JPH11257394A - 皿ばね装置および皿ばね - Google Patents

皿ばね装置および皿ばね

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JPH11257394A
JPH11257394A JP8265298A JP8265298A JPH11257394A JP H11257394 A JPH11257394 A JP H11257394A JP 8265298 A JP8265298 A JP 8265298A JP 8265298 A JP8265298 A JP 8265298A JP H11257394 A JPH11257394 A JP H11257394A
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JP
Japan
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disc spring
disc
central axis
hole
springs
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JP8265298A
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Hideo Tamamori
秀男 玉森
Takashi Okada
尊 岡田
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Nabco Ltd
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Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】余分な部品を用いずに、皿ばねの径方向の位置
ずれを有効になくし、また、それによって、応力集中を
低減して耐久性を向上する。 【解決手段】複数枚の皿ばね201〜204を、中心の
孔205を整列させ中心軸線に沿うように直列に並べた
皿ばね群20として用いる。隣り合う皿ばねの表裏は逆
である。また、各皿ばね201〜204は、弾性変形に
伴って径の大きさを変えるので、ガイド50によって径
方向の位置ずれを防ぐ。隣り合う皿ばねは、丸みを付け
たコーナ部と、平坦な支持面260とで互いに接触し合
うようにする。特に、支持面260について、皿ばね群
20に標準荷重がかかるとき、孔205の軸線の方向に
対しほぼ直交するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、皿ばねの複数枚
を利用して防振や緩衝の機能を得るための皿ばね装置、
およびそうした装置に好適な皿ばねに関する。
【0002】
【発明の背景】皿ばねは、皿形で中心に孔がある機械部
品である。この皿ばねは1枚で利用されることもある
が、通常は、その複数枚を、各孔を整列させ中心軸線に
沿うように直列に並べた皿ばね群として利用される。皿
ばねは、各種の工作機械や車両等において防振や緩衝の
ために利用されるだけでなく、ばね部材として、その用
途は広い。特に、皿ばねは、他のばね部材に比べて、限
られたスペースの中で有効に必要とするばね定数を得る
ことができるため、取付けスペースの点で有利である。
【0003】
【発明の解決すべき課題】このような皿ばねを皿ばね群
として利用する皿ばね装置の場合、皿ばね群の各皿ばね
の径方向の位置ずれが問題となる。なぜなら、皿ばね
は、弾性変形に伴って、必然的に径の大きさを変えるか
らである。皿ばねの互いに接触し合う部分に位置ずれが
生じると、それに起因して皿ばねが一周にわたる線接触
の状態から部分的な2点接触状態となり、応力集中が生
じて破損の原因となりかねない。そこで、皿ばね装置に
ついては、互いに隣り合う皿ばね相互の位置ずれを防止
することが要望される。
【0004】そうした要望に応える技術の一つとして、
実開昭60−169430号の公報は、隣り合う皿ばね
の間にリング状のプレートを介在させる第1の技術を明
らかにしている。しかし、この第1の技術では、リング
状のプレートという余分な部品が必要であるだけでな
く、ばねの特性の上でも少し難点がある。すなわち、リ
ング状のプレートは、変形に伴う皿ばねの径方向の移動
に追随しないため、皿ばねとプレートとの間に摩擦(ヒ
ステリシス)が生じ、ばね力の損失を来してしまう。
【0005】また、別の実開平7−28246号の公報
は、自由時と圧縮時(つまり、弾性変形する前と後)と
における皿ばねの径の大きさの変動をなくすため、皿ば
ねの外周面と孔のある内周面との少なくとも一方を断面
円弧形状にする第2の技術を示している。この第2の技
術は、皿ばね群の各皿ばねが、皿ばねの外周あるいは中
心の孔の内周の少なくとも一方をガイドすることによっ
て、径方向の位置ずれを防ぐようになっていることを利
用している。しかし、この第2の技術は、皿ばねの径の
大きさの変化を小さくすることはできるが、隣り合う皿
ばねの互いに接触し合う部分の応力集中をなくすことに
ついては、具体的な内容を何も示していない。
【0006】その点、実公昭56−38274号の公報
は、余分な部品を用いずに、皿ばね自体の形状を特定す
ることによって、皿ばねの摩耗および応力集中を低減す
る第3の技術を示している。第3の技術の中には、互い
に接触し合う部分を平坦面にすること(同公報の第2図
および第3図)、応力の大きな内径側の接触部を平坦面
にすること(同公報の第4図)、あるいは、皿ばねの内
径側および外形側の各端縁を皿ばねの厚さのほぼ1/2
の大きさを半径とした断面半円形状にすること(同公報
の第4図)など、いくつかの技術事項が明らかになって
いる。しかし、この第3の技術は、皿ばねが径の大きさ
を変えることを考慮しているわけではなく、また、実際
上、たとえば平坦面同士といっても、変形のない自由時
に平坦面と平坦面とが接触し合ってはいるが、圧縮によ
る変形時には、平坦面同士の接触が角部同士の接触とな
ったり、接触する少なくとも一方が角部となる接触とな
ってしまう。
【0007】この発明は、以上の検討の結果、さらに
は、皿ばね装置の耐久性試験の結果を考慮してなされた
ものである。その主な目的は、余分な部品を用いずに、
皿ばねの径方向の位置ずれを有効になくすことであり、
また、それによって、応力集中を低減して耐久性の向上
を図る。さらに、この発明は、皿ばねを用いる利点、つ
まり、限られた取付けスペースの中で、必要とされるば
ね定数を得ることができるという利点を有効に生かすこ
とができる技術を提供することをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明でも、複数枚の
皿ばねを、中心の孔を整列させ中心軸線に沿うように直
列に並べた形態で用いる。皿ばねの枚数自体は、必要と
するばね定数に応じて適当な数に設定することができ
る。また、中心軸線上、両端部に位置する各皿ばねを同
様に支持するためには、偶数枚が望ましいが、奇数枚に
することもできる。この発明による皿ばね装置は、皿ば
ね群の支持の仕方に特徴がある。その特徴は、基本的に
次のA〜Cにまとめることができる。A 皿ばね群の互
いに隣り合う第1および第2の皿ばねは、中心軸線上、
表裏の面が互いに反対であり、その表裏の面の一部が、
中心の孔に近い内側の部分あるいは孔から離れた外側の
部分で互いに接触する。B 皿ばね群が弾性変形すると
き、皿ばねの外周あるいは中心の孔の内周の少なくとも
一方をガイドすることによって、皿ばねの径方向の位置
ずれを防ぐ。C 互いに隣り合う第1および第2の皿ば
ねの互いの接触する部分は、第1および第2の一方の皿
ばねの丸みを付けたコーナ部と、第1および第2の他方
の皿ばねの平坦な支持面とが接触し合う構成であり、そ
の支持面は、皿ばね装置に標準荷重がかかるとき、中心
軸線の方向に対しほぼ直交する。これらの特徴の中で、
AおよびBの内容は、複数枚の皿ばねを含むこの種の皿
ばね装置に対して、一般的に求められる条件である。し
たがって、この発明の本来的な特徴は、Cの点にあると
いうことができる。
【0009】特徴Cは、2つの内容を含む。一つは、互
いに隣り合う皿ばね同士の接触構造として、一方の皿ば
ねの丸みの部分と、他方の皿ばねの平坦な支持面とが接
触する態様を採用したことである。この接触構造は、各
種の試行錯誤による実験、および耐久性試験の結果に基
づいて採用したものであり、皿ばねの摩耗および損傷が
最も少ない態様である。また、もう一つは、平坦な支持
面が、皿ばね装置に標準荷重がかかるとき、中心軸線の
方向に対しほぼ直交するようになっていることである。
標準荷重とは、予め定められた標準的な負荷荷重のこと
であり、たとえば、車両でいえば、乗車率が50%のと
きの荷重である。それにより、平坦な支持面は、標準荷
重の下で、接触相手側の丸みの部分に対して平面として
機能する。そうした接触関係は、皿ばねの変形(たわ
み)があっても、接触する部分が相対的に径方向に移動
することを最小にする。
【0010】通例、皿ばねのリング形状の表裏の面は、
中心軸線に直交する面に対し、角度θだけ傾斜してい
る。その角度θとの関係からすると、平坦な支持面の傾
斜は、角度θの1/2の大きさにするのが好ましい。そ
の1/2の大きさは、皿ばね装置に荷重がかからない自
由時と、最大荷重がかかる最大圧縮時との間の中間にお
ける傾斜である。他方、平坦な支持面に接触する丸みの
部分については、たとえばR1〜R2ぐらいの一般的な
断面円弧形状にすれば良い。
【0011】また、皿ばね群の両端部に位置する皿ばね
と、それを支持する支持体との関係については、中心の
孔に近い内側の部分をそれぞれ支持するようにするのが
好ましい。皿ばねの径方向の内側の部分で支持すれば、
径方向の外側の部分で支持する場合に比べて皿ばねの破
損が少なくなるからである。皿ばねを径方向の外側で支
持した場合、皿ばねの支持部分には弾性変形に伴う径方
向の移動によって、径方向に延びるキズが発生するおそ
れがある。その点は、径方向の内側の部分で支持する場
合も同様である。しかし、径方向の外側の部分で支持す
る場合には、弾性変形時、皿ばねの周方向に引っ張り応
力を生じる。この引っ張り応力は、前記の径方向に延び
るキズに対して直交し、そのキズを拡げるように作用
し、皿ばねの破損を招きやすい。それに対し、皿ばねの
径方向の内側には、周方向の圧縮応力が生じるので、キ
ズを拡げる作用がないのである。
【0012】さらに、支持体に支持される皿ばねには、
支持部に応力が集中するので、その応力を低減すること
が望まれる。そのため、皿ばねの支持部(好ましくは、
径方向の内側の部分)を、皿ばねの厚さと同等あるいは
それ以上の大きさの半径をもった断面円弧形状にするの
が良い。また、皿ばねは、応力集中を避けるため、外周
部分の角部および中心の孔の開口部分の角部に丸みをも
たせるのが良い。
【0013】別の観点から見ると、この発明の皿ばね装
置は、皿ばねの径方向の位置ずれを防止するためのガイ
ド手段にも特徴を見い出すことができる。すなわち、そ
のガイド手段は、皿ばねの外周あるいは中心の孔の内周
の側面を、中心軸線に平行するガイド面でガイドする構
成であり、しかも、皿ばねの外周あるいは孔の内周の側
面は、断面円弧形状の面部分と、その面部分に連続する
平坦面とからなり、その平坦面が中心軸線に対し、角度
θだけ傾斜している。ただし、この角度θは、皿ばね装
置に荷重がかからないとき、皿ばねの表裏の面が、中心
軸線に直交する面に対し傾斜する角度の大きさである。
このような特徴をもつガイド手段によれば、皿ばねの変
形に伴う径方向の位置ずれを低減することができるとい
う利点に加え、皿ばねの支持部あるいは接触部の間の距
離を大きくすることができ、有効にばね定数を得ること
ができるという利点を生み出す。なおまた、この発明の
皿ばね装置は、皿ばね自体の特徴の面から把握すること
もできることは勿論である。
【0014】
【実施例】図1は、皿ばね装置の全体を明らかにするた
めの断面構造図である。皿ばね装置10は、複数枚(こ
こでは、4枚)の皿ばねを含む皿ばね群20と、その皿
ばね群20に荷重を加える第1および第2の支持体3
1,32と、皿ばね群20の内周をガイドするガイド手
段50とを備える。皿ばね群20の4枚の皿ばね20
1,202,203,204は、支持体31,32が支
持する部分、および隣り合うもの同士が接触する部分な
どの一部が互いに少し異なる。その点は、それらの皿ば
ね201〜204を個々に示す図2〜図5を参照しなが
ら、後で詳しく説明する。
【0015】4枚の皿ばね201〜204は、皿形で中
心に孔205をもつ点で共通している。それらの皿ばね
201〜204は、孔205を整列させ中心軸線に沿う
ように直列に並んでいる。その場合、互いに隣り合う皿
ばね201と202、202と203、203と204
は、それぞれ表裏を逆にしている。そこで、皿ばね20
1と202とは、孔205から離れた外側の部分で、皿
ばね202と203とは、孔205に近い内側の部分
で、また、皿ばね203と204とは、孔205から離
れた外側の部分で、それぞれ接触している。
【0016】第1および第2の支持体31,32は、皿
ばね群20の両端部に位置する皿ばね201,204を
支持しつつ、皿ばね群20に外部からの荷重を加える部
材である。第1の支持体31は、図1の中で下方に示す
部材であり、リング形のばね受け押さえ311と、座金
313wを含むばね受け313とからなる。また、第2
の支持体32は、図1の中で上方に位置し、リング形の
ばね受け押さえ322と、座金324wを含むばね受け
324とからなる。それらの第1の支持体31の各部品
の内周および第2の支持体32のばね受け324の内周
とにわたって、ガイド手段50が配置されている。ガイ
ド手段50は、ガイド部材530と、ガイド部材530
の外周にはまり合ったブッシュ540と、ブッシュ54
0およびガイド部材530の上部に位置し、ブッシュ5
40をガイド部材530に一体に結合するためのブッシ
ュ押さえ550とからなる。ブッシュ押さえ550と第
2の支持体32のばね受け押さえ322との間のスペー
スは、皿ばね群20の各皿ばね201〜204が弾性変
形するときの逃げの空間である。
【0017】さて、図2〜図5は、各皿ばね201〜2
04の断面構造について、(1)には全体図、また、
(2)には、(1)の中にPで示す部分の拡大図をそれ
ぞれ示している。各皿ばね201〜204は、厚さ8〜
10mmのばね鋼からなり、外径が180〜200m
m、中心の孔215の内径が120〜140mmであ
る。また、各皿ばね201〜204の表裏は、荷重のか
からない自由時において、中心軸線に直交する面に対
し、それぞれ9〜10°ほどの角度(つまり、角度θ)
だけ傾斜している。
【0018】ここで、隣り合う皿ばねについて、互いに
接触する部分に注目されたい。隣り合う一方の皿ばね2
02,204は、面取りによる丸み(R1.5程度)を
もつのに対し、他方の皿ばね201,203は、面取り
の部分(R0.5程度)に続く部分が平坦な支持面26
0となり、その支持面260は前記した角度θだけ傾斜
した表裏の面に連続している。平坦な支持面260は、
皿ばねの径方向に3〜5mmほどの大きさであり、その
傾斜は、前記した中心軸線に直交する面に対し、角度θ
の1/2の大きさ、つまり、4.5〜5°ほどである。
平坦な支持面260の径方向の大きさは、皿ばね201
〜204が弾性変形するとき、互いに隣り合う皿ばね同
士の径方向の位置ずれの大きさを吸収しうるに足りる長
さである。ガイド手段50があるために、皿ばね同士の
径方向の位置ずれはわずかである。その上、この発明で
は、平坦な支持面260と丸みをもった部分との接触構
造とし、特に、平坦な支持面260が標準荷重の下で、
中心軸線に直交し水平になるように設定しているため、
皿ばね同士が接触する部分の応力の集中を有効に緩和す
ることができる。
【0019】また、ガイド手段50は、各皿ばね201
〜204の孔205の内周の側面をガイドするが、この
発明では、その側面の部分を、断面円弧形状(たとえば
R15程度の円弧)の面部分270と、その面部分27
0に連続する特定の平坦面280とによって構成してい
る。内周の平坦面280は、中心軸線に対し傾斜する角
度が前記の角度θと同じである。この特定の平坦面28
0は、皿ばねの支持部あるいは接触部をリング形の部分
のより内側(断面においてより外方側)に位置させてい
る。それによって、皿ばねの支持部あるいは接触部の間
の距離を大きくすることができ、有効にばね定数を得る
ことができる。さらにまた、各皿ばね201〜204
は、変形に伴って径を増大するため、外周部分にも同じ
大きさの角度θをもつ別の平坦面290によって、その
変化する最大値を小さくするようにしている。なお、外
周部分の平坦面290に連続する部分は、自由時におい
て中心軸線に平行する面とし、機械加工のために利用す
る。
【0020】なおまた、第1および第2の支持体31,
32に当たる皿ばね201,204には、たとえばR1
0程度の断面円弧形状の部分201a,204aを設け
ている。それらの各部分201a,204aは、各支持
体31,32との接触に伴う応力集中を低減する上で有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である皿ばね装置の全体的
な断面図である。
【図2】皿ばねの一つを示す断面図である。
【図3】図2に示す皿ばねに隣り合う皿ばねの断面図で
ある。
【図4】図3に示す皿ばねに隣り合う皿ばねの断面図で
ある。
【図5】図4に示す皿ばねに隣り合う皿ばねの断面図で
ある。
【符号の説明】
10 皿ばね装置 20 皿ばね群 31 第1の支持体 32 第2の支持体 201〜204 皿ばね 205 孔 50 ガイド手段 260 平坦な支持面 270 円弧形状の面部分 280 内周の平坦面 201a,204a 支持体に当たる断面円弧形状の部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皿形で中心に孔がある皿ばねの複数枚
    を、前記孔を整列させ中心軸線に沿うように直列に並べ
    た皿ばね群と、前記中心軸線上、皿ばね群の両端部に位
    置する皿ばねの各端をそれぞれ支持する第1および第2
    の支持体とを備え、それら第1および第2の支持体の間
    に加わる荷重を前記皿ばね群の弾性変形を利用して支持
    する皿ばね装置において、前記皿ばね群の皿ばねを次の
    A〜Cの条件の下で支持することを特徴とする皿ばね装
    置。A 前記皿ばね群の互いに隣り合う第1および第2
    の皿ばねは、前記中心軸線上、表裏の面が互いに反対で
    あり、その表裏の面の一部が、前記孔に近い内側の部分
    あるいは前記孔から離れた外側の部分で互いに接触す
    る。B 前記皿ばね群が弾性変形するとき、前記皿ばね
    の外周あるいは前記孔の内周の少なくとも一方をガイド
    することによって、前記皿ばねの径方向の位置ずれを防
    ぐ。C 前記互いに隣り合う第1および第2の皿ばねの
    互いの接触する部分は、前記第1および第2の一方の皿
    ばねの丸みを付けたコーナ部と、前記第1および第2の
    他方の皿ばねの平坦な支持面とが接触し合う構成であ
    り、前記支持面は、皿ばね装置に標準荷重がかかると
    き、前記中心軸線の方向に対しほぼ直交する。
  2. 【請求項2】 前記皿ばね装置に荷重がかからないと
    き、前記皿ばねの表裏の面は、前記中心軸線に直交する
    面に対し、角度θだけ傾斜しており、しかも、前記平坦
    な支持面がその角度θの1/2の大きさの傾斜である、
    請求項1の皿ばね装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の支持体は、前記皿
    ばねの前記孔に近い内側の部分をそれぞれ支持する、請
    求項1あるいは2の皿ばね装置。
  4. 【請求項4】 前記皿ばねの前記孔に近い内側の部分
    は、前記皿ばねの厚さと同等あるいはそれ以上の大きさ
    の半径をもった断面円弧形状である、請求項3の皿ばね
    装置。
  5. 【請求項5】 皿形で中心に孔がある皿ばねの複数枚
    を、前記孔を整列させ中心軸線に沿うように直列に並べ
    た皿ばね群と、前記中心軸線上、皿ばね群の両端部に位
    置する皿ばねの各端をそれぞれ支持する第1および第2
    の支持体とを備え、それら第1および第2の支持体の間
    に加わる荷重を前記皿ばね群の弾性変形を利用して支持
    する皿ばね装置において、前記皿ばね群の皿ばねを次の
    a〜cの条件の下で支持することを特徴とする皿ばね装
    置。a 前記皿ばね群の互いに隣り合う第1および第2
    の皿ばねは、前記中心軸線上、表裏の面が互いに反対で
    あり、その表裏の面の一部が、前記孔に近い内側の部分
    あるいは前記孔から離れた外側の部分で互いに接触す
    る。b 前記皿ばね群が弾性変形するとき、前記皿ばね
    の外周あるいは前記孔の内周の少なくとも一方をガイド
    することによって、前記皿ばねの径方向の位置ずれを防
    ぐ。c 前記bにおけるガイドするための手段は、前記
    皿ばねの外周あるいは前記孔の内周の側面を、前記中心
    軸線に平行するガイド面でガイドする構成であり、しか
    も、前記皿ばねの外周あるいは前記孔の内周の側面は、
    断面円弧形状の面部分と、その面部分に連続する平坦面
    とからなり、その平坦面が前記中心軸線に対し、角度θ
    だけ傾斜している。ただし、この角度θは、前記皿ばね
    装置に荷重がかからないとき、前記皿ばねの表裏の面
    が、前記中心軸線に直交する面に対し傾斜する角度の大
    きさである。
  6. 【請求項6】 皿形で中心に孔がある皿ばねであり、そ
    の複数枚を前記孔を整列させ中心軸線に沿うように直列
    に並べて用いるものにおいて、前記皿ばねの外周および
    前記孔の内周の両側面のうち、少なくとも一方は、断面
    円弧形状の面部分と、その面部分に連続する平坦面とか
    らなり、その平坦面が前記中心軸線に対し、角度θだけ
    傾斜していることを特徴とする皿ばね。ただし、前記の
    角度θは、前記皿ばねに荷重がかからないとき、前記皿
    ばねの表裏面が、前記中心軸線に直交する面に対し傾斜
    する角度の大きさである。
JP8265298A 1998-03-13 1998-03-13 皿ばね装置および皿ばね Pending JPH11257394A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015037996A (ja) * 2013-07-19 2015-02-26 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベアのブレーキ装置
JP2018123728A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社デンソー 燃料噴射弁
JP2019194492A (ja) * 2018-04-27 2019-11-07 清水建設株式会社 バネ装置

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