JPH11261510A - デバイス制御装置及び方法 - Google Patents

デバイス制御装置及び方法

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JPH11261510A
JPH11261510A JP37613398A JP37613398A JPH11261510A JP H11261510 A JPH11261510 A JP H11261510A JP 37613398 A JP37613398 A JP 37613398A JP 37613398 A JP37613398 A JP 37613398A JP H11261510 A JPH11261510 A JP H11261510A
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control
resource
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reservation
command
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JP37613398A
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Gentaro Okayasu
源太郎 岡安
Tokuichi Ito
徳一 伊藤
Shintaro Mizutani
進太郎 水谷
Tsutomu Yamamoto
勉 山本
Tarou Shikata
太郎 志潟
Hiroshi Shimizu
洋志 清水
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の放送送出システムでは、占有されてい
る放送用デバイスに対する新たな占有をエラーとする排
他制御を行うだけでは効率的な放送用デバイスの利用を
妨げる場合があった。 【解決手段】 複数のデバイスの使用状態を制御するデ
バイス制御装置において、上記デバイスに対する予約使
用を指示する第1の制御命令を発行する上位制御端末手
段と、上記上位制御端末部からの第1の制御命令に基づ
いて、複数の制御端末手段のうち上記制御命令を発行し
た上記上位制御端末手段以外の上位制御端末手段に対し
て、上記第1の制御命令の指示する予約使用する上記デ
バイスの使用を禁止するデバイス割り当て制御手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば放送機器の
ような複数のデバイスの使用状態を制御するデバイス制
御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地上波又は衛星通信等を用い、映
像及び/又は音声情報を放送する放送局では、例えばハ
ードディスクドライブ(HDD)等のノンリニアアクセ
ス可能な蓄積装置やVTRなどに、大量の映像及び/又
は音声情報を格納しておき、閲覧したり、編集したりし
ながら同時に、映像及び/又は音声情報をプログラム送
出することができる放送送出システムが用いられるよう
になった。
【0003】このような放送送出システムは、さらにコ
ンピュータを上位制御装置として用いることにより基本
的にはグラフィカルユーザインターフェース(Graphica
l User Interface、GUI)ベースで編集や番組素材の
送出等の各種操作を行いながら、上記VTR等の包装用
機器の各種放送用デバイスの制御を行えるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した放
送送出システムでは、複数の上位制御端末のそれぞれが
下位の放送用デバイス装置や映像及び/又は音声情報に
関する制御情報を管理し、しかも上位制御装置間でそれ
らの情報を矛盾無く管理、更新する必要があるため、シ
ステムとして非常に複雑なものとなった。また、上位制
御装置をそれぞれの放送局のシステムに応じて個別に作
成する必要があり、開発効率が非常に悪かった。
【0005】複数の上位制御装置が同一の放送用デバイ
スを使用して上述の各種操作を行おうとしても、先にデ
バイスを使用している制御装置の操作が終了しない限
り、それができなかった。
【0006】例えば複数の出力チャンネルの全てを他の
上位制御端末に占有され、一つの出力チャンネルを使っ
て送出素材の出力をオンエア時に行うことができず放送
事故につながってしまう。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、上位制御装置を簡略な構成とすることができ、
さらに複数の上位制御装置間での効率的なデバイスの共
有を可能とするデバイス制御装置及び方法の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数のデバイスの使用状態を制御するデ
バイス制御装置において、上記デバイスに対する予約使
用を指示する第1の制御命令を発行する上位制御端末手
段と、上記上位制御端末部からの第1の制御命令に基づ
いて、複数の制御端末手段のうち上記制御命令を発行し
た上記上位制御端末手段以外の上位制御端末手段に対し
て、上記第1の制御命令の指示する予約使用する上記デ
バイスの使用を禁止するデバイス割り当て制御手段とを
備える。
【0009】また、本発明に係るデバイス制御方法は、
上記課題を解決するために、複数のデバイスの使用状態
を制御するデバイス制御方法において、上位制御端末手
段から上記デバイスに対する予約使用を指示する第1の
制御命令を受信する第1のステップと、上記第1の制御
命令に基づいて、上記第1の制御命令が予約使用する上
記デバイスに対して複数の上記上位制御端末手段のうち
上記制御命令を発行した上記上記制御端末手段以外の上
記制御端末手段の使用を禁止する第2のステップとを備
える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるデバイス制
御装置およびその方法の最良の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。
【0011】本実施の形態は、複数の放送用デバイスを
複数の利用者(オペレータ)が複数の上位アプリケーシ
ョン端末から同時にファイル等の操作を行うことができ
る放送送出システムである。複数の利用者は、各端末の
例えばGUI(Graphic User Interf
ace)を操作することで、放送用デバイスに対する素
材の編集や閲覧、さらに放送用素材の送出等を同時に行
うことができる。
【0012】ここで放送用デバイスとは、放送局等で使
用されるVTR(Video Tape Recorde
r)や編集機、後述するHD(Hard Disk)を
蓄積媒体としたAV(Audio and/or Vid
eo)サーバ、スイッチャ(ルータ)などの物理デバイ
スの他、後述する入力チャンネルや、出力チャンネルな
どの論理デバイスを含む。
【0013】また素材とは、映像および/または音声デ
ータを含むデータのことである。
【0014】以下の実施例の説明ではこの用語をそのま
ま使用するものとし、とくに断らない限りこれらの用語
の意味は上述の説明に基づく。
【0015】図1に放送送出システム10の全体構成を
示す。
【0016】図1に示すように放送送出システム10
は、複数の上位アプリケーション端末(上位制御端末)
11、12、13と、本発明に係わるシステムコントロ
ーラ14と、複数の上位制御端末11、12、13とシ
ステムコントローラ14とを接続して各種通信を行うロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)15と、システム
コントローラ14からの命令等をリアルタイムで制御す
るデバイスメインコントローラ16と、複数の下位放送
用デバイスを制御する複数のデバイスサブコントローラ
17、18、19と、上述した素材を供給する複数の素
材供給部21、22、23、24、25と、素材供給部
21、22、23、24から供給された素材を蓄積する
AVサーバ30、40と、複数の入力を切り換えて複数
の出力のいづれかに出力するルータ51と、放送用素材
を実際に送出する複数の送出部61、62、63、6
4、65とから構成される。
【0017】図1に示す放送送出システム10の素材供
給部21、22、23、24、25と、送出部61、6
2、63、64、65は、それぞれ5つ素材供給部と送
出部とから構成されているが、勿論本発明はこれに限ら
れるものではなく、単一の素材供給部と送出部でも良い
し、図示した以上の素材供給部と送出部があっても構わ
ない。さらに上位制御端末11、12、13について
も、複数台数の制御端末11、12、13であれば何で
も構わない。
【0018】図1の放送送出システム10の各構成につ
いて詳細に説明する。
【0019】上位制御端末11、12、13は、利用者
(オペレータ)が図示しないモニタ等の表示手段に表示
されたGUIを操作することで、放送用番組の構成を作
成し各構成にどの素材を使用するかを決定する番組構成
表を作成したり、何時何分にどの素材を実際に素材を送
出するかを決定するキューシートを作成する。さらに、
後述するAVサーバ30、40に蓄積された素材を同様
にGUIで放送送出用に編集したり、編集後の素材を実
際の放送送出時間前に確認する閲覧等の各種操作を行
う。
【0020】この制御端末11、12、13には、他に
も様々な用途に応じたアプリケーションが動作してい
る。
【0021】システムコントローラ14は、下位放送用
デバイスと、上位制御端末11、12、13との間に位
置し、上位制御端末11、12、13からの、上述した
アプリケーションを実行するための各種操作コマンドが
LAN15を介して入力されて、下位放送用デバイスに
対する各種操作を行う。詳細は後述する。
【0022】デバイスメインコントローラ16は、シス
テムコントローラ14からの下位デバイスに対する各種
操作を行うための操作コマンドを、送信すべき下位放送
用デバイスが接続された下位デバイスサブコントローラ
17、18、19に送出する。また接続された各デバイ
スサブコントローラ17、18、19から各種操作コマ
ンドに対するステータスをシステムコントローラ14に
送信することもできる。
【0023】デバイスサブコントローラ17、18、1
9は、それぞれAVサーバ30、40、ルータ51に接
続され、下位放送用デバイスであるAVサーバ30、4
0とルータ51とを制御する。デバイスサブコントロー
ラ17、18、19は、接続されたAVサーバ30、4
0、ルータ51に対して上位制御端末11、12、13
からの変換された操作コマンドを送信し、また操作コマ
ンドに対するAVサーバ30、40、ルータ51からの
ステータス情報を受信する。
【0024】AVサーバ30、40は、複数の入出力処
理部32、33、34、42、43、44と、記録/再
生コントローラ31、41と、複数のHD(Hard
Disk)から成るRAID35、45とから構成され
る。
【0025】各入出力処理部32、33、34、42、
43、44は、ルータ51から出力された素材が入力さ
れて、蓄積媒体であるHDに蓄積できるフォーマットに
変換、例えばSDI(Serial Digital D
ata:SMPTE−259Mにて規格)信号が入力さ
れるとデコードしてSDI信号に重畳された素材を取り
出して、さらに必要であれは映像データを圧縮したり、
音声データを圧縮する。
【0026】RAID35、45は、複数のHDD(H
ard Disk Drive)から構成され、各入出力
処理部32、33、34、42、43、44から上述の
データが各HDDに書き込まれる。複数のHDDからR
AIDを構成しているのは、記録されるデータの信頼性
を高めるため、さらには各入出力処理部32、33、3
4、42、43、44に入力されるデータの転送レート
で各HDDに記録するためである。例えば、RAID3
5、45は、記録データのパリティデータを演算して専
用HDDに記録する構成のRAID―3や、2台のHD
Dをペアにして各々に同じデータを書き込むRAID―
1から構成される。
【0027】記録/再生コントローラ31、41は、複
数の入出力処理部32、33、34、42、43、44
のそれぞれに対して制御線を介してタイムスロット信号
を発行し、各入出力処理部32、33、34、42、4
3、44は、割り当てられたタイムスロット信号が示す
タイムスロット時間内で動作が許可される。各入出力処
理部32、33、34、42、43、44に割り当てら
れるタイムスロット時間は短い時間間隔であるので、複
数の入出力処理部32、33、34、42、43、44
は同時にデータの入出力が行われているように、上位制
御端末11、12、13から見える。各入出力処理部3
2、33、34、42、43、44が1チャンネルのデ
ータ入出力処理を行うとすると、図1に示すAVサーバ
30、40は3チャンネルのデータ同時入出力を行い得
る。このAVサーバ30、40のデータ入出力チャンネ
ル数はこれに拘束せずとも複数チャンネルであれば何チ
ャンネルでも構わない。
【0028】また記録/再生コントローラ31、41
は、素材がファイル単位でHDの論理アドレス上どのア
ドレスから記録され、どれだけのアドレス空間に亘って
素材が記録されているか、さらにHDの論理アドレス上
何も記録されていないアドレスはどこから始まって、ど
れだけのアドレス空間に亘って何も記録されていない領
域があるか、を示すファイルシステム情報が図示しない
メモリに記録されている。このファイルシステム情報に
基づいて、上位制御端末11、12、13等からの操作
コマンドを解釈してどの素材を、空き領域のどの論理ア
ドレスから記録を開始させ、どのくらいの長さが必要
か、また記録された素材をどのアドレスから、どれだけ
の長さ読み出せばよいか、のコマンドをRAID35、
45に転送して、RAID35、45はこのコマンドに
基づいて実際にHDに書き込まれた素材を読みだし、ま
たHDの空き領域に素材を書き込む。
【0029】素材供給部21、22、23、24、25
は、ルータ51を介してAVサーバ30、40に素材を
供給するもので、VTRやカムコーダ、ディスクプレー
ヤ、さらに衛星や他の放送局等から伝送される地上波や
衛星波を受信して、受信したデータを供給する装置など
である。
【0030】ルータ51は、複数の入力を切り換えて複
数の出力のいずれかを選択して入力データを切り換えて
出力するものである。
【0031】送出部61、62、63、64、65は、
ルータ51から出力された放送用送出素材が入力され
て、実際に素材を送出する。
【0032】従来の技術において説明したように、複数
の上位制御端末から構成された放送送出システムの場
合、上位制御端末から同じ被制御端末の操作を行うコマ
ンドを発行すると先にそのコマンドを発行した制御端末
の操作コマンドが優先されてしまう。例えば、下位放送
用デバイスが図1に示すように構成されたとき、複数の
上位制御端末からAVサーバ40の入出力演算部42の
出力チャンネルを使用して、ある素材の出力を行いたい
とき、先にその旨を示すコマンドをAVサーバ40に送
出した上位制御端末からのコマンドを優先してAVサー
バ40は処理を行う。このとき、緊急度の高いあるいは
優先度が高い操作を別入出力処理部42を使用して別の
上位制御端末が行おうとしても、その操作ができない。
【0033】一般的に放送業務で複数の放送デバイスを
使用するとき、その用途に応じ重要度が存在する。
【0034】例えば、民間放送局においてCM(コマー
シャル)の放送は、収入を得るための最も重要な業務の
一つである。従って、放送局は決められた時刻のCMの
送出は確実に成功させる必要がある。
【0035】一方、放送局では、映像素材の保管や他の
放送用デバイスへのコピー、素材の編集や素材の内容確
認のための閲覧等の、様々な業務が存在する。これらの
業務は、放送用デバイスが空いているときに実行させれ
ば可能な業務であり、緊急度の低い業務である。
【0036】つまり、緊急度や重要度の高い業務と、そ
うでない業務とを混在して複数の放送用デバイスを制御
するとき、例えば緊急度の低い業務により放送用デバイ
スが占有されてしまい、緊急度の高い業務を遂行できな
いという事態が起こり得る。
【0037】本発明では、複数の上位制御端末で下位放
送用デバイスの予約を行う指示コマンドをシステムコン
トローラに発行し、システムコントローラは、上位制御
端末が指定した下位放送用デバイスを確実に使用できる
よう制御し、かつ他の上位制御端末から同じ下位放送用
デバイスの使用要求を受信すると、それを調停するもの
である。
【0038】本発明の実施の形態を説明するため、シス
テムコントローラ14の機能ブロックとその機能ブロッ
クが処理するデータの流れを図2に示す。
【0039】システムコントローラ14は、上位からの
制御コマンドを実行するために2つのタスクから構成さ
れる。
【0040】すなわち、各上位制御端末11、12、1
3からの制御命令を実行する実行管理タスク(Exec
ution Manager Task:EMT)71
と、データベース73を用いて実行管理タスク71が制
御命令を実行する上で下位放送デバイスの情報(リソー
ス情報データベース)を管理するリソース情報管理タス
ク(Resource Information Maneger Task:RIMT)72と
から構成される。ここで、リソースとは上述した下位放
送用デバイスのことである。
【0041】リソース情報データベース73は、予めシ
ステムコントローラ14が保持するリソース管理情報の
ことであり、システムコントローラ14と接続され本放
送送出システム10を使用するユーザ(ここでは上位制
御端末11、12、13)の情報が格納されたユーザー
情報と、放送送出システム10内のリソースの数、各リ
ソースが上位制御端末によって使用可能状態か否か(リ
ソースの状態)、リソース共通の情報からなるリソース
管理情報と、リソースの種類ごとに異なる各種情報を格
納したリソース別情報と、本システム10内にどのよう
な素材がどのリソースに格納されたかを示す素材情報
と、本システムの各リソースがどのように接続されてい
るかを示す結線情報と、リソースに格納された素材を使
用するための許可情報であるオープン命令をどの上位制
御端末11、12、13から受信したかを示すオープン
管理情報とから構成される。このうちリソース管理情報
の詳細は後述する。
【0042】次にこのように構成されたシステムコント
ローラ14の動作について説明する。
【0043】図2に示すように、上位制御端末11、1
2、13から制御命令が発行されると、システムコント
ローラ14の実行管理タスク71が受信する。この制御
命令の中に格納された情報を元にリソース情報データベ
ース73から、リソース情報管理タスク72に制御命令
に対する要求を発行する。
【0044】リソース情報要求を受信したリソース情報
管理タスク72は、リソース情報データベース73から
受信した制御命令に関する情報を取り出して実行管理タ
スク71にその制御命令に対する結果を送信する。
【0045】実行管理タスク71は、リソース情報管理
タスク72からの制御命令に対する結果を用いてデバイ
スメインコントローラ16にその制御命令に対する結果
に関する制御命令を発行する。
【0046】システムコントローラ14の実行管理タス
ク71からの制御命令を受けたデバイスメインコントロ
ーラ16は、対応するリソースに接続されたデバイスサ
ブコントローラ17に制御命令を発行する。
【0047】デバイスサブコントローラ17、18、1
9は、デバイスメインコントローラ14からの制御命令
を各下位放送用デバイスがその制御命令を実行できる命
令に変換して各放送用デバイスにその変換された制御命
令を発行する。
【0048】各放送用デバイスはその制御命令を実行し
た結果(ステータス情報)を再び、接続されたデバイス
サブコントローラ17、18、19に出力し、デバイス
コントローラ17、18、19からデバイスメインコン
トローラ16、システムコントローラ14を介して、制
御命令を発行した上位制御端末11、12、13にその
制御結果が通知される。
【0049】以上のような構成と動作からなるシステム
コントローラ14において、本発明ではさらに上位制御
端末11、12、13からリソースの予約制御命令を発
行して、その予約制御命令によりリソース情報データベ
ース73のリソース管理情報にその予約情報を書き入
れ、そのほかの上位制御端末11、12、13の使用を
制限することである。
【0050】以下そのシステムコントローラ14の詳細
な説明を述べるが、その前に上述したリソース情報デー
タベース73のうちリソース管理情報についてまず説明
する。本システムにおけるリソース管理情報を図3に示
す。
【0051】リソース管理情報は、本放送送出システム
10で使用する下位放送用デバイスの名称を示すリソー
ス名、そのリソースの種別を示すリソースタイプ、同一
リソースタイプのリソースを集合として扱うための名称
であるリソースグループ名、リソースが使用できる状態
にあるか否かを示すリソース状態、リソースの物理的な
接続状態を示すリソース通信状態、該当リソースに対し
て上述の上位制御端末11、12、13から予約命令を
受けたか否かを示す予約ユーザ名、およびその予約の優
先度を示す予約優先度から構成される。
【0052】リソース名は、本放送送出システム内で放
送用デバイスを1対1に対応する名称である。図3を例
にとるとリソース名”SMS_1”は、図1の放送送出
システム10でシステムコントローラ14を示し、リソ
ース名”IDC_1”は、デバイスメインコントローラ
16、”HDS_1”はAVサーバ30、さらに”HD
S_1.AV1”はAVサーバ30の入出力処理部3
2、”CH_IN_1”は素材供給部21が供給する素
材のチャンネルCH_IN_1を示す。このようにリソ
ース名は放送用デバイスさらに各デバイスに入出力され
るチャンネルの名称も示す。
【0053】リソースタイプは、各リソースの種別を示
し、本放送送出システムでは機器の種別毎のリソースタ
イプが決められている。図3では、リソース名”SMS
_1”つまりシステムコントローラ14のリソースタイ
プは”SMS”、デバイスコントローラ16、17,1
8”IDC_1”、”IDC_2”、”IDC_
3”、”IDC_4”のリソースタイプは全て同じリソ
ースタイプ”IDCMAIN”である。
【0054】リソースグループ名は、同一リソースタイ
プのリソースを1つの集合としてシステムコントローラ
14が取り扱うための名称で、リソースタイプ”SM
S”のリソースグループ名は”GP_SMS”、リソー
スタイプ”IDCMAIN”のリソースタイプは”GP
_IDCMAIN”を示す。
【0055】リソース状態は、各リソースが使用できる
使用可能状態であるか使用できない使用不能状態である
かを示す。図3に示すリソース管理情報において各リソ
ースはすべて”使用可能”を示す。上位制御端末11、
12、13によりこのリソース状態を使用可能にする
か、使用不能にするか決定できる。
【0056】リソース通信状態は、各リソースの物理的
な接続状態を示し、システムコントローラ14と他のリ
ソースとの通信が可能なとき、すなわち制御命令を送信
することが可能な状態であるときは"接続”、通信不能
のときには”切断”が表示される。図3に示すリソース
管理情報において各リソースはすべて”接続”、すなわ
ちシステムコントローラ14と通信可能な状態で各リソ
ースに制御命令を送信することが可能な状態にある。
【0057】予約ユーザー名は、該当リソースに対して
占有して操作を行う予約命令が上位制御端末11、1
2、13から発行されたとき、該当リソースの予約ユー
ザー名の項目にユーザー名、図1の放送送出システム1
0では上位制御端末11、12、13のユーザー名が登
録される。図3のリソース管理情報では各リソースは上
位制御端末11、12、13によって予約はされておら
ず”なし”の表示になっている。上位制御端末11、1
2、13からの予約命令に基づいてリソース管理情報が
書き換わる動作の詳細は後述する。
【0058】予約優先度は、接続されたユーザー、図1
の放送送出システム10では上位制御端末11、12、
13からの予約命令にその予約の優先度が挿入されてい
れば、この予約優先度の項目に優先度を書き入れる。図
3に示すリソース管理情報では、予約優先度はすべて”
0”、すなわちリソースの予約もされておらず優先度も
指定されていない状態を示す。
【0059】次に上述した上位制御端末11、12、1
3からの予約命令を受けたシステムコントローラ14の
詳細な動作について図4を用いて説明する。
【0060】システムコントローラ14内の構成と制御
命令を受けてからのデータの流れは図2で説明したが、
図4ではこの制御命令のうち予約命令を受けたときの構
成と動作を示している。
【0061】システムコントローラ14は、上述したよ
うに、制御命令、すなわち予約命令を上位制御端末1
1、12、13から受信してその命令を実行する実行管
理タスク71と、各放送デバイス、すなわち各リソース
に関する情報管理を行うリソース情報管理タスク72と
から構成される。
【0062】予約命令に関するリソース情報管理タスク
72は、リソース情報データベース73のうちリソース
管理情報を利用する。リソース管理情報は、上述したよ
うにリソース名と、リソースタイプと、リソースグルー
プ名と、リソース状態と、リソース通信状態と、予約ユ
ーザー名と、予約優先度とから構成される。上位制御端
末11、12、13から予約命令が発行されるとこのリ
ソース管理情報のうち予約ユーザー名と予約優先度の項
目に必要事項が書き込まれるが、この動作の詳細は後述
する。
【0063】次にシステムコントローラ14の動作の説
明を述べる。
【0064】上位制御端末11、12、13は、あるリ
ソースに関して占有してある操作を行いたいとき、この
予約命令を発行する。具体的に予約命令は、端末使用者
が上位制御端末11、12、13のモニタ等の表示手段
に表示された番組構成表やキューシート情報の操作、編
集動作や閲覧動作のとき、あるいはコマンドライン上で
直接入力することで発行される。直接入力する以外は、
上述の動作の中のある特定の操作、例えばモニタ等に表
示されたGUI画面上でリソースの予約に関する操作
や、オンエアの迫った素材の編集動作のとき等に、自動
的に発行される。
【0065】具体的な予約命令は以下のように記述され
る。
【0066】 RESV SN=1 RSC=HDS_1.AV1 PR=100 … (命令1) 命令1の構成は、”RESV”は命令名でこの場合は、
リソースの予約命令であることを示す。このRESV命
令をシステムコントローラ14の実行管理タスクが受信
すると、上位制御端末11、12、13から予約命令を
受けたを判断する。”SN”は、各制御命令に固有のI
Dで、その命令を受けて実行結果を通知するとき、この
IDを付加して上位制御端末11、12、13に通知す
ることでRESV命令に対するステータス情報であると
RESV命令を発行した上位制御端末11、12、13
は知ることができ、かつシステムコントローラ14側で
はIDにより命令を判別して上位制御端末11、12、
13に通知する等の処理が単純化できる。
【0067】”RSC”は対象となるリソースを示し、
命令1の場合は”HDS_1.AV1”のリソース名を
もつリソースであることを示す。このリソース名はリソ
ース管理情報が保持するリソース名に対応しており、A
Vサーバ30の入出力処理部32を示す。
【0068】”PR”は上述した予約の優先度を示し、
小さい値ほど優先度が高いことを示す。命令1の場合
は、優先度が”100”である。
【0069】従って命令1は、「リソース”HDS_
1.AV1”、つまりAVサーバ30の入出力処理部3
2を、命令を発行したユーザーの名前、つまり上位制御
端末11、12、13を使用している端末使用者の名前
(あるいは、上位制御端末11、12、13の名前)
で、優先度”100”で、”RESV”、つまり予約せ
よ」という意味である。
【0070】ちなみにユーザー名は、予約命令中には明
示されていないが、上位制御端末11、12、13が本
放送送出システム10に接続、あるいはシステムコント
ローラ14に物理的に接続されたときに、接続した上位
制御端末11、12、13からシステムコントローラ1
4にユーザー名を登録する制御命令を発行させ、システ
ムコントローラ14の実行管理タスク71、もしくはリ
ソース情報管理タスク72で保持することで、以後の制
御命令はどのユーザー(ここでは上位制御端末11、1
2、13)からの制御命令であるかを実行管理タスク7
1からリソース情報管理タスク72に情報を転送するこ
とができる。
【0071】上位制御端末11、12、13から上述の
予約命令を受信したシステムコントローラ14の実行管
理タスク71は、予約命令から必要な情報を取り出し、
さらに端末使用者を予約者として情報を付加してリソー
スの予約要求をリソース情報管理タスク72に発行す
る。
【0072】命令1をうけたときの、実行管理タスク7
1が発行するリソースの予約要求は、 予約リソース名 HDS_1.AV1 ユーザー USER_1 優先度 100 となり、この情報がリソース情報管理タスクに入力され
る。
【0073】実行管理タスク71からこのリソース予約
要求を受信したリソース情報管理タスク72は、リソー
ス管理情報の予約ユーザー名と予約優先度を書き換える
が、リソース情報管理タスク72のこの一連の処理につ
いて図5を用いて詳細に説明する。
【0074】実行管理タスク71からリソース予約要求
を受信する(ステップS1)と、リソース情報管理タス
ク72は、リソース管理情報から予約要求の予約リソー
ス名と同一のリソース名を持つリソースを検索する(ス
テップS2)。上述のリソースの予約要求の場合は、H
DS_1.AV1というリソース名を持つリソースをリ
ソース管理情報から検索する。
【0075】検索の結果、対象リソースがリソース管理
情報内にあれば(ステップS3でYES)、ステップS
4に移り、ないときはステップS10に移る。
【0076】ステップS4では、検索した対象リソース
の予約ユーザー名の項目に、予約ユーザー名が書き込ま
れているか否かで、対象リソースが存在するか否か判断
する。ここで、対象リソースが未予約であれば処理はス
テップS5に移り、すでに対象リソースが予約されてい
ればステップS6に移る。
【0077】ステップS5では、リソース予約要求か
ら、リソース管理情報の対象リソースの予約ユーザー名
の項目に予約ユーザー名と、予約優先度を書き込む。上
述のリソースの予約要求のときには、リソース名HDS
_1.AV1の予約ユーザー名の項目に”USER_
1”、予約優先度”100”を書き込む。
【0078】次いで、ステップS11に移り、リソース
の予約要求が成功したことを通知する。予約結果の通知
は、ユーザー名、リソース名、および優先度が付加され
て実行管理タスク71に通知される(図5の(4))。
上述したリソースの予約要求が成功したときの予約結果
の通知は、ユーザー名”USR_1”、リソース名”H
DS_1.AV1”、優先度”100”が予約結果に付
加されて予約が成功したことを通知する。そして処理は
終了する。
【0079】いっぽう、ステップS4で対象リソースが
予約されているとき(NOのとき)、処理はステップS
6に移り、既に予約されているリソースの優先度と、リ
ソースの予約要求の優先度とを比較する。より具体的に
は、リソース管理情報の優先度に書き込まれた値と、新
規のリソース予約要求に挿入された優先度の値との比較
を行う。
【0080】次いでステップS7に移り、ステップS6
で比較した結果、新規のリソース予約の優先度が、既に
リソース管理情報に書き込まれた優先度よりも高いと
き、すなわち新規のリソース予約の優先度の値が、既に
書き込まれた優先度の値よりも小さいとき、処理はステ
ップS8に移り、新規のリソース予約要求のユーザー名
と優先度とに、リソース管理情報の対象リソースに書き
換え、次いで、実行管理タスク71に対して先に存在し
た予約が新規予約により失われたことを通知する(ステ
ップS9)。次いで処理はステップS11に移り、実行
管理タスク71に予約成功を通知する。そして処理は終
了する。
【0081】いっぽう、ステップS7で、新規のリソー
ス予約の優先度が既にリソース管理情報に書き込まれた
優先度よりも小さいとき、すなわち新規のリソース予約
の優先度の値が既に書きこまれた優先度の値よりも大き
いとき、処理はステップS10に移り、新規のリソース
予約の優先度は低いので、リソースの予約要求が失敗し
たことを実行管理タスク71に通知する。そして処理は
終了する。
【0082】いっぽう、ステップS3で新規にリソース
予約要求が通知されても、対象リソースがリソース管理
情報に存在しなければステップS10に移り、実行管理
タスク71に予約要求が失敗したこを通知する。
【0083】上述の処理の結果、リソース情報管理タス
ク72は、実行管理タスク71にリソースの予約結果を
通知するが、その予約が成功すれば上述したように、そ
の予約結果に、登録したユーザー名、リソース名、優先
度の情報を付加して通知する。
【0084】またこのリソース予約で、上述したように
新規予約の要求を通知したにも関わらず、対象リソース
が存在しないとき(ステップS3でNOのとき)やステ
ップS7で新規予約の要求をしたリソースの優先度が既
にリソース管理情報に書き込まれたリソースの優先度よ
りも低いとき、ステップS10で予約が失敗したことを
示す予約結果を実行管理タスク71に通知するが、失敗
の原因を示すエラーコードを付加して通知する。
【0085】以上の動作によりリソースの予約が行われ
る。
【0086】このように上位制御端末11、12、13
から放送用デバイスの占有を予約する予約登録をシステ
ムコントローラ14が行うことで、複数の上位制御端末
11、12、13が行う作業、業務の優先度に応じた、
対象デバイス(リソース)の予約を行うことができ、他
の使用者により予約したデバイスを占有されることがな
くなり、デバイスの予約を行った使用者が確実にそのデ
バイスを使用することが可能になった。このため、例え
ば、オンエアするときになって、オンエア用として素材
を出力させる出力装置(図1ではAVサーバ30の入出
力処理部32)を割り当てることができず、素材を送出
できない、という最悪の自己を防ぐことができる。
【0087】さらに、本放送送出システム10のシステ
ムコントローラ14は、同一リソースグループ内の複数
のリソースを同時に予約することが可能である。つまり
リソース管理情報で同じリソースグループをもつリソー
ス名に対して同時に上述したリソースの予約を行うこと
ができる。以下図6〜図8を用いて詳細に述べる。
【0088】図6に示すようにシステムコントローラ1
4の構成は、上述した単一リソースの予約と同じ構成
で、実行管理タスク71とリソース情報管理タスク72
とから構成される。
【0089】上位制御端末11、12、13は、システ
ムコントローラ14に対して次のような複数リソースの
同時予約命令を発行する。
【0090】 RESV SN=1 RSC=GP_IOP NUM=3 PR=100 … (命令2) この予約命令の発行は、同様にコマンドラインから直接
命令を発行させても良いし、上述した各種動作が実行さ
れるときに自動的に発行されるようにしても良い。命令
2は命令1と同様に命令の種類が予約命令を示す”RE
SV”、命令のIDが”1”、予約する対象リソースは
GP_IOPで示されるリソースグループ”GP_IO
P”、予約の優先度は”100”を示す。さらに同時予
約を行う対象リソースの数”NUM”は、”3”である
ことを示す。したがって、命令2は、「リソースグルー
プ”GP_IOP”に含まれるリソースのうち3つを、
予約命令の発行を行ったユーザーの名前で優先度100
で予約せよ」という意味である。
【0091】上位制御端末11、12、13が命令2を
システムコントローラ14に発行する(図6の(1))
と、システムコントローラ14の実行管理タスク71が
これを受信し、リソース情報管理タスク72にリソース
の予約要求を発行する(図6の(2))。このリソース
の予約要求は、ユーザー名と、リソースグループ名と、
予約リソース数と、優先度の情報が付加され、命令2に
対しては、 ユーザー名 :USER_1 リソースグループ :GP_IOP 予約個数 :3 優先度 :100 の情報を命令2から取り出してリソース情報管理タスク
72に送信される。
【0092】次にこのリソース予約要求を受信したリソ
ース情報管理タスク72が行う一連の処理について図7
を用いて詳細に説明する。
【0093】ステップS21で実行管理タスク71から
の上述の複数リソースの同時予約要求を受信すると、処
理はステップS22に移り、予約要求のリソースグルー
プ名から、リソース管理情報に書き込まれた対象リソー
スグループを検索する。具体的にはリソース管理情報の
リソースグループ名の項目から、予約要求内の予約リソ
ースグループ名と合致するリソースを検索する。例えば
上述のリソース予約要求のときは、予約リソースグルー
プ”GP_IOP”と同一のリソースグループ名をもつ
リソースをリソース管理情報から検索する。
【0094】次いで処理はステップS23に移り、検索
した結果、リソース予約要求に適合したリソースの予約
状況を確認する。すなわち、予約対象のリソースに対し
て、未予約のリソースの数と、受信したリソース要求
(新規リソース要求)の優先度よりも低い優先度のリソ
ースの数とを確認する。
【0095】次いで処理はステップS24に移り、ステ
ップS23で確認した未予約のリソースの数と、優先度
の低いリソースの数との合計を計算して、この合計がリ
ソース要求の予約リソース数(予約個数)以上であるか
否か判断される。ここで合計数が予約個数以上であれば
処理はステップS25に移り、合計数が予約個数よりも
少ないときは処理はステップS27に移る。
【0096】ステップS25では、上記合計数のうちの
未予約の適合リソース数が予約個数分あるか否か判断さ
れる。ここではステップS24で確認された未予約の適
合リソースの個数が、リソース予約要求の予約個数と等
しいか否かが判断される。上述のリソース予約要求のと
き、予約個数は”3”であるので、リソース管理情報の
リソースグループ”GP_IOP”の未予約リソースの
数が3個あるか否か判断される。
【0097】ステップS25で予約個数分、未予約の適
合リソース数があれば、処理はステップS26に移り、
リソース管理情報における予約個数分の未予約の適合リ
ソースに、予約ユーザー名と、予約優先度とを書き込
む。図6に示す例ではリソース管理情報のリソースグル
ープ”GP_IOP”を示す4つのリソースが存在し、
このうち予約個数である3つのリソース、すなわちリソ
ース名”HDS_1.AV1”、”HDS_1.AV
2”、”HDS_1AV3”に対してリソース管理情報
内の予約ユーザー名の項目にそれぞれ”USR_1”、
予約優先度の項目に”100”を書き込んで登録を行
う。
【0098】予約個数分よりも多い未予約リソースがあ
ったとき、どの未予約リソースを選択するかは、適宜選
択されリソース管理情報に登録されたリソースの上から
順にリソースを選択したり、あるいは、登録されたリソ
ースの下から順でも構わないし、あるアルゴリズムで選
択しても構わない。ちなみに本実施例では登録されたリ
ソースの上から順に選択しするものとする。
【0099】次いで処理はステップS30に移り、実行
管理タスク71に対して予約結果を通知する。この予約
結果の通知は、予約を行ったユーザー名と、リソース名
と、優先度とを付加情報として付加される。
【0100】一方、ステップS25で、未予約の適合リ
ソースが予約個数分存在しなければ、処理はステップS
27に移る。
【0101】ステップS27では、未予約の適合リソー
スそれぞれに対して予約ユーザー名と予約優先度とを登
録する。すなわち、リソース管理情報の適合リソースに
対して、予約ユーザー名と予約優先度の項目にリソース
予約要求の各項目の内容を書き込み登録を行う。
【0102】次いで処理はステップS28に移り、リソ
ース予約要求に適合するリソースの既に予約ユーザー名
と予約優先度とが書き込まれたリソースのうち、リソー
ス予約要求の優先度よりも低いリソースに対して、予約
ユーザー名と予約優先度とを書き込む。ステップS24
で未予約リソース数と新規予約よりも優先度の低いリソ
ース数との合計が新規予約の予約リソースの個数よりも
多いと判断されているので、このステップの段階ですで
に予約個数分のリソース数は存在するので、ステップS
27とS28とで新規のリソース予約要求はすべてリソ
ース管理情報に登録することができる。ついで処理はス
テップS30に移り、同様に実行管理タスク71に予約
結果を通知する。結果通知後、処理は終了する。
【0103】一方、ステップS24で未予約の適合リソ
ース数と新規予約よりも優先度の低い適合リソース数と
の合計が新規のリソース予約要求の予約個数未満のとき
(NOのとき)、実行管理タスク71にリソース予約要
求が失敗した旨の通知を発行する。そして処理は終了す
る。
【0104】リソースの予約結果を受けた実行管理タス
ク71は、予約命令を発行した上位制御端末11、1
2、13に予約命令の実行結果を通知する(図6の
(5))。
【0105】上述したように複数のリソースの同時予約
を行うことで、上位制御端末11、12、13は作業、
業務の優先度に応じた複数のリソースを用いた同時処理
が可能で、単一の予約と同様に、他の使用者により予約
したデバイスを占有されることがなくなり、デバイスの
予約を行った使用者が確実にデバイスの使用を行うこと
ができ、オンエアの際の事故を未然に防ぐことができ
る。
【0106】しかし、すでに作業、業務は終了したにも
拘わらず、リソース管理情報予約ユーザー名と優先度と
が書き込まれることでデバイスが占有され、他の使用者
が使用することができない。
【0107】したがって、上位制御端末11、12、1
3で所望の重要な操作、例えば優先度の高い編集動作
や、閲覧動作等が終了すると、上位制御端末11、1
2、13はシステムコントローラ14に予約したリソー
スに対して予約の解除を命令する予約解除命令を発行す
る。以下この予約解除命令について詳細に述べる。
【0108】上位制御端末11、12、13は、システ
ムコントローラ14に対して次のようなリソース解除命
令を発行する。
【0109】 RELS SN=1 RSC=HDS_1.AV1 …(命令3) RELS SN=1 RSC=HDS_1.AV1 PR=100 …(命 令4) 2種類の予約解除命令が存在するのは、上述した予約を
自分で行ったときと、他の使用者によって予約が行われ
たときとで、発行する予約解除命令が異なるからであ
る。
【0110】命令3は、自分で予約を行ったリソースに
対する予約解除命令であり、命令4は、他の使用者によ
って行われた予約リソースに対する予約解除命令であ
る。
【0111】命令3、4ともに命令の種類がリソース解
除命令を示す”RELS”で、その命令のIDは”
1”、解除対象のリソースは”HDS_1.AV1”を
示すリソース、すなわち放送送出システム10のAVサ
ーバ30の入出力処理部32に対してリソースの予約解
除を示す制御命令である。命令4で優先度を示す記述が
あるが、予約解除命令”RELS”における優先度は、
この優先度よりも高い予約優先度の予約リソースを解除
せよ、という意味である。
【0112】この制御命令をシステムコントローラ14
が受信すると、リソースの予約のときと同様に実行管理
タスク71に入力され、リソース情報管理タスク72に
リソースの解除要求を発行する。リソースの解除要求を
受信したリソース情報管理タスク72は、図8に示す処
理にしたがって、リソース管理情報に書き込まれた予約
情報を解除する。
【0113】すなわち図8に示すように、実行管理タス
ク71が命令3に示すような予約解除命令を受信する
と、リソース情報管理タスク72は、実行管理タスク7
1からリソース予約解除要求を受信する(ステップS4
1)。このリソース予約解除要求は、リソースの予約要
求と同様にユーザー名、リソース名、他のユーザーによ
って予約が行われたリソースの予約解除のときにはさら
に予約解除の優先度とを付加させて実行管理タスク71
は発行する。
【0114】次いで処理はステップS42に移り、実行
管理タスク71から受信したリソースの予約解除要求の
リソース名を用いて、リソース管理情報に登録された対
象リソースを検索する。上述した命令3および4の予約
解除要求のときは、リソース管理情報のリソース名の欄
に”HDS_1.AV1”が書き込まれたリソースを検
索する。
【0115】次いで処理はステップS43に移り、ステ
ップS42でのリソースの検索に基づいて対象リソース
が存在するか否か判断される。対象リソースが存在すれ
ば、処理はステップS44に移り、存在しなければステ
ップS49に移る。
【0116】ステップS44では、対象リソースは予約
解除ユーザーにより予約解除命令を発行したユーザーが
登録されているか否か判断される。これは、ステップS
43で対象リソースがリソース管理情報内に登録されさ
らに、そのリソースの予約ユーザー名の項目に当該予約
解除命令を発行したユーザー自身が登録されているかに
よって判断できる。予約ユーザー名に予約解除命令を発
行したユーザーが登録されていれば、処理はステップS
45に移り、登録されていない、つまり他のユーザー名
で対象リソースの予約がなされているときはステップS
46に移る。
【0117】ステップS45では、リソース管理情報に
書き込まれた対象リソースのユーザー名および優先度
を、クリアさせ、予約を解除する。
【0118】次いで処理はステップS50に移り、実行
管理タスク71に予約解除が完了したことを示す実行結
果を送信し、処理は終了する。
【0119】いっぽうステップS44で、対象リソース
が他のユーザーで登録されているとき、ステップS46
に移って、ここでは対象リソースのリソース管理情報の
予約優先度と、予約解除要求の予約優先度である予約解
除優先度とを比較する。命令4の場合、リソース管理情
報に登録された対象リソース”HDS_1.AV1”の
予約優先度と、命令4の予約解除優先度”100”とを
比較する。勿論、対象リソースの予約ユーザー名が予約
解除命令を発行したユーザーでないときである。
【0120】次いで処理はステップS47に移り、リソ
ース管理情報に書き込まれた予約優先度よりも、リソー
ス解除命令の予約解除優先度のほうが高いか否か判断さ
れる。具体的には、予約解除優先度と予約優先度との値
を比較して判断される。
【0121】ステップS47で予約解除優先度の方が、
予約優先度の方が高いを判断されるとそりはステップS
48に移り、リソース管理情報に書き込まれた対象リソ
ースの予約ユーザー名と優先度とをクリアして、登録を
解除して、ステップS50に移る。
【0122】一方、ステップS47で、予約解除優先度
の方が予約優先度よりも高くないとき、処理はステップ
S49に移り、この時点で予約されたリソースの方が予
約解除しようとするリソースよりもその優先度が高く、
それだけ予約したリソースを用いた上位制御端末11、
12、13における作業、業務の重要性が高いことを示
し、実行管理タスク71に予約解除命令が失敗した旨の
通知を発行すて、処理が終了する。
【0123】上述の動作によりリソース管理情報タスク
72は、実行管理タスク71に対してリソースの予約解
除要求の結果を発行し、この結果を受けた実行管理タス
ク71は、上位制御端末11、12、13に予約解除命
令に対する実行結果を送信する。
【0124】以上のようにして、使用者が自分で予約し
たリソースや、他の使用者が予約したリソースの予約を
解除することができる。
【0125】上述の予約のときと同様に、予約された単
一のリソースにのみならず複数のリソース、リソースグ
ループに対しても予約の解除を行うことができる。
【0126】この場合の命令の記述は、 RELS SN=1 RSC=GP_IOP …(命令5) RELS SN=1 RSC=GP_IOP PR=100 …(命令6) と表現され、リソースグループを指示する”RSC”が
追加可能である。命令5、6ともにリソースグループ”
GP_IOP”に対する予約解除命令であり、予約解除
優先度を示す”PR”があるか否かで、自分が予約した
リソースグループ解除の命令か(命令5)、他の使用者
が予約したたリソースグループの解除命令(命令6)か
判断できる。この制御命令の発行も他の上述した命令の
発行と同様に上位制御端末11、12、13から、コマ
ンドラインの直接入力や、各種動作を行うときに発行さ
れる。
【0127】上位制御端末11、12、13からリソー
スグループの予約解除命令をシステムコントローラ14
の実行管理タスク71が受信すると、リソース情報管理
タスク72にリソースグループの予約解除要求を発行す
る。予約解除要求には、予約リソースグループ名、予約
解除ユーザー名、および予約解除優先度が付加されて実
行管理タスク71は発行する。
【0128】予約解除要求を受信したリソース情報管理
タスク72は、図9に示す一連の処理を実行する。
【0129】すなわち、ステップS61にて実行管理タ
スク71からリソース予約解除要求を受信すると、ステ
ップS62に移り、リソース予約解除要求の付加情報で
ある、解除対象のリソースグループ名を用いて、リソー
ス管理情報の該当リソースを検索する。上述の命令5、
6の場合、リソース解除命令に付加された解除対象のリ
ソースグループ名”GP_IOP”を用いて、リソース
管理情報に書き込まれた同一のリソースグループ名をも
つリソースを検索する。
【0130】次いで処理はステップS63に移り、検索
結果に基づいて適合リソースグループが存在するか否か
判断される。リソース管理情報に、予約解除対象のリソ
ースグループ名があれば(YESのとき)、処理はステ
ップS64に移り、なければ処理はステップS70に移
る。
【0131】ステップS64に移ると、適合リソースの
うち予約解除者によって予約されたリソースグループの
すべてのリソースの予約を解除する。すなわち、リソー
ス管理情報の登録された適合リソースのうち、リソース
解除要求の予約解除ユーザー名に該当するリソースの予
約ユーザー名の項目をすべてクリアする。例えば上述の
命令5をユーザー”USER_1”によって上位制御端
末11、12、13から発行されたとき、リソースグル
ープ名”GP_IOP”と登録されたリソース管理情報
の該当リソースの、予約ユーザー名が”USR_1”と
登録されたリソースに対して、この予約ユーザー名をク
リアする。このように予約ユーザー名をクリアすること
でこのステップでは予約の解除を行う。
【0132】次いで処理はステップS65に移り、予約
解除優先度が付加されているか否か判断される。予約解
除優先度が付加されているかは、実行管理タスク71が
発行するリソース解除要求に付加されているか否かで判
断でき、上述した命令6を実行管理タスク71が受信す
ると、この予約解除優先度を付加してリソース情報管理
タスク72に発行する。すなわち、他の予約ユーザー名
で予約されたリソースグループに対して予約解除が行わ
れれば、ステップS66に移り、自身が予約したリソー
スグループに対して予約解除を行うときはステップS6
9に移る。
【0133】ステップS66では、適合リソースのう
ち、他のユーザーによって予約されたリソースグループ
のすべてのリソースに対してリソース管理情報に登録さ
れた予約優先度と、リソース解除命令に付加された予約
解除優先度との比較を行う。すなわち、リソース管理情
報の対象リソースの予約優先度の値と、予約解除優先度
の値とを比較する。
【0134】次いで、処理はステップS67に移り、予
約優先度よりも予約解除優先度の方が高い適合リソース
の予約を解除する。
【0135】次いで処理はステップS68に移り、リソ
ースの予約を解除した数があるか否か判断される。ステ
ップS67で1つ以上のリソースの解除が行われたら、
処理はステップS69に移り、予約解除命令が完了した
ことを示す予約解除結果を実行管理タスク71に発行し
て処理が終了する。
【0136】ステップS68で1つのリソースの解除が
行われなかったときは、予約解除が失敗したことを示す
ので処理はステップS70に移り、実行管理タスク71
に予約解除が失敗したことを示す予約解除結果を通知
し、処理は終了する。
【0137】以上の構成および動作により予約されたリ
ソースに対する予約の解除を行うことができる。
【0138】ところで、リソースの予約あるいは、リソ
ースグループの予約を行うことにより、上位制御端末1
1、12、13は、機器の占有の許可を求めるオープン
命令を発行することができる。このオープン命令によ
り、予約を行った放送デバイス、即ちリソースの占有が
実際に行われ、以後、上位制御端末11、12、13が
実行する各種動作の制御コマンドが発行され、リソース
の制御コマンドに基づく処理を実行することができるの
である。
【0139】上位制御端末11、12、13が、システ
ムコントローラ14に発行するオープン命令は例えば次
のように記述される。
【0140】 OPEN SN=1 MD=PLAY RSC=HDS_1.AV1 … (命令7) 制御命令の種類は、オープン命令を示す”OPEN”、
このオープン命令のIDは”1”、”MD”はオープン
(機器の占有)を行うときのモードを示し、記録を示
す”REC”や再生を示す”PLAY”が存在する。命
令7の場合は再生を指示している。オープン命令対象の
リソースは”HDS_1.AV1”を示す。
【0141】したがって、命令7は「リソース”HDS
_1.AV1を再生用モードでオープンせよ」という意
味である。
【0142】リソースオープン命令を受信するシステム
コントローラ14の、構成および動作について図10お
よび図11を用いて詳細に説明する。
【0143】図10に示すようにシステムコントローラ
14は、上述した予約のときと同様に実行管理タスク7
1とリソース情報管理タスク72とから構成され、実行
管理タスク71は上位制御端末11、12、13からの
オープン命令を受信し、実行結果を上位制御端末11、
12、13に発行する。また、リソース情報管理タスク
72は、リソース管理情報をもち実行管理タスク71か
らの要求に対してこのリソース管理情報に登録された情
報を書き入れたり、削除することで答える。さらに、リ
ソース情報管理タスク72には、後述するリソースオー
プン管理情報をさらにもち、オープン命令により占有す
るユーザー名、使用状態モード等を情報とするエントリ
がリソース毎に準備されている。このリソースオープン
管理情報にオープン命令に対応する情報エントリを追加
あるいは、書き換え、削除等を行うことでオープン命令
に対する管理を行う。
【0144】以下その動作を説明する。
【0145】上位制御端末11、12、13はまず、例
えば命令7で記述されるオープン命令をシステムコント
ローラ14に発行する(図10の(1))。発行された
リソースオープン命令に対してシステムコントローラ1
4は、実行管理タスク71でこれを受信する。
【0146】実行管理タスク71は、受信したリソース
オープン命令から対象リソースと、モードを付加させた
リソースのオープン要求をリソース情報管理タスク72
に発行する(図10の(2))。このリソースのオープ
ン要求は、例えば命令7のオープン命令を受信したと
き、 リソース HDS_1.AV モード 再生 の情報を付加してリソース情報管理タスク72に発行す
る。
【0147】これをうけたリソース情報管理タスク72
は、図11に示す一連の処理を実行する。
【0148】すなわち、実行管理タスク71から、リソ
ースオープン要求を受信すると(ステップS81)、オ
ープン要求に付加されたリソース名を用いて、リソース
管理情報のオープン対象のリソースを検索する(ステッ
プS82)。例えば上述のオープン要求を受信したと
き、オープン要求に付加されたリソース名”HDS_
1.AV1”と同一のリソース名をリソース管理情報か
ら検索する。
【0149】次いで処理はステップS83に移り、ステ
ップS82で検索したオープン対象のリソースが実際に
リソース管理情報にあるか否かを判断する。オープン対
象のリソースがあれば処理はステップS84に移り、な
ければ上位制御端末11、12、13が発行したオープ
ン命令のオープン対象のリソースが存在しないので、オ
ープン命令自体失敗したことを示しているので、処理は
ステップS88に移り、実行管理タスク71にオープン
命令が失敗したことを示すリソースのオープン結果を通
知する。
【0150】一方、オープン対象のリソースが存在すれ
ば(ステップS83でYESのとき)、処理はステップ
S84に移り、対象リソースが予約されていないか否か
判断される。これは、リソース管理情報に書き込まれ
た、オープン対象のリソースの予約ユーザー名、予約優
先度が書き込まれたか否かで判断できる。
【0151】対象リソースが予約されていなければ、処
理はステップS85に移り、オープン管理情報にオープ
ン情報を登録する。オープン管理情報は、リソース情報
管理タスク72が保持するリソース情報データベース1
63(図3参照)の1つで、図10に示すように、オー
プン対象のリソース名、オープンモード、端末使用者を
示すユーザー名、とから構成される。
【0152】オープン情報の登録は、このように構成さ
れたオープン管理情報に新たに、リソースのオープン要
求に対応するようにエントリを追加することである。す
なわち、上述したリソースのオープン要求がリソース管
理情報タスク72に入力されたとき、図10に示すオー
プン管理情報に オープンリソース名 :HDS_1.AV1 オープン番号 :3(これは書き込まれた順番自
動的に付加される) オープンモード :再生用 ユーザー名 :USER−1 を書き入れることである。
【0153】次いで処理はステップS87に移り、実行
管理タスク71にオープン要求に対する、オープン結果
を発行して、処理が終了する。
【0154】ステップS84で、対象リソースが予約さ
れていれば(NOのとき)、ステップS86に移り、対
象リソースは自ユーザーにより予約されているか否か判
断される。すなわち、リソース管理情報における、オー
プン対象のリソースの予約ユーザー名の項目に、オープ
ンを行うユーザー名と一致していれば、処理は再びステ
ップS85に移り、一致していなければ、オープン処理
は失敗したのでステップS88に再び移り、その後処理
は終了する。
【0155】これら一連の処理が終了すると、リソース
情報管理タスク72は、実行管理タスク71にリソース
要求に対するオープン結果を通知する(図10の
(4))。オープン要求が成功していれば、図10に示
すようにオープン成功したリソース名と、オープンモー
ドとをオープン結果に付加して実行管理タスク71に発
行する。
【0156】また、オープン要求に対する処理が失敗し
たときにはエラーコードをオープン結果に付加して実行
管理タスク71に通知する。
【0157】リソースのオープン結果を受信した実行管
理タスク71は、オープン命令を発行した上位制御端末
11、12、13に、オープン命令の実行結果を送信す
る。
【0158】図10に示すようにこのオープン命令の実
行結果は、オープンが成功したリソース名と、オープン
モードとを実行結果に付加して送信される。また、オー
プンに失敗したときには、失敗の原因を示すエラーコー
ドを付加して送信する。
【0159】上述したリソースのオープン動作により、
予約リソースは上述の予約動作を行った使用者に対して
のみオープンされ、予約者以外の使用者は予約されたリ
ソースに対するオープンが不可能になる。オープン命令
を受け付けないと、オープン命令によって始まる上位制
御端末11、12、13の各種動作を示す制御命令をシ
ステムコントローラ14は受け付けず、結果的に複数の
上位制御端末11、12、13からのリソースの競合を
防ぐことができるのである。
【0160】
【発明の効果】本発明によれば、複数のデバイスを複数
の使用者が同時に使用する場合に、作業の優先度に応じ
てデバイスの予約を行うことにより、他の使用者により
デバイスを占有されることがなくなり、デバイスの予約
を行った使用者が確実にデバイスを使用することが可能
になり、さらにオンエアを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放送送出システムの全体構成を示すブロック図
である。
【図2】上記放送送出システムの動作を説明するための
図である。
【図3】上記放送送出システムにおけるリソース管理情
報を示す図である。
【図4】上記放送送出システムにおける、上位制御端末
から予約命令を受信したときのシステムコントローラ構
成と動作を示す図である。
【図5】リソース情報管理タスクの一連の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】上記放送送出システムにおける上位制御端末か
ら複数のリソースを指示した予約命令を受信したときの
システムコントローラの構成を示すブロック図である。
【図7】リソース予約要求を受信したリソース情報管理
タスクが行う一連の処理を説明するための図である。
【図8】リソース情報管理タスクが予約解除命令を受信
したときの一連の処理を説明するためのフローチャート
である。
【図9】複数のリソースに対する予約解除要求を受信し
たリソース情報管理タスクが行う一連の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図10】予約したリソースに対するオープン命令を上
位制御端末から受信したときのシステムコントローラの
構成を説明するための図である。
【図11】リソースオープン命令を受信するシステムコ
ントローラの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10 放送送出システム、11,12,13 上位制御
端末、14 システムコントローラ、16 デバイスメ
インコントローラ、17,18,19 デバイスサブコ
ントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 勉 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 志潟 太郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 清水 洋志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデバイスの使用状態を制御するデ
    バイス制御装置において、 上記デバイスに対する予約使用を指示する第1の制御命
    令を発行する上位制御端末手段と、 上記上位制御端末部からの第1の制御命令に基づいて、
    複数の制御端末手段のうち上記制御命令を発行した上記
    上位制御端末手段以外の上位制御端末手段に対して、上
    記第1の制御命令の指示する予約使用する上記デバイス
    の使用を禁止するデバイス割り当て制御手段とを備える
    ことを特徴とするデバイス制御装置。
  2. 【請求項2】 上記デバイス割り当て制御手段は、上記
    第1の制御命令を発行する上記上位制御端末手段以外の
    上記上位制御端末手段から上記第1の制御命令の指示す
    る予約使用する上記デバイスに対して占有を指示する第
    2の制御命令を受信しても、上記第2の制御命令を発行
    した上記上位制御端末手段の使用を禁止することを特徴
    とする請求の範囲第1項記載のデバイス制御装置。
  3. 【請求項3】 上記デバイス割り当て制御手段は、上記
    上位制御端末手段から上記第1の制御命令を受信したと
    きは上記デバイスの管理情報データベースに上記第1の
    制御命令を発行した上記上位制御端末手段と予約使用す
    る上記デバイスとを含む情報を登録し、上記上位制御手
    段から上記第2の制御命令を受信したとき上記管理情報
    データベースを参照して上記第2の制御命令の指示する
    上記デバイスと一致したとき、上記第2の制御命令を発
    行した上記上位制御端末手段に上記第2の制御命令の失
    敗を示す制御命令を送信して上記上位制御端末手段の使
    用を禁止することを特徴とする請求の範囲第2項記載の
    デバイス制御装置。
  4. 【請求項4】 上記デバイス割り当て制御手段は、複数
    の上記上位制御手段から同一の上記デバイスに対して予
    約を指示する上記第1の制御命令を受信したとき上記第
    1の制御命令に付加された優先度に基づいて、最も優先
    度の高い上記第1の制御命令を発行した上記上位制御端
    末手段以外の上記上位制御手段の使用を禁止することを
    特徴とする請求の範囲第1項記載のデバイス制御装置。
  5. 【請求項5】 上記デバイス割り当て制御手段は、上記
    第1の制御命令を発行した上記上位制御端末手段の端末
    使用者と予約使用する上記デバイスと上記第1の制御命
    令に付加された優先度とを含む情報を登録する管理情報
    データベースを有し、上記管理情報データベースを参照
    して最も優先度の高い上記第1の制御命令を発行した上
    記上記制御端末手段以外の上記上位制御端末手段の使用
    を禁止することを特徴とする請求の範囲第4項記載のデ
    バイス制御装置。
  6. 【請求項6】 上記デバイス割り当て制御手段は、上記
    第1の制御命令に付加された複数の上記デバイスの所属
    するグループの予約使用に基づいて、複数の上記上位制
    御端末手段のうち上記第1の制御命令を発行した上記上
    位制御端末手段以外の上記上位制御端末手段の上記第1
    の制御命令に付加された上記複数のデバイスの使用を禁
    止することを特徴とする請求の範囲第1項記載のデバイ
    ス制御装置。
  7. 【請求項7】 上記デバイス割り当て制御手段は、上記
    第1の制御命令を発行した上記上位制御端末手段の使用
    者と上記第1の制御命令の指示する上記デバイス名と上
    記複数のデバイスの所属するグループ名とを含む情報を
    登録する管理情報データベースを有し、 上記管理情報データベースを参照して上記第1の制御命
    令の指示する上記複数のデバイスに対して上記第1の制
    御命令を発行した上記上位制御端末手段以外の上記上位
    制御端末手段から占有を指示する第2の制御命令を受信
    しても、上記第2の制御命令を発行した上記上位制御端
    末手段に第2の制御命令は失敗したことを示す制御命令
    を送信することで上記第1の制御命令を発行した上記上
    位制御端末手段以外の使用を禁止することを特徴とする
    請求の範囲第6項記載のデバイス制御装置。
  8. 【請求項8】 上記デバイスは、ビデオサーバを構成す
    る各入出力処理手段とノンリニアアクセス可能な各記録
    媒体と、スイッチング手段を構成する外部から入力され
    たあるいは上記ビデオサーバから出力された複数の映像
    および/または音声データを含むデータが入力される各
    入力チャンネルと外部に出力されるあるいは上記ビデオ
    サーバに出力される上記データを出力する各出力チャン
    ネルと、から構成されることを特徴とする請求の範囲第
    1項記載のデバイス制御装置。
  9. 【請求項9】 複数のデバイスの使用状態を制御するデ
    バイス制御方法において、 上位制御端末手段から上記デバイスに対する予約使用を
    指示する第1の制御命令を受信する第1のステップと、 上記第1の制御命令に基づいて、上記第1の制御命令が
    予約使用する上記デバイスに対して複数の上記上位制御
    端末手段のうち上記制御命令を発行した上記上記制御端
    末手段以外の上記制御端末手段の使用を禁止する第2の
    ステップとを備えることを特徴とするデバイス制御方
    法。
  10. 【請求項10】 上記第2のステップは、上記第1の制
    御命令を発行する上記上位制御端末以外の上記上位制御
    端末から上記第1の制御命令の指示する予約使用する上
    記デバイスに対して占有を指示する第2の制御命令を受
    信しても、上記第2の制御命令を発行した上記上位制御
    端末手段の使用を禁止することを特徴とする請求の範囲
    第9項記載のデバイス制御方法。
  11. 【請求項11】 上記第2のステップは、上記上位制御
    端末から上記第1の制御命令を受信したときは上記デバ
    イスの管理情報データベースに上記第1の制御命令を発
    行した上記上位制御端末と予約使用する上記デバイスと
    を含む情報を登録し、上記上位制御端末から上記第2の
    制御命令を受信したとき上記管理情報データベースを参
    照して上記第2の制御命令の指示する上記デバイスと一
    致したとき、上記第2の制御命令を発行した上記上位制
    御端末に上記第2の制御命令の失敗を示す制御命令を送
    信して上記上位制御端末の使用を禁止することを特徴と
    する請求の範囲第9項記載のデバイス制御方法。
  12. 【請求項12】 上記第2のステップは、複数の上記上
    位制御端末から同一の上記デバイスに対して予約を指示
    する上記第1の制御命令を受信したとき上記第1の制御
    命令に付加された優先度に基づいて、最も優先度の高い
    上記第1の制御命令を発行した上記上位制御端末以外の
    上記上位制御端末の使用を禁止することを特徴とする請
    求の範囲第9項記載のデバイス制御方法。
  13. 【請求項13】 上記第2のステップは、上記第1の制
    御命令を発行した上記上位制御端末の端末使用者と予約
    使用する上記デバイスと上記第1の制御命令に付加され
    た優先度とを含む情報を登録する管理情報データベース
    を有し、上記管理情報データベースを参照して最も優先
    度の高い上記第1の制御命令を発行した上記上記制御端
    末以外の上記上位制御端末の使用を禁止することを特徴
    とする請求の範囲第12項記載のデバイス制御方法。
  14. 【請求項14】 上記第2のステップは、上記第1の制
    御命令に付加された複数の上記デバイスの所属するグル
    ープの予約使用に基づいて、複数の上記上位制御端末の
    うち上記第1の制御命令を発行した上記上位制御端末以
    外の上記上位制御端末の上記第1の制御命令に付加され
    た上記複数のデバイスの使用を禁止することを特徴とす
    る請求の範囲第9項記載のデバイス制御方法。
  15. 【請求項15】 上記第1の制御命令を発行した上記上
    位制御端末の使用者と上記第1の制御命令の指示する上
    記デバイス名と上記複数のデバイスの所属するグループ
    名とを含む情報を登録する管理情報データベースを有
    し、上記管理情報データベースを参照して上記第1の制
    御命令の指示する上記複数のデバイスに対して上記第1
    の制御命令を発行した上記上位制御端末手段以外の上記
    上位制御端末から占有を指示する第2の制御命令を受信
    しても、上記第2の制御命令を発行した上記上位制御端
    末に第2の制御命令は失敗したことを示す制御命令を送
    信することで上記第1の制御命令を発行した上記上位制
    御端末手段以外の使用を禁止することを特徴とする請求
    の範囲第14項記載のデバイス制御方法。
  16. 【請求項16】 上記デバイスは、ビデオサーバを構成
    する各入出力処理手段とノンリニアアクセス可能な各記
    録媒体と、スイッチング手段を構成する外部から入力さ
    れたあるいは上記ビデオサーバから出力された複数の映
    像および/または音声データを含むデータが入力される
    各入力チャンネルと外部に出力されるあるいは上記ビデ
    オサーバに出力される上記データを出力する各出力チャ
    ンネルと、から構成されることを特徴とする請求の範囲
    第9項記載のデバイス制御方法。
JP37613398A 1997-12-19 1998-12-21 デバイス制御装置及び方法 Abandoned JPH11261510A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002353926A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Nec Eng Ltd 番組自動運行システム
US7533405B2 (en) 2000-08-30 2009-05-12 Panasonic Corporation Nonlinear broadcast system

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