JPH1123453A - フレーム式原子吸光光度計 - Google Patents

フレーム式原子吸光光度計

Info

Publication number
JPH1123453A
JPH1123453A JP17786697A JP17786697A JPH1123453A JP H1123453 A JPH1123453 A JP H1123453A JP 17786697 A JP17786697 A JP 17786697A JP 17786697 A JP17786697 A JP 17786697A JP H1123453 A JPH1123453 A JP H1123453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
phototransistor
atomic absorption
turns
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17786697A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Sakai
真澄 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP17786697A priority Critical patent/JPH1123453A/ja
Publication of JPH1123453A publication Critical patent/JPH1123453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅器、及び、ディジタル回路用の電源と
は別系統の電源を不要にし、しかも、安価で小型に得る
ことができる、フレーム式原子吸光光度計の火炎監視装
置を提供する。 【解決手段】 火炎監視装置のセンサとしてホトトラン
ジスタ21を用い、その駆動源をディジタル回路電源2
4と共用とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレーム式原子吸光
光度計に関し、さらに詳細には内部に火炎監視装置を備
えたフレーム式原子吸光光度計に関する。
【0002】
【従来の技術】フレーム式原子吸光光度計では、試料を
原子化するための熱源として、ガスを燃焼させた火炎を
使用する。燃焼動作状態で、火炎が消えてしまうと、可
燃性ガスが吹き出し、爆発の危険性があるので、危険で
ある。このため、燃焼動作状態では、常に、火炎の点火
状況を確認するために、火炎監視装置を備えている。
【0003】この火炎監視装置には従来から熱起電力素
子、例として熱電対、により熱を感知するものと、光電
素子、例としてホトダイオード、により発光を検出する
ものが用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術にはいくつかの問題がある。
【0005】これらの検出器の出力電圧や出力電流はか
なり小さく、直接、または、負荷抵抗を接続しても、電
圧振幅はディジタル回路の入力電圧振幅(約5V)に比
べてかなり小さい。よって、これら検出器の出力を増幅
せずに、ディジタル回路に接続しても、ディジタル回路
の入力電圧振幅を満たすことは不可能であり、この両者
の間に、増幅器が必要であった。この増幅器には、ほと
んどの場合、演算増幅器が用いられている。演算増幅器
は高価である上に、ディジタル回路用の電源とは別系統
の電源を必要とする。というのは、多くの場合、演算増
幅器には正負電源(約±12V)が必要であるためと、
微小な信号を扱うので、ディジタル回路から発生するノ
イズの影響を排除するためである。
【0006】そこで、本発明は増幅器、及び、ディジタ
ル回路用の電源とは別系統の電源を不要にし、しかも、
安価で小型に得ることができる、原子吸光光度計の火炎
監視装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明のフレーム式原子吸光光度計は、火炎
の点火、消火を確認する火炎監視装置を有するフレーム
式原子吸光光度計において、ホトトランジスタを火炎監
視用センサに用いたことを特徴とする。
【0008】ホトトランジスタには自己増幅作用がある
ため、ディジタル回路電源と適当な値の負荷抵抗を接続
すれば、ディジタル回路の入力電圧振幅を満たすのに十
分な出力電圧を得ることができる。
【0009】火炎監視装置としての感度を調整するに
は、負荷抵抗の値を調整すればよい。これは可変抵抗を
接続すれば、容易に実施できる。
【0010】ホトトランジスタの分光感度は専ら可視光
波長領域に分布しており、火炎の発光波長もこの領域に
あるので、問題なく火炎を監視できる。
【0011】ホトトランジスタをセンサとして使用する
ことにより、増幅器、及び、ディジタル回路用の電源と
は別系統の電源を不要にし、しかも、安価で小型の監視
装置とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を用い
て説明する。図1に本発明の一実施例であるフレーム式
原子吸光光度計の概略構成図を示す。図において1は本
原子吸光光度計を制御するマイクロプロセッサ、2はデ
ータやプログラムが記憶される記憶装置、3はマイクロ
プロセッサのための入力回路、4は同じく出力回路、5
は制御状態やデータ等を表示するための表示装置であ
る。これらには汎用のコンピュータシステムを用いてい
る。
【0013】11は燃焼ガス用電磁弁、12は助燃ガス
用電磁弁、13は燃焼ガス配管、14は助燃ガス配管、
15はバーナであり、マイクロプロセッサ1が燃焼ガス
用電磁弁11と助燃ガス用電磁弁12を制御することに
より、バーナ15で混合ガスを燃焼させるようにしてあ
る。なお、この図では流量調整装置、点火装置、圧力監
視装置、試料導入部あるいは原子吸光光度計に必要な光
学系は省略してある。
【0014】本発明のフレーム式原子吸光光度計におい
ては、火炎監視装置用のセンサとしてホトトランジスタ
21を使用する。ホトトランジスタ21は、火炎の熱に
より動作に異常を来たさない範囲で、バーナ15の近く
に設置され、その受光面はバーナ15の火炎に向きを合
わせてある。
【0015】本実施例ではnpn型のホトトランジスタ
を用いており、ホトトランジスタ21のコレクタには、
負荷抵抗として、固定抵抗22と可変抵抗23が直列に
接続され、その終端にはディジタル回路電源24が接続
されている。このディジタル回路電源24はマイクロプ
ロセッサ1等の電源に使用するものを共用する。また、
コレクタからの信号は入力回路3を通じて、マイクロプ
ロセッサ1に伝えられている。入力回路3はディジタル
回路であるので、これにもディジタル回路電源24が接
続されている。
【0016】次に、本発明の動作について説明する。火
炎が点火しているときは、ホトトランジスタ21はオン
状態となり、コレクタ電流が負荷抵抗を通じて流れるの
で、コレクタ端子はローレベルになる。逆に、火炎が消
火しているときは、ホトトランジスタ21はオフ状態と
なり、コレクタ端子はハイレベルになる。
【0017】ガス流量の調整不備などにより、火炎が点
火しないか、または、吹き消えると、ホトトランジスタ
21のコレクタ端子はハイレベルになるので、コレクタ
端子からの信号は入力回路3を通じて、マイクロプロセ
ッサ1に伝えられて、マイクロプロセッサ1は、燃焼ガ
ス用電磁弁11と助燃ガス用電磁弁12を閉じて、ガス
の供給を停止する。表示装置5に、その旨の表示をして
もよい。
【0018】本実施例では、特に集光をしていないが、
ホトトランジスタ21には、受光面の前にレンズを内蔵
したものも多く、これを用いれば指向性が向上し、外光
の影響をより排除して、確実に火炎だけを監視すること
ができる。
【0019】また、ホトトランジスタの電源としてディ
ジタル回路用の電源を用いていることにより、以下のよ
うな別異の特徴を有する。すなわち、従来のようにディ
ジタル回路電源24とは別の電源を火炎監視装置用に使
用していると、この別電源が故障した場合に、電源電圧
が不安定になったり出力されなくなったりする。その場
合、火炎監視装置は火炎が消火していても点火している
という誤信号を出力する可能性があり、ガスが吹き出し
て危険であり、火炎監視装置の信頼性が充分ではなかっ
た。
【0020】一方、電源としてディジタル回路電源24
を共用することにより、もしもディジタル回路電源24
が故障した場合、火炎監視装置は火炎が消火していて
も、点火しているという誤信号を出力する可能性はあ
る。しかしその場合でも、通常、マイクロプロセッサに
は電源監視回路1aが接続されているので、図2に示す
ようにマイクロプロセッサに接続されている電源監視回
路10により、マイクロプロセッサをリセットして装置
を初期状態に戻すので、安全に火炎を消火し、ガスの供
給を停止することができる。
【0021】以下に、この実施態様をまとめておく。
【0022】(1)火炎の点火、消火を確認する火炎監
視装置を有するフレーム式原子吸光光度計において、前
記フレーム式原子吸光光度計本体はディジタル回路電源
を駆動源とするマイクロプロセッサを用いて制御すると
ともに、このマイクロプロセッサには電源監視回路が接
続され、かつマイクロプロセッサ用のディジタル回路用
電源を駆動源とするホトトランジスタを火炎監視用セン
サに用いたことを特徴とするフレーム式原子吸光光度
計。
【0023】
【発明の効果】本発明では、原子吸光光度計の火炎監視
装置として、ホトトランジスタを備えることにより、増
幅器、及び、ディジタル回路用の電源とは別系統の電源
を不要にし、しかも、安価で小型に得ることができる。
【0024】火炎監視装置としての感度を調整するに
は、負荷抵抗の値を調整すればよい。これは可変抵抗を
接続すれば、容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である原子吸光光度計の概略
構成図。
【図2】本発明の他の一実施例である原子吸光光度計の
概略構成図。
【符号の説明】
1:マイクロプロセッサ 1a:電源監視回路 2:記憶装置 3:入力回路 4:出力回路 5:表示装置 11:燃焼ガス用電磁弁 12:助燃ガス用電磁弁 13:燃焼ガス配管 14:助燃ガス配管 15:バーナ 21:ホトトランジスタ 22:固定抵抗 23:可変抵抗 24:ディジタル回路電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火炎の点火、消火を確認する火炎監視装置
    を有するフレーム式原子吸光光度計において、ホトトラ
    ンジスタを火炎監視用センサに用いたことを特徴とする
    フレーム式原子吸光光度計。
JP17786697A 1997-07-03 1997-07-03 フレーム式原子吸光光度計 Pending JPH1123453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17786697A JPH1123453A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 フレーム式原子吸光光度計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17786697A JPH1123453A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 フレーム式原子吸光光度計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1123453A true JPH1123453A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16038446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17786697A Pending JPH1123453A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 フレーム式原子吸光光度計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1123453A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024095514A1 (ja) * 2022-10-31 2024-05-10 株式会社島津製作所 フレーム式原子吸光光度計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024095514A1 (ja) * 2022-10-31 2024-05-10 株式会社島津製作所 フレーム式原子吸光光度計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910000246Y1 (ko) 복합화재 검출기
US4578583A (en) Solid state ultraviolet flame detector
US2304641A (en) Control apparatus
US3476945A (en) Flame detector for a multiple fuel-fired furnace
EP3663646B1 (en) Flame monitoring control system
JPH1123453A (ja) フレーム式原子吸光光度計
US6168419B1 (en) Flame monitor
JP2006329474A (ja) 燃焼機における火炎検出装置
US5691700A (en) Apparatus and method using non-contact light sensing with selective field of view, low input impedance, current-mode amplification and/or adjustable switching level
JPH03140739A (ja) ガス・粉塵検出装置を備えた空気調和機
JP2008172987A (ja) 電源遮断装置及びそれを備えるコンセント
JP4023046B2 (ja) フレーム原子吸光分析装置
KR20020032062A (ko) 화염감지시스템 및 그 제어방법
US5153424A (en) Flux monitor high light intensity cut-off circit for night vision devices
JP3096609B2 (ja) 赤外線式防犯警報装置
US20230160571A1 (en) Control unit for detecting a flame in operation using flame monitors suitable for burners and flame monitoring system
JP3358185B2 (ja) 画像表示装置
JPH10188174A (ja) ガス漏れ警報器及び火災感知器
JPH0319031Y2 (ja)
KR100396679B1 (ko) Lcd 프로젝터 및 그 화면변경 방법
KR100216453B1 (ko) 가스기기의 화염감지회로
JP4982278B2 (ja) 減光式感知器
JP3113214B2 (ja) 火炎検出装置
JP2737886B2 (ja) 燃焼状態監視装置
JPS6130048Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040419

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A521 Written amendment

Effective date: 20051007

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20051108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20060106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060523

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02