JPH11258251A - 超小型機械式センサ及びその形成方法 - Google Patents

超小型機械式センサ及びその形成方法

Info

Publication number
JPH11258251A
JPH11258251A JP36210998A JP36210998A JPH11258251A JP H11258251 A JPH11258251 A JP H11258251A JP 36210998 A JP36210998 A JP 36210998A JP 36210998 A JP36210998 A JP 36210998A JP H11258251 A JPH11258251 A JP H11258251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
cantilever beam
substrate
fixed block
sensor according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36210998A
Other languages
English (en)
Inventor
Thomas Bayer
トーマス・ベイヤー
Johann Dr Greschner
ドクトル・ヨハン・グレスチナー
Robert Yunjinjaa Dr
ドクトル・ロバート・ユンジンジャー
Samuel Kalt
サミュエル・カルト
Weiss Helga
ヘルガ・ウェイス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH11258251A publication Critical patent/JPH11258251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AFM/STM形状測定のための超小型機械
式センサを提供することである。 【解決手段】 AFM/STM形状測定のための超小型
機械式センサが、一端に先端部を保持するカンチレバー
・ビームと、先端部から適切な距離離れた他端に固定ブ
ロックを含む。カンチレバー・ビーム、先端部及び固定
ブロックが超小型機械式に形成され、先端部(1a)が
カンチレバー・ビーム(2)上に、例えば92゜乃至1
05゜の角度で形成される(図2)。好適な実施例で
は、先端部(1a)が多結晶ダイヤモンドから成り、カ
ンチレバー・ビーム(2)が窒化ケイ素から成り、固定
ブロック(3)がパイレックス・ガラスから成る。本発
明は更に、ペデスタル上に形成される先端部、及び矢印
形状または球状の先端を有する先端部、及び超小型機械
式センサを形成する方法にも関連する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片方の端部に、形
状測定されるサンプルの表面と相互作用する先端部を有
し、反対側の端部に固定ブロックを有するカンチレバー
・ビームを含む、AFS/STM形状測定のための超小
型機械式センサに関する。
【0002】
【従来の技術】走査トンネル顕微鏡は、非常に微細な先
端部の使用にもとづく、マイクロキャラクタリゼーショ
ンのための新たな技術の開発を刺激した。これらの技術
の1つに、原子力顕微鏡検査法(以下、AFS(atomic
force microscopy)と記す)が含まれる。
【0003】G.Binnig、C.F.Quate、Ch.Gerberらに
よる論文、"Atomic Force Microscope"、Phys.Rev.Le
tt.56、pp.930-933及び欧州特許EP−A−0 22
3918号で述べられるAFMの初期設計では、一端が
堅く取り付けられ、その自由端に先端部を搭載するばね
状のカンチレバーを含むセンサが、対象物の表面を1ラ
インずつ形状測定する。対象物の表面と先端部との間の
力により生成される歪みが、例えばSTMの一部である
第2の先端部により、或いは例えば相互作用の大きさを
測定するレーザ・ヘテロダイン干渉計による光検出によ
り、最高の精度で決定される。
【0004】従来、一般に異なるタイプの先端部を有す
るセンサが使用され、それらについては、例えば欧州特
許EP−B−0 413 040号、同EP−B−0
413 041号、同EP−B−0 413 042
号、同EP−B−0 468071号、独特許出願DE
−A−19 646 120号、及びIBM TechnicalDis
closure Bulletin Vol.37、No.07、July 1994、page
545/546などで述べられる。
【0005】上述の特許において述べられるセンサで
は、カンチレバー・ビーム、固定ブロック及び先端部
が、ウエハ基板材料、特に好適にはシリコンから形成さ
れるか(EP−B−0 413 042号)、先端部の
方向とは反対の方向に延びるカンチレバー・ビームのた
めの固定ブロックが先端部と異なる材料、例えばパイレ
ックス・ガラスから形成される(EP−B−0 413
041)。IBM Technical Disclosure Bulletinで述
べられるように、センサの個々の部品についても異なる
材料から形成され得る。DE−A−19 646 12
0号で述べられるように、センサの先端部がシリコンか
ら成り、更に1つまたは幾つかの他の材料の薄層により
被覆されてもよい。しかしながら、被覆が先端部の半径
を増加させることは、これらの先端部にとって不利であ
る。
【0006】米国特許第5221415号では、一体的
に形成されたピラミッド状の先端部を有する、超小型カ
ンチレバーを形成する方法が述べられ、先端部がカンチ
レバー・アームに直角に形成され、先端部が材料Aから
形成され、カンチレバーが材料Bから形成され、ここで
材料A及びBは熱的に成長されたSiO2、または付着
されたSiO2、Si34、Al23、ダイヤモンド、
AuまたはNiのグループから選択され、A及びBは同
一のまたは異なる材料である。パイレックス・ガラスの
固定ブロックは、ピラミッド状先端部と反対の方向に延
びる。欧州特許出願EP−A−0 766 060号で
は、超小型機械式素子のためのプロセスが述べられ、こ
れは前記欧州特許EP−B−0 413 041号で述
べられるアディティブ法で始まり、ダイヤモンドから成
るカンチレバー及び先端部を有するセンサが形成され
る。更に高価なプロセスについても述べられ、そこでは
超小型機械式センサが基板材料、例えばシリコンから成
るカンチレバーと、ダイヤモンドから成る先端部とから
形成される。このプロセスは、ダイヤモンドから成る素
子の実現のために、ダイヤモンドの化学蒸着(CVD:
Chemical Vapor Deposition)以前に、基板が微細なダ
イヤモンド粒子により覆われ、ダイヤモンドの成長のた
めの核形成(nucleation)サイトとして作用するといっ
た特徴がある。
【0007】従来の全ての既知のセンサ素子では、セン
サの本質的な要素を表す先端部の軸が、常にカンチレバ
ー・ビームの前後軸に直角に形成され、これは方位依存
の湿式エッチングまたは異方性プラズマ・エッチングな
どの、通常、適用される形成プロセスに関連付けられ
る。カンチレバー・ビームが微視的な固定ブロックに結
合され、その前後軸がカンチレバー・ビームに平行に、
同様に先端部軸に垂直に形成される。
【0008】大抵のAFM素子では、この固定ブロック
が板ばねなどにより圧電部材に留められ、板ばねがAF
Mセンサの迅速且つ容易な交換を可能にする。板ばねが
固定ブロックと形状測定される基板との間に配置される
ので、形状測定の間の板ばねと基板との接触を回避する
ために、カンチレバー・ビームが基板に対して傾けられ
なければならない。実際、約2゜乃至15゜の傾きが有
利である。しかしながら、これは先端部を有する基板の
形状測定の間に相当に不都合に作用し、先端部も基板に
対して傾けられる。高いアスペクト比を有する構造で
は、こうした状況を考慮すると、この先端部による形状
測定が全く不可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カン
チレバー・ビーム上に先端部が構成され、カンチレバー
・ビーム、固定ブロック、及び先端部が異なる材料から
成り、特に高いアスペクト比を有する構造の測定に好適
な、AFM/STM形状測定のための超小型機械式セン
サを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、請求項
1に従うセンサにより達成される。
【0011】本発明の有利な実施例が、請求項1に従属
する請求項で述べられる。
【0012】本発明はまた、請求項1に従うセンサを形
成する方法、及び前記センサを使用する方法を含む。
【0013】本発明に従う超小型機械式センサは、先端
部が一方の端部に形成され、固定ブロックが他端に形成
されるカンチレバー・ビームを含む。好適には、先端部
がカンチレバー・ビームに対して傾けられ、カンチレバ
ー・ビームに加え、固定ブロック上での先端部の垂直配
置において、基板に対する固定ブロックの傾きが丁度補
正される。この種の構成により、固定ブロックと基板間
の板ばねと、形状測定される基板との接触が回避され、
形状測定される基板がより正確に測定され得る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、従来技術に従うセンサを
示し、先端部(1)がカンチレバー・ビーム(2)上に
形成され、固定ブロック(3)が反対側に形成される。
先端部の軸は、カンチレバー・ビーム(2)及び固定ブ
ロック(3)の前後軸と直角を成す。構造(5)を有す
る基板(4)の形状測定のため、センサが基板に対して
約2゜乃至15゜傾けられ、ばねと基板との接触を回避
する。
【0015】図2の構造は、本発明に従うセンサを示
し、先端部(1a)がカンチレバー・ビーム(2)上に
傾いて形成され、固定ブロック(3)がその他端に形成
される。この構造は、特に高いアスペクト比を有する構
造を形状測定する場合に好適である。この構成では、既
に述べたように、取り付けのための板ばねと、形状測定
される基板とが接触しない。
【0016】付着、リソグラフィ、湿式及び乾式エッチ
ング・プロセスの好適な組み合わせにより、マスクとカ
ンチレバー・ビーム及び固定ブロックを形成するプロセ
ス・ステップが、大方、欧州特許EP−B−0 413
042号で述べられている。しかしながら、シリコン
基板内に傾斜した先端部をエッチングするプロセス・ス
テップは、別のステップである。このステップは、いわ
ゆるイオン・ビーム・エッチングまたはイオン・ミリン
グの変形を表し、図3乃至図9により表されるプロセス
に関連して後述される。このプロセスは部分的にアディ
ティブ・プロセスにもとづき、これについては例えばE
P−B−0 413 041号で述べられている。この
プロセスは更にアディティブ・プロセスに従い、ペデス
タル上に先端部を形成することを可能にする。
【0017】図3に示されるように、センサを形成する
ために、SiO2マスク(7)及びシリコン・ウエハ基
板(6)内の先端部(1、1a)のための型が、リソグ
ラフィ及びエッチング技術により形成される。マスク・
パターン(7)を基板(6)内に転写する異方性エッチ
ング・プロセスは、例えばCl2/アルゴンをエッチン
グ気体として使用する。基板は陰極の一部であるので、
イオンは常に基板に垂直に衝突し、従って先端部(1)
の軸が、常に後のカンチレバー・ビーム(8、9)の前
後軸に垂直に形成される。
【0018】他方、化学支援イオン・ビーム・エッチン
グ・プロセス(CAIBE)では、エッチングされる基
板をイオンの移動方向に対して傾けることが可能で、先
端部(1a)と後のカンチレバー・ビーム(8、9)と
の間のほとんどあらゆる角度が、正確且つ再現可能に調
整され得る。例えば、先端部(1a)が90゜以上のま
たは90゜以下の角度を形成するように、カンチレバー
・ビーム(8、9)上に形成される。このエッチング・
プロセスにおいて、例えばCl2などの反応気体が真空
チェンバ内に導入される場合、約5μm乃至10μmの
合理的な全長を有するシリコン先端部を形成するため
に、選択性及びエッチング速度が増加され得る。このよ
うに形成される先端部(1a)が、後のカンチレバー・
ビーム(8、9)に対して傾けられる。先端部(1、1
a)のための型は、非常に滑らかな表面を有する。この
ことは先端部材料による充填時に、先端部が同様に滑ら
かな表面を有するようにする。
【0019】型が先端部材料(8)、例えばCVDによ
り付着される多結晶ダイヤモンド、スパッタリングまた
はPECVDにより生成されるダイヤモンド状炭素膜
(DLC:diamondlike carbon)、または他の材料によ
り充填される。エッチング・プロセスの後、図3の元の
SiO2マスク(7)が残されるとき、プロセスの簡素
化のために型もまた選択的エピタキシにより、幾つかの
材料により充填され得る。SiO2マスクが除去される
とき、先端部材料(8)がシリコン・ウエハ(6)の表
面に付着される(図4)。層(8)が形成され、そこか
らカンチレバー・ビームが作り出される。付着される層
の表面はしばしば粗く、またカンチレバー・ビームの表
面となるはずであるので(これは後のAFMオペレーシ
ョンにおいて、センサ・レーザを反射する)、研磨され
る必要がある。次に、プロセスが図7に従い再開され
る。先端部及びカンチレバー・ビームが同一の材料から
成るセンサが得られ、適用されるエッチング・プロセス
に応じて、先端部がカンチレバー・ビームに垂直にまた
は傾いて形成される。
【0020】或いは、多結晶ダイヤモンド層(8)が化
学機械式研磨により、または単に機械式研削により、完
全に除去され得る(図5)。続いて、カンチレバー・ビ
ームのための問題の材料(9)、例えば熱的に成長され
る、若しくはPECVDによるSiO2、Al23、ま
たはCVD若しくはPECVDによるSiCが付着され
る。特に好適なのはCVDによるSi34である(図
6)。次に、この層がリソグラフィ及び等方性湿式エッ
チングまたは異方性乾式エッチングにより、構造化され
る(図7)。ここで乾式エッチング工程を使用すること
により、カンチレバー・ビームがより小さく且つより正
確に形成され得る。
【0021】続いて、ウエハの上側の画定領域におい
て、パイレックス・ガラスの固定ブロック(10)がカ
ンチレバー・ビームに接着される。このプロセス・ステ
ップにより、後のカンチレバー・ビームの長さも画定さ
れる(図8)。最後に、水溶性のKOHによるエッチン
グにより、残りのシリコン・ウエハ(6)がカンチレバ
ー・ビームの下側から除去される。
【0022】従って、先端部、カンチレバー・ビーム及
び固定ブロックが異なる材料から成るセンサが得られ、
適用されるエッチング・プロセスに応じて、先端部がカ
ンチレバー・ビームに垂直にまたは傾いて形成される
(図9)。
【0023】図3乃至図9に関連して上述されたプロセ
スにより、厳密な寸法を有する先端部がペデスタル上に
形成される。すなわち、図10に示される先端部の型用
のマスクが、EP−B−0 413 041号の例2で
述べられるように形成される。最初に、二酸化ケイ素層
(7)がシリコン・ウエハ(6)上に成長される。第1
のフォトリソグラフィ及びエッチング・ステップにおい
て、先端部の直径を有するアパーチャが前記層内に画定
され、次に第2のステップにおいて、ペデスタルの直径
を有するアパーチャが画定される。この二酸化ケイ素マ
スクは、ステップ毎にシリコン基板内に転写され、先端
部(1、1a)用の型が最初にエッチングされ、先端部
マスクのための情報レベルの除去の後、ペデスタル(1
1、11a)用の型がエッチングされる。このエッチン
グ・ステップの間に、先端部の型が同時にシリコン基板
内に所望の深さにエッチングされる。
【0024】例えばRIEなどの異方性乾式エッチング
が適用される場合、ペデスタル上の先端部の軸が、後の
カンチレバー・ビームの前後軸に垂直に形成される。し
かしながら、CAIBEが実施される場合には、ペデス
タル上の先端部の軸が後のカンチレバー・ビームの前後
軸に対して所望の角度で傾いて形成される。ペデスタル
・マスクのための情報レベルの除去の後、シリコン基板
内の型(1、11、1a、11a)が、先端部材料及び
ペデスタル材料により充填される。プロセスは上述のよ
うに、図4及び図7、または図4及び図5に従い、それ
ぞれ継続される。
【0025】走査原子力顕微鏡(AFM)の中央の構造
部材は先端部であり、これは微視的に小さなカンチレバ
ー・ビーム上に形成される。序文で述べた特許において
述べられる先端部形状から、特に鋭い円錐形の先端部
(EP−B−0 413 042号)が、無機物の表面
の粗さ測定に最善であることが判明しており、いわゆる
フレヤ状の先端部が、機械的安定性及び改善された機能
性の理由から、半導体チップ上の厳密な寸法の測定用と
して、ペデスタル上に形成される(EP−B−0413
040)。図11の上部に、このタイプの構造の先端
部が示される。
【0026】図11の下部に示される矢印形状の先端部
は、例えば図3乃至図9に従うプロセスにより形成され
る基本タイプの先端部から形成されるか、或いは他の超
小型機械式プロセスにより、先端部の先を保護膜により
保護し、続いてシャフトを等方性エッチングにより細め
ることにより形成される。この点については、シャフト
は垂直または僅かに円錐状である。図11の下部に示さ
れる球状の先端部は、円錐状の先端部を、フォーカスさ
れた電子ビームにより溶融することにより形成される。
両方のタイプの先端部は、妥当と見なされるコストによ
り、0.1μm以下の直径にて形成され得る。これらは
測定問題を解決するために使用され、特に、高いアスペ
クト比と並んで、0.18μm以下の狭い幅を有する構
造の形状測定に有用である。
【0027】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0028】(1)AFM/STM形状測定のための超
小型機械式センサであって、一端に、形状測定されるサ
ンプルの表面と相互作用する先端部を有し、前記先端部
から適切な距離離れた他端に、固定ブロックを有するカ
ンチレバー・ビームを含み、前記先端部及び前記固定ブ
ロックを有する前記カンチレバー・ビームが、超小型機
械式に形成され、前記先端部が前記カンチレバー・ビー
ム上に、90゜以上または90゜以下の角度で形成され
る、超小型機械式センサ。 (2)前記先端部が前記カンチレバー・ビーム上に、9
2゜乃至105゜の角度で形成される、前記(1)記載
の超小型機械式センサ。 (3)前記先端部及び前記カンチレバー・ビームが同一
の材料から成り、前記固定ブロックが異なる材料から成
る、前記(1)記載の超小型機械式センサ。 (4)前記先端部及び前記カンチレバー・ビームが多結
晶ダイヤモンドまたはダイヤモンド状炭素膜から成り、
前記固定ブロックがパイレックス・ガラスから成る、前
記(3)記載の超小型機械式センサ。 (5)前記先端部、前記カンチレバー・ビーム及び前記
固定ブロックが、3つの異なる材料から成る、前記
(2)記載の超小型機械式センサ。 (6)前記先端部が多結晶ダイヤモンドまたはダイヤモ
ンド状炭素膜から成り、前記カンチレバー・ビームがS
34から成り、前記固定ブロックがパイレックス・ガ
ラスから成る、前記(5)記載の超小型機械式センサ。 (7)前記先端部がペデスタル上に形成される、前記
(1)乃至(6)のいずれかに記載の超小型機械式セン
サ。 (8)前記先端部が前記ペデスタルと共に、前記カンチ
レバー・ビーム上に、92゜乃至105゜の角度で形成
される、前記(7)記載の超小型機械式センサ (9)前記先端部及び前記ペデスタルが多結晶ダイヤモ
ンドまたはダイヤモンド状炭素膜から成り、前記カンチ
レバー・ビームがSi34から成り、前記固定ブロック
がパイレックス・ガラスから成る、前記(7)及び
(8)のいずれかに記載の超小型機械式センサ。 (10)前記先端部が矢印形状の先端を有する、前記
(1)乃至(9)のいずれかに記載の超小型機械式セン
サ。 (11)前記先端部が球状の先端を有する、前記(1)
乃至(9)のいずれかに記載の超小型機械式センサ。 (12)前記(1)乃至(9)記載の超小型機械式セン
サを形成する方法であって、 1.フォトリソグラフィ及びエッチング技術により、ウ
エハ基板上に前記先端部の型用のマスクを形成するステ
ップ(ステップ1)と、 2.イオン・ビーム・エッチングまたは化学支援イオン
・ビーム・エッチング(CAIBE)により、前記先端
部の型用の前記マスク・パターンを前記基板内に転写す
るステップ(ステップ2)と、 3.前記マスクを除去し、前記基板を前記カンチレバー
・ビーム及び前記先端部のための材料により被覆するス
テップ(ステップ3)と、 4.フォトリソグラフィ及び乾式または湿式エッチング
により、前記カンチレバー・ビームのための材料を露出
するステップ(ステップ4)と、 5.前記カンチレバー・ビーム表面の画定領域内におい
て、前記カンチレバー・ビームをパイレックス・ガラス
の固定ブロックに接着するステップと(ステップ5)、 6.異方性湿式エッチングにより、残りのウエハ・セグ
メントを前記カンチレバー・ビームの下側から除去する
ステップ(ステップ6)とを含む、方法。 (13)前記ステップ3で前記基板上に被覆された前記
層が、化学機械式研磨または機械式研削により完全に除
去され、前記先端部のための充填された型が残され、続
いて前記基板が前記カンチレバー・ビームに適した材料
により被覆され、その後、前記ステップ4乃至6が継続
される、前記(12)記載の方法。 (14)前記先端部の型が多結晶ダイヤモンドまたはダ
イヤモンド状炭素膜により充填され、前記層が除去さ
れ、前記基板がCVDにより、前記カンチレバー・ビー
ム材料としてのSi34により被覆される、前記(1
2)及び(13)のいずれかに記載の方法。 (15)前記先端部及び前記ペデスタルのための2レベ
ル・マスクが製作され、ステップ毎に前記基板内に転写
され、型が所望の先端部及びペデスタル材料により充填
され、前記基板が所望のカンチレバー・ビーム材料によ
り被覆され、その後、前記ステップ4及び7、またはス
テップ4及び5がそれぞれ継続される、前記(12)乃
至(14)のいずれかに記載の方法。 (16)前記先端部及び前記ペデスタルのための前記型
が、イオン・ビーム・エッチングまたは化学支援イオン
・ビーム・エッチング(CAIBE)により、前記基板
内に転写される、前記(15)記載の方法。 (17)前記先端部の先端が保護膜により保護され、前
記先端部のシャフトが等方性エッチングにより細められ
る、矢印形状の前記先端部を形成する、前記(12)乃
至(16)のいずれかに記載の方法。 (18)フォーカスされる電子ビームにより、円錐状の
先端部が溶融され、球状の前記先端部を形成する、前記
(12)乃至(16)のいずれかに記載の方法。(1
9)前記(1)乃至(11)記載の超小型機械式センサ
を使用して、高いアスペクト比を有する構造を測定する
方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】先端部がカンチレバー・ビームに垂直に形成さ
れる、従来技術に従う構造を示す図である。
【図2】先端部がカンチレバー・ビームに対して傾けら
れる、本発明に従う構造を示す図である。
【図3】カンチレバー・ビーム及び先端部が、同一のま
たは異なる材料から成り、先端部がカンチレバー・ビー
ムに対して、それぞれ垂直にまたは傾いて形成される、
一体化された先端部を有するカンチレバー・ビームを形
成するプロセス・ステップにおいて、マスク・パターン
(7)及びシリコン・ウエハ基板(6)内の先端部
(1、1a)のための型が、リソグラフィ及びエッチン
グ技術により形成されるステップを示す図である。
【図4】前記プロセス・ステップにおいて、マスク・パ
ターン(7)が除去され、先端部材料(8)がシリコン
・ウエハ(6)の表面に付着されるステップを示す図で
ある。
【図5】前記プロセス・ステップにおいて、先端部材料
層(8)が化学機械式研磨または機械式研削により、完
全に除去されるステップを示す図である。
【図6】前記プロセス・ステップにおいて、基板がカン
チレバー・ビーム材料(9)により被覆されるステップ
を示す図である。
【図7】前記プロセス・ステップにおいて、カンチレバ
ー・ビーム材料層(9)がリソグラフィ及び湿式または
乾式エッチングにより露出されるステップを示す図であ
る。
【図8】前記プロセス・ステップにおいて、ウエハの上
側の画定領域において、パイレックス・ガラスの固定ブ
ロック(10)がカンチレバー・ビームに接着されるス
テップを示す図である。
【図9】前記プロセス・ステップにおいて、異方性湿式
エッチングにより、残りのウエハ・セグメント(6)を
カンチレバー・ビーム(8)の下側から除去するステッ
プを示す図である。
【図10】ペデスタル上の先端部を示す図である。
【図11】従来技術に従う先端部形状と、図3乃至図9
のステップに続く追加のプロセス・ステップにより形成
された先端部形状とを示す図である。
【符号の説明】
1、1a 先端部(又は、そのシリコン基板内の型) 2 カンチレバー・ビーム 3、10 固定ブロック 4 基板 5 形状測定される構造 6 シリコン・ウエハ基板 7 マスク 8 先端部材料 9 カンチレバー・ビーム材料 11、11a ペデスタル(又は、そのシリコン基板内
の型)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドクトル・ヨハン・グレスチナー ドイツ、ディ−72124 プリエザウセン、 ティエルガルテンウェグ 14 (72)発明者 ドクトル・ロバート・ユンジンジャー ドイツ、ディ−71032 ボエブリンゲン、 ティエルガルテンストリート 11 (72)発明者 サミュエル・カルト ドイツ、ディ−72760 レウトリンゲン、 キンダーホルトウェグ 13 (72)発明者 ヘルガ・ウェイス ドイツ、ディ−75391 ゲチンゲン、ヴェ イルチェンウェグ 6

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】AFM/STM形状測定のための超小型機
    械式センサであって、 一端に、形状測定されるサンプルの表面と相互作用する
    先端部を有し、前記先端部から適切な距離離れた他端
    に、固定ブロックを有するカンチレバー・ビームを含
    み、前記先端部及び前記固定ブロックを有する前記カン
    チレバー・ビームが、超小型機械式に形成され、前記先
    端部が前記カンチレバー・ビーム上に、90゜以上また
    は90゜以下の角度で形成される、超小型機械式セン
    サ。
  2. 【請求項2】前記先端部が前記カンチレバー・ビーム上
    に、92゜乃至105゜の角度で形成される、 請求項1記載の超小型機械式センサ。
  3. 【請求項3】前記先端部及び前記カンチレバー・ビーム
    が同一の材料から成り、前記固定ブロックが異なる材料
    から成る、 請求項1記載の超小型機械式センサ。
  4. 【請求項4】前記先端部及び前記カンチレバー・ビーム
    が多結晶ダイヤモンドまたはダイヤモンド状炭素膜から
    成り、前記固定ブロックがパイレックス・ガラスから成
    る、 請求項3記載の超小型機械式センサ。
  5. 【請求項5】前記先端部、前記カンチレバー・ビーム及
    び前記固定ブロックが、3つの異なる材料から成る、 請求項2記載の超小型機械式センサ。
  6. 【請求項6】前記先端部が多結晶ダイヤモンドまたはダ
    イヤモンド状炭素膜から成り、前記カンチレバー・ビー
    ムがSi34から成り、前記固定ブロックがパイレック
    ス・ガラスから成る、 請求項5記載の超小型機械式センサ。
  7. 【請求項7】前記先端部がペデスタル上に形成される、 請求項1乃至6のいずれかに記載の超小型機械式セン
    サ。
  8. 【請求項8】前記先端部が前記ペデスタルと共に、前記
    カンチレバー・ビーム上に、92゜乃至105゜の角度
    で形成される、 請求項7記載の超小型機械式センサ
  9. 【請求項9】前記先端部及び前記ペデスタルが多結晶ダ
    イヤモンドまたはダイヤモンド状炭素膜から成り、前記
    カンチレバー・ビームがSi34から成り、前記固定ブ
    ロックがパイレックス・ガラスから成る、 請求項7及び8のいずれかに記載の超小型機械式セン
    サ。
  10. 【請求項10】前記先端部が矢印形状の先端を有する、
    請求項1乃至9のいずれかに記載の超小型機械式セン
    サ。
  11. 【請求項11】前記先端部が球状の先端を有する、請求
    項1乃至9のいずれかに記載の超小型機械式センサ。
  12. 【請求項12】請求項1乃至9記載の超小型機械式セン
    サを形成する方法であって、 1.フォトリソグラフィ及びエッチング技術により、ウ
    エハ基板上に前記先端部の型用のマスクを形成するステ
    ップ(ステップ1)と、 2.イオン・ビーム・エッチングまたは化学支援イオン
    ・ビーム・エッチング(CAIBE)により、前記先端
    部の型用の前記マスク・パターンを前記基板内に転写す
    るステップ(ステップ2)と、 3.前記マスクを除去し、前記基板を前記カンチレバー
    ・ビーム及び前記先端部のための材料により被覆するス
    テップ(ステップ3)と、 4.フォトリソグラフィ及び乾式または湿式エッチング
    により、前記カンチレバー・ビームのための材料を露出
    するステップ(ステップ4)と、 5.前記カンチレバー・ビーム表面の画定領域内におい
    て、前記カンチレバー・ビームをパイレックス・ガラス
    の固定ブロックに接着するステップ(ステップ5)と、 6.異方性湿式エッチングにより、残りのウエハ・セグ
    メントを前記カンチレバー・ビームの下側から除去する
    ステップ(ステップ6)とを含む、方法。
  13. 【請求項13】前記ステップ3で前記基板上に被覆され
    た前記層が、化学機械式研磨または機械式研削により完
    全に除去され、前記先端部のための充填された型が残さ
    れ、続いて前記基板が前記カンチレバー・ビームに適し
    た材料により被覆され、その後、前記ステップ4乃至6
    が継続される、 請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】前記先端部の型が多結晶ダイヤモンドま
    たはダイヤモンド状炭素膜により充填され、前記層が除
    去され、前記基板がCVDにより、前記カンチレバー・
    ビーム材料としてのSi34により被覆される、 請求項12及び13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】前記先端部及び前記ペデスタルのための
    2レベル・マスクが製作され、ステップ毎に前記基板内
    に転写され、型が所望の先端部及びペデスタル材料によ
    り充填され、前記基板が所望のカンチレバー・ビーム材
    料により被覆され、その後、前記ステップ4及び7、ま
    たはステップ4及び5がそれぞれ継続される、 請求項12乃至14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】前記先端部及び前記ペデスタルのための
    前記型が、イオン・ビーム・エッチングまたは化学支援
    イオン・ビーム・エッチング(CAIBE)により、前
    記基板内に転写される、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】前記先端部の先端が保護膜により保護さ
    れ、前記先端部のシャフトが等方性エッチングにより細
    められる、矢印形状の前記先端部を形成する、請求項1
    2乃至16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】フォーカスされる電子ビームにより、円
    錐状の先端部が溶融され、球状の前記先端部を形成す
    る、請求項12乃至16のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】請求項1乃至11記載の超小型機械式セ
    ンサを使用して、高いアスペクト比を有する構造を測定
    する方法。
JP36210998A 1998-01-03 1998-12-21 超小型機械式センサ及びその形成方法 Pending JPH11258251A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19800119 1998-01-03
DE19800119.3 1998-01-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11258251A true JPH11258251A (ja) 1999-09-24

Family

ID=7853987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36210998A Pending JPH11258251A (ja) 1998-01-03 1998-12-21 超小型機械式センサ及びその形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11258251A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538855A (ja) * 2002-09-09 2005-12-22 ジェネラル ナノテクノロジー エルエルシー 走査型プローブ顕微鏡の流体送達
JP2013200211A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Ogura Jewel Ind Co Ltd スタイラス
CN104140076A (zh) * 2014-08-07 2014-11-12 哈尔滨工业大学 一种afm探针相同刻划方向机械加工复杂纳米结构的装置及方法
CN104528632A (zh) * 2014-12-24 2015-04-22 哈尔滨工业大学 利用三棱锥微探针轨迹运动加工微结构的装置及方法
WO2022130353A1 (ru) * 2020-12-20 2022-06-23 СканСенс ГмбХ Кантилевер с кремниевой иглой

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538855A (ja) * 2002-09-09 2005-12-22 ジェネラル ナノテクノロジー エルエルシー 走査型プローブ顕微鏡の流体送達
JP2013200211A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Ogura Jewel Ind Co Ltd スタイラス
CN104140076A (zh) * 2014-08-07 2014-11-12 哈尔滨工业大学 一种afm探针相同刻划方向机械加工复杂纳米结构的装置及方法
CN104528632A (zh) * 2014-12-24 2015-04-22 哈尔滨工业大学 利用三棱锥微探针轨迹运动加工微结构的装置及方法
WO2022130353A1 (ru) * 2020-12-20 2022-06-23 СканСенс ГмбХ Кантилевер с кремниевой иглой

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Albrecht et al. Microfabrication of cantilever styli for the atomic force microscope
US5051379A (en) Method of producing micromechanical sensors for the AFM/STM profilometry and micromechanical AFM/STM sensor head
EP0468071B1 (en) Method of producing micromechanical sensors for the AFM/STM/MFM profilometry and micromechanical AFM/STM/MFM sensor head
US5116462A (en) Method of producing micromechanical sensors for the afm/stm profilometry
JP3053456B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡用カンチレバー及びその作製方法
US5242541A (en) Method of producing ultrafine silicon tips for the afm/stm profilometry
JP2624873B2 (ja) 原子間力顕微鏡用探針およびその製造方法
US7691661B2 (en) Method of fabricating a surface probing device
US5399232A (en) Microfabricated cantilever stylus with integrated pyramidal tip
US6066265A (en) Micromachined silicon probe for scanning probe microscopy
US6788086B2 (en) Scanning probe system with spring probe
Grow et al. Silicon nitride cantilevers with oxidation-sharpened silicon tips for atomic force microscopy
US20080128385A1 (en) Oscillator and method of making for atomic force microscope and other applications
Chand et al. Microfabricated small metal cantilevers with silicon tip for atomic force microscopy
US8857247B2 (en) Probe for a scanning probe microscope and method of manufacture
Genolet et al. All-photoplastic, soft cantilever cassette probe for scanning force microscopy
JPH11258251A (ja) 超小型機械式センサ及びその形成方法
US11953517B2 (en) Large radius probe
US6056887A (en) Process for fabricating a feeler member for a micromechanical probe, in particular for an atomic force microscope
Hantschel et al. Stressed metal probes for atomic force microscopy
JPH09152436A (ja) 走査型プローブ顕微鏡用プローブ及びその作製方法
Genolet et al. Micromachined photoplastic probes for scanning probe microscopy
JPH10160743A (ja) Afmカンチレバー