JPH11253066A - ペット用籠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 籠体にラス網を用いて斬新性と強度性をもた
せ、ペットの飼育又は搬送用として効果的に使用でき、
併せて、組立式とすることにより保管、輸送にも便利と
したペット用籠を安価に提供する。 【解決手段】 籠体Ａは両側壁１、２と底面壁３及び前
面壁４と天井５と後面壁６とからなり、これらはすべて
ラス網Ｃで形成され、上記籠体Ａを構成する両側壁１、
２と底面壁３及び前面壁４、天井５、後面壁６が一体形
成された表面壁体Ｂは各別に作られ、これらの構成部品
は組立て、分解できるように形成されている。そして、
上記両側壁１、２と底面壁３及び表面壁体Ｂは縁部を保
護レール帯７で被覆したラス網の板状体で形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、小鳥、ハムスタ
ー、リス等の小動物をペットとして家庭で飼育するほ
か、犬、猫等の小動物の持ち運びにも用いるペット用籠
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来よりこの種のペット用籠は種々公知
であるが、一般的にはペット飼育用として角形、丸形等
に予め作られた線材による籠体の骨組に多数の外壁用線
材を一定の間隔を存して並列状に固定して一体形成され
たワイヤー式の籠が多く用いられ、ペット搬送用として
は樹脂等による専用の籠が用いられている。

【０００３】また、図１７及び図１８に示されているよ
うに、ワイヤー式の籠であって丸形屋根のものでは、屋
根部分１０５と籠主体部分１０４及び底板部分１０３等
を各別に作って組立式とし、籠主体部分１０４だけを菱
形状に折畳み可能としたペット飼育用籠もある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たワイヤー式の籠では、その製作にあたり籠体の形状に
適合する骨組の作成、骨組に適合する外壁用線材の屈曲
加工、骨組に対する外壁用線材の等間隔の溶接固定等の
細かい面倒な作業が必要なため、これらの製作加工作業
には高度の技術と多くの手数を要し均一な製品の量産が
不可能なことと相まって製品コストが著しく高くなると
ともに、一体型のものでは製品が嵩張るために製品の保
管に広い場所が必要であり、輸送時には目方の割には梱
包が大型化するので一度の輸送量に限度があって輸送効
率が悪く、また、強度的にも極めて弱いためにペット搬
送用には適さず、保管、輸送中の外力による変形、損傷
も著しいなどの問題点があった。

【０００５】また、図１７及び図１８に示されている組
立式の籠にあっては、籠主体部分１０４に対し屋根部分
１０５と底板部分１０３等を別の止め金具１０６を用い
て取付け固定することにより籠体Ａ´を組立て形成する
ものであるから、その組立て作業には多くの手間がかか
るとともに、保管、輸送時には籠主体部分１０４だけを
菱形状に押しつぶして折畳み、その上にそのままの屋根
部分１０５と底板部分１０３等を積み重ねて梱包してい
るから、製品の梱包が依然として大型となる。特に、籠
主体部分１０４の折畳みは四隅の骨組支柱を支点として
籠体Ａ´を菱形状に押しつぶすだけであるから（図１８
のａ参照）、籠主体の高さによっては略半分程度まで押
しつぶされるにすぎない。したがって、未だ相当の嵩張
りが生じ梱包の小型化は不可能であった。また、籠主体
部分１０４は折畳み可能に、屋根部分１０５と底板部分
１０３等は一体に作り、組立てる時はこれらを重ねて別
の止め金具１０６を用いて連結固定するものであるか
ら、構造的に複雑となってコスト高となるばかりでな
く、強度的にも著しく弱いために先の一体型のものと同
様の問題点があった。

【０００６】さらに、籠体は外壁用線材が等間隔に並列
された従来よりありふれた外観を呈するにすぎないか
ら、意匠的にも興趣のない極く平凡なものとなり取引
者、需要者の購買意欲を高める斬新性にも欠けるという
問題点もあった。

【０００７】この発明のペット用籠は上記課題を解決
し、籠体にラス網を用いて斬新性と強度性をもたせ、ペ
ットの飼育又は搬送用として効果的に使用できるととも
に、構成部品をすべて板状体に作った組立式として保
管、輸送にも便利としたペット用籠を安価に提供するこ
とを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の請求項１のペット用籠は、ペットの出し入れと餌
を与えるための蓋付き開口を備えた籠体を飼育又は搬送
すべきペットの種類に適したメッシュのラス網で形成し
たことを要旨とする。

【０００９】上記課題を解決するこの発明の請求項２の
ペット用籠は、上記請求項１におけるラス網の切断端縁
を保護レール帯で被覆したことを要旨とする。

【００１０】上記課題を解決するこの発明の請求項３の
ペット用籠は、上記請求項１の籠体は両側壁と底面壁及
び前面壁、天井、後面壁が一体形成された屈曲自在の表
面壁体とを各別に作成して備え、上記両側壁と底面壁と
を接合し、両側壁に上記表面壁体を両側壁に沿わせて巻
きつけるように被せ、表面壁体を両側壁に両端縁の複数
個所で止着固定して一体の籠体を構成する組立式である
ことを要旨とする。

【００１１】上記課題を解決するこの発明の請求項４の
ペット用籠は、上記請求項３の表面壁体を２つに分割し
たことを要旨とする。

【００１２】上記課題を解決するこの発明の請求項５の
ペット用籠は、上記請求項３における籠体の両側壁と底
面壁及び表面壁体は縁部を保護レール帯で被覆したラス
網の板状体で形成されていることを要旨とする。

【００１３】上記構成を有するこの発明の請求項１のペ
ット用籠は、籠体の全体がラス網で作られている。ここ
に、ラス網とは任意肉厚の金属製の板状体にメッシュの
形状に適合する切り目を入れ、板状体を、たとえば、左
右へ引き延ばすことにより切り目が拡開されて一定のメ
ッシュが形成される網であって、従来より公知のもので
あるが、このラス網の特性に着目してこれをペット用籠
に活かしたものである。この結果、ラス網自体は頑丈で
復元力があり、しかも、屈曲可能なものであるから、籠
体の製作が容易であり、上記従来のものに比べ斬新性と
強度性も有することからペットの飼育又は搬送用として
効果的に使用できる。

【００１４】上記構成を有するこの発明の請求項２のペ
ット用籠は、ラス網の切断端縁が保護レール帯で被覆さ
れ、尖鋭凹凸を呈しているラス網の切断端縁は保護レー
ル帯で包み隠される。この結果、籠体の製作加工時にラ
ス網の切断端縁で不慮の怪我をするという危険がなくな
り取扱い上安全である。

【００１５】上記構成を有するこの発明の請求項３のペ
ット用籠は、籠体を構成する両側壁と底面壁と前面壁、
天井、後面壁が一体形成された屈曲自在の表面壁体とを
各別に作った組立式とし、先ず両側壁と底面壁を接合
し、表面壁体を両側壁に沿わせて巻きつけるように被せ
て一連の表面壁体で籠体の前面壁と天井及び後面壁を形
成し、両側壁に被せた表面壁体をその両端縁の複数個所
において両側壁に止着固定するという手順で一体の籠体
が構成できるものである。この結果、簡単な組立て作業
のもとに強靱な籠体を作ることができる。

【００１６】上記構成を有するこの発明の請求項４のペ
ット用籠は、上記組立式籠体の構成部品の１つである表
面壁体を２つに分割したから、犬、猫等の持ち運び用等
に用いる大型のペット用籠の場合でも表面壁体が小型と
なる。この結果、保管、輸送時には表面壁体が徒らに長
くならず小容積とすることができる。

【００１７】上記構成を有するこの発明の請求項５のペ
ット用籠は、上記組立式籠体の構成部品となる両側壁と
底面壁及び表面壁体を縁部が保護レール帯で被覆された
板状体のラス網で形成したから、その取扱いに便利、か
つ、安全で、組立て、分解も簡易に行いうる。この結
果、組立て作業の簡易化、安全化は勿論のこと保管、輸
送時にはこれらを平面状に積み重ねて小容積とすること
ができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成、作
用を一層明らかにするために、以下にこの発明のペット
用籠の好適な実施の形態の一例について図面を参照して
詳細に説明する。

【００１９】図１〜図１６は実施の一例として、ハムス
ター、リス等の小動物の飼育又は持ち運びに使用して好
適な２段式のペット用籠を例示したものであって、籠体
Ａは両側壁１、２と底面壁３及び前面壁４と天井５と後
面壁６とからなり、すべてラス網Ｃで形成され、図１〜
図１１に示したものは、上記籠体Ａを構成する両側壁
１、２と底面壁３と前面壁４、天井、後面壁６とが一体
形成された表面壁体Ｂとは各別に作られ、図１２〜図１
６に示したものは、上記籠体を構成する構成 部品の１
つである表面壁体Ｂは前面側Ｂ₁ と後面側Ｂ₂ の２つに
分割して作られ、これらは組立て、分解できるように形
成されている。そして、上記両側壁１、２と底面壁３及
び表面壁体Ｂは縁部を保護レール帯７で被覆したラス網
の板状体で形成されている。

【００２０】詳しくは図１〜図１６に図示されているも
のは、飼育又は搬送すべきハムスター、リス等の小動物
に最も適した大きさ（開口面積）のメッシュを有するラ
ス網Ｃで天井部分が丸形の籠体Ａを形成し、該籠体Ａを
中間仕切壁８で上室９と下室１０とに区画し、下室１０
の前面壁４の下部一側寄りに小動物の出し入れと餌を与
えるための開口１１を設けるとともに、上室９の一側壁
２の中央上部にも同様の開口１２を備え、これらの開口
１１、１２には下部をヒンジ１３、１４で連結し上部に
は引掛式の係脱金具１５、１６を備えた上方から下方へ
開く片開き状の蓋１７、１８を設け、かつ、天井５の中
央上面に線材による堤手１９を備えた構成となっている
（図１、図２及び図９〜図１１参照）。 また、中間仕
切壁８の隅角部に穿たれた連絡穴２０と底面壁３との間
に梯子２１をかけ、小動物が上室９と下室１０に梯子２
１を介して自由に行き来できるようになしている（図１
〜図３参照）。なお、梯子２１の上端に鈎状部２１ａを
設け、この鈎状部２１ａを連絡穴２０の近傍に穿った引
掛孔２２に引掛けて梯子２１が安定的に保持されるよう
にしている。

【００２１】上記籠体Ａを構成する両側壁１、２の板状
のラス網Ｃは、内方に向けた帯板状の保護レール帯７´
の外端下面にその周縁の切断端面を溶接等により固着し
て保護レール帯７´でラス網Ｃの切断端縁が露出しない
ように被覆してラス網Ｃに保護レール帯７´を直角状に
連結して形成され（図４及び図５参照）、該保護レール
帯７´の複数個所には止着用のネジ孔２３を備えてい
る。また、底面壁３と中間仕切壁８及び表面壁体Ｂの板
状のラス網Ｃは、断面コ字状の保護レール帯７でその周
縁の切断端面を咬着被覆して形成され（図４及び図５参
照）、表面壁体Ｂの保護レール帯７における上記両側壁
１、２の止着用のネジ孔２３に適合する位置には止着ボ
ルト２４の挿通孔２５が穿たれている。

【００２２】一連に形成された上記表面壁体Ｂの前面壁
４の部分と後面壁６の部分の下端部と略中央部付近に
は、底面壁３と中間仕切壁８を引掛け支持する線材で屈
曲形成された支持突部２６、２７を固定して備え、底面
壁３と中間仕切壁８には上記突部２６、２７に引掛けう
る引掛片２８、２９を固定して備え、表面壁体Ｂの前面
壁４の部分と後面壁６の部分の下端部に底面壁３が、ま
た、略中央部付近には中間仕切壁８が簡単に脱着できる
ようにしている。

【００２３】そこで、上記両側壁１、２、底面壁３、中
間仕切壁８及び一連の表面壁体Ｂは各別に独立して板状
のラス網で作られ（図６参照）、これらの各構成部品を
後述する手順で組立てて一体の籠体Ａを形成するもので
ある。

【００２４】上記両側壁１、２、底面壁３、中間仕切壁
８及び一連の表面壁体Ｂの各々は、小動物に無害で剥離
し難い塗装を施し、特に、ラス網Ｃのメッシュ内端面の
切り目の尖鋭部を塗装被覆３０で滑らかに被覆すると、
たとえば、ハムスター、リス等がメッシュに鼻先等を突
っ込んだり、子供が指先を突っ込んでも怪我をすること
がなく、また、ハムスター、リス等がかじったり、ひっ
かいても簡単に剥がれることがないから、外観の美観の
向上と相まって実施上有益である（図７参照）。なお、
この塗装には焼付け塗装が効果的である。

【００２５】上記構成において、次にその組立て手順の
一例について説明する。

【００２６】先ず、両側壁１、２の下端部に底面壁３の
両端部を嵌めつけ接合して両側壁１、２は垂直状に、底
面壁３は水平状に位置決め保持する。このとき、両側壁
１、２の端縁は内方に向いた帯板状の保護レール帯７´
で被覆されているので、この保護レール帯７´内に底面
壁３の両端部を嵌めつければ両側壁１、２と底面壁３と
は特別の固定手段を要することなく正確に位置決め保持
される。

【００２７】その後、上記両側壁１、２に表面壁体Ｂを
巻きつけるように被せて前面壁４、天井５及び後面壁６
を形成するものであるが、その手順としては、たとえ
ば、先ず、表面壁体Ｂの後面壁６の下端部に備えられて
いる支持突部２６に底面壁３の後部の引掛片２８を引掛
けて底面壁３の後部と表面壁体Ｂの後面壁６の下端部と
を連結した後、表面壁体Ｂの後面壁６の部分を両側壁
１、２の後面に表面壁体Ｂの両側の保護レール帯７を両
側壁１、２のそれぞれの保護レール帯７´に沿わせて当
接すると同時に表面壁体Ｂの後面壁６の略中央部付近に
備えられている支持突部２７に中間仕切壁８の後部の引
掛片２９を引掛けて中間仕切壁８の後部と表面壁体Ｂの
後面壁６の略中央部付近とを連結し、そこで、後面の保
護レール帯７、７´の当接部を保護レール帯７の挿通孔
２５に止着ボルト２４を挿通し保護レール帯７´の止着
ネジ孔２３に螺挿して締付け固定する（図８の実線の状
態参照）。

【００２８】その後、表面壁体Ｂの天井５の部分を両側
壁１、２の上面に被せるものであるが、このとき、表面
壁体Ｂの両側の保護レール帯７を両側壁１、２の保護レ
ール帯７´に沿わせて巻きつけるように当接して被せ
（図８の鎖線の状態参照）、次いで、表面壁体Ｂの前面
壁４の部分を両側壁１、２の前面に表面壁体Ｂの両側の
保護レール帯７を両側壁１、２の保護レール帯７´に沿
わせて当接すると同時に表面壁体Ｂの前面壁４の略中央
部付近に備えられている支持突部２７に中間仕切壁８の
前部引掛片２９を引掛けて中間仕切壁８の前部と表面壁
体Ｂの前面壁４の略中央部付近とを連結し、さらに、表
面壁体Ｂの前面壁４の下端部に備えられている支持突部
２６に底面壁３の前部引掛片２８を引掛けて底面壁３の
前部と表面壁体Ｂの前面壁４の下端部とを連結する。そ
こで、保護レール帯７、７´の前面当接部を保護レール
帯７の挿通孔２５に止着ボルト２４を挿通し保護レール
帯７´の止着ネジ孔２３に螺挿して締付け固定すれば、
図９に示されているような天井部分が丸形のペット用籠
が構成されるのである。

【００２９】図１０に示したペット用籠は、上室９の一
側壁２の中央上部に設けた蓋付き開口の蓋１８の切り抜
き形状を異にした例であり、また、図１１に示したペッ
ト用籠は、角型形状とし、蓋付き開口の蓋１７の切り抜
き形状を異にした例であって、その他の構造、作用は先
の実施の形態と同一につき同一部分に同一符号を付して
その説明は省略する。

【００３０】次に、図１２〜図１６に示されているもの
は、籠体Ａを構成する構成部品の１つである表面壁体Ｂ
を２つ割とし、大型のペット用籠に適用して効果的とし
たもので、前面壁Ｂ₁ と後面壁Ｂ₂ を天井５の中央部で
接合密接して籠体Ａを構成する（図１２、図１３及び図
１６参照）。そして、蓋付き開口１１、１２の蓋１７、
１８は上部をヒンジ１３、１４で連結し下部には落とし
込み式の係脱金具１５、１６を備えた下方から上方へ開
く片開き状に形成され、また、天井５の中央上面の提手
１９には竹、金属等で作られた帯状片を用いて提手１９
を形成している。その他の構造、作用は表面壁体Ｂの前
面壁Ｂ₁ と後面壁Ｂ₂ を各別にボルト締めにより取付け
固定する以外は先の実施の形態と同一につき同一部分に
同一符号を付してその説明は省略する。

【００３１】以上この発明の実施の形態の一例について
説明したが、この発明はこうした実施の形態に何ら限定
されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施しうることは勿論である。
たとえば、上記実施の形態では中間仕切壁を設けて上下
２段式のペット用籠となっているが、中間仕切壁を廃し
たペット用籠としてもよく、また、ペット用籠の形状、
大きさ等は飼育又は搬送する小動物によって任意に選定
するものであり、組立て手順も上記実施の形態の手順に
限らず、さらに、両側壁と表面壁体の止着手段も上記実
施の形態のボルト締めに限らない。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したこの発明の請求項１のペッ
ト用籠は、籠体の全体をラス網で構成したから、ラス網
の特性により頑丈で作りやすい籠体が提供できる。した
がって、家庭でのペットの飼育は勿論のこと、ペット搬
送用としても効果的に使用できる。また、飼育又は搬送
すべきペットの種類に適したメッシュのラス網を用いた
から、意匠的にも斬新となり商品価値は高められる。

【００３３】この発明の請求項２のペット用籠は、ラス
網の切断端縁を保護レール帯で被覆したから、製作、加
工時等においてラス網の切断端面で不慮の怪我をすると
いう危険はなくなり取扱い上極めて安全である。

【００３４】この発明の請求項３のペット用籠は、簡単
な組立て手順でもって強靱な籠体が形成できる組立式と
したから、その組立て、分解作業の容易なことと相まっ
て均一な製品の量産が可能であるために製品コストを著
しく低廉とすることができる。

【００３５】この発明の請求項４のペット用籠は、籠体
の構成部品の１つである表面壁体を２つに分割したか
ら、大型のペット用籠の場合でも表面壁体が徒ら長くな
らず小型となるために保管、輸送時は小容積に梱包で
き、また、組立て時の取付け固定も簡易に行いうる。

【００３６】この発明の請求項５のペット用籠は、上記
組立て素材をすべて縁部を保護レール帯で被覆したラス
網の板状体としたから、その組立て、分解が安全、か
つ、容易に行いうるとともに、保管、輸送時には小容積
となって効率的な保管、輸送が行いうる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のペット用籠の一例を示した全体正面
図である。

【図２】その側面図である。

【図３】図１のＸ−Ｘ線における拡大断面図である。

【図４】図３のＹ部の拡大断面図である。

【図５】要部を分離して示した斜視図である。

【図６】構成部品の分解斜視図である。

【図７】要部の一部を示した拡大断面図である。

【図８】組立て途中を示した斜視図である。

【図９】組立て完了状態の斜視図である。

【図１０】蓋付き開口の蓋の形状を異にする斜視図であ
る。

【図１１】籠体を角形とした場合の斜視図である。

【図１２】表面壁体を２つ割とした場合の全体正面図で
ある。

【図１３】その側面図である。

【図１４】構成部品の分解斜視図である。

【図１５】組立て途中を示した斜視図である。

【図１６】組立て完了状態の斜視図である。

【図１７】従来例の斜視図である。

【図１８】従来例の分離状態の斜視図である。

【符号の説明】

Ａ…籠体 Ｂ…表面壁体 Ｃ…ラス網 １…側壁 ２…側壁 ３…底面壁 ４…前面壁 ５…天井 ６…後面壁 ７…保護レール帯 ７´…保護レール帯

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ペットの出し入れと餌を与えるための蓋
   付き開口を備えた籠体を飼育又は搬送すべきペットの種
   類に適したメッシュのラス網で形成したことを特徴とす
   るペット用籠。
2. 【請求項２】 上記ラス網の切断端縁を保護レール帯で
   被覆した請求項１記載のペット用籠。
3. 【請求項３】 上記籠体は両側壁と底面壁と前面壁、天
   井、後面壁が一体形成された屈曲自在の表面壁体とを各
   別に作成して備え、上記両側壁と底面壁とを接合し、両
   側壁に上記表面壁体を両側壁に沿わせて巻きつけるよう
   に被せ、表面壁体を両側壁に両端縁の複数個所で止着固
   定して一体の籠体を構成する組立式である請求項１記載
   のペット用籠。
4. 【請求項４】 上記表面壁体を２つに分割した請求項３
   記載のペット用籠。
5. 【請求項５】 上記籠体の両側壁と底面壁及び表面壁体
   は縁部を保護レール帯で被覆したラス網の板状体で形成
   されている請求項３記載のペット用籠。