JPH11237432A - 部分放電判別法 - Google Patents

部分放電判別法

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JPH11237432A
JPH11237432A JP10042312A JP4231298A JPH11237432A JP H11237432 A JPH11237432 A JP H11237432A JP 10042312 A JP10042312 A JP 10042312A JP 4231298 A JP4231298 A JP 4231298A JP H11237432 A JPH11237432 A JP H11237432A
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JP10042312A
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Yasuhiro Takahashi
康弘 高橋
Nobuo Kikuta
修夫 菊田
Kazuo Watanabe
和夫 渡辺
Yuji Yamawaki
裕二 山脇
Toshihide Fujimaki
俊秀 藤巻
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Fujikura Ltd
AdIn Research Inc
Original Assignee
Fujikura Ltd
AdIn Research Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファジィ化ニューロネットワークを用いて、
学習時間の短縮が可能な電力ケーブルにおける部分放電
/ノイズの自動判別システムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 部分放電測定器により検出された信号を
φ−q−nの3次元データとしてファジィ化ニューロネ
ットワークに入力し、正規化データを算出し、メンバー
シップ関数との合致度を算出するパターン照合処理と、
パターン合致度に重み付けを用いて合成することにより
入力信号パターンとしてのパターンセット合致度を生成
するパターンセットと、パターンセット合致度が最大の
パターンセットを選択し、放電/ノイズのカテゴリごと
に対する合致度として出力するパターンテーブルを有す
るシステムにより部分放電とノイズとを判別することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電力ケーブル及び接続部の部
分放電測定において、特にニューラルネットワークにフ
ァジィ推論を取り込んだファジィ化ニューロネットワー
ク型の情報処理システムを用いて、部分放電信号の自動
判別をする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力ケーブルの健全性の確認とし
て部分放電測定することによって電力ケーブル及び接続
部の絶縁診断を行う手法がある。しかし、外来雑音が原
因となって部分放電信号の有無の判別が困難なことが多
い。
【0003】従来部分放電信号の有無の判別として、
(1)コンピュータ(解析装置)による放電電荷量、発
生頻度、発生位相等の測定信号と予め定めたしきい値と
を比較し、このしきい値を越える測定信号に基づき、部
分放電の発生を検出する方法、(2)ニューラルネット
ワークを利用して部分放電が発生したか否かを判別させ
るもので、例えば、ニューラルネットワークにより部分
放電及びノイズの発生位相(φ)−大きさ(q)−発生
頻度(n)パターンを学習し、部分放電信号とノイズ信
号の判別を行なうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)コンピュー
タ(解析装置)により判定基準を設定し、部分放電信号
をノイズ信号との判別を行う方法では、判定基準のうち
の位相特性を図13のように第1,第3象限と決定して
も、図13に示すように、例えば放送波又は無線の様な
連続ノイズでは、位相判定基準の第1,第3象限におい
て部分放電信号と判定してしまう。
【0005】また、上記(2)のニューラルネットワー
クは、情報処理を行う構造が人間の脳の神経細胞をモデ
ルとしたもので、図14に示すように、例として入力層
11、中間層12、出力層13の3層構造となってお
り、入力層11の各セル111〜113は、部分放電測
定器に記憶されている情報の内、特定の位相範囲と振幅
範囲(例えば10〜20pC)に対応しており、その範
囲を満たす信号の数が各セルの入力値となる。入力層1
1の各セルに値が入力されると、中間層12および出力
層13において評価がなされ、出力層13のセル131
と132に評価値が得られる。これらの評価値の大小関
係により部分放電の有無を判別するものである。
【0006】ニューラルネットワーク技術においては、
学習に多大な時間を要することである。
【0007】本願発明に係わるファジィ化ニューロネッ
トワークでは、妥当な教師信号を与えれば、10〜10
0個のデータでルールを構築することが出来るが、ニュ
ーラルネットワークでは一般に1000個以上の教師信
号が必要であると言われている。
【0008】また、学習の対象となるシステム内部の処
理記述が基本的にはリンクの重みという形で表現され、
概念的な具体性を持たないため、学習の結果を入出力デ
ータからしか判定できない、即ち、視覚的に学習内容が
把握できないので、学習結果の調整ができないという問
題があった。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、部分放電の識別技術の信頼性を高め、学習時間の
短縮が可能な部分放電信号の自動判別方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電力ケーブルおよび接続部から発生する
部分放電信号を判別する方法において、部分放電測定器
により検出された信号を発生位相φ(課電圧に対する位
相領域)に対する信号の大きさqと発生頻度nの3次元
データを所定時間取り出す手段と、前記取り出された発
生頻度nのデータを所定課電圧位相領域毎に入力する信
号入力部と、前記入力されたデータを前記位相領域毎に
内部データに変換する正規化テーブルと、前記正規化さ
れたデータを評価するメンバーシップ関数に入力して照
合処理させることによって合致度に変換され、該合致度
を重みWを用いて合成することにより各入力信号パター
ンとしての合致度が算出されるものであり、該メンバー
シップ関数のセットからなるパターンセット(PS)
と、カテゴリー(放電/非放電)毎に対する前記複数の
パターンセットの中で、算出された合致度が最大のパタ
ーンセットを選択し、該パターンセットの合致度を入力
信号の前記カテゴリーに対する合致度として出力するパ
ターンテーブル(PT)とを有するシステムにより部分
放電とノイズとを判別することを特徴とする。
【0011】また、前記パターンセット(PS)の形成
において、メンバーシップ関数(MF)の初期分散値を
定めて初期学習を行い、この初期学習によりパターンセ
ット(PS)が新規生成され、初期学習データが所定個
数蓄積された時点で、通常学習に移行し、以降これまで
学習した凡てのパターンセットのデータを利用して統計
処理することによりメンバーシップ関数を変更し、該メ
ンバーシップ関数の重み(W)を、教示データに合致す
る方向のものに対して上げ、それ以外のものに対して下
げる方向に変更させて学習することによりパターンセッ
ト(PS)が生成されることを特徴とする。
【0012】また、パターンセットの形成において、入
力データとパターンセット(PS)との照合処理の結
果、拡張のしきい値を下回っているとき、パターンセッ
トの自動拡張が実施され、新規にメンバーシップ関数が
生成されることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施形
態を詳細に説明する。図12は電力ケーブルの部分放電
判別を行うための説明図である。課電トランス7には電
力ケーブル1が接続されており、この例では中間に絶縁
接続部2が接続されている。部分放電信号は検出電極3
を介して検出インピーダンス4に生ずる。なお、本発明
では、信号の検出方式はどの様な形式であってもかまわ
ない。検出されたパルス信号は部分放電解析装置5に入
力され、部分放電解析装置5には、課電トランスの3次
巻線8を介して、ケーブルの課電圧位相情報も入力され
ており、そこでカテゴリごとに、φ−q−nグラフが作
成される。このφ−q−nグラフを形成している信号デ
ータをファジィ化ニューロネットワーク6に入力され
る。
【0014】この例では、課電圧位相の第1象限(0°
〜90°)、第2象限(90°〜180°)、第3象限
(180°〜270°)、第4象限(270°〜360
°)に区分して複数回(例えば10秒間)のパルスカウ
ント数が記憶され、前記象限に区分してファジィ化ニュ
ーロネットワーク6に入力されるものである。
【0015】図1は、ファジィ化ニューロネットワーク
6を説明する説明図である。
【0016】上記のφ−q−nの3次元データI0 ,I
1 ,I2 ,I3 をファジィ化ニューロネットワークに入
力すると、正規化テーブル(以下NTと称す)を通過す
ることにより内部データ型に変換され、正規化データと
なる。即ち、入力データ毎に写像関数を設けてメンバー
シップ関数の横軸の次元にそろえられる。例えば、入力
信号の発生頻度nが第1象限〜第4象限の順に100
0,100,500,200であるとすると、正規化デ
ータは、100,10,50,20となる。
【0017】この正規化データに対してメンバーシップ
関数(以下MFと称す)を用いて学習が行なわれる。
【0018】先づ、未学習状態では、情報処理システム
の内部状態は図2の様な形態となる。入力側に4個の領
域(I0 〜I3 )が設定され、出力側に2個のパターン
テーブル(以下PTと称す)が準備される。各PTに属
するパターンセット(以下PSと称す)はまだ無い状態
である。
【0019】次に学習が開始された当初の様子を示す。
例として、放電データとして第1〜第4象限の順に10
0,0,100,0というデータが与えられ、非放電デ
ータとして同順に100,100,100,100,が
与えられるものとする。図3に示すように、放電データ
はPT0 に対して学習処理され、非放電データはPT1
に対して学習処理される。これらには元々PSが存在し
なかったので、それぞれPS0 ,PS1 が新規生成され
る。これらのMFの分散値は、予めパラメータ設定され
ていて、例えば、すべて片側で21%である。また、各
MFに対する重みWは重み初期値設定によりすべて50
%(0.5)として初期設定される。
【0020】次にPSの学習、つまりMFの形状を入力
データを元に如何に決定されるかについて説明する。ま
ず正規化データがMFに対して入力されると、その正規
化データが示す座標(横軸)のMFの高さ(縦軸上の
値)が合致度として得られる(図4参照)。
【0021】上記図3に示す初期学習の状態に対して、
非放電データとして、図5に示すように、90,10
0,90,100という入力が与えられたとすると、P
1 に対して入力データと照合(合致度の演算)が行わ
れる(実際は、PT1 に属する全PSに照合がかかる
が、現在はPS1 しかありません)。
【0022】入力データに対するPS1 の各MFに対す
る合致度は、おおよそ51,100,51,100とな
る。これを重み付きで加重相乗平均したものがPS1
対する合致度である。この値を演算すると約71とな
る。これは、予めパラメータに設定したPS拡張のしき
い値(50)を上回っているので、拡張は実施されず、
PS1 に対して学習が行われるわけであるが、PS1
まだ小数学習モードにあるので(今回学習したデータを
加えても総数2個であり、履歴バッファサイズ(5)に
満たない)、MF形状は直ちに変更される。変更する方
式を図6に示す。このMFの分散値は“小数学習時の初
期分散値”によって規定される。なお、入力データに対
するPS1 の合致度がPS拡張のしきい値(50)を下
回っている(例えば、図7参照)とき拡張は実施され、
PS11が生成され、PS11に対して学習が実施される。
この結果、図8に示すように、PT1 には、PS10とP
11という2個のパターンセットが生成される。このよ
うに、PSがすでに複数ある場合、例えば、図8の結果
に対して、さらに非放電信号として99,99,99,
99といった入力が与えられたものとする。この場合、
PT1 に属する全てのPSに対して照合が行われ、それ
ぞれの合致度は、PS10で約95、PS11で0となる、
そうすると、合致度が最も高いPSの1個(PS10)が
選択され、学習が行われる。この時、PS11には学習は
実施されない。
【0023】上記で説明した小数学習モードでPS10
対して既に学習されている履歴バッファデータ数が4個
だったと仮定すると、今回の学習で、総数が5個となる
ので、今回の学習から通常学習モードに移行する。通常
学習では、統計処理により得た平均値と標準偏差を算出
して、パラメータにて指定している曖昧度倍率、分散値
倍率により下記のような方式で変換を行う。
【0024】中心値=平均値 曖昧度=標準偏差×曖昧度倍率 左分散値=右分散値=標準偏差×分散値倍率 上記の今回の学習では、小数学習の1回〜4回の全ての
入力データで統計処理される。
【0025】また、今後PS1 に学習される場合は、履
歴バッファサイズ(5個)毎に上記演算によってMFが
変更される。従ってMFが変更されるタイミングは、
5,10,15,……個という間隔となり、常にそれま
での全データに対して統計処理をした結果を用いてMF
が設定される。
【0026】次に、重み学習に関して説明する。まず、
図9に示すように、現在放電、非放電共にPSが2個づ
つ存在し、これらのMFの曖昧度が0、分散値が50で
あると仮定する。また、重み学習のしきい値(上側)を
60、(下側)を40と仮定する。
【0027】90,10,75,40という入力データ
を放電として教示した例について説明する。
【0028】重み学習は、全てのMFに対して実施さ
れ、次の様になされる。
【0029】<教示側(=放電)のMFに関して> ・合致度が上側のしきい値より高いMFに関しては重み
を増加させる。
【0030】・合致度が下側のしきい値より低いMFに
関しては重みを減少させる。
【0031】<非教示側(=非放電)のMFに関して> ・合致度が上側のしきい値より高いMFに関しては重み
を減少させる。
【0032】・合致度が下側のしきい値より低いMFに
関しては重みを増加させる。
【0033】これにより各MFの重みの変化方向は図9
の矢印にて示す方向となる。
【0034】重み変更の量は、合致度としきい値との差
に比例し、その最大値は「重み変更のゲイン値」により
規定される。
【0035】上述した学習により逐次学習が実施され、
例えば、放電側に微小ボイドによる部分放電パターン
と、突起による部分放電パターンの2個のPS00,PS
01が生成され、非放電側に時間帯をずらして無課電状態
で測定した外部ノイズパターンの3個のPSが生成され
たものとする。この構成を便宜上ルールと呼ぶ。
【0036】このルールに対して、推論用の入力データ
を与えた場合の推論手順を次に示す。
【0037】図10に示す様に各MFが構築されていて
(現実には台形形状が一般的であるが、簡単にするため
曖昧度を0としたものを想定した)、点線の様に入力デ
ータが与えられたものとする。この時、次の手順で推論
を実施する。
【0038】(1)放電側(PT0 )の合致度を算出す
る。
【0039】PT0 の合致度は、PS00の合致度とPS
01の合致度の内の大きい方として算出する。各PSの合
致度は、各MF(4個)の重み付き相乗平均によって算
出する。例えばPS00の各MFの重みが左から60%,
40%,30%,30%であったとする。また、それぞ
れのMFの合致度が同様に左から75%,75%,50
%,25%であったとすると、PS00の合致度はV
(0.6+0.4+0.3+0.3) =750.6 ×750.4 ×500.3 ×
500.3 により算出される。因みに、この結果PS00
合致度は64.4%となる。次に同様の演算でPS01
合致度が56%だったとする。その後、最終的に合致度
が高いPS(=PS00)が選択され、PT0の合致度が
64.4%となる。
【0040】(2)非放電側(PT1 )の合致度を算出
する。
【0041】前項の場合と同様に、各PSの合致度を算
出する。これらの合致度がそれぞれ0%であるからPT
1 の合致度は0%となる。
【0042】(3)最終判断をする。
【0043】今まで得られた結果により、PT0 の合致
度が64.4%、PT1 の合致度が0%であった。従っ
て、最終的にはPT0 の合致度が高いので、この入力に
対しての推論結果は放電と結論づけることとなる。
【0044】因みに、PT0 ,PT1 共に合致度が0で
あった場合は失報として処理する。
【0045】ここで、統計処理によりMFの生成を行う
には、まず、各MFに対する入力値を履歴バッファに格
納する。履歴バッファに蓄積したデータが一定の数に達
したら、入力信号の発生頻度nの度数分布を作成する。
この度数分布を正規分布に近似させることによって、平
均値と標準偏差の2つのパラメータが得られる。これに
対して本発明に係るパラメータは中心値、左右分散値、
曖昧度である。既述したように、両者を下記のような方
式で変換を行う。
【0046】中心値c=平均値 曖昧度a=標準偏差σ×曖昧度倍率 左分散値Vl =右分散値Vr =標準偏差σ×分散値倍率 分散値が初期設定値よりも縮小される様な結果が得られ
ても、初期設定値を下限と設定できる。
【0047】元の分布、近似正規分布、MFの関係の例
を図11に示す。
【0048】上記のような手順でMFは生成され、上述
したように、このMFの合致度を求めることによって放
電、非放電の推論が行なわれる。
【0049】学習は、今迄に蓄積された各種の部分放電
信号、ノイズ信号により行なわれ、また、実際の測定時
の無課時に検出されたノイズ信号を新たな教師信号とし
て入力し、その現場における判定精度の向上を図る。さ
らに、万一そこで部分放電が検出された場合も、教師信
号として入力し、同様に、判定精度の向上を計る。
【0050】尚、上記の例では、入力信号の課電圧位相
区分を第1象限0°〜90°、第2象限90°〜180
°、第3象限180°〜270°、第4象限270°〜
360°としたが、これにこだわらず、例えば、0°〜
110°、110°〜180°、180°〜290°、
290°〜360°とすることにより放電、非放電の判
別をしやすくすることができる。
【0051】また、必ずしも4入力(4個の象限)とす
る必要はなく、例えば8入力とすることも出来る。
【0052】本発明は、電力ケーブル以外の高電圧機器
から発生している部分放電の判別にも応用できることは
勿論である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、下記の効果を奏するこ
とができる。
【0054】1)従来のコンピュータ解析装置で判別不
可能な無線波のような連続ノイズの判別も可能となる。
【0055】2)本発明に係るファジィ化ニューロでは
1件の教師信号毎に学習するのではなく、一定数蓄積の
後にまとめて統計処理等を施して学習するために、通常
のニューラルネットワーク(バックプロバゲーション
法)に比べて高速学習が可能となる。
【0056】3)視覚的に学習内容が把握できるので、
学習結果の調整が可能となる。
【0057】4)離散的な領域にカテゴリーがある場合
でも、パターンセットの自動生成によりデータが排除さ
れることなく、問題なく学習が行なえる。従って、推論
の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファジィ化ニューロネットワーク
を示す説明図である。
【図2】本発明に係る部分放電自動判別システムにおけ
る未学習状態のファジィ化ニューロネットワークの内部
状態を示す説明図である。
【図3】図2の未学習状態から学習が開始された当初の
様子を示す説明図である。
【図4】本発明に係るMFにおける合致度算出を示す説
明図である。
【図5】本発明における拡張しない学習例を示す説明図
である。
【図6】本発明における小数データによる学習(小数学
習)によりMFを生成する状態を示す説明図である。
【図7】本発明における拡張する学習例を示す説明図で
ある。
【図8】図7における拡張結果の学習例を示す説明図で
ある。
【図9】本発明における重み学習の例を示す説明図であ
る。
【図10】本発明に係るファジィ化ニューロネットワー
クにおける推論処理を示す説明図である。
【図11】本発明において統計処理によってMF生成す
る際の、元の分布、近似正規分布、MFの関係を示す説
明図である。
【図12】電力ケーブル部分放電判別法の一実施形態を
示す概略構成図である。
【図13】従来技術の部分放電判別例を説明する図であ
る。
【図14】従来のニューラルネットワークを示す説明図
である。
【符号の説明】
1 電力ケーブル 2 接続部 3 検出電極 4 検出インピーダンス 5 部分放電解析装置 6 ファジィ化ニューロネットワーク 7 課電トランス 8 3次巻線
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 和夫 千葉県富津市新富42−1 株式会社フジク ラ富津工場内 (72)発明者 山脇 裕二 北海道札幌市中央区南一条西十丁目四番タ イムビル5F 株式会社アドイン研究所内 (72)発明者 藤巻 俊秀 北海道札幌市中央区南一条西十丁目四番タ イムビル5F 株式会社アドイン研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルおよび接続部から発生する
    部分放電信号を判別する方法において、 部分放電測定器により検出された信号を発生位相φ(課
    電圧に対する位相領域)に対する信号の大きさqと発生
    頻度n(パルス発生頻度)の3次元データを所定時間取
    り出す手段と、 前記取り出された発生頻度nのデータを所定課電圧位相
    領域ごとに入力する信号入力部と、 前記入力されたデータを前記位相領域毎に内部データに
    変換する正規化テーブルと、 前記正規化されたデータを評価するメンバーシップ関数
    に入力して照合処理させることによって、合致度に変換
    され、該合致度を重みWを用いて合成することにより各
    入力信号パターンとしての合致度が算出されるものであ
    り、該メンバーシップ関数のセットからなるパターンセ
    ット(PS)と、 カテゴリー(放電/非放電)毎に対する前記複数のパタ
    ーンセット(PS)の中で、算出された合致度が最大の
    パターンセットを選択し、該パターンセットの合致度を
    入力信号の前記カテゴリー(放電/非放電)に対する合
    致度として出力するパターンテーブル(PT)と、を有
    するシステムにより部分放電とノイズとを判別すること
    を特徴とする部分放電判別法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパターンセット(PS)
    の形成において、 メンバーシップ関数(MF)の初期分散値を定めて初期
    学習を行い、この初期学習によりパターンセット(P
    S)が新規生成され、初期学習データが所定個数蓄積さ
    れた時点で、通常学習に移行し、統計処理によりメンバ
    ーシップ関数(MF)を変更して学習することによりパ
    ターンセット(PS)が生成されることを特徴とする請
    求項1記載の部分放電判別法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のメンバーシップ関数(M
    F)を変更する際、これまで学習した凡てのパターンセ
    ットのデータを利用して統計処理することを特徴とする
    請求項1記載の部分放電判別法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のパターンセット(PS)
    の形成において、 メンバーシップ関数(MF)の重み(W)を、教示デー
    タに合致する方向のものに対して上げ、それ以外のもの
    に対して下げる方向に変更させて学習を行うことを特徴
    とする請求項1記載の部分放電判別法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のパターンセット(PS)
    の形成において、 入力データとパターンセット(PS)との照合処理の結
    果、拡張のしきい値を下回っているとき、パターンセッ
    トの自動拡張が実施され、新規にメンバーシップ関数
    (MF)が生成されることを特徴とする請求項1記載の
    部分放電判別法。
JP10042312A 1998-02-24 1998-02-24 部分放電判別法 Pending JPH11237432A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026292A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Kyushu Dengi Kaihatsu Kk がいし放電音判別方法及びその装置
CN103323749A (zh) * 2013-05-16 2013-09-25 上海交通大学 多分类器信息融合的局部放电诊断方法
JP2015139274A (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 東京電力株式会社 ケーブル健全性評価方法
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