JPH11241074A - ナフテン酸含有油の処理方法 - Google Patents

ナフテン酸含有油の処理方法

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JPH11241074A
JPH11241074A JP4351198A JP4351198A JPH11241074A JP H11241074 A JPH11241074 A JP H11241074A JP 4351198 A JP4351198 A JP 4351198A JP 4351198 A JP4351198 A JP 4351198A JP H11241074 A JPH11241074 A JP H11241074A
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naphthenate
acid
salt
sodium
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JP4351198A
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Kunio Inao
圀雄 稲生
Nobuyuki Kamimoto
信行 紙元
Takuji Hitotsuya
卓司 一津屋
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UNION SEKIYU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナフテン酸塩を含む石油類、例えばナフ
テン基系原油の脱酸蒸留により脱酸潤滑油を製造する際
に生成するナフテン酸ナトリウム等のナフテン酸金属塩
を含む減圧残油を、特殊な設備や操作なしに比較的高粘
度のままかつ常圧で酸分解することができる。 【解決手段】 ナフテン酸塩を含む石油類から酸処理に
より金属類を除去する方法において、アルカリ土類金属
塩(例えば、硫酸マグネシウム)および乳化破壊剤(例
えば、フェノール樹脂,第4級アンモニウム塩)を用い
ることを特徴とするナフテン酸含有油の処理方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナフテン酸含有油
の処理方法に関し、詳しくは、アルカリ脱酸蒸留により
得られたナフテン酸金属塩を含む減圧残油を高粘度のま
まかつ常圧で酸分解することのできるナフテン酸含有油
の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ナフテン基系原油中には、潤滑油にとっ
て不純物となるナフテン酸が含まれているため、従来、
このナフテン酸を除去するため水素化精製や水酸化ナト
リウム等のアルカリによる脱酸蒸留等の種々の方法が採
られている。例えば、水酸化ナトリウムを使用する脱酸
蒸留においては、未反応水酸化ナトリウム及びナフテン
酸ナトリウム(以下、総称して「ナトリウム分」と記
す)を多量に含みそのままでは重油にならない減圧残油
が副生される(以下、ナトリウム分を含んだ減圧残油を
「脱酸ボトム」と記す)。このため、通常は脱酸ボトム
に希硫酸を添加し、脱酸ボトム中のナトリウム分を水溶
性の硫酸ナトリウムに変化させ、水により抽出すること
でナトリウム分の除去を行う方法が用いられている(以
下、この操作を「酸分解」と記す)が、この場合、含有
されるナフテン酸ナトリウムが界面活性剤として作用す
るため酸分解処理中にエマルジョンが容易に発生し、そ
の操作には特別の注意が必要であった。
【0003】一般に、脱酸ボトムに減圧蒸留残油が存在
する場合、該残油が高粘度であることから更にエマルジ
ョンが発生しやすくなり、また、高比重であることから
水相と油相の比重差が小さくなるため酸分解後の油水分
離が非常に困難となる。このため従来の技術では減圧蒸
留残油を含む脱酸ボトムからのナトリウム分除去は不可
能であった。このような高粘度かつ高比重の脱酸ボトム
を低粘度化、低密度化するため以下のような方法が提案
されてきた。すなわち、(1)高粘度の脱酸ボトムにガ
スオイル等の軽質油を多量に(容量比1:1以上)混合
する方法や、100℃以上の高温で酸分解をする方法、
(2)脱酸ボトムを減圧蒸留残油を含まない低粘度のも
のにするために、原油を蒸留し潤滑油留分と減圧残油を
分離した後に潤滑油留分のみを脱酸蒸留する方法や、特
殊な蒸留装置を用いて溶融水酸化ナトリウムを潤滑油留
分のベーパーのみと接触させて脱酸する方法、である。
しかしながら、上記(1)の方法ではガスオイル等を加
えると処理量が増加するため設備の大型化が必要になる
と共に処理コストも増加し、また高温にすれば常圧では
水分が蒸発するため高圧密閉容器が必要になる等の問題
があった。また、上記(2)の方法では、脱酸された潤
滑油を製造するために少なくとも2回の蒸留操作や特殊
な蒸留操作が必要になる等の問題があり、未だ満足のい
く方法は見出されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記状況下に
おいてなし遂げられたものである。すなわち本発明は、
ナフテン酸塩を含む石油類、例えば、ナフテン基系原油
あるいはその留出油中のナフテン酸を水酸化ナトリウム
等のアルカリで中和し、これを脱酸蒸留して脱酸潤滑油
を製造する際に生成するナフテン酸ナトリウム等の金属
類を含む減圧残油を、特殊な設備や操作なしに比較的高
粘度のままかつ常圧で酸分解することのできるナフテン
酸含有油の処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究の
結果、上記酸分解の際に、乳化破壊剤を添加し、かつこ
れと特定の補助乳化破壊剤を組み合わせ使用することに
より上記本発明の目的を達成しうることを見出したもの
である。本発明はこのような知見に基づきなし遂げられ
たものである。すなわち、本発明は、(1)ナフテン酸
塩を含む石油類から酸処理により金属類を除去する方法
において、アルカリ土類金属塩および乳化破壊剤を用い
ることを特徴とするナフテン酸含有油の処理方法、及び
(2)金属類を除去した石油類と、除去された金属類を
含む洗浄溶液とを連続的に分離する上記(1)記載の処
理方法、を提供するものである。
【0006】以下に、本発明を更に詳細に説明する。本
発明のナフテン酸含有油の処理方法において、原料油と
して用いられるナフテン酸塩を含む石油類としては、例
えば、ナフテン基系原油あるいはナフテン系留出油を原
料とし、これに水酸化ナトリウム等の強アルカリを加え
上記原油中のナフテン酸を中和した後、これを蒸留して
脱酸潤滑油を製造する際に生成するナフテン酸ナトリウ
ム等のナフテン酸金属塩及び未反応アルカリを含有する
減圧残油(脱酸ボトム)が挙げられる。本発明の処理方
法は、上記ナトリウム分等の金属類を除去するため、こ
の脱酸ボトムを酸処理するものであるが、この際、従来
の酸処理に用いられていた希硫酸とともにアルカリ土類
金属塩および乳化破壊剤を使用するものである。
【0007】本発明において、上記酸処理に用いられる
アルカリ土類金属塩は、希硫酸により分解されずに残っ
た微量のナフテン酸ナトリウム等の水溶性のナフテン酸
アルカリを複分解により水不溶性のナフテン酸のアルカ
リ土類金属塩に(2価ナフテン酸金属)に変え、酸分解
時におけるエマルジョン生成防止効果を高めるために使
用するものである。本発明においては、このようなアル
カリ土類金属塩としては、マグネシウム塩が好ましく用
いられ、特に、硫酸マグネシウム,塩化マグネシウム等
が好ましく用いられる。上記アルカリ土類金属塩は、5
〜30容量%の濃度の希硫酸とともに用いることが好ま
しく、後工程での油水分離の点から水相のpHが7.0以
下になるように用いることが好ましい。その使用量は、
上記希硫酸濃度が10容量%の場合に、該希硫酸量の0.
1〜5重量%、更に0.5〜2重量%であることが好まし
く、希硫酸の濃度が異なる場合は、その濃度に応じて適
宜添加量を調整することができる。上記アルカリ土類金
属塩の使用量が、0.1重量%より少ないと添加効果がな
く、また、5重量%を超えて添加しても、その効果はほ
とんど変わらない。
【0008】本発明の方法においては、上記アルカリ土
類金属塩及び希硫酸を添加した後、脱酸ボトムを攪拌す
ることが好ましいが、例えば、該攪拌をプロペラ式攪拌
機で行う場合は、攪拌は常温〜95℃、攪拌強度200
〜600rpm、攪拌時間30〜90分の条件で行うこ
とが好ましい。上記攪拌条件の範囲を逸脱する場合は酸
分解が不充分であったり、油水分離が困難又は不充分と
なり好ましくない場合がある。しかし、攪拌混合につい
てはこの方法に限らない。酸分解が充分に進む程度に通
常の方法で混合すればよい。また必要以上に激しい攪拌
により油水分離が難しくならない程度にしておくのがよ
い。また、乳化破壊剤はエマルジョン生成防止のために
使用するものであり、本発明においては、このような乳
化破壊剤として通常使用しうる種々のものをいずれも使
用できるが、特に、フェノール樹脂系(ノニオン系),
第4級アンモニウム塩系の界面活性剤等が好ましく用い
られる。上記乳化破壊剤は水とともに添加され、その使
用量は水に対し10容量ppm以上、好ましくは50〜
500容量ppm、更に好ましくは50〜100容量p
pmである。乳化破壊剤の使用量が10容量ppmより
少ない場合は、安定した油水分離が困難となり好ましく
ない場合がある。このような乳化破壊剤は、これを上記
使用量含有する水として原料油に対して0.5〜1.5倍量
添加することが好ましい。添加量が0.5倍量より少ない
と安定した油水分離が困難であり、1.5倍量を超える
と、処理設備の大型化が必要となり好ましくない場合が
ある。
【0009】本発明の方法においては、上記乳化破壊剤
及び水を添加した後、脱酸ボトムを攪拌するが、この場
合の攪拌条件については、上記アルカリ土類金属塩及び
希硫酸添加後の攪拌条件と同様の条件を用いることがで
きる。本発明においては、酸処理時のエマルジョンの生
成を効果的に防止するために、最初に硫酸マグネシウム
を加えた希硫酸を添加し、十分に中和した後に乳化破壊
剤を添加した水を加えることが好ましい。このような操
作により、ナフテン酸アルカリを含む減圧残油を高粘度
のままかつ常圧で、再現性よく酸分解することが可能と
なる。
【0010】本発明の処理方法は、前述のようにナフテ
ン酸塩を含む石油類、例えば、ナフテン酸ナトリウム等
のナフテン酸塩の金属塩を含む減圧残油を、特殊な設備
や操作なしに比較的高粘度のままかつ常圧で酸分解する
ことのできるものであり、本発明によれば、50℃にお
ける動粘度がごく低粘度のものから1000mm2 /s
の高粘度のナフテン酸塩を含む石油類にも適用すること
ができる。また、本発明の処理方法においては、上記酸
処理により得られる処理済液は、ナトリウム分を除去し
た石油類と除去されたナトリウム分を含む酸処理溶液と
からなるものである。本発明によれば、これらは攪拌終
了後、30分以上静置することにより油層(上層)と水
層(下層)とに分離することができ、次いで、分離され
た水層を除去することにより石油類を精製することがで
きる。これらの操作は連続式でもバッチ式でもよい。連
続式で行う場合は上層流体と下層流体がほぼ分離できる
滞留時間をとればよい。このようにして得られた上記油
層は必要に応じ、常法により脱水操作を行うことによ
り、製品(重油または重油基材)とすることができる。
脱酸潤滑油を製造する際に生成する減圧残油は、本発明
の処理方法により処理・精製することにより重油または
重油基材として使用することができる。
【0011】
【実施例】以下に、実施例により本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定さ
れるものではない。
【0012】実施例1 ナフテン基系原油に水酸化ナトリウムを加え脱酸蒸留し
て得られた脱酸ボトムにガスオイルを加え、50℃にお
ける粘度を575mm2 /sに調整したものを原料油と
した。この原料油中には灰分が0.7重量%含有されてい
た。尚、灰分はナフテン基系原油中にも元来0.06重量
%程度含まれているものであり、実質脱酸のために使用
した水酸化ナトリウムに起因する灰分は0.64重量%で
ある。原料油に、硫酸マグネシウムを10容量%の希硫
酸に対し1重量%加えたものを、水層のpHが6.0〜6.
5になるように添加し、プロペラ式攪拌機(攪拌機の種
類)を用いて75〜80℃の温度で500rpmで30
分攪拌した。次いで、乳化破壊剤(フェノール樹脂系)
を原料油量に対し100ppm含有する水を原料油と等
倍量添加し、更に上記と同様の条件で攪拌した。攪拌終
了後、75〜80℃の温度でそのまま2時間静置し油層
と水層に分離したのち、下層(水層)を除去した。上層
油を常法により脱水し製品を得た。原料油及び上層油に
含まれるナトリウム分の指標として灰分を測定した。結
果を下層水のpH及び油水分離時間等とともに第1表に
示す。尚、原料油の動粘度はJIS K−2283に準
拠して測定し、また、灰分はJIS K−2272に準
拠して測定した。
【0013】実施例2〜5 酸分解処理において、硫酸マグネシウム添加後の攪拌強
度を600rpm,300rpmに各々変える以外は実
施例1と同様にして実施例2,3をそれぞれ行い、ま
た、硫酸マグネシウム添加後の攪拌時間を90分とした
以外は実施例1と同様にして実施例4を行い、更に、油
水分離後の水層のpHが2.5となるようにした以外は実
施例1と同様にして実施例5を行い、それぞれ製品を得
た。これらの製品について実施例1と同様に測定した結
果を第1表に示す。 比較例1及び2 硫酸マグネシウムを添加しない以外は実施例1と同様に
して比較例1を、また硫酸マグネシウムとフェノール樹
脂系界面活性剤(乳化破壊剤)をいずれも添加しない以
外は実施例1と同様にして比較例2を行い製品を得た。
これらの製品について実施例1と同様に測定した結果を
第1表に示す。
【0014】
【表1】
【0015】 *1 上層油中水分:JIS K−2275 *2 COD :JIS K−0102 *3 下層水中油分:JIS K─0102 *4 水回収率 :〔下層水量(容量)/使用水溶液
量(容量)〕×100 第1表より明らかなように、実施例では比較例1に比べ
油水分解時間が短く、下層水中の油分、CODも著しく
少ない。また、比較例2では24時間静置しても油水分
離が不充分であり、測定もできなかった。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明によ
り、ナフテン酸塩を含む石油類、例えば脱酸蒸留により
生成するナフテン酸ナトリウムなどのナフテン酸金属塩
を含む減圧残油を、特殊な設備や操作なしに比較的高粘
度のままかつ常圧で酸分解することのできるようにな
る。従って、通常の蒸留装置を用いた1回の脱酸蒸留お
よび酸分解操作により、ナフテン酸を含まない潤滑油原
料の製造が可能となる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナフテン酸塩を含む石油類から酸処理に
    より金属類を除去する方法において、アルカリ土類金属
    塩および乳化破壊剤を用いることを特徴とするナフテン
    酸含有油の処理方法。
  2. 【請求項2】 ナフテン酸塩を含む石油類が、ナフテン
    基系原油を水酸化ナトリウムで中和した後脱酸蒸留して
    得られる減圧残油からなるものである請求項1記載の処
    理方法。
  3. 【請求項3】 アルカリ土類金属塩がマグネシウム塩で
    ある請求項1又は2に記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 ナフテン酸塩がナフテン酸ナトリウムで
    あり、酸処理用酸が硫酸であり、かつアルカリ土類金属
    塩が硫酸マグネシウムである請求項1〜3のいずれかに
    記載の処理方法。
  5. 【請求項5】 アルカリ土類金属塩を添加した後乳化破
    壊剤を添加することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の処理方法。
  6. 【請求項6】 金属類を除去した石油類と、除去された
    金属類を含む酸処理溶液とを連続的に分離する請求項1
    〜5のいずれかに記載の処理方法。
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