JPH11239192A - 復調装置および復調方法 - Google Patents

復調装置および復調方法

Info

Publication number
JPH11239192A
JPH11239192A JP10040331A JP4033198A JPH11239192A JP H11239192 A JPH11239192 A JP H11239192A JP 10040331 A JP10040331 A JP 10040331A JP 4033198 A JP4033198 A JP 4033198A JP H11239192 A JPH11239192 A JP H11239192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
demodulation
error
demodulation method
signal
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10040331A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomotake Satou
友健 佐藤
Tsutomu Noda
勉 野田
Takatoshi Shirosugi
孝敏 城杉
Moriyoshi Akiyama
守慶 秋山
Satoru Mio
識 三尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10040331A priority Critical patent/JPH11239192A/ja
Publication of JPH11239192A publication Critical patent/JPH11239192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々なデジタル放送の通信形態に適した複数
の変調方式を自動的に選択して復調する復調装置を提供
する。 【解決手段】 複数の変調方式の信号に対応する復調方
式を自動的に選択し、変調された信号D1から元のデジ
タルデータD5を復元する復調装置1において、複数の
復調方式で復調可能な復調手段20と、復調されたデー
タD3の誤りに基づいて復調の誤りを検出する復調誤り
検出手段40と、復調誤り検出手段40の出力D6に応
じて復調方式を決定する復調方式決定手段72と、復調
手段20が復調方式決定手段72で決定された復調方式
で復調動作をするための制御を行なう復調手段制御手段
71を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に衛星放送、地
上波放送、CATV(Cable Television)放送などのデジ
タル放送受信端末装置や高速デジタル通信装置における
デジタルデータ復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルテレビジョン放送の受信端末装
置などには、単一の変調方式の信号からデジタルデータ
を復調可能な復調装置が使用されている。このような復
調装置は、国際標準化機関ITU(International Tele
communication Union)や民間標準化機関DAVIC(D
igital Audio Video Council)等の規格等によって定め
られた復調技術を用いている。また、電話回線等を用い
てデジタルデータを伝送する変復調装置は双方向通信に
よって接続時にのみ複数の変調方式を選択可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デジタル方式のテレビ
ジョン放送などに用いられている従来のデジタル復調装
置は、ITUやDAVIC等の規格に準拠した技術を用
いている。これらの規格では、複数の変調方式を規格化
しているが、複数の変調方式を検出する技術や切り換え
る技術については全く開示されていない。衛星放送、地
上波放送、CATV放送など様々なデジタル放送形態が
確立されつつあり、それらの伝送路特性に合った変調方
式を採用する必要があるが、従来の復調装置では1台で
複数の変調方式に対応することができず、放送形態ごと
に別々の復調装置を準備する必要があった。
【0004】一方、電話回線等を用いてデジタルデータ
を伝送する変復調装置は複数の変調方式を選択可能であ
るが、変調方式の選択には変復調装置が1対1の双方向
通信が必要である。したがって下り回線のみの放送形式
で、かつ受信機が多数同時に動作するデジタルテレビジ
ョン放送等にはこの技術は使用することができなかっ
た。また、通信中に変調方式を変更することができなか
った。
【0005】本発明の目的は、デジタル方式のテレビジ
ョン放送などに使用するデジタル復調装置において、下
り回線のみで複数の変調方式を使用可能であり、変調方
式の変化に自動的に追従することが可能な復調装置を安
価に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明は、以下の手段を有する。データの誤り率を利用
する本発明の復調装置は、複数の復調方式で復調可能な
復調手段と、復調されたデータの誤りに基づいて復調の
誤りを検出する復調誤り検出手段と、前記復調誤り検出
手段の出力に応じて復調方式を決定する復調方式決定手
段と、前記復調手段が前記復調方式決定手段で決定され
た復調方式で復調動作をするための制御を行なう復調手
段制御手段を有する。
【0007】本発明の復調装置は、データの誤りに基づ
いて復調の誤りを検出する復調誤り検出手段が、復調し
たデータのパケット同期データの誤りによってデータの
誤りを検出する。
【0008】本発明の復調装置は、複数の復調方式で復
調可能であり、かつ、入力された信号と理想的な信号と
の復調誤差を検出可能な復調手段と、前記復調手段で検
出した復調誤差に応じて復調方式を決定する復調方式決
定手段と、前記復調手段が前記復調方式決定手段で決定
された復調方式で復調動作をするための制御を行なう復
調手段制御手段を有し、入力信号と理想信号の違いを利
用して復調誤差を検出する。
【0009】本発明の復調装置は、復調手段が、入力さ
れた信号と理想的な信号とのコンスタレーション平面上
における距離を復調誤差とし、入力信号を直交復調した
後で理想信号との違いを利用する。
【0010】本発明の復調方法は、設定された復調方式
で復調手段を動作させる復調制御ステップと、復調され
たデータが正しいかどうか判別する判別ステップと、前
記判別ステップによってデータが正しくないと判別され
た場合に、設定する復調方式を変更する復調方式変更ス
テップを有し、データの誤り率を利用して復調されたデ
ータが正しいか否かを判別する。
【0011】本発明の復調装置は、前記の復調されたデ
ータが正しいかどうか判別する判別ステップが復調した
データのパケット同期データの誤りによってデータの誤
りを判別する。
【0012】本発明の復調方法は、設定された復調方式
で復調手段を動作させる復調制御ステップと、復調誤差
が基準値以下かどうか判別する判別ステップと、前記判
別ステップによって復調誤差が基準値以下でないと判別
された場合に、設定する復調方式を変更する復調方式変
更ステップを有し、入力信号と理想信号の違いを利用し
て復調誤差を算出する。
【0013】本発明の復調装置は、復調誤差が基準値以
下かどうか判別する前記の判別ステップが、入力された
信号と理想的な信号とのコンスタレーション平面上にお
ける距離によって復調誤差を判別し、入力信号を直交復
調した後で理想信号との違いを利用する。
【0014】本発明の復調装置の複数の復調方式の選択
装置の1つとして、多値QAM変調におけるシンボルの
状態の数が大きい順にその復調方式で復調を試みる。
【0015】本発明の復調方法の複数の復調方式の選択
方法の1つとして、多値QAM変調におけるシンボルの
状態の数が大きい順にその復調方式で復調を試みる。
【0016】適切な復調方式を高速に決定する本発明の
復調方法は、最後に復調に成功した復調方式を記憶し、
新規に復調を開始する場合に、最初に前記の記憶した復
調方式で復調を試みる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態にかか
るデジタル復調装置の構成を示すブロック図である図1
を用いて、該デジタル復調装置の構成を説明する。この
デジタル復調装置1は、周波数変換回路10と、QAM
復調回路20と、デインターリーブ回路30と、復調誤
り検出回路40と、データ誤り訂正回路50と、デラン
ダマイズ回路60と、制御用回路70とを有して構成さ
れる。
【0018】周波数変換回路10には、入力変調信号D
1が入力され、IF変調信号D2を出力する。QAM復
調回路20に入力されたIF変調信号D2は、QAM復
調されデインターリーブ回路30に送られる。デインタ
ーリーブ回路30は、データD3を出力する。
【0019】復調誤り検出回路40は、デインターリー
ブされたデータに基づいて復調誤りを判定し、データD
4および誤り検出信号D6を出力する。データ誤りが検
出されたデータD4は、データ誤り訂正回路50で誤り
を訂正されデランダマイズ回路60へ送られる。デラン
ダマイズ回路60は、出力データD5を出力する。
【0020】誤り検出信号D6は、制御用回路70に入
力され、復調回路制御信号D7とされてQAM復調回路
20に出力される。
【0021】制御用回路70は、復調回路制御処理71
と、復調方式決定処理72によって、誤った復調方式を
正しい復調方式に変更させる復調回路制御信号D7をQ
AM復調回路20に出力する。
【0022】以下、この実施の形態にかかるデジタル復
調装置1の動作を説明する。入力変調信号D1は、周波
数変換回路10においてIF変調信号D2に周波数変換
される。IF変調信号D2は、QAM復調回路20に入
力される。QAM復調回路20は、例えば16QAM、
64QAM、256QAMなどの複数の復調方式を切り
替え可能な復調回路として構成され、IF変調信号D2
を一つのQAM変調方式によってQAM復調する。デイ
ンターリーブ回路30は、QAM復調回路20の出力す
るデータをデインターリーブし、復調誤り検出回路40
に入力する。
【0023】復調誤り検出回路40は、データ誤りを検
出する能力を有しており、例えばMPEG2トランスポ
ートストリームパケットの同期バイトなど周期的な同期
データや、リード・ソロモン符号などを用いて、データ
の誤りおよびデータが正しく復調されていないことを検
出し、復調誤り検出信号D6を復調方式決定処理72に
伝達する。データが正しく復調されていないことの検出
は、例えばMPEG2トランスポートストリームパケッ
トの同期バイトが周期的に出現することがないことを検
出したり、あるいは誤り訂正用符号を用いて誤りデータ
の検出を行ない、誤ったデータの数が一定値以上である
ことを検出することによって行なう。さらに、復調誤り
検出回路40は、デインターリーブされたデータD3
と、データの誤りをデータ誤り訂正回路50に出力す
る。
【0024】受信した復調誤り検出信号D6によって、
現在の復調方式で復調されたデータが正しく復調されて
ないことを知らされた復調方式決定処理72は、現在使
用している復調方式と異なる復調方式で復調するための
指示を、復調回路制御処理71に伝達する。復調回路制
御処理71は、復調方式決定処理72によって決定され
た復調方式による復調動作を、復調回路制御信号D7を
使用してQAM復調回路20に実行させる。現在の復調
方式で復調されたデータが正しく復調されている場合
は、復調方式の変更を行なわない。
【0025】復調方式検定処理72における復調方式決
定方法について、図2を用いて説明する。図2は、本発
明の一実施形態における復調方式選択方法を示す状態遷
移図であり、ここでは多値QAM復調の場合を示してい
る。現在の復調方式で復調されたデータが正しくない場
合、現在の復調方式が256QAMであれば次に採用す
る復調方式は64QAM、現在の復調方式が64QAM
であれば、次に採用する復調方式は16QAMと、順に
変更する方法がある。この変更方法は、16QAM復調
方式→64QAM復調方式→256QAM復調方式のよ
うに順に変更する方法であっても良い。
【0026】本実施の形態では、QAM変調信号を復調
する場合の例を示したが、QPSK(Quadrature Phase
Shift Keying)、多値デジタルVSB(Vestigial Sid
e Band)、OFDM(Orthogonal Frequency Division
Multiplexing)など他のデジタル変調信号を復調する場
合も適用可能であり、QAMとOFDMなど異なる変調
方式を切り換えてもよい。変更の順番は、図2に示す決
定方法だけではなく、他の順番の決定方法も可能であ
る。
【0027】一方、復調誤り検出回路40を通過したデ
ータD4は、データ誤り訂正回路50において、誤りを
訂正され、さらにデランダマイズ回路60によって出力
データD5に変換される。
【0028】以上の構成により、受信した信号に対応し
た復調方式を、自動的に選択することができる。このた
め、デジタル衛星テレビジョン放送、デジタルCATV
放送、デジタル地上波テレビジョン放送などのデジタル
データ伝送において、送信される変調方式が複数ある場
合でも、復調方式が自動的に選択され、あらかじめ復調
方式を設定する必要がなくなる。本実施の形態では、伝
送されるデータ自体の同期信号、誤り訂正符号や誤り率
によって復調方式が決定されるので、変調された複数の
信号が類似している場合でも明確に判別することが可能
となる効果がある。なお、上記の構成はそれぞれの機能
を持った回路の組み合わせを用いたものであるが、各機
能はデジタル信号処理装置を使用してソフトウェアで実
現することも可能である。
【0029】図3を用いて、本発明の第1の実施の形態
にかかるデジタルデータ復調回路1における復調処理を
説明する。図3は、例えば、図1に示した復調制御処理
71、および復調方式決定処理72を制御用回路70で
動作させる場合の処理を示している。図3に示すよう
に、この復調方式変更処理は、復調しようとするチャン
ネルで最後に動作していた復調方式を記憶装置から読み
出し、現在の復調方式とするステップS1と、QAM復
調回路20を現在の復調方式で動作させるステップS2
と、データが正しく復調されたどうかによって処理を分
岐させるステップS3と、現在の復調方式を記憶装置に
記憶するステップS4と、現在の復調方式を変更するス
テップS5とを有している。
【0030】以下、図3にしたがってこの処理を説明す
る。図3は、新たなチャンネルの信号を受信する場合
や、途中で正常なデータが復調できなくなった場合など
に、正常な復調動作を開始させる部分の処理を示してい
る。
【0031】最後に正常に動作していた時の復調方式を
メモリなどの記憶装置から読み出す(S1)。この処理
は、最後に正しく復調できた、すなわち最後に復調に成
功した時と復調方式が変化しない場合に、正常な復調動
作を開始させるまでの時間を短縮させる効果がある。
【0032】次いで、現在の復調方式、すなわちこれか
ら復調を試みようとする復調方式で復調回路に復調動作
を行なわせる(S2)。この復調動作の結果、得られた
データが正しく復調されたか否かを判定する(S3)。
ステップS3の判定の結果、正しく復調されたデータが
得られない場合は、図2に示した遷移順に従って、現在
の復調方式を別の復調方式に変更する(S5)。変更の
順番は、図2に示す遷移順だけではなく、他の順番の決
定方法であっても良い。
【0033】ステップS5によって新しい復調方式が現
在の復調方式として設定され、再びステップS2によっ
て復調回路を動作させる。正しい復調データが得られな
い間は、ステップS2、ステップS3、ステップS5が
くり返し実行される。
【0034】ステップS3の判定で、データが正しく復
調されたと判定されたときは、次回の復調動作ために現
在の復調方式をメモリ等の記憶装置に記憶する(S
4)。
【0035】上記の方法により、受信した信号に対して
適切な復調方式を、複数の復調方式の中から自動的に選
択し、動作させることが可能となる。したがって、デジ
タル法送受信装置の使用者が、受信する信号の変調方式
(復調方式)を知らなくとも復調が可能であり、また、
送信側で変調方式を変化させた場合もすぐにその変調方
式でデータを復調することが可能である。
【0036】本実施の形態では、伝送されるデータ自体
の同期信号や、誤り訂正符号や誤り率によって復調方式
が決定されるので、変調された複数の信号が類似してい
る場合でも明確に判別することが可能となる効果があ
る。
【0037】図4を用いて、本発明の第2の実施の形態
にかかるデジタル復調装置の構成を説明する。本発明の
第2の実施の形態にかかるデジタル復調装置1´は、周
波数変換回路10と、QAM変調回路20´と、デイン
ターリーブ回路30と、データ誤り検出訂正回路45
と、デランダマイズ回路60と、制御用回路70を有し
て構成される。
【0038】入力変調信号D1は、周波数変換回路10
に入力され、IF変調されてIF変調信号D2として出
力される。IF変調信号D2は、QAM復調回路20´
に入力され、QAM復調されるとともに、IF変調信号
D2から復調誤差信号D8が生成される。復調誤差信号
D8は、制御用回路70に入力され、復調方式決定処理
72において、復調方式が決定され、復調回路制御信号
D7として出力される。制御用回路70は、復調回路制
御処理71と、復調方式決定処理72の機能を有してい
る。
【0039】以下、図4を用いて、第2の実施の形態に
かかるデジタルデータ復調装置1´の動作を説明する。
入力変調信号D1は、周波数変換回路10においてIF
変調信号D2に周波数変換される。IF変調信号D2
は、QAM変調回路20´に入力される。QAM変調回
路20´は、例えば16QAM、64QAM、256Q
AMなどの複数の復調方式を切り替え可能な復調回路で
ある。さらに、QAM変調回路20´は、入力されたI
F変調信号D2と理想的なIF変調信号との復調誤差を
検出し、復調誤差信号D8を出力する。復調誤差信号D
8は、例えば多値QAM方式であれば、IF変調信号D
2を直交復調して得られるコンスタレーション複素平面
上において、復調すべき信号の位置と理想的信号の位置
の距離によって検出することができる。
【0040】復調方式決定処理72は、復調誤差信号D
8によって知らされる復調誤差の大きさが基準値以下で
なければ、現在使用している復調方式と異なる復調方式
で復調するための指示を復調回路制御処理71に伝達す
る。現在の復調方式で復調した結果復調誤差が基準値以
下であれば、復調方式の変更を行なわない。復調回路制
御処理71は、復調方式決定処理72によって決定され
た復調方式による復調動作を、復調回路制御信号D7を
使用してQAM変調回路20´に実行させる。
【0041】一方、デインターリーブ回路30は、QA
M変調回路20´が出力するデータをデインターリーブ
したデータD3を、データ誤り検出訂正回路45に入力
する。データ誤りを含むデータD3は、データ誤り検出
訂正回路45によって誤りを訂正され、さらにデランダ
マイズ回路60によって出力データD5に変換される。
【0042】復調方式決定方法について説明する。この
実施の形態における復調方式も、図2に示した復調方式
選択方法と同様に行われる。ここでは多値QAM復調の
場合を示している。現在の復調方式で復調されたデータ
が正しくない場合、図2に示すように現在の復調方式が
256QAMであれば次に採用する復調方式は64QA
M、現在の復調方式が64QAMであれば、次に採用す
る復調方式は16QAMと、順に変更する方法がある。
【0043】本実施の形態では、復調誤差を使用して復
調方式を決定している。このため、例えば256QAM
で変調された信号を16QAMや64QAMで復調を試
みると復調誤差は小さく、正しい復調方式と誤認識して
しまうおそれがある。逆に、16QAMで変調された信
号を256QAMで復調を試みると復調誤差は大きいこ
とから、正しい復調方式と誤認識することはない。した
がって、本実施の形態のように復調誤差を利用する場合
は、例えば図2に示すように、初めに多値QAMの状態
の数が大きい復調方式、例えば、QAM256復調方式
で復調を試み、復調誤差を検出したときには、小さい復
調方式へ遷移させることにより、正しい復調方式を決定
することが可能となる。
【0044】本実施の形態ではQAM変調信号を復調す
る場合の例を示したが、図1に示した第1の実施の形態
と同様に、QPSK(Quadrature Phase Shift Keyin
g)、多値デジタルVSB(Vestigial Side Band)、O
FDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexin
g)など他のデジタル変調信号を復調する場合も適用可
能であり、QAMとOFDMなど異なる変調方式を切り
換えてもよい。変更の順番は、図2に示す遷移順序だけ
ではなく、他の順番の決定方法も可能である。
【0045】以上の構成により、受信した信号に対応し
た復調方式を自動的に選択することができる。このた
め、デジタル衛星テレビジョン放送、デジタルCATV
放送、デジタル地上波テレビジョン放送などのデジタル
データ伝送において、送信される変調方式が複数ある場
合でも復調方式を自動的に選択することができ、あらか
じめ復調方式を設定する必要がなくなる。本実施の形態
では、変調された信号自体の復調誤差信号によって復調
方式を決定するので、送信されるデータの内容に依存せ
ずに変調方式を判別することが可能となる効果がある。
【0046】なお、上記の構成はそれぞれの機能を持っ
た回路の組み合わせを用いたものであるが、各機能はデ
ジタル信号処理装置を使用してソフトウェアで実現する
ことも可能である。
【0047】図5を用いて、本発明の第2の実施の形態
にかかるデジタル復調装置の復調処理を説明する。図5
は、デジタル復調装置の復調処理を示す流れ図であり、
例えば図4に示した復調回路制御処理71、および復調
方式決定処理72を制御用回路70で動作させる場合の
処理を示している。
【0048】図5に示すように、この実施の形態では復
調方式変更処理は、復調しようとするチャンネルで最後
に動作していた復調方式を記憶装置から読み出し、現在
の復調方式とするステップS11と、QAM復調回路を
現在の復調方式で動作させるステップS12と、復調誤
差が基準値以下であるかどうかによって処理を分岐させ
るステップS13と、現在の復調方式を記憶装置に記憶
するステップS14と、現在の復調方式を変更するステ
ップS15を有している。
【0049】以下、新たなチャンネルの信号を受信する
場合や、途中で正常なデータが復調できなくなった場合
などに、正常な復調動作を開始させる部分の処理を説明
する。
【0050】最後に正常に動作していた時の復調方式を
メモリなどの記憶装置から読み出し、現在の復調方式と
する(S11)。この処理は、最後に正しく復調でき
た、すなわち最後に復調に成功した時と復調方式が変化
しない場合に、正常な復調動作を開始させるまでの時間
を短縮させる効果がある。
【0051】次いで、ステップS11で設定した現在の
復調方式、すなわちこれから復調を試みようとする復調
方式で復調回路に復調動作を行なわせる(S12)。次
ぎに、ステップS12の復調処理によって得られたデー
タを用いて復調誤差が基準値以下であるか否かを判定す
る(S13)。ステップS13の判定の結果、復調誤差
が基準値以下でないときには、現在の復調方式を別の復
調方式に変更する処理を実行する(S15)。復調方式
の遷移順は図2に示した第1の実施の形態の場合と同様
に行われる。変更の順番は、図2に示す遷移順序だけで
はなく、他の順番の決定方法も可能である。
【0052】ステップS15によって新しい復調方式が
現在の復調方式として設定され、再びステップS12に
よって復調回路を動作させる。
【0053】ステップS13の判定で、復調誤差が基準
値以下にならない間は、ステップS12、ステップS1
3、ステップS15がくり返し実行される。
【0054】ステップS13の判定の結果、復調誤差が
基準値以下のときには、次回の復調動作ために現在の復
調方式をメモリ等の記憶装置に記憶する(S14)。
【0055】上記の方法により、受信した信号に対して
適切な復調方式を、複数の復調方式の中から自動的に選
択し、動作させることが可能となる。したがって、デジ
タル放送受信装置の使用者が受信する信号の変調方式を
知らなくとも復調が可能であり、また、送信側で変調方
式を変化させた場合もすぐにその変調方式でデータを復
調することが可能である。
【0056】本実施の形態では、変調された信号自体の
復調誤差信号によって復調方式が決定されるので、送信
されるデータの内容に依存せずに変調方式を判別するこ
とが可能となる効果がある。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、受信した信号に対して
適切な復調方式を、複数の復調方式の中から自動的に選
択し、動作させることが可能となるので、デジタル放送
受信装置の使用者が受信する信号の方式を知らなくとも
復調が可能であり、使用地域や通信形態によって変調方
式が異なる場合でも、使用者はそれを意識せずにデジタ
ルテレビジョン放送などを利用することができる効果が
ある。また、送信側で変調方式を変化させた場合もすぐ
にその変調方式に対応した復調方式でデータを復調する
ことが可能となる効果がある。
【0058】さらに本発明は、送信する信号の変調方式
を識別する為の余分な信号を必要としないので、送信側
では伝送したい信号のみを送信することができる。ま
た、変調方式を変更する場合に放送等の受信側から送信
側へ変調方式を変更する旨の信号を必要としないので、
下りのみの回線でも使用でき、デジタルテレビジョン放
送など受信側が多数の場合でも、変調方式を同時に変更
することが可能となる効果がある。
【0059】本発明は、以上のような効果があり、様々
な変調方式の信号に対応し、下り回線のみでも適切な復
調方式を自動的に切り換え可能な復調装置を安価に提供
するために極めて有効な技術である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるデジタル復
調装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明における復調方式選択方法を示す状態遷
移図。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかるデジタル復
調方法の処理を示す流れ図。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかるデジタル復
調装置の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかるデジタル復
調方法の処理を示す流れ図。
【符号の説明】
10 周波数変換回路 20,20´ QAM復調回路 30 デインターリーブ回路 40 復調誤り検出回路 45 データ誤り検出訂正回路 50 データ誤り訂正回路 60 デランダマイズ回路 70 制御用回路 71 復調回路制御処理 72 復調方式決定処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城杉 孝敏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 秋山 守慶 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 三尾 識 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 本部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変調方式の信号に対応する復調方
    式を自動的に選択し、変調された信号から元のデジタル
    データを復元する復調装置において、複数の復調方式で
    復調可能な復調手段と、復調されたデータの誤りに基づ
    いて復調の誤りを検出する復調誤り検出手段と、前記復
    調誤り検出手段の出力に応じて復調方式を決定する復調
    方式決定手段と、前記復調手段が前記復調方式決定手段
    で決定された復調方式で復調動作をするための制御を行
    なう復調手段制御手段を有することを特徴とする復調装
    置。
  2. 【請求項2】 復調誤り検出手段が、復調したデータの
    パケット同期データの誤りによって復調の誤りを検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の復調装置。
  3. 【請求項3】 複数の変調方式の信号に対応する復調方
    式を自動的に選択し、変調された信号から元のデジタル
    データを復元する復調装置において、複数の復調方式で
    復調可能であり、かつ、入力された信号と理想的な信号
    との誤差を検出可能な復調手段と、前記復調手段で検出
    した前記誤差に応じて復調方式を決定する復調方式決定
    手段と、前記復調手段が前記復調方式決定手段で決定さ
    れた復調方式で復調動作をするための制御を行なう復調
    手段制御手段を有することを特徴とする復調装置。
  4. 【請求項4】 復調手段が、入力された信号と理想的な
    信号とのコンスタレーション平面上における距離を復調
    誤差とすることを特徴とする請求項3記載の復調装置。
  5. 【請求項5】 多値QAM変調におけるシンボルの状態
    の数が大きい順にその復調方式で復調を試みることを特
    徴とする請求項3または請求項4記載の復調装置。
  6. 【請求項6】 複数の変調方式の信号に対応する復調方
    式を自動的に選択し、変調された信号から元のデジタル
    データを復元するための復調方法において、設定された
    復調方式で復調手段を動作させる復調制御ステップと、
    復調されたデータが正しいかどうか判別する判別ステッ
    プと、前記判別ステップによってデータが正しくないと
    判別された場合に、設定する復調方式を変更する復調方
    式変更ステップを有することを特徴とする復調方法。
  7. 【請求項7】 復調されたデータが正しいかどうか判別
    する判別ステップが復調したデータのパケット同期デー
    タの誤りによってデータの誤りを判別することを特徴と
    する請求項6記載の復調方法。
  8. 【請求項8】 複数の変調方式の信号に対応する復調方
    式を自動的に選択し、変調された信号から元のデジタル
    データを復元するための復調方法において、設定された
    復調方式で復調手段を動作させる復調制御ステップと、
    復調誤差が基準値以下かどうか判別する判別ステップ
    と、前記判別ステップによって復調誤差が基準値以下で
    ないと判別された場合に、設定する復調方式を変更する
    復調方式変更ステップを有することを特徴とする復調方
    法。
  9. 【請求項9】 復調誤差が基準値以下かどうか判別する
    判別ステップが、入力された信号と理想的な信号とのコ
    ンスタレーション平面上における距離によって復調誤差
    を判別することを特徴とする請求項8記載の復調方法。
  10. 【請求項10】 多値QAM変調におけるシンボルの状
    態の数が大きい順にその復調方式で復調を試みることを
    特徴とする請求項8または請求項9記載の復調方法。
  11. 【請求項11】 最後に復調に成功した復調方式を記憶
    し、新規に復調を開始する場合に、最初に前記記憶した
    復調方式で復調を試みることを特徴とする請求項6乃至
    請求項9のいずれかに記載の復調方法。
JP10040331A 1998-02-23 1998-02-23 復調装置および復調方法 Pending JPH11239192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10040331A JPH11239192A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 復調装置および復調方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10040331A JPH11239192A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 復調装置および復調方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11239192A true JPH11239192A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12577648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10040331A Pending JPH11239192A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 復調装置および復調方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11239192A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049303A1 (fr) * 2000-12-13 2002-06-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Recepteur
JP2003515973A (ja) * 1999-11-19 2003-05-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 変調のブラインド検出方法とシステム
JP2004343730A (ja) * 2003-04-23 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放送信号受信装置及び復調モード制御装置
US7046975B2 (en) 2001-03-13 2006-05-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and system for blind detection of modulation type
US7751500B2 (en) 2004-08-06 2010-07-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of selecting demodulation scheme and digital broadcast receiver using the same
US7853971B2 (en) 2003-04-23 2010-12-14 Panasonic Corporation Broadcasting signal receiver apparatus provided with controller for controlling demodulation mode, and apparatus for controlling demodulation mode
WO2013179998A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 ソニー株式会社 受信装置および受信方法、並びにプログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515973A (ja) * 1999-11-19 2003-05-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 変調のブラインド検出方法とシステム
JP4713045B2 (ja) * 1999-11-19 2011-06-29 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 変調のブラインド検出方法とシステム
WO2002049303A1 (fr) * 2000-12-13 2002-06-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Recepteur
US7020459B2 (en) 2000-12-13 2006-03-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Receiver
US7046975B2 (en) 2001-03-13 2006-05-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and system for blind detection of modulation type
JP2004343730A (ja) * 2003-04-23 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放送信号受信装置及び復調モード制御装置
US7853971B2 (en) 2003-04-23 2010-12-14 Panasonic Corporation Broadcasting signal receiver apparatus provided with controller for controlling demodulation mode, and apparatus for controlling demodulation mode
US7751500B2 (en) 2004-08-06 2010-07-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of selecting demodulation scheme and digital broadcast receiver using the same
WO2013179998A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 ソニー株式会社 受信装置および受信方法、並びにプログラム
JP2013251690A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Sony Corp 受信装置および受信方法、並びにプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100416866B1 (ko) 수신기장치및신호처리방법
JP5065174B2 (ja) 異なった信号フォーマットで記憶および送信するためのプログラム・ガイドおよびビデオ・データを形成するシステム
JP5885218B2 (ja) 異なる符号化フォーマットで送信されたビデオ・データおよびプログラム・ガイドを取り出して処理するための方法
EP0574273B1 (en) A receiver compriser a combined AM-FM demodulator
JP4583512B2 (ja) 可変符号化フォーマットと送信チャンネル番号を受信するための方法
US7773711B2 (en) Method and system for detecting transmitted data signal quality and integrity
US5912907A (en) Satellite receiver code rate switching apparatus
JPH11239192A (ja) 復調装置および復調方法
US7006560B2 (en) Digital modem
CN102457467A (zh) 接收设备和方法、解调设备和方法、及程序
US7180962B2 (en) Apparatus and method for demodulation using detection of channel adaptive modulation scheme
JP2002077280A (ja) 受信装置
JP2001086494A (ja) デジタル放送受信機
JP3651434B2 (ja) 携帯デジタル放送受信機
EP0730795A1 (en) Satellite receiver code rate switching apparatus
US7155659B2 (en) Error detection and correction circuit
JP2006238462A (ja) デジタル放送受信機
CN1798283B (zh) 一种数字多媒体信号接收机及其接收方法
JP2002064415A (ja) サイトダイバーシティ切替検出方法およびサイトダイバーシティ切替検出機能付衛星放送受信機
KR20000010355A (ko) 오에프디엠 시스템의 티피에스 동기 획득 방법및 장치
JP2004242190A (ja) 受信方法および装置
MXPA97005810A (en) System to receive variable coding formats and number of transmis channels
JP2000134175A (ja) 誤り訂正装置
MXPA97005811A (en) System for acquiring and processing video data and program guides transmitted in different coding formats
KR20000021871A (ko) 복합 위성 방송 수신 시스템의 채널 절환 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040113