JPH11244319A - 血流促進装置 - Google Patents

血流促進装置

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JPH11244319A
JPH11244319A JP6776598A JP6776598A JPH11244319A JP H11244319 A JPH11244319 A JP H11244319A JP 6776598 A JP6776598 A JP 6776598A JP 6776598 A JP6776598 A JP 6776598A JP H11244319 A JPH11244319 A JP H11244319A
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JP
Japan
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water
tube
cooling
circulation
heating
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Application number
JP6776598A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Odaka
勝利 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KODAKA KOGYO KK
Original Assignee
KODAKA KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に、冷暖ユニットを身体の一患部又は
複数の患部に極めて簡単に装着可能にするばかりか、従
来不可能であった身体の一患部又は複数の患部の血流を
促進させて、肩凝り、腰痛、膝・肘の関節痛、手首・足
首の捻挫、過激な運動後の筋肉痛等を確実に治療可能に
する。 【解決手段】 水を貯めておく水タンク1の下側に、こ
の水タンク1内の水を循環させる循環ポンプが内蔵され
たコントロールボックス3を着脱自在に連結してなる水
循環ユニット4を形成し、この水循環ユニット4のコン
トロールボックス3に、身体の一患部又は複数の患部に
着脱自在に装着してペルチェ素子にて加熱及び冷却する
小型の 1個又は複数個の温冷ユニット5を、少くとも適
宜長さの送水チューブ6と戻水チューブ7とを有する 1
本又は複数本の循環チューブ8を介して着脱自在に接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として肩凝り、
腰痛、膝・肘の関節痛、手首・足首の捻挫、過激な運動
後の筋肉痛等を治療したり、おでき、吹き出物の治療
や、温湿布、冷湿布、疲労回復等としても使用するのに
好適な血流促進装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、二つの異なった導体又は半導
体を繋いで直流電流を流すと夫々の接合部でジュール熱
以外の熱の吸収又は発生が起こり、この現象をペルチェ
効果と呼ばれていることは知られている。現在はP型半
導体とN型半導体とを金属で接合し、直流電流を流すユ
ニットが量産され、電子冷却素子として市販されている
が、この電子冷却素子は直流電流を流すと、一方の面は
熱を吸収し、他方の面は発熱する。即ち、吸熱側から発
熱側に熱が移動することになり、ヒートポンプの役目を
果すことになる。また、電流の向きを変えることによ
り、ポンピングする熱の方向を変えることができる。但
し、この場合、高温側の熱の発生は吸熱側の吸熱量より
遥かに大きくなってしまう欠点がある。即ち、発熱側の
熱をいかに奪うかが課題となるが、これをコンパクトな
装置とすることができなかった。
【0003】それに、肩凝り、腰痛、膝・肘の関節痛、
手首・足首の捻挫、過激な運動後の筋肉痛等の治療には
患部の血液の流れを良くしてやることが有効であること
は昔から知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、患部の血流
を良くする方法としては患部を加熱したり冷却したりを
繰り返すと良いのであるが、従来、これを連続的或いは
間欠的に行うことができなかった。また、電子冷却ユニ
ットを利用すれば可能であることは容易に分るが、その
装置をコンパクトにすることと、身体の一患部又は複数
の患部に装着することとが難しく、実用化には至ってい
なかった。
【0005】そこで、本発明の課題は、上述のような観
点に鑑みて創出されたもので、使用時に、温冷ユニット
を身体の一患部又は複数の患部に極めて簡単に装着でき
るようにすると共に、従来不可能であった身体の一患部
又は複数の患部の血流を促進させて、肩凝り、腰痛、膝
・肘の関節痛、手首・足首の捻挫、過激な運動後の筋肉
痛等を確実に治療できるような血流促進装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の血流促進装置
は、上述のような目的を達成するために、水を貯めてお
く水タンクの下側に、この水タンク内の水を循環させる
循環ポンプが内蔵されたコントロールボックスを着脱自
在に連結してなる水循環ユニットを形成し、この水循環
ユニットのコントロールボックスに、身体の患部に着脱
自在に装着してペルチェ素子にて加熱及び冷却する小型
の 1個又は複数個の温冷ユニットを、少くとも適宜長さ
の送水チューブと戻水チューブとを有する 1本又は複数
本の循環チューブを介して着脱自在に接続したものであ
る。
【0007】また、前記循環ポンプが内蔵されたコント
ロールボックスの上側に水タンクを配置し、この水タン
ク内に、上端がこの水タンク内の水面より上に位置する
ような 1本又は複数本の戻水パイプを、下端が前記水タ
ンク底部の 1個又は複数個の戻水ノズルに連通されるよ
うに立設したものである。
【0008】それに、前記水循環ユニットのコントロー
ルボックスの一面に、 1個又は複数個の温冷ユニットを
加熱及び冷却する際の操作盤を着脱自在に取付け、この
操作盤の適宜位置に、内側から循環ポンプに送水ホース
を介して接続し且つ外側から温冷ユニットに循環チュー
ブの送水チューブを介して接続する 1個又は複数個の送
水配管ノズルと、内側から戻水パイプに戻水ホースを介
して接続し且つ外側から温冷ユニットに循環チューブの
戻水チューブを介して接続する 1個又は複数個の戻水配
管ノズルとを内外側に突設させたものである。
【0009】更に、前記循環チューブは、適宜長さの送
水チューブと戻水チューブとを一体に連設するか、或い
は前記送水チューブと戻水チューブと温冷ユニットへの
配線時のリード線挿通チューブとを一体に連結するかし
たものである。
【0010】更に、前記温冷ユニットは、使用時に身体
の患部の肌に当てる熱伝導性及びクッション性の良好な
肌当板と、電流の向きを変えて前記肌当板を介して前記
身体の患部を加熱及び冷却するペルチェ素子と、一対の
フィンの間に一端の水出入口側を閉鎖し他端の水流路側
を開放する仕切板とが適宜間隔に配設されていて、前記
ペルチェ素子で発生する熱を水循環ユニットから送られ
てくる水で冷却する熱伝導率の大きな熱交換板と、この
熱交換板に被せて前記水循環ユニットからの水を、循環
チューブの送水チューブ及び戻水チューブを介して環流
させて前記熱交換板の熱を交換するクーリングボックス
と、前記熱交換板とクーリングボックスとの間に挟んで
水漏れを防止し、且つ前記ペルチェ素子を覆って結露を
防止するゴム製のカバーパッキンと、前記身体の患部に
装着する装着具等に止着する止着テープとを一体に形成
したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
肩凝り、腰痛、膝・肘の関節痛、手首・足首の捻挫、過
激な運動後の筋肉痛等を治療したり、おでき、吹き出物
の治療や、温湿布、冷湿布、疲労回復等としても使用す
る状態を図面に基づいて説明する。
【0012】本発明の血流促進装置は、図1乃至図9に
示すように、水Wを貯めておく水タンク1の下側に、こ
の水タンク1内の水Wを循環させる循環ポンプ2が内蔵
されたコントロールボックス3を着脱自在に連結してな
る水循環ユニット4を形成し、この水循環ユニット4の
コントロールボックス3に、身体Aの一患部B又は複数
の患部Bに着脱自在に装着してペルチェ素子33にて加
熱及び冷却する小型の1個又は複数個の温冷ユニット5
を、少くとも適宜長さの送水チューブ6と戻水チューブ
7とを有する 1本又は複数本の循環チューブ8を介して
着脱自在に接続するように形成する。
【0013】即ち、前記水循環ユニット4は、図1及び
図2に示すように、水Wを貯めておく水タンク1と、こ
の水タンク1内の水Wを循環させる循環ポンプ2が内蔵
されたコントロールボックス3とから構成されている。
【0014】この水タンク1は、合成樹脂で中空状に成
形されていて、上面一端部に水W注入用の注口キャップ
9を着脱自在に取付け、且つ上面中央部には持運び用の
取手10を上向きに突設すると共に、底面一端部には送
水ノズル11を下向きに突設し、底面他端部には 2個の
戻水ノズル12を下向きに適宜間隔に突設し、内部に
は、上端がその内部の水面Xより上に位置するような 2
本の戻水パイプ13を、下端が底面の前記各戻水ノズル
12に連通されるように夫々立設し、更に、底面中央部
には、外周面にオネジが施された有底筒状の連結部14
を下向きに突設するように形成されている。
【0015】一方、前記コントロールボックス3は、ボ
ックス本体15の上面一端部に前記送水ノズル11挿入
用の挿入孔16を穿設し、且つボックス本体15の上面
他端部に前記各戻水ノズル12挿入用の 2個の挿入孔1
7を適宜間隔に穿設し、ボックス本体15の上面中央部
には前記連結部14挿入用の挿入孔18を穿設すると共
に、底面には底板19を取付け、前面には 1個又は複数
個の前記温冷ユニット5を加熱及び冷却する際の操作盤
20を着脱自在に取付け、更に、循環ポンプ2と前記水
タンク1の送水ノズル11とに送水ホース21を接続す
るように形成されている。
【0016】そして、前述のコントロールボックス3の
ボックス本体15の上側に前述の水タンク1を、前記送
水ノズル11、各戻水ノズル12、連結部14が夫々挿
入孔16、各挿入孔17、挿入孔18に下向きに挿入さ
れるように載置して、前記水タンク1底面の連結部14
に前記コントロールボックス3をボックス本体15内か
ら連結キャップ22の螺合手段にて連結されている。
【0017】また、前記温冷ユニット5が 2個の場合
は、前記操作盤20の適宜位置に、図1及び図3に示す
ように、内側から循環ポンプ2に送水ホース23、三股
ノズル24、2 本の送水ホース25を順次介して接続し
且つ外側から温冷ユニット5に循環チューブ8の送水チ
ューブ6を介して接続する 2個の送水配管ノズル26
と、内側から戻水パイプ13に戻水ホース27、戻水ノ
ズル12を介して接続し且つ外側から温冷ユニット5に
循環チューブ8の戻水チューブ7を介して接続する2個
の戻水配管ノズル28とが内外側へ突設されている。
【0018】それに、前記温冷ユニット5は、図4乃至
図6に示すように、使用時に身体Aの患部Bの肌に当て
る熱伝導性及びクッション性の良好な肌当板29と、相
対向する周縁部にネジ挿通孔30が設けられ、且つ上面
に前記肌当板29の低温火傷防止のための温度調整用の
サーモスタット31が取付けられた熱伝導性の良好な押
え板32と、電流の向きを変えて前記肌当板29を介し
て前記身体Aの患部Bを加熱及び冷却するペルチェ素子
33と、一対のフィン34の間に一端の水出入口側を閉
鎖し他端の水流路側を開放する仕切板35とが適宜間隔
に配設され、且つ周縁部に 4個のネジ挿通孔36及び下
側から捩込む一対のネジ筒37が適宜間隔に配設されて
いて、前記ペルチェ素子33で発生する熱を水循環ユニ
ット4から送られてくる水Wで冷却する熱伝導性の良好
な熱交換板38と、下面が開口された逆有底筒状の箱体
39の内周面に 4個のネジ孔39a及び係合片39bが
適宜間隔に配設され、且つ箱体39の上面には凹部40
が設けられ、箱体39の外周面の前記係合片39b側に
は送水口41及び戻水口42が設けられていて、前記熱
交換板38に被せて前記水循環ユニット4からの水Wを
循環チューブ8の送水チューブ6及び戻水チューブ7を
介して環流させて前記熱交換板38の熱を交換するクー
リングボックス43と、リング状の周側板44の上縁に
密閉片45が設けられ、この密閉片45の内周面に 4個
のネジ挿通孔46が適宜間隔に配設されていて、前記熱
交換板38とクーリングボックス43との間に挟んで水
漏れを防止し、且つ前記ペルチェ素子33を覆って結露
を防止するゴム製のカバーパッキン47と、前記身体A
の患部Bに装着する装着具C等に止着する面ファスナー
等の止着テープ48とから構成されている。
【0019】そして、この温冷ユニット5は、先ず、熱
交換板38の上側にクーリングボックス43を、これら
の間にカバーパッキン47の密閉片45が挟まれるよう
に介して、係合片39bに仕切板35の長い一端側が係
合されて水の出入口側が閉鎖され、且つ仕切板35の短
い他端側の水の流路側が開放されるように被せて、熱交
換板38とクーリングボックス43とカバーパッキン4
7とを、各ネジ挿通孔36、各ネジ挿通孔46、各ネジ
孔39aにネジを夫々介して一体に固定する。次に、熱
交換板38の底面中央部にペルチェ素子33を、サーモ
グリル49を塗って合わせ、更に、このペルチェ素子3
3に、サーモグリル50を塗った押え板32を合わせ、
ペルチェ素子33をサンドイッチにして熱交換板38と
押え板32とを、各ネジ挿通孔30、各ネジ筒37にネ
ジを夫々介して一体に固定する。最後に、押え板32の
底面に肌当板29を、接着剤等を介して取付け、且つク
ーリングボックス43の箱体39上面の凹部40に止着
テープ48が、接着剤等を介して取付けられている。
【0020】更に、前記循環チューブ8は、図1及び図
7に示すように、軟質材にて少くとも適宜長さの送水チ
ューブ6と戻水チューブ7とが一体成形されており、更
に、送水チューブ6と戻水チューブ7との間に、温冷ユ
ニット5のペルチェ素子33及びサーモスタット31に
通電するためのリード線配線チューブ51を一体成形し
ても良い。この場合、コントロールボックス3の操作盤
20、及び温冷ユニット5のカバーパッキン47にリー
ド線挿通孔63を夫々穿設するようにする。
【0021】尚、例えば、前記温冷ユニット5が 2個の
場合は、操作盤20の適宜位置に、図1に示すように、
メインスイッチ52と、各温冷ユニット5を独立して使
用できるように右側温冷ユニットスイッチ53及び左側
温冷ユニットスイッチ54とを取付けると共に、加熱出
力調整摘み55、加熱タイマー56、パイロットランプ
等の加熱ランプ57、 1個ずつ消えてゆくLEDランプ
等の加熱残時間表示ランプ58、また、冷却出力調整摘
み59、冷却タイマー60、パイロットランプ等の冷却
ランプ61、 1個ずつ消えてゆくLEDランプ等の冷却
残時間表示ランプ62等も取付けられている。
【0022】本発明の血流促進装置の一実施例によれ
ば、水タンク1底面の連結部14にコントロールボック
ス3をボックス本体15内から連結キャップ22の螺合
手段にて連結したことによって、水タンク1とコントロ
ールボックス3とをワンタッチで連結することができる
ため、組立が極めて簡単であり、また、水タンク1の上
面中央部には持運び用の取手10を上向きに突設したこ
とによって、水タンク1とコントロールボックス3とが
一体となった水循環ユニット4を容易に持運ぶことがで
きるため、取扱いに便利である。
【0023】次に、本発明の血流促進装置の一使用例を
説明すると、図8に示すように、身体Aの肩等の患部B
に着脱自在に装着するための装着具本体Dや、この装着
具本体Dの下部に着脱自在に止着して身体Aの腰に着脱
自在に巻着するか、或いは自身で身体の腰等の患部Bに
巻付けて着脱自在に装着するための腰バンドEや、この
腰バンドEより若干短く身体Aの膝、肘、手首、足首等
の患部Bに巻付けて着脱自在に装着するための膝肘手足
バンドF等の装着具Cを形成し、この装着具Cを利用し
て、図9に示すように、温冷ユニット5を身体Aの肩、
腰、膝、肘、手首、足首等の患部Bに容易に装着するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の血流促進装置は、上述のよう
に、水を貯めておく水タンク1の下側に、この水タンク
1内の水を循環させる循環ポンプ2が内蔵されたコント
ロールボックス3を着脱自在に連結してなる水循環ユニ
ット4を形成し、この水循環ユニット4のコントロール
ボックス3に、身体Aの一患部B又は複数の患部Bに着
脱自在に装着してペルチェ素子33にて加熱及び冷却す
る小型の 1個又は複数個の温冷ユニット5を、少くとも
適宜長さの送水チューブ6と戻水チューブ7とを有する
1本又は複数本の循環チューブ8を介して着脱自在に接
続するように形成したから、使用時には、温冷ユニット
5が小型で、且つ温冷ユニット5が 1個又は複数個あっ
て、更に水循環ユニット4のコントロールボックス3に
少くとも適宜長さの送水チューブ6と戻水チューブ7と
を有する 1本又は複数本の循環チューブ8が接続されて
いるため、身体Aの一患部B又は複数の患部Bに温冷ユ
ニット5を極めて簡単に装着することができると共に、
水循環ユニット4のコントロールボックス3内の循環ポ
ンプ2で前述の 1個又は複数個の温冷ユニット5に水タ
ンク1内の水を、循環チューブ8の送水チューブ6及び
戻水チューブ7を介して循環させることによって、身体
Aの一患部B又は複数の患部Bをペルチェ素子33にて
加熱したり冷却したり容易に繰返すことができるため、
従来不可能であった身体Aの一患部B又は複数の患部B
の血流を促進させることができ、肩凝り、腰痛、膝・肘
の関節痛、手首・足首の捻挫、過激な運動後の筋肉痛等
を確実に治療することができる。
【0025】しかも、前記循環ポンプ2が内蔵されたコ
ントロールボックス3の上側に水タンク1を配置し、こ
の水タンク1内に、上端がその水タンク1内の水面Xよ
り上に位置するような 1本又は複数本の戻水パイプ13
を、下端が前記水タンク1底部の 1個又は複数個の戻水
ノズル12に連通されるように立設したことによって、
使用時に、水循環ユニット4の水タンク1内に水Wを所
定高さまで注入すると、必ず、循環チューブ8の送水チ
ューブ6、戻水チューブ7、温冷ユニット5、戻水パイ
プ13等の配管系内に水が充満するため、水の配管系内
に空気がなくなり、呼び水をする手間を省くことができ
る。
【0026】また、前記水循環ユニット4のコントロー
ルボックス3の一面に、 1個又は複数個の温冷ユニット
5を加熱及び冷却する際の操作盤20を着脱自在に取付
け、この操作盤20の適宜位置に、内側から循環ポンプ
2に送水ホース23を介して接続し且つ外側から温冷ユ
ニット5に循環チューブ8の送水チューブ6を介して接
続する 1個又は複数個の送水配管ノズル26と、内側か
ら戻水パイプ13に戻水ホース27を介して接続し且つ
外側から温冷ユニット5に循環チューブ8の戻水チュー
ブ7を介して接続する 1個又は複数個の戻水配管ノズル
28とを内外側に突設させたことによって、水循環ユニ
ット4の水タンク1内の水Wを循環ポンプ2からコント
ロールボックス3の外部の温冷ユニット5に送る際や、
外部の温冷ユニット5から水タンク1内に水Wを戻す際
に、水循環ユニット4のコントロールボックス3の内部
の配管接続とコントロールボックス3の外部の配管接続
とを別々に独立して行うことができるため、配管の接続
操作が極めて簡単にできるばかりでなく、コントロール
ボックス3の外部配管に何等かの衝撃が加わっても、コ
ントロールボックス3の内部配管には何等衝撃が及ばな
い効果がある。
【0027】それに、前記循環チューブ8は、適宜長さ
の送水チューブ6と戻水チューブ7とを一体に連設する
か、或いは前記送水チューブ6と戻水チューブ7と温冷
ユニット5への配線時のリード線挿通チューブ51とを
一体に連結するかしたから、配管をまとめたり、束ねた
りする必要がないばかりでなく、循環チューブ8を軟質
材のチューブで成形しても、強度が強くなるため、循環
チューブ8が折れ曲がって水の流量が変化したり、或い
は循環チューブ8が破けて水が漏れたりするのを防止す
ることができる。
【0028】更に、前記温冷ユニット5は、使用時に身
体Aの患部Bの肌に当てる熱伝導性及びクッション性の
良好な肌当板29と、電流の向きを変えて前記肌当板2
9を介して前記身体Aの患部Bを加熱及び冷却するペル
チェ素子33と、一対のフィン34の間に一端の水出入
口側を閉鎖し他端の水流路側を開放する仕切板35とが
適宜間隔に配設されていて、前記ペルチェ素子33で発
生する熱を水循環ユニット4から送られてくる水で冷却
する熱伝導率の大きな熱交換板38と、この熱交換板3
8に被せて前記水循環ユニット4からの水を、循環チュ
ーブ8の送水チューブ6及び戻水チューブ7を介して環
流させて前記熱交換板38の熱を交換するクーリングボ
ックス43と、前記熱交換板38とクーリングボックス
43との間に挟んで水漏れを防止し、且つ前記ペルチェ
素子33を覆って結露を防止するゴム製のカバーパッキ
ン47と、前記身体Aの患部Bに装着する装着具C等に
止着する止着テープ48とを一体に形成したから、温冷
ユニット5を身体Aの一患部B又は複数の患部Bに装着
した際に、肌当板29が身体Aの患部Bの凹凸に応じて
屈曲変形するため、肌当板29の全部が身体Aの患部B
に接触して、伝熱面積を大きくすることができること
と、水循環ユニット4からの水がクーリングボックス4
3内の熱交換板38の仕切板35一端の水出入口側から
流入して一方のフィン34側から仕切板35他端の水流
路側を経て他方のフィン34側から水出入口側へ流出し
て環流するため、伝熱面積を大きくすることができるこ
とと、肌当板29及び熱交換板38の熱伝導性が良好で
あることとが相俟って、ペルチェ素子33の発熱側エネ
ルギーを効率良く取り去ることができ、それに、カバー
パッキン47によって、クーリングボックス43内の水
漏れとペルチェ素子33の結露とを確実に防止すること
ができる。
【0029】それに、温冷ユニット5に流す電流の向き
を変えることにより、加熱と冷却とを自由に行えるよう
にしたことによつて、身体Aの患部Bを加熱したり冷却
したり容易に繰返すことができるため、発熱側の熱を効
率良く奪って身体Aの患部Bの血流を一層促進させるこ
とができ、肩凝り、腰痛、膝・肘の関節痛、手首・足首
の捻挫、過激な運動後の筋肉痛等を一層確実に治療する
ことができる。
【0030】更に、本発明の血流促進装置は、従来不可
能であった身体Aの一患部B又は複数の患部Bの血流を
促進させて、肩凝り、腰痛、膝・肘の関節痛、手首・足
首の捻挫、過激な運動後の筋肉痛等を確実に治療できる
以外に、おでき、吹き出物の治療もでき、それに、温湿
布、冷湿布等として用いれば、好みの温度に設定するこ
とができるので、湿布交換の手数を省ける上に、一定温
度に保持できるので、湿布効果にも優れて、更に、疲労
回復や髪の発育等にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血流促進装置の全体斜視図である。
【図2】図1の水循環ユニットの縦断正面図である。
【図3】図1の温冷ユニットが 2個の場合の水循環フロ
ーチャートである。
【図4】同じく温冷ユニットの分解斜視図である。
【図5】同じく温冷ユニットの縦断側面図である。
【図6】同じく温冷ユニットの横断平面図である。
【図7】図1の循環チューブの断面図である。
【図8】温冷ユニット装着具の斜視図である。
【図9】本発明の血流促進装置の使用状態を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 水タンク 2 循環ポンプ 3 コントロールボックス 4 水循環ユニット 5 温冷ユニット 6 送水チューブ 7 戻水チューブ 8 循環チューブ 9 注口キャップ 10 取手 11 送水ノズル 12 戻水ノズル 13 戻水パイプ 14 連結部 15 ボックス本体 16 挿入孔 17 挿入孔 18 挿入孔 19 底板 20 操作盤 21 送水ホース 22 連結キャップ 23 送水ホース 24 三股ノズル 25 送水ホース 26 送水配管ノズル 27 戻水ホース 28 戻水配管ノズル 29 肌当板 30 ネジ挿通孔 31 サーモスタット 32 押え板 33 ペルチェ素子 34 フィン 35 仕切板 36 ネジ挿通孔 37 ネジ筒 38 熱交換板 39 箱体 39a ネジ孔 39b 係合片 40 凹部 41 送水口 42 戻水口 43 クーリングボックス 44 周側板 45 密閉片 46 ネジ挿通孔 47 カバーパッキン 48 止着テープ 49 サーモグリル 50 サーモグリル 51 リード線配線チューブ 52 メインスイッチ 53 右温冷ユニットスイッチ 54 左温冷ユニット
スイッチ 55 加熱出力調整摘み 56 加熱タイマー 57 加熱ランプ 58 加熱残時間表示
ランプ 59 冷却出力調整摘み 60 冷却タイマー 61 冷却ランプ 62 冷却残時間表示
ランプ 63 リード線挿通孔 A 身体 B 患部 C 装着具 D 装着具本体 E 腰バンド F 膝肘手足バンド W 水 X 水面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を貯めておく水タンクの下側に、この
    水タンク内の水を循環させる循環ポンプが内蔵されたコ
    ントロールボックスを着脱自在に連結してなる水循環ユ
    ニットを形成し、この水循環ユニットのコントロールボ
    ックスに、身体の患部に着脱自在に装着してペルチェ素
    子にて加熱及び冷却する小型の 1個又は複数個の温冷ユ
    ニットを、少くとも適宜長さの送水チューブと戻水チュ
    ーブとを有する 1本又は複数本の循環チューブを介して
    着脱自在に接続したことを特徴とする血流促進装置。
  2. 【請求項2】 循環ポンプが内蔵されたコントロールボ
    ックスの上側に水タンクを配置し、この水タンク内に、
    上端がこの水タンク内の水面より上に位置するような 1
    本又は複数本の戻水パイプを、下端が前記水タンク底部
    の 1個又は複数個の戻水ノズルに連通されるように立設
    した請求項1記載の血流促進装置。
  3. 【請求項3】 水循環ユニットのコントロールボックス
    の一面に、 1個又は複数個の温冷ユニットを加熱及び冷
    却する際の操作盤を着脱自在に取付け、この操作盤の適
    宜位置に、内側から循環ポンプに送水ホースを介して接
    続し且つ外側から温冷ユニットに循環チューブの送水チ
    ューブを介して接続する 1個又は複数個の送水配管ノズ
    ルと、内側から戻水パイプに戻水ホースを介して接続し
    且つ外側から温冷ユニットに循環チューブの戻水チュー
    ブを介して接続する 1個又は複数個の戻水配管ノズルと
    を内外側に突設させた請求項1又は2記載の血流促進装
    置。
  4. 【請求項4】 循環チューブは、適宜長さの送水チュー
    ブと戻水チューブとを一体に連設するか、或いは前記送
    水チューブと戻水チューブと温冷ユニットへの配線時の
    リード線挿通チューブとを一体に連結するかした請求項
    1又は3記載の血流促進装置。
  5. 【請求項5】 温冷ユニットは、使用時に身体の患部の
    肌に当てる熱伝導性及びクッション性の良好な肌当板
    と、電流の向きを変えて前記肌当板を介して前記身体の
    患部を加熱及び冷却するペルチェ素子と、一対のフィン
    の間に一端の水出入口側を閉鎖し他端の水流路側を開放
    する仕切板とが適宜間隔に配設されていて、前記ペルチ
    ェ素子で発生する熱を水循環ユニットから送られてくる
    水で冷却する熱伝導率の大きな熱交換板と、この熱交換
    板に被せて前記水循環ユニットからの水を、循環チュー
    ブの送水チューブ及び戻水チューブを介して環流させて
    前記熱交換板の熱を交換するクーリングボックスと、前
    記熱交換板とクーリングボックスとの間に挟んで水漏れ
    を防止し、且つ前記ペルチェ素子を覆って結露を防止す
    るゴム製のカバーパッキンと、前記身体の患部に装着す
    る装着具等に止着する止着テープとを一体に形成した請
    求項1又は3又は4記載の血流促進装置。
JP6776598A 1998-03-03 1998-03-03 血流促進装置 Pending JPH11244319A (ja)

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