JPH11252555A - 符号化多重化装置及び符号化多重化方法 - Google Patents

符号化多重化装置及び符号化多重化方法

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JPH11252555A
JPH11252555A JP6454098A JP6454098A JPH11252555A JP H11252555 A JPH11252555 A JP H11252555A JP 6454098 A JP6454098 A JP 6454098A JP 6454098 A JP6454098 A JP 6454098A JP H11252555 A JPH11252555 A JP H11252555A
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JP6454098A
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Naomasa Kobayashi
尚正 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送効率を格段的に向上させ得るする簡易な構
成の符号化多重化装置及び符号化多重化方法を実現し難
かつた。 【解決手段】符号化多重化装置において、多重化手段
が、符号化手段から出力される符号化データのデータ量
に応じて、当該符号化手段の設定レートに対する余剰分
の帯域を他の符号化手段に対応する各バツフアからの符
号化データの読み出しに振り分けるようにした。また符
号化多重化方法において、各バツフアから符号化データ
を読み出す際、各チヤンネルの符号化データのデータ量
に応じて、チヤンネルの設定レートに対する余剰分の帯
域を他のチヤンネルのバツフアからの符号化データの読
み出しに振り分けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題(図7及び図8) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)原理(図1及び図2) (2)本実施の形態による送信システムの構成(図3〜
図6) (3)本実施の形態の動作及び効果(図1〜図6) (4)他の実施の形態(図1〜図6) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は符号化多重化装置及
び符号化多重化方法に関し、例えばデイジタル多チヤン
ネル放送の送信システムに適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】近年、日本国内においても通信衛星(C
S:Communication Satellite )を利用したデイジタル
多チヤンネル放送が開始された。また近い将来、放送衛
星(BS:Broadcasting Satellite)や、地上波又はケ
ーブル等を利用した放送システムでも同様のサービスが
予定されている。
【0005】そしてこのようなデイジタル多チヤンネル
放送は、送信側において、各チヤンネルごとの映像信号
をそれぞれデイジタル圧縮処理し、得られた各符号化デ
ータを例えば30〔bps 〕程度の限られた帯域(以下、こ
れを放送帯域と呼ぶ)内に多重化してこれを伝送するこ
とにより行われる。
【0006】図7はこのようなデイジタル多チヤンネル
放送システムにおける送信側の一構成例を示すものであ
る。かかる送信システム1においては、複数の符号化装
置2A〜2Nが設けられ、各符号化装置2A〜2Nにそ
れぞれ映像信号S1A〜S1Nが与えられる。
【0007】各符号化装置2A〜2Nは、それぞれ供給
される映像信号S1A〜S1Nを例えばMPEG2(Mo
ving Picture Experts Group Phase 2)規格に基づいて
予め設定された固有の設定レートで圧縮符号化し、得ら
れた符号化データD1A〜D1Nを多重化装置3に送出
する。なお各符号化装置2A〜2Nの設定レートは、合
計がそのデイジタル多チヤンネル放送の放送帯域内とな
るようにそれぞれ設定される。
【0008】多重化装置3においては、各符号化装置2
A〜2Nにそれぞれ対応させて設けられた複数のバツフ
ア4A〜4Nと、各バツフア4A〜4Nの読み書きを制
御する多重化制御部5とを有し、各符号化装置2A〜2
Nからそれぞれ与えられる符号化データD1A〜D1N
をそれぞれ対応するバツフア4A〜4Nに順次取り込
む。
【0009】また多重化制御部5は、制御バス6を介し
て各バツフア4A〜4N内のデータ量を監視し、当該監
視結果に基づいて偏りなく時分割に各バツフア4A〜4
Nから符号化データD1A〜D1Nをそれぞれ読み出さ
せる。
【0010】この結果これら各バツフア4A〜4Nから
読み出された符号化データD1A〜D1Nは、データバ
ス7を介して伝送データD2として送信部8に与えら
れ、当該送信部8においてQPSK(Quadrature Phase
Shift Keying )変調等の所定の信号処理が施された
後、送信信号S2としてアンテナ9及び図示しない通信
衛星等を順次介して受信側に伝送される。
【0011】このような複数チヤンネル分の映像信号S
1A〜S1Nをそれぞれ各チヤンネル毎に予め設定され
たレートで符号化するいわゆる固定レート方式では、煩
雑な制御を必要とせずに各映像信号S1A〜S1Nの符
号化データD1A〜D1Nを放送帯域内に時分割多重し
得る利点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のような
固定レート方式によると、各チヤンネルの映像信号S1
A〜S1Nを常に固定レートでデイジタル圧縮処理する
ために、複雑な絵柄やシーンチエンジにおける画質劣化
が非常に大きくなる問題があつた。
【0013】また固定レート方式によると、符号をあま
り必要としない絵柄についても出力レートを一定とする
ためにダミーデータを付加する必要があり、伝送効率が
悪くなる問題があつた。
【0014】かかる問題を解決するため、従来、複数チ
ヤンネル分の映像信号S1A〜S1Nを符号化し、多重
化するもう1つの方法として統計多重方式が提案されて
いる。
【0015】図7との対応部分に同一符号を付して示す
図8は、この統計多重方式によつて符号化及び多重化を
行う送信システム10の構成例を示すものであり、複数
の符号化装置11A〜11Nが設けられ、これら各符号
化装置11A〜11Nにそれぞれ映像信号S1A〜S1
Nが与えられる。
【0016】この場合各符号化装置11A〜11Nは、
それぞれ符号化難易度検出部12A〜12N及び符号化
部13A〜13Nから構成されており、供給される映像
信号S1A〜S1Nを符号化難易度検出部12A〜12
Nに入力する。そして符号化難易度検出部12A〜12
Nは、与えられる映像信号S1A〜S1Nを符号化する
際の難易度を検出し、得られた難易度情報D10A〜D
10Nを多重化装置14に送出する一方、当該映像信号
S1A〜S1Nを次段の符号化部13A〜13Nに送出
する。
【0017】多重化装置14においては、各符号化装置
11A〜11Nにそれぞれ対応して設けられた複数のバ
ツフア15A〜15Nと、これら各バツフア15A〜1
5Nの読み書きを制御する多重化制御部16と、各符号
化装置11A〜11Nの符号化部13A〜13Nを制御
する符号化制御部17とを有し、各符号化装置11A〜
11Nの符号化難易度検出部12A〜12Nから与えら
れる難易度情報D10A〜D10Nを符号化制御部17
に入力する。
【0018】符号化制御部17は、供給される各難易度
D10A〜D10Nに基づいて、難易度の大きい映像信
号S1A〜S1Nほど多くの帯域を割り当てるように、
かつ符号化レートの合計値がそのデイジタル多チヤンネ
ル放送の放送帯域内に納まるように各符号化装置11A
〜11Nの符号化レートを決定し、決定結果に基づく制
御信号S10A〜S10Nを各符号化装置11A〜11
Nの符号化部13A〜13Nにそれぞれ送出する。
【0019】かくして各符号化装置11A〜11Nの符
号化部13A〜13Nは、それぞれ供給される映像信号
S1A〜S1Nを、多重化装置14の符号化制御部17
から与えられる制御信号S10A〜S10Nに基づき得
られる符号化レートで符号化し、得られた符号化データ
D11A〜D11Nを多重化装置14にそれぞれ送出す
る。
【0020】この結果これら各符号化装置11A〜11
Nからそれぞれ出力された符号化データD11A〜D1
1Nは、この後多重化装置14の対応するバツフア15
A〜15Nに取り込まれ、多重化制御部16の制御のも
とに偏りなく時分割に読み出された後、データバス18
を介して伝送データD12として送信部8に送出され、
当該送信部8において所定の信号処理が施された後、送
信信号S2としてアンテナ9及び図示しない通信衛星等
を介して受信側に伝送される。
【0021】このような統計多重方式によれば、上述の
ように各チヤンネル毎の絵柄の難易度に基づいて符号化
レートを割り振るため、ダミーデータを付加する必要が
ない分、固定レート方式に比べて伝送効率が良く、また
チヤンネル間の画質を平均化して難易度の高い映像をも
比較的高い画質で伝送し得る利点がある。
【0022】ところがこのような統計多重方式による
と、絵柄によつて符号化データのデータ量が変化するた
めに、例えば同じ映像信号を階層符号化して複数チヤン
ネルで放送する場合などにチヤンネル間の同期管理が複
雑となり、動的に帯域制御することのメリツトを十分に
生かし難い問題があつた。
【0023】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、伝送効率を格段的に向上させ得る符号化多重化装置
及び符号化多重化方法を提案しようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、符号化多重化装置において、対応
する符号化手段から出力される符号化データを記憶する
バツフアと、各バツフアにそれぞれ記憶された符号化デ
ータを、対応する符号化手段について予め設定された固
有の設定レートで時分割に読み出させることにより、各
チヤンネルの符号化データを多重化する多重化手段とを
設け、多重化手段が、符号化手段の設定レートに対する
余剰分の帯域を、他の符号化手段に対応する各バツフア
からの符号化データの読み出しに振り分けるようにし
た。
【0025】この結果この符号化多重化装置では、各チ
ヤンネル毎の帯域制御を動的に行うことができ、また符
号化に際する難易度の時間的な変化を各チンヤネルに亘
つて吸収することができる。
【0026】また本発明においては、符号化多重化方法
において、各映像信号をそれぞれ圧縮符号化し、得られ
た符号化データそれぞれ異なるバツフアに格納する第1
のステツプと、各バツフアにそれぞれ格納された符号化
データを、各チヤンネル毎に予め設定された固有の設定
レートで時分割に読み出す第2のステツプとを設け、第
2のステツプでは、チヤンネルの設定レートに対する余
剰分の帯域を、他のチヤンネルのバツフアからの符号化
データの読み出しに振り分けるようにした。
【0027】この結果この符号化多重化方法によれば、
各チヤンネル毎の帯域制御を動的に行うことができ、ま
た符号化に際する難易度の時間的な変化を各チンヤネル
に亘つて吸収することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0029】(1)原理 図1に示すように、複数チヤンネル分の映像信号S20
A〜S20Nをそれぞれ異なる符号化装置21A〜21
Nによつて圧縮符号化し、得られた各符号化データD2
0A〜D20Nを多重化装置22によつて所定の伝送帯
域内に多重化する符号化多重化システム20について、
各符号化装置21A〜21N及び多重化装置22間にそ
れぞれ仮想的なバツフア23A〜23Nを設ける場合に
ついて考える。
【0030】この場合各符号化装置21A〜21Nから
バツフア23A〜23Nへの符号化データD20A〜D
20Nの書き込みは、1ピクチヤ分をアクセスユニツト
単位として、当該アクセスユニツト単位を瞬時に書き込
むものとし、その書込み周期は各符号化装置21A〜2
1Nに入力する映像信号S20A〜S20Nのピクチヤ
周期であるものとする。また各符号化装置21A〜21
Nには、合計がこのデイジルタ多チヤンネル放送の放送
帯域を越えないようにそれぞれ固有の符号化レートが予
め設定されているものとする。
【0031】ここである符号化装置21A〜21Nが映
像信号S20A〜S20Nに基づく任意のピクチヤnの
バツフア23A〜23Nへの書き込み時刻である場合、
当該ピクチヤnを書き込む直前のバツフア23A〜23
Nのデータ占有量をC0 〔bit 〕、ピクチヤnの符号量
をC[n] 〔bit 〕、ピクチヤnがバツフア23A〜23
Nに書き込まれてからその先頭が読み出されるまでの時
間(以下、これを待ち時間と呼ぶ)をTw[n] 〔s〕、そ
の符号化装置21A〜21Nの設定レートをR0 〔bps
〕、ピクチヤ周期をTf〔s〕とすると、続くピクチヤ
n+1の待ち時間Tw[n+1] は次式
【数1】 により与えられる。
【0032】そしてこの待ち時間Tw[n+1] が次式
【数2】 を満足する場合、次式
【数3】 で与えられる符号量A分の符号化データD20A〜D2
0Nをその符号化装置21A〜21Nに対する設定レー
トR0 の範囲内で余分に伝送することができる。
【0033】従つてこの場合には、そのピクチヤnの書
き込み時刻から次のピクチヤn+1の書き込み時刻まで
の間(1ピクチヤ周期に相当)、その符号化装置21A
〜21Nに対応するバツフア23A〜23Nからの符号
化データD20A〜D20Nの読み出しレートを次式
【数4】 のように設定することによつて、当該符号化装置21A
〜21Nに割り当てられた設定レートR0 のうち、次式
【数5】 で与えられる帯域を余剰帯域(以下、これを隙間帯域と
呼ぶ)として、これを他の符号化装置21A〜21Nに
振り分けることができる。
【0034】ただしこの場合、このような隙間帯域の振
り分け動作によつて他の符号化装置21A〜21Nに対
応するバツフア23A〜23Nから符号化データD20
A〜D20Nが高いレートで連続して読み出されると、
受信側のバツフアにオーバーフローが発生するおそれが
ある。このためこのようなオーバーフローを回避するた
めに隙間帯域に振り分ける符号量に制限(以下、これを
輻輳制限と呼ぶ)を設ける必要がある。
【0035】この場合あるピクチヤnのバツフア23A
〜23Nへの書き込み時刻において、当該ピクチヤn及
びこれに先行する連続する複数のピクチヤn−5〜n−
1の符号化データD20A〜D20Nがそれぞれ対応す
るバツフア23A〜23Nに書き込まれてから復号され
るまでの各待ち時間Tw[i] (i=n−5〜n)及び伝送
時間の関係が図2(A)の状態であつたものとする。
【0036】この状態において、次のピクチヤn+1の
書き込み時刻までに他の隙間帯域に振り分けることので
きる符号量の最大値は、図2(B)に示すように、復号
時刻に達していないピクチヤn−5〜nの全ての待ち時
間を過去に遡つて見積もり、その最小値が0となる値と
して得ることができる。
【0037】実際上この符号量の最大値Zmax 〔bit 〕
は、復号時刻に達していない最も過去のピクチヤ番号を
Nbとして、ピクチヤnの待ち時間Tw[n] を次式
【数6】 により求め、それ以前の復号時刻に達していないピクチ
ヤ番号Nbまでの各ピクチヤi(i=Nb〜n−1)の待ち
時間Tw[i] をそれぞれ次式
【数7】 により求めることによつて、次式
【数8】 として得ることができる。
【0038】一方これと共に、受信側のバツフアのアン
ダーフローを回避するため、各符号化装置21A〜21
Nに対してピクチヤ当たりの符号量に制限を与える必要
がある。
【0039】実際上ある符号化装置21A〜21Nがピ
クチヤnの書き込み時刻であるとして、ピクチヤnから
数フレーム後のピクチヤNfの符号量の最大値Cmax 〔bi
t 〕は、ピクチヤnの符号化データD20A〜D20N
を書き込む直前のコードバツフアのデータ占有量をC0
〔bit 〕、ピクチヤnの符号量をC[n] 〔bit 〕、ピク
チヤnの待ち時間をTw[n] 〔s〕、その符号化装置21
A〜21Nに対する設定レートをR0 〔bit 〕、ピクチ
ヤ周期をTf〔s〕、オフセツト期間をT0 〔s〕とし
て、ピクチヤn+1の待ち時間Tw[n+1] を次式
【数9】 により求め、それ以降のピクチヤi(i≧n+2)の待
ち時間Tw[i] を次式
【数10】 により求めることによつて、次式
【数11】 として得ることができる。
【0040】(2)本実施の形態による送信システムの
構成 ここで図7との対応部分に同一符号を付した図3は、本
実施の形態によるデイジタル多チヤンネル放送に適用す
る送信システム30の構成を示すものであり、入力段に
複数の符号化装置31A〜31Nが設けられ、これら各
符号化装置31A〜31Nにそれぞれ映像信号S1A〜
S1Nが与えられる。
【0041】各符号化装置31A〜31Nにおいては、
符号化部32A〜32N、符号化制御部33A〜33N
及びバツフア34A〜34Nから構成されており、供給
される映像信号S1A〜S1Nを符号化部32A〜32
Nにそれぞれ入力する。
【0042】このとき符号化制御部33A〜33Nは、
バツフア34A〜34Nから与えられるデータ占有量情
報D30A〜D30N、そのピクチヤnまでのピクチヤ
単位の符号量及びそのチヤンネルの設定レート等に基づ
いて図4に示す符号量制限値演算プログラムを実行する
ことにより、ピクチヤ当たりの符号量の制御値Cmax
算出し、これを制御信号S30A〜S30Nとして符号
化部32A〜32Nに与える。
【0043】かくして符号化部32A〜32Nは、入力
する映像信号S1A〜S1Nを制御信号S30A〜S3
0Nに基づき得られる制限値Cmax を越えない符号量で
圧縮符号化し、得られた符号化データD31A〜D31
Nを符号化制御部33A〜33Nの制御のもとにピクチ
ヤ周期でかつ1ピクチヤ分を一括してバツフア34A〜
34Nに格納する。
【0044】またこのとき符号化制御部33Aは、多重
化装置35の基準時刻管理部36から第1の制御バス3
7を介して与えられる24時間周期の基準時刻(STC:
System Time Clock )情報D32に基づいて、そのピク
チヤnの符号化データD31A〜D31Nをバツフア3
4A〜34Nに書き込む時刻をtp[n] 、受信側のバツフ
アサイズをB、その符号化装置31A〜31Nの設定レ
ートをR0 として、次式
【数12】 を演算することによりそのピクチヤnを復号すべき時刻
を算出し、その時刻を表す復号時刻情報DTS(Decodi
ng Time Stamp )[n] をそのピクチヤnの符号化データ
D31A〜D31Nに予め付加されているDSTと差し
替える一方、当該符号化データD31A〜D31Nに付
加されている時刻基準参照値(PCR:Program Clock
Reference )をそのときの基準時刻情報D32に基づき
得られる時刻に差し替え、これらを当該符号化データD
31A〜D31Nと共にバツフア34A〜34Nに格納
させる。
【0045】さらにこのとき符号化制御部33A〜33
Nは、そのピクチヤnの符号化データD31A〜D31
Nを書き込む直前のバツフア34A〜34Nのデータ占
有量と、そのチヤンネルの設定レートと、そのピクチヤ
nの符号量とに基づいて図5に示す余剰伝送符号量演算
プログラムを実行することにより余分に伝送できる符号
量Aを求め、これを余剰伝送符号量情報D33A〜D3
3Nとして第2の制御バス38を介して多重化装置35
の多重化制御部39に送出する。
【0046】さらに符号化制御部33A〜33Nは、こ
れと共に輻輳制限の最大値Zmax を求めるのに必要な情
報(例えばピクチヤnを書き込む直前のバツフア34A
〜34Nのデータ占有量と、ピクチヤnの符号量と、そ
のチヤンネルの設定レートと、ピクチヤ周期と、復号時
刻に達していない最も過去のピクチヤ番号となど)を輻
輳制限値演算用情報D34A〜D34Nとして第2の制
御バス38を介して多重化装置35の多重化制御部39
に送出する。
【0047】多重化制御部39においては、各符号化装
置31A〜31Nの符号化制御部33A〜33Nからそ
れぞれ与えられる余剰伝送符号量情報D33A〜D33
Nに基づいて、どのチヤンネルにどれくらいの隙間帯域
が発生しているかを認識する一方、隙間帯域の発生して
いない各符号化装置31A〜31Nについて、それぞれ
対応する符号化制御部33A〜33Nから与えられる輻
輳制限値演算用情報D34A〜D34Nに基づき他の符
号化装置31A〜31Nの隙間帯域に振り分けられる符
号量の最大値Cmax を図6に示す輻輳制限値演算プログ
ラムに従つて算出する。
【0048】そして多重化制御部39は、この演算結果
に基づいて、隙間帯域の発生していない各チヤンネルか
らそれぞれ他のチヤンネルへ振り分ける符号量A1 〜A
m と、隙間帯域が発生した各チヤンネルに対して他のチ
ヤンネルから振り分ける符号量Z1 〜Zm とを、次式
【数13】 を満足するように設定し、この後続くピクチヤ(n+
1)の書き込み時刻まで、決定結果に基づいて、隙間帯
域の発生していないチヤンネルについてはそのチヤンネ
ルの設定レートをR0 、ピクチヤ周期をTf、振り分け符
号量をA1 〜Am として次式
【数14】 のレートで、かつ隙間帯域の発生しているチヤンネルに
ついてはそのチヤンネルの設定レートをR0 、ピクチヤ
周期をTf、振り分け符号量をZ1 〜Zm として次式
【数15】 のレートで各符号化装置31A〜31Nのバツフア34
A〜34Nから符号化データD31A〜D31Nを時分
割に読み出させる。
【0049】そしてこの時分割に読み出された各符号化
データD31A〜D31Nは、この後データバス40を
介して送信部8に送出され、当該送信部8において所定
の信号処理が施された後、送信信号S2としてアンテナ
9及び図示しない通信衛星を介して受信側に伝送され
る。
【0050】このようにしてこの送信システム30にお
いては、複数チヤンネル分の映像信号S1A〜S1Nを
符号化及び多重化して受信側に伝送し得るようになされ
ている。
【0051】(3)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この送信システム30では、各符
号化装置31A〜31Nにおいて、それぞれ入力する映
像信号S1A〜S1Nを符号化し、かつ余分に伝送でき
る符号量Aを算出する一方、この算出結果に基づいて、
隙間帯域の発生したチヤンネルの符号化装置31A〜3
1Nのバツフア34A〜34Nからの符号化データの読
み出しレート(そのチヤンネルの設定レートに相当)を
下げて、その分を隙間帯域の発生していない他のチヤン
ネルの符号化装置31A〜31Nのバツフア34A〜3
4Nからの符号化データの読み出しに振り分ける。
【0052】従つてこの送信システム30では、いずれ
かのチヤンネルに隙間帯域が発生した場合においても従
来の固定レート方式のようにダミーデータを付加するこ
となく、これを有効利用することができる。
【0053】またこの送信システム30では、各符号化
装置31A〜31Nがそれぞれピクチヤ当たりの符号量
の制限を守るだけで、受信側のバツフアにオーバーフロ
ー及びアンダーフローを生じさせることなく、確実に指
定された復号時刻に各ピクチヤを復号させることがで
き、チヤンネル間の同期制御を容易に行うことができ
る。
【0054】以上の構成によれば、多重化装置35が予
め設定された帯域を各符号化装置31A〜31Nに割り
当てる一方、符号化装置31A〜31Nが必要としない
帯域の隙間を動的に検出して、これを余裕のない符号化
装置31A〜31Nに振り分けるようにしたことによ
り、各チヤンネルの帯域を動的に制御することができ、
かくして伝送効率を格段的に向上させ得る送信システム
を実現できる。
【0055】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明をデイジタル
多チヤンネル放送の送信システムに適用するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他
種々のシステムに用いられる符号化多重化装置に広く適
用することができる。
【0056】また上述の実施の形態においては、各符号
化装置31A〜31Nの符号化制御部33A〜33Nが
図4に示す符号量制限値演算プログラムに基づいてピク
チヤ当たりの発生符号量の制限値Cmax を算出するよう
にした場合について述べたが本発明はこれに限らず、こ
れ以外の演算プログラムにより符号発生量の制限値C
max を算出するようにしても良い。
【0057】さらに上述の実施の形態においては、各符
号化装置31A〜31Nの符号化制御部33A〜33N
が図5に示す余剰伝送符号量演算プログラムに基づいて
設定レートの中で余分に伝送できる符号量Aを算出する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、これ以外の演算プログラムにより設定レートのなか
で余分に伝送できる符号量Aを算出するようにしても良
い。
【0058】さらに上述の実施の形態においては、多重
化装置35の多重化制御部39が図6に示す輻輳制限値
演算プログラムに基づいて他の符号化装置31A〜31
Nに振り分けられる符号量の最大値Zmax を算出するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、これ以外の演算プログラムにより他の符号化装置3
1A〜31Nに振り分けられる符号量の最大値Zmax
算出するようにしても良い。
【0059】さらに上述の実施の形態においては、多重
化装置35の多重化制御部39がピクチヤnの書き込み
時刻からピクチヤn+1の書き込み時刻まで、各チヤン
ネルに割り当てられた帯域のうちの余剰分の帯域を他の
チヤンネルに振り分けるようにして各チヤンネルのバツ
フア34A〜34Nからの符号化データD31A〜D3
1Nの読み出しレートを可変させるようにしてダイナミ
ツクに帯域制御を行うようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば多重化制御部39が
各符号化装置31A〜31Nのバツフア34A〜34N
のデータ占有量を常時監視し、いずれかのバツフア34
A〜34Nが空になつた段階でそのチヤンネルに割り当
てられている帯域を他のチヤンネルに振り分けるように
しても良い。
【0060】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数チヤ
ンネル分の映像信号をそれぞれ異なる符号化手段により
符号化し、得られた各チヤンネル毎の符号化データを多
重化する符号化多重化装置において、各符号化手段にそ
れぞれ対応させて設けられ、対応する符号化手段から出
力される符号化データを記憶するバツフアと、各バツフ
アにそれぞれ記憶された符号化データを、対応する符号
化手段について予め設定された固有の設定レートで時分
割に読み出させることにより、各チヤンネルの符号化デ
ータを多重化する多重化手段とを設け、多重化手段が、
符号化手段から出力される符号化データのデータ量に応
じて、当該符号化手段の設定レートに対する余剰分の帯
域を他の符号化手段に対応する各バツフアからの符号化
データの読み出しに振り分けるようにしたことにより、
各チヤンネル毎の帯域制御を動的に行うことができ、か
くして伝送効率を格段的に向上させ得る符号化多重化装
置を実現できる。
【0061】また本発明によれば、複数チヤンネル分の
映像信号をそれぞれ圧縮符号化し、多重化する符号化多
重化方法において、各映像信号をそれぞれ圧縮符号化
し、得られた符号化データそれぞれ異なるバツフアに格
納する第1のステツプと、各バツフアにそれぞれ格納さ
れた符号化データを、各チヤンネル毎に予め設定された
固有の設定レートで時分割に読み出す第2のステツプと
を設け、第2のステツプでは、各チヤンネルの符号化デ
ータのデータ量に応じて、チヤンネルの設定レートに対
する余剰分の帯域を他のチヤンネルのバツフアからの符
号化データの読み出しに振り分けるようにしたことによ
り、各チヤンネル毎の帯域制御を動的に行うことがで
き、かくして伝送効率を格段的に向上させ得る符号化多
重化方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明に供する符号化多重化システ
ムの構成を示すブロツク図である。
【図2】輻輳制御の説明に供する略線図である。
【図3】本実施の形態による送信システムの構成を示す
ブロツク図である。
【図4】符号量制御値演算プログラムを示す略線図であ
る。
【図5】余剰伝送符号量演算プログラムを示す略線図で
ある。
【図6】輻輳制限値演算プログラムを示す略線図であ
る。
【図7】従来の固定レート方式の送信システムの構成を
示すブロツク図である。
【図8】従来の統計多重方式の送信システムの構成を示
すブロツク図である。
【符号の説明】
30……送信システム、31A〜31N……符号化装
置、32A〜32N……符号化部、33A〜33N……
符号化制御部、34A〜34N……バツフア、35……
多重化装置、36……基準時刻管理部、39……多重化
制御部、S1A〜S1N……映像信号、D30A〜D3
0N……データ占有量情報、D31A〜D31N……符
号化データ、D32……基準時刻情報、D33A〜D3
3N……余剰伝送符号量情報、D34A〜D34N……
輻輳制限値演算用情報。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数チヤンネル分の映像信号をそれぞれ異
    なる符号化手段により符号化し、得られた各上記チヤン
    ネル毎の符号化データを多重化する符号化多重化装置に
    おいて、 各上記符号化手段にそれぞれ対応させて設けられ、対応
    する上記符号化手段から出力される上記符号化データを
    記憶するバツフアと、 各上記バツフアにそれぞれ記憶された上記符号化データ
    を、対応する上記符号化手段について予め設定された固
    有の設定レートで時分割に読み出させることにより多重
    化する多重化手段とを具え、 上記多重化手段は、上記符号化手段の上記設定レートに
    対する余剰分の帯域を、他の上記符号化手段に対応する
    各上記バツフアからの上記符号化データの読み出しに振
    り分けることを特徴とする符号化多重化装置。
  2. 【請求項2】上記多重化手段は、 復号側のバツフアがオーバーフローしないように、上記
    他の符号化手段に対応する各上記バツフアからの上記符
    号化データの読出し量に制限を設けることを特徴とする
    請求項1に記載の符号化多重化装置。
  3. 【請求項3】各上記符号化手段は、 復号側のバツフアがアンダーフローしないように、ピク
    チヤ当たりの符号量に制限を設けて入力する上記映像信
    号を符号化することを特徴とする請求項1に記載の符号
    化多重化装置。
  4. 【請求項4】複数チヤンネル分の映像信号をそれぞれ圧
    縮符号化し、多重化する符号化多重化方法において、 各上記映像信号をそれぞれ圧縮符号化し、得られた符号
    化データそれぞれ異なるバツフアに格納する第1のステ
    ツプと、 各上記バツフアにそれぞれ格納された上記符号化データ
    を、各上記チヤンネル毎に予め設定された固有の設定レ
    ートで時分割に読み出す第2のステツプとを具え、 上記第2のステツプでは、上記チヤンネルの上記設定レ
    ートに対する余剰分の帯域を、他の上記チヤンネルの上
    記バツフアからの上記符号化データの読み出しに振り分
    けることを特徴とする符号化多重化装置。
  5. 【請求項5】上記第2のステツプでは、 復号側のバツフアがオーバーフローしないように、上記
    他の符号化手段に対応する各上記バツフアからの上記符
    号化データの読出し量に制限を設けることを特徴とする
    請求項4に記載の符号化多重化方法。
  6. 【請求項6】上記第1のステツプでは、 復号側のバツフアがアンダーフローしないように、ピク
    チヤ当たりの符号量に制限を設けて入力する上記映像信
    号を符号化することを特徴とする請求項4に記載の符号
    化多重化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534248A (ja) * 2004-04-20 2007-11-22 フランス テレコム 通信セッション管理システムおよび当該システムを備えたストリーミングハブ
JP2011029796A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Victor Co Of Japan Ltd デジタル信号多重化方法およびデジタル信号多重化装置

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