JPH11232875A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH11232875A
JPH11232875A JP10031145A JP3114598A JPH11232875A JP H11232875 A JPH11232875 A JP H11232875A JP 10031145 A JP10031145 A JP 10031145A JP 3114598 A JP3114598 A JP 3114598A JP H11232875 A JPH11232875 A JP H11232875A
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JP
Japan
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power supply
line
supply line
output buffer
pad
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Withdrawn
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JP10031145A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakahara
茂 中原
Shinobu Yabuki
忍 矢吹
Kayoko Saito
佳代子 斉藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路におけるノイズ低減を図るこ
とにある。 【解決手段】 内部高電位電源VDDラインや内部低電
位電源VSSラインの配線幅は、PMOS基板電源VD
BラインやNMOS基板電源VSBラインに比べて広く
形成されるため、電気的な抵抗が少なく、そのために外
部電源ノイズに対する電位変動が小さい。そのような内
部高電位電源VDDラインや内部低電位電源VSSライ
ンを、外部高電位電源VDDQラインや外部低電位電源
VSSQラインと、PMOS基板電源VDBラインやN
MOS基板電源VSBラインとの間に介在させて、耐ノ
イズ性のこう状及び誤動作の防止を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路、
特にそれにおけるレイアウト技術に関し、例えばスタテ
ィック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)に適
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複数個のスタティック型メモリセ
ルをマトリクス配置して成るSRAMにおいては、メモ
リセルの選択端子がロウ方向毎にワード線に結合され、
メモリセルのデータ入出力端子がカラム方向毎に相補デ
ータ線(相補ビット線とも称される)に結合される。
【0003】ロウアドレスに基づいて一つのワード線が
選択レベルに駆動されると、それに結合される全てのメ
モリセルが、対応する相補データ線に結合される。それ
ぞれの相補データ線は、相補データ線に1対1で結合さ
れた複数個のカラム選択スイッチを含むカラム選択回路
を介して相補コモンデータ線に共通接続されている。複
数個のカラム選択スイッチは、カラムアドレスに基づい
て選択的にオンされる。
【0004】ロウアドレスをデコードするデコーダや、
カラムアドレスをデコードするカラムアドレスデコーダ
は、ナンドゲートやノアゲート、及び複数のデコード線
の組合わせによって構成される。ナンドゲートやノアゲ
ートは、CMOSスタティック構成とされ、低電位側電
源Vssを基準とする高電位側電源Vddが動作用電源
とされるとき、デコーダ内の信号振幅はこの電源電圧レ
ベルとされる。つまり、ローレベルが低電位側電源Vs
sレベルに等しく、ハイレベルが高電位側電源Vddレ
ベルに等しくされる。
【0005】尚、SRAMについて記載された文献の例
としては、昭和59年11月30日にオーム社より発行
された「LSIハンドブック(第500頁〜)」があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路におい
て、電源ラインを介して伝達されるノイズによる影響を
低減することは、回路の誤動作を排除する上で重要とさ
れる。
【0007】出力バッファには大電流が流れることか
ら、そのような出力バッファが動作することによって電
圧レベルの変動が生じ、それが出力バッファ以外の回路
へ悪影響を及ぼすことがある。
【0008】特に、MOSトランジスタの基板に印加さ
れる電圧が、出力バッファの動作によって変動される
と、回路の誤動作を生じやすい。また、トランジスタ回
路に参照用レベルを供給するための電源ラインやメモリ
セルの動作用電源を供給するための電源ラインにノイズ
が乗ると、回路の誤動作を生じやすい。
【0009】本発明の目的は、ノイズの低減化により半
導体集積回路の誤動作の防止を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0011】すなわち、 信号を外部出力するための出
力バッファ(34)と、上記出力バッファにそれの動作
用電源を供給するための第1電源(VDDQ,VSS
Q)ラインと、上記出力バッファ以外の回路にそれの動
作用電源を供給するための第2電源(VDD,VSS)
ラインと、トランジスタの基板及び基板制御用の電源を
供給するための第3電源(VDB,VSB,VDCB,
VSBC)ラインとを含んで半導体集積回路が形成され
るとき、上記第1電源ラインと上記第2電源ラインと上
記第3電源ラインとが半導体チップの外縁に沿って環状
に形成され、且つ、上記第1電源ラインと上記第3電源
ラインとの間に上記第2電源ラインが介在される。
【0012】上記した手段によれば、第1電源ラインと
第3電源ラインとの間に第2電源ラインが介在されるこ
とにより、電源電圧変動の激しい上記第1電源ラインか
ら第3電源ラインを離すことができ、また、第2電源ラ
インは、第3電源ラインに比べて比較的広く形成されて
電気的抵抗が少なく、第1電源ラインの電位レベル変動
によるノイズの影響を受け難いため、第3電源ラインの
シールド機能を発揮する。このことが、耐ノイズ性の向
上を達成する。
【0013】また、信号を外部出力するための出力バッ
ファと、上記出力バッファにそれの動作用電源を供給す
るための第1電源ライン(VDDQ,VSSQ)と、上
記出力バッファ以外の回路にそれの動作用電源を供給す
るための第2電源(VDD,VSS)ラインと、トラン
ジスタの基板及び基板制御用の第3電源(VDB,VS
B,VDCB,VSBC)ラインと、トランジスタ回路
に参照用レベルを供給するための第4電源(VREF)
ラインと、メモリセルにそれの動作用電源を供給するた
めの第5電源(VCCM)ラインとを含んで半導体集積
回路が形成されるとき、上記第1乃至第5電源ラインが
半導体チップの外縁に沿って環状に形成され、且つ、上
記第1電源ラインと、上記第3乃至第5電源ラインとの
間に上記第2電源ラインが介在されて成る。
【0014】上記した手段によれば、第1乃至題5電源
ラインと第3乃至第5電源ラインとの間に第2電源ライ
ンが介在されることにより、電源電圧変動の激しい上記
第1電源ラインから第3乃至第5電源ラインを離すこと
ができ、また、第2電源ラインは、第3乃至第5電源ラ
インに比べて比較的広く形成されて電気的抵抗が少な
く、第1電源ラインの電位レベル変動によるノイズの影
響を受け難いため、第3乃至第5電源ラインのシールド
機能を発揮する。このことが、耐ノイズ性の向上を達成
する。
【0015】外部端子に結合されるパッド(35)が形
成され、このパッドと上記出力バッファとの間にRAM
マクロセル(RAM0〜RAM7)の形成領域が介在さ
れるとき、上記出力バッファとパッドとを結合するため
の信号ラインと、メモリセルアレイとのカップリングノ
イズの低減を図るため、上記出力バッファとパッドとを
結合するための信号ラインが、上記RAMマクロセルに
含まれるメモリアレイ部以外の領域を通過するように配
線される。
【0016】具体的には、外部端子に結合されるパッド
が形成され、このパッドと上記出力バッファとの間にR
AMマクロセルの形成領域が介在されるとき、上記出力
バッファとパッドとを結合するための信号ラインは、上
記RAMマクロセルに含まれるワードドライバ形成領域
を通過するように配線することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図4には本発明にかかる半導体記
憶装置の一例であるスタティック・ランダム・アクセス
・メモリ(「SRAM」と略記する)40のブロック構
成が示される。
【0018】RAMマクロセルRAM0〜RAM7はそ
れぞれメモリセルアレイ28、デコーダ群33、及び直
接周辺回路34を含む。メモリセルアレイ28は、特に
制限されないが、複数のスタティック型メモリセルをマ
トリクス状に配列して成る。デコーダ群33は、ロウア
ドレスをデコードしてワード線選択信号を形成するため
のロウデコーダやカラムアドレスをデコードしてビット
線選択信号を生成するためのカラムデコーダなどを含
む。直接周辺回路34は、上記ビット線選択信号に基づ
いて複数のビット線を選択的にコモン線に結合させるた
めのカラム選択回路や、このカラム選択回路を介してコ
モン線に伝達されたメモリセルデータを増幅するための
センスアンプなどを含む。
【0019】また、17ビット構成のアドレス信号A
(0〜16)を取り込むためのアドレス入力バッファ1
0、このアドレス入力バッファ10を介して取り込まれ
たアドレス信号を保持するためのアドレスレジスタ1
5、チップイネーブル信号CEを取り込むためのチップ
イネーブル入力バッファ11、このチップイネーブル入
力バッファ11を介して取り込まれたチップイネーブル
信号CEを保持するためのチップイネーブルレジスタ1
6、ライトイネーブル信号WEを取り込むためのライト
イネーブル入力バッファ12、このライトイネーブルバ
ッファ12を介して取り込まれたライトイネーブル信号
WEを保持するためのライトイネーブルレジスタ17、
36ビット構成の書き込みデータDQ(0〜35)を取
り込むためのデータ入力バッファ13、このデータ入力
バッファ13を介して取り込まれたアドレス信号を保持
するためのデータレジスタ群18が設けられている。
【0020】また、上記直接周辺回路34からの出力デ
ータを外部出力するための出力データレジスタ21や、
この出力データレジスタの後段に配置された出力バッフ
ァ23、上記チップイネーブルレジスタ16の出力信号
と上記ライトイネーブルレジスタ17の出力信号との論
理演算を行う論理ゲート20、及びこの論理ゲート20
の論理出力に基づいて上記出力バッファ23の動作を制
御するための出力イネーブルレジスタ22とが設けられ
る。
【0021】相補レベルのクロック信号K,K*(*は
ローアクティブ又は信号反転を意味する)を取り込むた
めのクロック入力バッファ14が設けられ、このクロッ
ク入力バッファ14を介して取り込まれたクロック信号
K,K*が上記アドレスレジスタ15、チップイネーブ
ルレジスタ16、ライトイネーブルレジスタ17、デー
タレジスタ18、出力データレジスタ21、及び出力イ
ネーブルレジスタ22に入力されて同期化されるように
なっている。
【0022】図7にはデータ入力バッファ13の1ビッ
トに対応する基本構成が示される。
【0023】図7に示される入力バッファは、無終端G
TL(Gunning Transceiver Lo
gic)と称されるもので、pチャンネル型MOSトラ
ンジスタ76とnチャンネル型MOSトランジスタ79
とが直列接続され、pチャンネル型MOSトランジスタ
77とnチャンネル型MOSトランジスタ80とが直列
接続される。pチャンネル型MOSトランジスタ76,
77のソース電極は内部高電位電源VDDに結合され、
nチャンネル型MOSトランジスタ79,80のソース
電極は内部低電位電源VSSに結合される。pチャンネ
ル型MOSトランジスタ76及びnチャンネル型MOS
トランジスタ79のドレイン電極に、nチャンネル型M
OSトランジスタ79,80のゲート電極が結合される
ことでミラー結合される。pチャンネル型MOSトラン
ジスタ76のゲート電極は、参照電源VREFに結合さ
れる。パッド70から入力された信号はpチャンネル型
MOSトランジスタ77のゲート電極に入力される。p
チャンネル型MOSトランジスタ77及びnチャンネル
型MOSトランジスタ80のドレイン電極は、後段に配
置されたpチャンネル型MOSトランジスタ73及びn
チャンネル型MOSトランジスタ74のゲート電極に結
合される。pチャンネル型MOSトランジスタ73とn
チャンネル型MOSトランジスタ74とが直列接続され
ることでインバータが形成され、その反転出力が後段回
路に伝達される。
【0024】図8には出力バッファ23の1ビットに対
応する基本的構成例が示される。
【0025】図8に示される出力バッファ23は、無終
端GTLと称される。ノアゲート81において、テスト
信号TEとイネーブル信号ENとのノア論理が得られ、
その出力信号が後段のナンドゲート82に入力される。
入力データDがインバータ83によって反転される。こ
のインバータ82の出力信号と上記ノアゲート81の出
力信号とがナンドゲート82に入力されてそれらのナン
ド論理が得られる。このナンド論理は、後段のインバー
タ88,89を介してpチャンネル型MOSトランジス
タ91に伝達され、また、インバータ88,90を介し
てpチャンネル型MOSトランジスタ92に伝達され
る。pチャンネル型MOSトランジスタ91,92のソ
ース電極は外部高電位電源VDDQに結合され、ドレイ
ン電極はパッド110に結合される。上記インバータ8
3の出力信号は後段のインバータ84を介してナンドゲ
ート85に入力され、そこで、上記ノアゲート81の出
力信号とのナンド論理が得られ、その出力信号が後段の
インバータ86を介してnチャンネル型MOSトランジ
スタ87のゲート電極に入力される。nチャンネル型M
OSトランジスタ87のドレイン電極はパッド110に
結合され、ソース電極は外部低電位電源VSSQに結合
される。
【0026】また、上記ナンドゲート85の出力信号
は、インバータ94を介してnチャンネル型MOSトラ
ンジスタ96,98,100,102のゲート電極に入
力され、インバータ95を介してnチャンネル型MOS
トランジスタ97,99,101,103のゲート電極
に入力される。nチャンネル型MOSトランジスタ9
6,97のドレイン電極は、nチャンネル型MOSトラ
ンジスタ104を介してパッド110に結合される。n
チャンネル型MOSトランジスタ98,99のドレイン
電極は、nチャンネル型MOSトランジスタ105を介
してパッド110に結合される。nチャンネル型MOS
トランジスタ100,101のドレイン電極は、nチャ
ンネル型MOSトランジスタ106を介してパッド11
0に結合される。nチャンネル型MOSトランジスタ9
6〜103のソース電極は外部低電位電源VSSQに結
合される。nチャンネル型MOSトランジスタ102,
103のドレイン電極は、nチャンネル型MOSトラン
ジスタ107を介してパッド110に結合される。nチ
ャンネル型MOSトランジスタ104〜107のゲート
電極には、それぞれ選択信号AL0〜AL3が入力され
る。選択信号AL0〜AL3のいずれがハイレベルにア
サートされるかによって、信号出力動作に関与するnチ
ャンネル型MOSトランジスタ96〜103が選択が可
能とされる。
【0027】図5には、上記SRAM40において多用
されるインバータが示される。
【0028】pチャンネル型MOSトランジスタ51と
nチャンネル型MOSトランジスタ52とが直列接続さ
れる。pチャンネル型MOSトランジスタ51のソース
電極は内部高電位電源VDDに結合され、nチャンネル
型MOSトランジスタ52のソース電極は内部低電位電
源VSSに結合される。pチャンネル型MOSトランジ
スタ51の基板(Nウェル)は、PMOS基板電源VD
Bに結合されるとともに、pチャンネル型MOSトラン
ジスタ53のドレイン電極及び基板に結合される。この
pチャンネル型MOSトランジスタ53のソース電極は
内部高電位電源VDDに結合され、また、ゲート電極に
はPMOS基板制御電源VDBCに結合される。
【0029】nチャンネル型MOSトランジスタ52の
基板(Pウェル)は、NMOS基板電源VSBに結合さ
れるとともに、nチャンネル型MOSトランジスタ54
のドレイン電極及び基板に結合される。nチャンネル型
MOSトランジスタ54のソース電極は内部低電位電源
VSSに結合され、また、ゲート電極はNMOS基板制
御電源に結合される。
【0030】図1には上記SRAM40のレイアウト例
が示される。
【0031】RAMマクロセルRAM0〜RAM6が設
けられ、このRAMマクロセルRAM0〜RAM6の間
には、それらの周辺回路を形成するための標準セル群1
32や、データ入出力のためのI/Oセル群34が設け
られる。標準セル群132によって各種レジスタ15〜
18,21などが形成され、I/Oセル群34におい
て、各種入力バッファ10〜14、及び出力バッファ2
3が形成される(図4参照)。
【0032】上記半導体集積回路40のチップ外縁に沿
って複数の電源ライン41が環状に形成されている。こ
の複数の電源ラインには、図2に拡大して示されるよう
に、外部高電位電源VDDQライン、外部低電位電源V
SSQライン、内部高電位電源VDDライン、内部低電
位VSSライン、PMOS用基板電源VDBライン、N
MOS基板電源VSBライン、PMOS基板制御用電源
VDBCライン、NMOS基板制御用電源VSBCライ
ン、IOセル用参照電源VREFライン、メモリセル電
源VCCMラインなどが含まれる。各セルへの電源供給
のための配線は、近傍の電源線からX方向に行われる。
【0033】ここで、外部高電位電源VDDQラインに
よって伝達される外部高電位電源VDDQ及び外部低電
位電源VSSQラインによって伝達される外部低電位電
源VSSQは、I/Oセル群34における出力バッファ
23に、それの動作用電源として供給される。
【0034】内部高電位電源VDDラインによって伝達
される内部高電位電源VDD、及び内部低電位VSSラ
インによって伝達される内部低電位VSSは、主として
上記出力バッファ23以外の回路にそれの動作用電源と
して供給される。例えば図5に示されるようなインバー
タに供給される。
【0035】PMOS用基板電源VDBラインによって
伝達されるPMOS用基板電源VDB、NMOS基板電
源VSBラインによって伝達されるNMOS基板電源V
SB、PMOS基板制御用電源VDBCラインによって
伝達されるPMOS基板制御用電源VDBC、及びNM
OS基板制御用電源VSBCラインによって伝達される
NMOS基板制御用電源VSBCは、例えば図5に示さ
れるインバータの場合を一例として説明すると、それぞ
れpチャンネル型MOSトランジスタ51,53又はn
チャンネル型MOSトランジスタ52,54の基板やゲ
ート電極に供給される。
【0036】IOセル用参照電源VREFラインによっ
て伝達されるIOセル用参照電源VREFは、図7に示
されるように、pチャンネル型MOSトランジスタ76
のゲート電極に供給される。メモリセル電源VCCMラ
インによって伝達されるメモリセル電源VCCMは、図
3に示されるメモリセルMCに供給される。
【0037】複数の電源ライン41の内側には、上記パ
ッド70や110を含む複数のパッド35が形成され、
このパッド35から対応する外部端子(外部ピン)にボ
ンディングされることによって、このSRAM40の外
部との間で信号のやり取りが可能とされる。
【0038】RAMマクロセルRAM0,RAM2と、
RAMマクロセルRAM1,RAM3との間や、RAM
マクロセルRAM1,RAM3とRAMマクロセルRA
M7,RAM5との間、RAMマクロセルRAM7,R
AM5とRAMマクロセルRAM6,RAM4との間
に、それぞれ標準セル群132が配置される。特に、R
AMマクロセルRAM0,RAM2と、RAMマクロセ
ルRAM1,RAM3との間や、RAMマクロセルRA
M7,RAM5とRAMマクロセルRAM6,RAM4
との間には、それぞれ標準セル群132が2列形成され
てその間にIOセル群134が形成される。RAMマク
ロセルRAM0に関して代表的に示されるように、IO
セル群134の出力バッファとそれに対応するパッド3
5とを結合するための信号ライン133は、メモリセル
アレイ内の電位に余計なカップリングノイズを発生させ
ないようにするため、メモリセルアレイ形成領域を避
け、特に制限されないが、ワードドライバ形成領域を通
過させるようにしている。
【0039】上記RAMマクロセルRAM0〜RAM7
は、基本的に互いに同一構成とされる。
【0040】図3にはRAMマクロセルRAM0につい
ての構成例が代表的に示される。
【0041】ワード線が長くなると、当該ワード線での
信号遅延が無視できなくなってしまうため、階層的にメ
インワード線MW及びサブワード線SWが設けられ、そ
れに対応してメインワードドライバMWD及びサブワー
ドドライバSWDが設けられている。複数のメモリセル
MCはサブワード線に結合されている。特に制限されな
いが、RAMマクロセルRAM0のほぼ中央部にはメイ
ンワードドライバ形成領域30が形成され、それと並行
に9個のサブワードドライバ形成領域31が形成されて
いる。上記メインワードドライバ領域MWDには、メイ
ンワード線MWを選択レベルに駆動するための複数のメ
インワードドライバMWDが形成される。また、上記サ
ブワードドライバ形成領域31には、サブワード線SW
を選択レベルに駆動するための複数のサブワードドライ
バSWDが形成される。アドレスA(0〜16)をデコ
ードするデコーダ群33が設けられる。このデコーダ群
33には、ロウアドレスをデコードするロウデコーダ
や、カラムアドレスをデコードするためのカラムデコー
ダ、サブワード線の選択に使用されるユニットアドレス
をデコードするためのユニットデコーダが含まれる。
【0042】上記サブワードドライバSWDは、ワード
線MWの信号論理と、ユニットドライバUDからの出力
信号との論理積を得るアンドゲートによって形成され
る。ユニットドライバUDは、サブワードドライバ領域
毎に形成される。
【0043】メモリセルのデータ入出力端子は相補ビッ
ト線BLに結合される。この相補ビット線BLはメイン
ワードドライバ形成領域30やサブワードドライバ形成
領域31の間に複数形成され、それに対応して、カラム
系直接周辺回路34が形成される。このカラム系直接周
辺回路には、複数の相補ビット線BLを選択的にコモン
線に接続するためのカラム選択回路やこのカラム選択回
路によって選択された相補ビット線を介して伝達された
メモリセルデータを増幅するためのセンスアンプなどが
含まれる。
【0044】ここで、IOセル群134の出力バッファ
とそれに対応するパッド35とを結合するための信号ラ
イン133(図1参照)は、メモリセルアレイ内の電位
に余計なカップリングノイズを発生させないようにする
ため、メインワードドライバ形成領域30やサブワード
ドライバ形成領域31を通過させるようにしている。こ
のRAM40の配線層がメタル4層とされ、RAMマク
ロセルの形成に第1層目から第3層目が使用されるもの
とすると、上記IOセル群134の出力バッファとそれ
に対応するパッド35とを結合するための信号ライン1
33は、第4層目が使用される。
【0045】尚、複数の電源ライン41には、メタル配
線層の第4層目のみならず、第1層目から第4層目が使
用される。
【0046】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0047】(1)内部高電位電源VDDラインや内部
低電位電源VSSラインの配線幅は、PMOS基板電源
VDBラインやNMOS基板電源VSBラインに比べて
広く形成されるため、電気的な抵抗が少なく、そのため
に外部電源ノイズに対する電位変動が小さい。そのよう
な内部高電位電源VDDラインや内部低電位電源VSS
ラインが、外部高電位電源VDDQラインや外部低電位
電源VSSQラインと、PMOS基板電源VDBライン
やNMOS基板電源VSBラインとの間に介在されるこ
とにより、外部高電位電源VDDQラインや外部低電位
電源VSSQラインの電位変動(ノイズ)が、PMOS
基板電源VDBラインやNMOS基板電源VSBライ
ン、PMOS基板制御電源VDBCライン、NMOS基
板制御電源VSBCライン、IOセル用参照電源VRE
Fラインへ伝達されるのが回避される。
【0048】(2)IOセル群134における出力バッ
ファから、対応するパッド35までの信号ライン133
が、メインワードドライバ形成領域30やサブワードド
ライバ形成領域31を通過するように形成されることに
より、メモリセルMC内の電位に、上記信号ライン13
3に起因する余計なカップリングノイズを発生させない
で済む。
【0049】(3)内部高電位電源VDDラインや内部
低電位電源VSSラインとは別個に、PMOS基板電源
VDBライン、及びNMOS基板電源VSBラインが形
成され、それによって伝達されるMOS基板電源VDB
及びNMOS基板電源VSBが、MOSトランジスタの
基板に供給されるようになっているため、MOSトラン
ジスタの基板電圧を容易に変更することによって、通常
動作時とテスト時とでMOSトランジスタのしきい値V
thのレベル切り換えが可能とされる。例えば図5にお
いて、VDD≧VDB、VSS≦VSBの場合は、MO
Sトランジスタは低しきい値状態であり、ドレイン電流
(もしくはソース電流)が多くなるため、高速動作が可
能となる。かかる状態は通常動作状態とされる。それに
対して、VDD<VDB、VSS>VSBの場合は、高
しきい値状態とされ、MOSトランジスタのリーク電流
が抑えられる。テスト時は、MOSトランジスタのリー
ク電流の削減の要求があるため、VDD<VDB、VS
S>VSBの状態は、テスト時に好適とされる。
【0050】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0051】例えば、ワード線が長くなる場合に等に、
ワード線の途中に中継バッファが設けられることがあ
り、かかる場合には、当該中継バッファの形成領域を利
用して信号ライン133を形成するようにしても、メモ
リセルMC内の電位に、上記信号ライン133に起因す
る余計なカップリングノイズを発生させないで済む。
【0052】また、図6に示されるように内部バンプ群
60を形成することができる。
【0053】内部バンプ群60は、IOセル群134の
近傍に配置される。内部バンプ群60により外部との間
で各種信号やデータのやり取り、及び電源の取り込みを
行うことができるので、外部端子にボンディングするた
めのパッドやそれとIOセル群とを結合するための信号
ライン133は省略される。
【0054】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mに適用した場合について説明したが、本発明はそれに
限定されるものではなく、各種半導体集積回路に広く適
用することができる。
【0055】本発明は、少なくとも電源ラインを備える
ことを条件に適用することができる。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0057】すなわち、第1電源ラインと第3電源ライ
ンとの間に第2電源ラインが介在されることにより、電
源電圧変動の激しい上記第1電源ラインから第3電源ラ
インを離すことができ、また、第2電源ラインは第3電
源ラインのシールド機能を発揮する。それにより耐ノイ
ズ性の向上及び誤動作の防止を図ることができる。
【0058】そして、第1乃至題5電源ラインと第3乃
至第5電源ラインとの間に第2電源ラインが介在される
ことにより、電源電圧変動の激しい上記第1電源ライン
から第3乃至第5電源ラインを離すことができ、また、
第2電源ラインは第3乃至第5電源ラインのシールド機
能を発揮する。それにより、耐ノイズ性の向上及び誤動
作の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体記憶装置の一例であるS
RAMのチップレイアウト説明図である。
【図2】図1における主要部の拡大図である。
【図3】上記SRAMにおけるRAMマクロセルのレイ
アウト説明図である。
【図4】上記SRAMの全体的な構成例ブロック図であ
る。
【図5】上記SRAMにおいて多用されるインバータの
構成例回路図である。
【図6】本発明にかかる半導体記憶装置の別の例である
SRAMのチップレイアウト説明図である。
【図7】図1に示されるSRAMにおける入力バッファ
の基本的な構成例回路図である。
【図8】図1に示されるSRAMにおける出力バッファ
の基本的な構成例回路図である。
【符号の説明】
10 アドレス入力バッファ 11 チップイネーブル入力バッファ 12 ライトイネーブル入力バッファ 13 データ入力バッファ 14 クロック入力バッファ 30 メインワードドライバ形成領域 31 サブワードドライバ形成領域 35 パッド 40 SRAM 41 電源ライン 132 標準セル群 133 信号ライン 134 IOセル群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を外部出力するための出力バッファ
    と、 上記出力バッファにそれの動作用電源を供給するための
    第1電源ラインと、 上記出力バッファ以外の回路にそれの動作用電源を供給
    するための第2電源ラインと、 トランジスタの基板及び基板制御用の電源を供給するた
    めの第3電源ラインとを含む半導体集積回路において、 上記第1電源ラインと上記第2電源ラインと上記第3電
    源ラインとが半導体チップの外縁に沿って環状に形成さ
    れ、且つ、上記第1電源ラインと上記第3電源ラインと
    の間に上記第2電源ラインが介在されて成ることを特徴
    とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 情報記憶のためのメモリセルと、 上記メモリセルから読み出された信号を外部出力するた
    めの出力バッファと、 上記出力バッファにそれの動作用電源を供給するための
    第1電源ラインと、上記出力バッファ以外の回路にそれ
    の動作用電源を供給するための第2電源ラインと、 トランジスタの基板及び基板制御用の電源を供給するた
    めの第3電源ラインと、 トランジスタ回路に参照用レベルを供給するための第4
    電源ラインと、 メモリセルにそれの動作用電源を供給するための第5電
    源ラインと、を含む半導体集積回路において、 上記第1乃至第5電源ラインが半導体チップの外縁に沿
    って環状に形成され、且つ、上記第1電源ラインと、上
    記第3乃至第5電源ラインとの間に上記第2電源ライン
    が介在されて成ることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 外部端子に結合されるパッドが形成さ
    れ、このパッドと上記出力バッファとの間にRAMマク
    ロセルの形成領域が介在されるとき、上記出力バッファ
    とパッドとを結合するための信号ラインが、上記RAM
    マクロセルに含まれるメモリセルアレイ部以外の領域を
    通過するように配線されて成る請求項1又は2記載の半
    導体集積回路。
  4. 【請求項4】 外部端子に結合されるパッドが形成さ
    れ、このパッドと上記出力バッファとの間にRAMマク
    ロセルの形成領域が介在されるとき、上記出力バッファ
    とパッドとを結合するための信号ラインは、上記RAM
    マクロセルに含まれるワードドライバ形成領域を通過す
    るように配線されて成る請求項1又は2記載の半導体集
    積回路。
JP10031145A 1998-02-13 1998-02-13 半導体集積回路 Withdrawn JPH11232875A (ja)

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