JPH11241218A - 高強度ポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法 - Google Patents

高強度ポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法

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JPH11241218A
JPH11241218A JP4207798A JP4207798A JPH11241218A JP H11241218 A JPH11241218 A JP H11241218A JP 4207798 A JP4207798 A JP 4207798A JP 4207798 A JP4207798 A JP 4207798A JP H11241218 A JPH11241218 A JP H11241218A
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JP
Japan
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fiber
sintering
polytetrafluoroethylene resin
extruded
paste
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JP4207798A
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Shigehiro Morishita
滋宏 森下
Hideki Asano
秀樹 浅野
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高強度・高弾性率ポリテトラフルオロエチレ
ン樹脂繊維の製造方法において、焼結工程における繊維
発泡および延伸工程における繊維破断を防止する。 【解決手段】 ポリテトラフルオロエチレン樹脂パウダ
と押出成形助剤である有機溶剤とを配合して得られるコ
ンパウンドを予備成形し、得られる予備成形物を用いて
押出成形してペースト押出繊維とし、得られるペースト
押出繊維を焼結し、次いで延伸する方法において、上記
焼結および延伸の前に予備加熱工程を設け、ペースト押
出繊維を乾燥した後該予備加熱工程にて予備加熱と焼結
と延伸とを連続して行うかもしくは、上記ペースト押出
繊維を乾燥せずに、該予備加熱工程にて未焼結繊維を予
備加熱し、予備加熱と焼結と延伸とを連続して行うポリ
テトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)樹脂繊維の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高強度・高弾性率ポリテトラフルオロエ
チレン樹脂繊維の製造は以下の方法で行なわれる。
【0003】ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粉末と
押出助剤として適当な有機溶剤を混合してコンパウンド
とし、得られたコンパウンドを用いて加圧成形して押出
成形用の予備成形物としてビレットを製造する。得られ
たビレットを用いてペースト押出機(図3参照)で成形
してペースト押出繊維とする。
【0004】図3はペースト押出機の概略図である。
【0005】ビレット10をペースト押出機のシリンダ
12に挿入し、50℃〜60℃に加熱する。次いでラム
13で加圧してダイス11を通して直径0.5mm以下
のペースト押出繊維15Aとする。
【0006】得られたペースト押出繊維15Aを、ダイ
ス11の下側に設けられた4〜5m程度の乾燥炉14内
を一直線に降下して通過させて乾燥する。乾燥炉入口温
度は100℃、出口温度は250℃で、乾燥によって押
出助剤として配合された有機溶剤が除去される。
【0007】乾燥炉14内でペースト押出繊維が一直線
に降下するようにされ、おりかえされるようなことがな
いのは、一般的に押出速度にゆらぎがあるためである。
また、上記のようにダイスの下側に乾燥炉14を設ける
ためにペースト押出装置は全体として大掛りなものとな
る。
【0008】得られた乾燥ペースト押出繊維をポリテト
ラフルオロエチレン樹脂組成物の融点以上で焼結し、次
いで延伸する。(図2参照) 図2は焼結、延伸装置の概略図である。
【0009】得られた乾燥ペースト押出繊維を、焼結用
ローラ4および延伸用ローラ6を具え、380℃〜40
0℃の温度範囲に制御された恒温槽2内に導き、焼結用
ローラ4部で焼結する。
【0010】得られた焼結繊維は直ちに延伸用ローラ6
を用いて延伸し、延伸繊維は直ちに恒温槽2外の引取ロ
ーラ7で恒温槽2外に取出して冷却した後に、巻取装置
8で巻取って目的とするポリテトラフルオロエチレン樹
脂繊維を得る。この場合の延伸倍率は30〜100倍程
度とされる。
【0011】従来技術の問題点は以下の如くである。
【0012】押出成形直後のペースト押出繊維を乾燥す
るための乾燥工程用の乾燥炉が比較的に長い垂直距離を
必要とし、且つ押出成形機のダイスの直下に設置される
必要があるので、押出成形工程の関連装置が全体として
大掛りなものとなる。
【0013】得られた乾燥ペースト押出繊維を焼結およ
び延伸工程用の恒温槽に送入すると急激に加熱され、そ
の結果として恒温槽内で繊維発泡し、あるいは延伸中の
繊維が破断し、あるいはまた延伸後の繊維の力学的特性
が低下する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高強
度・高弾性率ポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製
造方法における、焼結工程の繊維発泡、延伸工程の繊維
破断の問題を解決した高強度・高弾性率ポリテトラフル
オロエチレン樹脂繊維の製造方法を提供することにあ
る。また本発明は、ペースト押出繊維の製造のための押
出成形に直結した乾燥工程用の乾燥炉を併設しない高強
度・高弾性率ポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製
造方法も可能とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂繊維の製造方法において、焼結工程の前に予備
加熱工程を設けて、押出成形工程で得られたペースト押
出繊維を予め乾燥し、あるいは乾燥することなく上記予
備加熱工程で予備加熱し、次いで焼結し、さらに延伸す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、ポリテトラフル
オロエチレン樹脂パウダと押出成形助剤である有機溶剤
とを配合して得られるコンパウンドを予備成形し、得ら
れる予備成形物を用いて押出成形してペースト押出繊維
とし、得られるペースト押出繊維を焼結し、次いで延伸
するポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法に
おいて、上記焼結および延伸の前に予備加熱工程を設け
たポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法であ
る。
【0017】本発明の方法であって、乾燥したペースト
押出繊維を予備加熱する一群の方法は、ポリテトラフル
オロエチレン樹脂パウダと押出成形助剤である有機溶剤
とを配合して得られるコンパウンドを予備成形し、得ら
れる予備成形物を用いて押出成形してペースト押出繊維
とし、得られるペースト押出繊維を焼結し、次いで延伸
するポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法に
おいて、上記ペースト押出繊維を乾燥した後であって且
つ、上記焼結および延伸の前に予備加熱工程を設けて未
焼結繊維を予備加熱し、上記予備加熱と焼結と延伸とを
連続して行うポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製
造方法である。
【0018】本発明の方法であって、未乾燥のペースト
押出繊維を予備加熱する一群の方法は、ポリテトラフル
オロエチレン樹脂パウダと押出成形助剤である有機溶剤
とを配合して得られるコンパウンドを予備成形し、得ら
れる予備成形物を用いて押出成形してペースト押出繊維
とし、得られるペースト押出繊維を焼結し、次いで延伸
するポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法に
おいて、上記ペースト押出繊維を乾燥せずに、上記焼結
および延伸の前に予備加熱工程を設けて未焼結繊維を予
備加熱し、上記予備加熱と焼結と延伸とを連続して行う
ポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法であ
る。
【0019】本発明の方法であって、予備加熱工程で使
用する熱として後続する焼結および延伸工程の熱を利用
する一群のものは、予備加熱工程の起源として、後続す
る焼結および延伸に用いる高温恒温加熱手段の熱をリー
クして用い、これによって形成される温度勾配を利用し
て予備加熱を行う請求項1、2または3記載のポリテト
ラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法である。
【0020】
【実施例】(実施例1)以下、乾燥手段と予備加熱手段
とが併用される実施例について説明する。
【0021】(1)樹脂−押出助剤混合物(コンパウン
ド)の製造工程 PTFE樹脂微粉末(ふるいを通してさらさらにした状
態のファインパウダ)の4重量部と押出助剤である有機
溶剤の1重量部とを配合して混合・分散用容器内に密封
し、上記混合・分散用容器を回転手段の架台上で回転さ
せてPTFE樹脂微粉末と押出助剤とを十分に混合・分
散させた後、さらに数時間静置する。
【0022】(2)予備成形体の製造工程 前工程で得られたPTFE樹脂微粉末−押出助剤混合物
を加圧成形手段によって成形し、押出工程用の予備成形
体であるビレットを製造する。加圧成形圧力は数kg/
cm2 程度とし、この圧力に数分間保持する。
【0023】(3)ペースト押出繊維の製造工程 前工程で得られたPTFE樹脂微粉末−押出助剤混合物
から成る予備成形体(ビレット)を用いて押出成形手段
によってペースト押出繊維(モノフィラメント)を製造
する。
【0024】即ち(図3参照)、上記予備成形体(ビレ
ット)10を押出成形手段のシリンダー12内に挿入
し、次いでラム13によって上記予備成形体(ビレッ
ト)10を加圧してダイス11の穴を通して押出された
ポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維15Aとする。上
記押出成形はシリンダ12およびダイス11の温度を5
0℃〜60℃に保持して行う。
【0025】(4)ペースト押出繊維の乾燥工程 前工程で得られたペースト押出繊維を加熱乾燥手段で処
理してペースト押出繊維中の押出助剤としての有機溶剤
を乾燥する。加熱乾燥の開始温度を100℃〜150℃
の程度とし、上昇後の温度を250℃前後とする。
【0026】即ち(図3参照)、上記押出されたポリテ
トラフルオロエチレン樹脂繊維15Aを乾燥炉14の加
熱乾燥室を通過させて押出助剤としての有機溶剤を乾燥
させ、乾燥炉14外の乾燥ペースト押出繊維の巻取装置
8で巻取る。上記乾燥炉14の入口付近温度を100℃
〜150℃程度とし、本体温度は250℃前後とする。
【0027】(5)乾燥ペースト押出繊維の予備加熱工
程 前工程で得られたペースト押出繊維を後続工程で焼結、
延伸する前に予備加熱手段で予備加熱する。予備加熱
は、入口温度を100℃〜150℃程度で開始し、25
0℃まで昇温する。
【0028】即ち(図1参照)、送出しローラ3によっ
て、前工程で得られた乾燥後の押出されたポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂繊維15Aを予備加熱炉1の加熱室
に一定速度に制御して送り出して徐々に温度を上げる。
上記加熱室内にローラを設置して乾燥ペースト押出繊維
(15A)を往復することもできる。予備加熱1の長さ
は約1mである。
【0029】(6)繊維の焼結工程 前工程で得られた予備加熱繊維(未焼結、未延伸の繊
維)を焼結用ローラ、延伸用ローラを具えた加熱手段で
380℃〜400℃に数分間加熱して焼結する。
【0030】即ち(図1参照)、予備加熱ペースト押出
繊維を焼結、延伸用加熱手段の恒温槽2に導入し、焼結
用ローラ4を介しながら380℃〜400℃の温度で数
分間焼結する。
【0031】(7)繊維の延伸工程 前工程で得られた焼結繊維を引続いて上記加熱手段が具
える焼結用ローラと、延伸用ローラとを用いて380℃
〜400℃の温度で延伸する。
【0032】即ち(図1参照)、恒温槽2内の焼結用ロ
ーラ4上の焼結繊維を、上記焼結用ローラ4とこれに後
続する延伸用ローラ6とのローラ間5の位置で延伸す
る。延伸温度は380℃〜400℃の範囲で、延伸用ロ
ーラ6の回転周速度を焼結用ローラ4の回転周速度の3
0〜100倍程度とする。
【0033】(8)延伸繊維の巻取工程 前工程で得られた延伸繊維を延伸後直ちに上記焼結、延
伸用加熱手段外に出し、引取巻取手段で巻取って高強度
PTFE樹脂繊維を得る。
【0034】即ち(図1参照)、恒温槽2内の延伸用ロ
ーラ6上の延伸されたポリテトラフルオロエチレン樹脂
繊維15Bを、恒温槽2外の引取ローラ7で引取り、次
いで巻取装置8で巻取って高強度・高弾性率のPTFE
樹脂繊維(15B)を得る。
【0035】(実施例2)以下、乾燥手段を用いずに予
備加熱手段を用いる他の実施例について説明する。
【0036】(1)樹脂−押出助剤混合物の(コンパウ
ド)の製造工程および予備成形体の製造工程 PTFE樹脂微粉末と押出助剤である有機溶剤とを配合
し、次いで混合・分散手段によって処理してPTFE樹
脂微粉末−押出助剤混合物を製造する。
【0037】得られたPTFE樹脂微粉末−押出助剤混
合物を加圧成形手段で成形してペースト押出繊維の製造
工程用の予備成形体であるビレットを製造する。
【0038】(2)ペースト押出繊維の製造工程 前工程で得られたPTFE樹脂微粉末−押出助剤混合物
から成る予備成形体(ビレット)を押出成形手段によっ
て成形してペースト押出繊維を製造する。
【0039】即ち(図3参照)、乾燥炉14が組合され
ていない押出成形手段を用い、上記予備成形体(ビレッ
ト)をシリンダ12内に挿入し、次いでラム13によっ
て加圧してダイス11の穴を通して押出してペースト押
出繊維とする。シリンダ12およびダイス11の温度を
50℃〜60℃に保持する。
【0040】(3)ペースト押出繊維の予熱工程 前工程で得られたペースト押出繊維(未乾燥)を後続工
程で焼結・延伸する前に予備加熱手段で予備加熱する。
予備加熱は、入口温度を100℃〜150℃程度で開始
し、徐々に温度を上げていき250℃前後で完結する。
予備加熱の間にペースト押出繊維中の押出助剤(有機溶
剤)は乾燥される。
【0041】即ち(図1参照)、送出しローラ3によっ
て押出されたポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維15
A(未乾燥品)を排気装置9を有する予備加熱炉1の加
熱室内を通過させ、次いで焼結・延伸のための恒温槽2
内へ導く。予備加熱炉1の入口付近温度は100℃〜1
50℃程度で、出口付近温度は250℃前後である。押
出助剤(有機溶剤)が乾燥されるので、後続の焼結・延
伸工程でPTFE樹脂繊維が発泡しない。
【0042】(4)繊維の焼結工程 前工程で得られた予備加熱繊維(未焼結、未延伸の繊
維)を焼結用ローラ、延伸用ローラを具えた加熱手段で
380℃〜400℃に温数分間加熱して焼結する。
【0043】即ち(図1参照)、予備加熱ペースト押出
繊維を焼結、延伸用加熱手段の恒温槽2に導入し、焼結
用ローラ4を介しながら380℃〜400℃の温度で数
分間焼結する。
【0044】(5)繊維の延伸工程 前工程で得られた焼結繊維を引続いて上記加熱手段が具
える焼結用ローラと、延伸用ローラとを用いて380℃
〜400℃の温度で延伸する。
【0045】即ち(図1参照)、恒温槽2内の焼結ロー
ラ4上の焼結繊維を、上記焼結ローラ4とこれに後続す
る延伸ローラ6とのローラ間5の位置で延伸する。延伸
温度は380℃〜400℃の範囲で、延伸倍率は30〜
100倍程度とする。
【0046】(6)延伸繊維の巻取工程 前工程で得られた延伸繊維を延伸後直ちに上記焼結、延
伸用加熱手段外に出し、引取巻取手段で巻取って高強度
PTFE樹脂繊維を得る。
【0047】即ち(図1参照)、恒温槽2内の延伸用ロ
ーラ6上の延伸されたポリテトラフロオロエチレン樹脂
繊維15Bを、恒温槽2外の引取ローラ7で引取り、次
いで巻取装置8で巻取って高強度・高弾性率のPTFE
樹脂繊維(15B)を得る。
【0048】なお、一般にペースト押出速度よりも、焼
結速度のほうが小さい。従って、この実施例−2のよう
に焼結工程に直結・付属する予備加熱工程において押出
助剤(有機溶剤)の乾燥を行うようにすると装置全体の
小型化が図れる。
【0049】
【発明の効果】高強度・高弾性率ポリテトラフルオロエ
チレン樹脂繊維の製造方法において、焼結工程における
繊維発泡および延伸工程における繊維破断を防止する。
【0050】また、予備加熱炉に排気装置を設けて乾燥
手段として機能することによって、押出成形工程に接続
される乾燥工程を省略して製造装置全体の小型化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る予備加熱−焼結・延伸−巻取りの
工程概略図である。
【図2】従来の技術による焼結・延伸−巻取りの工程概
略図である。
【図3】ペースト押出繊維製造装置の概略図である。
【符号の説明】
1 予備加熱炉 2 恒温槽 3 送出しローラ 4 焼結用ローラ 5 延伸位置 6 延伸用ローラ 7 引取用ローラ 8 巻取装置 9 排気装置 10 ポリテトラフルオロエチレンビレット 11 ダイス 12 シリンダー 13 ラム 14 乾燥炉 15A 押出されたポリテトラフルオロエチレン樹脂繊
維 15B 延伸されたポリテトラフルオロエチレン樹脂繊

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリテトラフルオロエチレン樹脂パウダ
    と押出成形助剤である有機溶剤とを配合して得られるコ
    ンパウンドを予備成形し、得られる予備成形物を用いて
    押出成形してペースト押出繊維とし、得られるペースト
    押出繊維を焼結し、次いで延伸するポリテトラフルオロ
    エチレン樹脂繊維の製造方法において、上記焼結および
    延伸の前に予備加熱工程を設けたポリテトラフルオロエ
    チレン樹脂繊維の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリテトラフルオロエチレン樹脂パウダ
    と押出成形助剤である有機溶剤とを配合して得られるコ
    ンパウンドを予備成形し、得られる予備成形物を用いて
    押出成形してペースト押出繊維とし、得られるペースト
    押出繊維を焼結し、次いで延伸するポリテトラフルオロ
    エチレン樹脂繊維の製造方法において、上記ペースト押
    出繊維を乾燥した後であって且つ、上記焼結および延伸
    の前に予備加熱工程を設けて未焼結繊維を予備加熱し、
    上記予備加熱と焼結と延伸とを連続して行うポリテトラ
    フルオロエチレン樹脂繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリテトラフルオロエチレン樹脂パウダ
    と押出成形助剤である有機溶剤とを配合して得られるコ
    ンパウンドを予備成形し、得られる予備成形物を用いて
    押出成形してペースト押出繊維とし、得られるペースト
    押出繊維を焼結し、次いで延伸するポリテトラフルオロ
    エチレン樹脂繊維の製造方法において、上記ペースト押
    出繊維を乾燥せずに、上記焼結および延伸の前に予備加
    熱工程を設けて未焼結繊維を予備加熱し、上記予備加熱
    と焼結と延伸とを連続して行うポリテトラフルオロエチ
    レン樹脂繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】 予備加熱工程の熱源として、後続する焼
    結および延伸に用いる高温恒加熱温手段の熱をリークし
    て用い、これによって形成される温度勾配を利用して予
    備加熱を行う請求項1、2または3記載のポリテトラフ
    ルオロエチレン樹脂繊維の製造方法。
JP4207798A 1998-02-24 1998-02-24 高強度ポリテトラフルオロエチレン樹脂繊維の製造方法 Pending JPH11241218A (ja)

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