JPH11243813A - 環境保全疑似餌 - Google Patents

環境保全疑似餌

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JPH11243813A
JPH11243813A JP9514898A JP9514898A JPH11243813A JP H11243813 A JPH11243813 A JP H11243813A JP 9514898 A JP9514898 A JP 9514898A JP 9514898 A JP9514898 A JP 9514898A JP H11243813 A JPH11243813 A JP H11243813A
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JP
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water
artificial bait
konjac
water flow
head
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JP9514898A
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Inventor
Toki Igarashi
釈 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水源湖沼などで魚釣り時に、水中に根がかり状
態で放置された時に従来の様に有害な鉛や水質への影響
が不明なソフトプラスチックとは異なり、自然状態で分
解し生態系と水質に無害な環境保全疑似餌を提供する。 【解決手段】長軸釣り針(1)の釣り糸結び穴(2)側
に粘土成型頭部(3)を付け釣り針側軸に、尾部に水流
振動発生突起(5)を設けたコンニャク成型疑似餌
(4)を付ける事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポーツフィッシ
ングで用いる疑似餌のうち、ブラックバス、イワナ、マ
ス、鮭、ニジマス、ブラウンマス、鱸、アカメ、等の魚
食魚を対象とした疑似餌に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスポーツフィッシングで用いる疑
似餌のうち、プラスチックワームとジグヘッドを組み合
わせた疑似餌が有り、我が国のスポーツフィッシングの
普及に伴い全国で主にブラックバス釣り等に広く使われ
ており、近年では海の鱸、メバル等にも効果が発見され
使用遊漁者が増加している。ここでこの普及しているプ
ラスチックワームとジグヘッドに着目してみると、まず
プラスチックワームはソフトプラスチックで出来てお
り、ジグヘッドは鉛のおもりと釣り針を組み合わせてい
る。従来の製品は、米国のスポーツフィッシングが我が
国に伝わり、今日広く普及したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これは、次のような欠
点が有った。イ、米国から輸入されたブラックバスが、
日本全国の淡水湖沼に繁殖した結果、今日若い世代を中
心として疑似餌を使用するスポーツフィッシングが流行
しており、疑似餌の一部に米国産プラスチックワーム及
びジグヘッドが広く販売されている。最近では日本国産
の製品も開発され販売されている。ここで、これらの疑
似餌が使用される我が国の湖沼は、近年水資源の確保を
目的として造られた人造湖が多く、特徴として水中に多
くの自然樹が残っており、これらの障害物に疑似餌が根
がかりとして引っかかり、水中に放置される。又、例え
ば琵琶湖などの自然湖においても水中の水草や岩礁によ
って疑似餌が根がかりし水中に放置される。現状におい
て、これら水中に失われた疑似餌を回収する遊漁者は、
その回収手段が水中に入ることになるのでいない。又、
遊漁者の数がスポーツフィッシングの流行に伴い増加し
ているとともに、これら水中放置疑似餌が増加している
事実がある。ロ、我が国の湖沼の多くは水源池として飲
料水や農業用水を確保する目的で設置しているもので、
これらの貴重な水源内に鉛を主原料とした有害な重金属
で出来たジグヘッドとソフトプラスチック製のプラスチ
ックワームが数多く放置されておりしかもその数が増加
している。この状況が環境の維持保全を重要視する昨今
の社会問題に発展することが予想される。ソフトプラス
チック自体は、そのもの自体が水質に悪影響を及ぼす事
実は現在のところ報告されていないが、化学合成製品故
に水中で長く変質しない。長期間の水中放置に伴う水質
環境への影響は今後の研究課題として存在し現在時点で
は害毒発生物質と特定出来ないが、安全性も証明されて
いない。水源湖水の水中に放置される根がかり疑似餌は
水中故に一般人に見落とされがちだが、遊漁人口の増加
が著しい現在日本国中の水源池で現実に増加している事
実が存在する。飲料水源池にかように、長期間での分解
過程とその水質と生態系に対する影響が不明なソフトプ
ラスチック製品が多数放置されている事実は環境保全上
好ましいと言えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】(イ)長軸釣り針(1)
の釣り糸結び穴(2)側に粘土成型頭部(3)を付け
る。 (ロ)長軸釣り針(1)の釣り針側軸にコンニャク成型
疑似餌(4)を付ける。 (ハ)コンニャク成型疑似餌(4)は、尾部に水流振動
発生突起(5)を設ける。 本発明は、以上の構成よりなる環境保全疑似餌である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 (イ)長軸釣り針(1)の釣り糸結び穴(2)側に粘土
成型頭部(3)を付ける。 (ロ)長軸釣り針(1)の釣り針側軸にコンニャク成型
疑似餌(4)を付ける。 (ハ)コンニャク成型疑似餌(4)は、尾部に水流振動
発生突起(5)を設ける。 本発明は、以上の構成よりなっている。本発明を使用す
る時には、従来のプラスチックワームの使用方法と同様
に遊漁用リール糸の先を釣り糸結び穴(2)に結び、従
来同様ブラックバスなどのポイントへ投げ、リールを巻
いて誘う。このときコンニャク成型疑似餌(4)は水流
により水流振動発生突起(5)により振動し、生き餌の
ような振動を発生し釣り対象魚を誘う。この水流振動発
生突起は、既知の技術であり従来のルアーにも設けてあ
る。コンニャクは、柔らかく良く動き、プラスチックワ
ーム同等の誘い演出が出来る。水流振動発生突起(4)
は粘土成型頭部(3)に設けることが出来る。粘土成型
頭部(3)は従来の鉛製ジグヘッドに比べ比重が軽いの
で、着水後自然沈下時に緩やかに沈下し、水流により例
えば水流振動発生突起(5)を設けたコンニャク成型疑
似餌(4)が自然生物の遊泳状態のような動きを発生す
る。本発明はこのように、従来のジグヘッドとプラスチ
ックワームの疑似餌効果同等の効果を発揮すると共に、
粘土成型頭部(3)を素焼きの状態にすれば集魚液を吸
収し、コンニャク自身も臭いを吸収するので臭いを付け
る事が出来る。本発明の主たる開発目的は、魚釣り効果
のみではない。ここで、本発明の疑似餌が、水中の障害
物により根がかりしてしまい、止むを得ず水中に放置さ
れた場合を説明する。まず、コンニャク部分はコンニャ
ク芋を原料としているので、自然に水中バクテリアに分
解され、又水中小生物であるエビ、ヤゴ、鯉科の魚類な
どに食われる。釣り針は鉄製品故に酸化し錆びる、鉄イ
オンは水中に拡散するが人体に無害である。粘土成型頭
部は例えば原材料を工作用オーブン陶土で低温度焼成し
た場合、1年以内で土に戻る。また陶芸用粘土を1,2
00℃前後で焼成して粘土成型頭部(3)を陶磁器化す
る事も出来るが、陶磁器化した場合は形状が水中放置で
は長く保存されるが、水質には無害である。この様に、
水中に放置された場合本発明は環境に対して無害であ
り、特にコンニャク部分は水中小生物に分解され生態系
を保全する。この点が従来の鉛製ジグヘッドとソフトプ
ラスチック製プラスチックワーム類が環境に与える影響
と異なる点である。さらにコンニャク成型疑似餌(4)
の形状は、ミミズ、エビ、小魚、おたまじゃくし、かえ
る、いもり、など任意である。粘土成型頭部(3)の形
状は、魚の頭、エビの頭、ミミズの頭部、おたまじゃく
しの頭部、かえるの頭部、いもりの頭部、など任意であ
る。粘土成型頭部(3)の成型技法は自然乾燥、低温度
焼成、高温度焼成のいずれも任意である。但し自然乾燥
の場合は、繰り返し使用に対して針から脱落しやすいの
で、製品化には低温度焼成で160℃〜180℃で焼く
か、高温度焼成で1,200℃前後で陶磁器化する。こ
の時低温度焼成品の方が水中放置の場合1年以内で土に
戻る利点がある。但し、陶磁器化した粘土成型頭部
(3)には意匠上の自由度が高い利点が有る。 「第2実施の形態」本発明のコンニャク成型疑似餌
(4)の製造方法を説明する。既製品コンニャク粉と既
製品石灰を用意する。本発明のコンニャク成型疑似餌
を、例えば木材などに彫り込んで型枠(8)を造る。量
産する場合、金属型枠、プラスチック型枠を造る。型枠
は高温水につけるので温度変質しない材質を用いる。 コンニャク成型疑似餌(4)の製法 イ、石灰約10グラムと水約1リットルの割合で石灰水
を造る。 ロ、水1リットルに(イ)の石灰水80グラムを入れコ
ンニャク精粉30グラムをゆっくりと入れ約30分撹拌
する。コンニャクのりが出来る。 ハ、(ロ)で造ったコンニャクのりを型枠(8)に流し
入れ5〜6時間放置する。又は、75℃で約1時間ボイ
ルする。 ニ、コンニャク硬化後型枠から丁寧に抜き取る。 コンニャク成型疑似餌(4)は食品同様に腐るので、冷
蔵庫に保存する。その他の製造上の特記事項として、コ
ンニャクに集魚効果の有る臭いをつける場合は、完成し
たコンニャク成型疑似餌(4)を任意の集魚液に1時間
程度浸けると臭いを吸着する。又、色をつける時は食品
用無害色素を(ロ)のコンニャクのりに混ぜる。集魚効
果の有る微細金属箔を(ロ)のコンニャクのりに混ぜる
ことも出来る。コンニャクに変わる材料として、グミ、
うどん、そば、カンテン、魚肉ミンチ、かまぼこ等の食
材応用の可能性が有る。
【発明の効果】(イ)コンニャクの新しい利用分野が出
来る。 (ロ)本発明が水源地の水中に放置された場合、水質汚
染の心配が無い。たとえばコンニャクは自然生態系の小
水生動物の餌となり、粘土は土に戻り、鉄は錆びて分解
する。従来品の有害な鉛製ジグヘッドと安全性が未証明
なプラスチックワームが今日大量に水中放置されている
事は事実である。 (ハ)粘土とコンニャクが原材料なので、使用者自身が
工芸品として製作出来る楽しみを提供できる。 (ニ)造形や色彩等の意匠が任意であり、意匠上の多様
性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の側面図
【図3】本発明のA−A断面図
【図4】本発明の他の実施例を示す斜視図
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図
【図6】本発明の他の実施例を示す斜視図
【符号の説明】
1は長軸釣り針 2は釣り糸結び穴 3は粘土成型頭部 4はコンニャク成型疑似餌 5は水流振動発生突起 6は水流振動発生リップ 7は水流振動発生水流受け 8は型枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)長軸釣り針(1)の釣り糸結び穴
    (2)側に粘土成型頭部(3)を付ける。 (ロ)長軸釣り針(1)の釣り針側軸にコンニャク成型
    疑似餌(4)を付ける。 (ハ)コンニャク成型疑似餌(4)は、尾部に水流振動
    発生突起(5)を設ける。 以上のごとく構成された環境保全疑似餌
  2. 【請求項2】本発明のコンニャク成型疑似餌(4)の尾
    部に設ける水流振動発生突起(5)を取りやめ、粘土成
    型頭部(3)に水流振動発生リップ(6)又は水流振動
    発生水流受け(7)を設けた請求項1の環境保全疑似
    餌。
  3. 【請求項3】本発明の粘土成型頭部(3)コンニャク成
    型疑似餌(4)の製造方法。
JP9514898A 1998-03-03 1998-03-03 環境保全疑似餌 Pending JPH11243813A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6843017B1 (en) * 2003-05-01 2005-01-18 Zoom Bait Company, Inc. Fishing lure
US7627979B2 (en) 2004-12-08 2009-12-08 Huddleston Deluxe, Inc. Fish lure with vortex tail
EP2549860B1 (fr) 2010-03-22 2016-10-19 Fiiish Leurre de pêche

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US7627979B2 (en) 2004-12-08 2009-12-08 Huddleston Deluxe, Inc. Fish lure with vortex tail
US7743550B2 (en) 2004-12-08 2010-06-29 Huddleston Deluxe Inc. Fish lure with vortex tail
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