JPH11240447A - モノレール台車の昇降装置 - Google Patents

モノレール台車の昇降装置

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JPH11240447A
JPH11240447A JP3999698A JP3999698A JPH11240447A JP H11240447 A JPH11240447 A JP H11240447A JP 3999698 A JP3999698 A JP 3999698A JP 3999698 A JP3999698 A JP 3999698A JP H11240447 A JPH11240447 A JP H11240447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
equalizer
ball screw
lifting
hoist
Prior art date
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Pending
Application number
JP3999698A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tani
尚 谷
Tomohiro Inoue
智博 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Kasado Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】モノレール台車を車体から切り離し,下降させ
る装置を提供する。 【解決手段】座屈防止の為,ボールネジに張力のみを負
荷させ,吊り部,昇降台結合部,下面駆動側を各々回動
可能に接続する。また,昇降台変位を ボールナットに
負荷させない3点支持の構成としている。次に装置の枠
組みは地震負荷を特定枠に集中させないよう3点支持構
成としている。長大ストロークで,機械的に同期出来る
ボールネジを設けているので,油圧装置に見られる保守
も不要になり価格的にも有利な昇降装置が構成出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本昇降装置は,桁を跨いだ状
態で軌道桁面を走行するモノレール車輌の,台車を桁下
面側に下降させて抜き取る昇降装置に関し,特に下降ス
トロークが大きく,機械的な同期昇降が出来、しかも保
守の容易な装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモノレール台車の昇降装置は,昇
降台を1本または複数本の油圧シリンダーで構成するも
ので,昇降台の上下動を同期させて円滑な昇降動作を得
る為に,基礎側の二辺にラックを立て付け,昇降台側の
ピニオンギアと結合させ,このピニオンギアー同士をね
じり軸、ベベルギアで連結していた。また,昇降台の水
平移動防止は基礎側二辺に設けたスライド式のリニアガ
イドで行うものとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】昇降機構に油圧を設け
ることは,昇降ストロークが大きくなると,シリンダー
の座屈対策が必要になること,油圧装置の保守,または
初期投資が嵩むことなどの問題がある。
【0004】長さが約5mで、軌道に乗った台車を昇降
させる重量が約20ton,昇降ストロークが約6mを
越える比較的大型の移動体を簡素な機構で機械的に同期
させて上下動させるもので,これら装置は地震等の外力
からの揺れに対して拘束されない枠組み構造が要求され
るものである。
【0005】ストロークが大きいものを昇降させる機
構,昇降の同期機構,装置の据え付け調整を比較的簡素
なものにすることが課題となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】昇降機構のボールネジに
張力のみを負荷させることで,座屈心配がなくなりネジ
径を小さくすることが出来る。さらにボールネジの吊り
部,昇降台結合部,下面駆動側を各々回動可能に接続す
ることで,ボールネジ取り付け誤差,または昇降台水平
変位を吸収することが出来、しかもボールナットに過大
負荷を与えない。また,昇降台とボールネジの結合は,
昇降台変位を ボールナットに負荷させなく安定度の高
いものが得られる3点支持の構成としている。次に装置
の枠組みは地震負荷を特定枠に集中させないよう3点支
持構成としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図5はモノレール台車を上下動さ
せる昇降台上に設置した抜き取り桁を示しており,図1
は2階から1階までモノレール台車を上下動させる昇降
装置とその枠組み装置の構成図を示している。27は跨
座型モノレールの車庫内軌道であり,7はモノレール台
車のタイヤ交換等のための抜き取り用軌道桁であり、5
の昇降台上に固定されている。なお,7の抜き取り用軌
道桁は、図示はしていないが5の昇降台に敷設された円
形状レール面を回転することも出来る。
【0008】6はイコライザーであり,5の昇降台の下
面に配置し、両端には9a,9bの球面座のないボール
ナットを設けており,図4に示すように長手方向の中央
には,10のかまぼこ型の荷重受け座が5の昇降台と接
触している。4a,4b,4c,4dはボールネジであ
り,反イコライザー側の5の昇降台との接続は,図3で
示すように11の球面座付きで回転止めの付いた8a,
8bボールナットであり,30はボールナットの取り付
け座である。これら構成は,5の昇降台変位をボールナ
ットに与えない3点支持構成としている。4a〜4dボ
ールナットの構成は,図2に示すように,上端部に12
の吊り下げ軸受けを持ち,軸受けは13の球面座を持ち
回転と軸の振れを許容している。28は固定ナットであ
る。14のボールネジ軸下端は,19のスライドカップ
リングと結合しており,軸方向の滑動を許容する。29
はキーであり回転力を伝達するものである。のスライド
ガイド付きカップリングは,23のベベルギア駆動部の
先端に接続される。24は下枠2dから延びた23のベ
ベルギア駆動部の受けである。18はブレーキ付きギア
ードモータ,21が駆動力伝達のベベルギアーであり基
礎側に据え付けされる。22が駆動軸である。これら構
成のモータ駆動により,4カ所配置に立て付けられたボ
ールネジは同期回転されることで,ボールナットに接続
された昇降台が上下動するものである。次に2階から1
階にモノレール台車を上下動させる実施例での枠組み構
成は,1が四辺を有する上枠であり,2a〜2cが下枠
である。なを図示していないが,1の上枠の四辺周囲に
は,同レベルの2階の床面がある。3a,3bが上下の
枠用の支柱であり,2a,2c下枠の中央に建てられて
いる。20はアンカープレートであり2a,2b,2c
コーナに設けられ基礎側に固定される。31は3a支柱
の頭部に設けられた固定板であり,基礎側に固定され
る。32は3b支柱下面に設けた基礎との接続板であ
り,基礎面を滑動可能に設けられる。25はボールネジ
の吊り下げ腕である。26はローラガイド用のI型ガイ
ドビームであり,ボールネジ近くの位置に上下枠間に立
て付けされている。
【0009】ローラガイドは図示していないが,昇降台
の端面に取り付けされた前後動,水平動を案内するロー
ラをI型ガイドビームのフランジ面を挟むように設けて
いる。このように昇降台の上下動を案内するものは,ロ
ーラ式に限定するものでなく,軌条レールを基礎側に設
けたものにリニアガイド式に案内するものでも良い。
【0010】5の昇降台上昇固定位置は,1の上枠位置
であり,この位置において図示していないが固定ピンで
基礎側に固定される。また,下降終点位置は,図示して
いないが,2の下枠近くにストッパーを設けている。本
発明の実施例は,2階から1階に下降させるものとして
いるが,このものにこだわるものではなく,1階からピ
ット内に下降させることもあるもので,この場合は地震
対策を主体にした3点支持の枠組みの考慮が不要とな
る。
【0011】上記構成において,モノレール台車の走行
タイヤにタイヤ交換等が必要の時は,車両の交換台車を
抜き取り桁位置まで持ってきて,台車が切り離し可能状
態になるよう車体を27の車庫内軌道に持たせて、7の
抜き取り軌道桁を下降させる。この下降操作は,18の
ギアードモータの駆動によりボールネジが回転され、8
のボール ナットに結合された昇降台が下降を開始す
る。8のボールネジの取り付けは25の吊り腕,24の
受けとも工場内で製作される寸法精度高い枠組みに組み
込まれるものであるから,偏芯することなくボールナッ
ト負荷に無理がないものとなる。また,微小の偏芯があ
ってもボールネジの各支持点は,球面継ぎ手としている
ので拘束されるものにはならない。次に地震荷重にあつ
ても,枠組みの固定点が3点支持構成であり,2a,2
dの下枠同士,または下枠と上枠同士で拘束しないもの
としているので枠破損にも至らない効果がある。
【0012】
【発明の効果】以上の構成において,昇降ストロークが
長大になっても座屈現象のない吊り方式で,機械的に同
期出来るボールネジを設けているので,油圧装置に見ら
れる保守も不用になり価格的にも有利な昇降装置が構成
出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】2階から1階までモノレール台車を上下動させ
る昇降装置とその枠組み装置構成図を示す。
【図2】ボールネジの上下両端の構成図を示す。
【図3】球面座付きのボールナット取り付け図を示す。
【図4】かまぼこ型の荷重受け座とボールネジ結合点を
持つ,イコライザー構成図を示す。
【図5】モノレール台車を上下動させる昇降台上に設置
した抜き取り桁を示す。
【符号の説明】
1:上枠、2:下枠、3:支柱、4:ボールネジ、5:
昇降台、6:イコライザー、7:抜き取り桁、8,9:
ボールナット、10:荷重受け座、11:球面座、1
2:吊り下げ軸受け、13:球面座、14:軸下端、1
5:フランジ、16:ゴムブッシュ、18:ギァードモ
ータ、19:スライドガイド付きカップリング、20:
アンカープレート、21:ベベルギアー、24:受け、
25:吊り腕、26:I型ガイドビーム、27:車庫内
軌道、28:固定ナット、29:キー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モノレール車両の台車部分長さの軌道桁が
    昇降台上に設置され、車体より台車のみが切り離し可能
    状態にあって,該軌道桁付きの昇降台が下降するもの
    で,昇降機構に複数本のボールネジを立て付け,該ボー
    ルネジの回転によって昇降台を移動させるものにおい
    て、 ボールネジの上先端は,上枠に吊り下げ状態に支持さ
    れ,下端面ベベルギアー駆動部は上枠と枠組された下枠
    から延びた受けに固定されており,昇降台とボールネジ
    結合は,昇降台の水平,垂直変位を許容する曲面座付き
    のボールナットの2点配置と,他端に昇降台下面に接続
    点を持つイコライザーの両端に固定結合付きのボールナ
    ットと接続したもので,昇降台変位をボールナットに与
    えず,ボールネジに張力のみを負荷させ昇降させるこ
    と、 を特徴とするモノレール台車の昇降装置。
JP3999698A 1998-02-23 1998-02-23 モノレール台車の昇降装置 Pending JPH11240447A (ja)

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JP3999698A JPH11240447A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 モノレール台車の昇降装置

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JP3999698A JPH11240447A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 モノレール台車の昇降装置

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JPH11240447A true JPH11240447A (ja) 1999-09-07

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JP3999698A Pending JPH11240447A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 モノレール台車の昇降装置

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JP (1) JPH11240447A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296703A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Niki Glass:Kk 自動車ガラスの回転式洗浄装置
CN107309864A (zh) * 2017-06-27 2017-11-03 深圳市引领工业装备有限公司 旋转三轴重负载机械手
CN113548401A (zh) * 2021-06-30 2021-10-26 上海沃典工业自动化有限公司 一种多功能车辆转接装置

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