JPH11249739A - 走行機器 - Google Patents

走行機器

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JPH11249739A
JPH11249739A JP10049913A JP4991398A JPH11249739A JP H11249739 A JPH11249739 A JP H11249739A JP 10049913 A JP10049913 A JP 10049913A JP 4991398 A JP4991398 A JP 4991398A JP H11249739 A JPH11249739 A JP H11249739A
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Japan
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traveling
traveling device
equipment
signal
unit
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JP10049913A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Iijima
利幸 飯島
Tadafusa Tomitaka
忠房 富高
Masakazu Koyanagi
正和 小柳
Naoyasu Hosonuma
直泰 細沼
Ken Tamayama
研 玉山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、全ての走行方向に対して走行面の
端部からの転落を防止する手段を備えた走行機器を提供
することを目的とする。 【解決手段】 走行機器10の底面部に配置されている
端部検知センサ22は、走行面14に向かって所定の光
を照射する発光部26と走行面14によって反射された
反射光を受光する受光部28から構成される。受光部2
8が走行面14からの反射光を受光している限り、走行
機器10は台12の端部から十分に離れた走行面14上
を走行していることになるが、受光部28が走行面14
からの反射光を受光しなくなると、走行機器10は台1
2の端部に接近して移動限界に達し、落下寸前であるこ
とになるため、端部検知センサ22からその旨の信号を
制御部に送信して、赤外線リモコン18からの走行制御
信号による動作命令を無視して1対の車輪16の回転を
ストップし、走行機器10の走行を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機器に係り、
特に車輪やキャタピラといった走行手段によって限られ
た走行面上を走行する走行機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輪やキャタピラ(登録商標)等の走行
手段によって走行する走行機器には、多くの種類がある
が、特に近年においては、例えばリモコン等による遠隔
からの信号によって操縦される小型の走行機器が、おも
ちゃのような簡単なものから種々の検査機器等を搭載し
て設備や機械内の点検作業を行う産業ロボットのような
複雑なものに至るまで、広範な分野において開発されて
いる。更に最近では、人間による遠隔操作等を必要とす
ることなく、例えば対象物が発する信号を自動追尾して
自律走行する走行機器も開発され、種々の用途に使用さ
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来の走行機器においては、その走行面が無制限に広がっ
ていることはなく、何らかの意味で限られている、即ち
端部を有しているのが通常である。従って、限られた走
行面の端部に、走行機器の走行を安全に停止させる防護
壁のようなものがない場合には、その走行面の端部から
転落するおそれがある。人間が遠隔操縦する場合にも、
誤操作によって走行機器が走行面の端部から転落するこ
とがあるが、走行機器が対象物を自動追尾して自律走行
する場合には、人間による操作がないため、その転落の
危険性は特に大きいものとなる。
【0004】そして、仮に走行機器が走行面の端部から
の転落すると、その走行機器の損傷や故障を生じたり、
走行機器に高価な機器が搭載されている場合にはその機
器の破損を生じたりして、その損害は大きなものにな
る。このため、走行機器が限られた走行面上を走行する
際には、その走行面の端部からの転落を防止するための
転落防止手段を備えることが望ましい。
【0005】しかし、従来の落下防止手段は、例えば転
落の危険性が高い箇所となっている特定の走行面の端部
に防護壁のようなものを設置する等、特定の方向に限定
されており、全ての走行方向に対しては有効でない場合
が多かった。また、走行面の全ての端部に防護壁のよう
なものを設置することも考えられるが、その場合には多
大なコストが必要になるという問題が生じる。そのた
め、コストの大幅な上昇を招くことなく、限られた走行
面上を前後左右に自由に走行する走行機器に対する落下
防止手段として適切に機能するものは殆どなかったとい
える。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を鑑みてなさ
れたものであり、全ての走行方向に対して走行面の端部
からの転落を防止する手段を備えた走行機器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明に係る走行機器により達成される。即ち、請求項1に
係る走行機器は、走行面上を走行する走行機器であっ
て、走行面の端部を検知する端部検知手段と、この端部
検知手段からの信号を受信して、走行機器の走行の停
止、逆走、又は方向転換を強制する制御部とを有するこ
とを特徴とする。このように請求項1に係る走行機器に
おいては、走行面の端部を検知する端部検知手段が走行
機器自体に具備されていることにより、この端部検知手
段によって走行機器が走行面の端部に達したことを検知
されると、その旨の信号が端部検知手段から制御部に送
信され、この信号を受信した制御部によって走行機器の
走行の停止、逆走、又は方向転換が強制されるため、走
行機器の走行面の端部からの転落が防止される。
【0008】また、請求項2に係る走行機器は、上記請
求項1に係る走行機器において、前記端部検知手段が、
走行機器の底面に設置され、走行面に向かって信号を発
信する信号発信部と、この信号発信部に隣接して設置さ
れ、走行面からの反射信号を受信する信号受信部とを有
している構成とすることにより、信号受信部による反射
信号の受信が続いている場合には、走行機器が端部から
離れた走行面上を走行していると判断されて特に制御部
に信号が送信されず、そのまま走行が継続されるが、信
号受信部による反射信号の受信が途切れると、走行機器
が走行面の端部に接近して移動限界に達したと判断され
てその旨の信号が端部検知手段から制御部に送信される
ため、この所定の信号を受信した制御部によって走行機
器の走行の停止、逆走、又は方向転換がなされる。従っ
て、走行機器の走行面の端部からの転落が防止される。
【0009】また、請求項3に係る走行機器は、上記請
求項2に係る走行機器において、前記端部検知手段が走
行機器に複数個設置され、これら複数個の端部検知手段
のそれぞれの信号発信部及び信号受信部が走行機器の底
面の中央部から見て走行機器の走行手段と走行面との接
触点よりも遠い位置に配置されている構成とすることに
より、走行機器が走行面の端部に接近した際、走行器の
例えば車輪やキャタピラ等の走行手段が走行面の端部に
達する前に、こうした走行手段よりも外側に配置されて
いる複数個の端部検知手段のいずれか1個の端部検知手
段によって走行機器が走行面の端部に接近していること
が検知され、その旨の信号が制御部に送信されるため、
走行機器の走行手段が走行面の端部を越えて転落する前
に走行機器の走行の停止、逆走、又は方向転換がなさ
れ、その転落が防止される。
【0010】また、請求項4に係る走行機器は、上記請
求項3に係る走行機器において、前記複数個の端部検知
手段のそれぞれの信号発信部及び信号受信部が、走行機
器の底面の中央部を中心とする円の円周上に所定の間隔
をおいて配置されている構成とすることにより、そのい
ずれか1個の端部検知手段によって走行機器が走行面の
端部に接近したことが検知されればその旨の信号が制御
部に送信されて走行機器の走行が停止されることから、
走行器の周囲の全方向に対して走行面の端部を検知する
機能が働くことになる。このため、走行機器が前進、後
退、方向転換、回転等のいずれの種類の走行動作を行っ
ている場合であっても、走行機器の走行面の全方向の端
部からの転落が防止される。
【0011】また、請求項5に係る走行機器は、上記請
求項1に係る走行機器において、前記端部検知手段が、
走行機器の底面に揺動可能に挟持され、一端が走行面に
接触している棒状の部材と、この棒状の部材の揺動を検
出する揺動検出手段とを有している構成とすることによ
り、棒状の部材の一端が走行面に接触している場合には
走行機器が端部から離れた走行面上を走行していると判
断されて特に制御部に信号が送信されず、そのまま走行
が継続されるが、棒状の部材が所定の大きさに揺動し、
この揺動が揺動検出手段によって検出されると、棒状の
部材の一端が走行面の端部からはみ出して下方に落下し
たと判断され、即ち走行機器が走行面の端部に接近して
移動限界に達したと判断されてその旨の信号が端部検知
手段から制御部に送信されるため、この信号を受信した
制御部によって走行機器の走行の停止、逆走、又は方向
転換がなされる。従って、走行機器の走行面の端部から
の転落が防止される。
【0012】また、請求項6に係る走行機器は、上記請
求項5に係る走行機器において、前記端部検知手段が走
行機器に複数個設置され、これら複数個の端部検知手段
のそれぞれの棒状の部材の走行面に接触している一端が
走行機器の底面の中央部からみ記走行機器の走行手段と
前記走行面との接触点よりも遠くに位置している構成と
することにより、走行機器が走行面の端部に接近した
際、走行器の例えば車輪やキャタピラ等の走行手段が走
行面の端部に達する前に、こうした走行手段よりも外側
に位置している複数個の端部検知手段のいずれか1個の
棒状の部材の一端が走行面の端部からはみ出して棒状の
部材が所定の大きさに揺動し、この揺動が揺動検出手段
によって検出され、走行機器が走行面の端部に接近して
いる旨の信号が制御部に送信されるため、走行機器の走
行手段が走行面の端部を越えて転落する前に走行機器の
走行の停止、逆走、又は方向転換がなされ、その転落が
防止される。
【0013】また、請求項7に係る走行機器は、上記請
求項6に係る走行機器において、前記複数個の端部検知
手段のそれぞれの棒状の部材の走行面に接触している一
端が、走行機器の底面の中央部を中心とする円の円周上
に所定の間隔をおいて位置している構成とすることによ
り、そのいずれか1個の棒状の部材の一端が走行面の端
部からはみ出せば走行機器が走行面の端部に接近したこ
とが検知され、その旨の信号が制御部に送信されて走行
機器の走行が停止されることから、走行器の周囲の全方
向に対して走行面の端部を検知する機能が働くことにな
る。このため、走行機器が前進、後退、方向転換、回転
等のいずれの種類の走行動作を行っている場合であって
も、走行機器の走行面の全方向の端部からの転落が防止
される。
【0014】また、請求項8に係る走行機器は、走行機
器の走行を制御する外部からの走行制御信号を受信する
走行制御信号受信部が設置されている構成とすることに
より、例えばリモコン等による遠隔からの信号によって
操縦される走行機器であっても、上記請求項1に係る走
行機器の作用が奏され、走行機器の走行面の端部からの
転落が防止される。
【0015】また、請求項9に係る走行機器は、走行機
器の追尾すべき対象物から発せられる信号を受信する追
尾信号受信部が設置されている構成とすることにより、
例えば所定の対象物からの信号を自動追尾して自律走行
する走行機器であっても、上記請求項1に係る走行機器
の作用が奏され、走行機器の走行面の端部からの転落が
防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る小型の走行機器が台の上に載せられて使用されている
状態を示す斜視図であり、図2は図1の走行機器を下か
ら見た底面図であり、図3は図1の走行機器の端部検知
手段の動作を説明するための概略図であって、(a)は
走行機器が端部から離れた台の上を走行している状態を
示す側面図、(b)は走行機器が台の端部に接近してい
る状態を示す側面図である。
【0017】図1に示されるように、本実施形態に係る
小型の走行機器10aは、台12の上に載せられて使用
されるものである。即ち、台12の表面を走行面14と
して、この走行面14上を走行するようになっている。
この走行機器10aには、走行手段として例えば1対の
車輪16が取り付けられている。
【0018】また、この走行機器10aには、例えば赤
外線リモコン18からの走行制御信号を受信する走行制
御信号受信部20が設置されている。そして、使用者が
赤外線リモコン18のボタンを押して所定の走行制御信
号を発信すると、この走行制御信号は走行制御信号受信
部20を介して走行機器10aの制御部(図示せず)に
動作命令として伝達されるようになっている。この走行
機器10aの制御部は、伝達された動作命令に従ってそ
の1対の車輪16を駆動制御して、走行機器10aの前
進、後退、左右方向への方向転換、更には回転等の走行
動作を行わせるようになっている。
【0019】また、図2に示されるように、この走行機
器10aの底面部には、端部検知センサ22が、走行機
器10aの底面の中央Oを中心とする同心円の円周R1
上に等間隔をおいて6ヶ所に配置されている。そして、
走行機器10aの1対の車輪16と走行面14との接触
点24は、この同心円の円周R1よりも内側に位置する
ようになっている。即ち、走行機器10aの底面の中央
Oから6ヶ所の端部検知センサ22までの距離は同じ中
央Oから1対の車輪16と走行面14との2ヶ所の接触
点24までの距離よりも長くなっている。言い換えれ
ば、6個の端部検知センサ22は、走行機器10aの底
面の中央Oから見て、1対の車輪16と走行面14との
2つの接触点24の外側のより遠い位置に配置されてい
る。
【0020】また、これら6個の端部検知センサ22
は、1対の車輪16を駆動制御して走行機器10aの前
進、後退、左右方向への方向転換、更には回転等の走行
動作を行わせる制御部に接続されており、この制御部に
所定の信号を送信するようになっている。更に、これら
6個の各々の端部検知センサ22は、図3に示されるよ
うに、走行機器10aの底面部に互いに隣接して設置さ
れた発光部26及び受光部28から構成されている。そ
して、この発光部26は、走行面14に向かって例えば
赤外線等の光を照射するようになっており、受光部28
は、発光部26の照射した光が走行面14によって反射
された反射光を受光するようになっている。
【0021】次に、図3(a)、(b)を用いて、走行
機器10aの底面部に設置された端部検知センサ22の
動作を説明する。図3(a)に示されるように、走行機
器10aが台12の端部から十分に離れた走行面14上
を走行している場合には、端部検知センサ22の発光部
26が照射した光は走行面14によって反射され、その
反射光が受光部28によって受光されている。逆にいえ
ば、受光部28が走行面14からの反射光を受光してい
る限り、走行機器10aは台12の端部から十分に離れ
た走行面14上を走行していることになる。このため、
この場合には、端部検知センサ22から所定の信号が制
御部に送信されることはない。それ故、制御部は、使用
者の発信する赤外線リモコン18からの走行制御信号に
よる動作命令に従って1対の車輪16を駆動制御し、走
行機器10aを前進させたり、後退させたり、左右いず
れか所望の方向へ方向転換させたり、更には回転させた
りする。
【0022】ところが、図3(b)に示されるように、
走行機器10aが台12の端部に接近し、その移動限界
に達した場合には、走行機器10aの底面部に設置され
た端部検知センサ22が走行面14の端部からはみ出し
てしまい、その発光部26が照射した光は走行面14に
よって反射されないため、その反射光が受光部28によ
って受光されなくなる。逆にいえば、受光部28が走行
面14からの反射光を受光しなくなると、走行機器10
aは台12の端部に接近して移動限界に達し、転落寸前
であることになる。このため、この場合には、端部検知
センサ22からその旨の信号が制御部に送信される。そ
れ故、この信号を受信した制御部は、赤外線リモコン1
8からの走行制御信号による動作命令を無視して1対の
車輪16の回転をストップし、走行機器10aの走行を
停止させる。
【0023】なお、このとき、走行機器10aの走行を
一端停止させた後、例えば逆走させたり方向転換させた
りして、転落の危険のない安全な場所にまで移動してか
ら停止させてもよい。
【0024】また、前述したように、6個の端部検知セ
ンサ22は走行機器10aの底面の中央Oから見て1対
の車輪16と走行面14との接触点24の外側のより遠
い位置に配置されているため、車輪16が台12の端部
に達し、そこを越えて転落する前に、走行機器10aの
走行が停止させられることになる。また、6個の端部検
知センサ22は中央Oを中心とする同心円の円周R1上
に等間隔をおいて配置されており、そのいずれか1個の
端部検知センサ22により走行機器10aは台12の端
部に接近して移動限界に達したことが検知されれば走行
機器10aの走行が停止させられることから、走行機器
10aの周囲の全方向に対して台12の端部の検知機能
が働くことになる。このため、走行機器10aが前進、
後退、方向転換、回転等のいずれの種類の走行動作を行
っている場合であっても、走行機器10aの台12の端
部からの転落が防止される。
【0025】以上のように本実施形態によれば、走行機
器10aの底面部に互いに隣接して設置された発光部2
6及び受光部28から構成される端部検知センサ22が
底面の中央Oから見て1対の車輪16と走行面14との
接触点24の外側のより遠い位置に配置されていること
により、走行機器10aが台12の端部に移動限界を越
えて接近した場合、端部検知センサ22が走行面14の
端部からはみ出してしまい、受光部28が走行面14か
らの反射光を受光しなくなるため、端部検知センサ22
からその旨の信号が制御部に送信される。そして、この
信号を受信した制御部は、赤外線リモコン18からの走
行制御信号による動作命令を無視して、車輪16が台1
2の端部に達する前に走行機器10aの走行を停止させ
るため、例えば使用者の誤操作等によって走行機器10
aが台12の端部に接近して移動限界に達した場合であ
っても、走行機器10aが台12の端部から転落するこ
とを防止することができる。
【0026】しかも、端部検知センサ22は走行機器1
0aの底面の中央Oを中心とする同心円の円周R1上に
等間隔をおいて6ヶ所に配置されており、そのうちのい
ずれか1個の端部検知センサ22によって走行機器10
aが台12の端部に接近して移動限界に達したことが検
知されても、走行機器10aの走行が停止させられるこ
とから、走行機器10aの周囲の全方向に対して台12
の端部を検知する機能が働くことになる。このため、走
行機器10aが前進、後退、方向転換、回転等のいずれ
の種類の走行動作を行っている場合であっても、走行機
器10aの台12の全方向の端部からの転落を防止する
ことができる。従って、走行機器10aの走行の際の安
全性を確保して、走行面14の端部からの転落に伴う走
行機器10a自体やその搭載機器等の破損や故障等を防
止することが可能になる。
【0027】(第2の実施形態)図4は本発明の第2の
実施形態に係る小型の走行機器を下から見た底面図であ
り、図5は図4の走行機器の端部検知手段の動作を説明
するための概略図であって、(a)は走行機器が端部か
ら離れた台の上を走行している状態の端部検知手段を示
す側面図、(b)は(a)の端部検知手段を右側からみ
た側面図であり、図6は図4の走行機器の端部検知手段
の動作を説明するための概略図であって、(a)は走行
機器が台の端部に接近している状態の端部検知手段を示
す側面図、(b)は(a)の端部検知手段を右側からみ
た側面図である。
【0028】なお、本実施形態に係る小型の走行機器が
台の上に載せられて使用されている状態を示す斜視図
は、上記第1の実施形態の図1と同様であるため、その
図示は省略する。また、上記第1の実施形態の図1〜図
3に示す走行機器の構成要素と同一の要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0029】図4に示されるように、本実施形態に係る
小型の走行機器10bには、上記第1の実施形態の場合
と同様、例えば赤外線リモコン18からの走行制御信号
を受信する走行制御信号受信部20が設置されている。
そして、この走行制御信号は、走行制御信号受信部20
を介して走行機器10bの制御部(図示せず)に動作命
令として伝達されるようになっており、この走行機器1
0bの制御部は、伝達された動作命令に従ってその1対
の車輪16を駆動制御して、走行機器10bの前進、後
退、左右方向への方向転換、更には回転等の走行動作を
行わせるようになっている。
【0030】また、図4〜図6に示されるように、この
走行機器10bの底面部には細長い棒状の部材30が揺
動可能に挟持されている。即ち、この細長い棒状の部材
30は、走行機器10bの底面部に挟持されている箇所
(以下、「挟持点」という)32を支点として、鉛直方
向にのみ回転する自由度をもったシーソーのように揺動
するようになっている。また、この細長い棒状の部材3
0の一端には、下向きの突起部34が設けられている。
そして、これら細長い棒状の部材30及び突起部34の
重心は、支点となる挟持点32よりも突起部34側にあ
るため、走行機器10bが単に台12の上に置かれてい
る場合には、その回転モーメントによって細長い棒状の
部材30の一端の突起部34が走行面14に接している
状態となる。
【0031】また、この細長い棒状の部材30の突起部
34が設けられている一端とは反対側の他端部近傍に
は、この細長い棒状の部材30を間に挟む発光部36と
受光部38とから構成されるフォトインタラプタ40が
設置され、細長い棒状の部材30の所定の大きさの揺動
を検出するようになっている。即ち、発光部36と受光
部38との間に細長い棒状の部材30が介在している場
合には、発光部36から受光部38に向かう光路が遮断
された状態となるのに対し、細長い棒状の部材30が挟
持点32を支点として所定の大きさに揺動してその他端
部が移動すると、発光部36から受光部38に向かう光
路の遮断状態が解除されて、発光部36からの照射光が
受光部38によって受光される。このため、受光部38
による受光の有無によって、細長い棒状の部材30の所
定の大きさの揺動が検出される。
【0032】但し、走行面14に接している突起部34
が走行面14表面の小さな凹凸によって上下に振動して
も、その場合の細長い棒状の部材30の揺動は小さいた
め、発光部36から受光部38に向かう光路の遮断状態
は維持されることになる。即ち、この突起部34が走行
面14の端部からはみ出して下方に落下する場合にの
み、細長い棒状の部材30の揺動は所定の大きさになっ
て発光部36から受光部38に向かう光路の遮断状態が
解除され、細長い棒状の部材30の揺動が検出されるこ
とになる。
【0033】こうして、これら走行機器10bの底面部
に挟持され、その挟持点32を支点として揺動可能にな
っている細長い棒状の部材30、この細長い棒状の部材
30の一端に設けられている突起部34、及びこの棒状
の部材30の一端の突起部34とは反対側の他端部近傍
に設置されているフォトインタラプタ40等から端部検
知手段が構成されている。なお、棒状の部材30の一端
の突起部34は、後述するように走行面14に接してい
る状態で移動することになるため、走行面14表面を傷
付けたり、走行面14との摩擦によって発熱したり、摩
耗したりしないような材質であることが望ましい。ま
た、走行面14との摩擦を軽減するため、走行面14に
接する突起部34の先端を丸い形状にしたり、その先端
部に例えばボールベアリングのような回転体を回転可能
に取り付けたりしてもよい。
【0034】そして、こうした端部検知手段は、図4に
示されるように、走行機器10bの底面部の例えば6カ
所に設置されている。即ち、6個の細長い棒状の部材3
0が走行機器10bの底面の中央Oから外側に向けて放
射状に配置され、それぞれの細長い棒状の部材30の一
端に設けられている突起部34が底面の中央Oを中心と
する同心円の円周R2上に等間隔をおいて配置されてい
る。
【0035】ここで、走行機器10bの1対の車輪16
と走行面14との接触部24は、この同心円の円周R2
よりも内側に位置するようになっている。即ち、走行機
器10bの底面の中央Oから6ヶ所の突起部34までの
距離は同じ中央Oから1対の車輪16と走行面14との
2ヶ所の接触部24までの距離より長くなっている。言
い換えれば、6個の突起部34は、走行機器10bの底
面の中央Oから見て、1対の車輪16と走行面14との
2つの接触部24の外側のより遠い位置に配置されてい
る。また、これら6個の細長い棒状の部材30の他端部
近傍に設置されているフォトインタラプタ40は、1対
の車輪16を駆動制御して走行機器10bの前進、後
退、左右方向への方向転換、更には回転等の走行動作を
行わせる制御部(図示せず)に接続され、この制御部に
所定の信号を送信するようになっている。
【0036】次に、図5及び図6を用いて、走行機器1
0bの底面部に設置された細長い棒状の部材30等から
構成される端部検知手段の動作を説明する。図5(a)
に示されるように、走行機器10bが台12の端部から
十分に離れた走行面14上を走行している場合には、細
長い棒状の部材30の一端の突起部34が走行面14に
接している状態となっている。そして、このときのフォ
トインタラプタ40においては、図5(b)に示される
ように、発光部36と受光部38との間に細長い棒状の
部材30が介在して、発光部36から受光部38に向か
う光路が遮断された状態となっている。逆にいえば、フ
ォトインタラプタ40の受光部38が発光部36からの
照射光を受光しないでいる間は、走行機器10bは台1
2の端部から十分に離れた走行面14上を走行している
ことになる。
【0037】このため、この場合には、フォトインタラ
プタ40から所定の信号が制御部に送信されることはな
い。それ故、制御部は、使用者の発信する赤外線リモコ
ン18からの走行制御信号による動作命令に従って1対
の車輪16を駆動制御し、走行機器10bを前進させた
り、後退させたり、左右いずれか所望の方向へ方向転換
させたり、更には回転させたりする。
【0038】ところが、図6(a)に示されるように、
走行機器10bが台12の端部に接近し、その移動限界
に達した場合には、走行機器10bの底面部に挟持され
た細長い棒状の部材30の一端の突起部34が走行面1
4の端部からはみ出して下方に落下する。そして、この
ときのフォトインタラプタ40においては、図6(b)
に示されるように、細長い棒状の部材30の傾きが大き
くなってその他端部は上方に移動するため、発光部36
から受光部38に向かう光路の遮断状態が解除されて、
発光部36からの照射光が受光部38によって受光され
るようになる。即ち、フォトインタラプタ40によっ
て、細長い棒状の部材30の所定の大きさの揺動が検出
される。逆にいえば、受光部38が発光部36からの照
射光を受光して、細長い棒状の部材30の所定の大きさ
の揺動が検出されると、走行機器10bは台12の端部
に接近して移動限界に達し、転落寸前であることにな
る。
【0039】このため、この場合には、フォトインタラ
プタ40から所定の信号が制御部に送信される。それ
故、この信号を受信した制御部は、赤外線リモコン18
からの走行制御信号による動作命令を無視して1対の車
輪16の回転をストップし、走行機器10bの走行を停
止させる。なお、このとき、走行機器10bの走行を一
端停止させた後、例えば逆走させたり方向転換させたり
して、転落の危険のない安全な場所にまで移動してから
停止させてもよい。
【0040】また、前述したように、端部検知手段を構
成する6個の細長い棒状の部材30の一端の突起部34
は走行機器10bの底面の中央Oから見て1対の車輪1
6と走行面14との2つの接触部24の外側のより遠い
位置に配置されていることから、車輪16が台12の端
部に達、そこを越えて転落する前に、走行機器10bの
走行が停止させられることになる。
【0041】また、6個の突起部34は中央Oを中心と
する同心円の円周R2上に等間隔をおいて配置されてお
り、そのいずれか1個の突起部34が走行面14の端部
からはみ出して下方に落下しても、走行機器10bが台
12の端部に接近して移動限界に達したことが検知さ
れ、走行機器10bの走行が停止させられることから、
走行機器10bの周囲の全方向に対して台12の端部の
検知機能が働くことになる。このため、走行機器10b
が前進、後退、方向転換、回転等のいずれの種類の走行
動作を行っている場合であっても、走行機器10bの台
12の端部からの転落が防止される。
【0042】以上のように本実施形態によれば、端部検
知手段を構成する細長い棒状の部材30が走行機器10
bの底面の中央Oから外側に向けて放射状に配置され、
それぞれの細長い棒状の部材30の一端に設けられてい
る突起部34が底面の中央Oから見て1対の車輪16と
走行面14との接触部24の外側のより遠い位置に配置
されていることにより、走行機器10bが台12の端部
に移動限界を越えて接近した場合、突起部34が走行面
14の端部からはみ出して下方に落下し、それに伴う細
長い棒状の部材30の所定の大きさの揺動がフォトイン
タラプタ40によって検出されるため、その旨の信号が
フォトインタラプタ40から制御部に送信される。そし
て、この信号を受信した制御部は、赤外線リモコン18
からの走行制御信号による動作命令を無視して、車輪1
6が台12の端部に達する前に走行機器10bの走行を
停止させるため、例えば使用者の誤操作等によって走行
機器10bが台12の端部に接近して移動限界に達した
場合であっても、走行機器10bが台12の端部から転
落することを防止することができる。
【0043】しかも、細長い棒状の部材30の一端の突
起部34は、走行機器10bの底面の中央Oを中心とす
る同心円の円周R2上に等間隔をおいて6ヶ所に配置さ
れており、そのうちのいずれか1個の突起部34が走行
面14の端部からはみ出して下方に落下しても、走行機
器10bが台12の端部に接近して移動限界に達したこ
とが検知され、走行機器10bの走行が停止させられる
ことから、走行機器10bの周囲の全方向に対して台1
2の端部を検知する機能が働くことになる。このため、
走行機器10bが前進、後退、方向転換、回転等のいず
れの種類の走行動作を行っている場合であっても、走行
機器10bの台12の全方向の端部からの転落を防止す
ることができる。従って、走行機器10bの走行の際の
安全性を確保して、走行面14の端部からの転落に伴う
走行機器10b自体やその搭載機器等の破損や故障等を
防止することが可能になる。
【0044】なお、上記第1の実施形態においては、6
個の端部検知センサ22が走行機器10aの底面の中央
Oを中心とする同心円の円周R1上に等間隔をおいて配
置されており、上記第2の実施形態においては、6個の
細長い棒状の部材30が走行機器10bの底面の中央O
から外側に向けて放射状に設置され、それぞれの一端に
設けられた突起部34が底面の中央Oを中心とする同心
円の円周R2上に等間隔をおいて配置されているが、こ
うした端部検知センサ22や細長い棒状の部材30の設
置数は6個という数に限定されるものではなく、端部検
知センサ22や突起部34の配置箇所も所定の円周R
1、R2上の等間隔の位置に限定されるものではない。
【0045】また、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、走行機器10a、10bの走行手段として1対の
車輪16を用いているが、これに限定されるものではな
い。例えば2対以上の車輪を用いる場合であってもよい
し、車輪の代わりに例えばキャタピラ等を用いる場合で
あってもよい。
【0046】また、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、走行機器10a、10bに例えば赤外線リモコン
18からの走行制御信号を受信する走行制御信号受信部
20が設置されており、赤外線リモコン18からの所定
の走行制御信号によって走行機器10a、10bの走行
が制御されるようになっているが、こうした遠隔からの
走行制御信号によって操縦される走行機器10a、10
bに限定されるものではない。例えばビデオカメラ等の
映像入力装置、マイク等の音声入力装置、又は赤外線セ
ンサ、温度センサ等の各種入力装置を搭載して、対象物
が発する所定の信号を自動追尾する走行機器についても
本発明を適用することが可能であるが、単に可能である
ばかりでなく、このような人間による操作が行われずに
自律走行する走行機器についてこそ、周囲の全方向に対
して走行面の端部を検知する機能が働き、前進、後退、
方向転換、回転等のいずれの種類の走行動作を行ってい
る場合であっても走行面の全方向の端部からの転落を防
止することが可能になる本発明の効果がより適切に発揮
される。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
る走行機器によれば、次のような効果を奏することがで
きる。即ち、請求項1に係る走行機器によれば、走行面
の端部を検知する端部検知手段が走行機器自体に具備さ
れていることにより、この端部検知手段によって走行機
器が走行面の端部に達したことを検知されると、その旨
の信号が端部検知手段から制御部に送信され、この信号
を受信した制御部によって走行機器の走行の停止、逆
走、又は方向転換が強制されるため、走行機器の走行面
の端部からの転落を防止することができる。従って、走
行機器10の走行の際の安全性を確保して、走行面の端
部からの転落に伴う走行機器自体やその搭載機器等の破
損や故障等を防止することが可能になる。
【0048】また、請求項2に係る走行機器によれば、
上記請求項2に係る走行機器における端部検知手段とし
て、走行面に向かって信号を発信する信号発信部と走行
面からの反射信号を受信する信号受信部とが走行機器の
底面に設置されていることにより、信号受信部による反
射信号の受信が途切れると、走行機器が走行面の端部に
接近して移動限界に達したと判断され、その旨の信号が
端部検知手段から制御部に送信されて走行機器の走行の
停止、逆走、又は方向転換がなされるため、走行機器の
走行面の端部からの転落を容易に防止することができ
る。
【0049】また、請求項3に係る走行機器によれば、
上記請求項2に係る走行機器における端部検知手段が走
行機器に複数個設置され、これら複数個の端部検知手段
のそれぞれの信号発信部及び信号受信部が走行機器の底
面の中央部から見て走行機器の走行手段と走行面との接
触部よりも遠い位置に配置されていることにより、走行
機器が走行面の端部に接近した際、例えば車輪やキャタ
ピラ等の走行手段が走行面の端部に達する前に、こうし
た走行手段よりも外側に配置されている複数個の端部検
知手段のいずれか1個の端部検知手段によって走行機器
が走行面の端部に接近していることが検知され、その旨
の信号が制御部に送信されるため、走行機器の走行手段
が走行面の端部を越えて転落する前に走行機器の走行の
停止、逆走、又は方向転換がなされ、その転落を防止す
ることができる。
【0050】また、請求項4に係る走行機器によれば、
上記請求項3に係る走行機器において、前記複数個の端
部検知手段のそれぞれの信号発信部及び信号受信部が、
走行機器の底面の中央部を中心とする円の円周上に所定
の間隔をおいて配置されていることにより、そのいずれ
か1個の端部検知手段によって走行機器が走行面の端部
に接近したことが検知されればその旨の信号が制御部に
送信されて走行機器の走行が停止されることから、走行
器の周囲の全方向に対して走行面の端部を検知する機能
が働くことになるため、走行機器が前進、後退、方向転
換、回転等のいずれの種類の走行動作を行っている場合
であっても、走行機器の走行面の全方向の端部からの転
落を防止することができる。
【0051】また、請求項5に係る走行機器によれば、
上記請求項1に係る走行機器における端部検知手段とし
て、走行機器の底面に揺動可能に挟持され、一端が走行
面に接触している棒状の部材と、この棒状の部材の揺動
を検出する揺動検出手段とを有していることにより、棒
状の部材が所定の大きさの揺動を揺動検出手段が検出す
ると、棒状の部材の一端が走行面の端部からはみ出して
下方に落下した、即ち走行機器が走行面の端部に接近し
て移動限界に達したと判断され、その旨の信号が制御部
に送信されて走行機器の走行の停止、逆走、又は方向転
換がなされるため、走行機器の走行面の端部からの転落
を容易に防止することができる。
【0052】また、請求項6に係る走行機器によれば、
上記請求項5に係る走行機器における端部検知手段が走
行機器に複数個設置され、これら複数個の端部検知手段
のそれぞれの棒状の部材の走行面に接触している一端が
走行機器の底面の中央部から走行手段と走行面との接触
部よりも遠い位置に配置されていることにより、走行機
器が走行面の端部に接近した際、例えば車輪やキャタピ
ラ等の走行手段が走行面の端部に達する前に、複数個の
端部検知手段のいずれか1個の棒状の部材の一端が走行
面の端部からはみ出して棒状の部材が所定の大きさに揺
動し、この揺動が揺動検出手段によって検出されその旨
の信号が制御部に送信されるため、走行機器の走行手段
が走行面の端部を越えて転落する前に走行機器の走行の
停止、逆走、又は方向転換がなされ、その転落を防止す
ることができる。
【0053】また、請求項8に係る走行機器によれば、
走行機器の走行を制御する外部からの走行制御信号を受
信する走行制御信号受信部が設置されていることによ
り、例えばリモコン等による遠隔からの信号によって操
縦される走行機器であっても、上記請求項1に係る走行
機器の効果を奏して、走行機器の走行面の端部からの転
落を防止することができる。
【0054】また、請求項9に係る走行機器によえば、
走行機器の追尾すべき対象物から発せられる信号を受信
する追尾信号受信部が走行機器に設置されていることに
より、例えば所定の対象物からの信号を自動追尾して自
律走行する走行機器であっても、上記請求項1に係る走
行機器の効果を奏して、走行機器の走行面の端部からの
転落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る小型の走行機器
が台の上に載せられて使用されている状態を示す斜視図
である。
【図2】図1に示す走行機器を下から見た底面図であ
る。
【図3】図1に示す走行機器の端部検知手段の動作を説
明するための概略図であって、(a)は走行機器が端部
から離れた走行面上を走行している状態を示し、(b)
は走行機器が走行面の端部に接近している状態を示すも
のである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る小型の走行機器
を下から見た底面図である。
【図5】図4に示す走行機器の端部検知手段の動作を説
明するための概略図であって、(a)は走行機器が端部
から離れた台の上を走行している状態の端部検知手段を
示す側面図、(b)は(a)の端部検知手段を右側から
みた側面図である。
【図6】図4に示す走行機器の端部検知手段の動作を説
明するための概略図であって、(a)は走行機器が台の
端部に接近している状態の端部検知手段を示す側面図、
(b)は(a)の端部検知手段を右側からみた側面図で
ある。
【符号の説明】
10a、10b…走行機器、12…台、14…走行面、
16…車両、18…赤外線リモコン、20…走行制御信
号受信部、22…端部検知センサ、24…車輪と走行面
との接触部、26…発光部、28…受光部、30…細長
い棒状の部材、32…挟持点、34…突起部、36…発
光部、38…受光部、40…フォトインタラプタ。
フロントページの続き (72)発明者 細沼 直泰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 玉山 研 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行面上を走行する走行機器であって、 前記走行面の端部を検知する端部検知手段と、 前記端部検知手段からの信号を受信して、前記走行機器
    の走行の停止、逆走、又は方向転換を強制する制御部と
    を有することを特徴とする走行機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走行機器において、 前記端部検知手段が、前記走行機器の底面に設置され、
    前記走行面に向かって信号を発信する信号発信部と、前
    記信号発信部に隣接して設置され、前記走行面からの反
    射信号を受信する信号受信部とを有し、 前記信号受信部による前記反射信号の受信が途切れる
    と、前記走行機器が前記走行面の端部に接近していると
    判断されて、前記端部検知手段から前記制御部に所定の
    信号が送信されることを特徴とする走行機器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の走行機器において、 前記端部検知手段が、前記走行機器に複数個設置され、
    前記複数個の端部検知手段のそれぞれの前記信号発信部
    及び前記信号受信部が、前記走行機器の底面の中央部か
    ら見て、前記走行機器の走行手段と前記走行面との接触
    点よりも遠い位置に配置されていることを特徴とする走
    行機器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の走行機器において、 前記複数個の端部検知手段のそれぞれの前記信号発信部
    及び前記信号受信部が、前記走行機器の底面の中央部を
    中心とする円の円周上に、所定の間隔をおいて配置され
    ていることを特徴とする走行機器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の走行機器において、 前記端部検知手段が、前記走行機器の底面に揺動可能に
    挟持され、一端が前記走行面に接触している棒状の部材
    と、前記棒状の部材の揺動を検出する揺動検出手段とを
    有し、 前記揺動検出手段により前記棒状の部材の所定の大きさ
    の揺動が検出されると、前記走行機器が前記走行面の端
    部に接近していると判断されて、前記制御部に所定の信
    号が送信されることを特徴とする走行機器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の走行機器において、 前記端部検知手段が、前記走行機器に複数個設置され、
    前記複数個の端部検知手段のそれぞれの前記棒状の部材
    の前記走行面に接触している一端が、前記走行機器の底
    面の中央部から見て、前記走行機器の走行手段と前記走
    行面との接触点よりも遠くに位置していることを特徴と
    する走行機器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の走行機器において、前記
    複数個の端部検知手段のそれぞれの前記棒状の部材の前
    記走行面に接触している一端が、前記走行機器の底面の
    中央部を中心とする円の円周上に、所定の間隔をおいて
    位置していることを特徴とする走行機器。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の走行機器において、 前記走行機器に、前記走行機器の走行を制御する外部か
    らの走行制御信号を受信する走行制御信号受信部が設置
    されていることを特徴とする走行機器。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の走行機器において、 前記走行機器に、前記走行機器の追尾すべき対象物から
    発せられる信号を受信する追尾信号受信部が設置されて
    いることを特徴とする走行機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015199198A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 株式会社未来機械 自走式ロボット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015199198A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 株式会社未来機械 自走式ロボット

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