JPH11243545A - 画像符号化装置および画像復号化装置 - Google Patents

画像符号化装置および画像復号化装置

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JPH11243545A
JPH11243545A JP4532398A JP4532398A JPH11243545A JP H11243545 A JPH11243545 A JP H11243545A JP 4532398 A JP4532398 A JP 4532398A JP 4532398 A JP4532398 A JP 4532398A JP H11243545 A JPH11243545 A JP H11243545A
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JP
Japan
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image
quantization
quantization characteristic
encoding
bit stream
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JP4532398A
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English (en)
Inventor
Fuminobu Ogawa
文伸 小川
Kotaro Asai
光太郎 浅井
Shinichi Kuroda
慎一 黒田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質制御単位毎に容易に量子化特性を設定し
て符号化できると共に、量子化特性を示す情報を符号化
ビットストリームに多重化する場合には、符号化ビット
ストリームの符号量を削減する。 【解決手段】 パラメータ蓄積手段12には、符号化制
御パラメータ113がマクロブロック単位毎に蓄積され
ており、符号化制御部13はその符号化制御パラメータ
113とフレーム単位の基準量子化特性に基づいて量子
化特性114を決定して、量子化部4に送る。量子化部
4は、その量子化特性情報114に基づき量子化ステッ
プを決定して、DCT部3からの変換係数104を量子
化して量子化インデックス105として出力する。量子
化インデックス105は、量子化特性情報114や動き
ベクトル情報112などと共に、ビデオ信号多重化部5
により符号化ビットストリーム108に多重化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像の高能率符
号化あるいは復号化を行い、画像の効率的伝送もしくは
蓄積を行うシステムに供することのできる画像符号化装
置および画像復号化装置に関するものである。具体的な
応用例としては、衛星や地上波、有線通信網を介して行
うディジタル放送システム、ディジタルビデオディス
ク、TV会議システム、遠隔監視システムなどがある。
【0002】
【従来の技術】図16は、「ITU-Tオーディオビジュア
ル/マルチメディア関連(Hシリーズ)勧告書」p351に
記載された、勧告H.261に規定される従来の画像符号化
装置を示すブロック図である。同図において、1は減算
器、2はインタ(フレーム内)/イントラ(フレーム
間)切り替えセレクタ、3はDCT部、4は量子化部、
5はビデオ信号多重化部、6は符号化制御部、7は逆量
子化部、8は逆DCT部、9はスイッチ、10は加算
器、11は動き補償ベクトル推定および動き補償を行う
動き補償予測機能付フレームメモリである。また、10
1はディジタル化された画像データ、102は予測画
像、103は予測誤差信号、104はDCTによる変換
係数、105は変換係数の量子化インデックス、106
はインター/イントラ切り替え情報、107は量子化特
性情報、108は符号化ビットストリーム、109は逆
量子化された変換係数、110は逆DCTによって画素
空間領域に戻された予測誤差信号、111は復号された
復号画像データ、112は動きベクトル情報である。
【0003】次に図を用いて、全体の動作の概要を説明
する。まず、符号化すべき入力デジタル画像信号101
は、減算器1に入力される。減算器1は、この入力デジ
タル画像信号101と後述する予測画像102との差分
をとり、その差分信号を予測誤差信号103として出力
する。インター/イントラ切り替えセレクタ2は、符号
化制御部6より出力されるインター/イントラ切り替え
情報106に基づき、予測誤差信号103または入力デ
ジタル画像信号101のいずれかを選択し出力する。イ
ンター/イントラ切り替えセレクタ2により出力される
情報はDCT部3により、8画素×8ラインのブロック
単位で、直交変換の一種であるDCT(離散コサイン変
換)を用いて空間領域から周波数領域に変換され、変換
係数104を得る。
【0004】符号化制御部6は一定のビットレートで高
品質の画像を得るため、符号化された画像の品質や符号
量に大きく影響を与える量子化特性(QUANT)を制御す
る。量子化の際に用いる量子化ステップ(QP)を大きくす
れば、符号量は削減されるものの画像品質は劣化する。
反対に量子化ステップを小さくすれば、画像品質は向上
するが符号量は増加する。符号化制御部6は、一般に、
符号量や分散値など画像の持つ統計的性質を用いてこの
量子化特性を修正することで符号化の制御を行う。すな
わち、想定しているビットレートより発生する符号量が
多くなった場合は量子化ステップを大きくし、反対に符
号量が小さくなった場合は量子化ステップを小さくする
ことで、平均的に一定のビットレートの符号を得られる
ような制御を行う。量子化ステップはマクロブロック単
位に変更可能であるため、符号化制御部6は、マクロブ
ロック単位に量子化特性を更新できる。なお、「ITU-T
オーディオビジュアル/マルチメディア関連(Hシリー
ズ)勧告書」に記載された、勧告H.261においては、量
子化特性情報と量子化ステップの間には以下の関係があ
る。 量子化ステップ = 2×(1+量子化特性情報)
【0005】量子化部4は、符号化制御部6より出力さ
れる量子化特性情報107に基づいて量子化ステップを
決定し、DCT部により得られた変換係数104を量子
化し、変換係数の量子化インデックス105を得る。変
換係数の量子化インデックス105は、量子化特性情報
107や後述する動きベクトル情報112などととも
に、ビデオ信号多重化部5により可変長符号化され符号
化ビットストリーム108を得る。
【0006】一方、変換係数の量子化インデックス10
5は、いわゆる局所復号されるため、逆量子化部7にも
入力されて逆量子化される。逆量子化された変換係数1
09は、逆DCT部8により画素空間領域に戻され、予
測誤差信号110となる。そして、インタフレーム符号
化の際には、符号化制御部6より出力されるインター/
イントラ切り替え情報106によりスイッチ9を介し加
算器10に予測画像が出力されるため、予測誤差信号1
10は、加算器10により予測画像102と加算され、
復号画像データ111となり画像メモリ11に格納され
る。なお、イントラフレーム符号化の場合は、加算器1
0に入力される予測画像102は、符号化制御部6より
出力されるインター/イントラ切り替え情報106に基
づいてスイッチ9により無効となるため、加算器10は
予測誤差信号110をそのまま出力することになる。
【0007】動き補償予測機能付フレームメモリ11で
は、マクロブロック単位に、動き補償ベクトル推定およ
び動き補償をおこない、フレームメモリ内の復号画像デ
ータより、入力デジタル画像信号101に対する予測画
像102を求め、出力するとともに、動きベクトル情報
112を出力する。
【0008】次に、従来の画像復号化装置の例を図面を
参照して説明する。図17は従来の画像復号化装置を示
すブロック図である。図において201はビデオ信号分
離部、202は画像メモリである。尚、その他の構成に
ついては、図14と同様のため、同一番号を付してその
説明を省略する。
【0009】次に動作について説明する。ビデオ信号分
離部201は、符号化ビットストリーム108を可変長
復号し、インター/イントラ切り替え情報106、量子
化特性情報107、変換係数の量子化インデックス10
5、動きベクトル情報112を出力する。
【0010】変換係数の量子化インデックス105は符
号化装置と同様、逆量子化部7により逆量子化された
後、逆DCT部8により逆DCTを施され、画素空間領
域に戻された予測誤差信号110を得る。そして、イン
タフレーム符号化の場合には、インター/イントラ切り
替え情報106によりスイッチ9を介し予測画像102
が加算器10へ出力されるため、予測誤差信号110
は、加算器10により予測画像102と加算され、復号
画像データ111となり、画像メモリ202に格納され
る。
【0011】なお、イントラフレーム符号化の場合は、
インター/イントラ切り替え情報106に基づいてスイ
ッチ9により予測画像102が無効となるため、加算器
10は予測誤差信号110をそのまま出力することにな
る。
【0012】フレームメモリ201では、動きベクトル
情報112に基づいて画像メモリ202内の復号画像デ
ータより、予測画像102を求める。
【0013】以上のようにして、復号化装置側でも、符
号化装置と同様の復号画像データ111を得ることがで
き、復号画像データ111は図示しない復号画像表示部
等へ出力されて表示される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の符号化装置および復号化装置では、符号化画像の品質
や符号量を制御する量子化特性はマクロブロック単位に
変更可能であるが、変更する場合には、マクロブロック
単位毎に全ての量子化特性を変更もしくは再設定しなけ
ればならず、その量子化特性の設定に手間がかかると共
に、量子化特性変更の際には量子化特性を示す情報を符
号化ビットストリームに多重化して送信する必要が有
り、符号量が増加する、という問題があった。なお、画
像の特定領域の量子化ステップを変えて符号化を行なう
先行例としては、特開平8−340533号公報や特開
平6−319134号公報等に記載された発明があり、
前者の発明では画面内ブロックに応じたパラメータを有
するテーブルによって特定領域の量子化ステップを変え
て符号化を行なっており、また後者の発明では受信側か
らの要求により量子化ステップを変えており、両発明共
に、特定の領域毎に量子化特性を設定あるいは変更して
いる。
【0015】また、マクロブロック単位に量子化特性を
変更することにより高効率な符号化制御を行うために
は、画像のもつ統計的性質をマクロブロック単位に分析
し、各マクロブロックのもつ局所的な性質に着目した制
御を行うなど符号化制御を複雑なものとしている。具体
的には、例えば、図18に示すような山あいの鉄橋を電
車が通過するような画像を監視し、列車の通過の状況や
信号の動作を確認するために、画像符号化装置および画
像復号化装置を使用する場合を考える。
【0016】画像を符号化して伝送する場合、一般に、
画像を図19に示す様な複数の画素で構成される矩型領
域(マクロブロック)に分割して符号化するが、ここで
目的とする監視の用途に適合するためには、電車と信
号、すなわち、図20においてハッチングを施したマク
ロブロックの範囲の画像については特に高品質が要求さ
れる。その他のマクロブロックの画像品質は重要ではな
い。したがって、図20においてハッチングを施してい
ないマクロブロックの符号量を削減し、ハッチング部分
に多く符号量を割り当てることで、同じ容量の伝送路を
用いながら、目的に沿う画像を効率的に送ることが可能
となる。なお、マクロブロックの数やサイズは本発明に
おいて重要でないため、ここでは、説明を簡易化を目的
に画像を縦4個×横6個のマクロブロックに分割した例
を示している。
【0017】ところで、量子化の際に用いる量子化ステ
ップを大きくすれば、符号量は削減されるものの画像品
質は劣化する一方、その反対に量子化ステップを小さく
すれば、画像品質は向上するものの符号量は増加する。
そこで、図21に示すように、ハッチング部分の量子化
特性(図中にはQPと表記)が小さくなるようマクロブロ
ック単位に量子化ステップを設定できれば、ハッチング
部分の符号量を多く割り当てる事が可能となり前述の用
途に適合できる。しかしながら、一般的な画像の持つ統
計的性質の局所的な特徴などの解析により、ハッチング
部分を自動検出するのは究めて困難であり、図21に示
すような量子化特性を設定することは難しい。
【0018】また、従来の符号化装置では、量子化特性
が変化した場合には、量子化特性が変化したこと示す情
報を送信する必要がある。例えば、図21に示すように
量子化特性を制御する場合、図20に示すマクロブロッ
ク位置、すなわちMB(0,0)(初期値QP=10)、MB
(1,4)(QP=9)、MB(1,5)(QP=10)、MB(2,0)(QP=
9)、MB(3,0)(QP=10)のそれぞれにて量子化特性を
示す情報を送る必要がある。
【0019】そこで、この発明は、上記のような課題を
解消するためになされたもので、符号化画像の画像品質
制御単位毎に容易に量子化特性を設定して符号化を行な
えると共に、量子化特性を示す情報を符号化ビットスト
リームに多重化する場合には、符号化ビットストリーム
の符号量を削減することのできる画像符号化装置、およ
びこれに対応する画像復号化装置を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、画像を符号化する画像符号化装置にお
いて、上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制
御単位毎に符号化制御パラメータを蓄積したパラメータ
蓄積手段と、上記パラメータ蓄積手段に蓄積された符号
化制御パラメータと上記画像毎の量子化特性とに基づい
て画質制御単位毎の量子化特性を求め、この画質制御単
位毎の量子化特性により上記画像の符号化を制御する符
号化制御手段と、を有するものである。
【0021】また、次の発明では、上記符号化制御手段
が求めた量子化特性をパラメータ蓄積手段に蓄積された
符号化制御パラメータに応じて修正する量子化特性修正
手段と、上記量子化特性修正手段によって修正された量
子化特性を符号化ビットストリームに多重化する多重化
手段と、を有するものである。
【0022】また、次の発明では、上記符号化制御手段
が求めた量子化特性をパラメータ蓄積手段に蓄積された
符号化制御パラメータに応じて修正する量子化特性修正
手段と、上記量子化特性修正手段が修正した量子化特
性、あるいは上記符号化制御手段が求めた量子化特性の
うちいずれか一方を選択して出力する量子化特性切替手
段と、上記量子化特性切替手段が選択した量子化特性を
符号化ビットストリームに多重化する多重化手段と、を
有するものである。
【0023】また、次の発明では、パラメータ蓄積手段
を複数設けるとともに、複数のパラメータ蓄積手段の内
1つを選択する選択手段を設け、多重化手段は、さらに
選択手段によって選択されたパラメータ蓄積手段を示す
パラメータ蓄積手段識別情報を符号化ビットストリーム
に多重化して送信するものである。
【0024】また、次の発明では、多重化手段は、さら
にパラメータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメー
タを符号化ビットストリームに多重化して送信するもの
である。
【0025】また、次の発明では、パラメータ蓄積手段
に蓄積された符号化制御パラメータを圧縮して多重化手
段に出力して圧縮された符号化制御パラメータを符号化
ビットストリームに多重化させる圧縮手段を有するもの
である。
【0026】また、次の発明では、符号化ビットストリ
ームを復号して画像を復元する画像復号化装置におい
て、上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御
単位毎に符号化制御パラメータを蓄積したパラメータ蓄
積手段と、上記符号化ビットストリームより量子化特性
を分離する分離手段と、上記分離手段により分離された
量子化特性を上記パラメータ蓄積手段に蓄積された符号
化制御パラメータに基づき修正して画質制御単位毎の量
子化特性を復元する量子化特性復元手段と、上記量子化
特性復元手段からの量子化特性に基づいて上記符号化ビ
ットストリームから画像を復元する復号手段と、を有す
るものである。
【0027】また、次の発明では、符号化ビットストリ
ームを復号して画像を復元する画像復号化装置におい
て、上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御
単位毎に符号化制御パラメータを蓄積したパラメータ蓄
積手段と、上記符号化ビットストリームより量子化特性
を分離する分離手段と、上記分離手段により分離された
量子化特性が修正前あるいは修正後の量子化特性である
か否かを識別し、修正前の量子化特性であればそのまま
出力する一方、修正後の量子化特性であれば上記パラメ
ータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメータに基づ
き修正して画質制御単位毎の量子化特性を復元する量子
化特性復元手段と、上記量子化特性復元手段からの量子
化特性に基づいて上記符号化ビットストリームから画像
を復元する復号手段と、を有するものである。
【0028】また、次の発明では、符号化ビットストリ
ームを復号して画像を復元する画像復号化装置におい
て、上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御
単位毎に符号化制御パラメータを蓄積した複数のパラメ
ータ蓄積手段と、上記符号化ビットストリームより量子
化特性およびパラメータ蓄積手段識別情報を分離する分
離手段と、上記分離手段により分離されたパラメータ蓄
積手段識別に基づいて上記複数のパラメータ蓄積手段を
選択する選択手段と、この選択されたパラメータ蓄積手
段に蓄積された符号化制御パラメータに基づき上記分離
手段により分離された量子化特性を修正して画質制御単
位毎の量子化特性を復元する量子化特性復元手段と、上
記量子化特性復元手段からの量子化特性に基づいて上記
符号化ビットストリームから画像を復元する復号手段
と、を有するものである。
【0029】また、次の発明では、符号化ビットストリ
ームを復号して画像を復元する画像復号化装置におい
て、上記符号化ビットストリームより符号化制御パラメ
ータおよび量子化特性を分離する分離手段と、上記符号
化画像の画像品質を制御可能な各画質制御単位毎に符号
化制御パラメータを蓄積すると共に、上記分離手段によ
り符号化制御パラメータが分離された場合にはその符号
化制御パラメータに更新するパラメータ蓄積手段と、上
記分離手段により分離された量子化特性を上記パラメー
タ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメータに基づき
修正して画質制御単位毎の量子化特性を復元する量子化
特性復元手段と、上記量子化特性復元手段からの量子化
特性に基づいて上記符号化ビットストリームから画像を
復元する復号手段と、を有するものである。
【0030】また、次の発明では、符号化ビットストリ
ームを復号して画像を復元する画像復号化装置におい
て、上記符号化ビットストリームより圧縮符号化制御パ
ラメータおよび量子化特性を分離する分離手段と、上記
分離手段により分離された圧縮符号化制御パラメータを
伸長する伸長手段と、上記符号化画像の画像品質を制御
可能な各画質制御単位毎に符号化制御パラメータを蓄積
すると共に、上記伸長手段により圧縮符号化制御パラメ
ータが伸長された場合には伸長された符号化制御パラメ
ータに更新するパラメータ蓄積手段と、上記分離手段に
より分離された量子化特性を上記パラメータ蓄積手段に
蓄積された符号化制御パラメータに基づき修正して画質
制御単位毎の量子化特性を復元する量子化特性復元手段
と、上記量子化特性復元手段からの量子化特性に基づい
て上記符号化ビットストリームから画像を復元する復号
手段と、を有するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明に
よる画像符号化装置および画像復号化装置の一実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の
形態1である画像符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、12は符号化画像の画像品質を制御
可能な各画質制御単位、すなわち量子化特性を変更でき
る各処理単位(ここでは、例えば画像を符号化する際の
符号化単位であるマクロブロック単位とする。)毎に符
号化制御パラメータを蓄積したパラメータ蓄積手段、1
3は符号化制御パラメータに基づいて符号化の制御を行
う符号化制御部、113は符号化制御パラメータ、11
4は符号化制御パラメータに基づいて更新された量子化
特性情報である。なお、その他の構成については、図1
4と同様のため、同一番号を付してその説明を省略す
る。
【0032】次に図を用いて、全体の動作の概要を説明
する。図2に示すように、パラメータ蓄積手段12に
は、符号化制御パラメータとして、量子化の重みづけ係
数(QW)が、量子化特性を変更できる各処理単位(ここ
では符号化単位であるマクロブロック単位)毎に、蓄積
されているものとする。従来の符号化装置と同様に、入
力デジタル画像信号101と予測画像102より得られ
る予測誤差信号103はDCT部3により、8画素×8
ラインのブロック単位で、直交変換の一種であるDCT
(離散コサイン変換)を用いて空間領域から周波数領域
に変換され、変換係数104を得る。
【0033】符号化制御部13は、一定のビットレート
で高品質の画像を得るため、符号化された画像の品質や
符号量に大きく影響を与える量子化特性を制御する。こ
の際、パラメータ蓄積手段12に蓄積された符号化制御
パラメータ113に基づいて量子化特性情報114を決
定し、出力する。
【0034】具体的には、例えば最初のマクロブロック
の量子化特性MQUANT(i,j)を、例えば、最初のマクロブ
ロックの画質や符号化データ量、1画面(フレーム)全
体の画質や符号化データ量、符号化ビットストリーム1
08を伝送する際保持するバッファ(図示せず)の容量
等から決めて、このMQUANT(i,j)と、最初のマクロブロ
ックの符号化制御パラメータ113である量子化の重み
づけ係数(QW)とから、1画面、すなわちフレーム単
位、ないしは複数画面からなるシーン単位等の基準量子
化特性PQUANTを定めるようにする。そして、符号化すべ
きマクロブロック毎に、マクロブロック毎の量子化特性
MQUANT(i,j)を、例えば式(1)に示すように、フレー
ム単位の基準量子化特性PQUANTと、パラメータ蓄積手段
12からの符号化制御パラメータ113である重みづけ
係数(QW)とに基づいて更新する MQUANT’(i,j)=PQUANT×QW(i,j) ・・・式(1) 例えば、フレーム単位の基準量子化特性PQUANT=10と定
めれば、前述の図21に示した量子化特性(QP)を容易に
設定できる。
【0035】量子化部4は、符号化制御部13より出力
されるMQUANT’(i,j)の量子化特性情報114に基づい
て量子化ステップを決定し、DCT部3より得られた変
換係数104を量子化し、変換係数の量子化インデック
ス105を得る。変換 W数の量子化インデックス105
は、量子化特性情報114や、インター/イントラ切り
替え情報106や、動きベクトル情報112などととも
に、ビデオ信号多重化部5により可変長符号化され、符
号化ビットストリーム108を得る。
【0036】ここで、この実施の形態1のビデオ信号多
重化部5では、図21に示すような量子化特性(QP)を
得る場合、量子化特性(QP)に変化の有ったマクロブロ
ックMB(0,0)(初期値QP=10)、MB(1,4)(QP=9)、
MB(1,5)(QP=10)、MB(2,0)(QP=9)、MB(3,0)
(QP=10)のそれぞれにて、量子化特性情報114を符
号化ビットストリーム108に多重化して送ることにな
る。なお、この量子化特性情報114の送信は、1画面
すなわち1フレーム毎に量子化特性が変わるのであれ
ば、1フレーム毎でも良いし、また、シーンなど数画面
の間、量子化特性情報114が変化しないのであれば、
その間の例えば最初の1回だけ等でもよい。尚、以下の
動作は、従来の符号化装置と同様であるため説明を省略
する。また、この符号化装置に対応する復号化装置につ
いては、従来の復号化装置と同様となる。
【0037】以上のように、この実施の形態1の符号化
装置によれば、例えばマクロブロック単位など符号化画
像の画像品質を制御することが可能な各画質制御単位毎
に符号化制御パラメータを1画面分蓄積するパラメータ
蓄積手段12を設け、このパラメータ蓄積手段12に蓄
積された符号化制御パラメータと、フレーム単位の基準
量子化特性PQUANTとに基づいて、符号化の制御を行うよ
うにしているので、フレーム単位の基準量子化特性PQUA
NTの設定を変えるだけで、パラメータ蓄積手段12に蓄
積された符号化制御パラメータ113に基づいて各画質
制御単位毎の量子化特性を変更することができ、画質制
御単位毎に量子化特性を設定したり、変更する必要がな
くなり、画質制御単位毎に容易に量子化特性の設定等可
能な高効率な符号化制御を簡易に実現することができ
る。
【0038】なお、実施の形態1では、符号化制御パラ
メータとして、量子化の重みづけ係数(QW)を用い、量
子化特性の設定に式(1)を用いたが、本発明では、こ
れに限らない。例えば、符号化制御パラメータとして、
+1、+2、−1、−2などの量子化特性の基準値に対
する増減値を指定し、これをフレーム毎に定まる基準量
子化特性PQUANT等に加算してもよく、符号化制御パラメ
ータや、符号化制御パラメータに基づく量子化特性の算
出式の種別によらず同様の効果を得ることができる。ま
た、量子化特性がこれらの式と別な方法により決定され
た場合においても、当該量子化特性を、符号化制御パラ
メータにより更新することで、実施の形態1と同様の効
果が得られる。
【0039】また、マクロブロック単位の量子化特性を
更新する際に、式(1)にてフレーム毎に定まる量子化
特性PQUANTを基準としたが、この基準は特にこだわるも
のではなく、GOB(グループ・オブ・ブロック)、ス
ライス、GOP(グループ・オブ・ピクチャー)など、
他のマクロブロックを包含する単位であればどの単位の
量子化特性を基準としても同様の効果を得ることができ
る。さらに、まったくこれらとは独立の基準を設けても
同等の効果を得ることができる。
【0040】また、符号化画像の画像品質を制御するこ
とが可能な各処理単位についても、この例ではマクロブ
ロックを用いたが、この単位は特にマクロブロックに限
定するものではない。
【0041】さらに、この例の場合、符号化制御パラメ
ータとしてマクロブロック単位の量子化特性を用いた
が、各DCT係数毎に重み付けを規定する量子化特性マ
トリクスを複数用意し、所定の量子化特性マトリクスを
指定する量子化マトリクス番号や、DCT係数の有効係
数の数や、有効周波数帯域を指定するパラメータなどで
も同様の効果を得ることができる。なお、DCT係数の
有効係数の数や有効周波数帯域として指定されたDCT
係数以外のDCT係数を送信しない、すなわち無効にす
るという制御は、無効にすべきDCT係数に対する量子
化特性を大きくすることで実現できる。例えば、量子化
ステップとして、DCT係数の最大値の例えば2倍以上
の値が設定されるよう量子化特性を制御すれば、量子化
演算の結果は全てゼロとなり、送信すべきDCT係数を
無効とすることができる。
【0042】さらに、この発明の適用の範囲は、「ITU-
Tオーディオビジュアル/マルチメディア関連(Hシリー
ズ)勧告書」に記載された勧告H.261に限ったものでは
なく、ITU-T勧告H.263、ISOのMPEG-1、MPEG-2、MPEG-4
など、全ての符号化装置に適用できるものである。
【0043】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2である画像符号化装置を図面を参照して説明する。図
3は、本発明の実施の形態2である画像符号化装置の構
成を示している。図において、14は量子化特性修正手
段、115は修正された量子化特性情報である。尚、そ
の他の構成は、図1と同様のため、図1と同一番号を付
してその説明は省略する。
【0044】次に図を用いて、動作を説明する。図2に
示すように、パラメータ蓄積手段12には、符号化制御
パラメータとして、量子化の重みづけ係数(QW)が、符
号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御単位、すな
わち量子化特性を変更できる各処理単位(ここでは、例
えば符号化単位であるマクロブロック単位)毎に、蓄積
されているものとする。実施の形態1に示した符号化装
置と同様に、入力デジタル画像信号101と予測画像1
02より得られる予測誤差信号103はDCT部3によ
り、8画素×8ラインのブロック単位で、直交変換の一
種であるDCT(離散コサイン変換)を用いて空間領域
から周波数領域に変換され、変換係数104を得る。
【0045】符号化制御部13は、実施の形態1の符号
化装置と同様に、符号化された画像の品質や符号量に大
きく影響を与える量子化特性を、パラメータ蓄積手段1
2に蓄積された符号化 制御パラメータ113に基づき
設定して量子化特性情報114として出力し、その量子
化特性情報114により量子化部4における量子化を制
御する。そして、量子化特性修正手段14は、パラメー
タ蓄積手段12に蓄積された符号化制御パラメータ11
3に基づき、符号化制御部13により出力される量子化
特性情報114を修正し、修正された量子化特性情報1
15をビデオ信号多重化部5へ出力する。具体的には、
量子化特性修正手段14より出力されるマクロブロック
単位の量子化特性MQUANT’(i,j)を、例えば式(2)に
示すように、パラメータ蓄積手段12からの符号化制御
パラメータ113である重みづけ係数(QW)に基づいて
更新する。 MQUANT”(i,j)=MQUANT’(i,j)/QW(i,j) ・・・(2) 例えば、符号化制御部13が前述の図21に示した量子
化特性を出力した場合に、これを式(2)に基づいて図
2に示した重み付け係数(QW)を用いて修正すると、す
べてのマクロブロックについてMQUANT”(i,j)=10とな
る。すなわち、量子化特性修正手段14は、符号化制御
部13により出力される量子化特性情報114に含まれ
る符号化パラメータ113の影響を排除するものであ
る。
【0046】一方、量子化部4は、符号化制御部13よ
り出力される量子化特性情報114に基づいて量子化ス
テップを決定し、DCT部3により得られた変換係数1
04を量子化し、変換係数の量子化インデックス105
を得る。変換係数の量子化インデックス105は、イン
ター/イントラ切り替え情報106や、動きベクトル情
報112、修正後の量子化特性115などとともに、ビ
デオ信号多重化部5により可変長符号化され符号化ビッ
トストリーム108となる。
【0047】その際、実施の形態1に示した符号化装置
のビデオ信号多重化部5では、例えば、図21に示すよ
うな量子化特性を得た場合、図20に示す量子化特性に
変化の有ったマクロブロック位置、すなわちMB(0,0)
(初期値QP=10)、MB(1,4)(QP=9)、MB(1,5)(Q
P=10)、MB(2,0)(QP=9)、MB(3,0)(QP=10)のそ
れぞれにて、量子化特性情報114を送る必要があった
が、この実施の形態2による符号化装置のビデオ信号多
重化部5では、最初のMB(0,0)においてその初期値QP=
10を修正された量子化特性情報115として送信する
だけでよい。
【0048】このため、例えば、QPを5ビットで送るも
のと仮定すれば、この実施の形態2のビデオ信号多重化
部5では、1画面につき5ビットを1回だけ送信すれば
良いので、図20に示す例の場合であれば、20ビット
(4マクロブロック×5bit)の符号量を削減できること
になる。尚、この量子化特性情報115の送信は、実施
の形態1と同様、1画面すなわち1フレーム毎でもよい
し、シーンなど数画面の間、量子化特性情報114が変
化しないのであれば、その間の最初の1回だけ等でもよ
い。尚、以降の動作については、実施の形態1と同様の
ため説明を省略する。
【0049】以上のように、この実施の形態2の画像符
号化装置によれば、例えばマクロブロック単位など符号
化画像の画像品質を制御することが可能な各画質制御単
位毎に符号化制御パラメータ113を蓄積するパラメー
タ蓄積手段12を設け、パラメータ蓄積手段12に蓄積
された符号化制御パラメータ113に基づいて量子化特
性を制御した後、更に量子化特性をその符号化制御パラ
メータ113に基づいて修正して、その修正した量子化
特性情報115を1回だけ送信するよう構成したので、
実施の形態1等と比べ、量子化特性の変更に関する情報
の送信を抑制することができ、効率の良い符号化装置を
実現することができる。これにより、伝送路や蓄積媒体
をより有効に利用できる。
【0050】なお、この実施の形態2の符号化装置は、
復号化装置側が同様のパラメータ蓄積手段12と、量子
化特性修正手段14に対応した量子化特性復元手段とを
持ち(次の実施の形態3を参照)、符号化装置側とは逆
の処理により、符号化ビットストリームより復号される
量子化特性情報を変更することを前提にしている。
【0051】また、この発明の適用の範囲は、「ITU-T
オーディオビジュアル/マルチメディア関連(Hシリー
ズ)勧告書」に記載された勧告H.261に限ったものでは
なく、ITU-T勧告H.263、ISOのMPEG-1、MPEG-2、MPEG-4
など、全ての符号化装置に適用できるものである。
【0052】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
3である画像復号化装置を図面を参照して説明する。図
4は、実施の形態2の符号化装置に対応する本発明の実
施の形態3である画像復号化装置の構成を示すブロック
図である。図において、115は実施の形態2の画像符
号化装置にて、符号化制御パラメータに基づいて修正さ
れた量子化特性情報、12は符号化画像の画像品質を制
御することが可能な各画質制御単位毎に符号化制御パラ
メータ113を蓄積するパラメータ蓄積手段であり、符
号化装置側のパラメータ蓄積手段(この実施の形態3で
は、実施の形態2のパラメータ蓄積手段12となる。)
と同一内容の符号化制御パラメータを蓄積したものであ
る。また、15は符号化制御パラメータ113に基づい
て修正された量子化特性情報115を復元する量子化特
性復元手段、113は符号化制御パラメータ、114は
符号化制御パラメータに基づいて復元された量子化特性
情報である。なお、その他の構成については、図17と
同様のため、同一番号を付してその説明を省略する。
【0053】次に動作について説明する。従来の画像復
号化装置の例と同様に、ビデオ信号分離部201は、符
号化ビットストリーム108を可変長復号し、インター
(フレーム間)/イントラ(フレーム内)切り替え情報
106、変換係数の量子化インデックス105、動きベ
クトル情報112、修正された量子化特性情報115を
出力する。
【0054】量子化特性復元手段15は、符号化装置側
で修正された量子化特性情報115を入力し、例えば式
(3)により、パラメータ蓄積手段12に蓄積された符
号化制御パラメータ113に基づいて式(2)の演算と
は逆の演算を行って、量子化特性情報114を復元し出
力する。 MQUANT’”(i,j)=MQUANT”(i,j)×QW(i,j) ・・・式(3) ここで、この実施の形態3の説明では、パラメータ蓄積
手段12に蓄積された符号化制御パラメータ113は、
実施の形態2の符号化装置のパラメータ蓄積手段に蓄積
された符号化制御パラメータと同一であるので、MQUAN
T’”(i,j)は実施の形態2におけるMQUANT’(i,j)と同
じ値となる。すなわち、量子化特性復元手段15は、実
施の形態2の量子化特性修正手段14により排除され
た、符号化パラメータの影響を復元するものである。
【0055】そして、変換係数の量子化インデックス1
05は、符号化装置側の局所復号処理と同様に、逆量子
化部7により逆量子化された後、逆DCT部8により画
素空間領域に戻され、予測誤差信号110となる。この
際、逆量子化に用いる量子化ステップは、復元された量
子化特性情報114に基づいて決定されることになる。
尚、以降の動作は、従来の画像復号化装置の例と同様の
ためその説明を省略する。
【0056】以上のように、この実施の形態3の画像復
号化装置によれば、符号化ビットストリーム108より
復号される修正量子化特性情報115に対し、パラメー
タ蓄積手段12にて規定される符号化パラメータ113
に基づく修正を行う量子化特性復元手段15を設け、パ
ラメータ蓄積手段12の符号化制御パラメータを符号化
装置側と同じに設定しておくことにより、例えば実施の
形態2の符号化装置等によって出力される、修正量子化
特性情報115が多重化された符号化ビットストリーム
108を受信した場合でも、画素制御単位毎の量子化特
性情報114を復元でき、正しく画像を再生することが
可能となる。
【0057】なお、この実施の形態3は、実施の形態2
の符号化装置に対応する画像復号化装置として説明した
が、これは、実施の形態2の符号化装置から直接ビット
ストリーム108を受信して復号する場合だけを意味す
るのではなく、実施の形態2の符号化装置によって符号
化されたビットストリーム108をいったん記憶させた
DVD等の記録媒体から復号する場合も当然に意味して
いる。このことは、他の実施の形態の復号化装置でも同
じである。また、この発明の適用の範囲は、「ITU-Tオ
ーディオビジュアル/マルチメディア関連(Hシリー
ズ)勧告書」に記載された勧告H.261に限ったものでは
なく、ITU-T勧告H.263、ISOのMPEG-1、MPEG-2、MPEG-4
など、全ての画像復号化装置に適用できるものである。
【0058】実施の形態4.次に、本発明の実施の形態
4である画像符号化装置を図面を参照して説明する。図
5は、本発明の実施の形態4である画像符号化装置の構
成を示している。図において、31は、修正前の量子化
特性情報114および修正後の量子化特性情報115を
入力して、ユーザの設定によりその内いずれか一方を選
択して出力する量子化特性切替手段、131は量子化特
性切替手段31によって選択された量子化特性情報、1
32はその量子化特性情報131が修正前の量子化特性
情報114であるか、あるいは修正後の量子化特性情報
115であるかを識別する量子化特性識別情報である。
尚、その他の構成は、図3と同様のため、図3と同一番
号を付してその説明は省略する。
【0059】次に図を用いて、動作を説明する。図5か
らも分かるように、実施の形態4の画像符号化装置は、
図3に示す実施の形態2の画像符号化装置に対し、さら
に、量子化特性切替手段31を設けた点等が異なるだけ
であるので、実施の形態2の動作と異なる点を中心に説
明する。つまり、この実施の形態4では、符号化制御部
13から量子化特性修正手段14で修正される前の量子
化特性情報114、および量子化特性修正手段14から
修正後の量子化特性情報115が量子化特性切替手段3
1に入力すると、量子化特性切替手段31は、コマンド
やスイッチ等によるユーザの設定により、そのいずれか
一方の量子化特性情報114,115を選択して量子化
特性情報131として出力すると共に、その量子化特性
情報131が修正前あるいは修正後の量子化特性情報1
14,115のいずれかであるかを識別する量子化特性
識別情報132を出力する。
【0060】すると、この実施の形態4のビデオ信号多
重化5では、量子化インデックス105や、インター/
イントラ切り替え情報106、動きベクトル情報112
の他、選択した量子化特性情報131、および量子化特
性識別情報132を符号化ビットストリーム108に多
重化することになる。尚、ビットストリーム108への
選択した量子化特性情報131および量子化特性識別情
報132の多重化するタイミングは、電源立上げ時や、
量子化特性切替手段31の切替時、量子化特性を変え得
る最小単位である符号化単位毎等に常に多重化してもよ
いし、選択した量子化特性情報131が変わる毎に多重
化するようにしても良い。
【0061】以上のように、この実施の形態4の画像符
号化装置によれば、量子化特性切替手段31により、ユ
ーザの設定に応じて修正前あるいは修正後の量子化特性
情報114,115を選択かつ識別してビットストリー
ム108に多重化するように構成したため、ユーザの設
定により実施の形態1の画像符号化装置の動作と、実施
の形態2の画像符号化装置の動作とを切替えることがで
き、汎用性を向上させることができる。
【0062】なお、この実施の形態4では、選択した量
子化特性情報131および量子化特性識別情報132を
分けて説明したが、選択した量子化特性情報131自身
に、その量子化特性情報131が修正前の量子化特性情
報114であるか、あるいは修正後の量子化特性情報1
15であるかを識別できる情報を存在または付加させる
ことができる場合は、量子化特性情報131だけで済む
ことになる。このことは、次の実施の形態5でも同様で
ある。また、この実施の形態4の量子化特性切替手段3
1は、量子化特性修正手段14を有する後述の実施の形
態6、8,10の符号化装置にも当然に適用できる。
【0063】実施の形態5.次に、本発明の実施の形態
5である画像復号化装置を図面を参照して説明する。図
6は、実施の形態4の符号化装置に対応する本発明の実
施の形態5である画像復号化装置の構成を示すブロック
図である。図において、131は量子化特性情報、13
2は量子化特性情報131が修正前の量子化特性情報1
14であるか、あるいは修正後の量子化特性情報115
であるかを識別する量子化特性識別情報、32は量子化
特性識別手段である。ここでは、量子化特性復元手段1
5および量子化特性識別手段32が本発明の量子化特性
復元手段に相当する。尚、その他の構成は、図4と同様
のため、図4と同一番号を付してその説明は省略する。
【0064】次に図を用いて、動作を説明する。図6か
らも分かるように、実施の形態5の画像復号化装置は、
図4に示す実施の形態3の画像復号化装置に対し、さら
に、量子化特性識別手段32を設けた点等が異なるだけ
であるので、実施の形態3の動作と異なる点を中心に説
明する。つまり、この実施の形態5では、ビデオ信号分
離部201が符号化ビットストリーム108から量子化
インデックス105、インター/イントラ切り替え情報
106、動きベクトル情報112を分離した際に、量子
化特性切替情報131、および量子化特性識別情報13
2を分離すると、これらを量子化特性切替手段32へ出
力する。
【0065】量子化特性識別手段32では、ビデオ信号
分離部201から量子化特性切替情報131および量子
化特性識別情報132を入力すると、量子化特性切替情
報131に基づいて、量子化特性情報131が修正前の
量子化特性情報114であるか、あるいは修正後の量子
化特性情報115であるかを識別する。そして、量子化
特性識別手段32は、量子化特性情報131が修正前の
量子化特性情報114であればそのまま逆量子化部7へ
出力する一方、量子化特性情報131が修正後の量子化
特性情報115であれば量子化特性復元手段15によっ
て修正前の量子化特性情報114に復元させてから逆量
子化部7へ出力するようにする。これ以後の動作は、実
施の形態3の動作と同じである。
【0066】以上のように、この実施の形態5の復号化
装置によれば、符号化側でユーザの設定に応じて修正前
あるいは修正後の量子化特性情報114,115を選択
して復号側に送信してきた場合でも、量子化特性識別手
段32により識別して修正後の量子化特性情報115で
あれば量子化特性復元手段15に復元させるように構成
したため、実施の形態4のような修正前あるいは修正後
の量子化特性情報114,115を選択して送信可能な
符号化装置に対しても対応することができる。なお、後
述する実施の形態6、8,10の符号化装置側に実施の
形態4の量子化特性切替手段31を設けた場合、この実
施の形態5の量子化特性識別手段32は、それぞれに対
応する後述の実施の形態7、9,11の復号装置にも当
然に適用できる。また、この実施の形態5では、量子化
特性識別手段32と、実施の形態3の量子化特性復元手
段15とにより、本発明の量子化特性復元手段を構成す
るように説明したが、これに限らず、量子化特性識別手
段32の機能を有する量子化特性復元手段を設けるよう
にしても勿論よい。
【0067】実施の形態6 次に、本発明の実施の形態6である画像符号化装置を図
面を参照して説明する。図7は、本発明の実施の形態6
である画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
図において、16はセレクタ、17はパラメータ蓄積手
段12に蓄積された符号化制御パラメータとは異なる符
号化制御パラメータを蓄積した第2のパラメータ蓄積手
段、18はパラメータ蓄積手段12,17に蓄積された
符号化制御パラメータとは異なる符号化制御パラメータ
を蓄積した第3のパラメータ蓄積手段、19はビデオ信
号多重化部、116はカメラ(図示せず)の切り替わり
や、シーンの変化等による画面や画像等の切り替わりに
応じて変化するパラメータ蓄積手段識別情報、117は
選択された符号化制御パラメータである。その他につい
ては図3と同様のため、同一番号を付してその説明を省
略する。
【0068】次に図を用いて、動作を説明する。なお、
以下の説明では、パラメータ蓄積手段12には、符号化
制御パラメータとして、例えば図2に示すような量子化
の重みづけ係数(QW)が、量子化特性を変更できる各処
理単位(ここでは符号化単位であるマクロブロック単
位)毎に、蓄積されているものとする。同様に、パラメ
ータ蓄積手段17には、図2に示す符号化制御パラメー
タとは異なる例えば図8に示すような量子化の重みづけ
係数(QW)が、蓄積されているものとする。
【0069】まず、実施の形態1の符号化装置と同様
に、入力デジタル画像信号101と予測画像102より
得られる予測誤差信号103はDCT部3により、8画
素×8ラインのブロック単位で、直交変換の一種である
DCT(離散コサイン変換)を用いて空間領域から周波
数領域に変換され、変換係数104を得る。
【0070】ここで、パラメータ蓄積手段識別情報11
6として、2ビットを想定し、■00■は第1のパラメ
ータ蓄積手段12を指定し、■01■は第2のパラメー
タ蓄積手段12を指定し、■10■は第3のパラメータ蓄
積手段12を指定するものとする。
【0071】すると、図18に示すような画像を監視す
る場合、パラメータ蓄積手段識別情報116は■00■と
なり、第1のパラメータ蓄積手段12を指定することに
なる。このため、セレクタ16は、当該パラメータ蓄積
手段識別情報116に基づき、第1のパラメータ蓄積手
段12を選択し、第1のパラメータ蓄積手段12に蓄積
された符号化制御パラメータを、選択された符号化制御
パラメータ117として出力することになる。
【0072】一方、ディジタル化された画像データを与
えるカメラが切り替わる等して、例えば、図9に示すよ
うな画面または画像を符号化するような場合、パラメー
タ蓄積手段識別情報116として、第2のパラメータ蓄
積手段17を指定する情報■01■が与えられることにな
る。このため、セレクタ14は、当該パラメータ蓄積手
段識別情報116に基づき、第2のパラメータ蓄積手段
17を選択し、第2のパラメータ蓄積手段17に蓄積さ
れた符号化制御パラメータを、選択された符号化制御パ
ラメータ117として出力することになる。
【0073】以下、実施の形態2の符号化装置と同様
に、符号化制御部13は、量子化特性を制御し、量子化
特性修正手段14は、選択された符号化制御パラメータ
117に基づき、符号化制御部13から出力される量子
化特性情報114を上記式(2)により修正して、修正
後の量子化特性情報115を出力する。
【0074】また、同様に、量子化部4は、符号化制御
部6より出力される量子化特性情報114に基づいて量
子化ステップを決定し、DCT部3により得られた変換
係数104を量子化し、変換係数の量子化インデックス
105を出力する。
【0075】そして、この実施の形態6では、ビデオ信
号多重化部19は、2ビットで示されるパラメータ蓄積
手段識別情報116を、変換係数の量子化インデックス
105、修正後の量子化特性115、動きベクトル情報
112などとともに可変長符号化し、符号化ビットスト
リーム108として出力する。なお、以降の動作につい
ては、実施の形態1と同様のため説明を省略する。
【0076】以上のように、この実施の形態6の符号化
装置によれば、異なる符号化制御パラメータを蓄積する
パラメータ蓄積手段12を複数設けるとともに、複数の
パラメータ蓄積手段12の内1つを選択する選択手段で
あるセレクタ16を設け、選択されたパラメータ蓄積手
段の符号化パラメータ117に基づき符号化制御を行
い、また複数のパラメータ蓄積手段12の内からどのパ
ラメータ蓄積手段が選択されたかを示すパラメータ蓄積
手段識別情報116を符号化ビットストリーム108に
多重化して送信するよう構成したので、例えば、図18
に示すような画像を監視するカメラと、図9に示すよう
な画像を監視するカメラが切り替わった場合など、適合
する符号化制御パラメータが大きく変化した場合にも、
対応するパラメータ蓄積手段12を選択することで、効
率の良い符号化制御を行うことが可能となる。
【0077】なお、本実施の形態6では、パラメータ蓄
積手段を3つ備える場合の例を記載したが、パラメータ
蓄積手段12は2つでも、3つより多くても勿論よく、
パラメータ蓄積手段の数を限定するものではなく、ま
た、1つのパラメータ蓄積手段が複数の異なる符号化制
御パラメータを蓄積するように構成しても勿論よい。ま
た、パラメータ蓄積手段識別情報として、2ビットを想
定したが、ビット数を限定するものではない。このこと
は、次の実施の形態7でも同様である。
【0078】実施の形態7.次に、本発明の実施の形態
7である画像復号化装置を図面を参照して説明する。図
10は、実施の形態6の符号化装置に対応する本発明の
実施の形態7である画像復号化装置の構成を示すブロッ
ク図である。図において、16はセレクタ、17は第2
のパラメータ蓄積手段、18は第3のパラメータ蓄積手
段であり、これらのパラメータ蓄積手段12,17,1
8はそれぞれ符号化装置側のパラメータ蓄積手段(この
実施の形態7では、実施の形態6のパラメータ蓄積手段
12,17,18となる。)と同一内容の符号化制御パ
ラメータを蓄積したものである。また、20はビデオ信
号分離部、116はパラメータ蓄積手段識別情報、11
7は選択された符号化制御パラメータである。尚、その
他の構成については、図4と同様のため、同一番号を付
してその説明を省略する。
【0079】次に動作について説明する。まず、ビデオ
信号分離部20は、符号化ビットストリーム108を可
変長復号して、インター/イントラ切り替え情報10
6、修正された量子化特性情報115、変換係数の量子
化インデックス105、動きベクトル情報112、およ
びパラメータ蓄積手段識別情報116を出力する。
【0080】セレクタ16は、パラメータ蓄積手段識別
情報116に基づき、パラメータ蓄積手段12、パラメ
ータ蓄積手段17、パラメータ蓄積手段18のいずれか
を選択し、選択されたパラメータ蓄積手段に蓄積された
符号化制御パラメータを符号化制御パラメータ117と
して出力する。ここで、このパラメータ蓄積手段識別情
報116は、符号化装置側で選択されたパラメータ蓄積
手段を示しているので、符号化装置側と画像復号化装置
側とで同じパラメータ蓄積手段が選択されることにな
る。
【0081】量子化特性復元手段15は、セレクタ16
によって選択された符号化制御パラメータ117に基づ
き、実施の形態3と同様に、符号化側で修正された量子
化特性情報115を例えば上記式(3)によりその修正
とは逆の演算をして、量子化特性情報114を復元す
る。
【0082】すると、変換係数の量子化インデックス1
05は、符号化装置のいわゆる局所復号のルートと同様
に、逆量子化部7により逆量子化された後、逆DCT部
8により画素空間領域に戻され、予測誤差信号110を
得ることになる。この際、逆量子化に用いる量子化ステ
ップは、復元された量子化特性情報114、すなわち符
号化の際に使用された量子化特性情報に基づいて決定さ
れている。なお、以降の動作は、従来の画像復号化装置
の例と同様のため説明を省略する。
【0083】以上のように、この実施の形態7の画像復
号化装置によれば、符号化制御パラメータを蓄積するパ
ラメータ蓄積手段12を複数設け、複数のパラメータ蓄
積手段12の内からどのパラメータ蓄積手段12が選択
されたかを示すパラメータ蓄積手段識別情報116を符
号化ビットストリーム108から分離し、符号化ビット
ストリーム108より復号された修正量子化特性情報1
15に対し、パラメータ蓄積手段識別情報116により
選択されたパラメータ蓄積手段の符号化パラメータに基
づく修正を行うよう構成したので、例えば、実施の形態
6の画像符号化装置の出力する、修正された量子化特性
情報115が多重化された符号化ビットストリーム10
8を受信した場合でも、正しく画像を再生することが可
能となる。
【0084】実施の形態8.次に、本発明の実施の形態
8である画像符号化装置を図面を参照して説明する。図
11は、本発明の実施の形態8である画像符号化装置の
構成を示すブロック図である。図において、21はさら
に符号化制御パラメータ113をビットストリーム10
8に多重化するビデオ信号多重化部である。尚、その他
の構成については図3と同様のため、同一番号を付して
その説明を省略する。
【0085】次に図を用いて動作を説明する。入力デジ
タル画像信号101に各種処理を施し得られた変換係数
の量子化インデックス105、修正量子化特性情報11
5、動きベクトル情報112などを、ビデオ信号多重化
部19により可変長符号化し、符号化ビットストリーム
108を得る手順については、実施の形態2等と同様の
ため説明を省略する。
【0086】この実施の形態8のビデオ信号多重化部2
1では、特に、電源立ち上げ時や、符号化装置内のパラ
メータ蓄積手段12に蓄積された符号化制御パラメータ
が更新されて、復号化装置側の符号化制御パラメータと
内容が異なることになった場合など、画像復号化装置側
へ符号化制御パラメータを伝送すべき状態が発生した場
合、パラメータ蓄積手段12に蓄積された全てまたは一
部の符号化制御パラメータ113を、符号化ビットスト
リーム108に多重化して出力する。
【0087】このため、この実施の形態8では、例え
ば、図12に示すように、符号化ビットストリーム10
8中に符号化制御パラメータ113等の画像品質情報1
08dの有無を示すフラグ108bを規定、若しくは設
定するようにして、符号化制御パラメータ113等の画
像品質情報108dを符号化ビットストリーム108に
多重化しない場合には、図12(a)に示すように、従
来のビットストリーム108a中に符号化制御パラメー
タ113等の画像品質情報108dの無を示すフラグ1
08bのみを設定若しくは追加した符号化ビットストリ
ーム108を出力するようにする。その一方、符号化制
御パラメータ113等の画像品質情報108dを符号化
ビットストリーム108に多重化して送信する場合は、
図12(b)に示すように、従来の符号化ビットストリ
ーム108a中に、符号化制御パラメータ113等の画
像品質情報108dの有を示すフラグ108b、符号化
制御パラメータ113等の画像品質情報108dの種別
やサイズを示すヘッダー情報108cとともに、符号化
制御パラメータ113等の画像品質情報108dを多重
化して出力する。
【0088】ここで、例えば、図2に示す符号化制御パ
ラメータを具体的に送信する方法としては、例えば、各
重み係数に1ビットを与え、■0■はWP=1.0を、■1■は
WP=0.9を示すものと符号化側と復号側とで決めておき、
これを図2の左から右、上から下の順で送信する。する
と、図2に示す符号化制御パラメータ113は、このル
ールに従えば、00000000010111111000000の計24ビッ
トで表せ、電源立ち上げ時や、符号化装置内のパラメー
タ蓄積手段12に蓄積された符号化制御パラメータが更
新されて、復号化装置側の符号化制御パラメータと内容
が異なることになった場合など、画像復号化装置側へ符
号化制御パラメータを伝送すべき状態が発生した場合
に、このような24ビットの符号化制御パラメータ11
3を符号化ビットストリーム108に多重化して出力す
ることになる。
【0089】以上のように、この実施の形態8の符号化
装置によれば、電源立ち上げ時や、符号化装置内のパラ
メータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメータが更
新されて、復号化装置側の符号化制御パラメータと内容
が異なることになった場合など、画像復号化装置側へ符
号化制御パラメータを伝送すべき状態が発生した場合
に、その符号化制御パラメータを符号化ビットストリー
ムに多重化して送信するよう構成したため、符号化装置
において、伝送対象となる映像の特徴が変化し、符号化
制御パラメータを更新する必要が生じた場合でも、その
情報を受信側に伝えることが可能となり、より効率の良
い符号化制御を行うことが可能となる。
【0090】なお、ここでは符号化制御パラメータを送
信する一例を示したが、本発明はその送信方法を限定す
るものではなく、如何なる手段を用いた場合でも、パラ
メータ蓄積手段12に蓄積された符号化制御パラメータ
を、符号化ビットストリームに多重化して送信すれば、
同様の効果を得ることができる。勿論、各重み係数を1
ビットで示したが、そのビット数を限定するものではな
い。
【0091】実施の形態9.次に、本発明の実施の形態
9である画像復号化装置を図面を参照して説明する。図
13は、実施の形態8の符号化装置に対応する本発明の
実施の形態9である画像復号化装置の構成を示すブロッ
ク図である。図において、22はビデオ信号分離部であ
る。尚、その他の構成については、図4と同様のため、
同一番号を付してその説明を省略する。
【0092】次に動作について説明する。まず、ビデオ
信号分離部22は、符号化装置側からの符号化ビットス
トリーム108を可変長復号し、インター/イントラ切
り替え情報106、修正量子化特性情報115、変換係
数の量子化インデックス105、動きベクトル情報11
2を出力する。
【0093】この際、ビデオ信号分離部22は、符号化
ビットストリーム108中のフラグ108b(図12参
照。)が符号化制御パラメータ113等の画像品質情報
の有無を示しているか否かを判断し、図12(b)に示
すように、そのフラグ108bが符号化制御パラメータ
113等の画像品質情報の有を示している場合は、電源
立ち上げ時や、符号化装置内のパラメータ蓄積手段に蓄
積された符号化制御パラメータが更新されて、復号化装
置側の符号化制御パラメータと内容が異なることになっ
た場合など、画像復号化装置側へ符号化制御パラメータ
を伝送すべき状態が発生した場合で、かつ、符号化装置
側が符号化制御パラメータ113等の画像品質情報を伝
送してきた場合であるので、符号化ビットストリーム1
08中で引き続く符号化制御パラメータ113等の画像
品質情報の種別やサイズを示すヘッダー情報108cを
解読し、さらに符号化制御パラメータ113等の画像品
質情報108dを符号化ビットストリーム108より分
離して、伝送されてきた符号化制御パラメータ113に
よりパラメータ蓄積手段12の蓄積内容を更新するよう
にする。尚、以降の動作は、実施の形態4等と同様のた
め、同一番号を付してその説明を省略する。
【0094】以上のように、この実施の形態9の画像復
号化装置によれば、電源立ち上げ時や、符号化装置内の
パラメータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメータ
が更新されて、復号化装置側の符号化制御パラメータと
内容が異なることになった場合など、画像復号化装置側
へ符号化制御パラメータを伝送すべき状態が発生し、符
号化装置側が符号化制御パラメータ113等の画像品質
情報を伝送してきた場合には、その符号化制御パラメー
タ113等の画像品質情報108dを符号化ビットスト
リーム108より分離して、伝送されてきた符号化制御
パラメータ113によりパラメータ蓄積手段12の蓄積
内容を更新するように構成したので、実施の形態8の画
像符号化装置から出力される符号化ビットストリームを
受信した場合でも、正しく画像を再生することが可能と
なる。
【0095】実施の形態10.次に、本発明の実施の形
態10である画像符号化装置を図面を参照して説明す
る。図14は、本発明の実施の形態10である画像符号
化装置の構成を示すブロック図である。図において、2
3はパラメータ蓄積手段12からの符号化制御パラメー
タ113を圧縮する圧縮手段、118は圧縮された符号
化制御パラメータである。尚、その他の構成について
は、図11と同様のため、同一番号を付してその説明を
省略する。
【0096】次に図を用いて動作を説明する。入力デジ
タル画像信号101に各種処理を施し得られた変換係数
の量子化インデックス105、符号化側で修正された量
子化特性115、動きベクトル情報112などを、ビデ
オ信号多重化部21により可変長符号化し、符号化ビッ
トストリーム108を得る手順については、実施の形態
8と同様のため説明を省略する。
【0097】次に、この実施の形態10では、実施の形
態9と同様に、電源立ち上げ時や、符号化装置内のパラ
メータ蓄積手段12に蓄積された符号化制御パラメータ
が更新されて、復号化装置側の符号化制御パラメータと
内容が異なることになった場合など、画像復号化装置側
へ符号化制御パラメータを伝送すべき状態が発生した場
合に、ビデオ信号多重化部21が、パラメータ蓄積手段
12に蓄積された全てまたは一部の符号化制御パラメー
タを、実施の形態8の場合と同様に符号化ビットストリ
ームに多重化して出力する。
【0098】ただし、この実施の形態10では、圧縮手
段23が符号化制御パラメータ113を圧縮して、圧縮
された符号化制御パラメータ118をビデオ信号多重化
部21へ出力するようにする。圧縮手段23の圧縮方法
としては、例えばランレングス符号化等を使用するよう
にする。
【0099】例えば、実施の形態8で説明した符号化制
御パラメータ■00000000010111111000000■をランレン
グス符号化により送信する場合、連続する■0■と■1■
の数は、順に■0■の数が10、■1■の数が1、■0■
の数が1、■1■の数が6、■0■の数が6となる。1
0、1、1、6、6の各数を4ビットで示せば、もとの
符号化制御パラメータ計24ビットを、■1010■,■000
1■,■0001■,■0110■,■0110■の20ビットで示すこ
とが可能となり、約20%情報量を圧縮できることにな
る。
【0100】以降、圧縮された符号化制御パラメータ1
18は、実施の形態8と同様の動作により、ビデオ信号
多重化部21により可変長符号化され、符号化ビットス
トリーム108に多重化されることになる。
【0101】以上のように、この実施の形態10の符号
化装置によれば、パラメータ蓄積手段12とビデオ信号
多重化部21との間に圧縮手段23を設け、電源立ち上
げ時や、符号化装置内のパラメータ蓄積手段12に蓄積
された符号化制御パラメータが更新され、復号化装置側
の符号化制御パラメータと内容が異なることになった場
合に、パラメータ蓄積手段12から符号化制御パラメー
タ113が出力された場合、圧縮手段23がその符号化
制御パラメータ113を圧縮し、その圧縮した符号化制
御パラメータ118を符号化ビットストリーム108に
多重化して送信するよう構成したため、より圧縮効率の
良い符号化装置を得ることが可能となる。
【0102】なお、この実施の形態10では、圧縮手段
23の圧縮方法としてランレングス符号化装置を用いる
例を示したが、ハフマン符号化装置や算術符号化装置な
どでもよく、圧縮のための符号化方式の手段にこだわる
ものではない。
【0103】実施の形態11.次に、本発明の実施の形
態11である画像復号化装置を図面を参照して説明す
る。図15は、実施の形態10の符号化装置に対応する
本発明の実施の形態11である画像復号化装置の構成を
示すブロック図である。図において、24は符号化装置
側で圧縮された符号化制御パラメータ118を伸長する
伸張手段である。その他については図13と同様のた
め、同一番号を付してその説明を省略する。
【0104】次に動作について説明する。まず、ビデオ
信号分離部22は、符号化ビットストリーム108を可
変長復号し、インター/イントラ切り替え情報106、
符号化側で修正された量子化特性情報115、変換係数
の量子化インデックス105、動きベクトル情報112
を出力する。
【0105】この際、ビデオ信号分離部22は、実施の
形態9と同様の動作により、符号化ビットストリーム1
08中の符号化制御パラメータ等の画像品質情報の有無
を示すフラグ108b(図12参照。)を検出し、符号
化制御パラメータ等の画像品質情報の有を示している場
合は、引き続く符号化制御パラメータ等の画像品質情報
の種別やサイズを示すヘッダー情報108cを解読し
て、圧縮された符号化制御パラメータ118等の画像品
質情報108dを、符号化ビットストリーム108より
分離する。
【0106】そして、伸張手段24は、圧縮された符号
化制御パラメータ118を伸張して、符号化制御パラメ
ータ113を得、これに基づき、パラメータ蓄積手段1
13の蓄積内容を更新する。尚、以降の動作は、実施の
形態9と同様のため説明を省略する。
【0107】以上のように、この実施の形態11の画像
復号化装置によれば、伸張手段24を設け、電源立ち上
げ時や、符号化装置内のパラメータ蓄積手段12に蓄積
された符号化制御パラメータが更新された場合等に、符
号化装置側から圧縮された符号化制御パラメータ118
が符号化ビットストリーム108に多重化されて送信さ
れてきた場合には、圧縮された符号化制御パラメータ1
18を符号化ビットストリーム108から分離して伸張
し、伸長後の符号化制御パラメータ118によりパラメ
ータ蓄積手段12の内容を変更するよう構成したので、
実施の形態10の画像符号化装置の出力する符号化ビッ
トストリーム108を受信した場合でも、正しく画像を
再生することが可能となる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
符号化画像の画像品質を制御することが可能な各画質制
御単位毎に符号化制御パラメータを蓄積するパラメータ
蓄積手段を設け、このパラメータ蓄積手段に蓄積された
符号化制御パラメータと、基準とする量子化特性とに基
づいて、符号化の制御を行うようにしているので、その
基準量子化特性の設定を変えるだけで、各画質制御単位
毎の量子化特性を変更することができ、画質制御単位毎
に量子化特性の設定あるいは変更可能な高効率な符号化
制御を簡易に実現することができる。また、本発明で
は、量子化特性を符号化制御パラメータに基づいて修正
して、その修正した量子化特性情報を送信するよう構成
したので、量子化特性の変更に関する情報の送信を抑制
することができ、効率の良い符号化装置および復号化装
置を実現することができる。これにより、伝送路や蓄積
媒体をより有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である画像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1での画像符号化装置のパラメー
タ蓄手段12には格納された符号化制御パラメータの一
例を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2である画像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態3である画像復号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態4である画像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態5である画像復号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態6である画像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図8】 実施の形態6の画像符号化装置のパラメータ
蓄積手段17に蓄積された符号化制御パラメータの一例
を示す図である。
【図9】 図8に示す符号化制御パラメータに対応した
画像の一例を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態7である画像符号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図11】 本発明の実施の形態8である画像符号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図12】 実施の形態8における符号化ビットストリ
ームの一例を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態9である画像復号化装
置の構成を示すブロック図である。
【図14】 本発明の実施の形態10である画像符号化
装置の構成を示すブロック図である。
【図15】 本発明の実施の形態11である画像復号化
装置の構成を示すブロック図である。
【図16】 従来の画像符号化装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図17】 従来の画像復号化装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】 画像の一例を示す図である。
【図19】 図18に示す画像マクロブロックに分割し
た例を示す図である。
【図20】 図19に示す画像分割に基づいて高品質が
要求されるマクロブロック(MB)を示す図である。
【図21】 図19に示す画像分割に基づく各マクロブ
ロックの量子化特性(QP)を示す図である。
【符号の説明】 1 減算器、2 インタ(フレーム内)ー/イントラ
(フレーム間)切り替えセレクタ、3 DCT部、4
量子化部、5 ビデオ信号多重化部、6 符号化制御
部、7 逆量子化部、8 逆DCT部、9 スイッチ、
10 加算器、11動き補償予測機能付フレームメモ
リ、12 パラメータ蓄積手段、13 符号化制御部、
14 量子化特性修正手段、15 量子化特性復元手
段、16 セレクタ、101 画像データ、102 予
測画像、103 予測誤差信号、104変換係数、10
5 量子化インデックス、106 インター/イントラ
切り替え情報、107 量子化特性情報、108 符号
化ビットストリーム、109変換係数、110 予測誤
差信号、111 復号画像データ、112 動きベクト
ル情報、113 符号化制御パラメータ、114 量子
化特性情報、115修正された量子化特性情報。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を符号化する画像符号化装置におい
    て、 上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御単位
    毎に符号化制御パラメータを蓄積したパラメータ蓄積手
    段と、 上記パラメータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメ
    ータと上記画像毎の量子化特性とに基づいて画質制御単
    位毎の量子化特性を求め、この画質制御単位毎の量子化
    特性により上記画像の符号化を制御する符号化制御手段
    と、を有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 上記符号化制御手段が求めた量子化特性
    をパラメータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメー
    タに応じて修正する量子化特性修正手段と、 上記量子化特性修正手段によって修正された量子化特性
    を符号化ビットストリームに多重化する多重化手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装
    置。
  3. 【請求項3】 上記符号化制御手段が求めた量子化特性
    をパラメータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメー
    タに応じて修正する量子化特性修正手段と、 上記量子化特性修正手段が修正した量子化特性、あるい
    は上記符号化制御手段が求めた量子化特性のうちいずれ
    か一方を選択して出力する量子化特性切替手段と、 上記量子化特性切替手段が選択した量子化特性を符号化
    ビットストリームに多重化する多重化手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 パラメータ蓄積手段を複数設けるととも
    に、複数のパラメータ蓄積手段の内1つを選択する選択
    手段を設け、 多重化手段は、さらに選択手段によって選択されたパラ
    メータ蓄積手段を示すパラメータ蓄積手段識別情報を符
    号化ビットストリームに多重化して送信することを特徴
    とする請求項2または請求項3記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 多重化手段は、さらにパラメータ蓄積手
    段に蓄積された符号化制御パラメータを符号化ビットス
    トリームに多重化して送信することを特徴とする請求項
    2または請求項3記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 パラメータ蓄積手段に蓄積された符号化
    制御パラメータを圧縮して多重化手段に出力して圧縮さ
    れた符号化制御パラメータを符号化ビットストリームに
    多重化させる圧縮手段を有することを特徴とする請求項
    5記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 符号化ビットストリームを復号して画像
    を復元する画像復号化装置において、 上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御単位
    毎に符号化制御パラメータを蓄積したパラメータ蓄積手
    段と、 上記符号化ビットストリームより量子化特性を分離する
    分離手段と、 上記分離手段により分離された量子化特性を上記パラメ
    ータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメータに基づ
    き修正して画質制御単位毎の量子化特性を復元する量子
    化特性復元手段と、 上記量子化特性復元手段からの量子化特性に基づいて上
    記符号化ビットストリームから画像を復元する復号手段
    と、 を有することを特徴とする画像復号化装置。
  8. 【請求項8】 符号化ビットストリームを復号して画像
    を復元する画像復号化装置において、 上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御単位
    毎に符号化制御パラメータを蓄積したパラメータ蓄積手
    段と、 上記符号化ビットストリームより量子化特性を分離する
    分離手段と、 上記分離手段により分離された量子化特性が修正前ある
    いは修正後の量子化特性であるか否かを識別し、修正前
    の量子化特性であればそのまま出力する一方、修正後の
    量子化特性であれば上記パラメータ蓄積手段に蓄積され
    た符号化制御パラメータに基づき修正して画質制御単位
    毎の量子化特性を復元する量子化特性復元手段と、 上記量子化特性復元手段からの量子化特性に基づいて上
    記符号化ビットストリームから画像を復元する復号手段
    と、 を有することを特徴とする画像復号化装置。
  9. 【請求項9】 符号化ビットストリームを復号して画像
    を復元する画像復号化装置において、 上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御単位
    毎に符号化制御パラメータを蓄積した複数のパラメータ
    蓄積手段と、 上記符号化ビットストリームより量子化特性およびパラ
    メータ蓄積手段識別情報を分離する分離手段と、 上記分離手段により分離されたパラメータ蓄積手段識別
    に基づいて上記複数のパラメータ蓄積手段を選択する選
    択手段と、 この選択されたパラメータ蓄積手段に蓄積された符号化
    制御パラメータに基づき上記分離手段により分離された
    量子化特性を修正して画質制御単位毎の量子化特性を復
    元する量子化特性復元手段と、 上記量子化特性復元手段からの量子化特性に基づいて上
    記符号化ビットストリームから画像を復元する復号手段
    と、 を有することを特徴とする画像復号化装置。
  10. 【請求項10】 符号化ビットストリームを復号して画
    像を復元する画像復号化装置において、 上記符号化ビットストリームより符号化制御パラメータ
    および量子化特性を分離する分離手段と、 上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御単位
    毎に符号化制御パラメータを蓄積すると共に、上記分離
    手段により符号化制御パラメータが分離された場合には
    その符号化制御パラメータに更新するパラメータ蓄積手
    段と、 上記分離手段により分離された量子化特性を上記パラメ
    ータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメータに基づ
    き修正して画質制御単位毎の量子化特性を復元する量子
    化特性復元手段と、 上記量子化特性復元手段からの量子化特性に基づいて上
    記符号化ビットストリームから画像を復元する復号手段
    と、 を有することを特徴とする画像復号化装置。
  11. 【請求項11】 符号化ビットストリームを復号して画
    像を復元する画像復号化装置において、 上記符号化ビットストリームより圧縮符号化制御パラメ
    ータおよび量子化特性を分離する分離手段と、 上記分離手段により分離された圧縮符号化制御パラメー
    タを伸長する伸長手段と、 上記符号化画像の画像品質を制御可能な各画質制御単位
    毎に符号化制御パラメータを蓄積すると共に、上記伸長
    手段により圧縮符号化制御パラメータが伸長された場合
    には伸長された符号化制御パラメータに更新するパラメ
    ータ蓄積手段と、 上記分離手段により分離された量子化特性を上記パラメ
    ータ蓄積手段に蓄積された符号化制御パラメータに基づ
    き修正して画質制御単位毎の量子化特性を復元する量子
    化特性復元手段と、 上記量子化特性復元手段からの量子化特性に基づいて上
    記符号化ビットストリームから画像を復元する復号手段
    と、を有することを特徴とする画像復号化装置。
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