JPH11247129A - アスファルト剥離車両 - Google Patents

アスファルト剥離車両

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JPH11247129A
JPH11247129A JP4644898A JP4644898A JPH11247129A JP H11247129 A JPH11247129 A JP H11247129A JP 4644898 A JP4644898 A JP 4644898A JP 4644898 A JP4644898 A JP 4644898A JP H11247129 A JPH11247129 A JP H11247129A
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JP
Japan
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asphalt
peeling
vehicle
front cutting
conveyor
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JP4644898A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Shimizu
俊彦 清水
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TAKAHASHI WORKS KK
Takahashi Works Co Ltd
Original Assignee
TAKAHASHI WORKS KK
Takahashi Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスファルト剥離作業において削り取ったア
スファルトを素早くしかも効率よく処理すると共に、単
純な動きで無人走行容易な剥離をおこなう車両を提供す
る。 【解決手段】 移動自在にアスファルトを剥離する重機
車両において、前部先端が下方に向け略アスファルト面
上に設けられて、切削幅調整可能に設けられた上部断面
略凹形状の金属部材を主とする前部切削部5と、後部に
剥離されたアスファルト3を受取り後方へ搬送する搬送
コンベア14とを備え、車両の前進により前部切削部5
で剥離されたアスファルト3を後方へ排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動自在に道路面な
どのアスファルトを剥離する車両重機において、路面の
一部のアスファルトを剥離する共に剥離したアスファル
トを搬送する車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から工事現場などで使用されるアス
ファルトや岩などをその先端部の粉砕棒の振動や伸縮動
作で粉砕する粉砕機(ブレーカ)が知られている。ブレ
ーカは人が取り扱ったり、ショベルカの先端に取り付け
られて使用されている。
【0003】このようにして一部が砕かれたアスファル
ト面は図7の60で示すショベルカのバケット62で剥
離される。このように掘り起こしされたアスファルト片
63は一担アーム61で持ち上げられて、旋回動作やア
ーム操作などでダンプカーなどに積載されている。
【0004】この場合すくい取ったアスファルト片63
を処理するために、移動するショベルカ60の作業ポイ
ントに応じてダンプカーを移動横付けするか、または一
担アスファルト片を仮置き場に移し集めるなどして作業
をおこなっている。
【0005】また、図6の50で示すブルドーザは、バ
ケツト52でアスファルト片53を押し削り、バケット
内に溜まったアスファルトをアーム51を操作して、上
記同様に移動するブルドーザ50の作業ポイントに応じ
てダンプカーを移動横付けするか、または一担アスファ
ルト片63を仮置き場に移し集めるなどするものであ
る。
【0006】すなわち、ブルドーザ50やショベルカ6
0で削り取られたアスファルト片53、63は、バケッ
ト52、62内に留まることからバケット52、62の
容量に応じて一担アスファルトをバケット52、62か
ら取除いた後剥離作業をおこなうものである。
【0007】一方、近年道路面などのアスファルトを自
動で剥離して同時に舗装をおこなう道路工事車両が知ら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成のもの
においては、削った後のアスファルト片の移動が問題
で、その処理のため効率の悪い複雑な作業を要求され自
動化やスピーディーな剥離作業を困難としていた。
【0009】すなわち、ブルドーザやショベルカで削り
取られたアスファルト片は、バケット内に留まることか
らバケットの容量に応じて一担アスファルト片をバケッ
トから取除いて作業をおこなわねばならず、作業運転手
は多間接リンクで構成されたアームを操作して剥離した
アスファルトを処理しなければならないという問題があ
った。
【0010】このように工事ポイントが刻一刻と変化し
て、複雑な動きが要求されるアスファルト剥離にあって
は、複雑なアーム操作などが無人走行などの自動化を阻
害するものであった。
【0011】一方、道路面などのアスファルトを自動で
剥離して同時に舗装をおこなう道路工事車両は、高速道
路などの舗装の工事には有効ではあるが、町中や市街地
のガス管や水道管などの局部工事のためのアスファルト
剥離作業には不向きであった。
【0012】すなわち、道路片面のアスファルトを剥離
後速やかに自動で舗装をおこなう用途には良いが、路面
のほんの一部のアスファルトのみを剥離後一担工事を経
て舗装をおこなう場合には不向きであり、規模が大きく
高価であると共に、例えば幅1mのライン剥離などの作
業はその構成上困難であった。
【0013】そこで、手軽に市街地などで使用でき、限
られた幅でライン状にアスファルトの剥離をおこなうも
のであって、削った後のアスファルトの処理が問題とな
る従来のショベルカや削ったアスファルトを押し続けね
ばならず高馬力を必要とするブルドーザとは異なり、ス
ムーズにアスファルトの剥離と移動とをおこなうものが
望まれるものである。
【0014】すなわち、大きな馬力を必要とせず、しか
も素早く単純な動きで削り取ったアスファルトを効率よ
く処理して、自動走行や無線による遠隔操作を容易にお
こなわせることのできる構成のものが望まれている。
【0015】本発明は、アスファルト剥離作業において
削り取ったアスファルトを素早くしかも効率よく処理す
ると共に、単純な動きで無人走行容易な剥離をおこなう
車両を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のアスファルト剥
離車両は、上記従来例の問題点を解決するため、移動自
在にアスファルトを剥離する重機車両において、前部先
端が下方に向け略アスファルト面上に設けられた上部断
面略凹形状の金属部材を主とする前部切削部と、後部に
剥離されたアスファルトを受取り後方へ搬送する搬送コ
ンベアとを備え、車両の前進により前部切削部で剥離さ
れたアスファルトを後方へ排出するものであることを特
徴とする。
【0017】また、上記車両後方に台車を備えて、搬送
コンベアから排出されるアスファルトを台車へ積載する
ことが好適である。
【0018】さらに、前部切削部の一部に剥離されたア
スファルトを搬送コンベアに導く第2のアスファルト搬
送手段が設けられることがスムーズな搬送をおこなうも
のとなる。
【0019】そして、前部切削部が先端部に略前方へ突
出してアスファルトを剥離する剥離手段を備えて、前部
切削部の先端部に設けられた剥離手段が少なくとも剥離
方向を調整する角度調整手段を備えて、前部切削部の先
端部に設けられた剥離手段の少なくとも先端部が振動を
おこなうことが好適である。
【0020】
【実施の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
〜図5を参照して簡単に説明する。
【0021】実施例のアスファルト剥離車両1は、移動
自在にアスファルトを剥離する重機車両において、前部
先端が下方に向け略アスファルト面上に設けられて、切
削幅調整可能に設けられた上部断面略凹形状の金属部材
を主とする前部切削部5と、後部に剥離されたアスファ
ルト3を受取り後方へ搬送する搬送コンベア14とを備
え、車両の前進により前部切削部5で剥離されたアスフ
ァルト3を後方へ排出するものである。
【0022】また、上記車両後方に台車15を備えて、
搬送コンベア14から排出されるアスファルト3を台車
15へ積載している。
【0023】ここで、前部切削部5の一部に剥離された
アスファルト3を搬送コンベア14に導く第2のアスフ
ァルト搬送手段16が設けられることがスムーズな搬送
をおこなうものとなる。
【0024】さらに、前部切削部5が先端部に略前方へ
突出してアスファルト3を剥離する第1の剥離手段(先
端がカンナ状部材)5cと第2の剥離手段6(先端平板
状を成し、平板面を略下方へ設置されたブレーカ6a
と、先端平板状を成し、平板面を略側方へ向けて両端位
置に設置されたブレーカ6b)とを備えて、前部切削部
5の先端部に設けられた剥離手段(ブレーカ)6は少な
くとも剥離方向を調整する角度調整手段7で作用角が調
整されている。
【0025】なお、上記示す前部切削部5の先端部に設
けられた剥離手段(ブレーカ)6は少なくとも先端部が
振動するものであって、先端部の振動や伸縮動作で岩な
どを粉砕する粉砕機である。
【0026】(作用)本発明は上記構成によって、次の
ような作用を営むことができる。すなわち、前部先端が
下方に向け略アスファルト面上に設けられた上部断面略
凹形状の金属部材を主とする前部切削部は、例えばアス
ファルト質や車両走行速度に応じて前部切削部の剥離角
が好適な角度に固定されることで、直線走行をおこなう
だけの単純な動作のみで、予め定められた切幅で前部切
削部で剥離した前方の地表面のアスファルトを一担車両
の上方へ順次推進力で押し上げることができ更に、後部
に剥離されたアスファルト3を受取り後方へ搬送する搬
送コンベア14とを備えることから、剥離したアスファ
ルト片を搬送コンベアで後方へ自動で排出することがで
きる。
【0027】上記前部切削部と搬送コンベアとを備える
構成のものにあっては、直線的に削り取ったアスファル
ト片を後方へ戻す構成であって、アスファルトを剥離す
るだけの構成であることから大きな馬力を必要とせず、
しかも素早く単純な動きで後方へアスファルトを移動で
きることから、無人による自動走行や無線による遠隔操
作を容易におこなわせることのできる構成である。
【0028】また、上記車両後方に台車を備えて、搬送
コンベアから排出されるアスファルトを台車へ積載する
ものであれば、後方から搬送コンベアで排出されるアス
ファルトは、自動的に台車に積み込まれるため極めて効
率よく単純な構成でスピーディにアスファルトの移動処
理をおこなうことができる。
【0029】さらに、前部切削部の一部に剥離されたア
スファルトを搬送コンベアに導く第2のアスファルト搬
送手段が設けられるものであれば、例えば砕けたアスフ
ァルト片や剥離終了ポイントであっても、それらアスフ
ァルト片を容易に前部切削部の傾斜を上昇させることが
できる。
【0030】そして、前部切削部が先端部に略前方へ突
出してアスファルトを剥離する剥離手段を備えるもので
あれば、剥離手段として、例えばその前部切削部の先端
部に複数のブレーカが設けられれば、ブレーカは例えば
工事現場などでアスファルトを先端部の粉砕棒の振動や
伸縮動作で粉砕することができることから、極めて容易
にアスファルト層を剥離することができる。
【0031】一方、前部切削部の先端部に設けられた剥
離手段の少なくとも先端部が振動をおこなうものであれ
ば、例えば剥離手段が先端平板状を成し平板面を略下方
へ設置された部材で構成されれば、平板面が分離層に入
り込み、上記同様に極めて容易にアスファルト層のみを
きれいに剥離することができる。
【0032】また、例えばブレーカが先端平板状を成し
平板面を略側方へ向けて両端位置に切削幅調整可能に設
置されれば、剥離するアスファルトの幅を容易に定める
ことができる。
【0033】さらに、前部切削部の先端部に設けられた
剥離手段が少なくとも剥離方向を調整する角度調整手段
を備えるものであれば、例えば剥離手段が先端平板状を
成し、平板面を略下方へ設置された複数のブレーカで構
成され、上下方向に角度調整がおこなわれれば、アスフ
ァルト剥離の深さの調整を容易におこなうことができる
一方、剥離手段の剥離角が略垂直方向に角度調整されれ
ば、アスファルト低面に剥離手段先端部がめり込むよう
作用させることができ、アスファルトの一部分を切削し
て剥離手段がアスファルト低面へ進入容易となり、剥離
作業を開始する上で極めて有効な始動をおこなうことが
できる。
【0034】すなわち、上記示す本発明のアスファルト
剥離車両は、アスファルト剥離作業において削り取った
アスファルトを素早くしかも効率よく処理すると共に、
単純な動きで無人走行容易な剥離をおこなう車両を実現
することができる。
【0035】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1〜図5は本発明の実施例を
示すもので、本機を市街地のアスファルト道の部分剥離
に適用したものである。
【0036】図1に示す1は、自走または無線指令によ
り無人で、移動自在にアスファルトを剥離する重機車両
において、前部先端が下方に向け略アスファルト面上に
設けられて、切削幅調整可能に設けられた上部断面略凹
形状の金属部材を主とする前部切削部5と、後部に剥離
されたアスファルト3を受取り後方へ搬送する搬送コン
ベア14とを備え、車両の前進により前部切削部5で剥
離されたアスファルト3を後方へ排出するアスファルト
剥離車両である。
【0037】図の10で示す後部支えは、前部切削部5
を側断面略入字状に支えるよう尾部を下方に向けられた
上部断面略凹形状の厚板金属部材で成る後部保護板であ
る。
【0038】そして、アスファルト質や層厚状態または
車両走行速度に応じて側断面略入字状に設けられる前部
切削部5の剥離角Qが予め調整固定され、図の10a部
で調整固定され、更に10bの調整ネジにより前部切削
部5の高さ(図のHで示す方向)が調整固定されて、車
両の前進で前部切削部5で剥離されたアスファルト3を
搬送コンベア14の略前段部に設けられて入り込むアス
ファルト塊を複数の回転棒状体で粉砕する図の8で示す
粉砕手段で砕いた後、搬送コンベア14で車両尾部から
後方へ排出している。
【0039】また、上記車両後方に台車15を備えて、
搬送コンベア14から排出されるアスファルト3を台車
15へ順次積載している。
【0040】したがって、削った後のアスファルトの処
理が問題となる従来のショベルカや削ったアスファルト
を押し続けねばならず高馬力を必要とするブルドーザと
は異なり、極めてスムーズにアスファルトの剥離と移動
を搬送コンベア14と台車15とを介しておこなうこと
ができる。
【0041】なお、図2においては紙面の都合上省略し
たが、図1の16で示す部分には、アスファルト3のア
スファルト土壌質に応じて前部切削部5の一部に剥離さ
れたアスファルト3を搬送コンベア14に導く第2のア
スファルト搬送手段16が設けられて、前部切削部5の
斜面をなめらかにアスファルト3が上昇するよう、搬送
手助けをおこなうように、コンベアベルト16bに板体
16aを設けて板体16aの移動でアスファルト片3を
押し上げるよう構成されている。なお、図1の16cは
コンベアベルト16bを回転駆動するスプロケットであ
る。
【0042】また、前部切削部5の先端部には図3
(a)の5cで示す先端がカンナ状に形成されてアスフ
ァルト3を剥離する交換可能に設けられたチタン合金材
の剥離手段(第1の剥離手段)を備えて、その剥離手段
5cには更に、図4に示す先端棒形状の複数のブレーカ
6(第2の剥離手段)の先端部が突出して設けられてい
る。
【0043】このブレーカ6は、先端平板状を成し、平
板面を略下方へ設置されたブレーカ6aと、先端平板状
を成し、平板面を略側外方へ向けて両端位置に設置され
たブレーカ6bとで構成されている。ブレーカ6aはア
スファルト低面の剥離をおこない、ブレーカ6bはその
剥離幅を決定している。
【0044】ここでブレーカ6とは、工事現場などでア
スファルトや岩などをその先端部の粉砕棒の振動や伸縮
動作で粉砕する粉砕機である。このブレーカ6の振動に
より、図1の3cで示す深度でアスファルト3層低面端
に亀裂を生じさせて、前部切削部5と共にアスファルト
3を剥離している。
【0045】そして、紙面の都合上詳細な説明は省略す
るが図の12で示す制御部には、無線指令または、予め
設定されている走行プログラムの指令などに従って、前
部切削部5の先端部に設けられたブレーカ6(第2の剥
離手段)の剥離方向を図のZ1〜Z2で示す範囲で上下
に調整する角度調整手段7(シリンダ)が設けられてい
る。
【0046】なお図1において、4はキャタピラ、13
はエンジンなど動力部である。
【0047】図2の14は搬送コンベアを示すものであ
る。搬送コンベア14は尾部が台車15より高い位置に
設けられて、先端と尾部の両端には回転駆動するスプロ
ケット14aが、中間部には複数のローラが各々横幅略
一杯に設けられていて、スプロケット14aにはベルト
14bが同じく車両1の横幅略一杯に張られている。そ
して削り取ったアスファルト3を図のY方向へ順次搬送
している。
【0048】図の14cは搬送コンベア14の尾部両側
面に設けられた搬送アスファルト片の横漏れ防止の絞り
ガイドである。
【0049】図3に示す5は前部切削部である。前部先
端が下方に向け略アスファルト上に設けられて、その先
端部には図3(a)の5cで示すカンナ状に形成されて
アスファルトを剥離する交換可能に設けられたチタン合
金材の剥離手段(第1の剥離手段)が設けられている。
【0050】この前部切削部5は図3(b)に示す金属
部材の低板5aと、図のKで示す方向へ側板5bがスラ
イド自在に構成され、予め切削幅が固定調整可能に設け
られた上部断面略凹形状の金属部材で構成されている。
【0051】この側板5bにより剥離幅が決定されると
共にサイドからアスファルト3が落ちることを防止して
いる。なお、この側板5bのスライドに応じて、図4の
6bで示すブレーカ(両端に設けられた第2の剥離手
段)とが各々連動して図のK方向へスライドするよう設
けられている。
【0052】なお、図3(a)に示す16は第2のアス
ファルト搬送手段である。
【0053】図5に示すA〜Dは1ラインのアスファル
ト剥離動作一連を示すものである。
【0054】まず、ブレーカ6の剥離角が略垂直方向に
角度調整されて、アスファルト低面に剥離手段先端部が
めり込むよう作用させることで、アスファルトの一部分
を切削してブレーカ先端がアスファルト低面へ進入容易
とした後、剥離角が除々に緩められて剥離作業を開始す
るものである。
【0055】すなわち図のAで示すスタート時は角度調
整手段7でブレーカ6が下方へ立てられて、前部切削部
5がアスファルト面へめり込むよう作用する。
【0056】所定の深さ(アスファルト層低面)まで砕
かれて掘り下げられれば図のBで示す走行をおこなわせ
るために、ブレーカ6の角度が除々に中間位置(前方)
に戻るよう角度調整手段7で調整されながら車両が直進
を開始する。
【0057】ここで、削り取られたアスファルト3は順
次搬送コンベア14を介して後方にジョイント15aで
つながれた台車15に積み込まれる。
【0058】そして、図のCで示す境界エンド位置で1
ラインの剥離作業を終了するものである。
【0059】図のDで示す回転(シフトターン)動作は
上記剥離終了後角度調整手段7でブレーカ6が上方に向
けられた状態でおこなわれて、その際A〜Dで削り取っ
たアスファルト3を、予め工事現場などに設けられてい
る他の搬送装置に排出するか、または台車15ごと交換
するなどして台車15のアスファルトを排出している。
【0060】図のEで示す動作は、上述のA〜Dでアス
ファルト剥離幅で幅厚が不足している場合おこなわれる
もので、上記剥離ラインの隣接する横ラインの剥離作業
をラインの一部が重なるように再びA〜Dの動作でおこ
なうものである。このように順次無線入力された指令に
従い区画エリア内のアスファルト3をくまなく削り取る
剥離作業をおこなっている。
【0061】すなわち上記実施例によれば、大きな馬力
を必要とせず、しかも素早く単純な動きで削り取ったア
スファルトを効率よく処理して、自動走行や無線による
遠隔操作を容易におこなわせることのできる構成であ
る。
【0062】なお、実施例においては角度調整手段をシ
リンダ7伸縮で構成する例を示したが、シリンダ7に限
定するものではなく、例えばサーボモータなどの回転角
などで構成してもかまわない。また、剥離手段6を5c
を先端がカンナ状に形成されてアスファルトを剥離する
交換可能に設けられたチタン合金材や、振動や伸縮動作
をおこなう先端棒形状のブレーカ6の例を示したが、こ
れらの形状は先端が鋭利に尖ったものであってもよい
し、ベロ平板形状であってもかまわない。すなわち本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣
旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の
範囲から排除するものではない。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、アスファルト剥離作業
において削り取ったアスファルトを素早くしかも効率よ
く処理すると共に、単純な動きで無人走行容易な剥離を
おこなう車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図。
【図2】その構成を示す上面図。
【図3】前部切削部を示すものであって、(a)は正面
図、(b)は側面図。
【図4】剥離手段を示す斜視図。
【図5】剥離路を示す斜視図。
【図6】従来例を示す側面図。
【図7】その他の従来例を示す側面図。
【符号の説明】
1 アスファルト剥離車両 3 アスファルト 4 キャタビラ 5 前部切削部 5c 第1の剥離手段 6 ブレーカ(第2の剥離手段) 7 シリンダ(角度調整手段) 14 搬送コンベア 15 台車 16 第2のアスファルト搬送手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動自在にアスファルトを剥離する重機
    車両において、 前部先端が下方に向け略アスファルト面上に設けられて
    た上部断面略凹形状の金属部材を主とする前部切削部
    と、 後部に剥離されたアスファルトを受取り後方へ搬送する
    搬送コンベアとを備え、 車両の前進により前部切削部で剥離されたアスファルト
    を後方へ排出するものであることを特徴とするアスファ
    ルト剥離車両。
  2. 【請求項2】 上記車両後方に台車を備えて、搬送コン
    ベアから排出されるアスファルトを台車へ積載する請求
    項1記載のアスファルト剥離車両。
  3. 【請求項3】 前部切削部の一部に剥離されたアスファ
    ルトを搬送コンベアに導く第2のアスファルト搬送手段
    が設けられた請求項1または2記載のアスファルト剥離
    車両。
  4. 【請求項4】 前部切削部が先端部に略前方へ突出して
    アスファルトを剥離する剥離手段を備える請求項1、2
    または3記載のアスファルト剥離車両。
  5. 【請求項5】 前部切削部の先端部に設けられた剥離手
    段が少なくとも剥離方向を調整する角度調整手段を備え
    た請求項4記載のアスファルト剥離車両。
  6. 【請求項6】 前部切削部の先端部に設けられた剥離手
    段の少なくとも先端部が振動をおこなう請求項4または
    5記載のアスファルト剥離車両。
JP4644898A 1998-02-27 1998-02-27 アスファルト剥離車両 Pending JPH11247129A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007262857A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Tokyo Hoso Kogyo すり付け合材の剥離装置
JP2009052259A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Kajima Road Co Ltd 道路補修用のロードヒータ装置
JP6051481B1 (ja) * 2016-03-16 2016-12-27 株式会社マルホウ 道路の防水構造層除去方法およびその方法に用いる切削機ならびに研磨機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007262857A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Tokyo Hoso Kogyo すり付け合材の剥離装置
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JP2017164844A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社マルホウ 道路の防水構造層除去方法およびその方法に用いる切削機ならびに研磨機

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