JPH11259226A - 視線入力意思伝達装置、視線入力意思伝達方法および記憶媒体 - Google Patents

視線入力意思伝達装置、視線入力意思伝達方法および記憶媒体

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JPH11259226A
JPH11259226A JP8292598A JP8292598A JPH11259226A JP H11259226 A JPH11259226 A JP H11259226A JP 8292598 A JP8292598 A JP 8292598A JP 8292598 A JP8292598 A JP 8292598A JP H11259226 A JPH11259226 A JP H11259226A
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JP
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gaze
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sight
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JP8292598A
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English (en)
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Hironori Goto
裕典 後藤
Masaaki Yoshida
正明 吉田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to US09/265,587 priority patent/US6161932A/en
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Priority to DE69905209T priority patent/DE69905209D1/de
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/011Arrangements for interaction with the human body, e.g. for user immersion in virtual reality
    • G06F3/013Eye tracking input arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F4/00Methods or devices enabling patients or disabled persons to operate an apparatus or a device not forming part of the body 

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  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が視線の検出結果を確認することがで
き、利用者が無駄な動作を何度も繰り返すなどの恐れを
なくすことができる視線入力意思伝達装置を提供する。 【解決手段】 視点位置データに基づき視線検出成功、
視線検出失敗、まばたき中、同じ選択肢を選択している
などの検出結果状況を判断し、その判断結果に応じて検
出結果状況を表す検出結果情報を文字の選択枠の色を変
えて利用者に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示盤を観察する
利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果を前
記表示盤に対する入力情報として入力することにより前
記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達装置、視線
入力意思伝達方法および視線入力意思伝達システムを構
築するためのプログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示盤を観察する利用者の視線を
検出し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対す
る入力情報として入力することにより前記利用者の意思
を伝達する視線入力意思伝達装置が提案され、実現され
ている。この視線入力意思伝達装置として、コンピュー
タの画面上に、ひらがな、アルファベットなどの複数の
文字を表す表示盤を表示し、この表示盤を観察する利用
者の視線を検出し、この利用者の視線の検出結果に応じ
て利用者が選択する文字を特定し、この特定された文字
を入力するもの(特願平9−244817号)が、本出
願人により提案されている。また、本出願人は、同時
に、テレビジョンのチャンネル切替操作を行うことが可
能な視線入力意思伝達装置、コンピュータの画面を観察
しながらその画面表示を表示盤の映像とコンピュータに
入力された外部映像とを切り替えることが可能な視線入
力意思伝達装置を提案している。
【0003】この提案した視線入力意思伝達装置では、
例えば、選択した文字を入力する際には、この選択した
文字に視線を向けた状態で目を閉じるなどの動作によ
り、この文字を入力する文字として確定する方法が用い
られている。また、同様に、チャンネルの切替指示など
を入力する際にも、同様に目を閉じる動作により入力を
確定する方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
視線入力意志伝達装置では、目を閉じるなどの動作によ
り入力を確定する方法が用いられているから、目を閉じ
る動作のタイミングが早すぎて入力を行うことができな
い場合などがある。よって、目を閉じる動作タイミング
を習得するために、利用者は十分に経験を積むことが要
求されることがある。また、目を閉じる動作のタイミン
グが早すぎたことにより入力失敗、利用者の目を正確に
捕らえていないことによる視線検出失敗などの視線検出
エラーを利用者に知らせる手段が設けられていないか
ら、視線検出エラーが多発しているような状況下におい
ては、その状況を利用者に知らせることができず、その
ような状況を知らずに利用者は無駄な入力動作を何回も
繰り返し行う可能性がある。このように、利用者から
は、視線検出による入力が成功しているかまたは失敗し
ているかなどの視線の検出結果を知ることができず、視
線検出による入力が失敗していることを知らずに利用者
は無駄な動作を何度も繰り返すなどの恐れがある。
【0005】また、表示盤に表示される選択肢の数が多
いときには、各選択肢の表示領域が小さくなり、各選択
肢の中から意図する選択肢を選択することが困難にな
る。
【0006】本発明の第1の目的は、利用者が視線の検
出結果を確認することができ、利用者が無駄な動作を何
度も繰り返すなどの恐れをなくすことができる視線入力
意思伝達装置、視線入力意思伝達方法および記憶媒体を
提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、表示盤を見ながら
外部から入力された外部映像を見ることができる視線入
力意思伝達装置、視線入力意思伝達方法および記憶媒体
を提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は、外部から入力され
た外部映像を見ながら視線入力により選択肢の選択を行
うことができる視線入力意思伝達装置、視線入力意思伝
達方法および記憶媒体を提供することにある。
【0009】本発明の第4の目的は、表示盤上の選択項
目を利用者に視認し易く表示することができる視線入力
意思伝達装置、視線入力意思伝達方法および記憶媒体を
提供することにある。
【0010】本発明の第5の目的は、外部装置に対し
て、その制御量を連続的に可変する制御を行うことがで
きる視線入力意思伝達装置、視線入力意思伝達方法およ
び記憶媒体を提供することにある。
【0011】本発明の第6の目的は、所定の入力を確実
にかつ容易に行うことができるとともに、利用者の入力
に関する動作を易しくする操作環境を得ることができる
視線入力意思伝達装置、視線入力意思伝達方法および記
憶媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表示盤を観察する利用者の視線を検出し、該利用者の視
線の検出結果を前記表示盤に対する入力情報として入力
する視線入力手段を備え、該視線入力手段からの入力情
報により前記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達
装置において、前記利用者の視線の検出結果に対して、
視線検出成功、視線検出失敗、まばたき中、同じ選択肢
を選択しているなどを表すための検出結果情報を前記利
用者に通知する視線検出結果通知手段を有することを特
徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の視
線入力意思伝達装置において、前記視線検出結果通知手
段による前記検出結果情報の通知を行うか否かを前記利
用者が選択するための選択手段を有することを特徴とす
る。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の視線入力意思伝達装置において、前記視線検出結
果通知手段は、前記表示盤の映像に含まれる選択項目の
背景色、文字色、選択枠の色などを変化させて表示する
ことにより、前記検出結果情報を前記利用者に通知する
ことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の視線入力意思伝達装置において、前記視線検出結
果通知手段は、音声を発する発音手段を含み、該発音手
段から発せられた音声により、前記検出結果情報を前記
利用者に通知することを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1または2
記載の視線入力意思伝達装置において、前記視線検出結
果通知手段は、光を発する発光手段を含み、該発光手段
の発光状態により、前記検出結果情報を前記利用者に通
知することを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、表示盤を利用者に
観察可能に表示する映像観察手段と、前記映像観察手段
により表示される表示盤を観察する利用者の視線を検出
する視線検出手段と、前記視線検出手段による前記利用
者の視線の検出結果を前記映像観察手段に表示される表
示盤に対する入力情報として入力する視線入力手段とを
備え、前記視線入力手段からの入力情報により前記利用
者の意思を伝達する視線入力意思伝達装置において、前
記映像観察手段に、前記表示盤と外部から入力される外
部映像とを並べて表示するように制御する表示制御手段
を有することを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項6記載の視
線入力意思伝達装置において、前記映像観察手段は、前
記表示盤と前記外部映像とを並べて表示可能な1つの画
面を有し、前記表示制御手段は、前記映像観察手段の画
面における前記表示盤と前記外部映像との表示領域の割
合を利用者の指示に基づき任意の割合に設定可能である
ことを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明は、映像を利用者に観
察可能に表示する映像観察手段と、前記映像観察手段に
より表示される映像を観察する利用者の視線を検出する
視線検出手段と、前記視線検出手段による前記利用者の
視線の検出結果を前記映像観察手段に表示される映像に
対する入力情報として入力する視線入力手段とを備え、
前記視線入力手段からの入力情報により前記利用者の意
思を伝達する視線入力意思伝達装置において、外部から
の映像を入力する外部映像入力手段と、前記外部映像入
力手段から入力された外部映像を前記映像観察手段に表
示するように制御する表示制御手段とを有し、前記表示
制御手段は、前記映像観察手段に前記外部映像が表示さ
れているときに、該外部映像に前記利用者の視線により
選択される選択肢を重ね合わせて表示することが可能で
あることを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項8記載の視
線入力意思伝達装置において、前記映像観察手段に前記
外部映像に前記選択肢を重ね合せて表示するか否かを前
記利用者の指示に基づき選択するための選択手段を有す
ることを特徴とする。
【0021】請求項10記載の発明は、選択項目を含む
表示盤を利用者に観察可能に表示する映像観察手段と、
前記映像観察手段により表示される表示盤を観察する利
用者の視線を検出する視線検出手段と、前記視線検出手
段による前記利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対
する入力情報として入力する視線入力手段とを備え、前
記視線入力手段からの入力情報により前記利用者の意思
を伝達する視線入力意思伝達装置において、前記利用者
の指示に基づき前記映像観察手段により表示される前記
表示盤上の選択項目の表示形態を変更して表示するよう
に制御する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0022】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の視線入力意思伝達装置において、前記表示制御手段
は、前記利用者の指示に基づき前記表示盤上の選択項目
の背景色を変更して表示することを特徴とする。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の視線入力意思伝達装置において、前記表示制御手段
は、前記利用者の指示に基づき前記表示盤上の選択項目
の文字色を変更して表示することを特徴とする。
【0024】請求項13記載の発明は、表示盤に向かい
合う利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果
を前記表示盤に対する入力情報として入力する視線入力
手段を備え、前記視線入力手段からの入力情報により前
記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達装置におい
て、外部装置を接続する接続手段と、前記外部装置に対
する制御項目を前記表示盤に表示するように制御する表
示制御手段と、前記表示盤の制御項目の内の制御量を連
続的に可変する項目を選択する入力情報が前記視線入力
手段から入力されると、前記外部装置に対して前記制御
量を連続的に可変するように命令を前記接続手段を介し
て連続的に出力する出力手段とを有することを特徴とす
る。
【0025】請求項14記載の発明は、表示盤に向かい
合う利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果
を前記表示盤に対する入力情報として入力する視線入力
手段を備え、該視線入力手段からの入力情報により前記
利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達装置におい
て、選択項目を階層的に前記表示盤に表示するように制
御する表示制御手段を有し、前記選択項目からその下位
に位置する選択項目を順に辿りながら選択するように前
記視線入力手段から前記入力情報を前記選択項目の表示
順に従い入力することによって、前記利用者が伝達すべ
き1つの意図を確定するモードを実行可能であるること
を特徴とする。
【0026】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の視線入力意思伝達装置において、前記選択項目の階層
構造は、前記利用者の設定により任意の階層構造に変更
可能であることを特徴とする。
【0027】請求項16記載の発明は、表示盤を観察す
る利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果を
前記表示盤に対する入力情報として入力することによ
り、前記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達方法
において、前記利用者の視線の検出結果に対して、視線
検出成功、視線検出失敗、まばたき中、同じ選択肢を選
択しているなどを表すための検出結果情報を前記利用者
に通知することを特徴とする。
【0028】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の視線入力意思伝達方法において、前記検出結果情報の
通知を行うか否かを前記利用者が選択することが可能で
あることを特徴とする。
【0029】請求項18記載の発明は、請求項16また
は17記載の視線入力意思伝達方法において、前記表示
盤の映像に含まれる選択項目の背景色、文字色、選択枠
の色などを変化させて表示することにより、前記検出結
果情報を前記利用者に通知することを特徴とする。
【0030】請求項19記載の発明は、請求項16また
は17記載の視線入力意思伝達方法において、発音手段
から発せられた音声により、前記検出結果情報を前記利
用者に通知することを特徴とする。
【0031】請求項20記載の発明は、請求項16また
は17記載の視線入力意思伝達方法において、発光手段
の発光状態により、前記検出結果情報を前記利用者に通
知することを特徴とする。
【0032】請求項21記載の発明は、映像観察手段に
より表示盤を利用者に観察可能に表示し、前記映像観察
手段により表示される表示盤を観察する利用者の視線を
検出し、前記利用者の視線の検出結果を前記映像観察手
段に表示される表示盤に対する入力情報として入力する
ことにより、前記利用者の意思を伝達する視線入力意思
伝達方法において、外部からの外部映像を取り込み、該
外部映像を前記表示盤とを並べて前記映像観察手段に表
示することが可能であることを特徴とする。
【0033】請求項22記載の発明は、請求項21記載
の視線入力意思伝達方法において、前記映像観察手段
は、前記表示盤と前記外部映像とを並べて表示可能な1
つの画面を有し、前記映像観察手段の画面における前記
表示盤と前記外部映像との表示領域の割合を利用者の指
示に基づき任意の割合に設定可能であることを特徴とす
る。
【0034】請求項23記載の発明は、映像観察手段に
より映像を利用者に観察可能に表示し、前記映像観察手
段により表示される映像を観察する利用者の視線を検出
し、前記利用者の視線の検出結果を前記映像観察手段に
表示される映像に対する入力情報として入力することに
より、前記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達方
法において、外部からの外部映像を入力し、該入力され
た外部映像を前記映像観察手段に表示するように制御す
る工程と、前記映像観察手段に前記外部映像を表示して
いるときに、該外部映像に前記利用者の視線により選択
される選択肢を重ね合わせて表示するように制御する工
程とを有することを特徴とする。
【0035】請求項24記載の発明は、請求項23記載
の視線入力意思伝達方法において、前記映像観察手段に
前記外部映像に前記選択肢を重ね合せて表示するか否か
を前記利用者の指示に基づき選択するための工程を有す
ることを特徴とする。
【0036】請求項25記載の発明は、映像観察手段に
より選択項目を含む表示盤を利用者に観察可能に表示
し、前記映像観察手段により表示される表示盤を観察す
る利用者の視線を検出し、前記利用者の視線の検出結果
を前記表示盤に対する入力情報として入力することによ
り、前記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達方法
において、前記利用者の指示に基づき前記映像観察手段
により表示される前記表示盤上の選択項目の表示形態を
変更して表示するように制御することを特徴とする。
【0037】請求項26記載の発明は、請求項25記載
の視線入力意思伝達方法において、前記利用者の指示に
基づき前記表示盤上の選択項目の背景色を変更して表示
することを特徴とする。
【0038】請求項27記載の発明は、請求項25記載
の視線入力意思伝達方法において、前記利用者の指示に
基づき前記表示盤上の選択項目の文字色を変更して表示
することを特徴とする。
【0039】請求項28記載の発明は、表示盤に向かい
合う利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果
を前記表示盤に対する入力情報として入力することによ
り、前記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達方法
において、接続手段を介して外部装置を接続する工程
と、前記外部装置に対する制御項目を前記表示盤に表示
するように制御する工程と、前記表示盤の制御項目の内
の制御量を連続的に可変する項目を選択する入力情報が
入力されると、前記外部装置に対して前記制御量を連続
的に可変するように命令を前記接続手段を介して連続的
に出力する工程とを有することを特徴とする。
【0040】請求項29記載の発明は、表示盤に向かい
合う利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果
を前記表示盤に対する入力情報として入力することによ
り、該入力情報により前記利用者の意思を伝達する視線
入力意思伝達方法において、選択項目を階層的に前記表
示盤に表示するように制御する工程と、前記選択項目か
らその下位に位置する選択項目を順に辿りながら選択す
るように前記入力情報を前記選択項目の表示順に従い入
力することによって、前記利用者が伝達すべき1つの意
図を確定するモードを実行する工程とを有することを特
徴とする。
【0041】請求項30記載の発明は、請求項29記載
の視線入力意思伝達方法において、前記選択項目の階層
構造は、前記利用者の設定により任意の階層構造に変更
可能であることを特徴とする。
【0042】請求項31記載の発明は、表示盤を観察す
る利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果を
前記表示盤に対する入力情報として入力する視線入力装
置を用いて、前記視線入力装置からの前記入力情報によ
り前記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達システ
ムを構築するためのプログラムを格納した記憶媒体にお
いて、前記プログラムは、前記利用者の視線の検出結果
に対して、視線検出成功、視線検出失敗、まばたき中、
同じ選択肢を選択しているなどを表すための検出結果情
報を前記利用者に通知する視線検出結果通知モジュール
を有することを特徴とする。
【0043】請求項32記載の発明は、請求項31記載
の記憶媒体において、前記プログラムは、さらに、前記
視線検出結果通知モジュールによる前記検出結果情報の
通知を行うか否かを前記利用者が選択するための選択モ
ジュールを有することを特徴とする。
【0044】請求項33記載の発明は、請求項31また
は32記載の記憶媒体において、前記視線検出結果通知
モジュールは、前記表示盤の映像に含まれる選択項目の
背景色、文字色、選択枠の色などを変化させて表示する
ことにより、前記検出結果情報を前記利用者に通知する
ことを特徴とする。
【0045】請求項34記載の発明は、請求項31また
は32記載の記憶媒体において、前記視線検出結果通知
モジュールは、音声を発する発音手段を制御するモジュ
ールを含み、前記発音手段が発する音声により、前記検
出結果情報を前記利用者に通知することを特徴とする。
【0046】請求項35記載の発明は、請求項31また
は32記載の記憶媒体において、前記視線検出結果通知
モジュールは、光を発する発光手段を制御するモジュー
ルを含み、該発光手段の発光状態により、前記検出結果
情報を前記利用者に通知することを特徴とする。
【0047】請求項36記載の発明は、映像観察手段で
選択肢を含む表示盤を利用者に観察可能に表示し、視線
検出手段で前記映像観察手段に表示される表示盤を観察
する利用者の視線を検出し、視線入力手段で前記視線検
出手段による前記利用者の視線の検出結果を前記映像観
察手段に表示される表示盤に対する入力情報として入力
することにより、前記利用者の意思を伝達する視線入力
意思伝達システムを構築するためのプログラムを格納し
た記憶媒体において、前記プログラムは、前記映像観察
手段に前記表示盤と外部から入力される外部映像とを並
べて表示するように制御する表示制御モジュールを有す
ることを特徴とする。
【0048】請求項37記載の発明は、請求項36記載
の記憶媒体において、前記映像観察手段は、前記表示盤
と前記外部映像とを並べて表示可能な1つの画面を有
し、前記表示制御モジュールは、前記映像観察手段の画
面における前記表示盤と前記外部映像との表示領域の割
合を利用者の指示に基づき任意の割合に設定可能である
ことを特徴とする。
【0049】請求項38記載の発明は、映像観察手段で
映像を利用者に観察可能に表示し、視線検出手段で前記
映像観察手段に表示される映像を観察する利用者の視線
を検出し、視線入力手段で前記視線検出手段による前記
利用者の視線の検出結果を前記映像観察手段に表示され
る映像に対する入力情報として入力することにより前記
利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達システムを構
築するためのプログラムを格納した記憶媒体において、
前記プログラムは、外部からの映像を入力する外部映像
入力モジュールと、前記外部映像入力モジュールから入
力された外部映像を前記映像観察手段に表示するように
制御する表示制御モジュールとを有し、前記表示制御モ
ジュールは、前記映像観察手段に前記外部映像を表示し
ているときに、該外部映像に前記利用者の視線により選
択される選択肢を重ね合わせて表示することが可能であ
ることを特徴とする。
【0050】請求項39記載の発明は、請求項38記載
の記憶媒体において、前記プログラムは、さらに、前記
映像観察手段に前記外部映像に前記選択肢を重ね合せて
表示するか否かを前記利用者の指示に基づき選択するた
めの選択モジュール手段を有することを特徴とする。
【0051】請求項40記載の発明は、映像観察手段で
選択項目を含む表示盤を利用者に観察可能に表示し、視
線検出手段で前記映像観察手段に表示される表示盤を観
察する利用者の視線を検出し、視線入力手段で前記視線
検出手段による前記利用者の視線の検出結果を前記表示
盤に対する入力情報として入力することにより前記利用
者の意思を伝達する視線入力意思伝達システムを構築す
るためのプログラムを格納した記憶媒体において、前記
プログラムは、前記利用者の指示に基づき前記映像観察
手段により表示される前記表示盤上の選択項目の表示形
態を変更して表示するように制御する表示制御モジュー
ルを有することを特徴とする。
【0052】請求項41記載の発明は、請求項40記載
の記憶媒体において、前記表示制御モジュールは、前記
利用者の指示に基づき前記表示盤上の選択項目の背景色
を変更して表示することを特徴とする。
【0053】請求項42記載の発明は、請求項40記載
の記憶媒体において、前記表示制御モジュールは、前記
利用者の指示に基づき前記表示盤上の選択項目の文字色
を変更して表示することを特徴とする。
【0054】請求項43記載の発明は、表示盤に向かい
合う利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果
を前記表示盤に対する入力情報として入力する視線入力
装置を用いて、前記視線入力装置からの入力情報により
前記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達システム
を構築するためのプログラムを格納した記憶媒体におい
て、前記プログラムは、接続手段を介して接続された外
部装置に対する制御項目を前記表示盤に表示するように
制御する表示制御モジュールと、前記表示盤の制御項目
の内の制御量を連続的に可変する項目を選択する入力情
報が前記視線入力手段から入力されると、前記外部装置
に対して前記制御量を連続的に可変するように命令を前
記接続手段を介して連続的に出力する出力モジュールと
を有することを特徴とする。
【0055】請求項44記載の発明は、表示盤に向かい
合う利用者の視線を検出し、該利用者の視線の検出結果
を前記表示盤に対する入力情報として入力する視線入力
装置を用いて、該視線入力装置からの入力情報により前
記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達システムを
構築するための記憶媒体において、前記プログラムは、
選択項目を階層的に前記表示盤に表示するように制御す
る表示制御モジュールと、前記選択項目からその下位に
位置する選択項目を順に辿りながら選択するように前記
視線入力手段から前記入力情報を前記選択項目の表示順
に従い入力することによって、前記利用者が伝達すべき
1つの意図を確定するモードを実行するモード実行モジ
ュールとを有することを特徴とする。
【0056】請求項45記載の発明は、請求項44記載
の記憶媒体において、前記選択項目の階層構造は、前記
利用者の設定により任意の階層構造に変更可能であるこ
とを特徴とする。
【0057】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0058】(実施の第1形態)まず、視線検出方法の
原理について図1および図2を参照しながら説明する。
図1は視線検出方法の原理を示す図であり、同図(a)
は上面図、同図(b)は側面図である。図2は図1のイ
メージセンサ912に投影される眼球像およびその信号
の強度を示す図である。
【0059】視線検出には、図1(a),(b)に示す
ように、観察者に対して不感の赤外光を放射する発光ダ
イオード(IRED)などの光源906a,906bが
用いられている。各光源906a,906bは、結像レ
ンズ911の光軸に対してx方向(水平方向)にほぼ対
称に配置され、y方向(垂直方向)にやや下側に配置さ
れている。各光源906a,906bから放射された赤
外光は観察者の眼球で反射され、その反射された赤外光
の一部は結像レンズ911を通してイメージセンサ91
2上に結像される。
【0060】ここで、まず水平面を考えると、図1
(a)に示すように、光源906bから放射された赤外
光は観察者の眼球908の角膜910を照射する。この
とき、角膜910の表面で反射した赤外光により形成さ
れた角膜反射像d(虚像)は、結像レンズ911により
集光され、イメージセンサ912上の位置d′に結像す
る。同様に、光源906aから放射された赤外光は観察
者の眼球908の角膜910を照射する。このとき、角
膜910の表面で反射した赤外光により形成された角膜
反射像e(虚像)は、結像レンズ911により集光さ
れ、イメージセンサ912上の位置e′に結像する。ま
た、虹彩904の端部a,bからの光束は結像レンズ9
11を介してイメージセンサ912上の位置a′,b′
に像を結像する。
【0061】結像レンズ911の光軸に対する眼球90
8の光軸の回転角θが小さい場合、虹彩904の端部
a,bのx座標をxa,xbとすると、xa,xbはイ
メージセンサ911上で多数点求められる(図2(a)
中の×印参照)。そこで、円の最小自乗方法法により瞳
孔中心xcが算出される。一方、角膜910の曲率中心
oのx座標をxoとすると、眼球908の光軸に対する
回転角θxは次の式(1)により示される。
【0062】 oc・sinθx=xc−xo …(1) また、xoは、角膜反射像dとeの中点kに所定の補正
値δxを考慮し、次の式(2)により求められる。
【0063】 xh=(xd+xe)/2 xo=(xd+xe)/2+δx …(2) ここで、δxは装置の設置方法および眼球距離などから
幾何学的に求められる数値である。よって、上述の各式
(1),(2)により、θxは次の式(3)に示すよう
に求められる。
【0064】 θx=arcsin[[xc−{(xd+xe)/2+δx}]/oc] …(3) さらに、イメージセンサ上912上に投影されたそれぞ
れの特徴点の座標を「′(ダッシュ)」を付けて書き換
えると、次の式(4)が得られる。
【0065】 θx=arcsin[[xc′−{(xd′+xe′)/2+δx′}] /oc/β] …(4) ここで、ベータは結像レンズ911に対する眼球の距離
szeにより決まる倍率であり、実際には角膜反射像の
間隔│xd′−xe′│の関数として求められる。
【0066】垂直面で考えると、図1(b)に示すよう
に、2つの光源906a,906bにより生じる角膜反
射像は同位置に発生し、これをiとする。眼球908の
回転軸θyの算出方法は水平面の場合とほぼ同一である
が、上記式(2)式だけが異なり、各曲率の中心oのy
座標yoは、次の(5)式により求められる。
【0067】 yo=yi+δy …(5) ここで、δyは装置の設置方法および眼球距離などから
幾何学的に求められる数値である。よって、垂直方向の
回転軸θyは次の式(6)に示すように求められる。
【0068】 θy=arcsin[[yc′−{(yi′+δy′)]/oc/β]…( 6) さらに、ファインダなどの画面上の位置座表(xn,y
n)は、ファインダ光学系で決まる定数mを用いると、
水平面上、垂直面上でそれぞれ次の各式(7),(8)
で表される。
【0069】 xn=m・arcsin[[xc′−{(xd′+xe′)/2+δx′} ]/oc/β] …(7) yn=m・arcsin[[yc′−{(yi′+δy′)]/oc/β] …(8) 図2(b)から明らかなように、瞳孔エッジの検出は、
イメージセンサ912の出力波形の立ち下がり(x
b′)および立ち上がり(xa′)を利用する。また、
角膜反射像の座標は鋭い立ち上がり部(xe′)および
(xd′)を利用する。
【0070】次に、本実施の形態における視線入力意志
伝達装置の構成について図3ないし図5を参照しながら
説明する。図3は本発明の視線入力意思伝達装置の実施
の第1形態の構成を示すブロック図、図4は図3の視線
入力意思伝達装置におけるプリズム1003の形状を示
す側面図、図5は図3の視線入力意思伝達装置の使用状
態を示す概念図である。
【0071】視線入力意志伝達装置は、図3に示すよう
に、ヘッドマウントディスプレイ1006と、パーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンという)1008と、
外部モニタ1009とから構成される。ヘッドマウント
ディスプレイ1006は、ゴーグル、メガネフレームな
どで利用者の眼の近傍に位置するように利用者に装着さ
れる。ヘッドマウントディスプレイ1006は、外部モ
ニタ1009の画面に表示される映像を観察し、該映像
に対して向けられた利用者の視線位置を検出し、その検
出結果をパソコン1008に入力するように構成されて
いる。
【0072】ヘッドマウントディスプレイ1006は、
外部モニタ1009に表示された映像を利用者が観察可
能に表示するための映像観察手段と、映像観察手段によ
り表示された映像を観察する利用者の視線を検出し、そ
の視線の検出結果をパソコン1008に入力する視線検
出手段とを備える。映像観察手段は、具体的には、外部
モニタ1009に表示された映像を表示するための液晶
表示素子1002と、該液晶表示素子1002を駆動す
るための液晶表示回路1007と、液晶表示素子100
2に表示された映像を拡大して利用者の左右の眼100
5に投影するための特殊プリズム1003とを有する。
視線検出手段は、具体的には、利用者の左右の眼100
5に特殊プリズム1013を介して赤外光を照射する赤
外光発光ダイオード1060,1061と、利用者の左
右の眼1005で反射された赤外光が特殊プリズム10
03を通して入射され、該入射された赤外光を光電変換
素子1063の撮像面に結像させる結像レンズ1062
系とを有する。結像レンズ1062系は2つのレンズ1
062a,1062bから構成されている。光電変換素
子1063は、その撮像面に結像された赤外光を光電変
換により電気信号に変換し、該電気信号は視線位置情報
として視線検出回路1064に入力される。視線検出回
路1064は、入力された視線位置情報に基づき特殊プ
リズム1003を介して投影された映像上の利用者の注
視点を求め、その求めた注視点を視線位置情報としてパ
ソコン1008に出力する。この注視点を求める方法
は、上述した視線検出方法の原理に従い行われる。な
お、赤外光発光ダイオード1060は裸眼用として紙面
奥行き方向にそれぞれ配列された2つの発光ダイオード
からなり、赤外光発光ダイオード1061は眼鏡用とし
て紙面奥行き方向にそれぞれ配列された2つの発光ダイ
オードからなる。
【0073】次に、このヘッドマウントディスプレイ1
106における映像観察手段の光学作用について説明す
る。液晶表示素子1002からの光は特殊プリズム10
03の第3の光学作用面cを屈折透過して特殊プリズム
1003の内部に入射し、その入射した光は第1の光学
作用面aで全反射する。その全反射した光は第2の光学
作用面特殊作用面bで反射した後に、第1の光学作用面
aを屈折透過して利用者の視度に適合した拡がり角(収
束角)の光束となって眼側に射出する。
【0074】なお、ここでは、利用者の眼1005と液
晶表示素子1002の中心を結ぶ直線を基本光軸として
示している。利用者の示度に対する調整は、液晶表示素
子1002を特殊プリズム1003の光軸に沿って平行
移動させることにより可能になる。この特注プリズム1
003を、像性能と歪みを補正してテレセントリックな
系とするために、3つの光学作用面をそれぞれ回転対称
軸を有しない3次元曲面で構成することが望ましく、こ
の場合、基本光軸を含み、紙面に平行な平面に対してだ
け対象な曲面構造を有する構成となる。
【0075】次に、視線検出手段の光学作用について説
明する。各赤外光発光ダイオード1060,1061か
ら発せられた赤外光は、第2の光学作用面bに形成され
た開口部1012,1013,1014,1015を通
して視線検出手段の光軸とは異なる方向から利用者の眼
1005を照明する。
【0076】利用者の眼1005を照射する赤外光は眼
1005の角膜、瞳孔で反射されて散乱し、角膜で反射
した赤外光は角膜反射像を形成し、瞳孔で反射した赤外
光は瞳孔像を形成する。これらの赤外光は、第2の光学
作用面bに形成された開口部1010を通して結像レン
ズ1062系に導かれ、結像レンズ系1062により光
電変換素子1063の撮像面上に結像される。光電変素
子1063はその撮像面に結像された赤外光を電気信号
に変換し、該電気信号は視線検出回路1064に入力さ
れる。
【0077】特殊プリズム1003の第2の光学作用面
bに設けられた開口部1012,1013,1014,
1015は、図4に示すように、開口部1010を基準
に左右に配置されている。ここで、開口部1012,1
013は、上述したように、各裸眼用赤外光発光ダイオ
ード1060に対してそれぞれ設けられた開口部であ
り、開口部1014,1015は、各眼鏡用赤外光発光
ダイオード1061に対してそれぞれ設けられた開口部
である。これらの開口部の配置は各赤外発光ダイオード
の配置から決められるものである。本実施の形態では、
各裸眼用赤外光発光ダイオード1060が、視線検出手
段の光軸からその下方にやや離れた位置に同一の高さで
光軸と対称に狭い幅で左右にそれぞれ配置されている。
これに対し、各眼鏡用赤外光発光ダイオード1061
が、視線検出手段の光軸からその下方にやや離れた位置
に同一の高さで光軸と対称に広い幅で左右にそれぞれ配
置されている。このような配置により、眼球を均等に照
明することができるなどの視線検出を精度良く行うこと
ができる。なお、裸眼の場合と眼鏡を着用した場合との
判別は、前記角膜反射像の間隔│xd′−xe′│から
眼鏡と特殊プリズム1003との間の距離を算出するこ
とにより行われる。
【0078】なお、本実施の形態では、結像レンズ系1
062を2つのレンズ1062a,1062bで構成し
ているが、レンズ1062bをくさび形状のレンズとす
ることにより、結像レンズ系1062を少ないレンズで
構成することを可能にする。このことはヘッドマウント
ディスプレイの小型化に寄与する。また、レンズ106
2aの特殊プリズム1003との対向面(斜めの面)に
曲率を付けることにより、第2の光学作用面bで発生す
る偏心収差を有効に補正することができる。さらに、結
像レンズ系に少なくとも1つの非球面を設けることによ
り、軸外の結像性能を補正する上で有効な作用を得るこ
とができる。
【0079】また、結像レンズ系1062と特殊プリズ
ム1003との間に絞りを設け、この絞りを開口部10
10に近づけた方が、開口部1010を小さくすること
ができ、映像観察手段に対する映像の中抜けを最小限に
抑制することができる。特に、絞りと開口部1010と
の大きさが一致していることが好ましく、開口部101
0の大きさは2mm以下の値に設定すれば、開口部10
10が眼の瞳孔より小さくなり、利用者に対する映像の
中抜けの発生を確実に抑制することができる。
【0080】さらに、本実施の形態では、利用者の眼に
不感の赤外光を用いているが、この場合、結像レンズ系
に可視光をカットする部材からなるレンズを設けること
により、視線の検出精度を向上させることができる。
【0081】次に、パソコン1008について説明す
る。パソコン1008は、各種演算、処理を行うCPU
1814と、BIOSプログラムを格納するROM18
16およびCPU1814の作業領域となるRAM18
17に対する読み出しまたは書き込みを制御するメモリ
コントローラ1818と、マウスなどのポインティング
デバイス、キーボード、ヘッドマウントディスプレイ1
006の視線検出回路などを接続し、これらからの入力
を取り込むアクセサリデバイスコントローラ1815
と、ビデオRAM1811に書き込まれた内容を外部モ
ニタ1009またはヘッドマウントディスプレイ100
6の液晶表示素子1002に表示するように制御するビ
デオグラフィックコントローラ1812と、外部モニタ
1009またはヘッドマウントディスプレイ1006の
液晶表示回路1007を接続するI/Oチャネル181
9とを備える。上述の各ブロックはシステムバス181
3を介して相互に接続されている。
【0082】本実施の形態では、パソコン1008によ
り、ヘッドマウントディスプレイ1006の液晶表示回
路1007に利用者が観察する映像データを供給する映
像表示処理と、ヘッドマウントディスプレイ1006の
視線検出回路1064からの視点位置データをアクセサ
リデバイスコントローラ1815を介して入力し、該視
点位置データに基づき液晶表示素子1002に表示され
た映像に含まれる選択肢の中から選択された選択肢を特
定し、該特定した選択肢の入力処理とを行う。また、視
点位置データに基づき視線検出成功、視線検出失敗、ま
ばたき中、同じ選択肢を選択しているなどの検出結果状
況を判断し、その判断結果に応じて検出結果状況を表す
検出結果情報を利用者に通知する検出結果通知処理を行
うことが可能であり、この検出結果通知処理を行うか否
かは、利用者の指示により選択して設定することが可能
である。なお、本実施の形態では、利用者が観察する映
像に含まれる選択項目の枠色を変化させて表示すること
により、検出結果情報を利用者に通知するように設定さ
れている。
【0083】これらの処理は、予めハードディスク(図
示せず)などの記憶媒体から読み出された視線入力意志
伝達システム構築用プログラムをCPU1814により
実行することによって実行される。
【0084】次に、本視線入力意思伝達装置の使用時に
おける動作について図5を参照しながら説明する。ここ
で、視線入力意思伝達装置は、利用者1の頭部に眼鏡な
どと同様に装着されるヘッドマウントディスプレイ10
06と、パソコン1008と外部モニタ1009を有す
るパソコンユニット4と、ヘッドマウントディスプレイ
2とパソコン1008とを接続するとともに、ヘッドマ
ウントディスプレイ2に電力を供給するためのアダプタ
31とから構成されているものとする。
【0085】使用時には、まず、パソコンユニット4が
起動され、視線入力意思伝達システム構築用プログラム
が実行される。次いで、利用者1が、アダプタ31を介
してパソコン1008に接続されたヘッドマウントディ
スプレイ1006を装着する。パソコン1008からは
ヘッドマウントディスプレイ1006に映像が供給さ
れ、ヘッドマウントディスプレイ1006は供給された
映像を利用者1に表示する。例えば、本5図に示すよう
に、ヘッドマウントディスプレイ1006には、ひらが
な、アルファベットなどの文字を選択して入力する画面
3が表示され、利用者1は画面3を観察することができ
る。この画面3上における所望の文字を選択して入力す
る際には、画面3上の所望の文字に対して利用者1が視
線を向ける。この向けられた視線の視線位置が検出され
ると、検出された視線位置に基づき対応する文字が選択
されて入力されることになる。このように、ヘッドマウ
ントディスプレイ1006は、パソコン1008によっ
て生成された映像に対するポインティングデバイスとし
て作用することになる。
【0086】次に、視線検出結果情報通知処理の手順に
ついて図6および図7を参照しながら説明する。図6お
よび図7は図3の視線入力意思伝達装置における視線検
出結果情報通知処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【0087】図6を参照するに、まずステップS101
において、ヘッドマウントディスプレイ1006の視線
検出回路1064からの視線位置データに基づき利用者
が目を閉じているか否かを判定し、利用者が目を閉じて
いないときには、ステップS102に進み、目を閉じて
いる時間をカウントするカウンタEyeBlinkCntを0にリ
セットし、続くステップS103で、視線検出回路10
64からの視線位置データに基づき視線位置にある文字
を選択された文字として算出する。次いで、ステップS
104に進み、今回選択された文字が前回選択された文
字と同じか否かを判定し、今回選択された文字が前回選
択された文字と同じであるときには、ステップS107
に進み、アップカウンタからなるカウンタSelectedCnt
を1インクリメントし、そして図7に示すステップS1
14に進む。これに対し、今回選択された文字が前回選
択された文字と同じでないときには、ステップS105
に進み、選択された文字のデータを今回選択された文字
に更新し、続くステップS106で、前記カウンタSele
ctedCntを0にリセットし、そしてステップS114に
進む。
【0088】上記ステップS101において目を閉じて
いると判定されたときには、ステップS108に進み、
視線検出回路1064からまばたきであったことを示す
検出データが入力されたか否かに応じて利用者が目を閉
じたことがまばたきであったか否かを判定する。まばた
きであると判定すると、ステップS109に進み、フラ
グEyeBlinkStartFlgに1を設定し、ステップS110に
進む。これに対し、まばたきでないと判定すると、ステ
ップS109をスキップしてステップS110に進み、
目が閉じられている時間をカウントするカウンタEyeBli
nkCntを1インクリメントし、続くステップS111で、
カウンタEyeBlinkCntのカウント値が設定値を以上であ
るか否かを判定する。カウンタEyeBlinkCntのカウント
値が設定値を以上でないときには、図7に示すステップ
S114に進む。
【0089】これに対し、カウンタEyeBlinkCntのカウ
ント値が設定値を以上であるときには、ステップS11
2に進み、カウンタSelectedCntのカウント値が設定値
以上であるか否かを判定する。ここで、カウンタSelect
edCntに対する設定値はカウンタEyeBlinkCntに対する設
定値と異なるものとする。カウンタSelectedCntのカウ
ント値が設定値以上でないときには、図7に示すステッ
プS114に進み、カウンタSelectedCntのカウント値
が設定値以上であるときには、カウンタEyeBlinkCntお
よびカウンタSelectedCntの各値が対応する設定値を満
たしたことにより文字入力を行う条件が成立したと判断
してステップS113に進み、文字入力処理への移行を
行う。
【0090】上記ステップS106若しくはステップS
107の実行後、または上記ステップS111若しくは
ステップS112で否定応答されたときには、ステップ
S114に進む。ステップS114では、図7に示すよ
うに、視線検出結果状態表示モードが設定されているか
否かを判定する。視線検出結果表示モードが設定されて
いないときには、本処理を抜ける。これに対し、視線検
出結果表示モードが設定されているときには、ステップ
S116に進み、カウンタEyeBlinkCntのカウント値お
よびフラグEyeBlinkStartFlgの値が第1の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第1の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=0の各関係が成立することを意味する。第1の条
件が満たされれば、すなわちカウンタEyeBlinkCntのカ
ウント値が1以上であるが、フラグEyeBlinkStartFlgの
値が0であることにより、目が閉じられている状態でま
ばたきが検出されていないと判断してステップS117
に進み、利用者が観察する液晶表示素子1002の映像
中の対応する文字の選択枠の色を目が閉じられている状
態でまばたきの検出がされていないことを示す色に変更
して表示し、本処理を抜ける。ここで、まばたきの検出
がされていないことを示す色としては、例えば濃茶色が
設定されている。
【0091】これに対し、第1の条件が満足されないと
きには、ステップS118に進み、カウンタEyeBlinkCn
tのカウント値、フラグEyeBlinkStartFlgの値およびカ
ウンタSelectedCntのカウント値が第2の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第2の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=1、カウンタSelectedCntのカウント値<設定値
の各関係が成立することを意味する。第2の条件が満た
されれば、すなわちカウンタEyeBlinkCntのカウント値
が1以上であり、フラグEyeBlinkStartFlgの値が1であ
ることにより、選択した文字の入力を確定するためのま
ばたきの検出は行われたが、カウンタSelectedCntのカ
ウント値が設定値に到達していないことにより、その選
択した文字の確定が行われていないと判断してステップ
S119に進み、利用者が観察する液晶表示素子100
2の映像中の対応する文字の選択枠の色を選択の確定が
行われていないことを示す色に変更して表示し、本処理
を抜ける。ここで、選択の確定が行われていないことを
示す色としては、例えば茶色が設定されている。
【0092】これに対し、第2の条件が満足されないと
きには、ステップS120に進み、カウンタEyeBlinkCn
tのカウント値、フラグEyeBlinkStartFlgの値およびカ
ウンタSelectedCntのカウント値が第3の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第3の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=1、カウンタSelectedCntのカウント値≧設定値
の各関係が成立することを意味する。第3の条件が満た
されれば、すなわちカウンタSelectedCntのカウント値
が設定値に到達していることにより、その選択した文字
は確定されているが、カウンタEyeBlinkCntのカウント
値が1以上であり、フラグEyeBlinkStartFlgの値が1で
あることにより、このまま目を閉じた状態を所定の時間
継続すれば選択した文字の入力を確定することが可能に
なると判断してステップS121に進み、利用者が観察
する液晶表示素子1002の映像中の対応する文字の選
択枠の色を目を閉じた状態を所定の時間継続すれば文字
入力の確定が可能な状態になることを示す色に変更して
表示し、本処理を抜ける。ここで、目を閉じた状態を所
定の時間継続すれば文字入力の確定が可能になることを
示す色としては、例えば緑色が設定されている。
【0093】これに対し、第3の条件が満足されないと
きには、ステップS122に進み、カウンタSelectedCn
tのカウント値が第4の条件により規定されている値を
それぞれ満たしているか否かを判定する。ここで、第4
の条件を満足することは、カウンタSelectedCntのカウ
ント値≧設定値の各関係が成立することを意味する。第
4の条件が満たされれば、すなわちカウンタSelectedCn
tのカウント値が設定値に到達していることにより、そ
の選択した文字は確定されているが、上記第1ないし上
記第3の条件に該当しない状態であるから、目が閉じら
れていない状態であると判断してステップS123に進
み、利用者が観察する液晶表示素子1002の映像中の
対応する文字の選択枠の色をその文字の選択が確定され
た状態であることを示す色に変更して表示し、本処理を
抜ける。ここで、文字の選択が確定された状態を示す色
としては、例えば青色が設定されている。
【0094】第4の条件が満足されないとき、すなわち
上記第1ないし第4の条件のいずれの条件にも該当しな
い状態であるから、目が開けられ、かつカウンタSelect
edCntのカウント値<設定値の関係を満足することによ
り文字の選択も行われていないと判断してステップS1
24に進み、利用者が観察する液晶表示素子1002の
映像中の選択項目の枠の色を項目の選択が行われていな
い状態であることを示す色に変更して表示し、本処理を
抜ける。ここで、文字の選択が行われていない状態を示
す色としては、例えば黄色が設定されている。
【0095】このように、本実施の形態では、利用者が
観察する映像に含まれる選択可能な文字の選択枠の色を
変化させて表示することにより、検出結果情報を利用者
に通知するから、利用者が視線の検出結果を確認するこ
とができ、利用者が無駄な動作を何度も繰り返すなどの
恐れをなくすことができる。
【0096】なお、本実施の形態では、利用者が観察す
る選択可能な文字の選択枠の色を変化させて表示するこ
とにより、検出結果情報を利用者に通知するように構成
しているが、これに代えて、選択する文字の色、選択す
る文字の背景色などを変更するすることによって、検出
結果情報を利用者に通知するように構成することもでき
る。また、ここでは、文字を選択する場合の例を説明し
たが、他の図形などから構成される選択項目を選択する
際にも同様にその視線検出結果の状態を通知するするよ
うに構成することができることはいうまでもない。
【0097】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図8および図9を参照しながら説明す
る。図8および図9は本発明の視線入力意思伝達装置の
実施の第2形態における視線検出結果情報通知処理の手
順を示すフローチャートである。
【0098】本実施の形態は、上述の実施の第1形態に
対し、パソコン1008に組み込まれているスピーカか
ら発せられる音声メッセージにより、検出結果情報を利
用者に通知するように設定されている点で異なる。な
お、本実施の形態は上述の実施の第1形態と同じ構成を
有し、その説明は省略する。
【0099】次に、視線検出結果情報通知処理の手順に
ついて図8および図9を参照しながら説明する。
【0100】図8を参照するに、まずステップS201
において、ヘッドマウントディスプレイ1006の視線
検出回路1064からの視線位置データに基づき利用者
が目を閉じているか否かを判定し、利用者が目を閉じて
いないときには、ステップS202に進み、カウンタEy
eBlinkCntを0にリセットし、続くステップS203
で、視線検出回路1064からの視線位置データに基づ
き視線位置にある文字を選択された文字として算出す
る。次いで、ステップS204に進み、今回選択された
文字が前回選択された文字と同じか否かを判定し、今回
選択された文字が前回選択された文字と同じであるとき
には、ステップS207に進み、カウンタSelectedCnt
を1インクリメントし、そして図9に示すステップS2
14に進む。これに対し、今回選択された文字が前回選
択された文字と同じでないときには、ステップS205
に進み、選択された文字のデータを今回選択された文字
に更新し、続くステップS206で、前記カウンタSele
ctedCntを0にリセットし、そしてステップS214に
進む。
【0101】上記ステップS201において目を閉じて
いると判定されたときには、ステップS208に進み、
視線検出回路1064からまばたきであったことを示す
検出データが入力されたか否かに応じて利用者が目を閉
じたことがまばたきであったか否かを判定する。まばた
きであると判定すると、ステップS209に進み、フラ
グEyeBlinkStartFlgに1を設定し、ステップS210に
進む。これに対し、まばたきでないと判定すると、ステ
ップS209をスキップしてステップS210に進み、
EyeBlinkCntを1インクリメントし、続くステップS21
1で、カウンタEyeBlinkCntのカウント値が設定値を以
上であるか否かを判定する。カウンタEyeBlinkCntのカ
ウント値が設定値を以上でないときには、図9に示すス
テップS214に進む。
【0102】これに対し、カウンタEyeBlinkCntのカウ
ント値が設定値を以上であるときには、ステップS21
2に進み、カウンタSelectedCntのカウント値が設定値
以上であるか否かを判定する。ここで、カウンタSelect
edCntに対する設定値はカウンタEyeBlinkCntに対する設
定値と異なるものとする。カウンタSelectedCntのカウ
ント値が設定値以上でないときには、図9に示すステッ
プS214に進み、カウンタSelectedCntのカウント値
が設定値以上であるときには、カウンタEyeBlinkCntお
よびカウンタSelectedCntの各値が対応する設定値を満
たしたことにより文字入力を行う条件が成立したと判断
してステップS213に進み、文字入力処理への移行を
行う。
【0103】上記ステップS206若しくはステップS
207の実行後、または上記ステップS211若しくは
ステップS212で否定応答されたときには、ステップ
S214に進む。ステップS214では、図9に示すよ
うに、視線検出結果状態表示モードが設定されているか
否かを判定する。視線検出結果表示モードが設定されて
いないときには、本処理を抜ける。これに対し、視線検
出結果表示モードが設定されているときには、ステップ
S216に進み、カウンタEyeBlinkCntのカウント値お
よびフラグEyeBlinkStartFlgの値が第1の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第1の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=0の各関係が成立することを意味する。第1の条
件が満たされれば、すなわちカウンタEyeBlinkCntのカ
ウント値が1以上であるが、フラグEyeBlinkStartFlgの
値が0であることにより、目が閉じられている状態でま
ばたきが検出されていないと判断してステップS217
に進み、目が閉じられている状態でまばたきの検出がさ
れていないことを示す音声メッセージを音声出力用メモ
リにセットする。そして、ステップS225に進み、音
声出力用メモリにセットされた音声メッセージをスピー
カから発するように音声出力処理を行い、本処理を抜け
る。
【0104】これに対し、第1の条件が満足されないと
きには、ステップS218に進み、カウンタEyeBlinkCn
tのカウント値、フラグEyeBlinkStartFlgの値およびカ
ウンタSelectedCntのカウント値が第2の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第2の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=1、カウンタSelectedCntのカウント値<設定値
の各関係が成立することを意味する。第2の条件が満た
されれば、すなわちカウンタEyeBlinkCntのカウント値
が1以上であり、フラグEyeBlinkStartFlgの値が1であ
ることにより、選択した項目の入力を確定するためのま
ばたきの検出は行われたが、カウンタSelectedCntのカ
ウント値が設定値に到達していないことにより、その選
択した項目の確定が行われていないと判断してステップ
S219に進み、選択の確定が行われていないことを示
す音声メッセージを音声出力用メモリにセットする。そ
して、ステップS225に進み、音声出力用メモリにセ
ットされた音声メッセージをスピーカから発するように
音声出力処理を行い、本処理を抜ける。
【0105】これに対し、第2の条件が満足されないと
きには、ステップS220に進み、カウンタEyeBlinkCn
tのカウント値、フラグEyeBlinkStartFlgの値およびカ
ウンタSelectedCntのカウント値が第3の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第3の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=1、カウンタSelectedCntのカウント値≧設定値
の各関係が成立することを意味する。第3の条件が満た
されれば、すなわちカウンタSelectedCntのカウント値
が設定値に到達していることにより、その選択した項目
は確定されているが、カウンタEyeBlinkCntのカウント
値が1以上であり、フラグEyeBlinkStartFlgの値が1で
あることにより、このまま目を閉じた状態を所定の時間
継続すれば選択した文字の入力を確定することが可能に
なると判断してステップS221に進み、目を閉じた状
態を所定の時間継続すれば入力の確定が可能な状態にな
ることを示す音声メッセージを音声出力用メモリにセッ
トする。そして、ステップS225に進み、音声出力用
メモリにセットされた音声メッセージをスピーカから発
するように音声出力処理を行い、本処理を抜ける。
【0106】これに対し、第3の条件が満足されないと
きには、ステップS222に進み、カウンタSelectedCn
tのカウント値が第4の条件により規定されている値を
それぞれ満たしているか否かを判定する。ここで、第4
の条件を満足することは、カウンタSelectedCntのカウ
ント値≧設定値の各関係が成立することを意味する。第
4の条件が満たされれば、すなわちカウンタSelectedCn
tのカウント値が設定値に到達していることにより、そ
の選択した文字は確定されているが、上記第1ないし上
記第3の条件に該当しない状態であるから、目が閉じら
れていない状態であると判断してステップS223に進
み、文字の選択が確定された状態であることを示す音声
メッセージを音声出力用メモリにセットする。そしてス
テップS225に進み、で音声出力用メモリにセットさ
れた音声メッセージをスピーカから発するように音声出
力処理を行い、本処理を抜ける。
【0107】第4の条件が満足されないとき、すなわち
上記第1ないし第4の条件のいずれの条件にも該当しな
い状態であるから、目が開けられ、かつカウンタSelect
edCntのカウント値<設定値の関係を満足することによ
り選択項目の選択も行われていないと判断してステップ
S224に進み、文字の選択が行われていない状態であ
ることを示す音声メッセージを音声出力用メモリにセッ
トする。そしてステップS225に進み、で音声出力用
メモリにセットされた音声メッセージをスピーカから発
するように音声出力処理を行い、本処理を抜ける。
【0108】このように、本実施の形態では、音声メッ
セージにより、検出結果情報を利用者に通知するから、
上述の実施の第1形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0109】(実施の第3形態)次に、本発明の実施の
第3形態について図10および図11を参照しながら説
明する。図10および図11は本発明の視線入力意思伝
達装置の実施の第3形態における視線検出結果情報通知
処理の手順を示すフローチャートである。
【0110】本実施の形態は、上述の実施の第1形態に
対し、パソコン1008に組み込まれているスピーカか
ら発せられるビープ音により、検出結果情報を利用者に
通知するように設定されている点で異なる。なお、本実
施の形態は上述の実施の第1形態と同じ構成を有し、そ
の説明は省略する。
【0111】次に、視線検出結果情報通知処理の手順に
ついて図10および図11を参照しながら説明する。な
お、本実施の形態における視線検出結果情報通知処理
は、上述の実施の第2形態に対し、音声メッセージに代
えてビープ音で通知する点のみが異なり、その異なる部
分についてのみ説明を行う。また、図10に示すステッ
プS301からステップS313までの処理は、上述の
実施の第2形態におけるステップS201からステップ
S213にそれぞれ同じであり、その説明は省略する。
【0112】上記ステップS306若しくはステップS
307の実行後、または上記ステップS311若しくは
ステップS312で否定応答されたときには、ステップ
S314に進む。ステップS314では、図11に示す
ように、視線検出結果状態表示モードが設定されている
か否かを判定する。視線検出結果表示モードが設定され
ていないときには、本処理を抜ける。これに対し、視線
検出結果表示モードが設定されているときには、ステッ
プS316に進み、カウンタEyeBlinkCntのカウント値
およびフラグEyeBlinkStartFlgの値が第1の条件により
規定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定
する。ここで、第1の条件を満足することは、カウンタ
EyeBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFl
gの値=0の各関係が成立することを意味する。第1の
条件が満たされれば、すなわちカウンタEyeBlinkCntの
カウント値が1以上であるが、フラグEyeBlinkStartFlg
の値が0であることにより、目が閉じられている状態で
まばたきが検出されていないと判断してステップS31
7に進み、目が閉じられている状態でまばたきの検出が
されていないことを示すビープ音データを音声出力用メ
モリにセットする。そして、ステップS325に進み、
音声出力用メモリにセットされたビープ音データをスピ
ーカから発するように音声出力処理を行い、本処理を抜
ける。
【0113】これに対し、第1の条件が満足されないと
きには、ステップS318に進み、カウンタEyeBlinkCn
tのカウント値、フラグEyeBlinkStartFlgの値およびカ
ウンタSelectedCntのカウント値が第2の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第2の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=1、カウンタSelectedCntのカウント値<設定値
の各関係が成立することを意味する。第2の条件が満た
されれば、すなわちカウンタEyeBlinkCntのカウント値
が1以上であり、フラグEyeBlinkStartFlgの値が1であ
ることにより、選択した文字の入力を確定するためのま
ばたきの検出は行われたが、カウンタSelectedCntのカ
ウント値が設定値に到達していないことにより、その選
択した文字の確定が行われていないと判断してステップ
S319に進み、文字の選択の確定が行われていないこ
とを示すビープ音データを音声出力用メモリにセットす
る。そして、ステップS325に進み、音声出力用メモ
リにセットされたビープ音データをスピーカから発する
ように音声出力処理を行い、本処理を抜ける。
【0114】これに対し、第2の条件が満足されないと
きには、ステップS320に進み、カウンタEyeBlinkCn
tのカウント値、フラグEyeBlinkStartFlgの値およびカ
ウンタSelectedCntのカウント値が第3の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第3の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=1、カウンタSelectedCntのカウント値≧設定値
の各関係が成立することを意味する。第3の条件が満た
されれば、すなわちカウンタSelectedCntのカウント値
が設定値に到達していることにより、その選択した文字
は確定されているが、カウンタEyeBlinkCntのカウント
値が1以上であり、フラグEyeBlinkStartFlgの値が1で
あることにより、このまま目を閉じた状態を所定の時間
継続すれば選択した文字の入力を確定することが可能に
なると判断してステップS321に進み、目を閉じた状
態を所定の時間継続すれば入力の確定が可能な状態にな
ることを示すビープ音データを音声出力用メモリにセッ
トする。そして、ステップS325に進み、音声出力用
メモリにセットされたビープ音データをスピーカから発
するように音声出力処理を行い、本処理を抜ける。
【0115】これに対し、第3の条件が満足されないと
きには、ステップS322に進み、カウンタSelectedCn
tのカウント値が第4の条件により規定されている値を
それぞれ満たしているか否かを判定する。ここで、第4
の条件を満足することは、カウンタSelectedCntのカウ
ント値≧設定値の各関係が成立することを意味する。第
4の条件が満たされれば、すなわちカウンタSelectedCn
tのカウント値が設定値に到達していることにより、そ
の選択した文字は確定されているが、上記第1ないし上
記第3の条件に該当しない状態であるから、目が閉じら
れていない状態であると判断してステップS323に進
み、文字の選択が確定された状態であることを示すビー
プ音データを音声出力用メモリにセットする。そしてス
テップS325に進み、音声出力用メモリにセットされ
たビープ音データをスピーカから発するように音声出力
処理を行い、本処理を抜ける。
【0116】第4の条件が満足されないとき、すなわち
上記第1ないし第4の条件のいずれの条件にも該当しな
い状態であるから、目が開けられ、かつカウンタSelect
edCntのカウント値<設定値の関係を満足することによ
り選択項目の選択も行われていないと判断してステップ
S324に進み、文字の選択が行われていない状態であ
ることを示すビープ音データを音声出力用メモリにセッ
トする。そしてステップS325に進み、音声出力用メ
モリにセットされたビープ音データをスピーカから発す
るように音声出力処理を行い、本処理を抜ける。
【0117】このように、本実施の形態では、ビープ音
により、検出結果情報を利用者に通知するから、上述の
実施の第2形態と同様の効果を得ることができる。
【0118】(実施の第4形態)次に、本発明の実施の
第4形態について図12および図13を参照しながら説
明する。図12および図13は本発明の視線入力意思伝
達装置の実施の第4形態における視線検出結果情報通知
処理の手順を示すフローチャートである。
【0119】本実施の形態は、上述の実施の第1形態に
対し、ヘッドマウントディスプレイ1006に複数の発
光ダイオード(図示せず)を組み込み、複数の発光ダイ
オードの発光を制御することにより、検出結果情報を利
用者に通知するように設定されている点で異なる。な
お、本実施の形態は上述の実施の第1形態と同じ構成を
有し、その説明は省略する。
【0120】次に、視線検出結果情報通知処理の手順に
ついて図12および図13を参照しながら説明する。な
お、本実施の形態における視線検出結果情報通知処理
は、上述の実施の第2形態に対し、音声メッセージに代
えて可視光を発光する複数の発光ダイオードの発光状態
により通知する点のみが異なり、その異なる部分につい
てのみ説明を行う。また、図12に示すステップS40
1からステップS413までの処理は、上述の実施の第
2形態におけるステップS201からステップS213
にそれぞれ同じであり、その説明は省略する。
【0121】上記ステップS406若しくはステップS
407の実行後、または上記ステップS411若しくは
ステップS412で否定応答されたときには、ステップ
S414に進む。ステップS414では、図13に示す
ように、視線検出結果状態表示モードが設定されている
か否かを判定する。視線検出結果表示モードが設定され
ていないときには、本処理を抜ける。これに対し、視線
検出結果表示モードが設定されているときには、ステッ
プS416に進み、カウンタEyeBlinkCntのカウント値
およびフラグEyeBlinkStartFlgの値が第1の条件により
規定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定
する。ここで、第1の条件を満足することは、カウンタ
EyeBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFl
gの値=0の各関係が成立することを意味する。第1の
条件が満たされれば、すなわちカウンタEyeBlinkCntの
カウント値が1以上であるが、フラグEyeBlinkStartFlg
の値が0であることにより、目が閉じられている状態で
まばたきが検出されていないと判断してステップS41
7に進み、目が閉じられている状態でまばたきの検出が
されていないことを表すための発光ダイオードLED1
のオン命令をI/F出力用メモリにセットする。そし
て、ステップS425に進み、I/F出力用メモリから
発光ダイオードLED1のオン命令を出力し、本処理を
抜ける。ここで、このオン命令を受けた発光ダイオード
LED1は点灯され、この点灯により目が閉じられてい
る状態でまばたきの検出がされていないことが利用者に
通知される。
【0122】これに対し、第1の条件が満足されないと
きには、ステップS418に進み、カウンタEyeBlinkCn
tのカウント値、フラグEyeBlinkStartFlgの値およびカ
ウンタSelectedCntのカウント値が第2の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第2の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=1、カウンタSelectedCntのカウント値<設定値
の各関係が成立することを意味する。第2の条件が満た
されれば、すなわちカウンタEyeBlinkCntのカウント値
が1以上であり、フラグEyeBlinkStartFlgの値が1であ
ることにより、選択した文字の入力を確定するためのま
ばたきの検出は行われたが、カウンタSelectedCntのカ
ウント値が設定値に到達していないことにより、その選
択した文字の確定が行われていないと判断してステップ
S319に進み、文字の選択の確定が行われていないこ
とを表すための発光ダイオードLED2に対するオン命
令をI/F出力用メモリにセットされる。そして、ステ
ップS425に進み、I/F出力用メモリから発光ダイ
オードLED2のオン命令を発光ダイオードLED2に
対して出力し、本処理を抜ける。ここで、このオン命令
を受けた発光ダイオードLED2は点灯され、この点灯
により文字の選択の確定が行われていないことが利用者
に通知される。
【0123】これに対し、第2の条件が満足されないと
きには、ステップS420に進み、カウンタEyeBlinkCn
tのカウント値、フラグEyeBlinkStartFlgの値およびカ
ウンタSelectedCntのカウント値が第3の条件により規
定されている値をそれぞれ満たしているか否かを判定す
る。ここで、第3の条件を満足することは、カウンタEy
eBlinkCntのカウント値≧1、フラグEyeBlinkStartFlg
の値=1、カウンタSelectedCntのカウント値≧設定値
の各関係が成立することを意味する。第3の条件が満た
されれば、すなわちカウンタSelectedCntのカウント値
が設定値に到達していることにより、その選択した文字
は確定されているが、カウンタEyeBlinkCntのカウント
値が1以上であり、フラグEyeBlinkStartFlgの値が1で
あることにより、このまま目を閉じた状態を所定の時間
継続すれば選択した文字の入力を確定することが可能に
なると判断してステップS421に進み、目を閉じた状
態を所定の時間継続すれば入力の確定が可能な状態にな
ることを表すための発光ダイオードLED3に対するオ
ン命令をI/F出力用メモリにセットする。そして、ス
テップS425に進み、I/F出力用メモリから発光ダ
イオードLED3にオン命令を出力し、本処理を抜け
る。ここで、このオン命令を受けた発光ダイオードLE
D3は点灯され、この点灯により目を閉じた状態を所定
の時間継続すれば入力の確定が可能な状態になることが
利用者に通知される。
【0124】これに対し、第3の条件が満足されないと
きには、ステップS422に進み、カウンタSelectedCn
tのカウント値が第4の条件により規定されている値を
それぞれ満たしているか否かを判定する。ここで、第4
の条件を満足することは、カウンタSelectedCntのカウ
ント値≧設定値の各関係が成立することを意味する。第
4の条件が満たされれば、すなわちカウンタSelectedCn
tのカウント値が設定値に到達していることにより、そ
の選択した文字は確定されているが、上記第1ないし上
記第3の条件に該当しない状態であるから、目が閉じら
れていない状態であると判断してステップS423に進
み、文字の選択が確定された状態であることを表すため
の発光ダイオードLED4に対するオン命令をI/F出
力用メモリにセットする。そして、ステップS425に
進み、I/F出力用メモリから発光ダイオードLED4
にオン命令を出力し、本処理を抜ける。ここで、このオ
ン命令を受けた発光ダイオードLED4は点灯され、こ
の点灯により文字の選択が確定された状態であることが
利用者に通知される。
【0125】第4の条件が満足されないとき、すなわち
上記第1ないし第4の条件のいずれの条件にも該当しな
い状態であるから、目が開けられ、かつカウンタSelect
edCntのカウント値<設定値の関係を満足することによ
り文字の選択も行われていないと判断してステップS4
24に進み、文字の選択が行われていない状態であるこ
とを表すための発光ダイオードLED5に対するオン命
令をI/F出力用メモリにセットする。そして、ステッ
プS425に進み、I/F出力用メモリから発光ダイオ
ードLED5にオン命令を出力し、本処理を抜ける。こ
こで、このオン命令を受けた発光ダイオードLED5は
点灯され、この点灯により文字の選択が行われていない
状態であることが利用者に通知される。
【0126】このように、本実施の形態では、発光ダイ
オードLED1〜5の点灯の状態により、検出結果情報
を利用者に通知するから、上述の実施の第1形態と同様
の効果を得ることができる。
【0127】(実施の第5形態)次に、本発明の実施の
第5形態について図14ないし図16を参照しながら説
明する。図14は本発明の視線入力意思伝達装置の実施
の第5形態における外部映像表示処理の手順を示すフロ
ーチャート、図15および図16は図14の外部映像表
示処理によりヘッドマウントディスプレイに表示された
画面例を示す図である。
【0128】本実施の形態では、パソコン1008が外
部からの映像を取り込むインタフェースを有し、該取り
込まれた外部映像と、視線入力により選択可能な選択項
目を表示する表示盤とを並べてヘッドマウントディスプ
レイ1006の液晶表示素子1002に表示する表示処
理を行うとともに、ヘッドマウントディスプレイ100
6の液晶表示素子1002における外部映像と、表示盤
との表示領域の割合を利用者の指示に基づき任意の割合
に設定する処理とを行う。
【0129】次に、本実施の形態における外部映像表示
処理の手順について図14を参照しながら説明する。
【0130】まず、ステップS501において、外部映
像を表示するか否かを判定し、外部映像を表示しないと
きには、ステップS502に進み、液晶表示素子100
2における外部映像と表示盤との表示領域の割合を示す
変数を、表示盤のみを表示する場合における値に変更
し、ステップS506に進む。ステップS506では、
選択項目を表示盤上に表示し、本処理を抜ける。
【0131】これに対し、上記ステップS501で外部
映像を表示すると判定されると、ステップS503に進
み、液晶表示素子1002における外部映像と表示盤と
の表示領域の割合を示す変数を所望の値に設定し、続く
ステップS504でステップS503において設定され
た割合に基づき外部映像の表示サイズを決定する。そし
てステップS505に進み、外部映像の液晶表示素子1
002への表示を開始するように液晶表示回路1007
に対する制御を開始し、続くステップS506で外部映
像の表示領域以外の領域に選択項目を表示し、本処理を
抜ける。
【0132】この処理により、例えば、図15に示すよ
うな画面を利用者に対して表示することができる。この
図15に示す画面において、外部映像をさらに拡大して
表示するときには、視線入力により「画面大」のアイコ
ンが選択される。この選択により、図16に示すよう
に、外部映像が拡大されて液晶表示素子1002の表示
領域全体に表示される。このとき、選択項目は表示され
ずに、この拡大された外部映像を表示する画面を図15
に戻すためのアイコン(画面右上の丸いボタン)のみが
表示される。
【0133】よって、本実施の形態では、選択項目を見
ながら外部から入力された外部映像を見ることができ
る。
【0134】(実施の第6形態)次に、本発明の実施の
第6形態について図17ないし図19を参照しながら説
明する。図17ないし図19は本発明の視線入力意思伝
達装置の実施の第6形態における映像表示処理によりヘ
ッドマウントディスプレイに表示された画面例を示す図
である。
【0135】本実施の形態では、パソコン1008が外
部からの映像を取り込むインタフェースを有し、該取り
込まれた外部映像に、視線入力により選択可能な選択項
目を重ね合せてヘッドマウントディスプレイ1006の
液晶表示素子1002に表示する表示処理を行うととも
に、外部映像と選択項目とを重ね合わせて表示するか否
かを選択することが可能である。また、外部映像のみを
表示している画面において、該外部映像上のある位置を
視線入力により選択すると、この視線入力により選択さ
れた位置が選択項目の表示位置であるか否かを判定し、
視線入力により入力された位置が選択項目の表示位置で
あると、この位置に対応する選択項目を外部映像に重ね
合わせて表示する処理を行う。
【0136】本実施の形態の表示処理では、例えば、図
17に示すように、外部映像と選択項目とを重ね合わせ
て表示することができる。
【0137】また、図18に示すように、外部映像のみ
を表示している画面において、該外部映像上のある位置
(図中の×印)を視線入力により選択すると、この視線
入力により選択された位置が選択項目の表示位置である
か否かの判定が行われる。ここで、視線入力により入力
された位置が選択項目「CH+」の表示位置であると、
図19に示すように、この選択項目「CH+」が外部映
像に重ね合わせて表示される。この選択項目を視線入力
により選択すれば、この選択項目が入力され、対応する
処理が実行されることになる。
【0138】よって、本実施の形態では、外部から入力
された外部映像を見ながら視線入力により選択肢の選択
を行うことができる。
【0139】(実施の第7形態)次に、本発明の実施の
第7形態について図20ないし図23を参照しながら説
明する。図20ないし図23は本発明の視線入力意思伝
達装置の実施の第7形態における映像表示処理によりヘ
ッドマウントディスプレイに表示された画面例を示す図
である。
【0140】本実施の形態では、ヘッドマウントディス
プレイ1006の液晶表示素子1002に表示される選
択項目の表示形態を変更して表示する表示処理を行う。
【0141】本実施の形態の表示処理では、例えば図2
0に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1006
に表示されている選択項目の表示形態を変更するときに
は、この画面上の「設定」メニューを選択し、図21に
示すメニュー画面を開く。このメニュー画面において
「画面色設定」を選択すると、図22に示す「画面色設
定」ダイアログボックスが開かれ、このダイアログボッ
クスにおいて画面選択タグ221で画面が選択され、さ
らに選択ボタン222の入力により色変更対象となる項
目が指示される。次いで、背景色・文字色チェックボタ
ン223で色設定にある背景色、文字色のいずれを変え
るかが指示され、色ボタン224で変更後の色が指定さ
れる。
【0142】また、メモページ表示の色を変えるときに
は、「Mempape」ボタン225を選択した後に、
背景色・文字色チェックボタン223で色設定にある背
景色、文字色のいずれを変えるかが指示され、色ボタン
224で変更後の色が指定されるで選択ボタン222が
入力される。
【0143】さらに、選択画面内の全部の選択肢および
メモページ表示部を1つの色で全て変更するときには、
「すべて選択」ボタン226を選択し、背景色・文字色
チェックボタン223で色設定にある背景色、文字色の
いずれを変えるかを指示し、色ボタン224で変更後の
色を指定する。このように所望の色変更が設定される
と、ダイアログボックスの下にある「更新」ボタン22
7を押すことによりヘッドマウントディスプレイ100
6に表示される選択項目の表示色が変更されて表示され
ることになる。また、「更新」ボタン227を押さずに
「OK」ボタン228を押して「画面色設定」ダイアロ
グボックスを終了させることによっても、ヘッドマウン
トディスプレイ1006に表示される選択項目の表示色
を変更して表示することができる。
【0144】ここで、例えば、「画面色設定」ダイアロ
グボックスを用いて選択項目の内の「あ」の文字色を黒
色、その背景色を白色に変更すると、図23に示す画面
がヘッドマウントディスプレイ1006に表示される。
【0145】このように、本実施の形態では、選択項目
を利用者に視認し易く表示することができる。
【0146】(実施の第8形態)次に、本発明の実施の
第8形態について図24ないし図33を参照しながら説
明する。図24は本発明の視線入力意思伝達装置の実施
の第8形態における選択処理によりヘッドマウントディ
スプレイに表示された選択画面例を示す図、図25は本
発明の視線入力意思伝達装置の実施の第8形態における
選択処理の手順を示すフローチャート、図26は図25
のステップS1602の上矢印選択処理を示すフローチ
ャート、図27は図25のステップS1604の下矢印
選択処理を示すフローチャート、図28は図25のステ
ップS1606の右矢印選択処理を示すフローチャー
ト、図29は図25のステップS1608の左矢印選択
処理を示すフローチャート、図30は図25のステップ
S1610の左上矢印選択処理を示すフローチャート、
図31は図25のステップS1612の右上矢印選択処
理を示すフローチャート、図32は図25のステップS
1614の左下矢印選択処理を示すフローチャート、図
33は図25のステップS1616の右下矢印選択処理
を示すフローチャートである。
【0147】本実施の形態では、複数回の視線入力によ
り1つの選択項目を選択する処理を行う。具体的には、
図24に示すように、選択画面には、中央部に選択項目
が、その周囲に「上」、「下」、「左」、「右」、「左
上」、「左下」、「右上」、「右下」の各矢印がそれぞ
れ配置されている。利用者は、この8方向の矢印キーを
視線入力により選択することにより、この選択枠を所望
の文字または項目位置に移動させ、ここで視線入力確定
条件を満足する視線入力を行うと、この選択が位置する
文字または項目を選択して入力する。
【0148】次に、選択画面を用いた選択処理の手順に
ついて図25を参照しながら説明する。まずステップS
1601において、ヘッドマウントディスプレイ100
6に表示された選択画面上における視線位置が「上」矢
印キーの位置にあるか否かを判定し、視線位置が「上」
矢印キーの位置にあるときには、ステップS1602に
進み、上矢印選択処理を行う。視線位置が「上」矢印キ
ーの位置にないときには、ステップS1603に進み、
選択画面上における視線位置が「下」矢印キーの位置に
あるか否かを判定し、視線位置が「下」矢印キーの位置
にあるときには、ステップS1604に進み、下矢印選
択処理を行う。視線位置が「下」矢印キーの位置にない
ときには、ステップS1605に進み、選択画面上にお
ける視線位置が「右」矢印キーの位置にあるか否かを判
定し、視線位置が「右」矢印キーの位置にあるときに
は、ステップS1606に進み、右矢印選択処理を行
う。視線位置が「右」矢印キーの位置にないときには、
ステップS1607に進み、選択画面上における視線位
置が「左」矢印キーの位置にあるか否かを判定し、視線
位置が「左」矢印キーの位置にあるときには、ステップ
S1608に進み、左矢印選択処理を行う。視線位置が
「左」矢印キーの位置にないときには、ステップS16
09に進み、選択画面上における視線位置が「左上」矢
印キーの位置にあるか否かを判定し、視線位置が「左
上」矢印キーの位置にあるときには、ステップS161
0に進み、左上矢印選択処理を行う。視線位置が「左
上」矢印キーの位置にないときには、ステップS161
1に進み、選択画面上における視線位置が「右上」矢印
キーの位置にあるか否かを判定し、視線位置が「右上」
矢印キーの位置にあるときには、ステップS1612に
進み、右上矢印選択処理を行う。視線位置が「右上」矢
印キーの位置にないときには、ステップS1613に進
み、選択画面上における視線位置が「左下」矢印キーの
位置にあるか否かを判定し、視線位置が「左下」矢印キ
ーの位置にあるときには、ステップS1614に進み、
左下矢印選択処理を行う。視線位置が「左下」矢印キー
の位置にないときには、ステップS1615に進み、選
択画面上における視線位置が「右下」矢印キーの位置に
あるか否かを判定し、視線位置が「右下」矢印キーの位
置にあるときには、ステップS1616に進み、右下矢
印選択処理を行う。視線位置が「右下」矢印キーの位置
にないときには、緯線位置が各方向の矢印キーのいずれ
の位置にもないと判断して本処理を抜ける。
【0149】次に、上矢印選択処理について図26を参
照しながら説明する。上矢印選択処理では、まずステッ
プS1701において、上矢印選択回数カウンタを1イ
ンクリメントし、続くステップS1702でその他の方
向の矢印選択回数カウンタを0にリセットする。次い
で、ステップS1703に進み、上矢印選択回数カウン
タの値が設定値以上であるか否かを判定し、上矢印選択
回数カウンタの値が設定値未満であると、本処理を抜け
る。上矢印選択回数カウンタの値が設定値以上である
と、ステップS1705に進み、現在の縦方向選択セル
番号が0であるか否かすなわち現在選択されている項目
が最上段のセル位置にあるか否かを判定する。現在選択
されている項目が最上段のセル位置にないときには、ス
テップS1706に進み、縦方向セル番号を1インクリ
メントし、ステップS1707に進む。これに対し、現
在選択されている項目が最上段のセル位置にあるときに
は、ステップS1706をスキップしてステップS17
07に進む。
【0150】ステップS1707では、上矢印選択回数
カウンタを0にリセットし、続くステップS1708で
画面を再度描画して本処理を抜ける。
【0151】次に、下矢印選択処理について図27を参
照しながら説明する。下矢印選択処理では、まずステッ
プS1801において、下矢印選択回数カウンタを1イ
ンクリメントし、続くステップS1802でその他の方
向の矢印選択回数カウンタを0にリセットする。次い
で、ステップS1803に進み、下矢印選択回数カウン
タの値が設定値以上であるか否かを判定し、下矢印選択
回数カウンタの値が設定値未満であると、本処理を抜け
る。下矢印選択回数カウンタの値が設定値以上である
と、ステップS1805に進み、現在の縦方向選択セル
番号が最大値であるか否かすなわち現在選択されている
項目が最下段のセル位置にあるか否かを判定する。現在
選択されている項目が最下段のセル位置にないときに
は、ステップS1806に進み、縦方向セル番号を1デ
クリメントし、ステップS1807に進む。これに対
し、現在選択されている項目が最下段のセル位置にある
ときには、ステップS1806をスキップしてステップ
S1807に進む。
【0152】ステップS1807では、下矢印選択回数
カウンタを0にリセットし、続くステップS1808で
画面を再度描画して本処理を抜ける。
【0153】次に、右矢印選択処理について図28を参
照しながら説明する。右矢印選択処理では、まずステッ
プS1901において、右矢印選択回数カウンタを1イ
ンクリメントし、続くステップS1902でその他の方
向の矢印選択回数カウンタを0にリセットする。次い
で、ステップS1903に進み、右矢印選択回数カウン
タの値が設定値以上であるか否かを判定し、右矢印選択
回数カウンタの値が設定値未満であると、本処理を抜け
る。右矢印選択回数カウンタの値が設定値以上である
と、ステップS1905に進み、現在の横方向選択セル
番号が最大値であるか否かすなわち現在選択されている
項目が最右端のセル位置にあるか否かを判定する。現在
選択されている項目が最右端のセル位置にないときに
は、ステップS1906に進み、横方向セル番号を1イ
ンクリメントし、ステップS1907に進む。これに対
し、現在選択されている項目が最右端のセル位置にある
ときには、ステップS1906をスキップしてステップ
S1907に進む。
【0154】ステップS1907では、右矢印選択回数
カウンタを0にリセットし、続くステップS1908で
画面を再度描画して本処理を抜ける。
【0155】次に、左矢印選択処理について図29を参
照しながら説明する。左矢印選択処理では、まずステッ
プS2001において、左矢印選択回数カウンタを1イ
ンクリメントし、続くステップS2002でその他の方
向の矢印選択回数カウンタを0にリセットする。次い
で、ステップS2003に進み、左矢印選択回数カウン
タの値が設定値以上であるか否かを判定し、右矢印選択
回数カウンタの値が設定値未満であると、本処理を抜け
る。右矢印選択回数カウンタの値が設定値以上である
と、ステップS2005に進み、現在の横方向選択セル
番号が0であるか否かすなわち現在選択されている項目
が最左端のセル位置にあるか否かを判定する。現在選択
されている項目が最左端のセル位置にないときには、ス
テップS2006に進み、横方向セル番号を1デクリメ
ントし、ステップS2007に進む。これに対し、現在
選択されている項目が最左端のセル位置にあるときに
は、ステップS2006をスキップしてステップS20
07に進む。
【0156】ステップS2007では、左矢印選択回数
カウンタを0にリセットし、続くステップS2008で
画面を再度描画して本処理を抜ける。
【0157】次に、左上矢印選択処理について図30を
参照しながら説明する。左上矢印選択処理では、まずス
テップS2101において、左上矢印選択回数カウンタ
を1インクリメントし、続くステップS2102でその
他の方向の矢印選択回数カウンタを0にリセットする。
次いで、ステップS2103に進み、左上矢印選択回数
カウンタの値が設定値以上であるか否かを判定し、左上
矢印選択回数カウンタの値が設定値未満であると、本処
理を抜ける。左上矢印選択回数カウンタの値が設定値以
上であると、ステップS2105に進み、現在の横方向
選択セル番号が0であるか否かすなわち現在選択されて
いる項目が最左端のセル位置にあるか否かを判定する。
現在選択されている項目が最左端のセル位置にないとき
には、ステップS2106に進み、横方向セル番号を1
デクリメントし、ステップS2107に進む。これに対
し、現在選択されている項目が最左端のセル位置にある
ときには、ステップS2106をスキップしてステップ
S2107に進む。
【0158】ステップS2107では、現在の縦方向選
択セル番号が0であるか否かすなわち現在選択されてい
る項目が最上段のセル位置にあるか否かを判定する。現
在選択されている項目が最上段のセル位置にないときに
は、ステップS2108に進み、縦方向選択セル番号を
1インクリメントし、ステップS2109に進む。これ
に対し、現在選択されている項目が最上段のセル位置に
あるときには、ステップS2108をスキップしてステ
ップS2109に進む。
【0159】ステップS2109では、左上矢印選択回
数カウンタを0にリセットし、続くステップS2110
で画面を再度描画して本処理を抜ける。
【0160】次に、右上矢印選択処理について図31を
参照しながら説明する。右上矢印選択処理では、まずス
テップS2201において、右上矢印選択回数カウンタ
を1インクリメントし、続くステップS2202でその
他の方向の矢印選択回数カウンタを0にリセットする。
次いで、ステップS2203に進み、右上矢印選択回数
カウンタの値が設定値以上であるか否かを判定し、右上
矢印選択回数カウンタの値が設定値未満であると、本処
理を抜ける。右上矢印選択回数カウンタの値が設定値以
上であると、ステップS2205に進み、現在の横方向
選択セル番号が最大値であるか否かすなわち現在選択さ
れている項目が最右端のセル位置にあるか否かを判定す
る。現在選択されている項目が最右端のセル位置にない
ときには、ステップS2206に進み、横方向選択セル
番号を1インクリメントし、ステップS2207に進
む。これに対し、現在選択されている項目が最右端のセ
ル位置にあるときには、ステップS2206をスキップ
してステップS2207に進む。
【0161】ステップS2207では、現在の縦方向選
択セル番号が0であるか否かすなわち現在選択されてい
る項目が最上段のセル位置にあるか否かを判定する。現
在選択されている項目が最上段のセル位置にないときに
は、ステップS2208に進み、縦方向選択セル番号を
1インクリメントし、ステップS2209に進む。これ
に対し、現在選択されている項目が最上段のセル位置に
あるときには、ステップS2208をスキップしてステ
ップS2209に進む。
【0162】ステップS2209では、右上矢印選択回
数カウンタを0にリセットし、続くステップS2210
で画面を再度描画して本処理を抜ける。
【0163】次に、左下矢印選択処理について図32を
参照しながら説明する。左下矢印選択処理では、まずス
テップS2301において、左下矢印選択回数カウンタ
を1インクリメントし、続くステップS2302でその
他の方向の矢印選択回数カウンタを0にリセットする。
次いで、ステップS2303に進み、左下矢印選択回数
カウンタの値が設定値以上であるか否かを判定し、左下
矢印選択回数カウンタの値が設定値未満であると、本処
理を抜ける。左下矢印選択回数カウンタの値が設定値以
上であると、ステップS2305に進み、現在の横方向
選択セル番号が0であるか否かすなわち現在選択されて
いる項目が最左端のセル位置にあるか否かを判定する。
現在選択されている項目が最左端のセル位置にないとき
には、ステップS2306に進み、横方向セル番号を1
デクリメントし、ステップS2307に進む。これに対
し、現在選択されている項目が最左端のセル位置にある
ときには、ステップS2306をスキップしてステップ
S2307に進む。
【0164】ステップS2307では、現在の縦方向選
択セル番号が最大値であるか否かすなわち現在選択され
ている項目が最下段のセル位置にあるか否かを判定す
る。現在選択されている項目が最下段のセル位置にない
ときには、ステップS2308に進み、縦方向選択セル
番号を1インクリメントし、ステップS2309に進
む。これに対し、現在選択されている項目が最下段のセ
ル位置にあるときには、ステップS2308をスキップ
してステップS2309に進む。
【0165】ステップS2309では、左下矢印選択回
数カウンタを0にリセットし、続くステップS2310
で画面を再度描画して本処理を抜ける。
【0166】次に、右下矢印選択処理について図33を
参照しながら説明する。右下矢印選択処理では、まずス
テップS2401において、右下矢印選択回数カウンタ
を1インクリメントし、続くステップS2402でその
他の方向の矢印選択回数カウンタを0にリセットする。
次いで、ステップS2403に進み、右下矢印選択回数
カウンタの値が設定値以上であるか否かを判定し、右下
矢印選択回数カウンタの値が設定値未満であると、本処
理を抜ける。右下矢印選択回数カウンタの値が設定値以
上であると、ステップS2405に進み、現在の横方向
選択セル番号が最大値であるか否かすなわち現在選択さ
れている項目が最右端のセル位置にあるか否かを判定す
る。現在選択されている項目が最右端のセル位置にない
ときには、ステップS2406に進み、横方向選択セル
番号を1インクリメントし、ステップS2207に進
む。これに対し、現在選択されている項目が最右端のセ
ル位置にあるときには、ステップS2406をスキップ
してステップS2407に進む。
【0167】ステップS2407では、現在の縦方向選
択セル番号が最大値であるか否かすなわち現在選択され
ている項目が最下段のセル位置にあるか否かを判定す
る。現在選択されている項目が最下段のセル位置にない
ときには、ステップS2408に進み、縦方向選択セル
番号を1インクリメントし、ステップS2409に進
む。これに対し、現在選択されている項目が最下段のセ
ル位置にあるときには、ステップS2408をスキップ
してステップS2409に進む。
【0168】ステップS2409では、右上矢印選択回
数カウンタを0にリセットし、続くステップS2410
で画面を再度描画して本処理を抜ける。
【0169】このように、本実施の形態では、8方向の
矢印キーを視線入力により選択することにより、この選
択枠を所望の文字または項目位置に移動させ、ここで視
線入力確定条件を満足する視線入力を行うと、この選択
が位置する文字または項目を選択して入力するから、所
定の入力を確実にかつ容易に行うことができるととも
に、利用者の入力に関する動作を易しくする操作環境を
得ることができる。
【0170】(実施の第9形態)次に、本発明の実施の
第9形態について図34ないし図36を参照しながら説
明する。図34および図35は本発明の視線入力意思伝
達装置の実施の第9形態におけるヘッドマウントディス
プレイに表示された選択画面例を示す図、図36は本発
明の視線入力意思伝達装置の実施の第9形態における処
理の手順を示すフローチャートである。
【0171】本実施の形態では、パソコン1008が外
部装置を制御可能に接続するインタフェースを有し、該
外部装置に対して制御量を連続的に可変する選択項目を
選択可能にヘッドマウントディスプレイ1006に表示
し、この選択項目が視線入力により選択されると、制御
量を連続して可変するための命令をパソコン1008で
生成し、該命令をインタフェースを介して外部装置に出
力する処理を行う。
【0172】本実施の形態では、例えば、テレビジョン
を接続し、このテレビジョン放送による映像とともにそ
のチャンネルの切替え、音量の調整などを行うための選
択項目をヘッドマウントディスプレイ1006に表示す
る場合を例に説明する。この選択項目の中には、チャン
ネルを1チャンネルづつ連続的に切り替えることを指示
する項目が含まれている。
【0173】具体的には、図34に示すように、ヘッド
マウントディスプレイ1006には、外部映像とその周
囲に配置された選択項目が表示される。ここで、チャン
ネルを1チャンネルづつ連続的に切り替えることを指示
する項目「CH++」が視線入力により選択されると、
この選択に基づきパソコン1008は、チャンネルを1
チャンネルづつ切り替えるようにチャンネル切替え命令
をインタフェースを介してテレビジョンに連続的に出力
する。このチャンネル切替え命令を受ける毎にテレビジ
ョンは、チャンネルを1チャンネルづつ切り替える。ま
た、「CH++」の選択に伴いヘッドマウントディスプ
レイ1006の画面は、図35に示すように、連続的に
切り替えられているチャンネルをどのチャンネルで止め
るかを指示する項目が表示された画面に切り替えられ
る。この切り替え後の画面において利用者が所望するチ
ャンネルが映し出されると、「連続止める」が視線入力
により選択される。この選択により、パソコン1008
はチャンネル切り替え命令の出力を停止し、利用者は切
り替えられたチャンネル映像を見ることができる。
【0174】この上述の処理の手順について図36を参
照しながら説明すると、まず、ステップS2701にお
いて、視線検出処理を行い、続くステップS2702で
テレビジョンへ連続的に命令を出力していることを示す
フラグRmcnCntFlgの値が1であるか否かを判定する。フ
ラグRmcnCntFlgの値が1であると、テレビジョンへ連続
的に命令を出力している状態にあると判断してステップ
S2703に進み、上記命令の出力タイミングを生成す
るためのタイマの役目を担うカウンタRmconCntiCntを1
インクリメントし、続くステップS2704に進み、カ
ウンタRmconCntiCntの値が設定値を超えているか否かを
判定する。カウンタRmconCntiCntの値が設定値を超えて
いるときには、ステップS2705に進み、チャンネル
を1つあげる命令を出力する処理を行い、続くステップ
S2706で、カウンタRmconCntiCntを0にリセット
し、ステップS2707に進む。これに対し、カウンタ
RmconCntiCntの値が設定値を超えていないときには、ス
テップS2705およびステップS2706をスキップ
してステップS2707に進む。
【0175】ステップS2707では、視線入力処理を
行い、続くステップS2708で入力が確定されたか否
かを判定し、入力が確定されていなければ、本処理を抜
ける。これに対し、入力が確定されたときには、ステッ
プS2710に進み、フラグRmcnCntFlgの値が0である
か否かを判定し、フラグRmcnCntFlgの値が0であるとき
には、ステップS2711に進み、カウンタRmconCntiC
ntを0にリセットする。次いで、ステップS2712に
進み、ヘッドマウントディスプレイ1006に表示する
外部映像と選択項目の表示領域の割合を設定するための
変数を変更し、続くステップS2713で、変更された
変数に基づき画面を再描画して本処理を抜ける。これに
対し、フラグRmcnCntFlgの値が0でないときには、ステ
ップS2714に進み、入力を確定する入力確定処理を
行い、本処理を抜ける。
【0176】上記ステップS2702でフラグRmcnCntF
lgの値が1でないと判定されたときには、上記ステップ
S2707に進む。これ以降、上述した手順と同様に処
理が実行される。
【0177】このように、本実施の形態では、視線入力
により、外部装置に対してその制御量を連続的に可変す
る制御を行うことができる。
【0178】なお、本実施の形態では、テレビジョンの
チャンネルの連続的に切り替える例を説明したが、他の
制御量、音量などを同様に連持続的に可変するように制
御することも可能である。
【0179】(実施の第10形態)次に、本発明の実施
の第10形態について図37および図38を参照しなが
ら説明する。図37および図38は本発明の視線入力意
思伝達装置の実施の第10形態におけるヘッドマウント
ディスプレイに表示された選択画面例を示す図である。
【0180】本実施の形態は、選択項目を階層的にヘッ
ドマウントディスプレイ1006に表示するように制御
し、前記選択項目からその下位に位置する選択項目を順
に辿りながら視線を入力を行うことによって、入力すべ
き項目を確定するように構成されている。
【0181】本実施の形態では、例えば図37に示すよ
うに、最初の選択画面として、「あか」、「たなは」、
「まやら」などの各選択項目を表示する。ここで、「あ
かさ」はあ行、か行、さ行を1つのグループとして、そ
れぞれにおけるひらがなを選択するための項目を示す。
同様に、「たなは」はた行、な行、は行を1つのグルー
プとして、それぞれにおけるひらがなを選択するための
項目を示し、「まやら」はま行、や行、ら行を1つのグ
ループとして、それぞれにおけるひらがなを選択するた
めの項目を示す。また、「機能」は、リモートコントロ
ール機能、ひらがなカタカナ英数文字モード切替機能、
登録機能、固定文呼出機能、各種設定の変更機能などの
機能を1つのグループとして選択する機能である。
【0182】この画面において例えば「あかさ」を視線
入力により選択入力すると、図38に示す個別選択画面
への切替が行われる。この個別選択画面は、「あ行」、
「か行」、「さ行」それぞれにおけるひらがなを個別に
選択する画面であり、この画面において各ひらがなの内
例えば「あ」を視線入力により選択して確定すると、
「あ」が画面下部の作成文章表示部に入力される。
【0183】最初の画面において他の項目が選択された
場合、同様に、その項目にグループ化されて含まれてい
る各項目を選択するための個別選択画面への切替が行わ
れ、その個別選択画面において選択された項目にさらに
グループ化されて含まれている項目があれば、そのグル
ープ化されて含まれている項目を選択するための次の選
択項目からその下位に位置する選択項目を順に辿りなが
ら視線を入力を行うことによって選択画面が表示され
る。
【0184】1つの項目にどの項目を含ませてグループ
化するかは、任意設定するように構成することができ
る。この場合、予め利用者の操作指示によりグループ化
する項目を指定し、このグループ化した項目を階層的に
辿る処理を行うようにすることによって実現可能であ
る。
【0185】このように、本実施の形態では、複数の項
目を1つの項目にグループ化して、1つの項目の選択に
よりそれに含まれる複数の項目を選択し、次いで、その
複数の項目の中から対応する項目を選択するなど、最初
の選択項目からその下位に位置する選択項目を順に辿り
ながら視線入力を行うことによって、入力する項目を選
択してその入力を確定するから、一度に多数の選択項目
を表示する必要がなく、一度に多数の選択項目を表示し
た場合に比して1つの項目の表示領域を大きく確保する
ことができる。よって、視線位置を選択する項目に合わ
せやすくなり、誤選択などの発生を少なくすることがで
きる。
【0186】(実施の第11形態)次に、本発明の実施
の第11形態について図39および図40を参照しなが
ら説明する。図39および図40は本発明の視線入力意
思伝達装置の実施の第11形態におけるヘッドマウント
ディスプレイに表示された選択画面例を示す図である。
【0187】本実施の形態は、予め準備された複数の単
語を選択可能にヘッドマウントディスプレイ1006に
表示し、表示された各単語の中から所望の単語を視線入
力により選択するモードを有する。
【0188】本実施の形態では、例えば、図39に示す
ように、「はい」、「いいえ」、「ありがとう」などの
通常の応答に良く使用される言葉を表示し、利用者への
質問などに対して応答する言葉として「はい」、「いい
え」などを1回の視線入力により選択することができ、
「は」、「い」と順に文字を入力するための操作が必要
がなく、すばやい応答が可能になる。また、視線入力を
行ための練習用画面とし使用することも可能である。
【0189】また、図40に示すように、上述の画面よ
りさらに多くの言葉を表示することにより、多彩な応答
を行うことが可能になる。
【0190】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
視線入力意思伝達装置によれば、利用者の視線の検出結
果に対して、視線検出成功、視線検出失敗、まばたき
中、同じ選択肢を選択しているなどを表すための検出結
果情報を利用者に通知する視線検出結果通知手段を有す
るから、利用者が視線の検出結果を確認することがで
き、利用者が無駄な動作を何度も繰り返すなどの恐れを
なくすことができる。
【0191】請求項2記載の視線入力意思伝達装置によ
れば、視線検出結果通知手段による検出結果情報の通知
を行うか否かを利用者が選択するための選択手段を有す
るように構成することができる。
【0192】請求項3記載の視線入力意思伝達装置によ
れば、視線検出結果通知手段で、表示盤の映像に含まれ
る選択項目の背景色、文字色、選択枠の色などを変化さ
せて表示することにより、検出結果情報を利用者に通知
するように構成することができる。
【0193】請求項4記載の視線入力意思伝達装置によ
れば、視線検出結果通知手段が、音声を発する発音手段
を含み、該発音手段から発せられた音声により、検出結
果情報を利用者に通知するように構成することができ
る。
【0194】請求項5記載の視線入力意思伝達装置によ
れば、視線検出結果通知手段が、光を発する発光手段を
含み、該発光手段の発光状態により、検出結果情報を利
用者に通知するように構成することができる。
【0195】請求項6記載の視線入力意思伝達装置によ
れば、映像観察手段に、表示盤と外部から入力される外
部映像とを並べて表示するように制御する表示制御手段
を有するから、表示盤を見ながら外部から入力された外
部映像を見ることができる。
【0196】請求項7記載の視線入力意思伝達装置によ
れば、映像観察手段が、表示盤と外部映像とを並べて表
示可能な1つの画面を有し、表示制御手段が、映像観察
手段の画面における表示盤と外部映像との表示領域の割
合を利用者の指示に基づき任意の割合に設定可能である
から、利用者は所望の表示状態の画面を観察することが
できる。
【0197】請求項8記載の視線入力意思伝達装置によ
れば、外部からの映像を入力する外部映像入力手段と、
外部映像入力手段から入力された外部映像を映像観察手
段に表示するように制御する表示制御手段とを有し、表
示制御手段で、映像観察手段に外部映像が表示されてい
るときに、該外部映像に利用者の視線により選択される
選択肢を重ね合わせて表示することが可能であるから、
外部から入力された外部映像を見ながら視線入力により
選択肢の選択を行うことができる。
【0198】請求項9記載の視線入力意思伝達装置によ
れば、映像観察手段に外部映像に選択肢を重ね合せて表
示するか否かを利用者の指示に基づき選択するように構
成することができる。
【0199】請求項10記載の視線入力意思伝達装置に
よれば、利用者の指示に基づき映像観察手段により表示
される表示盤上の選択項目の表示形態を変更して表示す
るように制御する表示制御手段を有するから、表示盤上
の選択項目を利用者に視認し易く表示することができ
る。
【0200】請求項11記載の視線入力意思伝達装置に
よれば、表示制御手段で、利用者の指示に基づき表示盤
上の選択項目の背景色を変更して表示するように構成す
ることができる。
【0201】請求項12記載の視線入力意思伝達装置に
よれば、表示制御手段で、利用者の指示に基づき表示盤
上の選択項目の文字色を変更して表示するように構成す
ることができる。
【0202】請求項13記載の視線入力意思伝達装置に
よれば、外部装置を接続する接続手段と、外部装置に対
する制御項目を表示盤に表示するように制御する表示制
御手段と、表示盤の制御項目の内の制御量を連続的に可
変する項目を選択する入力情報が視線入力手段から入力
されると、外部装置に対して制御量を連続的に可変する
ように命令を接続手段を介して連続的に出力する出力手
段とを有するから、外部装置に対して、その制御量を連
続的に可変する制御を行うことができる。
【0203】請求項14記載の視線入力意思伝達装置に
よれば、選択項目を階層的に前記表示盤に表示するよう
に制御する表示制御手段を有し、選択項目からその下位
に位置する選択項目を順に辿りながら選択するように視
線入力手段から入力情報を選択項目の表示順に従い入力
することによって、利用者が伝達すべき1つの意図を確
定するモードを実行可能であるから、所定の入力を確実
にかつ容易に行うことができるとともに、利用者の入力
に関する動作を易しくする操作環境を得ることができ
る。
【0204】請求項15記載の線入力意思伝達装置によ
れば、選択項目の階層構造が、利用者の設定により任意
の階層構造に変更可能であるように構成することができ
る。
【0205】請求項16記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、利用者の視線の検出結果に対して、視線検出成
功、視線検出失敗、まばたき中、同じ選択肢を選択して
いるなどを表すための検出結果情報を利用者に通知する
から、利用者が視線の検出結果を確認することができ、
利用者が無駄な動作を何度も繰り返すなどの恐れをなく
すことができる。
【0206】請求項17記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、検出結果情報の通知を行うか否かを利用者が選
択することが可能であるように構成することができる。
【0207】請求項18記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、表示盤の映像に含まれる選択項目の背景色、文
字色、選択枠の色などを変化させて表示することによ
り、検出結果情報を利用者に通知するように構成するこ
とができる。
【0208】請求項19記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、発音手段から発せられた音声により、検出結果
情報を利用者に通知するように構成することができる。
【0209】請求項20記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、発光手段の発光状態により、検出結果情報を利
用者に通知するように構成することができる。
【0210】請求項21記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、外部からの外部映像を取り込み、該外部映像を
表示盤とを並べて映像観察手段に表示することが可能で
あるから、表示盤を見ながら外部から入力された外部映
像を見ることができる。
【0211】請求項22記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、映像観察手段が、表示盤と外部映像とを並べて
表示可能な1つの画面を有し、映像観察手段の画面にお
ける表示盤と外部映像との表示領域の割合を利用者の指
示に基づき任意の割合に設定可能であるから、利用者は
所望の表示状態の画面を観察することができる。
【0212】請求項23記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、外部からの外部映像を入力し、該入力された外
部映像を映像観察手段に表示するように制御する工程
と、映像観察手段に前記外部映像を表示しているとき
に、該外部映像に前記利用者の視線により選択される選
択肢を重ね合わせて表示するように制御する工程とを有
するから、外部から入力された外部映像を見ながら視線
入力により選択肢の選択を行うことができる。
【0213】請求項24記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、映像観察手段に外部映像に選択肢を重ね合せて
表示するか否かを利用者の指示に基づき選択するように
構成することができる。
【0214】請求項25記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、利用者の指示に基づき映像観察手段により表示
される表示盤上の選択項目の表示形態を変更して表示す
るように制御するから、表示盤上の選択項目を利用者に
視認し易く表示することができる。
【0215】請求項26記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、利用者の指示に基づき表示盤上の選択項目の背
景色を変更して表示するように構成することができる。
【0216】請求項27記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、利用者の指示に基づき表示盤上の選択項目の文
字色を変更して表示するように構成することができる。
【0217】請求項28記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、接続手段を介して外部装置を接続する工程と、
外部装置に対する制御項目を表示盤に表示するように制
御する工程と、表示盤の制御項目の内の制御量を連続的
に可変する項目を選択する入力情報が入力されると、外
部装置に対して制御量を連続的に可変するように命令を
接続手段を介して連続的に出力する工程とを有するか
ら、外部装置に対して、その制御量を連続的に可変する
制御を行うことができる。
【0218】請求項29記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、選択項目を階層的に表示盤に表示するように制
御する工程と、選択項目からその下位に位置する選択項
目を順に辿りながら選択するように入力情報を選択項目
の表示順に従い入力することによって、利用者が伝達す
べき1つの意図を確定するモードを実行する工程とを有
するから、所定の入力を確実にかつ容易に行うことがで
きるとともに、利用者の入力に関する動作を易しくする
操作環境を得ることができる。
【0219】請求項30記載の視線入力意思伝達方法に
よれば、選択項目の階層構造を、利用者の設定により任
意の階層構造に変更可能奈用に構成することができる。
【0220】請求項31記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、利用者の視線の検出結果に対して、視線検出
成功、視線検出失敗、まばたき中、同じ選択肢を選択し
ているなどを表すための検出結果情報を利用者に通知す
る視線検出結果通知モジュールを有するから、利用者が
視線の検出結果を確認することができ、利用者が無駄な
動作を何度も繰り返すなどの恐れをなくすことができ
る。
【0221】請求項32記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、さらに、視線検出結果通知モジュールによる
検出結果情報の通知を行うか否かを利用者が選択するた
めの選択モジュールを有するように構成することができ
る。
【0222】請求項33記載の記憶媒体によれば、視線
検出結果通知モジュールで、表示盤の映像に含まれる選
択項目の背景色、文字色、選択枠の色などを変化させて
表示することにより、検出結果情報を利用者に通知する
ように構成することができる。
【0223】請求項34記載の記憶媒体によれば、視線
検出結果通知モジュールが、音声を発する発音手段を制
御するモジュールを含み、発音手段が発する音声によ
り、検出結果情報を利用者に通知するように構成するこ
とができる。
【0224】請求項35記載の記憶媒体によれば、視線
検出結果通知モジュールが、光を発する発光手段を制御
するモジュールを含み、該発光手段の発光状態により、
検出結果情報を利用者に通知するように構成することが
できる。
【0225】請求項36記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、映像観察手段に表示盤と外部から入力される
外部映像とを並べて表示するように制御する表示制御モ
ジュールを有するから、表示盤を見ながら外部から入力
された外部映像を見ることができる。
【0226】請求項37記載の記憶媒体によれば、映像
観察手段が、表示盤と外部映像とを並べて表示可能な1
つの画面を有し、表示制御モジュールで、映像観察手段
の画面における表示盤と外部映像との表示領域の割合を
利用者の指示に基づき任意の割合に設定可能であるか
ら、利用者は所望の表示状態の画面を観察することがで
きる。
【0227】請求項38記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、外部からの映像を入力する外部映像入力モジ
ュールと、外部映像入力モジュールから入力された外部
映像を映像観察手段に表示するように制御する表示制御
モジュールとを有し、表示制御モジュールで、映像観察
手段に外部映像を表示しているときに、該外部映像に利
用者の視線により選択される選択肢を重ね合わせて表示
することが可能であるから、外部から入力された外部映
像を見ながら視線入力により選択肢の選択を行うことが
できる。
【0228】請求項39記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、さらに、映像観察手段に外部映像に前記選択
肢を重ね合せて表示するか否かを利用者の指示に基づき
選択するための選択モジュール手段を有するように構成
することができる。
【0229】請求項40記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、利用者の指示に基づき映像観察手段により表
示される表示盤上の選択項目の表示形態を変更して表示
するように制御する表示制御モジュールを有するから、
表示盤上の選択項目を利用者に視認し易く表示すること
ができる。
【0230】請求項41記載の記憶媒体によれば、表示
制御モジュールで、利用者の指示に基づき表示盤上の選
択項目の背景色を変更して表示するように構成すること
ができる。
【0231】請求項42記載の記憶媒体によれば、表示
制御モジュールで、利用者の指示に基づき表示盤上の選
択項目の文字色を変更して表示するように構成すること
ができる。
【0232】請求項43記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、接続手段を介して接続された外部装置に対す
る制御項目を前記表示盤に表示するように制御する表示
制御モジュールと、表示盤の制御項目の内の制御量を連
続的に可変する項目を選択する入力情報が視線入力手段
から入力されると、外部装置に対して制御量を連続的に
可変するように命令を接続手段を介して連続的に出力す
る出力モジュールとを有するから、外部装置に対して、
その制御量を連続的に可変する制御を行うことができ
る。
【0233】請求項44記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、選択項目を階層的に前記表示盤に表示するよ
うに制御する表示制御モジュールと、選択項目からその
下位に位置する選択項目を順に辿りながら選択するよう
に視線入力手段から入力情報を選択項目の表示順に従い
入力することによって、利用者が伝達すべき1つの意図
を確定するモードを実行するモード実行モジュールとを
有するから、所定の入力を確実にかつ容易に行うことが
できるとともに、利用者の入力に関する動作を易しくす
る操作環境を得ることができる。
【0234】請求項45記載の記憶媒体によれば、選択
項目の階層構造を、利用者の設定により任意の階層構造
に変更可能であるように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】視線検出方法の原理を示す図である。
【図2】図1のイメージセンサ912に投影される眼球
像およびその信号の強度を示す図である。
【図3】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第1形
態の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の視線入力意思伝達装置におけるプリズム
1003の形状を示す側面図である。
【図5】図3の視線入力意思伝達装置の使用状態を示す
概念図である。
【図6】図3の視線入力意思伝達装置における視線検出
結果情報通知処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】図3の視線入力意思伝達装置における視線検出
結果情報通知処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第2形
態における視線検出結果情報通知処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第2形
態における視線検出結果情報通知処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第3
形態における視線検出結果情報通知処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第3
形態における視線検出結果情報通知処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第4
形態における視線検出結果情報通知処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図13】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第4
形態における視線検出結果情報通知処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図14】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第5
形態における外部映像表示処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図15】図14の外部映像表示処理によりヘッドマウ
ントディスプレイに表示された画面例を示す図である。
【図16】図14の外部映像表示処理によりヘッドマウ
ントディスプレイに表示された画面例を示す図である。
【図17】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第6
形態における映像表示処理によりヘッドマウントディス
プレイに表示された画面例を示す図である。
【図18】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第6
形態における映像表示処理によりヘッドマウントディス
プレイに表示された画面例を示す図である。
【図19】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第6
形態における映像表示処理によりヘッドマウントディス
プレイに表示された画面例を示す図である。
【図20】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第7
形態における映像表示処理によりヘッドマウントディス
プレイに表示された画面例を示す図である。
【図21】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第7
形態における映像表示処理によりヘッドマウントディス
プレイに表示された画面例を示す図である。
【図22】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第7
形態における映像表示処理によりヘッドマウントディス
プレイに表示された画面例を示す図である。
【図23】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第7
形態における映像表示処理によりヘッドマウントディス
プレイに表示された画面例を示す図である。
【図24】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第8
形態における選択処理によりヘッドマウントディスプレ
イに表示された選択画面例を示す図である。
【図25】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第8
形態における選択処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図26】図25のステップS1602の上矢印選択処
理を示すフローチャートである。
【図27】図25のステップS1604の下矢印選択処
理を示すフローチャートである。
【図28】図25のステップS1606の右矢印選択処
理を示すフローチャートである。
【図29】図25のステップS1608の左矢印選択処
理を示すフローチャートである。
【図30】図25のステップS1610の左上矢印選択
処理を示すフローチャートである。
【図31】図25のステップS1612の右上矢印選択
処理を示すフローチャートである。
【図32】図25のステップS1614の左下矢印選択
処理を示すフローチャートである。
【図33】図25のステップS1616の右下矢印選択
処理を示すフローチャートである。
【図34】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第9
形態におけるヘッドマウントディスプレイに表示された
選択画面例を示す図である。
【図35】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第9
形態におけるヘッドマウントディスプレイに表示された
選択画面例を示す図である。
【図36】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第9
形態における処理の手順を示すフローチャートである。
【図37】図38は本発明の視線入力意思伝達装置の実
施の第10形態におけるヘッドマウントディスプレイに
表示された選択画面例を示す図である。
【図38】図38は本発明の視線入力意思伝達装置の実
施の第10形態におけるヘッドマウントディスプレイに
表示された選択画面例を示す図である。
【図39】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第1
1形態におけるヘッドマウントディスプレイに表示され
た選択画面例を示す図である。
【図40】本発明の視線入力意思伝達装置の実施の第1
1形態におけるヘッドマウントディスプレイに表示され
た選択画面例を示す図である。
【符号の説明】
1002 液晶表示素子 1003 特殊プリズム 1006 ヘッドマウントディスプレイ 1007 液晶表示回路 1008 コンピュータ 1009 外部モニタ 1060,1061 光源 1062 結像レンズ系 1063 光電変換素子 1064 視線検出回路 1814 CPU 1816 ROM 1817 RAM

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示盤を観察する利用者の視線を検出
    し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する入
    力情報として入力する視線入力手段を備え、該視線入力
    手段からの入力情報により前記利用者の意思を伝達する
    視線入力意思伝達装置において、前記利用者の視線の検
    出結果に対して、視線検出成功、視線検出失敗、まばた
    き中、同じ選択肢を選択しているなどを表すための検出
    結果情報を前記利用者に通知する視線検出結果通知手段
    を有することを特徴とする視線入力意思伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記視線検出結果通知手段による前記検
    出結果情報の通知を行うか否かを前記利用者が選択する
    ための選択手段を有することを特徴とする請求項1記載
    の視線入力意思伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記視線検出結果通知手段は、前記表示
    盤の映像に含まれる選択項目の背景色、文字色、選択枠
    の色などを変化させて表示することにより、前記検出結
    果情報を前記利用者に通知することを特徴とする請求項
    1または2記載の視線入力意思伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記視線検出結果通知手段は、音声を発
    する発音手段を含み、該発音手段から発せられた音声に
    より、前記検出結果情報を前記利用者に通知することを
    特徴とする請求項1または2記載の視線入力意思伝達装
    置。
  5. 【請求項5】 前記視線検出結果通知手段は、光を発す
    る発光手段を含み、該発光手段の発光状態により、前記
    検出結果情報を前記利用者に通知することを特徴とする
    請求項1または2記載の視線入力意思伝達装置。
  6. 【請求項6】 表示盤を利用者に観察可能に表示する映
    像観察手段と、前記映像観察手段により表示される表示
    盤を観察する利用者の視線を検出する視線検出手段と、
    前記視線検出手段による前記利用者の視線の検出結果を
    前記映像観察手段に表示される表示盤に対する入力情報
    として入力する視線入力手段とを備え、前記視線入力手
    段からの入力情報により前記利用者の意思を伝達する視
    線入力意思伝達装置において、前記映像観察手段に、前
    記表示盤と外部から入力される外部映像とを並べて表示
    するように制御する表示制御手段を有することを特徴と
    する視線入力意思伝達装置。
  7. 【請求項7】 前記映像観察手段は、前記表示盤と前記
    外部映像とを並べて表示可能な1つの画面を有し、前記
    表示制御手段は、前記映像観察手段の画面における前記
    表示盤と前記外部映像との表示領域の割合を利用者の指
    示に基づき任意の割合に設定可能であることを特徴とす
    る請求項6記載の視線入力意思伝達装置。
  8. 【請求項8】 映像を利用者に観察可能に表示する映像
    観察手段と、前記映像観察手段により表示される映像を
    観察する利用者の視線を検出する視線検出手段と、前記
    視線検出手段による前記利用者の視線の検出結果を前記
    映像観察手段に表示される映像に対する入力情報として
    入力する視線入力手段とを備え、前記視線入力手段から
    の入力情報により前記利用者の意思を伝達する視線入力
    意思伝達装置において、外部からの映像を入力する外部
    映像入力手段と、前記外部映像入力手段から入力された
    外部映像を前記映像観察手段に表示するように制御する
    表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記映像
    観察手段に前記外部映像が表示されているときに、該外
    部映像に前記利用者の視線により選択される選択肢を重
    ね合わせて表示することが可能であることを特徴とする
    視線入力意思伝達装置。
  9. 【請求項9】 前記映像観察手段に前記外部映像に前記
    選択肢を重ね合せて表示するか否かを前記利用者の指示
    に基づき選択するための選択手段を有することを特徴と
    する請求項8記載の視線入力意思伝達装置。
  10. 【請求項10】 選択項目を含む表示盤を利用者に観察
    可能に表示する映像観察手段と、前記映像観察手段によ
    り表示される表示盤を観察する利用者の視線を検出する
    視線検出手段と、前記視線検出手段による前記利用者の
    視線の検出結果を前記表示盤に対する入力情報として入
    力する視線入力手段とを備え、前記視線入力手段からの
    入力情報により前記利用者の意思を伝達する視線入力意
    思伝達装置において、前記利用者の指示に基づき前記映
    像観察手段により表示される前記表示盤上の選択項目の
    表示形態を変更して表示するように制御する表示制御手
    段を有することを特徴とする視線入力意思伝達装置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段は、前記利用者の指
    示に基づき前記表示盤上の選択項目の背景色を変更して
    表示することを特徴とする請求項10記載の視線入力意
    思伝達装置。
  12. 【請求項12】 前記表示制御手段は、前記利用者の指
    示に基づき前記表示盤上の選択項目の文字色を変更して
    表示することを特徴とする請求項10記載の視線入力意
    思伝達装置。
  13. 【請求項13】 表示盤に向かい合う利用者の視線を検
    出し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する
    入力情報として入力する視線入力手段を備え、前記視線
    入力手段からの入力情報により前記利用者の意思を伝達
    する視線入力意思伝達装置において、外部装置を接続す
    る接続手段と、前記外部装置に対する制御項目を前記表
    示盤に表示するように制御する表示制御手段と、前記表
    示盤の制御項目の内の制御量を連続的に可変する項目を
    選択する入力情報が前記視線入力手段から入力される
    と、前記外部装置に対して前記制御量を連続的に可変す
    るように命令を前記接続手段を介して連続的に出力する
    出力手段とを有することを特徴とする視線入力意思伝達
    装置。
  14. 【請求項14】 表示盤に向かい合う利用者の視線を検
    出し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する
    入力情報として入力する視線入力手段を備え、該視線入
    力手段からの入力情報により前記利用者の意思を伝達す
    る視線入力意思伝達装置において、選択項目を階層的に
    前記表示盤に表示するように制御する表示制御手段を有
    し、前記選択項目からその下位に位置する選択項目を順
    に辿りながら選択するように前記視線入力手段から前記
    入力情報を前記選択項目の表示順に従い入力することに
    よって、前記利用者が伝達すべき1つの意図を確定する
    モードを実行可能であることを特徴とする視線入力意思
    伝達装置。
  15. 【請求項15】 前記選択項目の階層構造は、前記利用
    者の設定により任意の階層構造に変更可能であることを
    特徴とする請求項14記載の視線入力意思伝達装置。
  16. 【請求項16】 表示盤を観察する利用者の視線を検出
    し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する入
    力情報として入力することにより、前記利用者の意思を
    伝達する視線入力意思伝達方法において、前記利用者の
    視線の検出結果に対して、視線検出成功、視線検出失
    敗、まばたき中、同じ選択肢を選択しているなどを表す
    ための検出結果情報を前記利用者に通知することを特徴
    とする視線入力意思伝達方法。
  17. 【請求項17】 前記検出結果情報の通知を行うか否か
    を前記利用者が選択することが可能であることを特徴と
    する請求項16記載の視線入力意思伝達方法。
  18. 【請求項18】 前記表示盤の映像に含まれる選択項目
    の背景色、文字色、選択枠の色などを変化させて表示す
    ることにより、前記検出結果情報を前記利用者に通知す
    ることを特徴とする請求項16または17記載の視線入
    力意思伝達方法。
  19. 【請求項19】 発音手段から発せられた音声により、
    前記検出結果情報を前記利用者に通知することを特徴と
    する請求項16または17記載の視線入力意思伝達方
    法。
  20. 【請求項20】 発光手段の発光状態により、前記検出
    結果情報を前記利用者に通知することを特徴とする請求
    項16または17記載の視線入力意思伝達方法。
  21. 【請求項21】 映像観察手段により表示盤を利用者に
    観察可能に表示し、前記映像観察手段により表示される
    表示盤を観察する利用者の視線を検出し、前記利用者の
    視線の検出結果を前記映像観察手段に表示される表示盤
    に対する入力情報として入力することにより、前記利用
    者の意思を伝達する視線入力意思伝達方法において、外
    部からの外部映像を取り込み、該外部映像を前記表示盤
    とを並べて前記映像観察手段に表示することが可能であ
    ることを特徴とする視線入力意思伝達方法。
  22. 【請求項22】 前記映像観察手段は、前記表示盤と前
    記外部映像とを並べて表示可能な1つの画面を有し、前
    記映像観察手段の画面における前記表示盤と前記外部映
    像との表示領域の割合を利用者の指示に基づき任意の割
    合に設定可能であることを特徴とする請求項21記載の
    視線入力意思伝達方法。
  23. 【請求項23】 映像観察手段により映像を利用者に観
    察可能に表示し、前記映像観察手段により表示される映
    像を観察する利用者の視線を検出し、前記利用者の視線
    の検出結果を前記映像観察手段に表示される映像に対す
    る入力情報として入力することにより、前記利用者の意
    思を伝達する視線入力意思伝達方法において、外部から
    の外部映像を入力し、該入力された外部映像を前記映像
    観察手段に表示するように制御する工程と、前記映像観
    察手段に前記外部映像を表示しているときに、該外部映
    像に前記利用者の視線により選択される選択肢を重ね合
    わせて表示するように制御する工程とを有することを特
    徴とする視線入力意思伝達方法。
  24. 【請求項24】 前記映像観察手段に前記外部映像に前
    記選択肢を重ね合せて表示するか否かを前記利用者の指
    示に基づき選択するための工程を有することを特徴とす
    る請求項23記載の視線入力意思伝達方法。
  25. 【請求項25】 映像観察手段により選択項目を含む表
    示盤を利用者に観察可能に表示し、前記映像観察手段に
    より表示される表示盤を観察する利用者の視線を検出
    し、前記利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する
    入力情報として入力することにより、前記利用者の意思
    を伝達する視線入力意思伝達方法において、前記利用者
    の指示に基づき前記映像観察手段により表示される前記
    表示盤上の選択項目の表示形態を変更して表示するよう
    に制御することを特徴とする視線入力意思伝達方法。
  26. 【請求項26】 前記利用者の指示に基づき前記表示盤
    上の選択項目の背景色を変更して表示することを特徴と
    する請求項25記載の視線入力意思伝達方法。
  27. 【請求項27】 前記利用者の指示に基づき前記表示盤
    上の選択項目の文字色を変更して表示することを特徴と
    する請求項25記載の視線入力意思伝達方法。
  28. 【請求項28】 表示盤に向かい合う利用者の視線を検
    出し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する
    入力情報として入力することにより、前記利用者の意思
    を伝達する視線入力意思伝達方法において、接続手段を
    介して外部装置を接続する工程と、前記外部装置に対す
    る制御項目を前記表示盤に表示するように制御する工程
    と、前記表示盤の制御項目の内の制御量を連続的に可変
    する項目を選択する入力情報が入力されると、前記外部
    装置に対して前記制御量を連続的に可変するように命令
    を前記接続手段を介して連続的に出力する工程とを有す
    ることを特徴とする視線入力意思伝達方法。
  29. 【請求項29】 表示盤に向かい合う利用者の視線を検
    出し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する
    入力情報として入力することにより、該入力情報により
    前記利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達方法にお
    いて、選択項目を階層的に前記表示盤に表示するように
    制御する工程と、前記選択項目からその下位に位置する
    選択項目を順に辿りながら選択するように前記入力情報
    を前記選択項目の表示順に従い入力することによって、
    前記利用者が伝達すべき1つの意図を確定するモードを
    実行する工程とを有することを特徴とする視線入力意思
    伝達方法。
  30. 【請求項30】 前記選択項目の階層構造は、前記利用
    者の設定により任意の階層構造に変更可能であることを
    特徴とする請求項29記載の視線入力意思伝達方法。
  31. 【請求項31】 表示盤を観察する利用者の視線を検出
    し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する入
    力情報として入力する視線入力装置を用いて、前記視線
    入力装置からの前記入力情報により前記利用者の意思を
    伝達する視線入力意思伝達システムを構築するためのプ
    ログラムを格納した記憶媒体において、前記プログラム
    は、前記利用者の視線の検出結果に対して、視線検出成
    功、視線検出失敗、まばたき中、同じ選択肢を選択して
    いるなどを表すための検出結果情報を前記利用者に通知
    する視線検出結果通知モジュールを有することを特徴と
    する記憶媒体。
  32. 【請求項32】 前記プログラムは、さらに、前記視線
    検出結果通知モジュールによる前記検出結果情報の通知
    を行うか否かを前記利用者が選択するための選択モジュ
    ールを有することを特徴とする請求項31記載の記憶媒
    体。
  33. 【請求項33】 前記視線検出結果通知モジュールは、
    前記表示盤の映像に含まれる選択項目の背景色、文字
    色、選択枠の色などを変化させて表示することにより、
    前記検出結果情報を前記利用者に通知することを特徴と
    する請求項31または32記載の記憶媒体。
  34. 【請求項34】 前記視線検出結果通知モジュールは、
    音声を発する発音手段を制御するモジュールを含み、前
    記発音手段が発する音声により、前記検出結果情報を前
    記利用者に通知することを特徴とする請求項31または
    32記載の記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記視線検出結果通知モジュールは、
    光を発する発光手段を制御するモジュールを含み、該発
    光手段の発光状態により、前記検出結果情報を前記利用
    者に通知することを特徴とする請求項31または32記
    載の記憶媒体。
  36. 【請求項36】 映像観察手段で選択肢を含む表示盤を
    利用者に観察可能に表示し、視線検出手段で前記映像観
    察手段に表示される表示盤を観察する利用者の視線を検
    出し、視線入力手段で前記視線検出手段による前記利用
    者の視線の検出結果を前記映像観察手段に表示される表
    示盤に対する入力情報として入力することにより、前記
    利用者の意思を伝達する視線入力意思伝達システムを構
    築するためのプログラムを格納した記憶媒体において、
    前記プログラムは、前記映像観察手段に前記表示盤と外
    部から入力される外部映像とを並べて表示するように制
    御する表示制御モジュールを有することを特徴とする記
    憶媒体。
  37. 【請求項37】 前記映像観察手段は、前記表示盤と前
    記外部映像とを並べて表示可能な1つの画面を有し、前
    記表示制御モジュールは、前記映像観察手段の画面にお
    ける前記表示盤と前記外部映像との表示領域の割合を利
    用者の指示に基づき任意の割合に設定可能であることを
    特徴とする請求項36記載の記憶媒体。
  38. 【請求項38】 映像観察手段で映像を利用者に観察可
    能に表示し、視線検出手段で前記映像観察手段に表示さ
    れる映像を観察する利用者の視線を検出し、視線入力手
    段で前記視線検出手段による前記利用者の視線の検出結
    果を前記映像観察手段に表示される映像に対する入力情
    報として入力することにより前記利用者の意思を伝達す
    る視線入力意思伝達システムを構築するためのプログラ
    ムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、外
    部からの映像を入力する外部映像入力モジュールと、前
    記外部映像入力モジュールから入力された外部映像を前
    記映像観察手段に表示するように制御する表示制御モジ
    ュールとを有し、前記表示制御モジュールは、前記映像
    観察手段に前記外部映像を表示しているときに、該外部
    映像に前記利用者の視線により選択される選択肢を重ね
    合わせて表示することが可能であることを特徴とする記
    憶媒体。
  39. 【請求項39】 前記プログラムは、さらに、前記映像
    観察手段に前記外部映像に前記選択肢を重ね合せて表示
    するか否かを前記利用者の指示に基づき選択するための
    選択モジュール手段を有することを特徴とする請求項3
    8記載の記憶媒体。
  40. 【請求項40】 映像観察手段で選択項目を含む表示盤
    を利用者に観察可能に表示し、視線検出手段で前記映像
    観察手段に表示される表示盤を観察する利用者の視線を
    検出し、視線入力手段で前記視線検出手段による前記利
    用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する入力情報と
    して入力することにより前記利用者の意思を伝達する視
    線入力意思伝達システムを構築するためのプログラムを
    格納した記憶媒体において、前記プログラムは、前記利
    用者の指示に基づき前記映像観察手段により表示される
    前記表示盤上の選択項目の表示形態を変更して表示する
    ように制御する表示制御モジュールを有することを特徴
    とする記憶媒体。
  41. 【請求項41】 前記表示制御モジュールは、前記利用
    者の指示に基づき前記表示盤上の選択項目の背景色を変
    更して表示することを特徴とする請求項40記載の記憶
    媒体。
  42. 【請求項42】 前記表示制御モジュールは、前記利用
    者の指示に基づき前記表示盤上の選択項目の文字色を変
    更して表示することを特徴とする請求項40記載の記憶
    媒体。
  43. 【請求項43】 表示盤に向かい合う利用者の視線を検
    出し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する
    入力情報として入力する視線入力装置を用いて、前記視
    線入力装置からの入力情報により前記利用者の意思を伝
    達する視線入力意思伝達システムを構築するためのプロ
    グラムを格納した記憶媒体において、前記プログラム
    は、接続手段を介して接続された外部装置に対する制御
    項目を前記表示盤に表示するように制御する表示制御モ
    ジュールと、前記表示盤の制御項目の内の制御量を連続
    的に可変する項目を選択する入力情報が前記視線入力手
    段から入力されると、前記外部装置に対して前記制御量
    を連続的に可変するように命令を前記接続手段を介して
    連続的に出力する出力モジュールとを有することを特徴
    とする記憶媒体。
  44. 【請求項44】 表示盤に向かい合う利用者の視線を検
    出し、該利用者の視線の検出結果を前記表示盤に対する
    入力情報として入力する視線入力装置を用いて、該視線
    入力装置からの入力情報により前記利用者の意思を伝達
    する視線入力意思伝達システムを構築するための記憶媒
    体において、前記プログラムは、選択項目を階層的に前
    記表示盤に表示するように制御する表示制御モジュール
    と、前記選択項目からその下位に位置する選択項目を順
    に辿りながら選択するように前記視線入力手段から前記
    入力情報を前記選択項目の表示順に従い入力することに
    よって、前記利用者が伝達すべき1つの意図を確定する
    モードを実行するモード実行モジュールとを有すること
    を特徴とする記憶媒体。
  45. 【請求項45】 前記選択項目の階層構造は、前記利用
    者の設定により任意の階層構造に変更可能であることを
    特徴とする請求項44記載の記憶媒体。
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