JPH1125064A - 環境影響評価導出方法 - Google Patents
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02P90/84—Greenhouse gas [GHG] management systems
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】製品についての一連の組立あるいは分解作業に
伴う二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評価を、製
品の組立が実際に行われるより前に行うことができ、そ
の結果の当該製品への反映が容易とされるようになす。 【解決手段】製品設計情報から一連の組立作業に関わる
設計項目を各組立作業毎に選択し、選択された設計項目
と予め設定された設計項目の夫々についての組立の容易
さに応じた係数とから、各組立作業についての所要時間
を算出し、算出された所要時間と予め設定された各組立
作業についての消費電力に応じた係数とから、各組立作
業についてのエネルギー消費量を算出するとともに、そ
れらに基づく総エネルギー消費量を算出し、算出された
総エネルギー消費量と予め設定された製品が属する製品
カテゴリーについての組立時二酸化炭素排出量に応じた
係数とから、製品についての一連の組立作業に伴う二酸
化炭素の排出量を算出して、当該製品についての環境影
響評価を得る。
伴う二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評価を、製
品の組立が実際に行われるより前に行うことができ、そ
の結果の当該製品への反映が容易とされるようになす。 【解決手段】製品設計情報から一連の組立作業に関わる
設計項目を各組立作業毎に選択し、選択された設計項目
と予め設定された設計項目の夫々についての組立の容易
さに応じた係数とから、各組立作業についての所要時間
を算出し、算出された所要時間と予め設定された各組立
作業についての消費電力に応じた係数とから、各組立作
業についてのエネルギー消費量を算出するとともに、そ
れらに基づく総エネルギー消費量を算出し、算出された
総エネルギー消費量と予め設定された製品が属する製品
カテゴリーについての組立時二酸化炭素排出量に応じた
係数とから、製品についての一連の組立作業に伴う二酸
化炭素の排出量を算出して、当該製品についての環境影
響評価を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願に係る発明は、製品に関
するその組立もしくは分解に際しての環境影響評価を、
製品の組立もしくは分解にあたっての二酸化炭素(CO2)
の発生量をもって行うに際して用いられる環境影響評価
導出方法に関する。
するその組立もしくは分解に際しての環境影響評価を、
製品の組立もしくは分解にあたっての二酸化炭素(CO2)
の発生量をもって行うに際して用いられる環境影響評価
導出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、地球規模での環境問題の一つとし
て、二酸化炭素による地球の温暖化が取り上げられ、様
々な場で議論されている。この問題に関連して、例え
ば、電子機器等の製品についても、その生産時あるいは
処分時における二酸化炭素の排出が低減されることが望
まれている。
て、二酸化炭素による地球の温暖化が取り上げられ、様
々な場で議論されている。この問題に関連して、例え
ば、電子機器等の製品についても、その生産時あるいは
処分時における二酸化炭素の排出が低減されることが望
まれている。
【0003】電子機器等の製品は、端的に言えば、その
生産が一連の組立作業によって行われ、また、その処分
が一連の分解作業によって行われることになる。一連の
組立作業は、基本的には複数の部品の結合を行うことで
あり、また、一連の分解作業は、結合された複数の部品
を個々の部品に戻すことである。そして、このような一
連の組立作業あるいは一連の分解作業が行われる際に排
出される二酸化炭素が、環境に影響を及ぼすことにな
る。
生産が一連の組立作業によって行われ、また、その処分
が一連の分解作業によって行われることになる。一連の
組立作業は、基本的には複数の部品の結合を行うことで
あり、また、一連の分解作業は、結合された複数の部品
を個々の部品に戻すことである。そして、このような一
連の組立作業あるいは一連の分解作業が行われる際に排
出される二酸化炭素が、環境に影響を及ぼすことにな
る。
【0004】従って、製品についての環境影響評価を、
その生産過程における一連の組立作業、あるいは、その
処分過程における一連の分解作業にあたっての二酸化炭
素の排出量をもって行うことができる。当然ながら、一
連の組立作業あるいは一連の分解作業に伴う二酸化炭素
の排出量が少ない程、当該製品の環境影響評価は高くな
る。
その生産過程における一連の組立作業、あるいは、その
処分過程における一連の分解作業にあたっての二酸化炭
素の排出量をもって行うことができる。当然ながら、一
連の組立作業あるいは一連の分解作業に伴う二酸化炭素
の排出量が少ない程、当該製品の環境影響評価は高くな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子機器等の製品につ
いての、その生産過程における一連の組立作業、あるい
は、その処分過程における一連の分解作業にあたっての
二酸化炭素の排出量は、それを実際に計測することは困
難であるので、例えば、コンピュータを用いての算出に
より求められる。斯かる二酸化炭素の排出量の算出は、
従来においては、製品が生産されるにあたって一連の組
立作業が実際に行われる設備、あるいは、製品が処分さ
れるにあたって一連の分解作業が実際に行われる設備に
基づいて行われている。
いての、その生産過程における一連の組立作業、あるい
は、その処分過程における一連の分解作業にあたっての
二酸化炭素の排出量は、それを実際に計測することは困
難であるので、例えば、コンピュータを用いての算出に
より求められる。斯かる二酸化炭素の排出量の算出は、
従来においては、製品が生産されるにあたって一連の組
立作業が実際に行われる設備、あるいは、製品が処分さ
れるにあたって一連の分解作業が実際に行われる設備に
基づいて行われている。
【0006】それゆえ、従来にあっては、製品について
の二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評価が行われ
るのは、製品の組立が実際に行われる状態、あるいは、
製品の分解が実際に行われる状態になった後であり、例
えば、環境影響評価の結果を当該製品に反映させること
は困難であった。即ち、製品についての二酸化炭素の排
出量をもっての環境影響評価が行われ、その結果に基づ
き、例えば、多量の二酸化炭素の排出をまねいている原
因となっている製品の構成要素についての変更が望まし
いことが判明したとしても、それを実行するには時期的
に遅過ぎることになるという不都合があったのである。
の二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評価が行われ
るのは、製品の組立が実際に行われる状態、あるいは、
製品の分解が実際に行われる状態になった後であり、例
えば、環境影響評価の結果を当該製品に反映させること
は困難であった。即ち、製品についての二酸化炭素の排
出量をもっての環境影響評価が行われ、その結果に基づ
き、例えば、多量の二酸化炭素の排出をまねいている原
因となっている製品の構成要素についての変更が望まし
いことが判明したとしても、それを実行するには時期的
に遅過ぎることになるという不都合があったのである。
【0007】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項5までのいずれか、あるい
は、請求項6から請求項10までのいずれかに記載され
た発明は、製品についての、その生産過程における一連
の組立作業、あるいは、その処分過程における一連の分
解作業に伴う二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評
価を、製品の組立が実際に行われる状態、あるいは、製
品の分解が実際に行われる状態になる前に行うことがで
き、環境影響評価の結果を当該製品に反映させることが
容易とされることになる環境影響評価導出方法を提案す
る。
おける請求項1から請求項5までのいずれか、あるい
は、請求項6から請求項10までのいずれかに記載され
た発明は、製品についての、その生産過程における一連
の組立作業、あるいは、その処分過程における一連の分
解作業に伴う二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評
価を、製品の組立が実際に行われる状態、あるいは、製
品の分解が実際に行われる状態になる前に行うことがで
き、環境影響評価の結果を当該製品に反映させることが
容易とされることになる環境影響評価導出方法を提案す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項5までのいずれかに記載され
た発明に係る環境影響評価導出方法は、製品に関する設
計情報からその製品についての一連の組立作業に関わる
設計項目を各組立作業毎に選択し、各組立作業毎に選択
された設計項目と予め設定されたそれらの設計項目の夫
々についての組立の容易さに応じた係数とから、各組立
作業についての所要時間を算出し、各組立作業について
算出された所要時間と予め設定された各組立作業につい
ての消費電力に応じた係数とから、各組立作業について
のエネルギー消費量を算出するとともに、算出された各
組立作業についてのエネルギー消費量の総和である総エ
ネルギー消費量を算出し、算出された総エネルギー消費
量と予め設定された上述の製品が属する製品カテゴリー
についての組立時二酸化炭素排出量に応じた係数とか
ら、製品についての一連の組立作業に伴う二酸化炭素排
出量を算出して、上述の製品についての環境影響評価を
得るものとされる。
おける請求項1から請求項5までのいずれかに記載され
た発明に係る環境影響評価導出方法は、製品に関する設
計情報からその製品についての一連の組立作業に関わる
設計項目を各組立作業毎に選択し、各組立作業毎に選択
された設計項目と予め設定されたそれらの設計項目の夫
々についての組立の容易さに応じた係数とから、各組立
作業についての所要時間を算出し、各組立作業について
算出された所要時間と予め設定された各組立作業につい
ての消費電力に応じた係数とから、各組立作業について
のエネルギー消費量を算出するとともに、算出された各
組立作業についてのエネルギー消費量の総和である総エ
ネルギー消費量を算出し、算出された総エネルギー消費
量と予め設定された上述の製品が属する製品カテゴリー
についての組立時二酸化炭素排出量に応じた係数とか
ら、製品についての一連の組立作業に伴う二酸化炭素排
出量を算出して、上述の製品についての環境影響評価を
得るものとされる。
【0009】このような本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発明
に係る環境影響評価導出方法によれば、製品の設計がな
された段階、即ち、製品についての生産過程における一
連の組立作業が実際に行われる段階より前の段階におい
て、当該製品に関しての、その生産過程における一連の
組立作業に伴う二酸化炭素の排出量をもっての環境影響
評価が得られることになる。従って、環境影響評価の結
果を当該製品に反映させること、例えば、一連の組立作
業が行われる際に多量の二酸化炭素の排出をまねく原因
となっている製品の構成要素についての変更等を行うこ
とが、製品の設計がなされた段階において可能とされ
て、極めて容易とされる。
請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発明
に係る環境影響評価導出方法によれば、製品の設計がな
された段階、即ち、製品についての生産過程における一
連の組立作業が実際に行われる段階より前の段階におい
て、当該製品に関しての、その生産過程における一連の
組立作業に伴う二酸化炭素の排出量をもっての環境影響
評価が得られることになる。従って、環境影響評価の結
果を当該製品に反映させること、例えば、一連の組立作
業が行われる際に多量の二酸化炭素の排出をまねく原因
となっている製品の構成要素についての変更等を行うこ
とが、製品の設計がなされた段階において可能とされ
て、極めて容易とされる。
【0010】また、本願の特許請求の範囲における請求
項6から請求項10までのいずれかに記載された発明に
係る環境影響評価導出方法は、製品に関する設計情報か
らその製品についての一連の分解作業に関わる設計項目
を各分解作業毎に選択し、各分解作業毎に選択された設
計項目と予め設定された該設計項目の夫々についての分
解の容易さに応じた係数とから、各分解作業についての
所要時間を算出し、各分解作業について算出された所要
時間と予め設定された各分解作業についての消費電力に
応じた係数とから、各分解作業についてのエネルギー消
費量を算出するとともに、算出された各分解作業につい
てのエネルギー消費量の総和である総エネルギー消費量
を算出し、算出された総エネルギー消費量と予め設定さ
れた上述の製品が属する製品カテゴリーについての分解
時二酸化炭素排出量に応じた係数とから、上述の製品に
ついての一連の分解作業に伴う二酸化炭素の排出量を算
出して、上述の製品についての環境影響評価を得るもの
とされる。
項6から請求項10までのいずれかに記載された発明に
係る環境影響評価導出方法は、製品に関する設計情報か
らその製品についての一連の分解作業に関わる設計項目
を各分解作業毎に選択し、各分解作業毎に選択された設
計項目と予め設定された該設計項目の夫々についての分
解の容易さに応じた係数とから、各分解作業についての
所要時間を算出し、各分解作業について算出された所要
時間と予め設定された各分解作業についての消費電力に
応じた係数とから、各分解作業についてのエネルギー消
費量を算出するとともに、算出された各分解作業につい
てのエネルギー消費量の総和である総エネルギー消費量
を算出し、算出された総エネルギー消費量と予め設定さ
れた上述の製品が属する製品カテゴリーについての分解
時二酸化炭素排出量に応じた係数とから、上述の製品に
ついての一連の分解作業に伴う二酸化炭素の排出量を算
出して、上述の製品についての環境影響評価を得るもの
とされる。
【0011】このような本願の特許請求の範囲における
請求項6から請求項10までのいずれかに記載された発
明に係る環境影響評価導出方法によれば、製品の設計が
なされた段階、即ち、製品についての生産過程における
一連の組立作業が実際に行われる段階より前の段階にお
いて、当該製品に関しての、その処分過程における一連
の分解作業に伴う二酸化炭素の排出量をもっての環境影
響評価が得られることになる。従って、環境影響評価の
結果を当該製品に反映させること、例えば、一連の分解
作業が行われる際に多量の二酸化炭素の排出をまねく原
因となっている製品の構成要素についての変更等を行う
ことが、製品の設計がなされた段階において可能とされ
て、極めて容易とされる。
請求項6から請求項10までのいずれかに記載された発
明に係る環境影響評価導出方法によれば、製品の設計が
なされた段階、即ち、製品についての生産過程における
一連の組立作業が実際に行われる段階より前の段階にお
いて、当該製品に関しての、その処分過程における一連
の分解作業に伴う二酸化炭素の排出量をもっての環境影
響評価が得られることになる。従って、環境影響評価の
結果を当該製品に反映させること、例えば、一連の分解
作業が行われる際に多量の二酸化炭素の排出をまねく原
因となっている製品の構成要素についての変更等を行う
ことが、製品の設計がなされた段階において可能とされ
て、極めて容易とされる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項5までのいずれかに記載され
た発明に係る環境影響評価導出方法の一例における手順
を示す。
おける請求項1から請求項5までのいずれかに記載され
た発明に係る環境影響評価導出方法の一例における手順
を示す。
【0013】図1に手順が示される環境影響評価導出方
法の一例は、例えば、ラジオ受信機,テレビジョン受信
機,テープレコーダ,光ディスク・プレーヤ等々の電子
機器とされる製品について、その生産過程における一連
の組立作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出して、当該
製品についての環境影響評価を得るべく、以下の如くに
して実施される。
法の一例は、例えば、ラジオ受信機,テレビジョン受信
機,テープレコーダ,光ディスク・プレーヤ等々の電子
機器とされる製品について、その生産過程における一連
の組立作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出して、当該
製品についての環境影響評価を得るべく、以下の如くに
して実施される。
【0014】先ず、製品についての設計が行われた段階
において、その製品に関する製品設計情報から当該製品
についての一連の組立作業に関わる設計項目を各組立作
業毎に選択する(ステップS1)。斯かる設計項目の選
択にあたっては、製品のカテゴリー、例えば、ラジオ受
信機,テレビジョン受信機,テープレコーダ,光ディス
ク・プレーヤ等々を特定し、製品のカテゴリーが特定さ
れたもとで、製品についての一連の組立作業の夫々に関
わる設計項目の選択を行う。ここで選択対象とされる設
計項目は、大別すると、例えば、“部品材質”,“部品
形状”及び“部品結合方法”に関する項目とされ、“部
品材質”に関する幾つかの詳細な設計項目,“部品形
状”に関する幾つかの詳細な設計項目、及び、“部品結
合方法”に関する幾つかの詳細な設計項目が選択され
る。
において、その製品に関する製品設計情報から当該製品
についての一連の組立作業に関わる設計項目を各組立作
業毎に選択する(ステップS1)。斯かる設計項目の選
択にあたっては、製品のカテゴリー、例えば、ラジオ受
信機,テレビジョン受信機,テープレコーダ,光ディス
ク・プレーヤ等々を特定し、製品のカテゴリーが特定さ
れたもとで、製品についての一連の組立作業の夫々に関
わる設計項目の選択を行う。ここで選択対象とされる設
計項目は、大別すると、例えば、“部品材質”,“部品
形状”及び“部品結合方法”に関する項目とされ、“部
品材質”に関する幾つかの詳細な設計項目,“部品形
状”に関する幾つかの詳細な設計項目、及び、“部品結
合方法”に関する幾つかの詳細な設計項目が選択され
る。
【0015】次に、製品についての一連の組立作業に関
わる設計項目の夫々と組立の容易さに応じた係数、即
ち、組立性評価係数とを対応させるものとして予め用意
された、設計項目別組立性評価係数テーブルT1から、
予め設定された各組立作業毎に選択された設計項目の夫
々についての組立の容易さに応じた係数を選択して取り
出し、各組立作業毎に選択された設計項目と設計項目別
組立性評価係数テーブルT1から取り出された組立の容
易さに応じた係数とから、各組立作業についての所要時
間(組立作業別所要時間)を算出する(ステップS
2)。このようにして算出される各組立作業についての
所要時間は、各組立作業に関する組立性評価要素であ
る。
わる設計項目の夫々と組立の容易さに応じた係数、即
ち、組立性評価係数とを対応させるものとして予め用意
された、設計項目別組立性評価係数テーブルT1から、
予め設定された各組立作業毎に選択された設計項目の夫
々についての組立の容易さに応じた係数を選択して取り
出し、各組立作業毎に選択された設計項目と設計項目別
組立性評価係数テーブルT1から取り出された組立の容
易さに応じた係数とから、各組立作業についての所要時
間(組立作業別所要時間)を算出する(ステップS
2)。このようにして算出される各組立作業についての
所要時間は、各組立作業に関する組立性評価要素であ
る。
【0016】続いて、製品についての一連の組立作業の
夫々と消費電力に応じた係数とを対応させるものとして
予め用意された、組立作業別消費電力係数テーブルT2
から、予め設定された各組立作業についての消費電力に
応じた係数を選択して取り出し、各組立作業について算
出された所要時間と組立作業別消費電力係数テーブルT
2から取り出された消費電力に応じた係数とから、各組
立作業についてのエネルギー消費量(組立作業別エネル
ギー消費量)を算出するとともに、算出された各組立作
業についてのエネルギー消費量の総和である総エネルギ
ー消費量を算出する(ステップS3)。各組立作業につ
いてのエネルギー消費量は、各組立作業について算出さ
れた所要時間に組立作業別消費電力係数テーブルT2か
ら取り出された消費電力に応じた係数を乗じることによ
り得られ、各組立作業についてのエネルギー消費量が足
し合わされて、総エネルギー消費量が得られる。
夫々と消費電力に応じた係数とを対応させるものとして
予め用意された、組立作業別消費電力係数テーブルT2
から、予め設定された各組立作業についての消費電力に
応じた係数を選択して取り出し、各組立作業について算
出された所要時間と組立作業別消費電力係数テーブルT
2から取り出された消費電力に応じた係数とから、各組
立作業についてのエネルギー消費量(組立作業別エネル
ギー消費量)を算出するとともに、算出された各組立作
業についてのエネルギー消費量の総和である総エネルギ
ー消費量を算出する(ステップS3)。各組立作業につ
いてのエネルギー消費量は、各組立作業について算出さ
れた所要時間に組立作業別消費電力係数テーブルT2か
ら取り出された消費電力に応じた係数を乗じることによ
り得られ、各組立作業についてのエネルギー消費量が足
し合わされて、総エネルギー消費量が得られる。
【0017】さらに、各製品カテゴリーと組立時二酸化
炭素排出量に応じた係数とを対応させるものとして予め
用意された、製品カテゴリー別組立時二酸化炭素排出量
係数テーブルT3から、予め設定された上述の製品が属
する製品カテゴリーについての組立時二酸化炭素排出量
に応じた係数を選択して取り出し、算出された総エネル
ギー消費量と製品カテゴリー別組立時二酸化炭素排出量
係数テーブルT3から取り出された組立時二酸化炭素排
出量に応じた係数とから、上述の製品についての一連の
組立作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出し、上述の製
品についての一連の組立作業に関する環境影響評価を得
る(ステップS4)。上述の製品についての一連の組立
作業に伴う二酸化炭素の排出量は、算出された総エネル
ギー消費量に製品カテゴリー別組立時二酸化炭素排出量
係数テーブルT3から取り出された組立時二酸化炭素排
出量に応じた係数を乗じることにより得られる。
炭素排出量に応じた係数とを対応させるものとして予め
用意された、製品カテゴリー別組立時二酸化炭素排出量
係数テーブルT3から、予め設定された上述の製品が属
する製品カテゴリーについての組立時二酸化炭素排出量
に応じた係数を選択して取り出し、算出された総エネル
ギー消費量と製品カテゴリー別組立時二酸化炭素排出量
係数テーブルT3から取り出された組立時二酸化炭素排
出量に応じた係数とから、上述の製品についての一連の
組立作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出し、上述の製
品についての一連の組立作業に関する環境影響評価を得
る(ステップS4)。上述の製品についての一連の組立
作業に伴う二酸化炭素の排出量は、算出された総エネル
ギー消費量に製品カテゴリー別組立時二酸化炭素排出量
係数テーブルT3から取り出された組立時二酸化炭素排
出量に応じた係数を乗じることにより得られる。
【0018】このようにして、図1に手順が示される環
境影響評価導出方法の一例によれば、ラジオ受信機,テ
レビジョン受信機,テープレコーダ,光ディスク・プレ
ーヤ等々の電子機器とされる製品の設計がなされた段
階、即ち、製品についての生産過程における一連の組立
作業が実際に行われる段階より時期的に早い段階におい
て、その製品の生産過程における一連の組立作業に伴う
二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評価が得られる
ことになる。従って、環境影響評価の結果を当該製品に
反映させることが極めて容易とされる。
境影響評価導出方法の一例によれば、ラジオ受信機,テ
レビジョン受信機,テープレコーダ,光ディスク・プレ
ーヤ等々の電子機器とされる製品の設計がなされた段
階、即ち、製品についての生産過程における一連の組立
作業が実際に行われる段階より時期的に早い段階におい
て、その製品の生産過程における一連の組立作業に伴う
二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評価が得られる
ことになる。従って、環境影響評価の結果を当該製品に
反映させることが極めて容易とされる。
【0019】図2は、本願の特許請求の範囲における請
求項6から請求項10までのいずれかに記載された発明
に係る環境影響評価導出方法の一例における手順を示
す。
求項6から請求項10までのいずれかに記載された発明
に係る環境影響評価導出方法の一例における手順を示
す。
【0020】図2に手順が示される環境影響評価導出方
法の一例は、例えば、ラジオ受信機,テレビジョン受信
機,テープレコーダ,光ディスク・プレーヤ等々の電子
機器とされる製品について、その処分過程における一連
の分解作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出して、当該
製品についての環境影響評価を得るべく、以下の如くに
して実施される。
法の一例は、例えば、ラジオ受信機,テレビジョン受信
機,テープレコーダ,光ディスク・プレーヤ等々の電子
機器とされる製品について、その処分過程における一連
の分解作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出して、当該
製品についての環境影響評価を得るべく、以下の如くに
して実施される。
【0021】先ず、製品についての設計が行われた段階
において、その製品に関する製品設計情報から当該製品
についての一連の分解作業に関わる設計項目を各分解作
業毎に選択する(ステップS11)。斯かる設計項目の
選択にあたっては、製品のカテゴリー、例えば、ラジオ
受信機,テレビジョン受信機,テープレコーダ,光ディ
スク・プレーヤ等々を特定し、製品のカテゴリーが特定
されたもとで、製品についての一連の分解作業の夫々に
関わる設計項目の選択を行う。ここで選択対象とされる
設計項目は、図1に手順が示される環境影響評価導出方
法の一例の場合と同様に、大別すると、例えば、“部品
材質”,“部品形状”及び“部品結合方法”に関する項
目とされ、“部品材質”に関する幾つかの詳細な設計項
目,“部品形状”に関する幾つかの詳細な設計項目、及
び、“部品結合方法”に関する幾つかの詳細な設計項目
が選択される。
において、その製品に関する製品設計情報から当該製品
についての一連の分解作業に関わる設計項目を各分解作
業毎に選択する(ステップS11)。斯かる設計項目の
選択にあたっては、製品のカテゴリー、例えば、ラジオ
受信機,テレビジョン受信機,テープレコーダ,光ディ
スク・プレーヤ等々を特定し、製品のカテゴリーが特定
されたもとで、製品についての一連の分解作業の夫々に
関わる設計項目の選択を行う。ここで選択対象とされる
設計項目は、図1に手順が示される環境影響評価導出方
法の一例の場合と同様に、大別すると、例えば、“部品
材質”,“部品形状”及び“部品結合方法”に関する項
目とされ、“部品材質”に関する幾つかの詳細な設計項
目,“部品形状”に関する幾つかの詳細な設計項目、及
び、“部品結合方法”に関する幾つかの詳細な設計項目
が選択される。
【0022】次に、製品についての一連の分解作業に関
わる設計項目の夫々と分解の容易さに応じた係数、即
ち、分解性評価係数とを対応させるものとして予め用意
された、設計項目別分解性評価係数テーブルT11か
ら、予め設定された各分解作業毎に選択された設計項目
の夫々についての分解の容易さに応じた係数を選択して
取り出し、各分解作業毎に選択された設計項目と設計項
目別分解性評価係数テーブルT11から取り出された分
解の容易さに応じた係数とから、各分解作業についての
所要時間(分解作業別所要時間)を算出する(ステップ
S12)。このようにして算出される各分解作業につい
ての所要時間は、各分解作業に関する分解性評価要素で
ある。
わる設計項目の夫々と分解の容易さに応じた係数、即
ち、分解性評価係数とを対応させるものとして予め用意
された、設計項目別分解性評価係数テーブルT11か
ら、予め設定された各分解作業毎に選択された設計項目
の夫々についての分解の容易さに応じた係数を選択して
取り出し、各分解作業毎に選択された設計項目と設計項
目別分解性評価係数テーブルT11から取り出された分
解の容易さに応じた係数とから、各分解作業についての
所要時間(分解作業別所要時間)を算出する(ステップ
S12)。このようにして算出される各分解作業につい
ての所要時間は、各分解作業に関する分解性評価要素で
ある。
【0023】続いて、製品についての一連の分解作業の
夫々と消費電力に応じた係数とを対応させるものとして
予め用意された、分解作業別消費電力係数テーブルT1
2から、予め設定された各分解作業についての消費電力
に応じた係数を選択して取り出し、各分解作業について
算出された所要時間と分解作業別消費電力係数テーブル
T12から取り出された消費電力に応じた係数とから、
各分解作業についてのエネルギー消費量(分解作業別エ
ネルギー消費量)を算出するとともに、算出された各分
解作業についてのエネルギー消費量の総和である総エネ
ルギー消費量を算出する(ステップS13)。各分解作
業についてのエネルギー消費量は、各分解作業について
算出された所要時間に分解作業別消費電力係数テーブル
T12から取り出された消費電力に応じた係数を乗じる
ことにより得られ、各分解作業についてのエネルギー消
費量が足し合わされて、総エネルギー消費量が得られ
る。
夫々と消費電力に応じた係数とを対応させるものとして
予め用意された、分解作業別消費電力係数テーブルT1
2から、予め設定された各分解作業についての消費電力
に応じた係数を選択して取り出し、各分解作業について
算出された所要時間と分解作業別消費電力係数テーブル
T12から取り出された消費電力に応じた係数とから、
各分解作業についてのエネルギー消費量(分解作業別エ
ネルギー消費量)を算出するとともに、算出された各分
解作業についてのエネルギー消費量の総和である総エネ
ルギー消費量を算出する(ステップS13)。各分解作
業についてのエネルギー消費量は、各分解作業について
算出された所要時間に分解作業別消費電力係数テーブル
T12から取り出された消費電力に応じた係数を乗じる
ことにより得られ、各分解作業についてのエネルギー消
費量が足し合わされて、総エネルギー消費量が得られ
る。
【0024】さらに、各製品カテゴリーと分解時二酸化
炭素排出量に応じた係数とを対応させるものとして予め
用意された、製品カテゴリー別分解時二酸化炭素排出量
係数テーブルT13から、予め設定された上述の製品が
属する製品カテゴリーについての分解時二酸化炭素排出
量に応じた係数を選択して取り出し、算出された総エネ
ルギー消費量と製品カテゴリー別分解時二酸化炭素排出
量係数テーブルT13から取り出された分解時二酸化炭
素排出量に応じた係数とから、上述の製品についての一
連の分解作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出し、上述
の製品についての環境影響評価を得る(ステップS1
4)。上述の製品についての一連の分解作業に伴う二酸
化炭素の排出量は、算出された総エネルギー消費量に製
品カテゴリー別分解時二酸化炭素排出量係数テーブルT
13から取り出された分解時二酸化炭素排出量に応じた
係数を乗じることにより得られる。
炭素排出量に応じた係数とを対応させるものとして予め
用意された、製品カテゴリー別分解時二酸化炭素排出量
係数テーブルT13から、予め設定された上述の製品が
属する製品カテゴリーについての分解時二酸化炭素排出
量に応じた係数を選択して取り出し、算出された総エネ
ルギー消費量と製品カテゴリー別分解時二酸化炭素排出
量係数テーブルT13から取り出された分解時二酸化炭
素排出量に応じた係数とから、上述の製品についての一
連の分解作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出し、上述
の製品についての環境影響評価を得る(ステップS1
4)。上述の製品についての一連の分解作業に伴う二酸
化炭素の排出量は、算出された総エネルギー消費量に製
品カテゴリー別分解時二酸化炭素排出量係数テーブルT
13から取り出された分解時二酸化炭素排出量に応じた
係数を乗じることにより得られる。
【0025】このようにして、図2に手順が示される環
境影響評価導出方法の一例によれば、ラジオ受信機,テ
レビジョン受信機,テープレコーダ,光ディスク・プレ
ーヤ等々の電子機器とされる製品の設計がなされた段
階、即ち、製品についての生産過程における一連の組立
作業が実際に行われる段階より時期的に早い段階におい
て、その製品の処分過程における一連の分解作業に伴う
二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評価が得られる
ことになる。従って、環境影響評価の結果を当該製品に
反映させることが極めて容易とされる。
境影響評価導出方法の一例によれば、ラジオ受信機,テ
レビジョン受信機,テープレコーダ,光ディスク・プレ
ーヤ等々の電子機器とされる製品の設計がなされた段
階、即ち、製品についての生産過程における一連の組立
作業が実際に行われる段階より時期的に早い段階におい
て、その製品の処分過程における一連の分解作業に伴う
二酸化炭素の排出量をもっての環境影響評価が得られる
ことになる。従って、環境影響評価の結果を当該製品に
反映させることが極めて容易とされる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいず
れかに記載された発明に係る環境影響評価導出方法によ
れば、製品の設計がなされた段階、即ち、製品について
の生産過程における一連の組立作業が実際に行われる段
階より前の段階において、当該製品に関し、その生産過
程における一連の組立作業に伴う二酸化炭素の排出量を
算出することができ、それをもっての環境影響評価を得
ることができることになる。従って、環境影響評価の結
果を当該製品に反映させること、例えば、一連の組立作
業が行われる際に多量の二酸化炭素の排出をまねく原因
となっている製品の構成要素についての変更等を行うこ
とが、製品の設計がなされた段階において可能とされ
て、極めて容易とされる。
許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいず
れかに記載された発明に係る環境影響評価導出方法によ
れば、製品の設計がなされた段階、即ち、製品について
の生産過程における一連の組立作業が実際に行われる段
階より前の段階において、当該製品に関し、その生産過
程における一連の組立作業に伴う二酸化炭素の排出量を
算出することができ、それをもっての環境影響評価を得
ることができることになる。従って、環境影響評価の結
果を当該製品に反映させること、例えば、一連の組立作
業が行われる際に多量の二酸化炭素の排出をまねく原因
となっている製品の構成要素についての変更等を行うこ
とが、製品の設計がなされた段階において可能とされ
て、極めて容易とされる。
【0027】また、本願の特許請求の範囲における請求
項6から請求項10までのいずれかに記載された発明に
係る環境影響評価導出方法によれば、製品の設計がなさ
れた段階、即ち、製品についての生産過程における一連
の組立作業が実際に行われる段階より前の段階におい
て、当該製品に関し、その処分過程における一連の分解
作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出することができ、
それをもっての環境影響評価を得ることができることに
なる。従って、環境影響評価の結果を当該製品に反映さ
せること、例えば、一連の分解作業が行われる際に多量
の二酸化炭素の排出をまねく原因となっている製品の構
成要素についての変更等を行うことが、製品の設計がな
された段階において可能とされて、極めて容易とされ
る。
項6から請求項10までのいずれかに記載された発明に
係る環境影響評価導出方法によれば、製品の設計がなさ
れた段階、即ち、製品についての生産過程における一連
の組立作業が実際に行われる段階より前の段階におい
て、当該製品に関し、その処分過程における一連の分解
作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出することができ、
それをもっての環境影響評価を得ることができることに
なる。従って、環境影響評価の結果を当該製品に反映さ
せること、例えば、一連の分解作業が行われる際に多量
の二酸化炭素の排出をまねく原因となっている製品の構
成要素についての変更等を行うことが、製品の設計がな
された段階において可能とされて、極めて容易とされ
る。
【図1】本願の特許請求の範囲における請求項1から請
求項5までのいずれかに記載された発明に係る環境影響
評価導出方法の一例における手順を示す流れ図である。
求項5までのいずれかに記載された発明に係る環境影響
評価導出方法の一例における手順を示す流れ図である。
【図2】本願の特許請求の範囲における請求項6から請
求項10までのいずれかに記載された発明に係る環境影
響評価導出方法の一例における手順を示す流れ図であ
る。
求項10までのいずれかに記載された発明に係る環境影
響評価導出方法の一例における手順を示す流れ図であ
る。
T1 設計項目別組立性評価係数テーブル T2
組立作業別消費電力係数テーブル T3 製品カテ
ゴリー別組立時CO2 排出量係数テーブル T11 設計項目別分解性評価係数テーブル T1
2 分解作業別消費電力係数テーブル T13 製
品カテゴリー別分解時CO2 排出量係数テーブル
組立作業別消費電力係数テーブル T3 製品カテ
ゴリー別組立時CO2 排出量係数テーブル T11 設計項目別分解性評価係数テーブル T1
2 分解作業別消費電力係数テーブル T13 製
品カテゴリー別分解時CO2 排出量係数テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】製品に関する設計情報から該製品について
の一連の組立作業に関わる設計項目を各組立作業毎に選
択し、 各組立作業毎に選択された設計項目と予め設定された該
設計項目の夫々についての組立の容易さに応じた係数と
から、各組立作業についての所要時間を算出し、 各組立作業について算出された所要時間と予め設定され
た各組立作業についての消費電力に応じた係数とから、
各組立作業についてのエネルギー消費量を算出するとと
もに、算出された各組立作業についてのエネルギー消費
量の総和である総エネルギー消費量を算出し、 算出された総エネルギー消費量と予め設定された上記製
品が属する製品カテゴリーについての組立時二酸化炭素
排出量に応じた係数とから、上記製品についての一連の
組立作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出して、上記製
品についての環境影響評価を得る環境影響評価導出方
法。 - 【請求項2】組立作業毎に選択する設計項目を、部品の
材質に関する項目,部品の形状に関する項目及び部品の
結合方法に関する項目を含むものとなすことを特徴とす
る請求項1記載の環境影響評価導出方法。 - 【請求項3】設計項目の夫々についての組立の容易さに
応じた係数を、設計項目と組立の容易さに応じた係数と
を対応させるものとして予め用意されたテーブルから選
択して取り出すことにより得ることを特徴とする請求項
1記載の環境影響評価導出方法。 - 【請求項4】各組立作業についての消費電力に応じた係
数を、組立作業と消費電力に応じた係数とを対応させる
ものとして予め用意されたテーブルから選択して取り出
すことにより得ることを特徴とする請求項1記載の環境
影響評価導出方法。 - 【請求項5】製品が属する製品カテゴリーについての組
立時二酸化炭素排出量に応じた係数を、製品カテゴリー
と組立時二酸化炭素排出量に応じた係数とを対応させる
ものとして予め用意されたテーブルから選択して取り出
すことにより得ることを特徴とする請求項1記載の環境
影響評価導出方法。 - 【請求項6】製品に関する設計情報から該製品について
の一連の分解作業に関わる設計項目を各分解作業毎に選
択し、 各分解作業毎に選択された設計項目と予め設定された該
設計項目の夫々についての分解の容易さに応じた係数と
から、各分解作業についての所要時間を算出し、 各分解作業について算出された所要時間と予め設定され
た各分解作業についての消費電力に応じた係数とから、
各分解作業についてのエネルギー消費量を算出するとと
もに、算出された各分解作業についてのエネルギー消費
量の総和である総エネルギー消費量を算出し、 算出された総エネルギー消費量と予め設定された上記製
品が属する製品カテゴリーについての分解時二酸化炭素
排出量に応じた係数とから、上記製品についての一連の
分解作業に伴う二酸化炭素の排出量を算出して、上記製
品についての環境影響評価を得る環境影響評価導出方
法。 - 【請求項7】分解作業毎に選択する設計項目を、部品の
材質に関する項目,部品の形状に関する項目及び部品の
結合方法に関する項目を含むものとなすことを特徴とす
る請求項6記載の環境影響評価導出方法。 - 【請求項8】設計項目の夫々についての分解の容易さに
応じた係数を、設計項目と分解の容易さに応じた係数と
を対応させるものとして予め用意されたテーブルから選
択して取り出すことにより得ることを特徴とする請求項
6記載の環境影響評価導出方法。 - 【請求項9】各分解作業についての消費電力に応じた係
数を、分解作業と消費電力に応じた係数とを対応させる
ものとして予め用意されたテーブルから選択して取り出
すことにより得ることを特徴とする請求項6記載の環境
影響評価導出方法。 - 【請求項10】製品が属する製品カテゴリーについての
分解時二酸化炭素排出量に応じた係数を、製品カテゴリ
ーと分解時二酸化炭素排出量に応じた係数とを対応させ
るものとして予め用意されたテーブルから選択して取り
出すことにより得ることを特徴とする請求項6記載の環
境影響評価導出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17197197A JPH1125064A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 環境影響評価導出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17197197A JPH1125064A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 環境影響評価導出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1125064A true JPH1125064A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15933152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17197197A Pending JPH1125064A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 環境影響評価導出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1125064A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1324251A3 (en) * | 2001-12-28 | 2004-06-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Environmental impact estimation method and apparatus |
US7054797B2 (en) * | 2000-06-30 | 2006-05-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus for environmental impact estimation and method and program stored in a computer readable medium for executing the same |
US8415670B2 (en) | 2007-09-25 | 2013-04-09 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Methods of producing high uniformity in thin film transistor devices fabricated on laterally crystallized thin films |
US8426296B2 (en) | 2007-11-21 | 2013-04-23 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for preparing epitaxially textured polycrystalline films |
US8440581B2 (en) | 2009-11-24 | 2013-05-14 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for non-periodic pulse sequential lateral solidification |
US8871022B2 (en) | 2007-11-21 | 2014-10-28 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for preparation of epitaxially textured thick films |
US9012309B2 (en) | 2007-09-21 | 2015-04-21 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Collections of laterally crystallized semiconductor islands for use in thin film transistors |
US9087696B2 (en) | 2009-11-03 | 2015-07-21 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for non-periodic pulse partial melt film processing |
US9646831B2 (en) | 2009-11-03 | 2017-05-09 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Advanced excimer laser annealing for thin films |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP17197197A patent/JPH1125064A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7054797B2 (en) * | 2000-06-30 | 2006-05-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus for environmental impact estimation and method and program stored in a computer readable medium for executing the same |
US7219042B2 (en) | 2000-06-30 | 2007-05-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus for environmental impact estimation and method and program stored in a computer readable medium for executing the same |
EP1324251A3 (en) * | 2001-12-28 | 2004-06-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Environmental impact estimation method and apparatus |
US9012309B2 (en) | 2007-09-21 | 2015-04-21 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Collections of laterally crystallized semiconductor islands for use in thin film transistors |
US8415670B2 (en) | 2007-09-25 | 2013-04-09 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Methods of producing high uniformity in thin film transistor devices fabricated on laterally crystallized thin films |
US8426296B2 (en) | 2007-11-21 | 2013-04-23 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for preparing epitaxially textured polycrystalline films |
US8871022B2 (en) | 2007-11-21 | 2014-10-28 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for preparation of epitaxially textured thick films |
US9087696B2 (en) | 2009-11-03 | 2015-07-21 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for non-periodic pulse partial melt film processing |
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US8440581B2 (en) | 2009-11-24 | 2013-05-14 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for non-periodic pulse sequential lateral solidification |
US8889569B2 (en) | 2009-11-24 | 2014-11-18 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for non-periodic pulse sequential lateral soldification |
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