JPH11252181A - ファブリックシステム及びそのファブリック装置への識別子割り当て方法 - Google Patents

ファブリックシステム及びそのファブリック装置への識別子割り当て方法

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JPH11252181A
JPH11252181A JP31396198A JP31396198A JPH11252181A JP H11252181 A JPH11252181 A JP H11252181A JP 31396198 A JP31396198 A JP 31396198A JP 31396198 A JP31396198 A JP 31396198A JP H11252181 A JPH11252181 A JP H11252181A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ファイバチャネルファブリック装置の識別
情報を自動的に設定することを可能とするファブリック
システムを提供する。 【解決手段】 終端ノード間に、複数のファブリック群
を複数段に接続し、可変長フレームの交換を行なうファ
ブリックシステムであり、ファブリックは、他のファブ
リックが接続されるポート毎に、固有の識別子を割り当
てた割り当て信号を送信し、他のファブリックから送信
された割り当て信号を受信し、割り当て信号から、所定
の規則に従って自身の識別子を決定し、ポートと接続さ
れるファブリックの識別子の対応を示す構成情報を送信
し、各ファブリックの識別子と構成情報に基づいて、ポ
ート毎に受信したフレームの転送先のファブリックとポ
ート番号を決定するための検索情報を作成し、検索情報
に基づいて前記フレームの転送先を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のファイバチ
ャネルファブリック装置により構成されるファブリック
システムに関し、特に、ファブリックを多数接続する際
のシステム構成方法、多数接続時の複数のポート間でア
ドレスを区分化し、かつ複数接続された場合の配送先を
高速に決定する識別子割り当て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の技術では、複数のファイバ
チャネルファブリック装置を接続する際には、その接続
構成にしたがってその識別情報を個々にファイバチャネ
ルファブリック装置に設定していた。
【0003】上述の従来技術では、複数のファイバチャ
ネルファブリック装置を接続する際には、その接続構成
にしたがってその識別情報を個々にファブリック装置に
設定する必要があり、非常に煩雑なものであった。
【0004】また、特開平8−249263号公報に
は、複数のファイバチャネルファブリックを接続する際
に、サービスパラメータを交換することで接続を行なう
技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来に
おいて以下に述べるような問題点があった。
【0006】複数のファイバチャネルファブリック装置
を接続する際に、その接続構成にしたがってその識別情
報を個々にファイバチャネルファブリック装置に設定す
るのは、非常に煩雑であった。
【0007】また、従来のファイバチャネルファブリッ
クでは多数の終端ノードを接続するファブリックを1つ
の装置で実現することは、非常に高性能かつ高価なファ
ブリックを必要とするために困難であった。
【0008】さらに、ファイバチャネルファブリック間
の接続に使用されるE_Portが十分に用意されてい
ないために、ブロッキングの発生とルーティング性能が
上がらない問題があった。
【0009】複数のファイバチャネルファブリックを接
続する際には、特開平8−249263号公報に開示さ
れるように、サービスパラメータを交換することで接続
を行なうことも可能であるが、パラメータの差異により
十分な性能を発揮できないという問題があった。
【0010】本発明の第1の目的は、複数のファイバチ
ャネルファブリック装置を接続する際に、各ファイバチ
ャネルファブリック装置の識別情報を自動的に設定する
ことを可能としたファブリックシステム及びその識別情
報割り当て方法を提案することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、接続された装置間
で調停を行ない、構成情報を自律的に収集・構築するこ
とで、構成情報を外部から個々に設定するような管理上
の負担を著しく減少させることのできるファブリックシ
ステム及びその識別情報割り当て方法を提案することに
ある。
【0012】本発明の第3の目的は、フレーム配送時の
終端ノード特定作業を、接続されたファイバチャネルフ
ァブリック装置間で分担することにより、各装置毎の負
担を軽減することで、システム全体としての性能向上を
実現するファブリックシステム及びその識別情報割り当
て方法を提案することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、終端ノード間に、複数のファブリック群を複数段
に接続し、可変長フレームの交換を行なうファブリック
システムにおいて、前記ファブリックは、他のファブリ
ックが接続されるポート毎に、固有の識別子を割り当て
た割り当て信号を送信する割り当て信号送信手段と、他
のファブリックから送信された前記割り当て信号を受信
し、前記割り当て信号から、所定の規則に従って自身の
識別子を決定する識別子割り当て手段と、ポートと接続
されるファブリックの識別子の対応を示す構成情報を送
信する構成情報送信手段と、各ファブリックの識別子と
前記構成情報に基づいて、ポート毎に受信したフレーム
の転送先のファブリックとポート番号を決定するための
検索情報を作成する検索情報作成手段と、前記検索情報
に基づいて前記フレームの転送先を決定する転送先決定
手段を備えることを特徴とする。
【0014】請求項2の本発明のファブリックシステム
では、前記割り当て信号送信手段による識別子割り当て
信号の送信と、前記識別子割り当て手段による前記割り
当て信号の受信と識別子の割り当てを、全てのファブリ
ックに対して前記識別子が割り当てられるまで繰り返す
ことを特徴とする。
【0015】請求項3の本発明のファブリックシステム
では、終端ノードと接続する前記ファブリックの1をマ
スタファブリックとし、前記マスタファブリックは、初
期値として識別子を備え、前記識別子の割り当てに際
に、最初に、ポート毎に固有の識別子を割り当てた前記
割り当て信号を送信することを特徴とする。
【0016】請求項4の本発明のファブリックシステム
では、一方の終端ノードと接続する第1段のファブリッ
ク群と、他方の終端ノードと接続する第3段のファブリ
ック群と、前記第1段及び第3段のファブリック群に接
続する第2段のファブリック群とで構成されることを特
徴とする。
【0017】請求項5の本発明のファブリックシステム
では、一方の終端ノードと接続する第1段のファブリッ
ク群と、他方の終端ノードと接続する第3段のファブリ
ック群と、前記第1段及び第3段のファブリック群に接
続する第2段のファブリック群とで構成され、前記第1
段または第3段のファブリックの1を初期値として識別
子を備えるマスタファブリックとし、前記識別子の割り
当てに際に、最初に、前記マスタファブリックからポー
ト毎に固有の識別子を割り当てた前記割り当て信号を送
信し、次いで、前記第2段のファブリック群から前記割
り当て信号を送信し、最後に、前記第1段及び第3段の
マスタファブリック以外のファブリックから前記割り当
て信号を送信することを特徴とする。
【0018】請求項6の本発明のファブリックシステム
では、前記ファブリックの前記転送先決定手段は、自身
の識別子を格納する格納手段と、前記検索情報を格納す
る検索情報格納手段と、受信フレームの識別子と前記格
納手段の自身の識別子とを比較する比較手段と、前記比
較手段による比較の結果、識別子が一致した場合、前記
受信フレームに含まれるポート番号を転送先のポート番
号として選択し、識別子が不一致の場合、前記受信フレ
ームに含まれるポート番号によって前記検索情報を検索
して、転送先のポート番号として選択する選択手段とで
構成されることを特徴とする。
【0019】請求項7の本発明のファブリックシステム
では、終端ノードと接続する前記ファブリックの1をマ
スタファブリックとし、前記マスタファブリックは、初
期値として識別子を備え、前記識別子の割り当てに際
に、最初に、ポート毎に固有の識別子を割り当てた前記
割り当て信号を送信し、識別子の割り当て終了後に、全
てのファブリックの識別子を収集し、前記識別子をデー
タ長の小さい第2の識別子に変換した変換表を作成し
て、全てのファブリックに分配し、前記変換表を分配さ
れた前記ファブリックは、前記変換表と前記構成情報に
基づいて、ポート毎に受信したフレームの転送先のファ
ブリックとポート番号を決定するための検索情報を作成
することを特徴とする。
【0020】請求項8の本発明は、終端ノード間に、複
数のファブリック群を複数段に接続し、可変長フレーム
の交換を行なうファブリックシステムにおける各ファブ
リック毎の識別子割り当て方法において、前記ファブリ
ックにて、他のファブリックが接続されるポート毎に、
固有の識別子を割り当てた割り当て信号を送信し、他の
ファブリックから送信された前記割り当て信号を受信
し、前記割り当て信号から、所定の規則に従って自身の
識別子を決定する識別子割り当て、ポートと接続される
ファブリックの識別子の対応を示す構成情報を送信し、
各ファブリックの識別子と前記構成情報に基づいて、ポ
ート毎に受信したフレームの転送先のファブリックとポ
ート番号を決定するための検索情報を作成することを特
徴とする。
【0021】請求項9の本発明のファブリックシステム
における各ファブリック毎の識別子割り当て方法では、
識別子割り当て信号の送信と、前記割り当て信号の受信
と識別子の割り当てを、全てのファブリックに対して前
記識別子が割り当てられるまで繰り返すことを特徴とす
る。
【0022】請求項10の本発明のファブリックシステ
ムにおける各ファブリック毎の識別子割り当て方法で
は、終端ノードと接続する前記ファブリックの1を初期
値として識別子を備えるマスタファブリックとし、前記
マスタファブリックが、前記識別子の割り当てに際に、
最初に、ポート毎に固有の識別子を割り当てた前記割り
当て信号を送信することを特徴とする。
【0023】請求項11の本発明のファブリックシステ
ムにおける各ファブリック毎の識別子割り当て方法で
は、一方の終端ノードと接続する第1段のファブリック
群と、他方の終端ノードと接続する第3段のファブリッ
ク群と、前記第1段及び第3段のファブリック群に接続
する第2段のファブリック群とで構成され、前記第1段
または第3段のファブリックの1を初期値として識別子
を備えるマスタファブリックとし、前記識別子の割り当
てに際に、最初に、前記マスタファブリックからポート
毎に固有の識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信
し、次いで、前記第2段のファブリック群から前記割り
当て信号を送信し、最後に、前記第1段及び第3段のマ
スタファブリック以外のファブリックから前記割り当て
信号を送信することを特徴とする。
【0024】請求項12の本発明のファブリックシステ
ムにおける各ファブリック毎の識別子割り当て方法で
は、各ファブリックは、受信フレームの識別子と自身の
識別子とを比較し、比較の結果、識別子が一致した場
合、前記受信フレームに含まれるポート番号を転送先の
ポート番号として選択し、識別子が不一致の場合、前記
受信フレームに含まれるポート番号によって前記検索情
報を検索して、転送先のポート番号として選択すること
により転送先を決定することを特徴とする。
【0025】請求項13の本発明のファブリックシステ
ムにおける各ファブリック毎の識別子割り当て方法で
は、終端ノードと接続する前記ファブリックの1を初期
値として識別子を備えるマスタファブリックとし、前記
マスタファブリックは、前記識別子の割り当てに際に、
最初に、ポート毎に固有の識別子を割り当てた前記割り
当て信号を送信し、識別子の割り当て終了後に、全ての
ファブリックの識別子を収集し、前記識別子をデータ長
の小さい第2の識別子に変換した変換表を作成して、全
てのファブリックに分配し、前記変換表を分配された前
記ファブリックは、前記変換表と前記構成情報に基づい
て、ポート毎に受信したフレームの転送先のファブリッ
クとポート番号を決定するための検索情報を作成するこ
とを特徴とする。
【0026】請求項14の本発明は、終端ノード間に、
複数のファブリック群を複数段に接続し、可変長フレー
ムの交換を行なうファブリックシステムにおける各ファ
ブリック毎の識別子割り当てを行なうコンピュータプロ
グラムを格納する記録媒体でにおいて、前記ファブリッ
クにて、他のファブリックが接続されるポート毎に、固
有の識別子を割り当てた割り当て信号を送信し、他のフ
ァブリックから送信された前記割り当て信号を受信し、
前記割り当て信号から、所定の規則に従って自身の識別
子を決定する識別子割り当て、ポートと接続されるファ
ブリックの識別子の対応を示す構成情報を送信し、各フ
ァブリックの識別子と前記構成情報に基づいて、ポート
毎に受信したフレームの転送先のファブリックとポート
番号を決定するための検索情報を作成することを特徴と
する。
【0027】請求項15の本発明では、前記コンピュー
タプログラムは、識別子割り当て信号の送信と、前記割
り当て信号の受信と識別子の割り当てを、全てのファブ
リックに対して前記識別子が割り当てられるまで繰り返
すことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。
【0029】まず、本発明による可変長フレームの交換
を行なうファブリックシステムの概要について述べる。
本発明において、ファブリックシステムを構成するファ
イバチャネルファブリック装置(以下、単に「ファブリ
ック」という)の接続形態は3段構成を必要とする。但
し、個々のファブリックはいずれもポートに接続する相
手が存在する場合に、それがノードもしくはファブリッ
クであるかを識別できる手段を持つものとする。
【0030】この3段構成は、ファブリックシステムを
構成するファブリックを、上段・中段・下段の計三群に
等分割することにより行なわれる。3群に分割されたう
ち上段・下段に属するファブリックはノードとの接続が
許され、中段のファブリックはノードとの接続は許され
ず、上段・下段のファブリックと接続するのみとする。
【0031】上段と下段のファブリックが直接接続され
ることは許されない。また、同一の群に属するファブリ
ック間の接続も許されない。以上の規則をまとめると以
下に挙げるようになる。
【0032】a)同一の群に属するファブリック同士の
接続は禁止される。
【0033】b)上段・下段に属するファブリックは中
段もしくはノードとのみ接続される。
【0034】c)中段のファブリックはノードとの接続
が禁止される。
【0035】d)中段に属する全てのファブリックは、
上段・下段のファブリック全てと接続される。
【0036】このファブリック間の接続は、上段のファ
ブリックは中段の各ファブリックに対して等しく接続さ
れ、同様に下段のファブリックも中段の各ファブリック
に対して等しく接続される必要がある。また、同一ファ
ブリック間の接続が多重に行なわれてもよいが、全ての
ファブリック間接続の多重接続数が等しいことを保証す
る必要がある。このようにして構成されたファブリック
システムはノンブロッキング構成となる。
【0037】さらに、以上のように接続されたファブリ
ックシステムの上段もしくは下段に属するファブリック
から一つを選び出し、それをマスタファブリック(以
下、MFという)と定める必要がある。MFと直接接続
されるファブリックをセカンダリファブリック(以下、
SFという)、SFと直接接続されるファブリックの内
でMFを除いたファブリックをサードファブリック(以
下、TFという)と呼ぶ。
【0038】次に、接続構成取得手順について説明す
る。
【0039】全ての接続が完了した時点で、MFが、フ
ァブリックシステムの構成情報の取得を開始する。同時
に全てのファブリックに対して固有のスイッチ識別番号
(以下、SIDという)を設定する。SID割り当て
は、以下の手順で行なわれる。
【0040】a)MFは、ファブリックの接続されたポ
ート全てに対して、ポートごとに固有のSID割り当て
信号(以下、SISという)を送信する。
【0041】b)SISを受信したファブリックは、受
信した全てのSISから一定の規則に基づいて自身のS
IDを決定する。
【0042】c)ファブリックは自身のSIDを元にし
て、ファブリックの接続されたポート全てに対してポー
トごとに固有のSISを送信する。
【0043】d)SISには送信元のSIDを含むもの
とする。
【0044】e)MFは、初期値として与えられたSI
Dを保有し続ける。
【0045】上記手順を一定時間もしくは一定回数繰り
返した後、SISの送信を停止してSIDの変更を抑制
する。SISの変更を抑制したことにより、ファブリッ
クの全ポートの接続構成情報が定まり、各ファブリック
はそれぞれの接続情報を隣接するファブリック全てに配
送する。
【0046】上段・下段に位置し、ノードとの接続の許
されたファブリックは、隣接するファブリックから送ら
れてきた接続構成情報からファブリックシステムの構成
情報を構築する。
【0047】その上でMFは、SFから送られた接続構
成情報を元に、SIDとファブリック識別子(以下、F
IDという)への対応を示すSID−FID変換表を作
成する。この変換表は、SFを通じてファブリックシス
テム中の全ファブリックに配送される。これにより全て
のファブリックは、SID−FID変換表から隣接する
ファブリックのFIDを得ることができる。
【0048】このFIDは、ファブリックと接続するノ
ードに対して割り当てるノード識別子(以下、NIDと
いう)の基とする。ここでNIDは、FIDとファブリ
ックのポートの識別子(以下、LIDという)で構成さ
れるものとする。FIDを取得することで、全てのファ
ブリックはルーティング情報の作成を完了し、自律的な
構成情報の取得と構築を完了する。
【0049】次に、アドレスの区分化について説明す
る。
【0050】FIDは、ファブリックが各ポートに割り
当てるアドレス24ビット中の各々8ビット分のDom
ain_IDとArea_IDに対応し、ファブリック
システムとしてのアドレスの区分化を実現する。また、
8ビット分のDomain_IDについてはファブリッ
クシステムで共通の値を設定する。アドレス24ビット
中の残りの8ビット分のPort_IDは各ファブリッ
クのポート番号に対応する。
【0051】次に、ルーティング手順について説明す
る。
【0052】ファブリックシステムにおいて、上段・下
段のファブリックは、ノードが発信したフレームの送信
先を示すNID(D_ID)からFID部分を取り出
し、それが自信のFIDと一致するかどうかの判断を行
なう。一致する場合は、LID(Port_ID)部分
から送信すべきポートを特定し、配送する。一致しない
場合は中段のファブリックに配送し、判断を委ねる。一
方、中段のファブリックは上段・下段のファブリック全
てと接続しているため、接続情報とNID(D_ID)
中のFIDを元にどのポートへ配送すべきかを決定し、
フレームを転送する。
【0053】次に、本発明の第1の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0054】本発明の第1の実施の形態によるファブリ
ックシステムの構成を図1に示す。図1を参照すると、
この実施の形態は、6台の4ポートのファイバチャネル
ファブリック(以下、単にファブリックと称する)11
〜16を接続して、8ポートのファブリックシステムを
構成している。このファブリックシステムは、上段ファ
ブリック群11と、中段ファブリック群12と、下段フ
ァブリック群13の3段構成であり、上段ファブリック
群11がファブリック21、22、中段ファブリック群
12がファブリック23、24、下段ファブリック群1
3がファブリック25、26から構成される。
【0055】ファブリック21は、F_Portである
ポート21a、21b、E_Portであるポート21
c、21dを有する。ファブリック22は、F_Por
tであるポート22a、22b、E_Portであるポ
ート22c、22dを有する。ファブリック23、24
は、それぞれ4つのE_Portであるポート23a〜
23d、ポート24a〜24dを有する。ファブリック
25は、E_Portであるポート25a、25b、F
_Portであるポート25c、25dを有する。ま
た、ファブリック26は、E_Portであるポート2
6a、26b、F_Portであるポート26c、26
dを有する。
【0056】ここで、ファブリックのE_Portと
は、ファブリック同士の接続に使用されるポートを意味
するファイバチャネル規格における用語であり、ファブ
リックのF_Portとは、ノードとの接続に使用され
るポートを意味するファイバチャネル規格における用語
である。
【0057】さらに、上段ファブリック群11は、ノー
ドの集合としてのノード群31に接続され、下段ファブ
リック群13は、ノードの集合としてのノード群32に
接続されている。
【0058】ここで、上記ファブリックシステムを構成
するファイバチャネルファブリックの構成について詳細
に説明する。
【0059】図2に示すように、各ファブリック21〜
26は、ポート41a〜41dを備え、各ポートは終端
ノードまたは他のファブリックと接続し、ファイバチャ
ネルのプロトコル制御を行なう為のファイバチャネルイ
ンタフェース制御部44と終端ノードまたは他のファブ
リックから受信したフレームを一時格納する為の入力デ
ータバッファ部45と入力フレームの出力先を決定する
出力バッファ要求部47と出力するフレームを一時格納
する為の出力データバッファ部46からなる。
【0060】また、各ファブリック21〜26は、入力
データバッファ部45から出力データバッファ部46へ
フレームデータを転送するスイッチ素子42と、スイッ
チ素子の負荷を監視して輻輳を制御する輻輳管理部43
と、任意のフレームを出力する為のフレーム生成部51
と、任意のフレームを転送せずにファブリック内部に保
持して参照するためのフレーム受信部52と、これらの
手段を使用して、ファブリックシステムにおけるファブ
リック装置への識別子割り当て部53を備えて構成され
る。
【0061】ファイバチャネルインタフェース制御部4
4は、ファイバチャネル規格に基づいた通信方式による
プロトコル制御を行なう手段であり、ファイバチャネル
インタフェースから入力されたデータを入力データバッ
ファ部45に出力し、出力データバッファ部46から入
力されたデータをファイバチャネルインタフェースに出
力する。
【0062】入力データバッファ部45は、ファイバチ
ャネルインタフェースからの入力データを一時的に格納
する為の手段である。
【0063】出力バッファ要求部47の詳細を図3に示
す。出力バッファ要求部47は、転送先決定部61と、
転送先ポート番号レジスタ62と、バッファ制御部63
から構成される。
【0064】入力データバッファ部45から入力された
図8に示すファイバチャネルフレームのフレームヘッダ
中の3バイトのD_IDフィールドは、転送先を決定す
る転送先決定部61に問い合わせ、輻輳管理部43に対
して該フレームデータ毎に定まる転送先ポートの出力バ
ッファを要求・獲得し、スイッチ素子42への転送を入
力データバッファ部45に対して指示する。ここで、D
_IDフィールドとは、ファイバチャネル規格における
フレーム転送の際の宛先を指定するフィールドである。
【0065】転送先決定部61は、自ファブリック装置
の識別子FIDを保持する自FIDレジスタ66を有
し、さらに出力バッファ要求部47から入力されたフレ
ームヘッダ中の3バイトのD_IDフィールドを一時的
に格納するD_IDレジスタ65と、転送先を決定する
ための検索表68と、D_IDフィールドから取り出し
たFIDと自FIDレジスタ66のFIDを比較する比
較部67と、D_IDレジスタの値を鍵にして検索表6
8を参照してフレームデータの転送先となるファブリッ
ク装置内部のポート番号を選択する選択部69を備え
る。
【0066】選択部69は、比較部67の比較結果に応
じて、フレームデータの転送先となるファブリック装置
内部のポート番号を転送先ポート番号レジスタ62に出
力し、バッファ制御部63を介して、輻輳管理部43に
対して該フレームデータ毎に定まる転送先ポートの出力
バッファを要求・獲得し、スイッチ素子42への転送を
入力データバッファ部45に対して指示する。
【0067】転送決定部61による転送先であるファブ
リック内部のポート番号の決定方法は、次に示す手順に
基づいて実行される。この手順を図4のフローチャート
に従って説明する。
【0068】まず、受信したファイバチャネルフレーム
データのD_IDフィールドを入力データバッファ部4
5から受け取り、D_IDレジスタ65に格納する(ス
テップ401)。
【0069】次いで、D_IDフィールドからFID部
分を取り出し、比較部67において自身の自FIDレジ
スタ66のFIDと比較する(ステップ402)。
【0070】FIDが一致した場合には、D_IDフィ
ールドのPort_IDフィールドを入力フレームデー
タの転送先として決定する(ステップ403)。
【0071】FIDが一致しない場合には、D_IDフ
ィールドから取り出したFIDをキーとして検索表68
を検索して得られたポート番号を入力フレームデータの
転送先として決定する(ステップ404)。そして、上
記決定した転送先ポートを出力する(ステップ40
5)。
【0072】出力データバッファ部46は、入力データ
バッファ部45からスイッチ素子42を介して転送され
たフレームデータを一時的に格納する為のものであり、
格納したデータはファイバチャネルインタフェース制御
部44に入力される。
【0073】輻輳管理部43は、転送先決定部61の出
力である転送先のファブリック内部のポート番号と入力
データバッファ部45のフレームデータの格納状態を元
に、出力データバッファ部46の使用可否を判断し、出
力バッファ要求部47からのバッファ要求に対する応答
を出力する。
【0074】フレーム生成部51は、ファブリック装置
が任意のフレームを作成し、送信する為のもので、作成
したフレームはファイバチャネルインタフェース制御部
44を介して接続された終端ノード、もしくは他のファ
ブリック装置にフレームを送信する。
【0075】フレーム受信部52は、ファイバチャネル
インタフェース制御部44を介して接続された終端ノー
ド、もしくは他のファブリック装置から送信されたフレ
ームを取り出し、読み取る為の手段である。
【0076】識別子割り当て部53は、ファブリック装
置の3段接続構成情報を格納する3段接続構成情報格納
部53aと、SIDを保持するためのSID格納部53
bと、ファブリック装置のE_Port毎に必要となる
受信したSISの発信元のSIDを格納するSID格納
部63cと、SIDからFIDへの変換表を保持するた
めの変換表格納部63dと、隣接するファブリック装置
の接続構成情報を保持するための隣接接続構成情報格納
部53eを有し、さらにそれらを参照し、識別子割り当
ての処理制御を行なう割り当て制御部53fで構成され
る。
【0077】識別子割り当て方法は、ファブリックシス
テムにおけるファブリック装置の接続構成を図1のよう
な3段構成と特定することで、処理の簡便化を実現して
いる。この3段構成では、上述したようにファブリック
システムを構成するファブリックを3群に等分割し、1
群を全ポートがE_Portとなる中段ファブリック群
12とし、残り2群は全ポートをE_PortとF_P
ortに等分して上段及び下段ファブリック群11、1
3としている。各ファブリック装置同士の接続は、E_
Port同士で行ない、以下に挙げる規則に従って接続
が行なわれる。
【0078】a)同一のファブリック群に属するファブ
リック同士の接続は行なわない。
【0079】b)上段ファブリック群に属するファブリ
ックは中段ファブリック群のファブリック装置全てと接
続する。
【0080】c)下段ファブリック群に属するファブリ
ックは中段ファブリック群のファブリック装置全てと接
続する。
【0081】d)中段ファブリック群に属するファブリ
ックは上段ファブリック群のファブリック装置全て、及
び下段ファブリック群のファブリック装置全てと接続す
る。
【0082】e)上段ファブリック群または下段ファブ
リック群に属するファブリック装置の中からマスタファ
ブリック装置(MF)を1つだけ設定する。
【0083】識別子割り当て部53による処理は、2段
階の処理に分かれており、前段階の処理として構成情報
の取得を行ない、後段階の処理として識別子の割り当て
が行なわれる。
【0084】前段階の処理である構成情報の取得は次の
手順で行なわれる。
【0085】a)MFはスイッチ識別番号(以下SI
D)の初期値を持つ。
【0086】b)ファブリック装置は、自ファブリック
装置のSIDを保持しているならば、SIDを元にし
て、全E_Port毎に固有のSID割り当て信号(S
IS)をフレーム生成部51を介して特定のフレームデ
ータにして送信する。
【0087】c)フレーム受信部52を介してSISを
受信したファブリックは、受信した全てのSISから一
定の規則に基づいて自身のSIDを決定し、保持する。
同時に、受信したE_Port毎にSISの送信元ファ
ブリックを表すSIDを保持する。
【0088】d)一定時間もしくは一定回数の間、a)
〜c)の処理を繰り返す。
【0089】上記構成情報の取得処理を図6のフローチ
ャートに従って説明する。自ファブリックがMFである
場合(ステップ601)、MFは初期値としてのSID
を設定する(ステップ602)。
【0090】その後、終了条件を満たしていないので
(ステップ605)、MFは、全E_Portから上記
SISを送信する(ステップ606)。
【0091】SISを受信したファブリックは(ステッ
プ603)、受信した全てのSISから一定の規則に基
づいて自身のSIDを決定し、保持する。同時に、受信
したE_Port毎にSISの送信元ファブリックを表
すSIDを保持する(ステップ604)。上記処理を、
終了条件として設定された一定時間もしくは一定回数の
間、繰り返す。
【0092】その後の識別子割り当て処理について、図
7のフローチャートを参照して説明する。
【0093】SID割り当てが完了した後に、各ファブ
リック装置は全てのファブリック装置に対して、全E_
Portの接続先のファブリック装置のSIDの対応を
示す接続構成情報を送信する(ステップ701)。3段
構成であることから、MFはSFの構成表からファブリ
ックシステム中の全SIDを収集し、SIDと1対1に
対応するFIDへの変換表を作成する(ステップ70
2)。そして、その変換表をSFを通じてファブリック
システムを構成する全ファブリック装置に分配する(ス
テップ703)。
【0094】全ファブリック装置はSID−FID変換
表と接続構成表から、自FIDと一致しない終端ノード
宛フレームを転送すべきファブリックを定め、転送先決
定部61で必要となる検索表(ルーティング情報)を作
成し、検索表68に対して設定することでファブリック
システムの構築が完了する(ステップ704)。
【0095】終端ノードは、ファイバチャネルシステム
においてファブリック装置と接続されている場合、ファ
ブリックログインにより終端ノード自身を特定するため
の識別子である「Address Identifie
r」を受け取る。この終端ノードの識別子は、ファイバ
チャネルフレームの転送先を指定するD_IDフィール
ドの値として使用されるが、この終端ノード識別子の割
り当てはファブリックに委ねられている。終端ノード識
別子の設定方法は、ファブリック装置の識別子割り当て
部53により決定したFIDとファブリックのポート番
号を組み合わせて設定することで、転送先決定手段の検
索表との対応が一意に定まる。
【0096】本発明では、受信したファイバチャネルフ
レームが自ファブリック宛でない場合の転送先を、検索
表68により決定している。このため、接続構成を3段
と固定しているが、終端ノード間の通信において、フレ
ームがどの経路をとるかを自由に変更できる。また、検
索表68はポート毎に設定できるため、設定を変更・調
整することにより特定経路に負荷が集中することを避け
るように、負荷を分散させることが可能である。
【0097】さらに、本発明では、輻輳制御部とスイッ
チ素子を変更することで、図1に示しているような4ポ
ート構成をさらに拡張することが容易なのは明らかであ
る。
【0098】本実施の形態では、図9に示すように、S
ISのフォーマットを1バイト毎のフィールドに区切る
ことのできる4バイトの値とし、SISを4バイトの数
値として扱った場合にはそのままSIDに一致させるこ
とが可能であるようにしている。
【0099】MFのみが持つSIDの初期値は、16進
数で「01000000h」とする。すなわち、MFフ
ィールドのみ値「1」が設定され、他のフィールドには
値「0」が設定されるものとする。MFがSISを出力
する場合はSFフィールドに、SFが出力する場合には
TFフィールドに、TFが出力する場合にはFFフィー
ルドに、1から始まるポート番号を値として設定したも
のをSISとして出力する。
【0100】ここで、SFとはMFと隣接するファブリ
ックのことを指し、TFとはSFと隣接するファブリッ
クのことを指すものとする。ただし、TFにMFは含ま
れない。
【0101】SISを出力する際に、自ファブリックが
MF、SF、TFのいずれかに該当するかどうかは、S
IDの各フィールドのどこまでが非零値であるかで判別
することができる。また、本実施の形態では、SIDの
更新条件はSIDを4バイトの数値として扱った場合
に、受信した全てのSISの中で最小の値をSIDとし
て設定するものとする。また、SID割り当て手順の繰
り返し条件(終了条件)はSIS送信を3回行なうまで
とする。さらに、FIDの2バイトの内のDomain
_IDに相当する値は「1」に固定し、Area_ID
を「1」から順に割り当てる方式を採る。
【0102】図1のファブリックシステムにおいて、フ
ァブリック21をMFとして設定した場合のSID割り
当て手順は、図10で示すように進められる。
【0103】ここで、ファブリック22(TF)は、フ
ァブリック23、24(SF)が送信したSISにより
SIDを決定することになるが、受信したSISの値は
図11のようになる。この中で、最小の値はファブリッ
ク23が送信したSISの値である為、ファブリック2
2のSIDは「01030200」と定まる。
【0104】以上のようにSIS送信を繰り返した結
果、各ファブリックにおいて接続構成情報が完成する。
接続構成情報とは、ファブリックの各E_Portとそ
こに接続されたファブリックのSIDの対応表である。
また、接続されたファブリックのSIDは、ポート毎の
最後に受信したSISの非零フィールドの最下位を値
「0」にしたものに他ならない。図1のファブリック2
3の接続構成情報は、図12に示す内容となる。
【0105】ファブリック21(MF)は、ファブリッ
ク23、24(SF)の接続構成情報を受け取り、ファ
ブリックシステムを構成する全ファブリックのSIDを
入手する。
【0106】ファブリック21(MF)は、取得した全
SIDを昇順に並べ、順にFID(2バイト)を割り当
てることによりSID−FID変換表を作成する。すな
わち、この場合のSID−FID変換表は図13のよう
になる。
【0107】上段、下段のファブリック21、22、2
5、26においては、中段の全てのファブリック23、
24から受信した接続構成情報から、検索表58に対し
て設定する出力先の内部ポート番号を一意に定めること
ができないが、出力先である内部ポート番号を均等に配
分することで、ファブリックシステムの全体の負荷を均
一化することができる。ファブリック25の検索表58
は図14に示す。図14において、受信ポート1〜4
は、ファブリック25のポート25a〜25dに対応
し、ファイバチャネルフレームを受信したポートを示し
ている。例えば、FID「0101」のファブリック2
1(MF)を宛先とするフレームデータをポート「3」
(25c)で受信した場合、当該フレームデータをポー
ト「1」(25a)から転送することを示している。な
お、図14中における括弧つき数字は、該当するポート
番号が優先的に固定的に割り当てられたことを表してい
る。
【0108】次に、本発明の第2の実施の形態について
図15〜図20を参照して詳細に説明する。
【0109】図15に示すように、本実施の形態のファ
ブリックシステムは、16ポートファブリック12台に
よる64ノード接続可能なファブリックシステム接続条
件に従って接続した構成となっている。このファブリッ
クシステムは、上段ファブリック群91、中段ファブリ
ック群92、下段ファブリック群93からなる。
【0110】このファブリックシステムでは、先に説明
した第1の実施の形態とは異なり、同一のファブリック
間の接続に複数の経路が存在する。それ以外のSISの
フォーマット、MFのみが持つSIDの初期値、SID
の更新条件、及びSID割り当て手順の繰り返し条件に
ついては、第1の実施の形態と同様である。
【0111】ファブリック103をMFとして設定した
場合のSID割り当て手順は、図16に示されるように
進められる。
【0112】ここで、ファブリック102は、ファブリ
ック105〜108(SF)が送信したSISによりS
IDを決定することになるが、受信したSISの値は図
17のようになる。この中で最小の値はファブリック1
05が送信したSISの値である為、ファブリック10
5のSIDは「01090300h」と定まる。
【0113】以上のように、SIS送信を繰り返した結
果、各ファブリックには接続構成情報が完成する。接続
構成情報はファブリックの各E_Portとそこに接続
されたファブリックのSIDの対応表である。また、接
続されたファブリックのSIDは、ポート毎の最後に受
信したSISの非零フィールドの最下位フィールドを値
「0」にしたものに他ならない。ファブリック108の
接続構成情報は図18に示すようになる。
【0114】ファブリック103(MF)は、ファブリ
ック105〜108(SF)の接続構成情報を受け取
り、ファブリックシステムを構成する全ファブリックの
SIDを入手する。さらに、ファブリック103(M
F)は、取得した全SIDを昇順に並べ、順にFIDを
割り当てることで、SID−FID変換表を作成する。
この場合のSID−FID変換表は、図19に示すよう
になる。
【0115】上段、下段のファブリック101〜10
4、109〜112においては、中段の全てのファブリ
ック105〜108から受信した接続構成情報から、検
索表58に対して設定する出力先の内部ポートを一意に
定めることができないが、出力先である内部ポート番号
を均等に配分することで、ファブリックシステムの全体
の負荷を均一化することができる。
【0116】隣接するファブリックのFIDに対して出
力先ポート番号を優先的に割り当て、直接隣接しないフ
ァブリックのFIDに対しては出力先ポート番号が全体
で均等に使用されるように配分する方式によって、検索
表58を作成する。また、本動作説明においては検索表
58は各ポート毎に持つものとする。ファブリック10
9における検索表の作成結果を図20に示す。なお、図
20中における括弧つき数字は、該当するポート番号が
優先的に固定的に割り当てられたことを表している。
【0117】上述した本発明によれば、ファブリックシ
ステムを構成する際に、構成情報を各ファブリックに対
して設定することが不要であるということである。その
理由は、本発明における構成情報の自律的な取得により
明らかである。
【0118】また、特別に大規模なファブリックが不要
であるということである。比較的小規模なファブリック
に適用することで、大規模なファブリックシステムにす
ることができる。その理由は、本発明の目的により明ら
かである。
【0119】さらに、ファブリックシステムを構成した
際の、終端ノード間の通信において、性能差が生じにく
いということである。その理由は、同一ファブリックに
接続されていない終端ノードとの通信において、どの経
路においても経路となるファブリックの数が等しいた
め、極端な性能差が生じないということから明らかであ
る。
【0120】次に、本発明の第3の実施の形態によるフ
ァブリックシステムについて説明する。
【0121】図21は、ファブリックシステムが各々3
2ポート持つファブリック12台を使用して構成された
状態を示すブロック図である。ファイバチャネルファブ
リック装置201〜212、ファブリック間の接続経路
213〜252、ファブリックシステムに接続されるノ
ードの集合としてのノード群284〜285、ファブリ
ックと各ノードを接続する接続経路253〜284であ
る。また、ファイバチャネルファブリック201〜21
2のうち、ファブリック201をMFとして選択してお
り、MFと隣接するファブリック209〜212がSF
となり、MF以外でSFと隣接するファブリック202
2〜208はTFとなる。図21におけるファブリック
間の接続経路213〜252は同一ファブリック間で経
路1本としているが、実際には4本あるものとしてい
る。
【0122】図22は、ファブリックシステムにおける
構成情報を自律的に取得するためのSISをMFが起動
している様子を示すブロック図である。ファイバチャネ
ルファブリック(MF)201、ファイバチャネルファ
ブリック(SF)209〜212、ファブリック間の接
続経路291〜306で構成されている。
【0123】図23は、ファブリックシステムにおける
構成情報を自律的に取得するためのSISを複数のSF
から受ける場合の様子を示すブロック図である。ファイ
バチャネルファブリック(SF)209〜212、ファ
イバチャネルファブリック(SF以外)201−20
8、ファブリック間の接続経路311〜326である。
【0124】次に、上述した本発明の実施の形態の動作
について詳細に説明する。
【0125】図21に示すファブリックシステムの構成
図において、ファブリックの3群への分割は、ちょうど
図において横並びとなるファブリックを同一の群に属す
るものとして分割が行なわれる。ファブリック201
(MF)、ファブリック209〜212(SF)、ファ
ブリック202〜204、205〜208(TF)の区
分は前述の通りであるが、SF及びTFがそれぞれSF
もしくはTFと認識できるのは、MFがSIS送信を開
始した後である。
【0126】図22に示すように、ファブリック201
(MF)は、ファブリック209〜212(SF)に対
してSID割り当てを行なうためにSISを全ポートか
ら発行する。図23に示すように、ファブリック209
〜212(SF)は、ファブリック202〜204、2
05〜208(TF)に対してSID割り当てを行なう
ためにSISを全ポートから発行する。但し、SISの
発行は、ファブリック209〜212(SF)がSID
の割り当てを受けるまでは行なうことができない。
【0127】図22、図23のいずれにおいてもSIS
の発行は、ファブリック間の接続経路291〜306及
び311〜326が示す方向に沿って行なわれる。ま
た、図22、図23で示しているように、同一ファブリ
ック間に複数の接続経路が存在する場合も問題なく作用
する。いずれの場合でも各ファブリックは、割り当てを
受けたSIDの中からもっとも優先順位の高いSIDを
自SIDとして認識する。本実施の形態における優先順
位の設定内容を以下に挙げる。
【0128】a)割り当て元が異なる場合は、MF・S
F・TFの順に割り当てられたSIDを優先する。
【0129】b)割り当て元のレベルが同一な場合(複
数のSFから、または複数のTFから割り当てを受けた
場合)、割り当て元のSIDが最小のファブリックに割
り当てられたSIDを優先する。
【0130】c)同一の割り当て元から複数の割り当て
を受けた場合、割り当てられた中で最も小さいSIDを
自SIDとして優先する。
【0131】全ファブリックは、図22、図23に示す
ようなSIS発行及びSID決定を10秒間繰り返した
後、SIS発行を停止し、SIDの変更を抑制し、その
時のSIDを自SIDとして決定し、変更を禁止する。
【0132】各ファブリックはSIDの固定を行なった
後、どのポートがどのファブリックと接続されているか
という接続構成情報を隣接するファブリック全てに配送
する。さらに、ファブリック201(MF)は、配信さ
れたファブリック209〜212(SF)の接続構成情
報からファブリックシステム中の全ファブリックのSI
Dを取得し、それを元にSIDからFIDへの変換表を
作成する。FIDへの変換の際には、MF及びTFを優
先して割り当て、SFは優先順位を落として変換する。
【0133】ファブリック201(MF)は、作成され
たSID−FID変換表を全てのファブリック209〜
212(SF)に配送し、ファブリック209〜212
(SF)は全ての隣接するファブリックに変換表の転送
を行なう。
【0134】これにより、ファブリックシステム中の全
ファブリックにSID−FID変換表が配送される。S
ID−FID変換表を受信したファブリックは、接続構
成情報から、各ファブリック間の経路の負荷が均等とな
るように検索表(ルーティング情報)の作成を行なうこ
とが可能となる。
【0135】なお、本実施の形態のファブリックシステ
ムにおけるファブリック装置への識別子割り当て方法
は、ファブリック装置のフレーム生成部51、フレーム
受信部52、識別子割り当て部53、その他の機能をハ
ードウェア的に実現することは勿論として、各機能を備
えるコンピュータプログラムを、コンピュータ処理装置
のメモリにロードされることで実現することができる。
このコンピュータプログラムは、磁気ディスク、半導体
メモリその他の記録媒体に格納される。そして、その記
録媒体からコンピュータ処理装置にロードされ、コンピ
ュータ処理装置の動作を制御することにより、上述した
各の機能を実現する。
【0136】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、その技術思想の範囲内において様
々に変形して実施することができる。上記各実施の形態
においては、ファブリック群を、上段、中段及び下段の
3段構成としたが、ファブリック群の段数について3段
構成に限定されず何段としてもよい。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように本発明のファブリッ
クシステム及びその識別情報割り当て方法によれば、第
1に、複数のファイバチャネルファブリック装置を接続
する際に、各ファイバチャネルファブリック装置の識別
情報を自動的に設定することが可能となる。
【0138】第2に、接続された装置間で調停を行な
い、構成情報を自律的に収集・構築することで、構成情
報を外部から個々に設定するような管理上の負担を著し
く減少させることのできる。
【0139】第3に、フレーム配送時の終端ノード特定
作業を、接続されたファイバチャネルファブリック装置
間で分担することにより、各装置毎の負担を軽減するこ
とで、システム全体としての性能向上が実現される。
【0140】第4に、複数のファブリックを接続した場
合に、性能損失の少ない大規模なファブリックシステム
を容易に構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による4ポートフ
ァブリック6台によるファブリックシステムを構成した
接続図である。
【図2】 本発明の4ポートファブリックの構成を示す
ブロック図である。
【図3】 図1におけるポートの出力バッファ要求部の
構成を示したブロック図である。
【図4】 転送先ポートを決定する為のフロー図であ
る。
【図5】 本発明の識別子割り当て部の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】 ファブリックシステムの構築時のSID割り
当て手順を示すフローチャートである。
【図7】 ファブリックシステムの構築時のSID割り
当て以降の識別子割り当て手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】 ファイバチャネルフレームのフォーマット例
を示した図である。
【図9】 SISのフォーマット例を示した図である。
【図10】 図1のファブリックシステムにおいて、フ
ァブリック21をMFとした場合のSID割り当てが行
なわれていく過程を示した図である。
【図11】 図1のファブリックシステムにおいて、フ
ァブリック22が受信したSISを示した図である。
【図12】 図1のファブリックシステムにおいて、フ
ァブリック23が取得した接続構成情報を示した図であ
る。
【図13】 図1のファブリックシステムにおけるSI
D−FID変換表を示す図である。
【図14】 図1のファブリックシステムにおけるファ
ブリック25が作成した検索表を示したものである。
【図15】 本発明の第2の実施の形態による8ポート
ファブリック12台によるファブリックシステムを構成
した接続図である。
【図16】 図15のファブリックシステムにおいて、
ファブリック103をMFとした場合のSID割り当て
が行なわれていく過程を示した図である。
【図17】 図15のファブリックシステムにおいて、
ファブリック102が受信したSISを示した図であ
る。
【図18】 図15のファブリックシステムにおいて、
ファブリック108が取得した接続構成情報を示した図
である。
【図19】 図15のファブリックシステムにおけるS
ID−FID変換表を示す図である。
【図20】 図15のファブリックシステムにおいて、
ファブリック109が作成した検索表を示したものであ
る。
【図21】 本発明のファブリックシステムの第3の実
施の形態のの成を示すブロック図である。
【図22】 第3の実施の形態によるファブリックシス
テム構築中のマスタファブリックとセカンダリファブリ
ックの構成を示す図である。
【図23】 第3の実施の形態によるファブリックシス
テム構築中のセカンダリファブリックと隣接するあるフ
ァブリックの構成を示す図である。
【符号の説明】 11,91 上段ファブリック群 12,92 中段ファブリック群 13,93 下段ファブリック群 21〜26,101〜112,201〜212 ファブ
リック 21a〜21d,22a〜22d,23a〜23d,2
4a〜24d,25a〜25d,26a〜26d ポー
ト 31,32,285,286 ノード群 41a〜41d ポート 42 スイッチ素子 43 輻輳管理部 44 ファイバチャネルインタフェース制御部 45 入力データバッファ部 46 出力データバッファ部 47 出力バッファ要求部 51 フレーム生成部 52 フレーム受信部 53 識別子割り当て部 53a 3段接続構成情報格納部 53b SID格納部 53c 発信元SID格納部 53d 変換表格納部 53e 隣接接続構成情報格納部 53f 割り当て制御部 61 転送先決定部 62 転送先ポート番号レジスタ 63 バッファ制御部 65 D_IDレジスタ 66 自己FIDレジスタ 67 比較器 68 検索表 69 選択器

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 終端ノード間に、複数のファブリック群
    を複数段に接続し、可変長フレームの交換を行なうファ
    ブリックシステムにおいて、 前記ファブリックは、 他のファブリックが接続されるポート毎に、固有の識別
    子を割り当てた割り当て信号を送信する割り当て信号送
    信手段と、 他のファブリックから送信された前記割り当て信号を受
    信し、前記割り当て信号から、所定の規則に従って自身
    の識別子を決定する識別子割り当て手段と、 ポートと接続されるファブリックの識別子の対応を示す
    構成情報を送信する構成情報送信手段と、 各ファブリックの識別子と前記構成情報に基づいて、ポ
    ート毎に受信したフレームの転送先のファブリックとポ
    ート番号を決定するための検索情報を作成する検索情報
    作成手段と、 前記検索情報に基づいて前記フレームの転送先を決定す
    る転送先決定手段を備えることを特徴とするファブリッ
    クシステム。
  2. 【請求項2】 前記割り当て信号送信手段による識別子
    割り当て信号の送信と、前記識別子割り当て手段による
    前記割り当て信号の受信と識別子の割り当てを、全ての
    ファブリックに対して前記識別子が割り当てられるまで
    繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のファブリッ
    クシステム。
  3. 【請求項3】 終端ノードと接続する前記ファブリック
    の1をマスタファブリックとし、 前記マスタファブリックは、 初期値として識別子を備え、 前記識別子の割り当てに際に、最初に、ポート毎に固有
    の識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信すること
    を特徴とする請求項1に記載のファブリックシステム。
  4. 【請求項4】 一方の終端ノードと接続する第1段のフ
    ァブリック群と、 他方の終端ノードと接続する第3段のファブリック群
    と、 前記第1段及び第3段のファブリック群に接続する第2
    段のファブリック群とで構成されることを特徴とする請
    求項1に記載のファブリックシステム。
  5. 【請求項5】 一方の終端ノードと接続する第1段のフ
    ァブリック群と、 他方の終端ノードと接続する第3段のファブリック群
    と、 前記第1段及び第3段のファブリック群に接続する第2
    段のファブリック群とで構成され、 前記第1段または第3段のファブリックの1を初期値と
    して識別子を備えるマスタファブリックとし、 前記識別子の割り当てに際に、 最初に、前記マスタファブリックからポート毎に固有の
    識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信し、 次いで、前記第2段のファブリック群から前記割り当て
    信号を送信し、 最後に、前記第1段及び第3段のマスタファブリック以
    外のファブリックから前記割り当て信号を送信すること
    を特徴とする請求項1に記載のファブリックシステム。
  6. 【請求項6】 前記ファブリックの前記転送先決定手段
    は、 自身の識別子を格納する格納手段と、 前記検索情報を格納する検索情報格納手段と、 受信フレームの識別子と前記格納手段の自身の識別子と
    を比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、識別子が一致した場
    合、前記受信フレームに含まれるポート番号を転送先の
    ポート番号として選択し、識別子が不一致の場合、前記
    受信フレームに含まれるポート番号によって前記検索情
    報を検索して、転送先のポート番号として選択する選択
    手段とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    ファブリックシステム。
  7. 【請求項7】 終端ノードと接続する前記ファブリック
    の1をマスタファブリックとし、 前記マスタファブリックは、 初期値として識別子を備え、 前記識別子の割り当てに際に、最初に、ポート毎に固有
    の識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信し、 識別子の割り当て終了後に、全てのファブリックの識別
    子を収集し、前記識別子をデータ長の小さい第2の識別
    子に変換した変換表を作成して、全てのファブリックに
    分配し、 前記変換表を分配された前記ファブリックは、 前記変換表と前記構成情報に基づいて、ポート毎に受信
    したフレームの転送先のファブリックとポート番号を決
    定するための検索情報を作成することを特徴とする請求
    項1に記載のファブリックシステム。
  8. 【請求項8】 終端ノード間に、複数のファブリック群
    を複数段に接続し、可変長フレームの交換を行なうファ
    ブリックシステムにおける各ファブリック毎の識別子割
    り当て方法において、 前記ファブリックにて、 他のファブリックが接続されるポート毎に、固有の識別
    子を割り当てた割り当て信号を送信し、 他のファブリックから送信された前記割り当て信号を受
    信し、前記割り当て信号から、所定の規則に従って自身
    の識別子を決定する識別子割り当て、 ポートと接続されるファブリックの識別子の対応を示す
    構成情報を送信し、 各ファブリックの識別子と前記構成情報に基づいて、ポ
    ート毎に受信したフレームの転送先のファブリックとポ
    ート番号を決定するための検索情報を作成することを特
    徴とするファブリックシステムにおける識別子割り当て
    方法。
  9. 【請求項9】 識別子割り当て信号の送信と、前記割り
    当て信号の受信と識別子の割り当てを、全てのファブリ
    ックに対して前記識別子が割り当てられるまで繰り返す
    ことを特徴とする請求項8に記載のファブリックシステ
    ムにおける識別子割り当て方法。
  10. 【請求項10】 終端ノードと接続する前記ファブリッ
    クの1を初期値として識別子を備えるマスタファブリッ
    クとし、 前記マスタファブリックが、 前記識別子の割り当てに際に、最初に、ポート毎に固有
    の識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信すること
    を特徴とする請求項8に記載のファブリックシステムに
    おける識別子割り当て方法。
  11. 【請求項11】 一方の前記終端ノードと接続する第1
    段のファブリック群と、 他方の終端ノードと接続する第3段のファブリック群
    と、 前記第1段及び第3段のファブリック群に接続する第2
    段のファブリック群とで構成され、 前記第1段または第3段のファブリックの1を初期値と
    して識別子を備えるマスタファブリックとし、 前記識別子の割り当てに際に、 最初に、前記マスタファブリックからポート毎に固有の
    識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信し、 次いで、前記第2段のファブリック群から前記割り当て
    信号を送信し、 最後に、前記第1段及び第3段のマスタファブリック以
    外のファブリックから前記割り当て信号を送信すること
    を特徴とする請求項8に記載のファブリックシステムに
    おける識別子割り当て方法。
  12. 【請求項12】 各ファブリックは、 受信フレームの識別子と自身の識別子とを比較し、 比較の結果、識別子が一致した場合、前記受信フレーム
    に含まれるポート番号を転送先のポート番号として選択
    し、識別子が不一致の場合、前記受信フレームに含まれ
    るポート番号によって前記検索情報を検索して、転送先
    のポート番号として選択することにより転送先を決定す
    ることを特徴とする請求項8に記載のファブリックシス
    テムにおける識別子割り当て方法。
  13. 【請求項13】 終端ノードと接続する前記ファブリッ
    クの1を初期値として識別子を備えるマスタファブリッ
    クとし、 前記マスタファブリックは、 前記識別子の割り当てに際に、最初に、ポート毎に固有
    の識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信し、 識別子の割り当て終了後に、全てのファブリックの識別
    子を収集し、前記識別子をデータ長の小さい第2の識別
    子に変換した変換表を作成して、全てのファブリックに
    分配し、 前記変換表を分配された前記ファブリックは、 前記変換表と前記構成情報に基づいて、ポート毎に受信
    したフレームの転送先のファブリックとポート番号を決
    定するための検索情報を作成することを特徴とする請求
    項8に記載のファブリックシステムにおける識別子割り
    当て方法。
  14. 【請求項14】 終端ノード間に、複数のファブリック
    群を複数段に接続し、可変長フレームの交換を行なうフ
    ァブリックシステムにおける各ファブリック毎の識別子
    割り当てを行なうコンピュータプログラムを格納する記
    録媒体でにおいて、 前記ファブリックにて、 他のファブリックが接続されるポート毎に、固有の識別
    子を割り当てた割り当て信号を送信し、 他のファブリックから送信された前記割り当て信号を受
    信し、前記割り当て信号から、所定の規則に従って自身
    の識別子を決定する識別子割り当て、 ポートと接続されるファブリックの識別子の対応を示す
    構成情報を送信し、 各ファブリックの識別子と前記構成情報に基づいて、ポ
    ート毎に受信したフレームの転送先のファブリックとポ
    ート番号を決定するための検索情報を作成することを特
    徴とするコンピュータプログラムを格納する記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記コンピュータプログラムは、 識別子割り当て信号の送信と、前記割り当て信号の受信
    と識別子の割り当てを、全てのファブリックに対して前
    記識別子が割り当てられるまで繰り返すことを特徴とす
    る請求項14に記載のコンピュータプログラムを格納す
    る記録媒体。
  16. 【請求項16】 終端ノードと接続する前記ファブリッ
    クの1を初期値として識別子を備えるマスタファブリッ
    クとし、 前記マスタファブリックが、 前記識別子の割り当てに際に、最初に、ポート毎に固有
    の識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信すること
    を特徴とする請求項14に記載のコンピュータプログラ
    ムを格納する記録媒体。
  17. 【請求項17】 一方の前記終端ノードと接続する第1
    段のファブリック群と、 他方の終端ノードと接続する第3段のファブリック群
    と、 前記第1段及び第3段のファブリック群に接続する第2
    段のファブリック群とで構成され、 前記第1段または第3段のファブリックの1を初期値と
    して識別子を備えるマスタファブリックとし、 前記識別子の割り当てに際に、 最初に、前記マスタファブリックからポート毎に固有の
    識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信し、 次いで、前記第2段のファブリック群から前記割り当て
    信号を送信し、 最後に、前記第1段及び第3段のマスタファブリック以
    外のファブリックから前記割り当て信号を送信すること
    を特徴とする請求項14に記載のコンピュータプログラ
    ムを格納する記録媒体。
  18. 【請求項18】 各ファブリックは、 受信フレームの識別子と自身の識別子とを比較し、 比較の結果、識別子が一致した場合、前記受信フレーム
    に含まれるポート番号を転送先のポート番号として選択
    し、識別子が不一致の場合、前記受信フレームに含まれ
    るポート番号によって前記検索情報を検索して、転送先
    のポート番号として選択することにより転送先を決定す
    ることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータプ
    ログラムを格納する記録媒体。
  19. 【請求項19】 終端ノードと接続する前記ファブリッ
    クの1を初期値として識別子を備えるマスタファブリッ
    クとし、 前記マスタファブリックは、 前記識別子の割り当てに際に、最初に、ポート毎に固有
    の識別子を割り当てた前記割り当て信号を送信し、 識別子の割り当て終了後に、全てのファブリックの識別
    子を収集し、前記識別子をデータ長の小さい第2の識別
    子に変換した変換表を作成して、全てのファブリックに
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    定するための検索情報を作成することを特徴とする請求
    項14に記載のコンピュータプログラムを格納する記録
    媒体。
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