JPH11242627A - データアクセス方法およびプログラムを記録した媒体 - Google Patents

データアクセス方法およびプログラムを記録した媒体

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JPH11242627A
JPH11242627A JP10043618A JP4361898A JPH11242627A JP H11242627 A JPH11242627 A JP H11242627A JP 10043618 A JP10043618 A JP 10043618A JP 4361898 A JP4361898 A JP 4361898A JP H11242627 A JPH11242627 A JP H11242627A
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JP
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class
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search
node
pointer
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Pending
Application number
JP10043618A
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English (en)
Inventor
Shuichi Nishioka
秀一 西岡
Fumikazu Konishi
史和 小西
Junichi Kuroiwa
淳一 黒岩
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 継承関係を持つデータに対するクラス内検
索、クラス配下検索の種類に依存せず、高速な検索が可
能に構築されたインデックス構造とデータアクセス方法
を提供する。 【解決手段】 継承された属性について個々のクラスご
とにインデックス410、411、412を付与し、そ
のインデックス間に継承関係に基くリンクであるポイン
タ420を保持し、あるクラスを指定してそのクラスの
属性を継承している全てのクラスを検索対象とするクラ
ス配下検索において、そのクラスに付与したインデック
ス410を選択し、そのインデックスを探索し、そのイ
ンデックスに保持されているポインタ420を辿ること
により、検索対象となるクラスに付与されたインデック
スを選択し、そのインデックスを探索することにより、
検索を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベース管理
システムにおける、継承関係を保持するデータに対する
インデックスの管理方法および検索方法に関し、特に管
理および検索のためのデータアクセス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は継承関係を持つデータのクラス構
造を示すための模式図である。継承関係を保持するデー
タとは、図7に示すような構造のデータである。図7に
おける符号700をクラスと呼ぶ。クラスとは、同じ属
性を持ったデータの枠組である。クラスの関係を表す符
号701は継承を意味する。継承により定義されたクラ
スは、親クラス702と子クラス703の関係を持つ。
子クラスは、親クラスの属性を全て引き継ぎ、さらに別
の属性を加えて定義されたクラスである。クラスの中の
一つ符号704で示されるものを最上位クラスと呼ぶ。
また、符号705で示されるものを最下位クラスと呼
ぶ。
【0003】継承関係を保持するデータに対する検索の
方法には、2通りある。継承関係のクラスの中から、任
意のクラスを指定し、そのクラス内のデータを検索対象
とするクラス内検索と、任意のクラスを指定し、その指
定したクラスおよびそのクラスの属性を継承している全
ての子クラスのデータを検索対象とするクラス配下検索
である。
【0004】上記の2種類の検索を高速化するために、
データをメモリ上に常駐させ、さらにメモリアーキテク
チャにおいて有効とされているT木インデックスを構築
した場合を例にとる。図8は従来例のT木インデックス
の構成を説明するための模式的構成図である。図8にお
ける従来のT木インデックス80は、T木本体800と
キー値格納領域804と重複キー格納領域805とで構
成されている。T木本体800は、複数のノード801
とノード801の間を結合するノード間ポインタ802
とから成り立っている。T木本体のノードの中で最上位
にあるノード801を、他と区別してルート(根)80
7と呼ぶ。各ノード801には、キー値へのポインタ8
03が格納されており、キー値自体はT木本体800と
は別のキー値格納領域804に格納されている。重複キ
ー値もノード801には直接格納されず、T木本体80
0とは別の重複キー格納領域805に格納されている。
ただし、キー値格納領域804、重複キー格納領域80
5は必ず存在するとは限らず、T木本体800に格納さ
れる場合もある。
【0005】図8に示したようなインデックス80を、
図7におけるクラス700ごとに1インデックス80が
対応している場合を考える。
【0006】クラス内検索を行う場合には、指定された
クラス700に対応する一つのインデックス80を特定
し、そのインデックス80を探索する。
【0007】また、クラス配下検索を行う場合は、指定
されたクラス700に対応する一つのインデックス80
を特定し、そのインデックス80を探索する。その後、
クラス構造等を管理しているスキーマに継承関係を参照
することにより、指定された親クラス702の属性を継
承している子クラス703のインデックス80を特定
し、そのインデックス80を毎回ルート807から探索
する。以上のような処理を最下位クラス705に至るま
で繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の方法で
は、以下に示す問題があった。図9はインデックス群と
スキーマとの参照関係を示す模式図であり、(a)は従
来例を示し、(b)は本発明を示す。従来例では図9
(a)に示したように、各クラス700でインデックス
80を構築した場合、クラス内検索は、検索対象とイン
デックス80を作成した対象が一致するため、指定され
たクラス700のインデックス80を特定すれば、その
インデックス80を探索することにより効率的に行え
る。しかし、クラス配下検索は、インデックス群81内
ではそれぞれのインデックス80間の継承関係が規定さ
れていないため、指定された親クラス702のインデッ
クス80を特定し探索した後、スキーマ82から継承関
係を参照して検索対象の子クラス703を特定する処理
が更に必要になるため、効率的な検索対象の絞り込みが
行えない。参考までに本発明では図9(b)に示すよう
にインデックス群81内の各インデックスは継承関係8
3によって結合されているためスキーマ82を参照する
ことなく検索対象の子クラス703が特定できる。
【0009】この発明が解決しようとする課題は、継承
関係を持つデータに対するクラス内検索、クラス配下検
索の種類に依存せず、高速な検索が可能に構築されたイ
ンデックス構造とデータアクセス方法を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデータアクセス
方法は、継承関係にあるクラスを管理可能で、かつイン
デックスを有するデータベース管理システムにおいて、
継承された属性について個々のクラスごとにインデック
スを付与し、そのインデックス間に継承関係に基くリン
クを保持し、あるクラスを指定してそのクラスの属性を
継承している全てのクラスを検索対象とするクラス配下
検索において、そのクラスに付与したインデックスを選
択し、そのインデックスを探索し、そのインデックスに
保持されているリンクを辿ることにより、検索対象とな
るクラスに付与されたインデックスを選択し、そのイン
デックスを探索することにより、検索を実行する。
【0011】インデックス間に継承関係に基づいて保持
されたリンクが、継承関係を有するインデックスのルー
ト間を結合するポインタであってもよい。
【0012】また、インデックス間に継承関係に基づい
て保持されたリンクが、親クラスのインデックスのノー
ドとそのノードの最大値と最小値とを配下に含む子クラ
スのノードとの間を結合するポインタであってもよい。
【0013】さらに、インデックス間に継承関係に基づ
いて保持されたリンクが、親クラスのインデックスのノ
ードに含まれるキー値と子クラスのインデックスのノー
ドに含まれる同じ値のキー値との間を結合するポインタ
であってもよい。
【0014】上述のように、本発明によれば、継承情報
をインデックス自体に保持させることにより、スキーマ
を参照する処理が不要となるため、クラス配下検索が高
速に行える。また、これによってクラス内検索の効率が
劣ることはない。
【0015】このことにより、継承関係を持つデータに
対して検索を行う場合、検索の種類に依存せず、高速に
検索を行うことが可能なる。
【0016】
【発明の実施の形態】先ず、本発明のインデックス構造
を備えたデータベースシステムについて図面を参照して
説明する。図1は本発明のインデックス構造が構築され
たデータベースシステムの模式的ブロック図である。デ
ータベースシステムはデータベース110と、オペレー
ティングシステム120と、データベース管理システム
130と、アプリケーション150とを備えている。
【0017】データベース110にはレコードを収容し
たテーブル111a、111b、111cと、属性とク
ラスに対応して構築された複数のインデックス112か
らなるインデックス群113とが構築されており、イン
デックス群113内のインデックス112は本発明の特
徴である継承関係を示すリンク114で結合されてい
る。データベース管理システム130にはクラス間の継
承関係やクラスにおける属性を管理するスキーマ管理モ
ジュール140と、インデックス112を操作するため
のインデックス操作モジュール131と、アプリケーシ
ョン150からデータベース110にアクセスするため
の制御プログラムを記録した記録媒体139とが設けら
れている。アプリケーション150から例えば「クラス
Aの属性aがXXは?」との問い合わせがデータベース
管理システム130にあると、データベース管理システ
ム130はスキーマ管理モジュール140とインデック
ス操作モジュール131によりデータベース110のイ
ンデックス群113にアプローチし所望のテーブルへの
ポインタを取り出してアプリケーション150に返却す
る。
【0018】本発明の実施の形態では、データアクセス
のためのインデックスを次の構造で構築する。 (1)同一属性について、クラス毎に構築したインデッ
クス112間に、継承関係をリンク114として保持さ
せる。
【0019】また、本発明の実施の形態では、データア
クセスを次の方法で行う。先ずアプリケーション150
の指示により、指定の属性について上記インデックス1
12を用い、あるクラスを指定して、目的のキー値につ
いて指定されたクラス内を検索対象とするクラス内検索
を行う場合には、 (1)指定された属性の指定されたクラスのインデック
ス112を特定する。 (2)そのインデックス112をルートから探索する。 (3)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタをアプリケーション150
に返却する。
【0020】また、アプリケーション150の指示によ
り、上記インデックス112を用いて、あるクラスを指
定して、そのクラスの属性を継承している全てのクラス
を検索対象とするクラス配下検索を行う場合には、 (1)指定された属性の指定されたクラスのインデック
ス112を特定する。 (2)そのインデックス112をルートから探索する。 (3)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタをアプリケーション150
に返却する。 (4)そのクラスのインデックス112からのリンクに
よりそのクラスの属性を継承しているクラスのインデッ
クス112を選択して探索し、そのキー値を求めてアプ
リケーション150にそこに格納されているレコードへ
のポインタを返却するすることを最下位クラスのインデ
ックスを探索し終えるまで繰り返す。
【0021】制御プログラムは記録媒体139からイン
デックス操作モジュール131に読み込まれインデック
ス操作モジュール131の動作を制御する。インデック
ス操作モジュール131は制御プログラムの制御により
以下の処理を実行する。
【0022】即ち、継承関係にあるクラスを管理可能
で、かつインデックスを有するデータベース管理システ
ムにおいて、継承された属性について、個々のクラスご
とにインデックスを付与する処理と、それらのインデッ
クス間に継承関係に基づいてリンクを保持する処理と、
あるクラスを指定してそのクラス内を検索対象とするク
ラス内検索においては、指定された属性の指定されたク
ラスのインデックスを特定し、そのインデックスをルー
トから探索して検索を実行する処理と、あるクラスを指
定してそのクラスの属性を継承している全てのクラスを
検索対象とするクラス配下検索においては、指定された
属性の指定されたクラスのインデックスを特定し、その
インデックスのルートから探索して検索し、そのインデ
ックスからのリンクによりそのクラスの属性を継承して
いる全てのクラスのインデックスを探索して検索を実行
する処理と、を実行する。
【0023】次に、本発明の実施例について説明する。
図2は実施例の対象とする継承関係を保持しているクラ
ス構造の模式的構成図であり、(a)は構造図、(b)
はクラスと識別子、属性との関係図である。このクラス
構造は親クラスであるAクラスと子クラスであるBクラ
スおよびCクラスとから構成され、識別子はAクラスが
1、Bクラスが2、Cクラスが3となっており、属性は
Aクラスが属性a、属性b、Bクラスが属性a、属性
b、属性c、Cクラスが属性a、属性b、属性dとなっ
ている。
【0024】[実施例1]図2、図3に基づいて実施例
1を説明する。図3は図2に示すようなA、B、Cクラ
スに継承関係が存在する場合に、属性aについて構築し
た本発明の実施例1のインデックスの構造を説明するた
めの模式的構成図である。
【0025】先ずインデックスの構築方法について説明
する。図2に示すようなA、B、Cクラスに継承関係が
存在する場合について、次の構成で属性aについて図3
に示すインデックスを構築した。 (1)属性aが定義されているクラスに対応してAクラ
スのインデックス310、Bクラスのインデックス31
1、Cクラスのインデックス312を構築する。 (2)スキーマの継承関係を参照して、それらのインデ
ックスのルート314同士をポインタ313をリンクと
して結合する。
【0026】次に、上記のインデックスを用いた検索方
法について説明する。
【0027】属性aについてAクラスを指定したクラス
内検索は、以下の処理を行う。 (1)指定されたAクラスのインデックス310を特定
する。 (2)そのインデックス310をルート314から探索
する。 (3)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタを返却する。
【0028】属性aについてAクラスを指定したクラス
配下検索は、以下の処理を行う。 (1)指定されたAクラスのインデックス310を特定
する。 (2)そのインデックス310をルート314から探索
する。 (3)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタを返却する。 (4)Aクラスのインデックス310のルートから結合
されているポインタ313を辿る。 (5)ポインタ313を辿った先のインデックス311
および312をルート314から再び探索する。 (6)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタを返却する。 上記の(4)〜(6)の処理を探索しているインデック
ス310のルート314から結合されているポインタ3
13が存在しなくなるまで繰り返す。このことにより、
指定した親クラスの属性を継承している全ての子クラス
のインデックスを探索することが可能となる。
【0029】[実施例2]図2、図4および図5に基づ
いて実施例2を説明する。図4は図2に示すようなA、
B、Cクラスに継承関係が存在する場合に、属性aにつ
いて構築した本発明の実施例2のインデックスの構造を
説明するための模式的構成図であり、 T木インデック
スとした場合である。図5は実施例2のインデックス間
のリンクの結合方法を示す模式的構成図である。
【0030】先ずインデックスの構築方法について説明
する。図2に示すようなA、B、Cクラスに継承関係が
存在する場合、次の構成で属性aについて図4に示すイ
ンデックスを構築した。 (1)属性aが定義されているクラスに対応してAクラ
スのインデックス410、Bクラスのインデックス41
1、Cクラスのインデックス412を構築する。 (2)スキーマの継承関係を参照して、親クラスのイン
デックスのノード401と子クラスのノード401とを
ポインタ420をリンクとして結合する。結合の方法は
図5に示したように、親クラスのインデックス414
(例えば図4ではAクラスのインデックス410)のノ
ード415と以下に示す条件の子クラスのインデックス
416(例えば図4ではBクラスのインデックス41
1)のノード417とをポインタ420で結合する。そ
の条件はポインタ420で結合する子クラスのインデッ
クス416のノード417は、親クラスのインデックス
414のノード415に含まれる最小値418と最大値
419をノード417の配下に含んでいることである。
図5では親クラスのインデックス414のノード415
における最小値“10”と最大値“30”を、子クラス
のインデックス416のノード417の配下に含んでい
る。 (3)この操作を親クラスのインデックス414の全て
のノード415について実行する。(2)の処理をBク
ラスのインデックス411、 Cクラスのインデックス
412を子クラスとして持つAクラスのインデックス4
10のノードにおいて処理した一部の例を図4に示す。
図4ではそのようにしてAクラスのインデックス410
の各ノード401が、Bクラスのインデックス411お
よびCクラスのインデックス412のノード401にポ
インタ420で結合されている。
【0031】次に、上記のインデックスを用いた検索方
法について説明する。
【0032】属性aについてAクラスを指定したクラス
内検索は、以下の処理を行う。 (1)指定されたAクラスのインデックス410を特定
する。 (2)そのインデックス410をルート407から探索
する。 (3)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタを返却する。
【0033】属性aについてAクラスを指定したクラス
配下検索は、以下の処理を行う。 (1)指定されたAクラスのインデックス410を特定
する。 (2)そのインデックス410をルート407から探索
する。 (3)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタを返却する。 (4)そのキー値が存在するノード401から、ノード
間のポインタ420を辿る。 (5)ポインタ420を辿った先の、インデックス41
1および412のノード401から再び探索を行う。 (6)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタを返却する。 上記の(4)〜(6)の処理をノード401から結合さ
れているポインタ420が存在しなくなるまで繰り返
す。このことにより、指定したクラスの属性を継承して
いる全ての子クラスのインデックスを探索することが可
能となる。また、子クラスのインデックスの探索を、ル
ートからではなく、キー値が存在する親クラスのインデ
ックスのノード401の最大値と最小値を配下に含むノ
ードから行うため、実施例1よりも更に効率的となる。
【0034】[実施例3]図2、図6に基づいて実施例
3を説明する。図6は図2に示すようなA、B、Cクラ
スに継承関係が存在する場合に、属性aについて構築し
た本発明の実施例3のインデックスの構造を説明するた
めの模式的構成図であり、 T木インデックスとした場
合である。
【0035】先ずインデックスの構築方法について説明
する。図2に示すようなA、B、Cクラスに継承関係が
存在する場合、次の構成で属性aについて図6に示すイ
ンデックスを構築した。 (1)属性aが定義されているクラスに対応してAクラ
スのインデックス610、Bクラスのインデックス61
1、Cクラスのインデックス612を構築する。 (2)スキーマの継承関係を参照して、Aクラスのイン
デックス610におけるキー値と、Bクラスのインデッ
クス611とCクラスのインデックス612におけるキ
ー値が同一であるものについて、ポインタ621で結合
する。
【0036】次に、上記のインデックスを用いた検索方
法について説明する。
【0037】属性aについてAクラスを指定したクラス
内検索は、以下の処理を行う。 (1)指定されたAクラスのインデックス610を特定
する。 (2)そのインデックス610をルート607から探索
する。 (3)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタを返却する。
【0038】属性aについてAクラスを指定したクラス
配下検索は、以下の処理を行う。 (1)指定されたAクラスのインデックス610を特定
する。 (2)そのインデックス610をルート607から探索
する。 (3)目的のキー値が見つかった場合、そこに格納され
ているレコードへのポインタを返却する。 (4)そのキー値から、キー間のポインタ621を辿
る。 (5)ポインタ621を辿った先のキー値を返却する。 上記の(4)〜(5)の処理をキー値から結合されてい
るポインタ621が存在しなくなるまで繰り返す。この
ことにより、指定したクラスの属性を継承している全て
の子クラスのインデックスを探索することが可能とな
る。また、一度インデックスを探索した後は、ポインタ
を辿るのみのため、実施例2よりも更に効率的となる。
【0039】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、継承情
報をインデックス自体に保持させることにより、スキー
マを参照する処理が不要となるため、クラス配下検索が
高速に行えるという効果がある。また、これによってク
ラス内検索の効率が劣ることはない。
【0040】また、このことにより、継承関係を持つデ
ータに対して検索を行う場合、検索の種類に依存せず、
高速に検索を行うことが可能なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインデックス構造が構築されたデータ
ベースシステムの模式的ブロック図である。
【図2】実施例の対象とする継承関係を保持しているク
ラス構造の模式的構成図である。(a)は構造図であ
る。(b)はクラスと識別子、属性との関係図である。
【図3】本発明の実施例1のインデックスの構造を説明
するための模式的構成図である。
【図4】本発明の実施例2のインデックスの構造を説明
するための模式的構成図である。
【図5】実施例2のインデックス間のリンクの結合方法
を示す模式的構成図である。
【図6】本発明の実施例3のインデックスの構造を説明
するための模式的構成図である。
【図7】継承関係を持つデータのクラス構造を示すため
の模式図である。
【図8】従来例のT木インデックスの構成を説明するた
めの模式的構成図である。
【図9】インデックス群とスキーマとの参照関係を示す
模式図である。(a)は従来例を示す。(b)は本発明
を示す。
【符号の説明】
110 データベース 111a、111b、111c テーブル 112 インデックス 113 インデックス群 114 リンク 120 オペレーティングシステム 130 データベース管理システム 131 インデックス操作モジュール 139 記録媒体 140 スキーマ管理モジュール 150 アプリケーション 201 Aクラス 202 Bクラス 203 Cクラス 310、410、610 Aクラスのインデックス 311、411、611 Bクラスのインデックス 312、412、612 Cクラスのインデックス 313 継承関係を意味するルート間ポインタ 314、407、607 ルート 401、415、417、601 ノード 414 親クラスのインデックス 416 子クラスのインデックス 418 ノード415における最大値 419 ノード415における最小値 420、621 ポインタ 700 クラス 701 継承 702 親クラス 703 子クラス 704 最上位クラス 705 最下位クラス 80 インデックス 81 インデックス群 82 スキーマ 83 継承関係 800 T木本体 801 ノード 802 ノード間ポインタ 803 キー値へのポインタ 804 キー値格納領域 805 重複キー格納領域 806 ポインタ 807 ルート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継承関係にあるクラスを管理可能で、か
    つインデックスを有するデータベース管理システムにお
    いて、継承された属性について個々のクラスごとにイン
    デックスを付与し、該インデックス間に継承関係に基く
    リンクを保持し、 あるクラスを指定して該クラスの属性を継承している全
    てのクラスを検索対象とするクラス配下検索において、
    該クラスに付与したインデックスを選択し、該インデッ
    クスを探索し、該インデックスに保持されている前記リ
    ンクを辿ることにより、検索対象となるクラスに付与さ
    れたインデックスを選択し、該インデックスを探索する
    ことにより、検索を実行する、ことを特徴としたデータ
    アクセス方法。
  2. 【請求項2】 インデックス間に継承関係に基づいて保
    持された前記リンクが、継承関係を有する前記インデッ
    クスのルート間を結合するポインタである請求項1に記
    載のデータアクセス方法。
  3. 【請求項3】 インデックス間に継承関係に基づいて保
    持された前記リンクが、親クラスのインデックスのノー
    ドと該ノードの最大値と最小値とを配下に含む子クラス
    のノードとの間を結合するポインタである請求項1に記
    載のデータアクセス方法。
  4. 【請求項4】 インデックス間に継承関係に基づいて保
    持された前記リンクが、親クラスのインデックスのノー
    ドに含まれるキー値と子クラスのインデックスのノード
    に含まれる同じ値のキー値との間を結合するポインタで
    ある請求項1に記載のデータアクセス方法。
  5. 【請求項5】 アプリケーションからデータベースにア
    クセスするための制御プログラムを記録した記録媒体で
    あって、 継承関係にあるクラスを管理可能で、かつインデックス
    を有するデータベース管理システムにおいて、継承され
    た属性について、個々のクラスごとにインデックスを付
    与する手順と、 それらのインデックス間に継承関係に基づいてリンクを
    保持する手順と、 あるクラスを指定してそのクラス内を検索対象とするク
    ラス内検索においては、指定された属性の指定されたク
    ラスのインデックスを特定し、そのインデックスのノー
    ドのルートからインデックスの探索を行って検索する実
    行する手順と、 あるクラスを指定してそのクラスの属性を継承している
    全てのクラスを検索対象とするクラス配下検索において
    は、指定された属性の指定されたクラスのインデックス
    を特定し、そのインデックスのノードのルートからイン
    デックスを探索して検索し、そのインデックスからのリ
    ンクによりそのクラスの属性を継承している全てのクラ
    スのインデックスを探索して検索を実行する手順と、を
    実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001222551A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Hitachi Ltd 情報検索方法、および、情報検索システム
JP2009294967A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 木構造のデータに対する集約計算を行うコンピュータ・システム、並びにその方法及びコンピュータ・プログラム
JP2010165184A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Nec Corp 検索装置、検索装置の検索方法及びプログラム

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