JPH11236960A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH11236960A
JPH11236960A JP4268998A JP4268998A JPH11236960A JP H11236960 A JPH11236960 A JP H11236960A JP 4268998 A JP4268998 A JP 4268998A JP 4268998 A JP4268998 A JP 4268998A JP H11236960 A JPH11236960 A JP H11236960A
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JP
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metal
movable piece
switch
detecting
magnetic field
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JP4268998A
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Inventor
Katsuhiro Teramae
勝広 寺前
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的接点がなく、寿命等の問題が無いスイッ
チ装置を提供することにある。 【解決手段】ハウジング1内には一端か駆動軸2に固定
され、駆動軸2の回転とともにハウジング1内を回転移
動する略扇状の金属性可動片3と、ハウジング1内の中
央で上記駆動軸2を中心とする円の半径方向に配置固定
された固定ピックアップ部4と、固定ピックアップ部4
に長手方向に等間隔で配置された金属検出用センサコイ
ル51〜54と、これら金属検出用センサコイル51〜
54から高周波磁界を発生させるためのセンサ回路部6
とを内蔵し、外部にはセンサ回路6から出力されるスイ
ッチ出力のパータンにより、上記駆動軸2に機械的機構
を通じて連結されているオートマッチクトランスミッシ
ョンの各モードの変化を検出する信号処理部7を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートマッチクト
ランスミッションの各モードを識別するためのスイッチ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のオートマッチクトランス
ミッションの各モード(パーキング(P),リバース
(R),ニュートラル(N),ドライブ(D),3rd
(3)、2nd(2),Low(1))、のATギャボ
ジションに対応する)の変化を確認する目的で、ミッシ
ョンギアから連動する機械的機構によりスイッチ装置
(以下ATスイッチと言う)の駆動軸の回転角運動に変
換し、ATスイッチから回転角に応じたスイッチ出力の
パターンから上記モードを検出している。
【0003】ここでATスイッチの従来例としては、内
蔵の駆動軸の回転に連動して回転する可動片と、この可
動片の回転中心から所定間隔で可動片の先端との間で所
定間隔で配置された可動接点と、可動片の回転域に対応
して配置された固定台と、可動接点の移動軌跡に対応す
るように該固定台に上に配置され上記可動接点が移動に
応じて接触、非接触となる所定の長さの円弧状の固定接
点とを備え、駆動軸の回転に応じて各可動接点が対応す
る固定接点に対して接触又は非接触状態となることによ
り駆動軸の回転角に応じたスイッチ出力を発生する機械
的なATスイッチがある。
【0004】このATスイッチは可動接点と固定接点の
接触を繰り返すため、接点寿命は避けることができない
問題であり、接点部の保護と、水分による腐食を防止と
を図るために固定台及び可動片を収納しているハウジン
グ内にグリースを充填して使用される。このグリースに
は厳しい使用環境に耐え、長寿命を保証する役割が与え
られるが、しかし現実的にはヨーロッパや北米の寒冷地
では冬期にグリースが硬くなってスイッチが動作しない
ことや、接触不良等の問題が発生している。
【0005】従って、基本的に機械的な接点を持たない
無接点方式のATスイッチが所望されていた。この無接
点化には光を用いたロータリーエンコーダの応用、磁気
スイッチの応用等のセンサを使用する方法が考えられ
る。光の場合、LED等の発光素子を使用するが、車載
の特にATスイッチの用途にあっては、100℃以上の
温度下で使用できることが必要で、そのため光ファイバ
ー等を用いた方法等が必要となり、コスト的にも高くな
る高級な方法となる。具体的には発光部のみを比較的環
境の良い場所に置き、ATスイッチへは光ファイバーに
よる光伝送を行ない、その伝送されてきた光を使ってロ
ータリエンコーダ(光エンコーダ)に類似のシステムを
構成する。
【0006】一方磁気スイッチの応用の場合、光に比べ
て十分温度に耐える構成とすることができる。従って、
永久磁石と、磁束量を検出できる磁気検出素子(ホール
素子、磁気抵抗素子(MR)等)を使い簡単に無接点化
ができる。但しこの場合永久磁石の大きさ及び永久磁石
から発生した磁束の指向性の広さにより、従来のATス
イッチ程度の大きさでのスイッチ出力のパターンを識別
できるだけの分解能を得ることが難しい。
【0007】図5はこの磁気スイッチ応用のATスイッ
チを用いた場合について本発明者らか構想した例を示し
ており、ハウジングl内において、駆動軸100に一端
が固定され、駆動軸100の回転に連動して回転する磁
性金属材からなる可動片l01と、可動片101に対面
するように駆動軸100を中心とする円の半径方向に配
置された固定台102に所定の間隔を設けて4組の磁気
検出素子201〜204…及び永久磁石301〜304
を配列し、可動片101が移動する移動軌跡上に所定長
の円弧状の永久磁石301〜304を配列し、駆動軸1
00の回転角、つまり駆動軸100の回転に連動する可
動片101の回転位置により、磁気検出素子201〜2
04が金属製可動片l0lの金属部位に対面するか、金
属製可動片l01に形成した切欠部位に対面するかによ
って磁気検出素子201〜204が検出する磁束Mの量
が変化し、磁気検出素子201〜204がオン又はオフ
するようになっている。そしてこれら磁気検出素子20
1〜204の検出出力、つまりスイッチ出力のパターン
を外部の信号処理部7に与えるようになっている。ここ
で各磁気検出素子201〜204の各出力をLl〜L4
とした場合、オートマッチクトランスミッションの各モ
ード(パーキング(P)、リバース(R)、ニュートラ
ル(N)、Low(1)、2nd(2)、3rd
(3)、ドライブ(D))とこれら各出力Ll〜L4の
組み合わせによるスイッチ出力のパターンとの関係は表
lに示すように構成される。
【0008】
【表1】
【0009】ここで図5(a)に示す状態は表1では太
線の枠内のスイッチ出力のパータン、つまりドライブ
(D)であって、このモードは信号処理部7で検出され
ることになる。尚イグニッション8はパーキング(P)
及びニュートラル(N)のモードで動作可能となり、バ
ックライトはリバース(R)で点灯可能となる。ところ
で図5に示す磁気検出素子を用いたATスイッチは、静
磁場磁束には区別がないため、永久磁石301〜304
からの静磁場磁束Mは図5(b)に示すように夫々独立
しておらず、永久磁石間で干渉し合うため、スイッチ出
力のパターンが不明瞭となる。その結果永久磁石間の干
渉を防ぐためには永久磁石間の距離を十分にとる必要が
あり、その結果ATスイッチの小型化が難しくなる。ま
た金属製可動片101を数mmの厚さの金属板で形成す
る必要がある。
【0010】更に図5の場合は永久磁石と磁気検出素子
とを固定側に設け、可動片101を金属板で構成した
が、図6(a)(b)に示すように駆動軸100に一端
が固定され、駆動軸100の回転に連動して回転する非
磁性材からなる可動片101に磁気検出素子201〜2
44を配列し、一方可動片l01の回転域に対応して対
面配置された非磁性材からなる固定台102には、磁気
検出素子201〜204の移動軌跡上に円弧状の永久磁
石301〜304…を夫々配列し、各永久磁石301〜
304が移動する移動軌跡上に磁気検出素子201〜2
44を配列し、駆動軸100の回転角、つまり駆動軸1
00の回転に連動する可動片101の回転位置により、
磁気検出素子201〜204が永久磁石301〜304
に対面するか否かにより検出する磁束の変化に応じて出
力を発生し、この出力によりスイッチ出力のパターンを
得るものも考えられる。
【0011】しかし、図6に示す磁気検出素子を用いた
ATスイッチは、図5のATスイッチと同様に静磁場磁
束には区別が無いため、永久磁石301〜304からの
静磁場磁束Mは図6(b)に示すように夫々独立してお
らず、永久磁石間で干渉し合うため、スイッチ出力のパ
ターンが不明瞭となる。その結果永久磁石間の干渉を防
ぐためには永久磁石間の距離を十分にとる必要があり、
その結果ATスイッチの小型化が難しくなる上に、特殊
な形状の永久磁石を必要とするという課題がある。
【0012】また電気配線を可動片101に対して行な
わなければならないため、固定台102の出力ケーブル
との連結部が機械的なストレスを受けて、寿命上に問題
を生じる。その他に磁気検出素子を固定台102、可動
片101を収納するハウジング1側に固定し、扇状の可
動片l01側に永久磁石を配列する方法もあるが、この
場合、特殊な永久磁石が必要となる。 また永久磁石を印
刷によって形成する方法も考えられるが、発生磁束が低
くなるが、そのためセンサ感度アップを行なう場合には
磁石間の干渉は解決されない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように図5の金
属製の可動片を検出する場合には、金属製可動片とは別
に磁気検出素子の背後に永久磁石を設置し、これらの静
磁場の変化を金属可動片の回転で起こさせて検出する方
法を用いるが、部品として、永久磁石が必要なことと、
静止磁場変化を所望のレベル得るためには、厚さみのあ
る(最小でも数ミリ)必要がある。システムとしては、
厚み方法にも大きくなる。また図5(b)に於ける磁石
間の干渉は、永久磁石からの静磁場磁束が、各々の 永
久磁石間で結合しておこる。そのため、磁気検出素子を
構成するホール素子/MR素子は、総合的な磁界の変化
に合わせて磁束変化を検出するように動き、可動片の回
転による磁気検出素子周辺の磁界変化が不明確になり、
各モードの識別が難しく、また、個々の組み立てばらつ
き、素子特性、磁石特性のばらつきによる特性ばらつき
も、設計管理しにくいものとなる従って、干渉を回避し
設計するために、必然的に全体形状が大きくなってしま
う。
【0014】また、ホール素子においては、温度ドリフ
ト特性が問題となる。またMR素子においては、磁気検
出用のパターンサイズとブリッジ回路を構成するMR素
子間のピッチに影響され感度が左右される。また、微小
信号のためのノイズ問題が起きる。本発明は上記問題点
に鑑みて為されたもので、請求項lの発明は、機械的接
点がなく、寿命等の問題が無い自動車制御用スイッチを
提供することにある。請求項2の発明の目的とするとこ
ろは、請求項lの発明の目的に加えて、耐ノイズ性に優
れた自動車制御用スイッチを提供することにある。請求
項3の発明の目的とするところは請求項2の発明の目的
に加えて、小型化が可能な自動車制御用スイッチを提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項lの発明では、オートマッチックトランスミッ
ションの各モードの変化を確認するためにモードの変化
に応じて駆動軸が回転駆動され、回転角に応じたスイッ
チ出力のパターンを発生するスイッチ装置において、固
定ピックアップ部と、駆動軸に一端が固定されて駆動軸
の回転に共動する可動片と、可動片の回転方向と交差す
るように配置された固定ピックアップ部とをハウジング
内に設け、固定ピックアップ部には可動片の回転方向に
交差する方向に複数の金属検出用センサコイルを配列
し、可動片には回転角に応じて上記金属検出用センサコ
イルに対面して検出される金属部位を設け、夫々の金属
検出用センサコイルの検出出力の有無のスイッチ出力の
パターンにより可動片の回転角位置を検出することを特
徴とする。
【0016】請求項2の発明では、請求項lの発明にお
いて、金属検出用センサコイルから高周波磁界を発生さ
せ、高周波磁界中の金属に発生する渦電流によって発振
状態が変化する発振手段と、発振状態の変化で金属を検
出する検出手段とを備えたことを特徴とする。請求項3
の発明では、請求項2の発明において、夫々の金属検出
用センサコイルに高周波磁界を発生させる発振手段の発
振周波数は隣接する金属検出用センサコイルにおいて異
ならせたことを特徴とする。
【0017】而して請求項lの発明では、機械的接点が
無いため、接点寿命やグリースの充填による問題等が無
くなり、しかもセンサコイルが固定ピックアップ部に固
定されているため、配線の可動部でのストレス発生がな
く、設計的対応の必要がなくなる。また請求項2の発明
では、金属検出用センサコイルから高周波磁界を発生さ
せ、高周波磁界中の金属に発生する渦電流によって発振
状態が変化する発振手段と、発振状態の変化で金属を検
出する検出手段とを備えたので、耐外乱ノイズ性に優れ
る。
【0018】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、夫々の金属検出用センサコイルに高周波磁界を発
生させる発振手段の発振周波数は隣接する金属検出用セ
ンサコイルにおいて異ならせたので、隣接する金属検出
用センサコイルの干渉を無くすことができ、小型化が可
能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。図I (a)(b)は本実施形態の構成を示して
おり、ハウジングl内には一端か駆動軸2に固定され、
駆動軸2の回転とともにハウジングl内を回転移動する
略扇状の金属性可動片3と、ハウジングl内の中央で上
記駆動軸2を中心とする円の半径方向に配置固定された
固定ピックアップ部4と、固定ピックアップ部4に長手
方向に等間隔で配置された金属検出用センサコイル51
〜54と、これら金属検出用センサコイル51〜54か
ら高周波磁界を発生させるためのセンサ回路部6とを内
蔵し、外部にはセンサ回路部6から出力される出力パー
タンにより、上記駆動軸2に機械的機構を通じて連結さ
れているオートマッチクトランスミッションの各モード
の変化を検出する信号処理部7を備えている。
【0020】可動片3は金属板を打ち抜き形成したもの
で、回転角に応じて、つまりオートマッチクトランスミ
ッションの各モード(パーキング(P)、リバース
(R)、ニュートラル(N)、Low(1)、2nd
(2)、3rd(3)、ドライブ(D))に対応する回
転角に応じてセンサコイル51〜54と金属面に対向さ
せるか、金属面の無い切欠3aを対面させるようになっ
ている。
【0021】センサ回路部6は図2に示すように各セン
サコイル51〜54に対応して独立したセンサ回路61
〜64を持ち、夫々のセンサ回路61〜62にはセンサ
コイル51〜54を駆動して高周波磁界を発生させるた
めの発振器とセンサコイル51〜54で発生する高周波
磁界により金属面で発生する渦電流によりセンサコイル
51〜54に発生する逆起電力で変化する発振振幅信号
を金属検出信号として出力する検出器を兼ねた発振回路
600と、この発振回路600から出力される検出信号
を、検波増幅する検波増幅回路601と、リップルカッ
トのためのフィルタ602と、基準電位Vthと検波増
幅された検出信号のレベルとを比較して”H”又は”
L”の出力を発生する比較回路603と、この比較回路
603の信号を、次段の入力仕様に合わせた出力Ll〜
L4に変換出力する出力回路604とを夫々備え、各セ
ンサコイル51〜54には夫々共振用のコンデンサCl
〜C4を接続している。
【0022】具体的に説明すると、例えばセンサ回路6
4ではセンサコイル54とこれに並列接続されたコンデ
ンサC4との共振発振回路に発振回路600からの駆動
信号が印加されると、発振してセンサコイル54から変
調された高周波磁界が発生する。センサコイル54に可
動片3の金属面が対面してい場合、上記のように渦電流
が発生し、この渦電流によりセンサコイル54に逆起電
力が発生し、発振振幅が変化することになる。この信号
を検波増幅回路601で原発振周波数を除去して、金属
の有無による発振振幅変化のみの直流電圧に変換する。
この直流信号は隣接するセンサコイルの発振周波数との
差分のうねりのリップルが残存する。このリップルをフ
ィルタ602で除去して安定な直流電圧とする。この直
流電圧信号を比較回路603にて基準電位Vthと比較
し、金属の有/無により”H”又は”L”の信号を出力
する。出力回路604ではこの信号を受けて次段(信号
処理回路7)の入力仕様(例えば、オープンコレクタの
トランジスタ出力等)に合わせた出力を発生する。
【0023】同様に他のセンサコイル51〜53におい
てもセンサ回路61〜63により同様な信号処理が為さ
れる。ここでは隣接するセンサコイルでの発振周波数を
異ならせるために共振発振回路を構成するセンサコイル
とコンデンサの何方か一方の定数を変えてある。但し周
波数差が余り大きくなると、感度特性(温度特性を含
む)に差が起こり、システム全体の安定性に問題が起き
る可能性があるため、必要なレベルにとどめる。
【0024】例えばシステムの応答周波数が100KH
zの場合、発振周波数1MHzと1.1MHzというよ
うに100KHzの周波数差を持たせる。 本実施形態で
はセンサコイル51〜54の変調周波数をf1〜f4と
夫々異ならせており、図3に示すようにセンサコイル5
1〜54からの磁束M1〜M4は各々変調周波数が違う
ため独立し、干渉の発生を防止している。
【0025】而して本実施形態では可動片3の移動によ
って各センサココイル51〜54に金属面を対面させる
或いは対面させないという状態を作り出して、オートマ
ッチクトランスミッションの各モード(パーキング
(P)、リバースR)、ニュートラル(N)、Low
(1)、2nd(2)、3rd(3)、ドライブ
(D))に対応する回転角に応じて夫々異なるスイッチ
出力のパターンを発生させる。ここでセンサコイル51
〜54が可動片3の金属面に対面するときには各々のセ
ンサコイル51〜54に対応するセンサ回路61〜64
の出力が例えば”H”(オフ)となり、切欠3aに対面
するときには”L”(オン)となり、電流を吸い込む又
は遮断する。これにより、信号処理部7の各センサ回路
71〜74の出力Ll〜L4に対応する入力は、”H”
から”L”又は、”L”から”H”へ変化する。
【0026】これらのスイッチ出力のパターンから信号
処理回路7はモードを検出し、その検出結果に基づいて
必要な制御処理を行なう。そしてパーキン(P)又はニ
ュートラル(N)のモードであれなイグニッション8の
動作を可能とし、またリバース(R)の場合にはバック
ライト9を点灯させるような制御を行なう。 (実施形態2)上記実施形態lでは可動片3を金属板で
構成したが、本実施形態では、図4(a)(b)に示す
ように樹脂成形板を基材とし、この樹脂成形基材の表面
にセンサコイル51〜54が検知する円弧状の金属パタ
ーンPをエッチング或いは印刷によりに形成した可動片
3,を用いたものである。つまり高周波渦電流検出の場
合、可動片3が厚みのある金属である必要がなく、表面
電流が流れ得る金属パターンであればよい点を利用した
ものである。
【0027】尚回路構成を含むその他の構成は実施形態
lと同じであるので、ここでは説明は省略する。而して
本実施形態の可動片3,は実施形態lの金属板の可動片
3に比べて加工性がよく、加工精度を得られるので、金
属パターンPの太さを必要十分な太さにすることで、干
渉量が小さく且つ小型化が図れる最適設計を可能とす
る。また印刷マスクの変更で容易に金属パターンの仕様
変更が可能となる。
【0028】
【発明の効果】請求項lの発明は、オートマッチックト
ランスミッションの各モードの変化を確認するためにモ
ードの変化に応じて駆動軸が回転駆動され、回転角に応
じたスイッチ出力のパターンを発生するスイッチ装置に
おいて、固定ピックアップ部と、駆動軸に一端が固定さ
れて駆動軸の回転に共動する可動片と、可動片の回転方
向と交差するように配置された固定ピックアップ部とを
ハウジング内に設け、固定ピックアップ部には可動片の
回転方向に交差する方向に複数の金属検出用センサコイ
ルを配列し、可動片には回転角に応じて上記金属検出用
センサコイルに対面して検出される金属部位を設け、夫
々の金属検出用センサコイルの検出出力の有無のスイッ
チ出力のパターンにより可動片の回転角位置を検出する
ので、機械的接点が無くなり、接点寿命やグリースの充
填による問題等を解消でき、しかもセンサコイルが固定
ピックアップ部に固定されているため、配線の可動部で
のストレス発生がなく、設計的対応の必要がなくなると
いう効果があり、更に可動片の仕様変更だけでさまざま
な回転角仕様に対応できるという効果がある。
【0029】請求項2の発明は、請求項lの発明におい
て、金属検出用センサコイルから高周波磁界を発生さ
せ、高周波磁界中の金属に発生する渦電流によって発振
状態が変化する発振手段と、発振状態の変化で金属を検
出する検出手段とを備えたので、請求項lの発明の効果
に加えて、金属検出用センサコイルから高周波磁界を発
生させ、高周波磁界中の金属に発生する渦電流によって
発振状態が変化する発振手段と、発振状態の変化で金属
を検出する検出手段とを備えたので、耐外乱ノイズ性に
優れるという効果がある。
【0030】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、夫々の金属検出用センサコイルに高周波磁界を発生
させる発振手段の発振周波数は隣接する金属検出用セン
サコイルにおいて異ならせたので、隣接する金属検出用
センサコイルの干渉を無くすことができ、小型化が可能
となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態lの正面から見た概
略構成図を示す。(b)は同上の概略側断面図である。
【図2】同上のセンサ回路の回路構成図である。
【図3】同上の干渉防止の説明図である。
【図4】(a)は本発明の実施形態2の正面から見た概
略構成図を示す。(b)は同上の概略側断面図である。
【図5】(a)は従来例の正面から見た概略構成図を示
す。(b)は同上の概略側断面図である。
【図6】(a)は別の従来例の正面から見た概略構成図
を示す。(b)は同上の概略側断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 駆動軸 3 可動片 3a 切欠 4 固定ピックアップ部 5 金属検出用センサコイル 6 センサ回路部 7 信号処理部 8 イグニション 9 バックライト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オートマッチックトランスミッションの各
    モードの変化を確認するためにモードの変化に応じて駆
    動軸が回転駆動され、回転角に応じたスイッチ出力のパ
    ターンを発生するスイッチ装置において、固定ピックア
    ップ部と、駆動軸に一端が固定されて駆動軸の回転に共
    動する可動片と、可動片の回転方向と交差するように配
    置された固定ピックアップ部とをハウジング内に設け、
    固定ピックアップ部には可動片の回転方向に交差する方
    向に複数の金属検出用センサコイルを配列し、可動片に
    は回転角に応じて上記金属検出用センサコイルに対面し
    て検出される金属部位を設け、夫々の金属検出用センサ
    コイルの検出出力の有無のスイッチ出力のパターンによ
    り可動片の回転角位置を検出することを特徴とするスイ
    ッチ装置。
  2. 【請求項2】金属検出用センサコイルから高周波磁界を
    発生させ、高周波磁界中の金属に発生する渦電流によっ
    て発振状態が変化する発振手段と、発振状態の変化で金
    属を検出する検出手段と備えたことを特徴とする請求項
    l記載のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】夫々の金属検出用センサコイルに高周波磁
    界を発生させる発振手段の発振周波数は隣接する金属検
    出用センサコイルにおいて異ならせたことを特徴とする
    請求項2のスイッチ装置。
JP4268998A 1998-02-24 1998-02-24 スイッチ装置 Withdrawn JPH11236960A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100344063B1 (ko) * 2000-07-26 2002-07-24 주식회사 대영초음파 터치 스위치

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