
場合には、このフィールドの値はFFFF 16 である。
【0083】次の6 bitsのフィールドは、トランザクシ
ョン・ラベル(tl)フィールドであり、各トランザクショ
ン固有のタグである。次の2 bitsのフィールドは、リト
ライ(rt)コードであり、パケットがリトライを試みるか
どうかを指定する。
【0084】次の4 bitsのフィールドは、トランザクシ
ョンコード(tcode) である。tcodeは、パケットのフォ
ーマットや、実行しなければならないトランザクション
のタイプを指定する。
【0085】本実施の形態においては、例えば、この値
が0001 2 である、データブロックの書き込みリクエ
ストのトランザクションを用いる。次の4 bitsのフィー
ルドは、プライオリティ(pri) フィールドであり、優先
順位を指定する。本実施の形態においては、Asynchrono
usパケットを用いているので、このフィールドの値は00
00 2 である。
【0086】次の16 bits はsource IDフィールドであ
り、送信側のノードIDを示す。次の48 bits はdestinat
ion offsetフィールドであり、パケットの受信先ノー
ドアドレスの、下位48 bits がこのフィールドによって
指定される。
【0087】次の16 bits はdata lengthフィールドで
あり、後述するデータフィールドの長さを、バイト単位
で示している。次の16 bits はextended tcode フィー
ルドであり、本実施の形態に用いられるデータブロック
の書き込みリクエストトランザクションにおいては、こ
の値は$0000 16 $ である。
【0088】次の32 bits はheader CRC フィールドで
あり、前述したdestination IDフィールドからextend
ed tcode フィールドまでを、パケットヘッダと称し、
該ヘッダパケットのエラー検出に用いられる。次のフィ
ールドは可変長のデータフィールドであり、該データフ
ィールドをパケットのペイロードと称する。本実施の形
態においては、該データフィールドがクアッドレットの
倍数でない場合、クアッドレットに満たないビットには
0 が詰められる。
【0089】次の32 bits のフィールドはdata CRC フ
ィールドであり、前記のheader CRC フィールドと同様
に、該データフィールドのエラー検出に用いられる。図
5は、前述したフィールドにおいて、本実施の形態にて
いられるAsynchronousパケットヘッダにおいて、固定の
データを書き加えた図である。また、図6は、本実施の
形態にて用いられるAsynchronousパケットのデータフィ
ールドの構造を示す図である。
【0090】図6において、図4と同じ機能を持つデー
タについては説明しない。最初の6クアッドレットはヘ
ッダ・インフォメーションであり、前述したコネクショ
ンを識別するためのコネクションIDなどが書かれる。
【0091】6クアッドレット目以降は、可変長のデー
タブロックである。本実施の形態において、該データブ
ロックがクアッドレットの倍数でない場合、クアッドレ
ットに満たないビットには0 が詰められる。
【0092】図7は、前記ヘッダ・インフォメーション
の構造を示した図である。最初の2クワドレットは、コ
ントロールノードのワールドワイドユニークIDであ
り、該データーにより、ソース、デスティネーション
は、コネクションを設定したコントロールノードを識別
する。このワールドワイドユニークIDは、1394- 1995
規格に準拠する。
【0093】ここでは、個々のコントロールノードを識
別するために1394- 1995に準拠したワールドワイドユニ
ークIDを用いたが、バスリセットなどが発生しても、
変化しない個々のノードを識別できる固有の情報であれ
ばなんでもよい。次の16 bits は、前述したコネクショ
ンID(connection ID) フィールドであり、該データに
よってコネクションを識別する。
【0094】複数のコントローラーが同一のコネクショ
ンIDを設定した場合も、個々のノードは、前記コント
ロールノードのユニークなIDと前記コネクションID
により、絶対的な論理的コネクションを識別する。
【0095】また、個々のコントローラーは、他のコン
トローラの設定したコネクションID番号の重複を許
し、コントローラは、他のコントローラの設定したID
を使用してもよい。
【0096】次の8 bitsは、プロトコルタイプ(protoco
l type) フィールドであり、該ヘッダ・インフォメー
ションを用いたデータ授受の手順を示す。図では、Rese
rvedとして示されている。
【0097】本実施の形態の授受手順には、例えば、01
16 の値が用いられる。次の8 bitsは、コントールフ
ラグ(control flags)フィールドであり、制御データが
書かれる。コントールフラグフィールドの最上位ビット
は、例えば、再送要求(resend request)フラグであ
り、このビットの値が1 の時、データの再送要求が生じ
ていることを示す。
【0098】次の16 bits は、シークエンス番号(seque
nce number) フィールドである。前述したように、該
シークエンス番号フィールドは、特定のコネクションID
にて送受信されるデータパケットに対し、連続的な値が
使用される。デスティネーションノードは、該シークエ
ンス番号フィールドによって、有意なデータの連続性を
監視し、不一致が生じた場合には、ソースノードに対し
て再送要求を行なう。
【0099】次の16 bits は、確認応答番号(reconfirm
ation number) フィールドである。このフィールド
は、前述の再送要求フラグの値が1 の時のみ、意味を持
つフィールドである。
【0100】前述の再送要求フラグの値が1 の時、この
フィールドは、再送要求が生じている開始パケットのシ
ークエンス番号を示す。次の16ビットは、デスティネ
ーションノードの有するバッファサイズを示す。次の48
ビットは、デスティネーションノードのIEEE1212規格に
準拠した仮想的なアドレス空間(CRS 空間)のオフセッ
トアドレスを示す。
【0101】(用語の説明)なお、前述した実施の形態
において、以下のセグメントとは、ソースノードのデー
ターをペイロードのデーター値から、ペイロード内に設
けたヘッダーサイズ値を減算した値を単位として分割し
たものをいい、セグメントのデーターをセグメントデー
ターという。そのセグメントデーターサイズをセグメン
トデーターサイズという。
【0102】図9は、2つのコントローラがネットワー
ク上にそれぞれ同一のコネクションIDを設定した構成
を示す。図9中のコントローラーノード1は、バスリセ
ットなどが発生しても変化しないノードユニークな識別
IDを有することを示す。ここでは、IEEE1394-1995 規
格のワールドワイドユニークID=1とする。
【0103】同じく、図中のコントローラーノード2
は、前記コントローラノード1同様にバスリセットなど
が発生しても変化しないノードユニークな識別IDを有
することを示す。ここでは、IEEE1394-1995 規格のワー
ルドワイドユニークID=4とする。それぞれのコント
ローラは、ソースデスティネーション間に論理的なコネ
クションを設定しており、ここでは、それぞれの論理的
コネクションIDが0となっている。
【0104】このように、同一のコネクションIDをそ
れぞれのコントローラが設定した場合も、コントロール
ノード間で、コネクションIDが重複しないようにする
ネゴシエーションは必要ない。
【0105】コントローラは、コネクション設定にあた
り、あらかじめソースデスティネーション間にそれぞれ
コネクションIDとコントローラのノードユニークな識
別IDを告知しておく。ソース、デスティネーションそ
れぞれは、コネクションを設定したコントローラを前記
手順によりここに識別する。
【0106】図10は、図3(a) にて説明した、フロー
を補足する本実施の形態の全体のコントローラーとソー
ス、デスティネーション間の大まかなフローを示す。 (1)コントローラーは、まず、各デスティネーション
に各デスティネーションが許容できる最大のAsynchrono
us Write トランザクションのペイロードサイズを表す
IEEE1394-1995 規格に準拠したmax _rec サイズを問い
合わせると同時にコントローラが設定したユニークなコ
ネクションIDを告知する。各デスティネーションは、
前記コントローラーからのコマンドに対して、それぞれ
max recサイズを通知し、かつコネクションIDが設
定されたことをレスポンスとして返す。
【0107】(2)次に、コントローラーは、ソースに
対して前記コントローラが設定したユニークなコネクシ
ョンIDと、コントローラがソース、デスティネーショ
ン間で論理的に接続するデスティネーションの総数N
と、ソースが送信するブロードキャストAsynchronous
Write トランザクションのペイロードのサイズを告知す
る。このコントローラーからソースノードへ告知される
ペイロードのサイズは、各デスティネーションからの前
記max rec サイズの中でもっとも小さいmax rec サ
イズをソースノードからのペイロードサイズとする。
【0108】ソースノードは、コントローラーからのペ
イロードサイズから、各Asynchronous Write トランザ
クションのペイロード内に設けられている固定データー
サイズのヘッダーのサイズだけを減算したデーターサイ
ズを1セグメントのデーターサイズとし、このデーター
サイズにて選択されたオブジェクトを分割する。
【0109】ここでは、コントローラーがペイロードの
データーサイズをソースに対して告知し、ソースノード
がセグメントのデーターサイズを演算したが、コントロ
ーラーがこれらセグメントのサイズをあらかじめ演算し
た結果をソースノードに告知するようにしてもよい。ソ
ースは、前記コントローラからのコマンドに対して、そ
れぞれが設定されたことをレスポンスとして返す。
【0110】(3)コントローラーは、ソースに対して
送信を希望するソースの有するオブジェクトデーターの
中から1つのオブジェクトを選択する。ソースは、コン
トローラーに対して該オブジェクトが選択されたことを
レスポンスとして返す。該選択されたオブジェクトは、
静止画でも動画でもよい。また、テキストデーターや、
バイナリーデーターでもよい。
【0111】(4)コントローラは、前記ソースからの
レスポンスに対してソースがオブジェクトを送信できる
ことを知ると、コントローラーは、ソースに対して選択
したオブジェクトをデスティネーションに対して送信開
始を指示するコマンドを送信する。
【0112】(5)ソースは、コントローラからの前記
送信開始コマンドを受信すると、選択したオブジェクト
を送信開始する。
【0113】(6)ソースからのオブジェクトの送信が
終了するとコントローラーは、ソースに対して選択した
オブジェクトを開放する。
【0114】(7)この時点で、コントローラは、更に
他のオブジェクトを送信したいのであれば、前記の手順
(3)から手順(6)を繰り返す。
【0115】(8)すべてのオブジェクトを送信し終え
ると、コントローラは先に設定したユニークなコネクシ
ョンIDをリリースしてもよい。
【0116】図11は、1つのコントローラがネットワ
ーク上に同一のコネクションIDを1つのソースとN個
のデスティネーション間に設定した構成を示す。ここで
は、ユニークなコネクションIDをFFFF(h) としている
が、他の番号でもよい。コントローラは、図10に示し
た全体のフローの手順(1)をそれぞれのデスティネー
ションに対して行い、都合N回繰り返す。
【0117】図12は、前記図11に示したようなネッ
トワークの構成において、それぞれのデスティネーショ
ンが同一の受信バッファサイズを有し、オブジェクトデ
ーターサイズが該受信バッファに等しい場合を示す。こ
こでは、簡単のためデスティネーションの数をN=3と
している。ソースは、コントローラから同一のコネクシ
ョンIDで接続されているデスティネーション数=3で
あることをすでに、コントローラから告知されている。
【0118】(イ)コントローラからの送信開始コマン
ドがソースに対して送信されると、ソースは、図3(a)
にて説明した手順に従い接続要求を送信する。 (ロ)3個のデスティネーションは、それぞれ受信準備
が完了した時点で、それぞれ自身の有する受信バッファ
サイズを付加したAck レスポンスを返す。 (ハ)ソースは、3個のAck が帰ってきたことを確認し
た後、Ack レスポンス内の受信バッファサイズから、オ
ブジェクトを指定されたペイロードサイズに分割して前
記該デスティネーションのバッファサイズになるまで送
信する。
【0119】(ニ)すべてのデーターが送信し終わる最
後のセグメントにセグメントの終わりを示すセグメント
エンドフラグを立てて送信する。 (ホ)各デスティネーションは、セグメントエンドのパ
ケットを受信すると、それぞれすべてのデーターを受信
完了したことを示すセグメントエンドレシーブレスポン
スを返す。 (ヘ)コントローラ、ソースは、前記セグメントエンド
レシーブレスポンスがすべてのデスティネーションから
帰ったことを認識しデーター転送が終了した個を認識す
る。
【0120】図13は、前記図12で説明したオブジェ
クトデーターの転送のモデルを示す。この図では、オブ
ジェクトデーターは、データーサイズ128Kbyteの静止画
であり、セグメントサイズは、256byte で500 分割され
てデスティネーションに転送されることを示す例であ
る。
【0121】図14は、図11において、3個のそれぞ
れのデスティネーションが異なる受信バッファサイズを
有するネットワークにおけるデーター転送のフローを示
す。ここでは、簡単のためデスティネーションの数をN
=3としている。ソースは、コントローラから同一のコ
ネクションIDで接続されているデスティネーション数
=3であることをすでに、コントローラから告知されて
いる。
【0122】(ト)コントローラからの送信開始コマン
ドがソースに対して送信されると、ソースは、図3(a)
にて説明した手順に従い接続要求を送信する。 (チ)3個のデスティネーションは、それぞれ受信準備
が完了した時点で、それぞれ自身の有する受信バッファ
サイズを付加したAck レスポンスを返す。
【0123】(リ)ソースは、3個のAck が帰ってきた
ことを確認したのち、それぞれのAck レスポンス内の受
信バッファサイズを示すフィールドから、オブジェクト
を指定されたペイロードサイズに分割して前記該デステ
ィネーションの中で最小のバッファサイズになるまで送
信し、最小バッファサイズを有するデスティネーション
からのレシーブレスポンスが送信されるのを待つ。 (ヌ)最小受信バッファを有するデスティネーションか
らのレシーブレスポンスを受信したら、ソースは、引き
続き次に大きい受信バッファを有するデスティネーショ
ンノードのバッファサイズまで送信し、該デスティネー
ションからのレシーブレスポンスが送信されるのを待機
する。
【0124】(ル)該デスティネーションからのレシー
ブレスポンスを受信したら、ソースは、引き続き次に大
きい受信バッファを有するデスティネーションノードの
バッファサイズまで送信し、該デスティネーションから
のレシーブレスポンスが送信されるのを待機する。 (ヲ)ソースは、すべてのデーターを送信し終えるとセ
グメントエンドフラグをつけた最終セグメントを送信
し、それぞれのデスティネーションからのセグメントエ
ンドレシーブレスポンスを受信するまで待機する。
【0125】(ワ)すべての前記セグメントエンドレシ
ーブレスポンスを受信したら、コントローラーとソース
は、データー送信が終了したことを認識する。図15
は、前記図14に示した異なる受信バッファの場合を示
したものであり、ここでは、簡単のためデスティネーシ
ョンの数N=2としている。
【0126】ソースのオブジェクトは、ここでは、デー
ターサイズは128Kbyteの静止画ととなっているが、デー
ターサイズは、可変可能であり、規定するものではな
い。また、オブジェクトも静止画だけでなく、動画、テ
キスト、バイナリーデーターなどなにでもよい。
【0127】ソースは、セグメントサイズ256Byte に前
記オブジェクトを500 に分割し、デスティネーション#
1のバッファサイズまで送信し、該デスティネーション
は、レシーブレスポンスを返し、ソースが引き続き#2
のデスティネーションの受信バッファになるまで送信を
つづける。ここでは、#2のデスティネーションのバッ
ファサイズが#1のバッファサイズの2 倍となっている
が、デスティネーション間のバッファサイズについて相
互に何ら規定するものではない。
【0128】#1のデスティネーションは、都合3個の
センドレシーブレスポンスを返し、#2のデスティネー
ションは、1 個のセンドレシーブレスポンスを返すこと
になる。
【0129】(第2の実施の形態)この実施の形態は、
マルチキャストにおけるブロードキャストに関する。図
5にて示される第一の実施の形態では、Asynchronous
Write パケットにおいて、最初の16 bits はdestinatio
n IDフィールドであり、該フィールドは受信先のノー
ドIDを示す。第一実施の形態のように、ローカルバスへ
のブロードキャストを行なう場合には、このフィールド
の値はFFFF 16 である。
【0130】図16に前記destination IDフィールド
を示す。先に説明したとおり、この最初のフィールドの
最初の16bit は、IEEE1394-1995 規格においては、上位
10bit は、destination Bus IDを示し、下位の6bitは、
destination Physical IDいわゆるノードIDを示す。
【0131】上位10bit は、3FFhである場合は、ローカ
ルバス宛てへの送信を示し、0hから3Fehまでは、他のバ
ス宛てへの送信を示す。下位6bitは、3Fh である場合
は、ブロードキャストパケットであることを示し、0hか
ら3Eh までは、特定のノードIDへの送信を示す。
【0132】ここで、他のバス宛てへの送信を示すため
に用いていた 0h から3FEhのなかの、特定の1つの値を
用いて定義された上位10bit のdestination Bus IDと下
位destination Physical IDの合計16bit をマルチキャ
ストIDと定義する。本実施の形態2では、下位6bitが
ブロードキャストを示す3Fh を用いている。下位6bitが
3Fh の場合は、ブロードキャストIDと定義する。
【0133】第2の実施の形態では、先に説明した最初
の16bit のフィールドうち、上記10bit のdestination
Bus IDを、従来は、他のバス宛てへの送信を示すために
用いていた 0hから3FEhの中の、特定の1つの値をマル
チキャストデーター転送専用とし、下位の6bitは、dest
ination Physical ID いわゆるノードIDは、ブロード
キャストパケットであることを示す3Fh を用いる。この
例を図18に示す。
【0134】(第3の実施の形態)ここで、前記第2の
実施の形態において、他のバス宛てへの送信を示すため
に用いていた 0hから3FEhのなかの、特定の1つの値を
用いて定義された上位10bit のdestination Bus IDと下
位destination Physical IDの組み合わせた合計16bit
のフィールドで示されるものをマルチキャストIDと定
義するのは、第2の実施の形態と同じである。
【0135】第3の実施の形態は、先に説明した最初の
16bit のフィールドうち、第2の実施の形態で示した下
位6bitのdestination Physical IDいわゆるノードID
は、特定のノード宛てのIDを示す値を用いる。これ
は、1394においては、バスリセット後に決定されるノー
ドIDを示すものでである。0hから3Eh までの値を取
り、都合63個のノードIDが指定できる。
【0136】ここで、この上位10bit を前記第2 の実施
の形態にて示したように、マルチキャストデーター転送
専用のdestination Bus IDを指定しているため、下位6b
itの示すIDは、マルチキャストデーター転送用の特定
のノードIDを示すこととする。これを図18に示す。
【0137】第1の実施の形態と同様に、図10に示す
ように、コントローラーは、コネクション設定にあた
り、あらかじめソースとデスティネーションにそれぞれ
本実施の形態にて説明した16bit で示されたマルチキ
ャストIDとを通知する。また、上位10bit は、マルチ
キャストを指定するため値は固定であるから、下位6bit
のみを通知することも可能である。
【0138】また、同時に、コントローラーは、ソー
ス、デスティネーションそれぞれに、デスティネーショ
ンの任意のCSR 空間の48 bits のdestination offset
フィールドを通知する。コントローラーは、マルチキャ
ストID1 個につき、複数の任意のCSR 空間の48 bits
のdestination offsetフィールドを指定できる。
【0139】これらデスティネーションのCSR 空間の48
bits のdestination offsetフィールドは、コントロ
ーラーがテーブルとして有していてもよい。コントロー
ラーは、これら複数のデスティネーションのCSR 空間の
48 bits のdestination offsetフィールド毎にコネク
ションをソースとデスティネーション間で設定する。
【0140】以上により、パケットの受信先ノードアド
レスの、下位48 bits がこのフィールドによって指定さ
れる。このように、設定することにより各デスティネー
ションは、自分がコントローラーから設定された6bitの
IDとCSR 空間の48 bits のdestination offsetフィ
ールドを認識しデーターを取り込む。
【0141】これら、マルチキャストIDとデスティネ
ーションのオフセットアドレスは、コントローラーがそ
れぞれコネクションIDとしてマルチキャストIDとオ
フセットアドレスの組み合せを管理する。これを、図1
9にテーブルフォーマットの例を示す。また、図20に
コントローラーがソース、デスティネーション間に独立
したコネクションを5個設定している場合のコントロー
ラーが有するコネクションテーブルを示す。
【0142】ここでは、コントローラーが都合3つのマ
ルチキャストIDを確保しており、マルチキャストID
=3FE00 (h)には、それぞれ異なるデスティネーション
Offsetアドレスを設定していることがわかる。
【0143】マルチキャストID=3FE01(h)には、一つ
のデスティネーションOffsetアドレスが設定されてい
る。マルチキャストID=3fE04(h)も、同様に一つのデ
スティネーションOffsetアドレスが設定されている。
【0144】このように、一つのマルチキャストIDに
ついて複数のデスティネーションOffsetアドレスが設定
が設定されるしくみを提供している。このため、マルチ
キャストIDが63しかなくても、複数のコネクション
を設定できる。
【0145】デスティネーションからのソースに返信す
るレスポンスパケットは、前記コントローラーが設定し
た前記16bit のマルチキャストIDとデスティネーショ
ンOffsetアドレスを設定して、図4に示すAsynchのWrit
e のdestination IDに書き込み、Asynchronous Writ
e トランザクションで送信する。
【0146】コントローラーは、あらかじめソースノー
ドのCSR 空間の48 bits のdestination offsetフィー
ルドをコネクション毎に設定しており、コネクション設
定時にデスティネーションにソースノードの上記CSR 空
間の48 bits のdestinationoffsetを通知していること
は、すでに説明している。
【0147】コントローラーは、あわせて、コントロー
ラーのWWUIDをそれぞれのソース、デスティネーシ
ョンに通知することは、第1の実施の形態及び第2の実
施の形態と同じである。また、それぞれのコネクション
ID毎に同コネクションIDで設定されているデスティ
ネーションの総数がワード長 6bit にて、Total number
of destination field にコネクション設定が終了され
ているそれぞれの総数が示されている。
【0148】図21に示すところのWWUIDを示すフ
ィールドにコントローラーが管理するコネクションID
を書き込み、かつ、マルチキャストIDをもちいること
により、バスリセットが発生した場合も実施の形態1に
示すようにソース、デスティネーションは、図3(b)
に示すように自動的にコネクションを復帰できる。
【0149】(第4の実施の形態)本実施の形態では、
マルチキャストIDテーブルを有するノードがIsochron
ous resouce マネージャーである場合である。コネクシ
ョンを設定するコントローラーは、前記Isochronous re
souce マネージャーに対して、特定のオフセットアドレ
スに保持されているマルチキャストIDをいったんAsyn
chronous Read トランザクションにて読み込み、希望す
るマルチキャストIDをコンペア・スワップロックトラ
ンザクションにて書きこむことにより、希望するマルチ
キャストIDを得る。
【0150】これらの手順は、IEEE1394-1995 規格にお
けるIsochrnous Ch の獲得手順と同じである。マルチキ
ャストIDを有するノードがROOTノードである場合
も、同様にに、コントローラーがマルチキャストIDを
獲得する手順は同じである。
【0151】このような、マルチキャストIDを管理す
るノードをバス上に1個に限定し、コネクションを希望
するコントローラーが前記マルチキャストIDを管理す
るノードに前記IDを確保するようにしているため、マ
ルチキャストIDが重複することがなくなる。
【0152】それぞれのコネクション毎に、マルチキャ
ストIDと、ソース、デスティネーションのそれぞれの
CSR 空間の48 bits のdestination offsetを指定して
いるため、図7に示すようなパケット内のペイロードに
設けるヘッダーなかのコネクションIDおよび、WWU
IDを付加してソースおよび、デスティネーションは、
付加しなくてもよい。本実施の形態4の場合のヘッダー
を図22に示す。
【0153】図23に示すヘッダーの例は、ここでは、
図10にて述べたゼネラルフローにて、デスティネーシ
ョンのバッファサイズをコントローラーがデスティネー
ションに問い合わせて、ソースに通知するようにした場
合を示している。この場合は、各ペイロード内のヘッダ
ーに デスティネーションのBufferサイズを示す
フィールドを設ける必要がない。
【0154】図24に示す例は、コントローラーとソー
スデスティネーションの接続構成を示す。コントローラ
ーは、ソース、デスティネーション間にコネクションを
設定しており、コネクションIDによって管理される。
ソース、デスティネーションは、あらかじめ通知された
コネクションIDによって、コネクションを判別するこ
とは、第1の実施の形態と同じである。
【0155】それぞれのデスティネーションは、図に示
すようにそれぞれが設定されたコネクションIDとマル
チキャストIDとオフセットアドレスをテーブルとして
有している。図24には示していないが、ソースも同様
なテーブルを有することはいうまでもない。
【0156】図24は、コントローラーとソースデステ
ィネーションの接続構成を示す。ソース、デスティネー
ションは、あらかじめ通知されたコネクションIDによ
って、コネクションを判別することは、第1の実施の形
態と同じである。
【0157】コントローラーは、ソース1個と、N個の
デスティネーション間にコネクションを設定しているこ
とを示す。コントローラーは、現在コントローラーが設
定しているすべてのコネクションをテーブルとして有し
ている。
【0158】コントローラーは、コネクションID=0
(h)でデスティネーションノード0、1、2の合計3
個のノードに対して、ソースノードとコネクションを設
定いしている。同一コネクションIDで接続されている
デスティネーションの総数=3(h)をテーブルのTota
l number of destination field に記録しておく。ま
た、デスティネーションノード#n に別のコネクション
ID=4(h)でもコネクションを設定している。同様
に、接続されているデスティネーションの総数=1
(h)をテーブルのTotal nuber of destination field
に記録しておく。
【0159】図24に示すデスティネーションノード
0、1、2はそれぞれのデスティネーションは、コント
ローラーがそれぞれのデスティネーションに設定したコ
ネクションをテーブルとして有していることを示してい
る。
【0160】図24に示すように、それぞれのデスティ
ネーションノード0、1、2は、同一のコネクションI
Dが設定されているため、デスティネーションノード
0、1、2が有するコネクションテーブルは、すべて同
一となっている。
【0161】ソースは、デスティネーションノード0、
1、2に同時に同一データを送信する場合は、ソースが
有するコネクションテーブルのコネクションID=0
(h)から、Asynchronous Writeパケットのヘッダーの
デスティネーションIDに、コネクションID=0
(h)のマルチキャストID=3FE00(h)を付加
し、デスティネーションオフセットアドレスに同じくテ
ーブルのデスティネーションオフセットアドレスフィー
ルド=FFFF E000 0000(h)を付加し
て、本実施の形態で定義したペイロード内のヘッダーに
コネクションID=0(h)を付加して同一のAsynchor
onous White パケットを送信する。
【0162】受信時は、デスティネーションノード0、
1、2は、自身が有するコネクションテーブルから、マ
ルチキャストID=3FE00(h)と取り込んだAsyn
chronous WriteパケットのデスティネーションID=3
FE00(h)を比較し、同一であるので、自身宛のパ
ケットとしてデータを取り込む。
【0163】次に、同パケットのデスティネーションオ
フセットアドレスを自身のテーブルのデスティネーショ
ンオフセットアドレスフィールド=FFFF E000
0000(h)と比較し、同一であるので、自身宛の
パケットとしてデータを取り込み、設定されているコネ
クションであることを判別しデータをコネクションID
=0(h)用の内部バファに取り込む。
【0164】デスティネーションノード#nは、自分の
有するコネクションテーブルから、マルチキャストID
=3FE04(h)と、取り込んだAsynchronous Write
パケットのデスティネーションID=3FE00(h)
を比較し、同一でないので、パケットとしてデータを取
り込まない。
【0165】また、ソースから、デスティネーションノ
ード#nにデータを送信する場合は、ソースが有するコ
ネクションテーブルのコネクションID=4(h)か
ら、Asynchronous Writeパケットのヘッダーのデスティ
ネーションIDに、コネクションID=4(h)のマル
チキャストID=3FE04(h)を付加して、デステ
ィネーションオフセットアドレスに同じくテーブルのデ
スティネーションオフセットアドレスフィールド=FF
FF E000 0000(h)を付加して、本提案で
定義したペイロード内のヘッダーにコネクションID=
4(h)を付加してAsynchronous Writeパケットを送信
する。
【0166】受信デスティネーションノード#nは、自
身が有するコネクションテーブルから、マルチキャスト
ID=3FE04(h)と取り込んだAsynchronous Wri
teパケットのデスティネーションID=3FE04
(h)を比較する。次に、同パケットのデスティネーシ
ョンオフセットアドレスを自身のテーブルのデスティネ
ーションオフセットアドレスフィールド=FFFF E
000 0000(h)と比較し、同一であるので、自
身宛のパケットとしてデータを取り込み、コネクション
ID=4(h)用のデータをバッファに取り込む。
【0167】この時、デスティネーションノード0、
1、2は、自分の有するコネクションテーブルから、マ
ルチキャストID=3FE00(h)と、取り込んだAs
ynchronous WriteパケットのデスティネーションID=
3FE04(h)を比較し、同一でないので、パケット
としてデータを取り込まない。図24には示していない
が、ソースも同様なテーブルを有することはいうまでも
ない。
【0168】図25に、コントローラーとソースデステ
ィネーションの接続構成を示す。ソース、デスティネー
ションは、あらかじめ通知されたコネクションIDによ
って、コネクションを判別することは、第1の実施の形
態と同じである。
【0169】コントローラーは、1個のソースと、1個
のデスティネーション間に複数の異なるコネクションを
設定していることを示す。コントローラーは、現在コン
トローラーが設定しているすべてのコネクションをテー
ブルとして有している。
【0170】コントローラーは、合計3個のコネクショ
ンID=0(h)、1(h)、2(h)でデスティネー
ションノードに対して、ソースノードとコネクションを
設定している。それぞれのコネクションIDで接続され
ているデスティネーションの総数=1(h)をテーブル
のそれぞれのTotal number of destination field 記録
しておく。
【0171】図25に示すデスティネーションノード
は、コントローラーがデスティネーションに設定したコ
ネクションをテーブルとして有していることを示してい
る。図25に示すように、デスティネーションノード
は、コネクションID=0(h)、1(h)、2(h)
が設定されているため、デスティネーションノードが有
するコネクションテーブルは、コネクションID毎にマ
ルチキャストIDは、同一であるが、デスティネーショ
ンオフセットアドレスが異なっている。
【0172】ソースは、デスティネーションノードにコ
ネクション毎に異なるデータを送信する場合がある。以
下、このような場合について説明する。まず、ソースが
有するコネクションテーブルのコネクションID=0
(h)を用いて、データを送信する場合は、Asynchrono
us WriteパケットのヘッダーのデスティネーションID
に、コネクションID=0(h)のマルチキャストID
=3FE00(h)を付加して、デスティネーションオ
フセットアドレスに同じくテーブルのデスティネーショ
ンオフセットアドレスフィールド=FFFF E000
0000(h)を付加して、本実施の形態で定義した
ペイロード内のヘッダーにコネクションID=0(h)
を付加して同一のAsynchronous Writeパケットを送信す
る。
【0173】受信時は、デスティネーションノードは、
自身が有するコネクションテーブルから、マルチキャス
トID=3FE00(h)と取り込んだAsynchronous W
riteパケットのデスティネーションID=3FE00
(h)を比較し、同一であるので、自身宛のパケットと
してデータを取り込む。次に同パケットのデスティネー
ションオフセットアドレスを自身のテーブルのデスティ
ネーションオフセットアドレスフィールド=FFFF
E000 0000(h)と比較し、コネクションID
=0と同一であるので、設定されているコネクションで
あることを判別しデータをコネクションID=0(h)
用のバファに取り込む。以下、コネクションID=1
(h)、2(h)は同様に処理される。
【0174】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0175】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、前記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0176】また、この場合、前記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0177】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0178】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0179】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、従来の通信方式による不便利性を解決することがで
きる効果が得られる。また、リアルタイム性を必要とし
ないデータ転送においても、簡便に高速にデータを転送
することが可能となる効果が得られる。また、本発明に
よれば、通信帯域をあまり使用しない場合に、多数の通
信を同時に行なうことができる効果が得られる。また、
本発明によれば、データ転送中断により失われたデータ
を容易に検出することが可能であるとともに、該データ
転送の中断からの復帰を、確実に、かつ、簡単に行なう
ことができる効果が得られる。また、本発明によれば、
複数のコントロール間でコネクションIDが重複しない
ように調整する必要がないので、コントローラは、簡単
に確実にコネクションを設定できる効果が得られる。ま
た、本発明によれば、複数のコントロールノードが個別
に複数の論理的コネクションをソース、デスティネーシ
ョン間に設定した場合も、個々のノードは、コネクショ
ンを設定したコントローラを上記ノード固有の情報であ
るワールドワイドユニークIDなどの固有のノードID
にて判別することが可能となるので、個々のノードは、
確実に論理的コネクションを識別できる効果が得られ
る。また、本発明によれば、1個の論理的コネクション
IDにより、容易に複数のデスティネーションに対して
データーを単一セグメントパケットで送信することがで
きるため、バス上のトラフィックを低減する効果が得ら
れる。また、コネクションIDを複数設定する必要がな
いためコントローラーのコネクションIDの初期設定が
容易となる効果が得られる。また、本発明によれば、そ
れぞれのデスティネーションの受信バッファが異なって
いても、ソースは、それぞれのデスティネーションの受
信バッファサイズのみを管理して送信するだけで良いた
め、ソースは、同一のデーターフローでよく、実装が容
易となる効果が得られる。また、本発明によれば、1個
のソースノードからN個の複数のデスティネーションに
対して同一オブジェクトを転送する場合も、N個のセグ
メントをそれぞれのデスティネーションに送付する必要
がなく単一のセグメントで効率よく転送できるため、1
394バス上のトラフィックを増大させることがないと
いう効果が得られる。また、本発明によれば、マルチキ
ャスト用にローカルバス以外のBus IDを使用するた
め、従来の1394規格の機器がローカルのブロードキャス
トとして認識し、受信してしまいうという不要な処理が
なくなるので、従来の機器への影響がないという効果が
得られる。また、本発明によれば、個別のマルチキャス
トIDを使用するため、本発明に準拠した機器は、ブロ
ードキャストAsynchronous Write トランザクションを
使用する場合に比較して、Asynchronous Write パケッ
トのdestination ID にかかれたマルチキャストIDと
コントローラから通知されたマルチキャストIDを比較
するだけでパケットを取り込むかどうかを判断できるた
め、処理が低減去れるという効果が得られる。また、本
発明によれば、デスティネーションのoffsetアドレスを
コネクションIDを対応させたことにより、63以上の論
理的コネクションを設定できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を表すブロック図である。
【図2】本発明に係る各ノードの動作を示すブロック図
である。
【図3】本発明に係る各ノード間のコマンドやデータの
授受を示すダイアグラムを示す図である。
【図4】本発明にかかるAsynchronousパケットを示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態で用いられるAsynchronous
パケットを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態で用いられるAsynchronous
パケットのデータフィールドの構造を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態で用いられるデータフィー
ルド中のヘッダの構造を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態で用いられるコントロール
ノードの有する固有識別情報を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態で用いられる図3(a) に
て説明した、フローを補足する全体のフローを示す図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態で用いられる1つのコン
トローラがネットワーク上に同一のコネクションIDを
1つのソースとN個のデスティネーション間に設定した
構成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態で用いられるそれぞれの
デスティネーションが同一の受信バッファサイズを有
し、オブジェクトデーターサイズが該受信バッファに等
しい場合を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態で用いられるオブジェク
トデーターの転送のモデルを示す図である。
【図14】本発明の実施の形態で用いられる3個のそれ
ぞれのデスティネーションが異なる受信バッファサイズ
を有するネットワークにおけるデーター転送のフローを
示す図である。
【図15】本発明の実施の形態で用いられる異なる受信
バッファの場合を示したものであり、ここでは、簡単の
ためデスティネーションの数N=2としていることを示
す図である。
【図16】IEEE1394-1995 にて示されているAsnchronou
s のDestinationID を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態で用いられるマル
チキャストにおけるブロードキャストIDの例を示す図
である。
【図18】本発明の実施の形態で用いられるマルチキャ
ストIDを示す図である。
【図19】本発明の第2〜4の実施の形態で用いられる
コントローラ、ソース、ターゲットの有するコネクショ
ンIDテーブルを示す図である。
【図20】本発明の第2〜4の実施の形態で用いられる
コントローラーの有するコネクションIDテーブルを示
す図である。
【図21】本発明の第1〜3実施の形態で用いられるペ
イロード内のヘッダー構成を示す図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態で用いられるペイ
ロード内のヘッダー構成を示す図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態で用いられるペイ
ロード内のヘッダーを示す図である。
【図24】本発明の第2〜4の実施の形態で用いられる
コントローラーとデスティネーションの有するコネクシ
ョンIDとマルチキャストIDとデスティネーションオ
フセットアドレスのテーブルを示す図である。
【図25】コントローラーとソースデスティネーション
の接続構成を示す図である。
【符号の説明】
10 computer 12 演算処理装置(MPU) 14 第一の1394インターフェイス 16 キーボードなど第一の操作部 18 第一のデコーダ 20 CRT ディスプレイなどの表示装置 22 ハードディスク 24 第一のメモリ 26 PCI バスなどのコンピュータ内部バス 28 VCR 30 撮像光学系 32 A/D 変換器 34 ビデオ処理部 36 圧縮伸長回路 38 第一のメモリ 40 第二のメモリ 42 第一のデータセレクタ 44 第二の1394インターフェイス 46 第一のメモリ制御回路 48 第二のメモリ制御回路 50 システムコントローラ 52 第二の操作部 54 電子ビューファインダ 56 D/A 変換器 58 記録部 60 プリンタ 62 第三の1394インターフェイス 64 第二のデータセレクタ 66 第三の操作部 68 プリンタコントローラ 70 第二のデコーダ 72 第三のメモリ 74 画像処理部 76 ドライバ 78 プリンタヘッド200 コントロールノード 202 ソースノード 204 デスティネーションノード 206 ソースノード内部のサブユニット 208 画像データ等のobject 210 デスティネーションノード内部の第一のメモリ空
間 212 第一のコネクション 214 デスティネーションノード内部の第n のメモリ空
間 216 第n のコネクション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/40 H04L 11/00 320 12/56 11/20 102A H04N 1/00 107 (72)発明者 大西 慎二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器により構成されたデータ通信
    システムにおいて、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す第1の情報と、該N個の機器間
    において通信される情報データを判別する第2の情報と
    を用いて前記情報データの通信を行うことを特徴とする
    データ通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ通信システムに
    おいて、 前記データ通信システムは、前記第1及び第2の情報を
    管理する機能を具備する管理機器を含み、該管理機器を
    用いて前記N個の機器間の通信を制御することを特徴と
    するデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ通信システムに
    おいて、 前記管理機器は、前記N個の機器のそれぞれに、前記第
    1及び第2の情報を送信することを特徴とするデータ通
    信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデータ通信システムに
    おいて、 前記管理機器は、前記第1及び第2の情報とともに、該
    管理機器に固有のユニークID情報を前記N個の機器の
    それぞれに送信することを特徴とするデータ通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデータ通信システムに
    おいて、 前記N個の機器は、前記ユニークID情報を用いて前記
    第1及び第2の情報を設定した管理機器を識別すること
    を特徴とするデータ通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5の何れか1項に記載のデー
    タ通信システムにおいて、 前記管理機器は、IEEE1394規格に準拠したAsyn
    chronous転送方式を用いて、前記N個の機器のそれぞれ
    との通信を行うことを特徴とするデータ通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6の何れか1項に記載のデー
    タ通信システムにおいて、 前記管理機器は、前記第1及び第2の情報に関する付加
    情報をテーブルを用いて管理することを特徴とするデー
    タ通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7の何れか1項に記載のデー
    タ通信システムにおいて、 前記N個の機器は、前記第1及び第2の情報により構成
    される通信パケットを用いて前記情報データを送信する
    ことを特徴とするデータ通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のデータ通信システムに
    おいて、 前記第1の情報は、前記通信パケットのヘッダ部に格納
    され、前記第2の情報は、該通信パケットのデータ部に
    格納されていることを特徴とするデータ通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9の何れか1項に記載のデ
    ータ通信システムにおいて、 前記情報データは、第2の情報に対応するメモリ空間に
    格納されていることを特徴とするデータ通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れか1項に記載の
    データ通信システムにおいて、 前記第1の情報は、一つの送信機器と複数の受信機器と
    により構成される論理的な接続関係を示すことを特徴と
    するデータ通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11の何れか1項に記載の
    データ通信システムにおいて、 前記第2の情報は、前記N個の機器間において通信され
    る複数の異なる情報データのそれぞれを判別する情報で
    あることを特徴とするデータ通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12の何れか1項に記載の
    データ通信システムにおいて、 前記N個の機器のそれぞれから出力される情報データ
    は、前記データ通信システムを構成する全ての機器に転
    送されることを特徴とするデータ通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れか1項に記載の
    データ通信システムにおいて、 前記N個の機器のそれぞれから出力される情報データ
    は、IEEE1394規格に準拠したAsynchronous転送
    方式を用いて転送されることを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 請求項2〜14の何れか1項に記載の
    データ通信システムにおいて、 前記管理機器は、前記情報データを送信する機器から送
    信された終了フラグにより、該情報データの通信が終了
    したことを特徴とするデータ通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項2〜15の何れか1項に記載の
    データ通信システムにおいて、 前記仮想的な通信関係の開放は、前記管理機器或いは前
    記情報データを受信する機器により行われることを特徴
    とするデータ通信システム。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16の何れか1項に記載の
    データ通信システムにおいて、 前記情報データを受信する機器は、前記仮想的な通信関
    係を構成する要求に対して、受信バッファのサイズ、メ
    モリ空間内の所定の領域を示すアドレス情報、データ開
    始のポインタを示すシーケンシャル番号、準備完了を示
    す情報のうち、少なくとも一つの情報を含むパケットを
    送信することを特徴とするデータ通信システム。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17の何れか1項に記載の
    データ通信システムにおいて、 前記情報データを送信する機器は、該情報データを受信
    する機器からのレスポンスを所定期間計時し、該期間に
    より通信異常を検出することを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のデータ通信システ
    ムにおいて、 前記情報データを送信する機器は、前記通信異常を検出
    した場合に、前記情報データの再送動作を自動的に開始
    することを特徴とするデータ通信システム。
  20. 【請求項20】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムにおいて、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す情報と、該N個の機器間で通信
    される情報データを格納する仮想的なメモリ空間を指定
    する情報とを用いて前記情報データの通信を行うことを
    特徴とするデータ通信システム。
  21. 【請求項21】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムにおいて、 複数のID情報を用いて仮想的な通信環境を設定するこ
    とを特徴とするデータ通信システム。
  22. 【請求項22】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに接続可能なデータ通信装置において、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す第1の情報と、該N個の機器間
    において通信される情報データを判別する第2の情報と
    を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記第1及び第2の情報
    を用いて前記情報データの通信を行う通信手段とを具備
    することを特徴とするデータ通信装置。
  23. 【請求項23】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに接続可能なデータ通信装置において、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す第1の情報と、該N個の機器間
    において通信される情報データを判別する第2の情報と
    を含む前記情報データを受信する受信手段と、 前記第1及び第2の情報の情報を用いて前記受信手段に
    より受信された情報データが自己に送信されたデータで
    あるか否かを判別する判別手段とを具備することを特徴
    とするデータ通信装置。
  24. 【請求項24】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに接続可能なデータ通信装置において、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す情報と、該N個の機器間で通信
    される情報データを格納する仮想的なメモリ空間を指定
    する情報とを設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記第1及び第2の情報
    を用いて前記情報データの通信を行う通信手段とを具備
    することを特徴とするデータ通信装置。
  25. 【請求項25】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに接続可能なデータ通信装置において、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す情報と、該N個の機器間で通信
    される情報データを格納する仮想的なメモリ空間を指定
    する情報とを含む情報データを受信する受信手段と、 前記第1及び第2の情報を用いて前記受信手段により受
    信された情報データが自己に送信されたデータであるか
    否かを判別する判別手段とを具備することを特徴とする
    データ通信装置。
  26. 【請求項26】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに適用可能なデータ通信方法において、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す第1の情報と、該N個の機器間
    において通信される情報データを判別する第2の情報と
    を用いて前記情報データの通信を行うことを特徴とする
    データ通信方法。
  27. 【請求項27】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに適用可能なデータ通信方法において、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す情報と、該N個の機器間で通信
    される情報データを格納する仮想的なメモリ空間を指定
    する情報とを含む通信パケットを用いて前記情報データ
    の通信を行うことを特徴とするデータ通信方法。
  28. 【請求項28】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに適用可能なデータ通信方法において、 複数のID情報を用いて仮想的な通信環境を設定するこ
    とを特徴とするデータ通信方法。
  29. 【請求項29】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに適用可能なデータ通信方法において、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す第1の情報と、該N個の機器間
    において通信される情報データを判別する第2の情報と
    を用いて、前記情報データが自己に送信されたデータで
    あるか否かを判別することを特徴とするデータ通信方
    法。
  30. 【請求項30】 複数の機器により構成されたデータ通
    信システムに適用可能なデータ通信方法において、 前記複数の機器に含まれるN個の機器により構成される
    仮想的な通信関係を示す情報と、該N個の機器間で通信
    される情報データを格納する仮想的なメモリ空間を指定
    する情報とを用いて、前記情報データが自己に送信され
    たデータであるか否かを判別することを特徴とするデー
    タ通信方法。
  31. 【請求項31】 請求項22〜25の何れか1項に記載
    の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
    ラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  32. 【請求項32】 請求項26〜29の何れか1項に記載
    のデータ通信方法の手順をコンピュータに実行させるた
    めのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
JP05726898A 1998-02-24 1998-03-09 データ通信システムおよびデータ通信装置 Expired - Fee Related JP3862403B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05726898A JP3862403B2 (ja) 1998-03-09 1998-03-09 データ通信システムおよびデータ通信装置
US09/253,783 US7590133B2 (en) 1998-02-24 1999-02-22 Data communication system, data communication method, and data communication apparatus
EP99301305A EP0984601A3 (en) 1998-02-24 1999-02-23 Data communication system and method for connection setup
KR1019990006186A KR100294960B1 (ko) 1998-02-24 1999-02-24 데이타 통신 시스템, 데이타 통신 방법, 및 데이타 통신 장치
CNB991056108A CN1184787C (zh) 1998-02-24 1999-02-24 数据通信系统,数据通信方法和数据通信装置
MYPI99000653A MY135481A (en) 1998-02-24 1999-02-24 Data communication system, data communication method, and data communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05726898A JP3862403B2 (ja) 1998-03-09 1998-03-09 データ通信システムおよびデータ通信装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006209099A Division JP2006311614A (ja) 2006-07-31 2006-07-31 データ通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11261621A true JPH11261621A (ja) 1999-09-24
JP3862403B2 JP3862403B2 (ja) 2006-12-27

Family

ID=13050794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05726898A Expired - Fee Related JP3862403B2 (ja) 1998-02-24 1998-03-09 データ通信システムおよびデータ通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3862403B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6977901B2 (en) 2000-04-25 2005-12-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Packet transmission/reception processor
JP2012155749A (ja) * 2004-03-30 2012-08-16 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信端末

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6977901B2 (en) 2000-04-25 2005-12-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Packet transmission/reception processor
JP2012155749A (ja) * 2004-03-30 2012-08-16 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP3862403B2 (ja) 2006-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100294960B1 (ko) 데이타 통신 시스템, 데이타 통신 방법, 및 데이타 통신 장치
US7430660B2 (en) Data transmission apparatus, system and method, and image processing apparatus
KR100311706B1 (ko) 데이터 통신 시스템, 데이터 통신 방법,데이터 통신 장치 및 디지털 인터페이스
US6334161B1 (en) System for reverse data transmission flow control wherein command is transferred by asynchronous transfer mode while data is transferred by isochronous transfer mode
US6603737B1 (en) Data transmission apparatus, system and method, and image processing apparatus
US6996096B2 (en) Communication apparatus and a method of controlling a communication apparatus
EP0939529B1 (en) Destination node, data communication system, method of controlling a destination node and method of operating a data communication system
JP4181688B2 (ja) データ通信システム及びデータ通信装置
KR100312276B1 (ko) 데이터 통신 시스템, 데이터 통신 방법, 데이터 통신 장치 및디지털 인터페이스
JPH10229410A (ja) データ処理装置、電子機器および通信システム
US6678769B1 (en) Control apparatus and method for managing a logical connection between source and destination nodes
WO2001019081A1 (en) A method and apparatus for utilizing extended av/c command and response frames
JP3814407B2 (ja) データ通信システム、データ通信装置及びデータ通信方法
JP3862403B2 (ja) データ通信システムおよびデータ通信装置
JP3943698B2 (ja) データ通信システム及びデータ通信装置
JPH11261608A (ja) データ通信システム、データ通信装置、データ通信方法及び記憶媒体
JP3943697B2 (ja) データ通信システム、データ通信装置及びデータ通信方法
JPH11313091A (ja) データ通信システム、装置及び方法並びに記憶媒体
JP4065466B2 (ja) データ通信システム
JP2006311614A (ja) データ通信システム
JP4143205B2 (ja) データ通信システム
JPH11308255A (ja) データ通信システム、方法及び装置並びに記憶媒体
JPH11317755A (ja) デ―タ通信システム、デ―タ通信方法、デ―タ通信装置及びディジタルインタ―フェイス
JPH11298509A (ja) データ通信システム、データ通信方法、データ通信装置及び記憶媒体
JP2002144681A (ja) 情報処理装置と情報処理方法、及び情報処理システム、並びに記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050309

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees