JPH11259143A - ダム水運用管理システム - Google Patents

ダム水運用管理システム

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JPH11259143A
JPH11259143A JP10059458A JP5945898A JPH11259143A JP H11259143 A JPH11259143 A JP H11259143A JP 10059458 A JP10059458 A JP 10059458A JP 5945898 A JP5945898 A JP 5945898A JP H11259143 A JPH11259143 A JP H11259143A
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dam
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Tanchin Hou
端椿 彭
Hidekazu Tanaka
英和 田中
Noriya Fujii
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダム貯水池内において目的別の残貯水量を算
出するとともに、残貯水量を分配できるようにする。 【解決手段】 ダムの貯水位により放流量算出手段1が
放流量を算出し、目的別放流量算出手段5は、上記放流
量を入力し、予め定められた目的別放流量分配ルールに
従い目的別放流量を算出し、満水検出手段2からの満水
情報並びに上記算出された目的別放流量に基づき、複数
の貯水量管理手段3−1〜3−nは目的別の貯水量を管
理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダムの運用制御
システムに関するものであり、特に渇水時のダム貯水量
を管理して水を有効に利用するためのダム水運用管理シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開昭57―79528号
公報に開示された従来のダムの運用制御システムを示す
構成図である。図において、1はダムの貯水位を入力し
制限水位と比較してダムの放水量を算出する放流量算出
処理、2はダムの貯水位を監視してダムの満水を検出す
る満水検出処理、3は放流量算出処理1が算出した全放
流量を入力してダムの残貯水量を算出する貯水量管理処
理を示す。
【0003】次に、図6のダムの運用制御システムの動
作について説明する。渇水時、放流量算出処理1はダム
の貯水位を監視し、予め決められた放流制限水位と比較
し、上記放流制限水位を下回ると現在の全放流量から上
記放流制限に対応する流量制限量を引いた全放流量を算
出する。例えば、制限水位Aを下回ると20%給水制限
を行い、制限水位Bを下回ると40%給水制限を行う。
なお、この場合、常時満水位≧制限水位A≧制限水位B
≧最低水位である。
【0004】放流量算出処理1が算出した全放流量を貯
水量管理処理3に出力する。貯水量管理処理3は次の式
でダムの残貯水量を算出する。 Vr=Vi―Qo・T‥‥‥(1) ただし、Tは水位観測周期(s)、VrはT秒を経過し
た後の残貯水量、Viは現在の残貯水量、Qoは放流量
算出処理1が算出した全放流量である。
【0005】渇水時、ダム運用制御システムは貯水量管
理処理3が算出したダムの残貯水量を用いて用水を管理
する。満水検出処理2はダムの貯水位を常に監視し、上
記貯水位が常時満水位を超えると、満水情報を貯水量管
理処理3に出力する。貯水量管理処理3は上記満水情報
を受け、残貯水量を常時満水位の貯水量にリセットす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ダム貯水池の貯水量に
は目的別(上水用、工水用、灌漑用、発電用等)の貯水量
があり、そのような貯水量の使用状況はそれぞれ異な
り、渇水時の目的別の残貯水量に差が生じることが多
い。
【0007】従来のダム運用制御方式は上記のように構
成されているので、ダム貯水位によるダムの全残貯水量
しか把握しておらず、ダム内の目的別の残貯水量はオペ
レータの経験、判断に任されており、操作員に対し的確
に支援を行うダム水運用管理システムが確立されていな
い問題があった。
【0008】この発明では、上記のような問題を解決す
るためになされたものであり、ダム貯水池内において目
的別の残貯水量を算出できるとともに、残貯水量を分配
できるダム水運用管理システムを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のダム水運
用管理システムの発明は、ダムの貯水位を入力とし、放
流量を算出する放流量算出手段と、放流量算出手段で算
出された放流量を入力とし、予め定められた目的別放流
量分配ルールに従い目的別放流量を算出する目的別放流
量算出手段と、目的別放流量算出手段で算出された目的
別放流量を入力とし、目的別の貯水量を管理する複数の
貯水量管理手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載のダム水運用管理システムの
発明は、ダムの貯水位を入力とし、流入量を算出する流
入量算出手段と、流入量算出手段で算出された流入量を
入力とし、予め定められた目的別流入量分配ルールに従
い目的別流入量を算出する目的別流入量算出手段と、目
的別流入量算出手段で算出された目的別流入量を入力と
し、目的別の貯水量を管理する複数の貯水量管理手段と
を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載のダム水運用管理システムの
発明は、ダムの貯水位を入力とし、ダムの満水を検出す
る満水検出手段を備え、貯水量管理手段に満水検出手段
からの満水情報を入力し、目的別の貯水量を管理するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4記載のダム水運用管理システムの
発明は、複数の貯水量管理処理から出力される貯水量を
入力とし、予め定められた貯水量再分配ルールに従い、
再分配結果の目的別貯水量値を出力する貯水量再分配手
段を備え、貯水量管理処理は再分配結果の貯水量値に従
って貯水量を変更することを特徴とする。
【0013】請求項5記載のダム水運用管理システムの
発明は、目的別放流量分配ルールを複数設け、放流量分
配ルール選択信号により、目的別放流量分配ルールを選
択する機能を目的別放流量算出手段に追加したことを特
徴とする。
【0014】請求項6記載のダム水運用管理システムの
発明は、目的別流入量分配ルールを複数設け、流入量分
配ルール選択信号により、目的別流入量分配ルールを選
択する機能を目的別流入量算出処理に追加したことを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1によるダム水運用管理システムを図に基づ
いて説明する。
【0016】図1は実施の形態1によるダム水運用管理
システムを示す構成図であり、1はダムの貯水位を入力
し制限水位と比較してダムの放水量を算出する放流量算
出処理、2はダムの貯水位を監視してダムの満水を検出
する満水検出処理、4は予め決められた目的別放流規定
である目的別放流量分配ルール、5はこの目的別放流量
分配ルール4に従って目的別放流量を算出する目的別放
流量算出処理、3―1・3―2・・・3―n(nは目的数
である)は目的別貯水量管理処理を示す。
【0017】次に、実施の形態1のダム水運用管理シス
テムの動作について説明する。渇水時、放流量算出処理
1は全放流量を算出する。すなわち、ダムの貯水位を監
視し、予め決められた放流制限水位と比較し、放流制限
水位を下回ると現在の全放流量から上記放流制限に対応
する流量制限量を引いた全放流量を算出する。例えば、
制限水位Aを下回ると20%給水制限を行い、制限水位
Bを下回ると40%給水制限を行う。なお、この場合、
常時満水位≧制限水位A≧制限水位B≧最低水位であ
る。
【0018】そして、放流量算出処理1が算出した上記
全放流量を目的別放流量算出処理5に入力する。目的別
放流量分配ルール4は予め決められた目的別放流規定で
あり、即ち、時期変換による放流量変化の規定であり、
例えば目的別放流量比率―日時テーブルである。目的別
放流量算出処理5は上記目的別放流量比率―日時テーブ
ルを検索し、検索した目的別放流量比率と放流量算出処
理1が算出した全放流量に基づいて、目的別の放流量を
算出できる。例えば、全放流量を10m3/sとし、目
的別放流量比率を灌漑用:工水用:発電用=2:1:2
とすると、目的別放流量算出処理5が算出した結果は、
灌漑用放流量=4m3/s、工水用放流量=2m3/s、
発電用放流量=4m3/sである。
【0019】目的別放流量算出処理5は算出した目的別
の放流量をそれぞれ目的別貯水量管理処理3―m(1≦
m≦n、nは目的数)に入力する。目的別貯水量管理処
理3―mは目的別放流量算出処理5が算出した目的別の
放流量によって次の式で目的別の残貯水量を算出する。 Vrm=Vim―Qom・T‥‥‥(2) ただし、Tは水位観測周期(s)、VrmはT秒を経過
した後の目的mの残貯水量、Vimは現在の目的mの残
貯水量、Qomは目的別放流量算出処理5が算出した目
的mの放流量である。
【0020】満水検出処理2はダムの貯水位を常に監視
し、上記貯水位が常時満水位を超えると、満水情報を目
的別貯水量管理処理3―m(1≦m≦n、nは目的数)
に出力する。目的別貯水量管理処理3―m(1≦m≦
n、nは目的数)は上記満水情報を受け、残貯水量を常
時満水位時の目的別貯水量にリセットする。上記常時満
水位時の目的別貯水量はダム設計時に決められるもので
ある。
【0021】以上のように、この実施の形態のダム用水
管理システムによれば、予め決められた目的別放流量分
配ルールによって目的別の放流量を算出でき、目的別の
残貯水量を把握でき、効率的な水運用管理ができる。
【0022】すなわち、目的別の残貯水量で用水管理が
でき、また、目的別の模擬ダムを設けることとなり、ヒ
ューマンインタフェースに管理結果を出力できる。
【0023】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2によるダム水運用管理システムを図に基づいて説明
する。
【0024】図2は実施の形態2によるダム水運用管理
システムを示す構成図であり、放流量算出処理1、満水
検出処理2、目的別放流量分配ルール4、目的別放流量
算出処理5、並びに目的別貯水量管理処理3―1・3―
2・・・3―n(nは目的数である)は、それぞれ実施の
形態1(図1)と同様の機能を果すものである。
【0025】6はダムの貯水位を入力してダムの全流入
量を算出する流入量算出処理、7は予め決められた流入
量分配規定である目的別流入量分配ルール、8はこの目
的別流入量分配ルール7に従って目的別の流入量を算出
する目的別流入量算出処理である。
【0026】次に、実施の形態2のダム水運用管理シス
テムの動作について説明する。渇水時、流入量算出処理
6はダムの貯水位を入力とし、全流入量を算出し、算出
した全流入量を目的別流入量算出処理8に入力する。目
的別流入量分配ルール7は予め決められた流入量分配規
定であり、即ち、時期変換による流入量分配変化の規定
であり、例えば目的別流入量比率―日時テーブルであ
る。目的別流入量算出処理8は上記目的別流入量比率―
日時テーブルを検索し、検索した目的別流入量比率と流
入量算出処理6が算出した全流入量とに基づいて、目的
別の流入量を算出する。例えば、全流入量を5m3/s
とし、目的別流入量比率は灌漑用:工水用:発電用=
2:1:2とした場合、目的別流入量算出処理5が算出
した結果は、灌漑用流入量=2m3/s、工水用流入量
=1m3/s、発電用流入量=2m3/sとなる。
【0027】目的別流入量算出処理8が算出した目的別
の流入量をそれぞれ目的別貯水量管理処理3―m(1≦
m≦n、nは目的数)に入力する。目的別貯水量管理処
理3―mは目的別流入量算出処理8が算出した目的別の
流入量によって次の(3)式で流入量を加算した目的別
の残貯水量を算出する。 Vrm=Vim+Qom・T‥‥‥(3) ただし、Tは水位観測周期(s)、VrmはT秒を経過
した後の目的mの残貯水量、Vimは現在の目的mの残
貯水量、Qomは目的別流入量算出処理8が算出した目
的mの流入量である。
【0028】この実施の形態によれば、予め決められた
目的別流入量分配ルールによって目的別の流入量を考量
した貯水量管理ができ、効率的なダム水運用管理ができ
る。
【0029】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3によるダム水運用管理システムを図に基づいて説明
する。
【0030】図3は実施の形態3によるダム水運用管理
システムを示す構成図であり、放流量算出処理1、満水
検出処理2、目的別放流量分配ルール4、目的別放流量
算出処理5、目的別貯水量管理処理3―1・3―2・・・
3―n(nは目的数である)、流入量算出処理6、目的
別流入量分配ルール7、並びに目的別流入量算出処理8
は、それぞれ実施の形態1(図1)又は実施の形態2
(図2)と同様の機能を果すものである。
【0031】9は予め決められた貯水量再分配規定であ
る貯水量分配ルール、10はこの貯水量分配ルール9に
従った貯水量分配処理である。
【0032】次に、実施の形態3のダム水運用管理シス
テムの動作について説明する。貯水量分配ルール9は、
予め決められた貯水量再分配規定であり、例えば再分配
結果の目的別貯水量値比率―日時テーブルである。貯水
量分配処理10は、常に模擬ダム内の目的別残貯水量を
監視し、もし目的別残貯水量が目的別貯水量の制限範囲
を超えると、貯水量再分配命令を出す。
【0033】上述の目的別貯水量の制限範囲の決め方
は、まず再分配結果の目的別貯水量値比率―日時テーブ
ルを検索し、検索した再分配結果の目的別貯水量値比率
と現在総貯水量とによって再分配結果の目的別貯水量値
を算出し、次に、上記再分配結果の目的別貯水量値を中
央値として、予め決められた目的別の上限値と下限値に
よって目的別貯水量の制限範囲を計算する方法である。
例えば、再分配結果の目的別貯水量値は100m3
し、上限値は20m3とし、下限値は10m3としたら、
この目的別貯水量の制限範囲は120〜90m3であ
る。
【0034】貯水量再分配命令があれば、算出した再分
配結果の目的別貯水量値をそれぞれ目的別貯水量管理処
理3―m(1≦m≦n、nは目的数)に入力する。目的
別貯水量管理処理3―m(1≦m≦n、nは目的数)は
貯水量分配処理10が算出した再分配結果の目的別貯水
量値によって、模擬ダムの残貯水量を設定する。
【0035】実施の形態3のダム水運用管理システム
は、上記の方法で目的別の貯水量を再分配できる。
【0036】また、操作員は端末で各模擬ダム中の残貯
水量を見て、再分配の必要性を判断し、もし再分配の必
要があれば、貯水量再分配命令を貯水量分配処理10に
出すようにしても良い。この場合、貯水量分配処理10
は上記で述べた貯水量分配ルール9を検索し、検索した
再分配結果の目的別貯水量値比率と現在総貯水量とによ
って再分配結果の目的別貯水量値を算出し、算出した再
分配結果の目的別貯水量値をそれぞれに目的別貯水量管
理処理3―m(1≦m≦n、nは目的数)に入力する。
【0037】目的別貯水量管理処理3―m(1≦m≦
n、nは目的数)は貯水量分配処理10が算出した再分
配結果の目的別貯水量値によって、模擬ダムの残貯水量
を設定する。
【0038】このようにすれば、操作者が貯水量再分配
命令を出すようにでき、ダム水運用管理システムは手動
目的別の貯水量を再分配することができる。
【0039】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4によるダム水運用管理システムを図に基づいて説明
する。
【0040】図4は実施の形態4によるダム水運用管理
システムを示す構成図であり、放流量算出処理1、満水
検出処理2、目的別放流量算出処理5、目的別貯水量管
理処理3―1・3―2・・・3―n(nは目的数であ
る)、流入量算出処理6、目的別流入量分配ルール7、
目的別流入量算出処理8、貯水量分配ルール9、並びに
貯水量分配処理10は、それぞれ実施の形態1(図
1)、実施の形態2(図2)、実施の形態3(図3)と
同様の機能を果すものである。
【0041】4―1・4―2・・・・4―n(nはルール数
である)は各種の目的別放流量分配ルール、14はこの
目的別放流量分配ルール4―m(1≦m≦n、nはルー
ル数である)を選択する放流量分配ルール選択信号であ
る。
【0042】次に、実施の形態4のダム水運用管理シス
テムの動作について説明する。目的別放流量分配ルール
4―m(1≦m≦n、nはルール数である)を複数設
け、操作員が放流量分配ルール選択信号14を出し、こ
の放流量分配ルール選択信号14により、目的別放流量
分配ルール4―m(1≦m≦n、nはルール数である)
を選択する機能を目的別放流量算出処理5に追加した。
【0043】以上のように、実施の形態4によれば、操
作員は各種目的別放流量分配ルールを選択でき、また緊
急時・異常時の対策とする管理が可能となり、効率的な
ダム水運用管理ができる。
【0044】実施の形態5以下、この発明の実施の形態
5によるダム水運用管理システムを図に基づいて説明す
る。
【0045】図5は実施の形態5によるダム水運用管理
システムを示す構成図であり、放流量算出処理1、満水
検出処理2、目的別放流量算出処理5、目的別貯水量管
理処理3―1・3―2・・・3―n(nは目的数であ
る)、流入量算出処理6、目的別流入量算出処理8、貯
水量分配ルール9、貯水量分配処理10、各種の目的別
放流量分配ルール4―1・4―2・・・・4―n、並びに放
流量分配ルール選択信号14は、それぞれ実施の形態1
(図1)、実施の形態2(図2)、実施の形態3(図
3)、実施の形態4(図4)と同様の機能を果すもので
ある。
【0046】7―1・7―2・・・・7―n(nはルール数
である)は各種の目的別流入量分配ルール、15はこの
目的別流入量分配ルール7―m(1≦m≦n、nはルー
ル数である)を選択する流入量分配ルール選択信号であ
る。
【0047】次に、実施の形態5のダム水運用管理シス
テムの動作について説明する。目的別流入量分配ルール
7―m(1≦m≦n、nはルール数である)を複数設
け、操作員が流入量分配ルール選択信号15を出力し、
流入量分配ルール選択信号15により、目的別流入量分
配ルール7―m(1≦m≦n、nはルール数である)を
選択する機能を目的別流入量算出処理8に追加した。
【0048】以上のように、実施の形態5によれば、操
作員は各種目的別流入量分配ルールを選択でき、また緊
急時・異常時の対策とする柔軟な管理が可能となり、効
率的なダム水運用管理ができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1又は請求項3記
載の発明によれば、ダム水運用管理システムにおいて、
予め決められた目的別放流量分配ルールによって目的別
の放流量を算出でき、目的別の残貯水量を把握でき、効
率的な水運用管理ができる効果がある。
【0050】請求項2又は請求項3記載の発明によれ
ば、予め決められた目的別流入量分配ルールによって目
的別の流入量を考量した貯水量管理でき、効率的なダム
水運用管理ができる効果がある。
【0051】請求項4記載の発明によれば、予めに決め
られた貯水量分配ルールにより目的別の貯水量を再分配
でき、目的別の貯水量を融通しあうなど、効率的なダム
水運用管理ができる効果がある。
【0052】請求項5記載の発明によれば、操作員は各
種目的別放流量分配ルールを選択でき、また緊急時・異
常時の対策とする柔軟な管理が可能となり、効率的なダ
ム水運用管理ができる効果がある。
【0053】請求項6記載の発明によれば、操作員は各
種目的別流入量分配ルールを選択でき、また緊急時・異
常時の対策とする柔軟な管理ができ、効率的なダム水運
用管理ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるダム水運用管
理システムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるダム水運用管
理システムを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるダム水運用管
理システムを示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるダム水運用管
理システムを示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5によるダム水運用管
理システムを示す構成図である。
【図6】 従来のダムの運用制御システムを示す構成図
である。
【符号の説明】
1 放流量算出処理、2 満水検出処理、4 目的別放
流量分配ルール、5目的別放流量算出処理、6 流入量
算出処理、7 目的別流入量分配ルール、8目的別流入
量算出処理、9 貯水量分配ルール、10 貯水量分配
処理、14放流量分配ルール選択信号、15 流入量分
配ルール選択信号、3―1・3―2・・・3―n 目的別
貯水量管理処理、4―1・4―2・・・4―n(nはルー
ル数である) 各種の目的別放流量分配ルール、7―1
・7―2・・・7―n 各種の目的別流入量分配ルール。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダムの貯水位を入力とし、放流量を算出
    する放流量算出手段と、放流量算出手段で算出された放
    流量を入力とし、予め定められた目的別放流量分配ルー
    ルに従い目的別放流量を算出する目的別放流量算出手段
    と、目的別放流量算出手段で算出された目的別放流量を
    入力とし、目的別の貯水量を管理する複数の貯水量管理
    手段とを設けたことを特徴とするダム水運用管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 ダムの貯水位を入力とし、流入量を算出
    する流入量算出手段と、流入量算出手段で算出された流
    入量を入力とし、予め定められた目的別流入量分配ルー
    ルに従い目的別流入量を算出する目的別流入量算出手段
    と、目的別流入量算出手段で算出された目的別流入量を
    入力とし、目的別の貯水量を管理する複数の貯水量管理
    手段とを設けたことを特徴とするダム水運用管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 ダムの貯水位を入力とし、ダムの満水を
    検出する満水検出手段を備え、上記貯水量管理手段に上
    記満水検出手段からの満水情報を入力し、目的別の貯水
    量を管理する請求項1又は請求項2記載のダム水運用管
    理システム。
  4. 【請求項4】 複数の上記貯水量管理処理から出力され
    る貯水量を入力とし、予め定められた貯水量再分配ルー
    ルに従い、再分配結果の目的別貯水量値を出力する貯水
    量再分配手段を備え、上記貯水量管理処理は上記再分配
    結果の貯水量値に従って貯水量を変更することを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のダム
    水運用管理システム。
  5. 【請求項5】 上記目的別放流量分配ルールを複数設
    け、放流量分配ルール選択信号により、目的別放流量分
    配ルールを選択する機能を目的別放流量算出手段に追加
    したことを特徴とする請求項1、請求項3から請求項4
    のいずれか1項に記載のダム水運用管理システム。
  6. 【請求項6】 上記目的別流入量分配ルールを複数設
    け、流入量分配ルール選択信号により、目的別流入量分
    配ルールを選択する機能を目的別流入量算出処理に追加
    したことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか
    1項に記載のダム水運用管理システム。
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JPH07113253A (ja) * 1993-10-20 1995-05-02 Hitachi Ltd 水運用立案支援システム
JPH0892946A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Meidensha Corp ダムゲート制御装置

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