JPH11252104A

JPH11252104A - ネットワークシステム及びネットワーク構成管理方法

Info

Publication number: JPH11252104A
Application number: JP10052134A
Authority: JP
Inventors: Kazuaki Sato; 和明佐藤; Katsuhisa Kumazawa; 克久熊澤; Yoshimi Saito; 佳巳齋藤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1998-03-04
Filing date: 1998-03-04
Publication date: 1999-09-17

Abstract

(57)【要約】【課題】コスト高となる迂回用の予備回線を準備する
ことなく、使用率高い回線、ネットワーク管理者によっ
て定められ優先順位の高い専用線回線が障害となった場
合に、迅速に迂回路の設定を行う。【解決手段】複数のノード装置１０１〜１０３及びノ
ード装置相互間を接続する多重化された回線１１１〜１
１３により構成されるネットワークと、前記ノード装置
に接続され前記ネットワークの構成を管理する網管理装
置１３０とを備える。網管理装置は、前記ノード装置相
互間を接続する回線の１つに障害が発生した場合の迂回
接続のためのネットワーク構成情報１３５を、回線毎の
パターンとして保持し、回線障害の発生時、対応するパ
ターンに従ってネットワーク構成を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ノード装置と端末
装置とが通信回線を介して接続されて構成されるネット
ワークとそのネットワークを管理する網管理装置とによ
り構成されるネットワークシステム及びネットワーク構
成管理方法に係り、特に、ネットワークにおける使用率
の高い回線、あるいは、ネットワーク管理者によって定
めた優先順位の高い専用線回線に障害が発生した場合に
も、迂回用の予備回線を準備することなく、障害回線を
迂回させることを可能にしたネットワークシステム及び
ネットワーク構成管理方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、ノード装置と端末装置とが通信
回線を介して接続されて構成されている従来技術による
ネットワークは、ＳＤ−Ｉ回線等の専用線回線で固定接
続されている部分における障害対策のために、専用線回
線が物理的な冗長構成を持つように設定されるのが一般
的である。

【０００３】すなわち、その１つは、２つのノード装置
間に１つの主専用線回線と１つ以上の予備専用線回線と
を用意し、主専用線回線に障害が発生した場合、その回
線を予備専用線回線の１つに切り替えるというものであ
る。また、他の１つは、３つ以上のノード装置間を専用
線回線によりメッシュ状に接続し、ノード装置間で互い
に通信の正常性を確認しあい、専用線回線上の障害が検
出された場合、ノード装置が利用可能な空きリソース
（ＳＤ−Ｉ回線のチャネルやタイムスロット等）を探索
し、それを利用して迂回路を確保するというものであ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述した１つの主専用
線回線に対して１つ以上の予備専用線回線を用意してお
く従来技術は、障害時の迂回接続を実現するために、常
に予備ＳＤ−Ｉ専用線回線を保持していなければなら
ず、そのため予備ＳＤ−Ｉ専用線回線を多くすればする
ほど設備費、運用費等のコストが増大するという問題点
を有している。また、この従来技術は、迂回接続のため
の設定情報をノード装置自体で持たなければならない
が、１つのノード装置で保持することができる設定情報
の容量には制限があり、１つのノード装置から多くの方
路に主専用回線が設定されているような場合に、ある程
度以上の予備専用線回線を保持することができないとい
う問題点を有している。

【０００５】また、前述した空きリソースを用いて迂回
路を確保する従来技術は、障害に対して迂回接続を実現
する場合、１つのＳＤ−Ｉ専用線回線に割り当てるデー
タ通信路を、他の回線の障害に対する迂回接続のために
比較的ゆとりを持って多めに備えるように設計しなけれ
ばならないので、障害に対する迂回接続を行わない場合
よりコスト高となるという問題点を有している。また、
この従来技術は、空きリソースを全て使い果たした後に
重要な専用線回線に障害が発生した場合、その重要な専
用線回線に対して障害時の迂回接続を実行することはで
きなくなるという問題点を有している。

【０００６】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、コスト高となる迂回用の予備回線を準備す
ることなく、使用率の高い回線、ネットワーク管理者に
よって定めた優先順位の高い専用線回線が障害となった
場合にも、確実に迂回接続を行うことを可能としたネッ
トワークシステム及び該システムに対するネットワーク
構成管理方法を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、複数のノード装置及びノード装置相互間を接続する
多重化された回線により構成されるネットワークと、前
記ノード装置に接続され前記ネットワークの構成を管理
する網管理装置とを備えるネットワークシステムにおい
て、前記網管理装置が、前記ノード装置相互間を接続す
る回線の１つに障害が発生した場合の迂回接続のための
ネットワーク構成情報を、回線毎のパターンとして保持
し、回線障害の発生時、対応するパターンに従ってネッ
トワーク構成を変更することにより達成される。

【０００８】また、前記目的は、前記迂回接続のための
ネットワーク構成情報のパターンが、障害回線の迂回接
続のために、ネットワーク内のどのノード装置、どの回
線を介して迂回路を設定するか、また、迂回に使用する
回線が持つ回線容量のうちどの程度を迂回のために占有
させるかが設定された構成情報のパターンであることに
より達成される。

【０００９】さらに、前記目的は、前記網管理装置が、
ノード装置から回線障害の報告を受けたとき、障害回線
に対応するパターンの前記迂回接続のためのネットワー
ク構成情報をネットワークを構成する各ノード装置に配
布することにより達成される。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明によるネットワーク
システム及びネットワーク構成管理方法の一実施形態を
図面により詳細に説明する。

【００１１】図１は本発明の一実施形態によるネットワ
ークシステムの構成を示すブロック図、図２は障害迂回
設定データを格納するテーブルの構成を説明する図であ
る。図１、図２において、１０１〜１０３はノード装
置、１０４〜１０６はＤＴＥ、ＰＢＸ等の端末装置、１
１１〜１１３は専用線回線、１３０は網管理装置、１３
１は障害監視機能部、１３２は迂回起動判定機能部、１
３３は構成情報配布機能部、１３４は障害迂回設定デー
タ、１３５は障害迂回用構成情報、１３６は現運用中構
成情報パターン記憶領域、２０１は回線テーブル、２０
２は障害迂回用構成情報対応テーブルである。

【００１２】本発明の一実施形態によるネットワークシ
ステムは、図１に示すように、それぞれがＤＴＥ、ＰＢ
Ｘ等の複数の端末装置１０４〜１０６をデータ回線を介
して収容し、これらの回線からの情報を多重化する機能
を有するノード装置１０１〜１０３、及び、これらのノ
ード装置１０１〜１０３相互間を接続するＳＤ−Ｉ回線
等の多重化された中継回線としての専用線回線１１１〜
１１３により構成されるネットワークと、ノード装置の
それぞれと接続される網管理装置１３０とにより構成さ
れる。

【００１３】そして、各ノード装置１０１〜１０３は、
網管理装置１３０に対して自ノード装置、他のノード装
置及び回線の障害状態の通知を行う機能を有する。ま
た、網管理装置１３０は、各ノード装置から障害状態の
通知を受信する障害監視機能部１３１と、ノード装置か
ら受信した障害状態の通知情報及び予めネットワーク管
理者等によって決められた障害迂回の対象となる回線、
障害となった回線に応じてどの構成情報を配布するかを
定めた障害迂回設定データ１３４とから障害迂回を行う
か否かを判定する迂回起動判定機能部１３２と、予めネ
ットワーク管理者等によって障害の発生した回線に応じ
て作成されている迂回起動判定機能部１３２により指定
された障害迂回用構成情報１３５の１つを実際にノード
に配布する構成情報配布機能部１３３を備えて構成され
ている。

【００１４】また、網管理装置１３０には、迂回起動判
定機能部１３２が障害迂回設定データ１３４により迂回
用構成情報を検索するためのキーとなる現在運用中の構
成情報のＩＤ、例えば、障害迂回用構成情報１３５内の
各パターンを識別するパターン番号等を記録保持する現
運用中構成情報パターン記憶領域１３６が設けられてい
る。障害迂回設定データ１３４は、図２に示すように、
回線テーブル２０１と障害迂回用構成情報対応テーブル
２０２とに格納されて構成されている。

【００１５】回線テーブル２０１は、そのカラムの要素
として、回線ＩＤ２０３、ノードＩＤ２０４−１と収容
情報２０４−２とによる始端ノード２０４、ノードＩＤ
２０５−１と収容情報２０５−２とによる終端ノード２
０５、及び、回線の状態２０６が設定される。

【００１６】回線ＩＤ２０３は、ネットワーク内の回線
を唯一に識別する識別子であり、この識別子は、障害迂
回用構成情報対応テーブル２０２において参照される。
始端ノード２０４と終端ノード２０５とは、回線ＩＤ２
０３で識別される回線が接続されている２つのノード装
置を表す。始端ノード２０４と終端ノード２０５とは、
その要素として、それぞれノード装置を識別するノード
ＩＤ２０４−１及び２０５−１とそれぞれのノード装置
において回線が接続されている位置を表す収容情報２０
４−２及び２０５−２との２要素を持つ。また、状態２
０６は、回線ＩＤ２０３で表される専用線回線の状態が
正常状態か障害状態かを表す。

【００１７】網管理装置１０３は、ネットワーク内のノ
ード装置から回線の障害が通知されれると、障害監視機
能部１３１がこれを受信して、テーブル２０１の状態２
０６を「障害状態」にし、回線の障害の復旧が通知され
ると、同様に状態２０６を「正常状態」に設定する。そ
して、このテーブル２０１には、障害時に迂回接続を行
う回線が、ネットワーク管理者等によって、障害時迂回
接続の起動対象とする回線であるとして予め登録され
る。

【００１８】障害迂回用構成情報対応テーブル２０２に
は、そのカラムの要素として、現運用中構成情報２０７
と、回線テーブル２０１に登録した回線の障害発生時に
配布する構成情報２０８〜２１０、……とが設定され
る。各カラムは、個々の障害迂回用構成情報１３５の１
つを識別するための、例えば、パターン番号のようなＩ
Ｄを有する。

【００１９】実際に回線に障害が発生した場合、現運用
中構成情報パターン記憶領域１３６に記録されている現
在の構成情報パターン番号と障害が発生した回線の回線
ＩＤとをキーにして、障害迂回用に配布する構成情報の
パターン番号が抽出される。このテーブル２０２には、
障害時に迂回を行う場合に、ネットワーク管理者等によ
って、回線毎に障害発生時に配布する障害迂回用構成情
報のパターン番号が予め登録される。

【００２０】障害迂回用構成情報のパターンは、ネット
ワークを構成するある１つの回線に障害が発生した場合
に、この障害回線の迂回接続のために、ネットワーク内
のどのノード装置、どの回線を介して迂回路を設定する
か、また、迂回に使用する回線が持つ回線容量のうちど
の程度を迂回のために占有させるか等の構成情報のパタ
ーンである。そして、このパターンは、現在動作中のネ
ットワークのパターンに対して、ある１つの回線に障害
が発生したときに、どのようなパターンの構成とするか
を、回線毎に予め設定し障害迂回用構成情報１３５とし
て保持されている。このような障害迂回用構成情報のパ
ターンが設定される回線は、ネットワークにおける使用
率の高い回線、あるいは、ネットワーク管理者によって
定めた優先順位の高い専用線回線であり、使用率の低い
回線、あるいは、優先順位の低い専用線回線には、障害
迂回用構成情報のパターンを設定しなくてもよい。

【００２１】図３は障害監視機能部１３１の処理動作を
説明するフローチャート、図４は迂回起動判定機能部１
３２の処理動作を説明するフローチャート、図５は構成
情報配布機能部１３３の処理動作を説明するフローチャ
ートであり、次に、前述したように構成される本発明の
一実施形態によるネットワークシステムにおける障害時
迂回接続のための各機能部の処理動作を図３〜図５を参
照して説明する。なお、各機能部の処理は、図番に従っ
て連続的に行われるので、以下では図３〜図５のの処理
を一連の処理として説明する。

【００２２】（１）障害監視機能部１３１は、ネットワ
ーク内のノード装置から障害通知を受信し、通知情報か
ら障害内容を抽出する（ステップ３０１、３０２）。

【００２３】（２）次に、障害内容をチェックし、その
障害が障害時の迂回接続に関係するものであるか否かを
判定し、その障害が迂回接続に関係するものなければそ
のまま図３に示す処理を終了する（ステップ３０３）。

【００２４】（３）ステップ３０３でその障害が迂回接
続に関係するものであれば、受信した障害通知から通知
発行元のノード装置のノードＩＤと障害となった回線の
収容位置情報とを抽出する（ステップ３０６）。

【００２５】（４）さらに、抽出したノードＩＤと収容
位置情報とを迂回起動判定機能部１３２に送信する（ス
テップ３０７）。

【００２６】（５）迂回起動判定機能１３２部は、障害
監視機能部１３１のステップ３０７の処理により、障害
監視機能部１３１からノードＩＤと収容位置情報とを受
信すると、受信したそれらの情報に基づいて回線テーブ
ル２０１から回線ＩＤ２０３と回線の状態２０６とを抽
出する（ステップ４０１、４０２）。

【００２７】（６）次に、迂回起動判定機能部１３２
は、テーブル２０１から抽出した状態２０６をチェック
し、回線が障害状態にあるか否かを判定し、判定の結果
が障害状態であれば、すでに障害による迂回接続の起動
が完了しているのでそのまま図４に示す処理を終了する
（ステップ４０３）。

【００２８】（７）ステップ４０３で、回線の状態が正
常状態であると判定されれば、次に、回線ＩＤ２０３と
現運用中構成情報パターン記録領域１３６に記録されて
いるパターン番号とに基づいて障害迂回用構成情報対応
テーブル２０２を検索する（ステップ４０６）。

【００２９】（８）ステップ４０６の検索の結果により
パターン番号の有無をチェックし、登録されているパタ
ーンがなければそのままこの図４に示す処理を終了し、
登録されているパターンが存在すれば、構成情報配布機
能部１３３に配布する構成情報のパターン番号を通知し
てパターンの配布を要求する（ステップ４０７、４１
０）。

【００３０】（９）構成情報配布機能部１３３は、ステ
ップ４１０により迂回起動判定機能１３２からの構成情
報のパターン番号の配布要求を受信し、その配布要求を
受け付けると、現運用中構成情報パターン記憶領域１３
６の内容を受信したパターン番号に書き替える（ステッ
プ５０１、５０２）。

【００３１】（10）次に、構成情報配布機能部１３３
は、障害迂回用構成情報１３５から受信したパターン番
号の構成情報を読み出してネットワーク内の対応する全
てのノードに読み出した構成情報を配布する（ステップ
５０３）。

【００３２】図６は障害発生時に迂回起動を行って迂回
接続を行う具体的な動作例を説明する図であり、以下、
図６を参照して、障害発生時の迂回起動の例を説明す
る。

【００３３】図６において、６０１は障害発生前のネッ
トワーク内の回線の利用形態の例を示している。この例
において、各専用線回線１１１〜１１３は、ぞれぞれ全
伝送帯域として４８００ｂ／ｓを有しており、専用線回
線１１２と専用線回線１１３とは、ノード装置１０１と
ノード装置１０３との間の通信及びノード装置１０２と
ノード装置１０３との通信に、２４００ｂ／ｓを占有し
ているものとする。また、ノード装置１０１とノード装
置１０２との間の通信は、専用線回線１１１の帯域を４
８００ｂ／ｓの全て占有しているものとする。さらに、
ノード装置１０１とノード装置１０２との間の通信は、
他の２つの通信に比べ優先度が高い設定がなされている
ものとする。また、このようなネットワーク構成は、構
成情報のパターン１によって設定されているものとし、
その情報は、網管理装置１３０の現運用中構成情報パタ
ーン記憶領域１３６に保存されている。

【００３４】（１）前述したような運用状態において、
いま、専用線回線１１１に回線障害が発生したものとす
る。このとき、ネットワーク内のノード装置１０１から
網管理装置１３０に対して、ノード装置１０１の収容情
報１２２の回線に障害が発生したという通知が発行され
る（ステップ６１１）。

【００３５】（２）網管理装置１３０は、障害監視機能
部１３１がその通知を受信し、網管理装置１３０の内部
で扱い易いデータ、例えば、ノードＩＤ、収容情報、障
害内容等に分類詳細化する（ステップ６１２）。

【００３６】（３）障害監視機能部１３１は、分類詳細
化した情報のうち障害内容を参照し、障害迂回に関わる
内容であれば迂回起動判定機能部１３２に障害の発生し
た箇所、この例では、ノードＩＤがノード装置１０１、
収容情報が収容位置１２２、及び、障害内容を通知する
（ステップ６１３）。

【００３７】（４）迂回起動判定機能部１３２は、障害
監視機能部１３１より通知されたノードＩＤ、収容情報
をキーに回線テーブル２０１の始端ノード装置２０４の
カラムと終端ノード２０５のカラムとを検索し、回線Ｉ
Ｄ２０３が登録されているか否か、さらに、検索された
回線ＩＤ２０３で示される回線の状態２０６が正常状態
か否かにより障害迂回起動の要否を判定する（ステップ
６１４）。

【００３８】（５）この例では、始端ノード２０４のカ
ラムの１行目でノード装置１０１と収容位置１２２とが
マッチし、回線ＩＤ２０３が専用線回線１１１、状態２
０６が正常として検索される。回線ＩＤ２０３が登録さ
れていてその状態２０６が正常であれば障害迂回の起動
が必要であるので、次に、迂回起動判定起動部１３２
は、障害の発生した回線の回線ＩＤ２０３と現運用中構
成情報２０７とをキーとして、障害迂回用構成情報対応
テーブル２０２を検索し、配布すべき障害迂回用構成情
報１３５のパターン番号を抽出する（ステップ６１
５）。

【００３９】（６）この例では、現運用中構成情報２０
７がパターン１であり、障害の発生した回線の回線ＩＤ
２０３が専用線回線１１１であるので、配布する障害迂
回用構成情報がパターン１０であると認識されるものと
する。従って、迂回起動判定起動部１３２は、構成情報
配布機能部１３３に検索した配布すべき構成情報１３５
のパターン番号を通知し、障害迂回用構成情報１３５を
ネットワーク内の対応するノードに配布するように依頼
する（ステップ６１６）。

【００４０】（７）構成情報配布機能部１３３は、迂回
起動判定機能部１３２から障害迂回用構成情報の配布要
求を受信すると、現運用中構成情報パターン記憶領域１
３６に指定されたパターン番号を記録した後、障害迂回
用構成情報１３５から指定されたパターンを取り出し、
ネットワーク内の対応する各ノード装置にそのパターン
の配布を行う（ステップ６１７）。

【００４１】前述で説明した例は、パターン１０を配布
したとしており、このパターン１０の配布が完了する
と、６０２として示すような障害迂回の構成でネットワ
ークが設定される。すなわち、障害迂回用構成情報１３
５のパターン１０は、ノード装置１０１とノード装置１
０３との間の通信を専用線回線１１２の帯域１２００ｂ
／ｓを占有して行い、同様に、ノード装置１０２とノー
ド装置１０３との間の通信も専用線回線１１３の帯域１
２００ｂ／ｓを占有して行うという構成情報であり、ネ
ットワーク構成がこの構成情報に設定される。また、ノ
ード装置１０１とノード装置１０２との間の通信は、専
用線回線１１２と専用線回線１１３とを帯域３６００ｂ
／ｓを占有して行うようにネットワークが構成される。

【００４２】前述した本発明の一実施形態によれば、ネ
ットワークを構成するある１つの回線に障害が発生した
ときに、この障害回線の迂回接続のために、ネットワー
ク内のどのノード装置、どの回線を介して迂回路を設定
するか、また、迂回に使用する回線が持つ回線容量のう
ちどの程度を迂回のために占有させるか等の構成情報の
パターンを、回線毎に予め設定して保持しているので、
回線に障害が発生した場合に、速やかに新たなネットワ
ーク構成に移行することができ、しかも、コスト高とな
る迂回用の予備回線を準備することなく、使用率の高い
回線やネットワーク管理者によって定めた優先順位の高
い専用線回線の障害に対して迅速に迂回路を設定するこ
とができる。

【００４３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
スト高となる迂回用の予備回線を準備することなく、使
用率高い回線、ネットワーク管理者によって定められ優
先順位の高い専用線回線が障害となった場合に、迅速に
迂回路の設定を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態によるネットワークシステ
ムの構成を示すブロック図である。

【図２】障害迂回設定データを格納するテーブルの構成
を説明する図である。

【図３】障害監視機能部の処理動作を説明するフローチ
ャートである。

【図４】迂回起動判定機能部の処理動作を説明するフロ
ーチャートである。

【図５】構成情報配布機能部の処理動作を説明するフロ
ーチャートである。

【図６】障害発生時に迂回起動を行って迂回接続を行う
具体的な動作例を説明する図である。

【符号の説明】

１０１〜１０３ノード装置１０４〜１０６ＤＴＥ、ＰＢＸ等の端末装置１１１〜１１３専用線回線１３０網管理装置１３１障害監視機能部１３２迂回起動判定機能部１３３構成情報配布機能部１３４障害迂回設定データ１３５障害迂回用構成情報１３６現運用中構成情報パターン記憶領域２０１回線テーブル２０２障害迂回用構成情報対応テーブル

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号ＦＩＨ０４Ｍ 3/00

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のノード装置及びノード装置相互間
を接続する多重化された回線により構成されるネットワ
ークと、前記ノード装置に接続され前記ネットワークの
構成を管理する網管理装置とを備えるネットワークシス
テムにおいて、前記網管理装置は、前記ノード装置相互
間を接続する回線の１つに障害が発生した場合の迂回接
続のためのネットワーク構成情報を、回線毎のパターン
として保持し、回線障害の発生時、対応するパターンに
従ってネットワーク構成を変更することを特徴とするネ
ットワークシステム。
【請求項２】前記迂回接続のためのネットワーク構成
情報のパターンは、障害回線の迂回接続のために、ネッ
トワーク内のどのノード装置、どの回線を介して迂回路
を設定するか、また、迂回に使用する回線が持つ回線容
量のうちどの程度を迂回のために占有させるかが設定さ
れた構成情報のパターンであることを特徴とする請求項
１記載のネットワークシステム。
【請求項３】前記網管理装置は、ノード装置から回線
障害の報告を受けたとき、障害回線に対応するパターン
の前記迂回接続のためのネットワーク構成情報をネット
ワークを構成する各ノード装置に配布することを特徴と
する請求項１または２記載のネットワークシステム。
【請求項４】複数のノード装置及びノード装置相互間
を接続する多重化された回線により構成されるネットワ
ークの構成管理方法において、前記ノード装置相互間を
接続する回線の１つに障害が発生した場合の迂回接続の
ためのネットワーク構成情報を、回線毎のパターンとし
て保持し、回線障害の発生時、対応するパターンに従っ
てネットワーク構成を変更することを特徴とするネット
ワーク構成管理方法。
【請求項５】前記迂回接続のためのネットワーク構成
情報のパターンは、障害回線の迂回接続のために、ネッ
トワーク内のどのノード装置、どの回線を介して迂回路
を設定するか、また、迂回に使用する回線が持つ回線容
量のうちどの程度を迂回のために占有させるかが設定さ
れた構成情報のパターンであることを特徴とする請求項
４記載のネットワーク構成管理方法。