JPH1124023A - 液晶ディスプレイのシミュレーション方法 - Google Patents

液晶ディスプレイのシミュレーション方法

Info

Publication number
JPH1124023A
JPH1124023A JP17544897A JP17544897A JPH1124023A JP H1124023 A JPH1124023 A JP H1124023A JP 17544897 A JP17544897 A JP 17544897A JP 17544897 A JP17544897 A JP 17544897A JP H1124023 A JPH1124023 A JP H1124023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
panel
calculation means
calculating
alignment state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17544897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3353655B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kubota
浩史 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP17544897A priority Critical patent/JP3353655B2/ja
Publication of JPH1124023A publication Critical patent/JPH1124023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3353655B2 publication Critical patent/JP3353655B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFT-LCDの応答特性などの動特性を、
厳密、かつ簡便に解析できるシミュレーション方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 液晶配向状態から液晶容量を、直接、計
算で導出する工程と、駆動電極電位をTFT等価回路か
ら計算する工程を有するシミュレーション方法を用い
る。このとき、液晶容量の計算は、液晶配向状態をほぼ
均一な配向を有する複数の領域に分割し、さらにそれぞ
れの領域を微少なコンデンサとし、全体の液晶容量を微
少なコンデンサの接続状態で表すことで計算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型液晶パネルのシミュレーション方法に関するもの
であり、特に応答特性のシミュレーションに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アクティブマトリクス型液晶パ
ネル(以下、TFT-LCDとする)を作成する場合、
シミュレーションを用いて、パネル設計が行われてい
る。
【0003】シミュレーションは、実際のパネルを作成
する必要がないため、業務の削減、開発期間の短縮化に
大きな効果がある。
【0004】TFT−LCDのシミュレーションは、大
別して以下の2種類の設計に用いられる。
【0005】一つは、TFT-LCDの等価回路をもと
に、電極抵抗、蓄積容量等の設計を行うシミュレーショ
ンである(例えば、木村、Digest of technical papers
ofInternational Workshop on ACTIVE-MATRIX LIQUID
CRYSTAL DISPLAYS,p317-320,1996)。
【0006】他方は、電圧・透過率特性、応答特性、視
角特性など、パネルの電気光学特性を設計する場合であ
る。これは、パネル内の液晶分子の配向状態をもとに透
過光強度を計算するのが一般的である。例えば、液晶の
配向状態と透過光強度の面内分布の時間変化がシミュレ
ーションで評価されている(A.Killian, Z.Natur-forsc
h.,44a:p.693-703,1989)。
【0007】そこで以下では従来のパネルの電気光学特
性を設計する場合のシミュレーション方法について図7
に示す一般に用いられるアルゴリズムの例を参照しなが
ら説明する。
【0008】アルゴリズムは、主に、パネル構成のパラ
メータ設定、パネル内の電界分布計算、液晶配向状態計
算、パネル透過光強度計算の部分から成り、電界分布計
算、液晶配向状態計算、パネル透過光強度計算を繰り返
し行うことで、パネル透過光強度の時間変化を計算する
ことを特長とする。しかしながら、この従来のアルゴリ
ズムは、電極電位が常に一定の場合に相当するテストパ
ネルの応答特性を求めるものであった。
【0009】一方、TFT-LCDの電気光学特性に関
し、応答特性などの動特性のシミュレーション例は、以
下の理由で少ない。
【0010】一般に液晶パネルは、液晶分子を動かすこ
とで表示を行うため、駆動時に液晶層の静電容量が時間
と共に変化する。さらにTFT-LCDの場合、画素に
電位を書き込んだ後、1フレーム間(16.7mse
c)は、画素がフローティングの状態になるため、液晶
容量の変化により、等価回路を通して、画素電位はフロ
ーティングの間も逐次変化している。このため、一般
に、書き込み後の液晶容量の変化が大きいと、回路構成
に応じて画素電位が増減し、応答特性が変化する。
【0011】過去、TFT-LCDの動特性のシミュレ
ーション例が少ないのは、このような液晶容量変化と画
素電位変化を同時にシミュレーションに取り込むことが
困難であったためであり、実際のところ、TFTの駆動
も考慮した液晶の透過光強度特性などを正確にシミュレ
ーションすることは困難であった。
【0012】しかしながら、例えば、印加電圧と液晶容
量の関係を近似式を用いて現し、TFTパネルの等価回
路と組み合わせてシミュレーションを行った例が存在す
る(山口、第22回液晶討論会予稿集 p.263-264、199
6)。
【0013】また、液晶層自体を、抵抗と静電容量の直
列回路で近似して、TFT回路の等価回路と組み合わせ
た例が発表されている(島、電子技術 Vol.38 No.7,p38
-41,1996)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような近似式を用いたシミュレーションにおいては下
記に示すような問題点が存在する。
【0015】TFT-LCDの動特性をシミュレーショ
ンで解析する場合、上記した従来の技術では、共に液晶
容量を近似式、および抵抗と静電容量で近似しており、
実際の液晶容量の複雑な変化に対応したものではない。
例えば、近似式を用いるということは、電圧・静電容量
特性を近似式で表す必要が発生するわけであるが、液晶
の誘電率、パネルギャップ等に応じてその近似式は変化
するため、パネルギャップが変化した場合、近似式のパ
ラメータを決定するため(近似式を求めるため)の実験
をその都度行わなければならない。また、抵抗と静電容
量の直列回路で近似する場合も、実際の液晶層には存在
しない抵抗という概念を仮定し、値を実験結果からその
都度仮に求める必要があった。
【0016】従って、上記したような近似式を用いたシ
ミュレーションでは、液晶容量の変化に対応するには手
間がかかり、また、近似式を使用しているため、そもそ
もシミュレーションの精度もあまり良くなかった。
【0017】そこで本発明は、上記課題を解決すべく、
近似式等を用いることなく、液晶容量の時間変化を、簡
便、かつ厳密に等価回路の計算に取り込んで、応答特性
に代表されるTFT-LCDの動特性を正確にシミュレ
ーションできる方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はTFT型液晶ディスプレイの電気光学特性
のシミュレーション方法において、駆動に伴う液晶配向
状態の時間変化とTFT等価回路のシミュレーションを
組み合わせ、交互に繰り返しシミュレーションを行うこ
とで、パネル透過率の時間変化を求める構成となってい
る。
【0019】このとき、液晶の配向状態から液晶容量
を、直接、計算で求めるとともに、求めた液晶容量を画
素書き込み後の電極電位の時間変化にフィードバックす
るという手法を新たに用いることで、上記シミュレーシ
ョンを可能とした。
【0020】具体的には、本発明は、TFT型液晶表示
パネルを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0021】すなわち、本発明の第一の解決手段は、ア
クティブマトリクス型液晶パネルの液晶分子の配向状態
計算手段と、電界分布を計算する電界分布計算手段と、
パネルの等価回路をもとに液晶駆動電極の電位を計算す
る電極電位計算手段と、透過光強度を計算する透過光強
度計算手段と、液晶の配向状態から液晶の静電容量を計
算する液晶容量計算手段を用いて、液晶パネルの表示動
作のシミュレーションを行うことを特長とする。
【0022】このとき、液晶容量計算手段は、配向状態
計算手段と、電極電位計算手段の間で用いる。
【0023】また、上記の液晶容量計算手段は、液晶配
向状態を、領域内で配向状態がほぼ同一な複数の領域に
分割し、それぞれの領域を静電コンデンサで近似すると
ともに、全体の配向状態を、静電コンデンサの結合状態
で近似することで、液晶の静電容量を導出する手法を用
いる。このとき、上記液晶パネルの等価回路は、表示画
素の液晶容量、蓄積容量、およびゲート・ドレイン容量
からなる等価回路を用いる。
【0024】また、配向状態計算手段が、液晶の配向状
態の時間変化が計算可能な手段を用いることで、動特性
の計算が可能となる。
【0025】また、電界分布計算手段は、ポワソン方程
式を差分法、もしくは有限要素法を用いて計算する手段
を用いることが望ましい。
【0026】本発明の第2の解決手段は、上記した、配
向状態計算手段、液晶容量計算手段、電界分布計算手
段、及び電極電位計算手段を組み合わせたものを一連の
手順とし、この手順を繰り返し用いると共に、さらに適
時、透過光強度計算手段を用いることで、パネル透過光
強度の時間変化を計算することを特長とする。
【0027】このとき、上記の一連の手順は、電界分布
計算手段、配向状態計算手段、液晶容量計算手段、およ
び電極電位計算手段の順序で行うことが望ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態における
液晶ディスプレイのシミュレーション方法について図面
を参照しながら説明する。
【0029】(実施の形態1)まずTFTパネルの等価
回路の一般的な模式図を図1に示す。図1において、1
0はゲートライン、11はソースライン、12はTFT
素子、13は蓄積容量、14はゲート・ドレイン容量、
15は液晶容量、16は対向電極を示している。また、
シンクロゲート駆動を行ったときのゲートオフ期間の画
素電位と液晶容量の関係式を下記の式に示す。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、Cstは蓄積容量、Cgdはゲートド
レイン容量、Clc(old)は、配向変化前の液晶容量、
Clc(new)は配向変化後の液晶容量、V(old)は配向
変化前の画素電位、V(new)は配向変化後の画素電位
を示している。
【0032】液晶パネルでは、駆動に伴い、液晶容量C
lcが時間と共に大きく変化する。このとき、(数1)で
明らかな様に、画素電位Vも変化する。このような電位
の変化は、液晶分子の動きに影響を与える。
【0033】しかし、従来は、この画素電位の変化の影
響をシミュレーションに導入することができなかった。
これは、TFTパネル内の液晶容量の時間変化を、適
時、画素電位の変化にフィードバックする手法が確立さ
れていなかったためである。
【0034】今回、本発明者らは、液晶容量の時間変化
を、液晶の配向状態から直接、計算で導出する手法と、
求めた液晶容量を、適時、TFTパネルの等価回路にフ
ィードバックする手法を用いて、TFTパネルの透過光
強度の過渡的な変化を求めるシミュレーション手法を開
発した。
【0035】そこで開発したシミュレーション手法のア
ルゴリズムを図2に示す。大別して、アルゴリズムは、
パネル内の電界分布と液晶配向状態を求める部分、液晶
容量を計算する部分、TFTパネルの等価回路をもとに
電極電位を計算する部分、及びパネル透過光強度を計算
する部分から成る。さらに、液晶配向状態とTFT等価
回路の部分を、適時、互いに繰り返して計算すること
で、ミリ秒以下という非常に短い時間間隔で、パネル透
過光強度を求めることが可能となった。
【0036】上記した本発明のシミュレーション方法に
おいて、液晶容量は以下の手法で求めた。
【0037】図3(a)は、パネル内の液晶配向状態の
計算結果の模式図である。通常、液晶分子の配向はパネ
ル内で異なっており、例えば、90度ツイストネマチッ
クモードの場合、基板上の液晶は、基板に平行に束縛さ
れており、電界を印加すると基板近くの液晶よりもパネ
ルギャップの中間領域の液晶の方が、基板に対して垂直
方向に配向する。図3(b)は、図3(a)に対応した
液晶容量の近似モデル図である。
【0038】今回、発明者たちは、液晶容量を求めるた
めに、図3(a)に示したパネル内の配向状態を、配向
がほぼ等しい領域ごとに分割し、それぞれの領域を、図
3(b)に示すようなコンデンサで近似した。さらに、
液晶容量の全体を前記のコンデンサの結合状態で表すこ
とで、液晶容量を計算から求めることを可能とした。
【0039】次に液晶容量の具体的な計算方法を以下に
示す。前述した液晶の配向がほぼ等しい領域の一つを、
領域1とする。領域1の液晶分子のチルト角をθ1とす
ると、領域1の誘電率ε1は、下記の式で与えられる。
【0040】
【数2】
【0041】ここで、ε平行、ε垂直は、液晶分子の長
軸、及び短軸方向の誘電率である。なお、θ1は、基板
平面に対する液晶のチルト角を表す。
【0042】このとき、領域1の静電容量C1は、下記
の式で表される。
【0043】
【数3】
【0044】ここで、S1は領域1の底面積、d1は厚
みである。次に図3(b)をもとに、全体の液晶容量C
lcを求める。なお、図3(b)では、簡単のため液晶領
域の分割数を9とした。9分割した領域の静電容量をC
1からC9とすると、図3(b)よりClcは、下記の式
で与えられる。
【0045】
【数4】
【0046】次に以下では、図2のアルゴリズムに添っ
て、実際の計算の手順について説明する。
【0047】手順1:パラメータの設定 パネルの電極電位、配向状態等の初期状態を設定する。
【0048】手順2:パネル内の電界分布の計算 電極電位、液晶配向状態をもとに、電界分布を計算す
る。
【0049】手順3:液晶配向状態の計算 電界分布に応じた、パネル配向状態の時間変化を求め
る。このときの時間変化は、ミリ秒程度、もしくは以下
とする。
【0050】手順4:液晶容量の計算 新たな液晶容量Clc(new)を、(数4)から求める。
【0051】手順5:電極電位の計算 新たな電極電位V(new)を、(数1)から求める。こ
のとき、手順4で求めた液晶容量をClc(new)として
代入する。
【0052】手順6:パネルの透過光強度の計算 手順7:手順2以降を繰り返す。
【0053】なお、(数1)、(数4)の液晶容量、電
極電位に関しては、手順を繰り返すごとに、順次、new
をoldに入れ替えることは言うまでもない。
【0054】以上のように本実施の形態によれば、液晶
容量計算手段と電極電位計算手段を新たに設け、上記の
手順を繰り返し用いるという手法を用いることにより、
精度の高いシミュレーションを行うことが可能となり、
また、パネルギャップなどが変化してもそれに応じた物
性値のみを変化させるだけで、近似を行うための実験な
どをその都度行うことなくシミュレーションを行うこと
が可能となった。さらに、TFT−LCDの透過光強度
の時間変化をミリ秒以下の時間間隔で求めることが可能
となった。
【0055】(実施の形態2)以下本発明の実施の形態
2における液晶ディスプレイのシミュレーション方法に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0056】上記の実施の形態1で示したシミュレーシ
ョン方法において、手順6のパネル透過光強度の計算
は、必ずしも一連の手順に含まず、必要に応じて用いる
こともできる。そこで、図4に本実施の形態に対応する
アルゴリズムを示す。
【0057】本実施の形態は、少なくとも、液晶分子の
配向状態計算手段と、パネル内部の電界分布を計算する
電界分布計算手段と、液晶パネルの等価回路をもとに液
晶駆動電極の電位を計算する電極電位計算手段と、液晶
容量計算手段を一連の手順とし、前記一連の手段を繰り
返し用いると共に、液晶パネルの透過光強度を計算する
透過光強度計算手段を、適時、用いることを特長とす
る。
【0058】上記の図2に示した実施の形態1の手順で
は、透過光強度の変化をミリ秒以下の間隔で求めること
ができるわけであるが、数100ミリ秒と長い期間でシ
ミュレーションを行うと、数ミリ秒以下で逐次、透過光
強度を計算するのは煩雑であり計算時間もかかる。これ
に対して、図4に示した本実施の形態のアルゴリズムで
あれば、任意の時間間隔で透過光強度を求めることがで
き有効である。
【0059】また、上記の実施の形態1及び2の手順に
おいては、手順4の液晶容量の計算は、手順3と手順5
の間にあれば良い。また、手順6の透過光強度の計算は
手順3の後であれば、任意の位置で良い。したがって、
例えば、手順1−2−3−6−4−5−7、手順1−2
−3−4−6−5−7などでも同様の結果が得られる。
また、手順2と3の順序は逆でも良い。
【0060】電界分布計算では、ポワソンの方程式を解
く必要があるが、手法は差分法、有限要素法など任意の
手法を用いることができる。差分法はプログラム化が容
易であるが、計算時間がかかるという難点がある。有限
要素法は、計算時間が短いという利点があるが、計算ポ
イント数が多いとプログラム化に難点がある。
【0061】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0062】(実施例1)本実施例は、上記の実施の形
態1に対応する実施例であり、対向する基板間で、液晶
分子が90度捻れた配向を有するツイストネマチック型
TFT-LCDの応答特性に関するシミュレーションを
行った。
【0063】そこでTFT-LCDの概略図を図5に示
す。図5に示すように、アレイ基板50上にソースライ
ン52、ゲートライン53、TFT素子54、画素電極
55等が、多数形成されている。また、対向基板51上
にはカラーフィルタ56が形成されている。アレイ基板
50と対向基板51は、一定の間隔を保って貼り合わさ
れ、基板間に液晶57が、配向方位を90度捻った形で
保持されている。さらに、アレイ基板50と対向基板5
1の外側には、偏光板58が、偏光軸を互いに直交させ
て配置されている。なお、シミュレーションは、多数、
配置された画素の一つを対象に行った。
【0064】応答特性は、主に、上下基板間の液晶の動
きで決まる。このため、液晶の配向状態、及びパネル内
の電界分布を計算する場合のシミュレーション領域は、
ソースラインに対して垂直方向に画素を切断した、2次
元計算領域59で行った。また、隣り合う画素は全て同
じ駆動とするため、ソースライン62上に周期境界条件
を設定した。
【0065】以下、本実施例のシミュレーション手法
を、図2を参照しながら説明する。 手順1:パネル構成等のパラメータ設定 計算領域59の分割格子点数、液晶の誘電率、弾性定
数、粘性係数等の物性値、液晶のプレチルト角、ラビン
グ方向、パネルギャップ、偏光板の偏光軸方向等のパネ
ル構成、蓄積容量等の等価回路値、及び画素書き込み時
のソース電位、ゲート電位等の駆動条件を設定した。
【0066】駆動条件は、周波数60Hz、対向電位0
V、初期の書き込み電位が最大透過率の90%(以下、
V90)、スイッチング後の書き込み電位が最大透過率
の10%(以下、V10)、ゲートパルスの高さ+12
V、幅100ナノ秒に対応する応答特性のシミュレーシ
ョンを行った。
【0067】このとき、パネル構成は、液晶分子が90
度捻れたノーマリーホワイトモードとした。また、偏光
板の偏光軸は、隣接する基板のラビング方向と直交する
吸収軸合わせの構成とした。パネルギャップは5μmと
し、液晶は、ZLI4792(Merck社製)の物性
値を用いた。
【0068】手順2:パネル内電界分布の計算 電界分布の計算は、下記の式に示すポワソン方程式を差
分法を用いて解くことで行った。
【0069】
【数5】
【0070】手順3:液晶配向状態の計算 配向状態の計算は、下記の式に示す時間発展方程式(A.
Killian, Z.Naturforsch.,44a:p.693-703,1989) を差
分法を用いて解くことで行った。
【0071】
【数6】
【0072】ここで、γは粘性係数、Kは弾性定数、E
は電界強度、nは液晶分子の3次元方向ベクトル、tは
時間である。また、μ、νは方向ベクトルx、y、zに
対応する添字であり、δεは液晶の誘電率異方性の大き
さを示す。
【0073】(数6)の左辺が、液晶分子の方向ベクト
ルnを時間tで偏微分した形であることから、(数6)
により、微少時間tの間の液晶分子の配向状態の時間変
化を求めることができる。このとき、時間tは、ほぼ
0.1ミリ秒であった。
【0074】手順4:液晶容量の計算 前述した手法で液晶容量の計算を行った。手順3で得ら
れた配向状態をもとに、画素電極と対向電極間の液晶容
量を求めた。このとき、領域の分割数は、パネルギャッ
プ方向に10個、画素面内方向に100個とし、液晶容
量全体を、合計1000個の微少コンデンサで近似し
た。
【0075】手順5:電極電位の計算 図1に示したTFTパネルの等価回路図をもとに、(数
1)より電極電位を求めた。
【0076】このとき、手順4以前の液晶容量、電極電
位を、それぞれClc(old)、V(old)とし、手順4で
新たに求めた液晶容量をClc(new)として、(数1)
に代入し、V(new)を求めた。
【0077】手順6:パネル透過光強度の計算 手順4で得られた液晶の配向状態をもとに、パネル透過
光強度を、ジョーンズ行列による通常の2×2マトリク
ス法を用いて求めた。このとき、透過光の波長は、54
0nmのグリーン光とした。
【0078】手順7:手順2以降を、順次、繰り返し、
0.1ミリ秒刻みで透過光強度を計算した。また、トー
タル80ミリ秒経過後の透過光強度を計算した時点でシ
ミュレーションを終了した。
【0079】応答特性の計算結果を図6に示す。図6
は、V90から、V10へ、電位を切り替えて表示を行
った場合の応答特性を示す。図6から明らかなように、
シミュレーション結果は、実験値と非常に良く一致し
た。
【0080】また、16.7ミリ秒ごとに画素を書き込
む際に、ゲートパルスが、ゲートに繋がった蓄積容量を
通して画素に重畳する様子もシミュレーションで再現さ
れた。
【0081】なお、ゲートパルスの波高自体は+12V
であるが、画素に重畳する際に蓄積容量、液晶容量等で
電圧分割されるため、ゲートパルスの実質Cst/(Cst
+Clc+Cgd)倍の電位が画素に重畳される。画素電位
書き込み時の液晶容量Clcをもとに、ゲートパルスの実
質的な重畳電位を算出し、シミュレーションに用いた。
【0082】このように、本シミュレーション手法を用
いることで、TFT-LCDの応答特性を、極めて厳
密、かつ簡便に求めることができる。
【0083】これは、液晶の配向状態をコンデンサの接
続状態で近似することで、液晶容量を厳密、かつ容易に
計算することができ、さらに画素電極の変化に、コンマ
数ミリ秒以下という非常に短い時間間隔でフィードバッ
クすることができることによるものである。従って、従
来のように、液晶容量を電圧・静電容量特性などの実験
結果から近似する必要がなくなり、応答特性を、全てシ
ミュレーションで求めることが可能となった。
【0084】なお上記の例では、液晶の表示モードは、
90度ツイストノーマリホワイトモードとしたが、これ
は、液晶の配向状態が計算で求めることが可能で、TF
T-LCDに用いられる任意の表示モードで良い。例え
ば、ノーマリブラックモード、横方向電界駆動モード、
ホメオトロピック−ホモジニアス配向モード、OCBモ
ード、配向分割型モード、高分子分散型モード等でも同
様のシミュレーションが可能である。特に、横方向電界
モードの場合、対向基板上には電極が存在しないため、
液晶容量の計算は、アレイ基板上に隣接する駆動電極間
の液晶配向状態をもとに、液晶容量を求める必要があ
る。
【0085】対向電極電位、ソース電極電位、ゲートパ
ルス電位、及び書き込み時の画素電位等は、任意に設定
できるため、基本的に全ての駆動条件でのシミュレーシ
ョンが可能である。
【0086】また、パネルは上記の透過型以外に反射型
パネルでも良い。さらに、TFT-LCDに限らず、画
素書き込み後に、画素がフローティング状態となり、さ
らに書き込み後の画素電位の変化が、等価回路等から計
算可能なディスプレイであれば、同様なシミュレーショ
ンが可能である。例えば、MIM等の2端子型の表示素
子と上記の表示モードとの組み合わせにも適用すること
ができる。
【0087】液晶容量を計算する場合、上記例では、液
晶領域を図3(b)に示したように、格子状に分割した
が、これは、液晶の配向状態が面内ではなく、パネルギ
ャップ方向に依存して変わる場合は、液晶層をパネルギ
ャップ方向にのみ分割しても良い。しかし、縦横方向に
分割した方が、液晶容量をさらに厳密に計算することが
できる。
【0088】計算領域を多数の格子点に分割する際の格
子点の間隔は、通常は縦横は同じ長さを用いる。これ
は、同じ長さにする方が、プログラム化が容易なためで
ある。しかし、局所的に配向状態や電界分布が大きく変
わる場合などは、大きく変わる部分の格子を細かくし、
それ以外を粗くとることで、全体の格子点の数を小さく
したまま、配向、電界が大きく変わる部分を詳細に見る
手法を用いても良い。格子点の数を小さくすることは、
計算時間の短縮に効果がある。
【0089】上記例では、電界分布の計算に差分法を用
いたが、これは有限要素法を用いても良い。有限要素法
を用いると計算時間の短縮に効果がある。
【0090】TFT-LCDの等価回路は上記例によら
ず、パネル設計に応じて変えても良い。液晶、パネル構
成等も必要に応じて変える必要がある。
【0091】また、透過光強度の計算は、上記以外にも
ベルマンの4×4法等を用いても良い。4×4法を用い
ると、透過光強度の計算に基板での多重反射の効果を取
り込むことができる。
【0092】手順3の液晶配向状態の計算において、
(数6)では、弾性定数Kは一定数近似を用いたが、こ
れは近似を使わずベンド、ツイスト、スプレイの3個の
弾性定数を用いて計算を行っても良い。3弾性定数を用
いると、より厳密に液晶の配向状態を求めることができ
る。
【0093】また、前述の手順においては、手順4の液
晶容量の計算は、手順3と手順5の間にあれば良い。ま
た、手順6の透過光強度の計算は手順3の後であれば、
任意の位置で良い。したがって、例えば、手順1−2−
3−6−4−5−7、手順1−2−3−4−6−5−7
などでも同様の結果が得られる。
【0094】手順2と3は逆でも良い。この場合、手順
は、例えば、1−3−2−4−5−6−7となり、手順
3から手順7を繰り返し行うことで透過光強度を計算す
る。この場合も上記と同様に、例えば、手順1−3−2
−6−4−5−7、手順1−3−2−4−6−5−7な
どでも同様の結果が得られる。
【0095】本実施例では、TFT-LCDの基本的な
応答特性のシミュレーションを行ったが、これは、応答
特性が関与する一般的なシミュレーションに適用でき
る。例えば、フレーム反転駆動、1H反転駆動などの駆
動方式と組み合わせ、さらに複数の画素での透過光強度
を、個別に、かつ時間変化を追って連続的に求めること
で、動画表示における画像の尾引き現象と駆動方式の関
係等の評価を行うことができる。
【0096】(実施例2)本実施例は上記の実施の形態
2に対応する実施例である。パネル構成等は実施例1と
同様であるが、以下では図4に基づいて説明を行う。
【0097】本実施例の特長は、透過光強度の計算を必
要に応じて行うことで、計算プロセスと計算時間の削減
を行うことにある。実際のプロセスを下記に示す。
【0098】手順1:パネル構成等のパラメータ設定 手順2:パネル内電界分布の計算 手順3:液晶配向状態の計算 手順4:液晶容量の計算 手順5:電極電位の計算に関しては、実施例1と同様で
あるため省略する。
【0099】手順6:透過光強度 計算判断 経過時間をもとに、透過光強度を計算するかどうかの判
断を行う。本実施例では、1ミリ秒ごとに透過光強度の
計算を行った。Noの場合、手順2以降を行う。
【0100】手順7:透過光強度の計算については実施
例1と同等である。 本手順後、手順2以降を行った。本手順を用いて、透過
光強度をトータル80ミリ秒まで計算したところ、実施
例1のシミュレーション結果を1ミリ秒間隔でプロット
した結果と、ほぼ同様の結果が得られた。
【0101】透過光強度を実施例1では0.1ミリ秒間
隔で計算したが、本実施例では1ミリ秒としたため、透
過光強度の計算回数が10分の1に削減された。
【0102】また、シミュレーションにかかったトータ
ルの計算時間が、実施例1の5分に対し、4分40秒に
低減した。
【0103】その他の点については、実施例1で述べた
通りであるので、重複を避けるために説明は省略する。
【0104】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、TFT-LCDの動特性のシミュレーションを行う
場合に、シミュレーションの手順に液晶の配向状態から
液晶容量を直接、計算で導出する手順と、駆動電極の電
位をTFT等価回路から導出する手順を取り入れること
で、TFT-LCDの動特性のシミュレーションを厳密
(精度よく)、かつ、ギャップ、プレチルト角、ラビン
グ方向などの変化に伴ってその都度実験を行うことな
く、物性値を変化させるだけで簡便に行うことができ
る。本手法を用いることで、TFT-LCDにおける任
意の表示モード、及び駆動方法における動特性のシミュ
レーションが可能となり、実験業務の削減、開発効率が
大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】TFTパネルの等価回路の模式図
【図2】本発明の実施の形態1における液晶ディスプレ
イのシミュレーション方法のアルゴリズムを示す図
【図3】本発明において液晶容量を計算するための模式
【図4】本発明の実施の形態2における液晶ディスプレ
イのシミュレーション方法のアルゴリズムを示す図
【図5】TFT-LCDの概略を示す斜視図
【図6】本発明の液晶ディスプレイのシミュレーション
方法によるシミュレーション結果を示す図
【図7】従来の液晶ディスプレイのシミュレーション方
法のアルゴリズムを示す図
【符号の説明】
10 ゲートライン 11 ソースライン 12 TFT素子 13 蓄積容量 14 ゲート・ドレイン容量 15 液晶容量 16 対向電極 30 基板 31 液晶 32 コンデンサ 50 アレイ基板 51 対向基板 52 ソースライン 53 ゲートライン 54 TFT素子 55 画素電極 56 カラーフィルタ 57 液晶 58 偏光板 59 2次元計算領域 510 偏光軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、アクティブマトリクス型液晶
    パネルの基板間に存在する液晶分子の配向状態を計算す
    る配向状態計算手段と、パネル内部の電界分布を計算す
    る電界分布計算手段と、液晶パネルの等価回路をもとに
    液晶駆動電極の電位を計算する電極電位計算手段と、液
    晶パネルの透過光強度を計算する透過光強度計算手段
    と、前記液晶配向状態から液晶の静電容量を計算する液
    晶容量計算手段を用いて、液晶パネルの表示動作のシミ
    ュレーションを行う液晶ディスプレイのシミュレーショ
    ン方法。
  2. 【請求項2】液晶容量計算手段が、液晶配向状態を領域
    内の配向状態がほぼ等しい複数の領域に分割し、それぞ
    れの領域を静電コンデンサで近似するとともに、全体の
    配向状態を前記静電コンデンサの結合状態で近似するこ
    とで、液晶の静電容量を導出することを特徴とする請求
    項1記載の液晶ディスプレイのシミュレーション方法。
  3. 【請求項3】液晶パネルの等価回路が、表示画素の液晶
    容量、蓄積容量、およびゲート・ドレイン容量とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶ディスプレイの
    シミュレーション方法。
  4. 【請求項4】配向状態計算手段、液晶容量計算手段、電
    界分布計算手段、電極電位計算手段、及び透過光強度計
    算手段を組み合わせたものを一連の手順とし、この手順
    を繰り返し用いることで、パネル透過光強度の時間変化
    を計算することを特徴とする請求項1記載の液晶ディス
    プレイのシミュレーション方法。
  5. 【請求項5】液晶容量計算手段を配向状態計算手段と電
    極電位計算手段の間で用い、さらに配向状態計算手段よ
    り後で透過光強度計算手段を用いることを特徴とする請
    求項4記載の液晶ディスプレイのシミュレーション方
    法。
  6. 【請求項6】電界分布計算手段、配向状態計算手段、液
    晶容量計算手段、電極電位計算手段、透過光強度計算手
    段の順序でシミュレーションを行うことを特徴とする請
    求項4または5記載の液晶ディスプレイのシミュレーシ
    ョン方法。
  7. 【請求項7】配向状態計算手段、液晶容量計算手段、電
    界分布計算手段、電極電位計算手段を組み合わせたもの
    を一連の手順とし、この手順を繰り返し用いると共に、
    さらに適時、透過光強度計算手段を用いることで、パネ
    ル透過光強度の時間変化を計算することを特徴とする請
    求項1記載の液晶ディスプレイのシミュレーション方
    法。
  8. 【請求項8】液晶容量計算手段を配向状態計算手段と前
    記電極電位計算手段の間で用いることを特徴とする請求
    項7記載の液晶ディスプレイのシミュレーション方法。
JP17544897A 1997-07-01 1997-07-01 液晶ディスプレイのシミュレーション方法 Expired - Fee Related JP3353655B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17544897A JP3353655B2 (ja) 1997-07-01 1997-07-01 液晶ディスプレイのシミュレーション方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17544897A JP3353655B2 (ja) 1997-07-01 1997-07-01 液晶ディスプレイのシミュレーション方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1124023A true JPH1124023A (ja) 1999-01-29
JP3353655B2 JP3353655B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=15996262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17544897A Expired - Fee Related JP3353655B2 (ja) 1997-07-01 1997-07-01 液晶ディスプレイのシミュレーション方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3353655B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259632A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Sharp Corp コンピュータに液晶素子における液晶分子配列をシミュレーションさせるシミュレーションプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2014203036A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 日本電気硝子株式会社 液晶素子のシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム
CN110764315A (zh) * 2019-10-28 2020-02-07 深圳市华星光电技术有限公司 液晶配向力仿真方法、系统、设备及存储介质
JP2020071025A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 コニカミノルタ株式会社 光学特性評価方法及び光学特性評価システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101187201B1 (ko) * 2005-12-29 2012-10-02 엘지디스플레이 주식회사 화소의 액정 커패시턴스 계산을 위한 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259632A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Sharp Corp コンピュータに液晶素子における液晶分子配列をシミュレーションさせるシミュレーションプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2014203036A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 日本電気硝子株式会社 液晶素子のシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム
JP2020071025A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 コニカミノルタ株式会社 光学特性評価方法及び光学特性評価システム
CN110764315A (zh) * 2019-10-28 2020-02-07 深圳市华星光电技术有限公司 液晶配向力仿真方法、系统、设备及存储介质
CN110764315B (zh) * 2019-10-28 2022-05-03 Tcl华星光电技术有限公司 液晶配向力仿真方法、系统、设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3353655B2 (ja) 2002-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5075718B2 (ja) 液晶表示装置
KR101359915B1 (ko) 액정표시장치
EP2778776B1 (en) Liquid crystal display
CN1763613B (zh) 液晶显示装置及其驱动方法
US7154577B2 (en) Liquid crystal display
KR101427582B1 (ko) 표시판 및 이를 포함하는 액정 표시 장치
JP2004163943A (ja) 液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板
JP3264270B2 (ja) 液晶表示装置
JP2005010202A (ja) 液晶パネル、該液晶パネルを用いた液晶表示装置および該液晶表示装置を搭載した電子機器
US7714819B2 (en) Liquid crystal display
JP2007298983A (ja) 横電界方式の液晶表示装置用アレイ基板及びそのアレイ基板を含む表示装置の駆動方法
CN100419510C (zh) 光学补偿弯曲模式液晶显示装置及其驱动方法
JP3353655B2 (ja) 液晶ディスプレイのシミュレーション方法
JP2004533659A (ja) 垂直配向形液晶表示装置
JP2004537752A (ja) 表示装置
JP5062554B2 (ja) 液晶パネルの駆動方法
KR101187201B1 (ko) 화소의 액정 커패시턴스 계산을 위한 방법
CN205121120U (zh) 高速响应液晶显示面板
JP3342268B2 (ja) 液晶表示装置のプレチルト角測定方法及び測定装置
Anderson et al. 3‐Dimensional Modeling of Ridge‐Fringe Field LCDs
JP2001174820A (ja) 液晶装置及び電子機器
KR20070029899A (ko) 어레이 기판 및 이를 갖는 표시패널
KR100717185B1 (ko) 에프.에프.에스 모드의 액정표시장치 제조방법
JP2023009518A (ja) 液晶表示装置
JP5656090B2 (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees