JPH11257646A - 液体燃料供給源と燃焼器とを有するシステム用の装置 - Google Patents
液体燃料供給源と燃焼器とを有するシステム用の装置Info
- Publication number
- JPH11257646A JPH11257646A JP10366541A JP36654198A JPH11257646A JP H11257646 A JPH11257646 A JP H11257646A JP 10366541 A JP10366541 A JP 10366541A JP 36654198 A JP36654198 A JP 36654198A JP H11257646 A JPH11257646 A JP H11257646A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- premixer
- combustor
- flow rate
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N5/00—Systems for controlling combustion
- F23N5/16—Systems for controlling combustion using noise-sensitive detectors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02C—GAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
- F02C9/00—Controlling gas-turbine plants; Controlling fuel supply in air- breathing jet-propulsion plants
- F02C9/26—Control of fuel supply
- F02C9/263—Control of fuel supply by means of fuel metering valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23R—GENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
- F23R3/00—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
- F23R3/28—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the fuel supply
- F23R3/30—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the fuel supply comprising fuel prevapourising devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N2225/00—Measuring
- F23N2225/04—Measuring pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23R—GENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
- F23R2900/00—Special features of, or arrangements for continuous combustion chambers; Combustion processes therefor
- F23R2900/00013—Reducing thermo-acoustic vibrations by active means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 時間的に変動するよう調節されたストイキオ
メトリー、すなわち空気燃料比を有する液体燃料/空気
混合物を供給する装置を提供する。 【解決手段】 液体燃料供給源と燃焼器とを有するシス
テムに用いられる装置が、燃料アクチュエータ、コント
ローラ、および予備混合器を包含する。コントローラは
アクチュエータから求められる、調節動作を示す指示信
号を発生する。アクチュエータは液体燃料供給源から液
体燃料を受け取り、指示信号に応答して液体燃料を調節
された流量で供給する。予備混合器はアクチュエータか
ら燃料を受け取り、燃料を空気と混合し、混合物を燃焼
器に供給する。
メトリー、すなわち空気燃料比を有する液体燃料/空気
混合物を供給する装置を提供する。 【解決手段】 液体燃料供給源と燃焼器とを有するシス
テムに用いられる装置が、燃料アクチュエータ、コント
ローラ、および予備混合器を包含する。コントローラは
アクチュエータから求められる、調節動作を示す指示信
号を発生する。アクチュエータは液体燃料供給源から液
体燃料を受け取り、指示信号に応答して液体燃料を調節
された流量で供給する。予備混合器はアクチュエータか
ら燃料を受け取り、燃料を空気と混合し、混合物を燃焼
器に供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃焼器に関し、特
に、予備混合された液体燃料/空気混合物を用いる燃焼
器に用いられる装置に関するものである。
に、予備混合された液体燃料/空気混合物を用いる燃焼
器に用いられる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスタービンエンジンは、よく知
られている。典型的なガスタービンエンジンは軸方向に
延びる環状の流路を有しており、その中を作動流体が圧
縮機部、燃焼部、タービン部の順に導かれる。燃焼部
は、作動流体、普通は空気、と燃料とを混合して燃料/
空気混合物を燃焼する。
られている。典型的なガスタービンエンジンは軸方向に
延びる環状の流路を有しており、その中を作動流体が圧
縮機部、燃焼部、タービン部の順に導かれる。燃焼部
は、作動流体、普通は空気、と燃料とを混合して燃料/
空気混合物を燃焼する。
【0003】ガスタービンエンジンは通常、化石燃料を
燃焼する。この燃焼の結果、しばしば、NOXと呼ばれ
る望ましくない酸化窒素類が生成されてしまう。酸化窒
素類は、健康問題および環境問題の原因となり得る汚染
物質である。政府の基準は空気中に排出されるNOX量
の上限を定めている。
燃焼する。この燃焼の結果、しばしば、NOXと呼ばれ
る望ましくない酸化窒素類が生成されてしまう。酸化窒
素類は、健康問題および環境問題の原因となり得る汚染
物質である。政府の基準は空気中に排出されるNOX量
の上限を定めている。
【0004】ガスタービンエンジンの中でNOXが生成
する速度は、燃焼室内部の温度に依存している。最高の
温度と最大の生成速度は、燃料/空気混合物の燃料空気
比(燃空比)が理論混合比となっているとき、すなわち
一般に呼ばれる「化学量論的」混合物であるときに生じ
る。燃空比が理論燃空比より低い混合物は、一般に「希
薄(リーン)」な混合物と呼ばれ、理論混合比の混合物
よりも低い温度と、低い生成速度をもたらす。希薄混合
物が希薄になるほど、低い温度と低いNOX生成速度が
得られる。
する速度は、燃焼室内部の温度に依存している。最高の
温度と最大の生成速度は、燃料/空気混合物の燃料空気
比(燃空比)が理論混合比となっているとき、すなわち
一般に呼ばれる「化学量論的」混合物であるときに生じ
る。燃空比が理論燃空比より低い混合物は、一般に「希
薄(リーン)」な混合物と呼ばれ、理論混合比の混合物
よりも低い温度と、低い生成速度をもたらす。希薄混合
物が希薄になるほど、低い温度と低いNOX生成速度が
得られる。
【0005】NOX生成速度が低くなるようにリーン混
合物を用いるときは、燃料と大量の空気を、それが燃焼
器に到達する前に混合することが望ましい。この方法は
一般に「予備混合」と呼ばれており、燃焼器に供給され
る混合物の均一性を増すために予備混合器が用いられ
る。燃料は、予備混合器の中で、適当に霧化し、蒸発
し、空気と混合されるに十分な時間だけは、該予備混合
器内に存在するようにされる。この時間は、一般に滞留
時間と呼ばれており、約1ないし2ミリ秒(msec)
のこともあるが、より一般的には約4msec であ
る。予備混合がない場合は、燃焼器内部のある領域が著
しく希薄な混合物となり、他の領域は、あまり希薄では
ない、即ち、よりリッチな、あるいは化学量論比に近い
混合物となる。燃空比の均一性が高いほど、燃焼機内部
のピーク温度が低くなり、したがってNOXがより少な
くなる。
合物を用いるときは、燃料と大量の空気を、それが燃焼
器に到達する前に混合することが望ましい。この方法は
一般に「予備混合」と呼ばれており、燃焼器に供給され
る混合物の均一性を増すために予備混合器が用いられ
る。燃料は、予備混合器の中で、適当に霧化し、蒸発
し、空気と混合されるに十分な時間だけは、該予備混合
器内に存在するようにされる。この時間は、一般に滞留
時間と呼ばれており、約1ないし2ミリ秒(msec)
のこともあるが、より一般的には約4msec であ
る。予備混合がない場合は、燃焼器内部のある領域が著
しく希薄な混合物となり、他の領域は、あまり希薄では
ない、即ち、よりリッチな、あるいは化学量論比に近い
混合物となる。燃空比の均一性が高いほど、燃焼機内部
のピーク温度が低くなり、したがってNOXがより少な
くなる。
【0006】しかしながら、予備混合が用いられたとし
ても、混合物のリーンさは他の事情によって制限される
ことがある。混合物があまりにリーンであると、継続し
て燃焼することができず、遂には「失火」状態に至る。
これは一般に「リーンブローアウト」と呼ばれる。さら
にまた、これよりも僅かに高い空気燃料比の混合物は継
続燃焼は可能であるが、燃焼器内部での圧力および熱放
出速度の値の両方に振動が生じることがある。ある状況
においては、これら二つの振動の時間的関係は、燃焼器
圧力値の振動が熱放出速度の振動の強度を増大させると
いう関係、あるいはその逆であり得る。一般に不安定燃
焼と呼ばれるこの状態は、燃焼器内部の圧力値に大きな
振動をもたらす。この振動の繰り返し速度、すなわち周
波数は、応用例によって様々である。産業用ガスタービ
ンエンジンにおいては、周波数は通常約100ヘルツ
(Hz)から約700Hzの範囲であり、多くは200
Hz前後である。したがって周期は多くは約5msec
である。不安定燃焼の存在は、エンジンの損傷を含む問
題につながることがある。不安定燃焼が起こる可能性が
あるときは、リーンブローアウト限界よりわずかに高い
空気燃料比を用いることは難しい。
ても、混合物のリーンさは他の事情によって制限される
ことがある。混合物があまりにリーンであると、継続し
て燃焼することができず、遂には「失火」状態に至る。
これは一般に「リーンブローアウト」と呼ばれる。さら
にまた、これよりも僅かに高い空気燃料比の混合物は継
続燃焼は可能であるが、燃焼器内部での圧力および熱放
出速度の値の両方に振動が生じることがある。ある状況
においては、これら二つの振動の時間的関係は、燃焼器
圧力値の振動が熱放出速度の振動の強度を増大させると
いう関係、あるいはその逆であり得る。一般に不安定燃
焼と呼ばれるこの状態は、燃焼器内部の圧力値に大きな
振動をもたらす。この振動の繰り返し速度、すなわち周
波数は、応用例によって様々である。産業用ガスタービ
ンエンジンにおいては、周波数は通常約100ヘルツ
(Hz)から約700Hzの範囲であり、多くは200
Hz前後である。したがって周期は多くは約5msec
である。不安定燃焼の存在は、エンジンの損傷を含む問
題につながることがある。不安定燃焼が起こる可能性が
あるときは、リーンブローアウト限界よりわずかに高い
空気燃料比を用いることは難しい。
【0007】不安定燃焼を受動的に制御する一つの方法
は、二次的な、あるいは口火としての燃料混合物を燃焼
器の側壁に噴射することである。マクヴェイその他に付
与された米国特許第5,263,325号は、この技術
の一例を開示している。しかしながら口火燃料噴射を使
用しても、NOX発生速度の大幅に増加させずに不安定
燃焼を十分に低減することは、非常に困難である。
は、二次的な、あるいは口火としての燃料混合物を燃焼
器の側壁に噴射することである。マクヴェイその他に付
与された米国特許第5,263,325号は、この技術
の一例を開示している。しかしながら口火燃料噴射を使
用しても、NOX発生速度の大幅に増加させずに不安定
燃焼を十分に低減することは、非常に困難である。
【0008】いくつかの参考文献には、不安定燃焼の能
動的な制御が開示されている。例えば英国特許出願GB
2239691A号は、燃焼室内の圧力変動を測定する
ための圧力変換器と、燃焼に供給される燃料の量を調整
するサーボバルブを用いる能動的制御を開示している。
ポインソットその他に付与された米国特許第5,14
5,355号は、不安定燃焼を検出し、その不安定さの
関数として燃焼室に噴射される燃料の流量を調整する装
置を開示している。ブローに付与された米国特許第5,
575,144号は燃焼器内の圧力パルスを検出し、優
勢な圧力パルスを打ち消すようなキャンセルパルスを計
算し、キャンセルパルスを作り出すために計測された量
の空気を周期的に抜き出すことを開示している。しかし
ながらこれらの参考文献はいずれも、このようなシステ
ムを、予備混合された液体燃料/空気混合物を燃やす燃
焼器に用いることに言及していない。
動的な制御が開示されている。例えば英国特許出願GB
2239691A号は、燃焼室内の圧力変動を測定する
ための圧力変換器と、燃焼に供給される燃料の量を調整
するサーボバルブを用いる能動的制御を開示している。
ポインソットその他に付与された米国特許第5,14
5,355号は、不安定燃焼を検出し、その不安定さの
関数として燃焼室に噴射される燃料の流量を調整する装
置を開示している。ブローに付与された米国特許第5,
575,144号は燃焼器内の圧力パルスを検出し、優
勢な圧力パルスを打ち消すようなキャンセルパルスを計
算し、キャンセルパルスを作り出すために計測された量
の空気を周期的に抜き出すことを開示している。しかし
ながらこれらの参考文献はいずれも、このようなシステ
ムを、予備混合された液体燃料/空気混合物を燃やす燃
焼器に用いることに言及していない。
【0009】コンドウその他に付与された米国特許第
5,445,517号は、燃焼器のための適応制御的な
騒音低下システムを開示している。このシステムは燃焼
騒音の反位相信号を計算して、その信号をガス流量調節
バルブに入力し、これによってガス燃料の圧力変動を作
り出し、燃焼室内の圧力変動を実現し、こうして位相干
渉によって燃焼騒音を低減する。このシステムでは、ガ
ス流量調節バルブと燃焼室の間に混合室を設けている
が、コンドウはこのようなシステムを、予備混合された
液体燃料/空気混合物を燃やす燃焼器に用いることは開
示していない。
5,445,517号は、燃焼器のための適応制御的な
騒音低下システムを開示している。このシステムは燃焼
騒音の反位相信号を計算して、その信号をガス流量調節
バルブに入力し、これによってガス燃料の圧力変動を作
り出し、燃焼室内の圧力変動を実現し、こうして位相干
渉によって燃焼騒音を低減する。このシステムでは、ガ
ス流量調節バルブと燃焼室の間に混合室を設けている
が、コンドウはこのようなシステムを、予備混合された
液体燃料/空気混合物を燃やす燃焼器に用いることは開
示していない。
【0010】スティックラーその他に付与された米国特
許第5,349,811号は、NOX汚染物質の生成を
減少するためのシステムを開示している。このシステム
は燃焼器への燃料流量を「調整」して、燃焼器内に供給
空気量および全体流量の振動を作り出し、これによって
燃焼室全体の均一性を高めて、NOXの発生に好適な条
件を減少させる。しかしスティックラーはこのようなシ
ステムを、予備混合された液体燃料/空気混合物を燃や
す燃焼器に用いることに言及しておらず、むしろこれを
予備混合器の代替物として使用している。
許第5,349,811号は、NOX汚染物質の生成を
減少するためのシステムを開示している。このシステム
は燃焼器への燃料流量を「調整」して、燃焼器内に供給
空気量および全体流量の振動を作り出し、これによって
燃焼室全体の均一性を高めて、NOXの発生に好適な条
件を減少させる。しかしスティックラーはこのようなシ
ステムを、予備混合された液体燃料/空気混合物を燃や
す燃焼器に用いることに言及しておらず、むしろこれを
予備混合器の代替物として使用している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、時間
的に調節された理論比、すなわち燃空比を有する液体燃
料/空気混合物を供給する装置を提供することである。
的に調節された理論比、すなわち燃空比を有する液体燃
料/空気混合物を供給する装置を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、予備混合された液体
燃料/空気混合物を燃やす燃焼器において不安定燃焼の
程度を制御する装置を提供することである。
燃料/空気混合物を燃やす燃焼器において不安定燃焼の
程度を制御する装置を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、液体燃料/空気混合
物を燃やすガスタービンにおける燃焼器内部の圧力振動
の強度を制御する装置を提供することである。
物を燃やすガスタービンにおける燃焼器内部の圧力振動
の強度を制御する装置を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、燃焼器内におけるN
OXの生成速度を著しく増大させることなく、不安定燃
焼の強度を制御することのできる装置を提供することで
ある。
OXの生成速度を著しく増大させることなく、不安定燃
焼の強度を制御することのできる装置を提供することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、液体燃料の供給源と燃焼器を有するシステムに用い
られる装置に、燃料アクチュエータ、コントローラおよ
び予備混合器が設けられる。コントローラは、燃料アク
チュエータから求められる調節動作の指示を示す信号を
発生する。アクチュエータは液体燃料供給源から液体燃
料を受け取り、指示信号に応答して、調節された流量で
液体燃料を供給する。予備混合器はアクチュエータから
燃料を受け取り、燃料と空気を混合し、混合物を燃焼器
に供給する。
ば、液体燃料の供給源と燃焼器を有するシステムに用い
られる装置に、燃料アクチュエータ、コントローラおよ
び予備混合器が設けられる。コントローラは、燃料アク
チュエータから求められる調節動作の指示を示す信号を
発生する。アクチュエータは液体燃料供給源から液体燃
料を受け取り、指示信号に応答して、調節された流量で
液体燃料を供給する。予備混合器はアクチュエータから
燃料を受け取り、燃料と空気を混合し、混合物を燃焼器
に供給する。
【0016】本発明の第二の態様によれば、液体燃料供
給源を有するガスタービン動力プラントに用いられる装
置が、燃料アクチュエータ、コントローラ、およびガス
タービンエンジンを包含している。コントローラは燃料
アクチュエータから求められる調節動作の指示を示す信
号を発生する。アクチュエータは液体燃料供給源から液
体燃料を受け取り、指示信号に応答して、調節された流
量で液体燃料を供給する。ガスタービンエンジンは予備
混合器および燃焼器を有するバーナーを包含している。
予備混合器はアクチュエータから燃料を受け取り、燃料
と空気を混合し、混合物を燃焼器に供給する。
給源を有するガスタービン動力プラントに用いられる装
置が、燃料アクチュエータ、コントローラ、およびガス
タービンエンジンを包含している。コントローラは燃料
アクチュエータから求められる調節動作の指示を示す信
号を発生する。アクチュエータは液体燃料供給源から液
体燃料を受け取り、指示信号に応答して、調節された流
量で液体燃料を供給する。ガスタービンエンジンは予備
混合器および燃焼器を有するバーナーを包含している。
予備混合器はアクチュエータから燃料を受け取り、燃料
と空気を混合し、混合物を燃焼器に供給する。
【0017】本発明の第三の態様によれば、システムに
用いられるコントローラが、燃料アクチュエータから求
められる調節動作を決定して、アクチュエータに調節さ
れた流量で液体燃料を供給させるための決定手段と、燃
料アクチュエータから求められる前記調節動作を示す指
示信号を発生するための手段とを有している。前記燃料
アクチュエータは液体燃料と指示信号を受け取り、指示
信号に応答して、調節された流量で液体燃料を予備混合
器に供給し、予備混合器は調節された液体燃料流を燃料
アクチュエータから受け取り、液体燃料を空気と混合
し、液体燃料と空気の混合物を燃焼器に供給する。
用いられるコントローラが、燃料アクチュエータから求
められる調節動作を決定して、アクチュエータに調節さ
れた流量で液体燃料を供給させるための決定手段と、燃
料アクチュエータから求められる前記調節動作を示す指
示信号を発生するための手段とを有している。前記燃料
アクチュエータは液体燃料と指示信号を受け取り、指示
信号に応答して、調節された流量で液体燃料を予備混合
器に供給し、予備混合器は調節された液体燃料流を燃料
アクチュエータから受け取り、液体燃料を空気と混合
し、液体燃料と空気の混合物を燃焼器に供給する。
【0018】ここで用いられる調節という言葉は、ガス
タービンエンジンにおいて一般的に用いられるような、
エンジンの運転状態の変更に対応して、バーナーへの燃
料流量を変更する準定常的な運転を包含しない。このよ
うな燃料流量の変更は通常非常にゆっくりと、しばしば
数十秒あるいは数分の期間で起こる。これは本発明の、
通常数100ヘルツ(Hz)の周期で変化する調節され
た燃料流量とは対照的である。
タービンエンジンにおいて一般的に用いられるような、
エンジンの運転状態の変更に対応して、バーナーへの燃
料流量を変更する準定常的な運転を包含しない。このよ
うな燃料流量の変更は通常非常にゆっくりと、しばしば
数十秒あるいは数分の期間で起こる。これは本発明の、
通常数100ヘルツ(Hz)の周期で変化する調節され
た燃料流量とは対照的である。
【0019】燃焼器への燃料流量のモジュレーション、
即ち、燃料流量を変動させて調節するというシステムは
知られているが、現在まで、このような変動調節は、予
備混合された液体燃料/空気混合物を燃やす燃焼器には
使用できないと信じられていた。予備混合器の目的は混
合することであるから、予備混合器は変動分を無効化
(中和)する、すなわち平滑化すると信じられていた。
このようなは予備混合器内の燃料の滞留時間が、モジュ
レーションの周期と同じオーダーの長さか、あるいはよ
り長いならば、また調節される燃料の流量が予備混合器
への燃料の全流量の一部、例えば半分、三分の一、また
は六分の一などであったならばさらに確実に起こるであ
ろうとみなされていた。
即ち、燃料流量を変動させて調節するというシステムは
知られているが、現在まで、このような変動調節は、予
備混合された液体燃料/空気混合物を燃やす燃焼器には
使用できないと信じられていた。予備混合器の目的は混
合することであるから、予備混合器は変動分を無効化
(中和)する、すなわち平滑化すると信じられていた。
このようなは予備混合器内の燃料の滞留時間が、モジュ
レーションの周期と同じオーダーの長さか、あるいはよ
り長いならば、また調節される燃料の流量が予備混合器
への燃料の全流量の一部、例えば半分、三分の一、また
は六分の一などであったならばさらに確実に起こるであ
ろうとみなされていた。
【0020】しかし、予備混合は、燃料流量の調節に対
して的外れではないことが分かった。すなわち調節され
た燃料流量は、予備混合された液体燃料/空気混合物を
燃やす燃焼器にも使用可能であることが分かった。
して的外れではないことが分かった。すなわち調節され
た燃料流量は、予備混合された液体燃料/空気混合物を
燃やす燃焼器にも使用可能であることが分かった。
【0021】なお、米国政府は、契約No.MDA972-95-
C-0009に基づき、本発明に一定の権利を有している。ま
た、本願での開示内容は、関連出願である「APPAR
ATUS FOR USE WITH A GAS F
UELED COMBUSTOR」に開示又はクレーム
されている場合がある。
C-0009に基づき、本発明に一定の権利を有している。ま
た、本願での開示内容は、関連出願である「APPAR
ATUS FOR USE WITH A GAS F
UELED COMBUSTOR」に開示又はクレーム
されている場合がある。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、図1に示される形式の
ガスタービン動力プラントに用いられる、最良の実施形
態を参照しつつ開示される。そこで図1を参照すると、
ガスタービン動力プラント20は、ガスタービンエンジ
ン22、動力タービンおよび発電機26、燃料供給シス
テム30、およびエンジンコントローラ34を包含して
いる。ガスタービンエンジンは燃料供給システム30か
ら、エンジンコントローラ34の指示のもとに燃料を受
け取り、燃料を燃やして、動力タービンおよび発電機2
6を動かす。
ガスタービン動力プラントに用いられる、最良の実施形
態を参照しつつ開示される。そこで図1を参照すると、
ガスタービン動力プラント20は、ガスタービンエンジ
ン22、動力タービンおよび発電機26、燃料供給シス
テム30、およびエンジンコントローラ34を包含して
いる。ガスタービンエンジンは燃料供給システム30か
ら、エンジンコントローラ34の指示のもとに燃料を受
け取り、燃料を燃やして、動力タービンおよび発電機2
6を動かす。
【0023】ガスタービンエンジン22は圧縮機36、
バーナー38(よく分かるように、一部切開して示され
ている)、およびタービン40を包含している。バーナ
ー38は予備混合器44で代表される、普通は複数の、
例えば16個の予備混合器群と、燃焼器48を包含して
いる。予備混合器群44はバーナー38の上流端部の円
周上に間隔を置いて配置されてもよい。燃焼器48は好
ましくは環状で、予備混合器44の下流にある。予備混
合器は圧縮機36からの圧縮空気50を受け取り、これ
を燃料供給システム30から複数の燃料配管52を通っ
て供給される燃料と混合する。予備混合器44は、理想
的には、空間的に実質的に均一な混合物を燃焼器48に
供給し、燃焼器48はこれを燃焼する。燃焼器48に均
一な混合物を供給することは、燃焼器内部でのNOX生
成を最小化するのに役立つ。
バーナー38(よく分かるように、一部切開して示され
ている)、およびタービン40を包含している。バーナ
ー38は予備混合器44で代表される、普通は複数の、
例えば16個の予備混合器群と、燃焼器48を包含して
いる。予備混合器群44はバーナー38の上流端部の円
周上に間隔を置いて配置されてもよい。燃焼器48は好
ましくは環状で、予備混合器44の下流にある。予備混
合器は圧縮機36からの圧縮空気50を受け取り、これ
を燃料供給システム30から複数の燃料配管52を通っ
て供給される燃料と混合する。予備混合器44は、理想
的には、空間的に実質的に均一な混合物を燃焼器48に
供給し、燃焼器48はこれを燃焼する。燃焼器48に均
一な混合物を供給することは、燃焼器内部でのNOX生
成を最小化するのに役立つ。
【0024】次に図2、図3をも参照すると、各々の予
備混合器は、接線方向給気式予備混合用燃料ノズル56
からなってもよい。このようなノズルはよく知られてお
り、例えばスナイダーその他に付与された米国特許第
5,461,865号、マックームその他に付与された
米国特許第5,479,773号が挙げられる。予備混
合用燃料ノズル56は1個または2個以上の空気通路5
8、60、混合室62、および複数の燃料チューブ(ス
ポークと呼ばれることもある)66を包含してもよい。
空気通路と混合室は2個の部分円筒68、70からな
り、それらの縦方向の軸72、74(図3)は互いに食
い違っていてもよい。空気通路58、60はそれぞれ圧
縮空気50を圧縮機36(図1)から受け取るための入
り口76、78と、混合室62と連通するすき間80、
82を有している。各々の燃料チューブ66は複数の燃
料配管52(図1)の一本に接続された入り口84およ
び混合室62に連通するスプレー先端86を有してい
る。各々の燃料チューブ66は予備混合ノズル56への
全燃料流量の等分された一部を受け取ってもよいが、こ
のような指定は絶対的な要求ではない。
備混合器は、接線方向給気式予備混合用燃料ノズル56
からなってもよい。このようなノズルはよく知られてお
り、例えばスナイダーその他に付与された米国特許第
5,461,865号、マックームその他に付与された
米国特許第5,479,773号が挙げられる。予備混
合用燃料ノズル56は1個または2個以上の空気通路5
8、60、混合室62、および複数の燃料チューブ(ス
ポークと呼ばれることもある)66を包含してもよい。
空気通路と混合室は2個の部分円筒68、70からな
り、それらの縦方向の軸72、74(図3)は互いに食
い違っていてもよい。空気通路58、60はそれぞれ圧
縮空気50を圧縮機36(図1)から受け取るための入
り口76、78と、混合室62と連通するすき間80、
82を有している。各々の燃料チューブ66は複数の燃
料配管52(図1)の一本に接続された入り口84およ
び混合室62に連通するスプレー先端86を有してい
る。各々の燃料チューブ66は予備混合ノズル56への
全燃料流量の等分された一部を受け取ってもよいが、こ
のような指定は絶対的な要求ではない。
【0025】予備混合ノズル56はさらに、混合室内部
に、断面円の中心に縦軸92を一致させて置かれたセン
ターボディ90、および出口94を包含している。セン
ターボディ90は上流の端部96において円錐形であ
り、下流の端部98において円筒形であってもよい。空
気と燃料は混合室62内で混合され、混合物は出口94
でノズルを出る。
に、断面円の中心に縦軸92を一致させて置かれたセン
ターボディ90、および出口94を包含している。セン
ターボディ90は上流の端部96において円錐形であ
り、下流の端部98において円筒形であってもよい。空
気と燃料は混合室62内で混合され、混合物は出口94
でノズルを出る。
【0026】燃料は、適当に霧化、蒸発し、空気と混合
されることを保証するために、混合室62の中で十分な
時間を経過しなければならない。一部の実施例において
は約1ないし2ミリ秒(msec)で十分なこともある
が、少なくとも3msecないし4msec の時間を
とることが好ましい。圧縮空気は入り口76、78から
予備混合ノズル56の出口94まで移動するのに、約8
ミリ秒の時間をとることが好ましい。
されることを保証するために、混合室62の中で十分な
時間を経過しなければならない。一部の実施例において
は約1ないし2ミリ秒(msec)で十分なこともある
が、少なくとも3msecないし4msec の時間を
とることが好ましい。圧縮空気は入り口76、78から
予備混合ノズル56の出口94まで移動するのに、約8
ミリ秒の時間をとることが好ましい。
【0027】再び図1を参照すると、燃料供給システム
30は液体燃料供給源100と、分配ネットワーク10
2を包含しても良く、該分配ネットワークは第一の燃料
配管104と第二の燃料配管106で代表される複数
の、すなわち2個または3個以上の、燃料配管に燃料を
供給する。各々の燃料配管104、106はレギュレー
タ108、110と計器112、114を包含してもよ
い。レギュレータ108、110は信号線116を通じ
てエンジンコントローラ34に電気的に接続されたバル
ブ、例えばサーボバルブであってもよい。計器112、
114は信号線117を通じてエンジンコントローラ3
4に電気的に接続された計器、例えばタービン流量計で
あってもよい。第一と第二の燃料配管104、106は
予備混合器44に燃料を供給する複数の燃料配管52に
接続している。
30は液体燃料供給源100と、分配ネットワーク10
2を包含しても良く、該分配ネットワークは第一の燃料
配管104と第二の燃料配管106で代表される複数
の、すなわち2個または3個以上の、燃料配管に燃料を
供給する。各々の燃料配管104、106はレギュレー
タ108、110と計器112、114を包含してもよ
い。レギュレータ108、110は信号線116を通じ
てエンジンコントローラ34に電気的に接続されたバル
ブ、例えばサーボバルブであってもよい。計器112、
114は信号線117を通じてエンジンコントローラ3
4に電気的に接続された計器、例えばタービン流量計で
あってもよい。第一と第二の燃料配管104、106は
予備混合器44に燃料を供給する複数の燃料配管52に
接続している。
【0028】エンジンコントローラ34はレギュレータ
108、110に指示を与える電気信号を送り、こうし
てレギュレータ108、110を通る燃料流量を決定す
る。これらの流量によって燃料配管104、106を通
る平均燃料流量と、燃焼器48に供給される混合物の平
均燃空比とが決定される。計器112、114はレギュ
レータ108、110を通る実際の燃料流量を示す電気
信号をエンジンコントローラに送る。レギュレータ10
8、110を通る流量は普通は準定常的である。すなわ
ちその変化は普通は非常にゆっくりと、多くは数十秒な
いし数分の期間で起こる。
108、110に指示を与える電気信号を送り、こうし
てレギュレータ108、110を通る燃料流量を決定す
る。これらの流量によって燃料配管104、106を通
る平均燃料流量と、燃焼器48に供給される混合物の平
均燃空比とが決定される。計器112、114はレギュ
レータ108、110を通る実際の燃料流量を示す電気
信号をエンジンコントローラに送る。レギュレータ10
8、110を通る流量は普通は準定常的である。すなわ
ちその変化は普通は非常にゆっくりと、多くは数十秒な
いし数分の期間で起こる。
【0029】混合物の空気燃料比は好ましくはリーンで
あり、あるいはより好ましくはリーンブローアウト限界
よりわずかに高い比である。このような比は継続燃焼を
可能にし、かつ燃焼器内で発生するNOXの量を最小化
するのに好適である。しかしながら、このような比は不
安定燃焼をもたらすことがあり、その場合は燃焼器圧力
値の振動が熱発生速度の振動の強度を増大させる効果を
及ぼす、あるいはその逆のことが起こる。不安定燃焼は
燃焼器内部の圧力値に大きな振動を起こさせる。
あり、あるいはより好ましくはリーンブローアウト限界
よりわずかに高い比である。このような比は継続燃焼を
可能にし、かつ燃焼器内で発生するNOXの量を最小化
するのに好適である。しかしながら、このような比は不
安定燃焼をもたらすことがあり、その場合は燃焼器圧力
値の振動が熱発生速度の振動の強度を増大させる効果を
及ぼす、あるいはその逆のことが起こる。不安定燃焼は
燃焼器内部の圧力値に大きな振動を起こさせる。
【0030】次に図4を参照すると、グラフ118に曲
線119があり、このような振動のピークからピークま
での振幅(強度)は平方インチあたり20ポンド(ps
i)にも達することを示している。図5を参照すると、
グラフ120には曲線121があり、振動の強度は複数
の周波数成分で表すことができ、各成分の強度はいろい
ろであることを示している。ここでは強度は次の公式を
用いて、参照強度に対するデシベル(dB)で表されて
いる。
線119があり、このような振動のピークからピークま
での振幅(強度)は平方インチあたり20ポンド(ps
i)にも達することを示している。図5を参照すると、
グラフ120には曲線121があり、振動の強度は複数
の周波数成分で表すことができ、各成分の強度はいろい
ろであることを示している。ここでは強度は次の公式を
用いて、参照強度に対するデシベル(dB)で表されて
いる。
【0031】
【数1】20log(ピークからピークまでの強度/参
照強度)。
照強度)。
【0032】最も強度の大きい周波数成分は通常比較的
狭い周波数範囲にあり、ここでは振動の基本的周波数範
囲と呼ばれる。
狭い周波数範囲にあり、ここでは振動の基本的周波数範
囲と呼ばれる。
【0033】再び図1を参照すると、ガスタービンエン
ジン22は、さらにセンサ122を包含しており、セン
サ122は不安定燃焼の存在を示す信号を供給する。最
良の実施形態においてはこのセンサ122は燃焼器内の
圧力を検知する圧力センサであるが、その他のどんな形
式のセンサでもよく、熱センサ、光センサ、振動センサ
などが挙げられるがこれに限定されるものではない。圧
力センサは燃焼器48の内部に置かれたプローブ12
3、および信号線126でエンジンコントローラ34に
電気的に接続された、遠隔変換器124を有してもよ
い。圧力センサは燃焼器中の圧力値の振動を示す値の信
号を供給する。これはある時間幅に亙って単純化された
姿でグラフ128に示されている。
ジン22は、さらにセンサ122を包含しており、セン
サ122は不安定燃焼の存在を示す信号を供給する。最
良の実施形態においてはこのセンサ122は燃焼器内の
圧力を検知する圧力センサであるが、その他のどんな形
式のセンサでもよく、熱センサ、光センサ、振動センサ
などが挙げられるがこれに限定されるものではない。圧
力センサは燃焼器48の内部に置かれたプローブ12
3、および信号線126でエンジンコントローラ34に
電気的に接続された、遠隔変換器124を有してもよ
い。圧力センサは燃焼器中の圧力値の振動を示す値の信
号を供給する。これはある時間幅に亙って単純化された
姿でグラフ128に示されている。
【0034】第二の燃料配管106は、さらに燃料アク
チュエータ130を包含しており、これは燃料配管10
6を通る燃料の流量を調節する。燃料アクチュエータは
バルブ、例えばソレノイドバルブ、および信号線136
でエンジンコントローラ34に電気的に接続されたバル
ブ駆動器132を有してもよい。第二の燃料配管106
はさらにアクチュエータ130の上流に、燃料アクチュ
エータ130へ行く燃料の圧力を安定させるためのアキ
ュームレータ134を包含してもよい。燃料配管中の圧
力が安定していることは、燃料供給システム30がアク
チュエータ130を通して調節された燃料流量を供給す
るのに好適である。
チュエータ130を包含しており、これは燃料配管10
6を通る燃料の流量を調節する。燃料アクチュエータは
バルブ、例えばソレノイドバルブ、および信号線136
でエンジンコントローラ34に電気的に接続されたバル
ブ駆動器132を有してもよい。第二の燃料配管106
はさらにアクチュエータ130の上流に、燃料アクチュ
エータ130へ行く燃料の圧力を安定させるためのアキ
ュームレータ134を包含してもよい。燃料配管中の圧
力が安定していることは、燃料供給システム30がアク
チュエータ130を通して調節された燃料流量を供給す
るのに好適である。
【0035】エンジンコントローラは、センサ122か
らの、信号線126上の信号への応答として信号線13
6上の指示信号を供給する。指示信号はアクチュエータ
130に指示を与え、結果として燃料配管106を流れ
るモジュレートされた燃料流量、即ち変動調節された燃
料流量が得られる。燃料流量をモジュレートすること
で、燃焼器圧力値の振動および熱放出速度の振動との間
の時間関係、すなわち位相関係を効果的に変化させる。
このような変化は振動同士の間の結合を弱め、したがっ
て燃焼器内の圧力振動の強度を低減させる。
らの、信号線126上の信号への応答として信号線13
6上の指示信号を供給する。指示信号はアクチュエータ
130に指示を与え、結果として燃料配管106を流れ
るモジュレートされた燃料流量、即ち変動調節された燃
料流量が得られる。燃料流量をモジュレートすること
で、燃焼器圧力値の振動および熱放出速度の振動との間
の時間関係、すなわち位相関係を効果的に変化させる。
このような変化は振動同士の間の結合を弱め、したがっ
て燃焼器内の圧力振動の強度を低減させる。
【0036】最良の実施形態においては、指示信号はグ
ラフ138に一定の時間幅において単純化して示されて
いるように、バルブに対して周期的に「開」140およ
び「閉」142の指示を表す値を有している。結果とし
てバルブは「オン」すなわちバルブを通して最大流量が
流れる状態と、「オフ」すなわちバルブを通して最小の
流量が流れる状態とが周期的に得られるように燃料流を
調節する。「オン/オフ」サイクルの周期144の長さ
は燃焼器圧力値の振動の周期146の長さに実質的に等
しいことが望ましい。コントローラは好ましくは「オン
/オフ」サイクルの開始時間147を燃焼器圧力値の振
動の開始時間148に関して遅らせる、あるいは移相さ
せる。時間遅れ、または移相の大きさは燃焼器圧力振動
の強度149が最小になるように選択されてもよい。調
節は好ましくは50%のデューティサイクルを有してい
る、すなわち時間146の約50%が「オン」であり、
同じく約50%が「オフ」である。このようなデューテ
ィサイクルは、燃焼器圧力値の振動において普通である
対称性と同様な、対称性を与える。それはまたアクチュ
エータ130を通る燃料の平均流量が「オン」の流量の
約半分である、という結果を与える。
ラフ138に一定の時間幅において単純化して示されて
いるように、バルブに対して周期的に「開」140およ
び「閉」142の指示を表す値を有している。結果とし
てバルブは「オン」すなわちバルブを通して最大流量が
流れる状態と、「オフ」すなわちバルブを通して最小の
流量が流れる状態とが周期的に得られるように燃料流を
調節する。「オン/オフ」サイクルの周期144の長さ
は燃焼器圧力値の振動の周期146の長さに実質的に等
しいことが望ましい。コントローラは好ましくは「オン
/オフ」サイクルの開始時間147を燃焼器圧力値の振
動の開始時間148に関して遅らせる、あるいは移相さ
せる。時間遅れ、または移相の大きさは燃焼器圧力振動
の強度149が最小になるように選択されてもよい。調
節は好ましくは50%のデューティサイクルを有してい
る、すなわち時間146の約50%が「オン」であり、
同じく約50%が「オフ」である。このようなデューテ
ィサイクルは、燃焼器圧力値の振動において普通である
対称性と同様な、対称性を与える。それはまたアクチュ
エータ130を通る燃料の平均流量が「オン」の流量の
約半分である、という結果を与える。
【0037】一実施例では、予備混合燃料ノズルが1個
しかない小型のバーナー(図示せず)を用いた。第一の
燃料配管104は、燃料ノズル56(図3)の5個の燃
料チューブ66の入り口84に接続され、第二の燃料配
管106は1個のチューブ66(図3)の入り口84に
接続された。アクチュエータを通る「オン」時の燃料流
量の値は、燃料チューブに供給される平均燃料流量が他
の5本の燃料チューブにそれぞれ供給される燃料流量と
実質的に等しくなるように設定された。したがって、ア
クチュエータ130からの燃料流量はノズル56への合
計燃料流量の1/6に相当した。第一の燃料配管104
はノズル56への合計燃料流量の残りの5/6を供給し
た。アクチュエータへの供給量を予備混合器への合計燃
料流量の一部のみとすることの利点は、アクチュエータ
を通る平均流量が低減されることによってアクチュエー
タの設計および製作が容易になる一方、不安定燃焼は十
分低減される、ということである。予備混合器により得
られる空気燃料比は、空間的には均一だが、時間的には
変動するよう調節されており、即ちモジュレートされて
いる。
しかない小型のバーナー(図示せず)を用いた。第一の
燃料配管104は、燃料ノズル56(図3)の5個の燃
料チューブ66の入り口84に接続され、第二の燃料配
管106は1個のチューブ66(図3)の入り口84に
接続された。アクチュエータを通る「オン」時の燃料流
量の値は、燃料チューブに供給される平均燃料流量が他
の5本の燃料チューブにそれぞれ供給される燃料流量と
実質的に等しくなるように設定された。したがって、ア
クチュエータ130からの燃料流量はノズル56への合
計燃料流量の1/6に相当した。第一の燃料配管104
はノズル56への合計燃料流量の残りの5/6を供給し
た。アクチュエータへの供給量を予備混合器への合計燃
料流量の一部のみとすることの利点は、アクチュエータ
を通る平均流量が低減されることによってアクチュエー
タの設計および製作が容易になる一方、不安定燃焼は十
分低減される、ということである。予備混合器により得
られる空気燃料比は、空間的には均一だが、時間的には
変動するよう調節されており、即ちモジュレートされて
いる。
【0038】製造使用に適したアクチュエータは、まだ
見い出されていないが、ゼネラルバルブコーポレイショ
ンのソレノイドバルブP/N9−967−901および
ソレノイドバルブ駆動器、イオタ ワンは上述の小型バ
ーナー(図示せず)を用いた実施例において適当である
ことが実証された。このソレノイドバルブはソレノイド
バルブP/N9−967−900の派生型であるが、で
きるだけ応答が早く、かつできるだけ流量を大きくする
ように特に設計されたものである。このバルブはピント
ル/オリフィス型の設計を用いている。アクチュエータ
を通る流体流の方向はバルブが「閉」から「開」に転移
するのを補助する。多くのバルブにおいて、バルブが
「開」になるのに要する時間は、バルブが「閉」になる
のに要する時間よりも、流体流の方向への依存性が高
い。バルブ駆動器はコントローラから指示信号を受け取
り、それにしたがってバルブを「開」または「閉」にす
る信号を発生する。指示信号が「開」を示したときは、
バルブ駆動器はこれに応答して初期には高電圧、例えば
300ボルトをソレノイドバルブに供給し、急速にバル
ブを「閉」から「開」の状態に転移させる。約500マ
イクロ秒の後に、電圧はソレノイドバルブを「開」位置
に維持するのに十分なだけの値に低下する。
見い出されていないが、ゼネラルバルブコーポレイショ
ンのソレノイドバルブP/N9−967−901および
ソレノイドバルブ駆動器、イオタ ワンは上述の小型バ
ーナー(図示せず)を用いた実施例において適当である
ことが実証された。このソレノイドバルブはソレノイド
バルブP/N9−967−900の派生型であるが、で
きるだけ応答が早く、かつできるだけ流量を大きくする
ように特に設計されたものである。このバルブはピント
ル/オリフィス型の設計を用いている。アクチュエータ
を通る流体流の方向はバルブが「閉」から「開」に転移
するのを補助する。多くのバルブにおいて、バルブが
「開」になるのに要する時間は、バルブが「閉」になる
のに要する時間よりも、流体流の方向への依存性が高
い。バルブ駆動器はコントローラから指示信号を受け取
り、それにしたがってバルブを「開」または「閉」にす
る信号を発生する。指示信号が「開」を示したときは、
バルブ駆動器はこれに応答して初期には高電圧、例えば
300ボルトをソレノイドバルブに供給し、急速にバル
ブを「閉」から「開」の状態に転移させる。約500マ
イクロ秒の後に、電圧はソレノイドバルブを「開」位置
に維持するのに十分なだけの値に低下する。
【0039】バーナー38への燃料流量のモジュレート
には、多くの方法でなし得る。例えば、調節された燃料
流量は、1個または2個以上の予備混合ノズルに供給さ
れてもよい。また、調節された燃料流量は各ノズルの1
個または2個以上の燃料チューブに供給されてもよい。
さらにまた、モジュレートされた燃料流量を受け取るノ
ズルの一部が、他のノズルよりも多くのモジュレートさ
れた燃料流を受け取るという構成としてもよい。
には、多くの方法でなし得る。例えば、調節された燃料
流量は、1個または2個以上の予備混合ノズルに供給さ
れてもよい。また、調節された燃料流量は各ノズルの1
個または2個以上の燃料チューブに供給されてもよい。
さらにまた、モジュレートされた燃料流量を受け取るノ
ズルの一部が、他のノズルよりも多くのモジュレートさ
れた燃料流を受け取るという構成としてもよい。
【0040】様式の如何にかかわらず、アクチュエータ
130は、所望のモジュレートされた燃料流量を、燃料
供給圧力が枯渇するような大きな圧力低下を起こすこと
なく供給するだけの容量がなければならない。もし適切
であれば、アクチュエータは複数のアクチュエータ、例
えば並列に作動する複数のソレノイドバルブであっても
よい。
130は、所望のモジュレートされた燃料流量を、燃料
供給圧力が枯渇するような大きな圧力低下を起こすこと
なく供給するだけの容量がなければならない。もし適切
であれば、アクチュエータは複数のアクチュエータ、例
えば並列に作動する複数のソレノイドバルブであっても
よい。
【0041】ある実施例においては、上述したようなソ
レノイドバルブの代わりに、自動車の燃料噴射に用いら
れるような燃料噴射器が用いられてもよい。しかしなが
ら自動車用燃料噴射器は上述したソレノイドバルブほど
大きな流量を実現することはできないので、望ましい調
節された燃料流量を得るには、複数のこのような燃料噴
射器が要求されるかもしれない。もちろん、バーナーへ
の望ましい調節された燃料流量を調節および/または供
給するために、2個以上の燃料配管が必要とされてもよ
い。
レノイドバルブの代わりに、自動車の燃料噴射に用いら
れるような燃料噴射器が用いられてもよい。しかしなが
ら自動車用燃料噴射器は上述したソレノイドバルブほど
大きな流量を実現することはできないので、望ましい調
節された燃料流量を得るには、複数のこのような燃料噴
射器が要求されるかもしれない。もちろん、バーナーへ
の望ましい調節された燃料流量を調節および/または供
給するために、2個以上の燃料配管が必要とされてもよ
い。
【0042】最良の実施形態は燃料アクチュエータとし
てソレノイドバルブを用い、「オン/オフ」調節された
燃料流量を供給しているが、適当なものであれば他のい
かなるアクチュエータおよび調節方法が用いられてもよ
く、例えばサーボバルブで波状の調節を行ってもよい
が、これに限定されるものではない。
てソレノイドバルブを用い、「オン/オフ」調節された
燃料流量を供給しているが、適当なものであれば他のい
かなるアクチュエータおよび調節方法が用いられてもよ
く、例えばサーボバルブで波状の調節を行ってもよい
が、これに限定されるものではない。
【0043】エンジンコントローラ34は、好ましく
は、プロセッサ150、メモリ152、入力/出力(I
/O)部154、およびコントローラ34の各要素への
連結158を有するバス156からなっている。メモリ
152に記憶されたプログラムは制御アルゴリズムを含
み、これはエンジンコントローラ34に指示してセンサ
信号122を処理し、燃料供給システム30への指示信
号を発生させる。I/O部154は、センサ信号の強度
をフィルタリングするためのフィルターを包含してもよ
い。このフィルターは基本的周波数範囲よりもはるかに
高い、およびはるかに低い周波数成分の強度を減衰させ
る。例えば、最良の実施形態においては、フィルターは
100ヘルツ(Hz)および300Hzの周波数におい
て−3デシベル(dB)の減衰を与えるアナログバンド
パスフィルターからなる。
は、プロセッサ150、メモリ152、入力/出力(I
/O)部154、およびコントローラ34の各要素への
連結158を有するバス156からなっている。メモリ
152に記憶されたプログラムは制御アルゴリズムを含
み、これはエンジンコントローラ34に指示してセンサ
信号122を処理し、燃料供給システム30への指示信
号を発生させる。I/O部154は、センサ信号の強度
をフィルタリングするためのフィルターを包含してもよ
い。このフィルターは基本的周波数範囲よりもはるかに
高い、およびはるかに低い周波数成分の強度を減衰させ
る。例えば、最良の実施形態においては、フィルターは
100ヘルツ(Hz)および300Hzの周波数におい
て−3デシベル(dB)の減衰を与えるアナログバンド
パスフィルターからなる。
【0044】次に図6を参照すると、参照符号170で
示される単純化されたフローチャートに、最良の実施形
態においてエンジンコントローラ34によって実行され
る、制御アルゴリズムの実行ステップを示している。こ
のアルゴリズムは、好ましくは、実質的に一定間隔を置
いて、例えば約2.5ミリ秒(msec)ごとに実行さ
れる。アルゴリズムは「開始」と表示されたステップ1
72から始まる。指示ステップ174において、アルゴ
リズムはアナログデジタル(A/D)変換器によって、
フィルタリング済みセンサ信号の強度の計測を開始し、
その時点の強度のデジタル表現を得る。
示される単純化されたフローチャートに、最良の実施形
態においてエンジンコントローラ34によって実行され
る、制御アルゴリズムの実行ステップを示している。こ
のアルゴリズムは、好ましくは、実質的に一定間隔を置
いて、例えば約2.5ミリ秒(msec)ごとに実行さ
れる。アルゴリズムは「開始」と表示されたステップ1
72から始まる。指示ステップ174において、アルゴ
リズムはアナログデジタル(A/D)変換器によって、
フィルタリング済みセンサ信号の強度の計測を開始し、
その時点の強度のデジタル表現を得る。
【0045】ステップ176、178、180において
アルゴリズムは増加方向の移相をおこなう。アルゴリズ
ムは一連の、すなわち1からNまでの、メモリロケーシ
ョンからなる移相器を用いる。これらのメモリロケーシ
ョンはメモリ部152にあり、全体としてメモリバッフ
ァーと呼ばれる。それぞれのメモリロケーションは図の
中に、ロケーション1における強度、即ち、強度
(LOCATION1)から、ロケーションNにおける強度、即ち
強度(LOCATIONn)までとして示される強度を記憶してい
る。メモリバッファーのなかのメモリロケーションの合
計数Nは、望ましい移相を与えるためのアルゴリズム実
行速度との関連で選択される。
アルゴリズムは増加方向の移相をおこなう。アルゴリズ
ムは一連の、すなわち1からNまでの、メモリロケーシ
ョンからなる移相器を用いる。これらのメモリロケーシ
ョンはメモリ部152にあり、全体としてメモリバッフ
ァーと呼ばれる。それぞれのメモリロケーションは図の
中に、ロケーション1における強度、即ち、強度
(LOCATION1)から、ロケーションNにおける強度、即ち
強度(LOCATIONn)までとして示される強度を記憶してい
る。メモリバッファーのなかのメモリロケーションの合
計数Nは、望ましい移相を与えるためのアルゴリズム実
行速度との関連で選択される。
【0046】この形式の移相器はよく知られている。ス
テップ176において、最後のメモリロケーションにあ
る強度がバッファーから移転され、その強度についての
移相が完了する。ステップ178において、それまでに
バッファーに記憶された他のすべての強度がそれぞれの
次のメモリロケーションに移転される。ステップ180
において、アルゴリズムは最も新しく測定された強度を
最初のメモリロケーションに記憶する。最良の実施形態
においては、移相の大きさはアルゴリズムを実施する前
に経験的に決められる。しかしながら、適当な移相の大
きさを決めるための他の適当な方法が用いられてもよ
く、例えば適応アルゴリズムが用いられてもよいが、こ
れに限定されるものではない。
テップ176において、最後のメモリロケーションにあ
る強度がバッファーから移転され、その強度についての
移相が完了する。ステップ178において、それまでに
バッファーに記憶された他のすべての強度がそれぞれの
次のメモリロケーションに移転される。ステップ180
において、アルゴリズムは最も新しく測定された強度を
最初のメモリロケーションに記憶する。最良の実施形態
においては、移相の大きさはアルゴリズムを実施する前
に経験的に決められる。しかしながら、適当な移相の大
きさを決めるための他の適当な方法が用いられてもよ
く、例えば適応アルゴリズムが用いられてもよいが、こ
れに限定されるものではない。
【0047】ステップ182、184、186におい
て、アルゴリズムはステップ176において最も新しく
移相が完了した強度に基づいて指示信号を発生する。ス
テップ182は強度が強度のしきい値、例えばゼロ、よ
り大きいかどうかを決定する。もしそうであれば、ステ
ップ184は「開」指令を表す値の信号を発生する。も
しそうでなければ、ステップ186は「閉」指令を表す
値の信号を発生する。ステップ184、186は、指示
信号を発生するのにデジタルアナログ変換器を用いても
よい。この信号は次いでアクチュエータ130に出力さ
れる。しきい値の強度は望ましいオン/オフのデューテ
ィサイクルが得られるように適応されてもよい。もし振
動がゼロについて対称であれば、しきい値をゼロにする
ことによってオン50%、オフ50%のデューティサイ
クルが得られる。
て、アルゴリズムはステップ176において最も新しく
移相が完了した強度に基づいて指示信号を発生する。ス
テップ182は強度が強度のしきい値、例えばゼロ、よ
り大きいかどうかを決定する。もしそうであれば、ステ
ップ184は「開」指令を表す値の信号を発生する。も
しそうでなければ、ステップ186は「閉」指令を表す
値の信号を発生する。ステップ184、186は、指示
信号を発生するのにデジタルアナログ変換器を用いても
よい。この信号は次いでアクチュエータ130に出力さ
れる。しきい値の強度は望ましいオン/オフのデューテ
ィサイクルが得られるように適応されてもよい。もし振
動がゼロについて対称であれば、しきい値をゼロにする
ことによってオン50%、オフ50%のデューティサイ
クルが得られる。
【0048】アルゴリズムはステップ180で終了す
る。ある時間にわたってアルゴリズム170が実行され
ると、ステップ174は、その時間にわたるフィルタリ
ングされたセンサ信号の強度を全体として表す、一連の
強度を生成する。ステップ174、178、180はス
テップ174で生成された各強度に時間遅れ、あるいは
移相の処理を行う。ステップ182、184、186
は、移相された強度に基づいて、全体としてその時間に
わたる一揃いの指示信号を表す、一連の指示信号値を発
生する。
る。ある時間にわたってアルゴリズム170が実行され
ると、ステップ174は、その時間にわたるフィルタリ
ングされたセンサ信号の強度を全体として表す、一連の
強度を生成する。ステップ174、178、180はス
テップ174で生成された各強度に時間遅れ、あるいは
移相の処理を行う。ステップ182、184、186
は、移相された強度に基づいて、全体としてその時間に
わたる一揃いの指示信号を表す、一連の指示信号値を発
生する。
【0049】開示された実施例におけるコントローラが
プログラムされたハードウェアからなっているのに対し
て、すなわちコンピューターによってソフトウェアを用
いて実行されているのに対して、他の形態をとることも
できる。この点は、当業者であれば容易にわかるであろ
う。他の形態とは、配線されたハードウェア構成、集積
回路形式で作られたハードウェア、ファームウェア、お
よびそれらの組み合わせである。開示された実施例は周
期的にサンプリングされた信号を用いるデジタルシステ
ムからなっているが、本発明は連続した信号を用いるア
ナログシステム、あるいはデジタルおよびアナログシス
テムの組み合わせでも実現できることは理解されるべき
である。さらにまた、最良の実施形態の制御システムは
一定のゲインと、あらかじめ設定された移相量を用いて
いるが、これは可変ゲインと可変移相量を有する適応制
御システムの使用を除外するものではない。
プログラムされたハードウェアからなっているのに対し
て、すなわちコンピューターによってソフトウェアを用
いて実行されているのに対して、他の形態をとることも
できる。この点は、当業者であれば容易にわかるであろ
う。他の形態とは、配線されたハードウェア構成、集積
回路形式で作られたハードウェア、ファームウェア、お
よびそれらの組み合わせである。開示された実施例は周
期的にサンプリングされた信号を用いるデジタルシステ
ムからなっているが、本発明は連続した信号を用いるア
ナログシステム、あるいはデジタルおよびアナログシス
テムの組み合わせでも実現できることは理解されるべき
である。さらにまた、最良の実施形態の制御システムは
一定のゲインと、あらかじめ設定された移相量を用いて
いるが、これは可変ゲインと可変移相量を有する適応制
御システムの使用を除外するものではない。
【0050】図7を参照すると、グラフ190は本発明
のもたらし得る利益の一部を図示している。グラフ19
0は、小型バーナーを用いた実施例で集められた情報を
提供する二つの曲線192、194を有している。一つ
の曲線192は本発明における燃焼器の圧力振動の強度
を図示している。他の曲線194は本発明を用いない場
合の強度を図示している。グラフ120(図5)におけ
ると同様に、グラフ190は振動の強度を、それぞれに
異なった強度を有する複数の周波数成分として示してい
る。強度は式20log(ピークからピークまでの(P
−P)強度/参照強度)を用いて求めた、参照強度に対
するdB値で表されている。二つの曲線192、194
を比較するならば、本発明が燃焼器圧力振動の強度に1
4dBの低減をもたらしたことがわかる。
のもたらし得る利益の一部を図示している。グラフ19
0は、小型バーナーを用いた実施例で集められた情報を
提供する二つの曲線192、194を有している。一つ
の曲線192は本発明における燃焼器の圧力振動の強度
を図示している。他の曲線194は本発明を用いない場
合の強度を図示している。グラフ120(図5)におけ
ると同様に、グラフ190は振動の強度を、それぞれに
異なった強度を有する複数の周波数成分として示してい
る。強度は式20log(ピークからピークまでの(P
−P)強度/参照強度)を用いて求めた、参照強度に対
するdB値で表されている。二つの曲線192、194
を比較するならば、本発明が燃焼器圧力振動の強度に1
4dBの低減をもたらしたことがわかる。
【0051】次に図8を参照すると、もう一つのグラフ
200が、本発明の他の利益の一部を示している。グラ
フ200は、小型バーナーを用いた実施例で集められた
情報を提供する二つの曲線202、204を有してい
る。一つの曲線202は、本発明において空気燃料比を
いろいろにした場合の燃焼器の圧力振動の強度を図示し
ている。他の曲線は本発明を用いない場合の、いろいろ
な比における強度を図示している。それぞれの曲線20
2、204上の点Aは、0.47という見かけ空気燃料
比に相当している(化学量論比は1.0であることに注
意せよ)。各曲線上の点Bは0.49、点Cは0.5
1、点Dは0.53、点Eは0.56にそれぞれ相当す
る。他の点206は、本発明を用いず、いろいろな流量
で口火用燃料噴射を行った場合の強度を図示している。
点206はすべて見かけ空気燃料比0.49に相当して
いる。水平の波線208は振動強度の適切な限界値を示
している。振動の強度は式20log(ピークからピー
クまでの(P−P)強度/参照強度)を用いて求めた、
参照強度に対するdB値で表されている。
200が、本発明の他の利益の一部を示している。グラ
フ200は、小型バーナーを用いた実施例で集められた
情報を提供する二つの曲線202、204を有してい
る。一つの曲線202は、本発明において空気燃料比を
いろいろにした場合の燃焼器の圧力振動の強度を図示し
ている。他の曲線は本発明を用いない場合の、いろいろ
な比における強度を図示している。それぞれの曲線20
2、204上の点Aは、0.47という見かけ空気燃料
比に相当している(化学量論比は1.0であることに注
意せよ)。各曲線上の点Bは0.49、点Cは0.5
1、点Dは0.53、点Eは0.56にそれぞれ相当す
る。他の点206は、本発明を用いず、いろいろな流量
で口火用燃料噴射を行った場合の強度を図示している。
点206はすべて見かけ空気燃料比0.49に相当して
いる。水平の波線208は振動強度の適切な限界値を示
している。振動の強度は式20log(ピークからピー
クまでの(P−P)強度/参照強度)を用いて求めた、
参照強度に対するdB値で表されている。
【0052】曲線202、204、および点204は、
またそれぞれの条件におけるNOXの生成量を示してい
る。垂直の波線210はNOX生成量の適切な限界値を
示している。
またそれぞれの条件におけるNOXの生成量を示してい
る。垂直の波線210はNOX生成量の適切な限界値を
示している。
【0053】曲線202、204を比較するならば、本
発明が空気燃料比にかかわりなく振動強度の減少をもた
らすことが分かる。またこの比較によって、本発明が振
動強度およびNOX生成量の限界値208、210を同
時に満足する成績を達成していることがわかる。
発明が空気燃料比にかかわりなく振動強度の減少をもた
らすことが分かる。またこの比較によって、本発明が振
動強度およびNOX生成量の限界値208、210を同
時に満足する成績を達成していることがわかる。
【0054】本発明によって、予備混合は燃焼器への燃
料流量の調節にとって不適切ではないことが示された。
予備混合機内の燃料の滞留時間を調節の周期より長く取
った場合でさえ、予備混合によって得られる独自の混合
が、燃料流量の調節を相殺することはない。このことは
調節される燃料流量が予備混合器への合計流量の一部、
例えば二分の一、三分の一、または六分の一であっても
あてはまる。
料流量の調節にとって不適切ではないことが示された。
予備混合機内の燃料の滞留時間を調節の周期より長く取
った場合でさえ、予備混合によって得られる独自の混合
が、燃料流量の調節を相殺することはない。このことは
調節される燃料流量が予備混合器への合計流量の一部、
例えば二分の一、三分の一、または六分の一であっても
あてはまる。
【0055】以上、本発明を要約すると、液体燃料供給
源と燃焼器とを有するシステムに用いられる装置が、燃
料アクチュエータ、コントローラ、および予備混合器を
包含する。コントローラは、アクチュエータから求めら
れる、調節動作を示す指示信号を発生する。アクチュエ
ータは液体燃料供給源から液体燃料を受け取り、指示信
号に応答して液体燃料を調節された流量で供給する。予
備混合器はアクチュエータから燃料を受け取り、燃料を
空気と混合し、混合物を燃焼器に供給する。
源と燃焼器とを有するシステムに用いられる装置が、燃
料アクチュエータ、コントローラ、および予備混合器を
包含する。コントローラは、アクチュエータから求めら
れる、調節動作を示す指示信号を発生する。アクチュエ
ータは液体燃料供給源から液体燃料を受け取り、指示信
号に応答して液体燃料を調節された流量で供給する。予
備混合器はアクチュエータから燃料を受け取り、燃料を
空気と混合し、混合物を燃焼器に供給する。
【0056】液体燃料供給源を有するガスタービン動力
プラントに用いられる装置が燃料アクチュエータ、コン
トローラ、およびガスタービンを包含する。コントロー
ラはアクチュエータから求められる、調節動作を示す指
示信号を発生する。アクチュエータは液体燃料供給源か
ら液体燃料を受け取り、指示信号に応答して液体燃料を
調節された流量で供給する。ガスタービンエンジンは予
備混合器および燃焼器を有するバーナーを包含する。予
備混合器はアクチュエータから燃料を受け取り、燃料を
空気と混合し、混合物を燃焼器に供給する。
プラントに用いられる装置が燃料アクチュエータ、コン
トローラ、およびガスタービンを包含する。コントロー
ラはアクチュエータから求められる、調節動作を示す指
示信号を発生する。アクチュエータは液体燃料供給源か
ら液体燃料を受け取り、指示信号に応答して液体燃料を
調節された流量で供給する。ガスタービンエンジンは予
備混合器および燃焼器を有するバーナーを包含する。予
備混合器はアクチュエータから燃料を受け取り、燃料を
空気と混合し、混合物を燃焼器に供給する。
【0057】本発明を最良の実施形態を参照しつつ説明
したが、この説明は限定的な意味に解釈されることを意
図したものではない。添付の請求範囲に述べられる本発
明の主旨から逸脱することなくなされ得る、最良の実施
形態の様々な変形とともに本発明の追加的な実施態様
が、本記述の参照によって当業者に明らかとなるであろ
う。すなわち、例えば、最良の実施形態は不安定燃焼を
制御するために本発明を用いることを開示しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、いかなる適当
な用途にも応用され得る。したがって、添付の請求範囲
が、本発明の真の範囲に該当するすべての変形または実
施態様を包含していると見なされるべきである。
したが、この説明は限定的な意味に解釈されることを意
図したものではない。添付の請求範囲に述べられる本発
明の主旨から逸脱することなくなされ得る、最良の実施
形態の様々な変形とともに本発明の追加的な実施態様
が、本記述の参照によって当業者に明らかとなるであろ
う。すなわち、例えば、最良の実施形態は不安定燃焼を
制御するために本発明を用いることを開示しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、いかなる適当
な用途にも応用され得る。したがって、添付の請求範囲
が、本発明の真の範囲に該当するすべての変形または実
施態様を包含していると見なされるべきである。
【図1】本発明が使用され得る、ガスタービン動力プラ
ントの単純化された概念図である。
ントの単純化された概念図である。
【図2】予備混合燃料ノズルの一部側面図、一部断面図
および本発明の最良の実施形態において使用される液体
燃料アクチュエータ、コントローラ、およびセンサの単
純化された概念図である。
および本発明の最良の実施形態において使用される液体
燃料アクチュエータ、コントローラ、およびセンサの単
純化された概念図である。
【図3】図2の予備混合燃料ノズルの、3−3方向の断
面図である。
面図である。
【図4】典型的な不安定燃焼時における燃焼器圧力変動
の強度を示すグラフである。
の強度を示すグラフである。
【図5】典型的な不安定燃焼時における燃焼器圧力変動
の強度を示すもう一つのグラフである。
の強度を示すもう一つのグラフである。
【図6】本発明の最良の実施形態において用いられる制
御アルゴリズムの単純化されたフローチャートである。
御アルゴリズムの単純化されたフローチャートである。
【図7】本発明を用いる場合と用いない場合の、燃焼器
内の圧力振動の強度を示すグラフである。
内の圧力振動の強度を示すグラフである。
【図8】本発明を用いる場合と用いない場合の、燃焼器
内の圧力振動の強度とNOX生成量を示すグラフであ
る。
内の圧力振動の強度とNOX生成量を示すグラフであ
る。
20…ガスタービン動力プラント 22…ガスタービンエンジン 26…動力タービンおよび発電機 30…燃料供給システム 34…エンジンコントローラ 36…圧縮機 38…バーナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルド エイ.ペラッチオ アメリカ合衆国,コネチカット,サウス ウインザー,フェアヴュー ドライヴ 102 (72)発明者 クラス エイ.ジャコブソン アメリカ合衆国,コネチカット,トルラン ド,メットカルフ ロード 138 (72)発明者 ナンシー メアリー レイ アメリカ合衆国,コネチカット,グラスト ンベリー,ブルー ヒルズ トレイル 57
Claims (31)
- 【請求項1】 液体燃料供給源と、液体燃料と空気の混
合物を燃やす燃焼器と、を有するシステム用の装置であ
って、 液体燃料供給源から液体燃料を受け取り、指示信号に応
答して、液体燃料を、その流量が変動するように調節し
て供給する燃料アクチュエータと、 前記変動するよう調節された流量に対応する前記指示信
号を発生するコントローラと、 前記燃料アクチュエータから前記変動するよう調節され
た液体燃料流量を受け取り、液体燃料を空気と混合し
て、液体燃料と空気の混合物を燃焼器に供給する予備混
合器と、からなる装置。 - 【請求項2】 前記変動するよう調節された流量は、周
期を有し、前記予備混合器が混合室を有し、かつ前記混
合室中の燃料の滞留時間が、前記調節された流量の周期
と少なくとも同じオーダーの値である、請求項1記載の
装置。 - 【請求項3】 前記予備混合器が混合室を有し、前記混
合室中の燃料の滞留時間が、少なくとも約4ミリ秒であ
る、請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 予備混合器への燃料流の一部のみがアク
チュエータによって予備混合器へ供給され、燃料流の他
の部分は準定常流をなす、請求項1記載の装置。 - 【請求項5】 システムがさらにセンサを包含し、該セ
ンサが燃焼器内の圧力値の振動を示すセンサ信号を供給
し、前記コントローラが前記センサ信号に応答して指示
信号を供給し、燃焼器内の前記混合物の燃焼が前記振動
の強度の低下をもたらす、請求項1記載の装置。 - 【請求項6】 前記調節された流量が周期を有し、前記
予備混合器が混合室を有し、かつ前記混合室中の燃料の
滞留時間が、前記変動するよう調節された流量の周期と
少なくとも同じ位数の値である、請求項5記載の装置。 - 【請求項7】 前記予備混合器が混合室を有し、前記混
合室中の燃料の滞留時間が、少なくとも約4ミリ秒であ
る、請求項5記載の装置。 - 【請求項8】 アクチュエータによって予備混合器へ供
給される燃料が予備混合器への燃料流の一部のみをな
し、燃料流の他の部分は準定常流をなす、請求項5記載
の装置。 - 【請求項9】 前記予備混合器が混合室を有し、前記混
合室中の燃料の滞留時間が、少なくとも約4ミリ秒であ
り、かつ、予備混合器への燃料流の一部のみがアクチュ
エータから予備混合器へ供給され、燃料流の他の部分は
準定常流をなす、請求項5記載の装置。 - 【請求項10】 システムがガスタービンエンジンであ
る、請求項1記載の装置。 - 【請求項11】 前記調節された燃料流の平均流量が燃
焼器への全流量の約0.001から約0.33倍の範囲
である、請求項1記載の装置。 - 【請求項12】 前記調節された燃料流の平均流量が燃
焼器への全流量の約0.01から約0.16倍の範囲で
ある、請求項1記載の装置。 - 【請求項13】 混合物の見かけ空気燃料比が約0.4
から約0.6の範囲である、請求項1記載の装置。 - 【請求項14】 前記コントローラは、 前記センサ信号を測定して、燃焼器内の圧力値を示す測
定された信号を発生する手段と、 前記測定された信号から移相された信号を生成する手段
と、 前記移相された信号から指示信号を発生する手段とを有
する請求項1記載の装置。 - 【請求項15】 液体燃料供給源を有するガスタービン
動力プラントのための装置であり、 液体燃料を液体燃料供給源から受け取り、指示信号に応
答して、液体燃料を調節された流量で供給する燃料アク
チュエータと、 前記調節された流量に対応する指示信号を発生するコン
トローラと、 圧縮機、バーナー、およびタービンを有するガスタービ
ンエンジンと、からなり、前記バーナーが予備混合器お
よび燃焼器を有し、前記予備混合器が前記圧縮機からの
圧縮空気を受け取り、これを前記燃料アクチュエータか
らの変動するよう調節された燃料流と混合して燃料と空
気の混合物を生成し、前記燃焼器が前記燃料と空気の混
合物を受け取って燃焼し、前記タービンが前記燃焼生成
物を受け取る、ガスタービン動力プラントのための装
置。 - 【請求項16】 前記変動するようするよう調節された
流量が周期を有し、前記予備混合器が混合室を有し、か
つ前記混合室中の燃料の滞留時間が、前記調節された流
量の周期と少なくとも同じオーダーの値である、請求項
15記載の装置。 - 【請求項17】 前記予備混合器が混合室を有し、前記
混合室中の燃料の滞留時間が、少なくとも約4ミリ秒で
ある、請求項15記載の装置。 - 【請求項18】 アクチュエータによって予備混合器へ
供給される燃料が予備混合器への燃料流の一部のみをな
し、燃料流の他の部分は準定常流をなす、請求項15記
載の装置。 - 【請求項19】 システムはさらにセンサを包含し、該
センサが燃焼器内の圧力値の振動を示すセンサ信号を供
給し、前記コントローラが前記センサ信号に応答して指
示信号を供給し、かつ燃焼器内の前記混合物の燃焼が前
記振動の強度の低下をもたらす、請求項15記載の装
置。 - 【請求項20】 前記調節された流量が周期を有し、前
記予備混合器が混合室を有し、かつ前記混合室中の燃料
の滞留時間が、前記調節された流量の周期と少なくとも
同じオーダーの値である、請求項19記載の装置。 - 【請求項21】 前記予備混合器が混合室を有し、前記
混合室中の燃料の滞留時間が、少なくとも約4ミリ秒で
ある、請求項19記載の装置。 - 【請求項22】 アクチュエータから予備混合器へ供給
される燃料が予備混合器への燃料流の一部のみをなし、
燃料流の他の部分は準定常流をなす、請求項19記載の
装置。 - 【請求項23】 前記予備混合器が混合室を有し、前記
混合室中の燃料の滞留時間が、少なくとも約4ミリ秒で
あり、かつアクチュエータによって予備混合器へ供給さ
れる燃料が予備混合器への燃料流の一部のみをなし、燃
料流の他の部分は準定常流をなす、請求項19記載の装
置。 - 【請求項24】 前記調節された燃料流の平均流量が燃
焼器への全流量の約0.001から約0.33倍の範囲
である、請求項15記載の装置。 - 【請求項25】 前記調節された燃料流の平均流量が燃
焼器への全流量の約0.01から約0.16倍の範囲で
ある、請求項15記載の装置。 - 【請求項26】 混合物の見かけ空気燃料比が約0.4
から約0.6の範囲である、請求項15記載の装置。 - 【請求項27】 燃料アクチュエータを有するシステム
に用いられるコントローラであり、前記アクチュエータ
が液体燃料と指示信号を受け取り、指示信号に応答して
液体燃料を、その流量が変動するよう調節された流量で
供給し、システムはさらに予備混合器を有し、該予備混
合器が燃料アクチュエータから、前記変動するよう調節
された燃料流を受け取り、液体燃料を空気と混合し、液
体燃料と空気の混合物を燃焼器に供給するものであっ
て、前記コントローラは、 液体燃料が前記変動するよう調節された流量で供給する
ために燃料アクチュエータから求められる調節動作を決
定する手段と、 前記アクチュエータから求められる前記調節動作を示す
指示信号を発生する手段とを有する、燃料アクチュエー
タを有するシステムに用いられるコントローラ。 - 【請求項28】 システムはさらにセンサを包含し、該
センサが燃焼器内の圧力値の振動を示すセンサ信号を供
給し、前記コントローラが前記センサ信号に応答して指
示信号を供給し、かつ前記決定手段が前記センサ信号に
応答して、求められる調節動作を決定し、燃焼器内の前
記混合物の燃焼が前記振動の強度の低下をもたらす、請
求項27記載のコントローラ。 - 【請求項29】 前記決定手段は、 前記センサ信号を測定して、燃焼器内の圧力値を示す測
定された信号を発生する手段と、 前記測定された信号から移相された信号を生成する手段
とを有する請求項28記載のコントローラ。 - 【請求項30】 前記指示信号を発生する前記手段は、
前記移相された信号を受け取って、この信号から指示信
号を発生する手段を有する、請求項29記載のコントロ
ーラ。 - 【請求項31】 前記移相された信号を受け取って、こ
の信号から指示信号を発生する手段は、前記移相された
信号をしきい値と比較し、その結果によって開指令また
は閉指令を表す値の指示信号を発生する手段を有する、
請求項30記載のコントローラ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US99670697A | 1997-12-23 | 1997-12-23 | |
US08/996706 | 1997-12-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11257646A true JPH11257646A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=25543207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10366541A Pending JPH11257646A (ja) | 1997-12-23 | 1998-12-24 | 液体燃料供給源と燃焼器とを有するシステム用の装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0926325A3 (ja) |
JP (1) | JPH11257646A (ja) |
KR (1) | KR19990063325A (ja) |
CN (1) | CN1231394A (ja) |
BR (1) | BR9805618A (ja) |
CA (1) | CA2257055A1 (ja) |
CO (1) | CO4850599A1 (ja) |
PE (1) | PE60799A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003065078A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービン用燃焼器の燃焼振動監視装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7775052B2 (en) | 2004-05-07 | 2010-08-17 | Delavan Inc | Active combustion control system for gas turbine engines |
US7337057B2 (en) * | 2004-05-28 | 2008-02-26 | General Electric Company | Methods and apparatus for predicting and/or for avoiding lean blow-outs |
US7665305B2 (en) | 2005-12-29 | 2010-02-23 | Delavan Inc | Valve assembly for modulating fuel flow to a gas turbine engine |
US8162287B2 (en) | 2005-12-29 | 2012-04-24 | Delavan Inc | Valve assembly for modulating fuel flow to a gas turbine engine |
US8239114B2 (en) * | 2008-02-12 | 2012-08-07 | Delavan Inc | Methods and systems for modulating fuel flow for gas turbine engines |
US8200410B2 (en) | 2008-03-12 | 2012-06-12 | Delavan Inc | Active pattern factor control for gas turbine engines |
US8434310B2 (en) | 2009-12-03 | 2013-05-07 | Delavan Inc | Trim valves for modulating fluid flow |
US11015808B2 (en) | 2011-12-13 | 2021-05-25 | General Electric Company | Aerodynamically enhanced premixer with purge slots for reduced emissions |
US20130239543A1 (en) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | Solar Turbine Incorporated | Gas turbine engine control system with gas monitor |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2765618A (en) * | 1952-04-02 | 1956-10-09 | Robert E Houle | Fuel feeding to resonance type jet propulsion engines |
FR2645247B2 (fr) | 1988-06-22 | 1991-06-07 | Centre Nat Rech Scient | Procede et dispositif de controle actif des instabilites de combustion |
EP0428373A3 (en) * | 1989-11-13 | 1991-08-28 | Control Techtronics, Inc. | Acoustical burner control system and method |
IT222407Z2 (it) | 1989-11-29 | 1995-04-01 | Zanussi Elettromecc | Valvola perfezionata per compressori frigoriferi |
WO1993010401A1 (de) * | 1991-11-15 | 1993-05-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Einrichtung zur unterdrückung von verbrennungsschwingungen in einer brennkammer einer gasturbinenanlage |
US5263325A (en) | 1991-12-16 | 1993-11-23 | United Technologies Corporation | Low NOx combustion |
KR0130635B1 (ko) | 1992-10-14 | 1998-04-09 | 모리시타 요이찌 | 연소 장치의 적응 소음 시스템 |
US5349811A (en) | 1992-12-16 | 1994-09-27 | Avco Corporation | Pulsed fuel injection system for reducing NOx emissions |
US5461865A (en) | 1994-02-24 | 1995-10-31 | United Technologies Corporation | Tangential entry fuel nozzle |
US5479773A (en) | 1994-10-13 | 1996-01-02 | United Technologies Corporation | Tangential air entry fuel nozzle |
US5575144A (en) | 1994-11-28 | 1996-11-19 | General Electric Company | System and method for actively controlling pressure pulses in a gas turbine engine combustor |
CA2187255A1 (en) * | 1995-10-13 | 1997-04-14 | Randall S. Gemmen | Combustor oscillating pressure stabilization and method |
-
1998
- 1998-12-14 EP EP98310232A patent/EP0926325A3/en not_active Withdrawn
- 1998-12-21 PE PE1998001259A patent/PE60799A1/es not_active Application Discontinuation
- 1998-12-22 CA CA002257055A patent/CA2257055A1/en not_active Abandoned
- 1998-12-22 CN CN98125780A patent/CN1231394A/zh active Pending
- 1998-12-22 KR KR1019980057330A patent/KR19990063325A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-12-22 BR BR9805618-2A patent/BR9805618A/pt not_active Application Discontinuation
- 1998-12-23 CO CO98076413A patent/CO4850599A1/es unknown
- 1998-12-24 JP JP10366541A patent/JPH11257646A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003065078A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービン用燃焼器の燃焼振動監視装置 |
JP4633976B2 (ja) * | 2001-08-24 | 2011-02-16 | 三菱重工業株式会社 | ガスタービン用燃焼器の燃焼振動監視装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CO4850599A1 (es) | 1999-10-26 |
CN1231394A (zh) | 1999-10-13 |
KR19990063325A (ko) | 1999-07-26 |
EP0926325A2 (en) | 1999-06-30 |
PE60799A1 (es) | 1999-07-16 |
EP0926325A3 (en) | 2001-04-25 |
CA2257055A1 (en) | 1999-06-23 |
BR9805618A (pt) | 2001-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6560967B1 (en) | Method and apparatus for use with a gas fueled combustor | |
US5428951A (en) | Method and apparatus for active control of combustion devices | |
US8028512B2 (en) | Active combustion control for a turbine engine | |
US6092362A (en) | Gas-turbine combustor with load-responsive premix burners | |
EP0509496B1 (en) | A control apparatus and a control method of a gas turbine combustor | |
US20070128564A1 (en) | Burner | |
US7568349B2 (en) | Method for controlling combustion device dynamics | |
EP1906093A2 (en) | Method for control of thermoacoustic instabilities in a combustor | |
JPH11257646A (ja) | 液体燃料供給源と燃焼器とを有するシステム用の装置 | |
Richards et al. | Control of flame oscillations with equivalence ratio modulation | |
JP5808296B2 (ja) | 燃焼装置を運転する方法及び該方法を実施するための燃焼装置 | |
JPH04121425A (ja) | 燃焼に起因する不安定を抑制する能動制御装置 | |
JPH0461169B2 (ja) | ||
JP3040653B2 (ja) | 燃焼振動防止装置 | |
Murugappan et al. | Extremum-seeking adaptive controller for swirl-stabilized spray combustion | |
US7549857B2 (en) | Method and device for affecting thermoacoustic oscillations in combustion systems | |
JPS62255538A (ja) | ガスタ−ビン制御装置 | |
JP3453973B2 (ja) | 予混合燃焼装置の制御方法 | |
JPS6267241A (ja) | ガスタ−ビン制御装置 | |
JPH1089613A (ja) | 火力発電プラントにおけるバーナ点消火時の蒸気温度制御方法及び装置 | |
JPH0933010A (ja) | ガスタービン燃焼器およびその予混合燃料制御方法 | |
Hines | Characteristics of Active Combustion Control for Liquid-Fuel Systems with Proportional Primary Fuel Modulation | |
Yi et al. | Characteristics and Control of an Unstable Liquid-Fueled Multi-Swirling Combustor | |
JPH06100335B2 (ja) | 燃焼制御装置 | |
JPH07301129A (ja) | ガスタービン燃焼装置およびその制御方法 |