JPH11232765A - 情報複写システム - Google Patents

情報複写システム

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JPH11232765A
JPH11232765A JP3606298A JP3606298A JPH11232765A JP H11232765 A JPH11232765 A JP H11232765A JP 3606298 A JP3606298 A JP 3606298A JP 3606298 A JP3606298 A JP 3606298A JP H11232765 A JPH11232765 A JP H11232765A
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JP3606298A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Shimoda
敏章 下田
Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
Koji Morita
孝司 森田
Toshiro Yamashita
俊郎 山下
Yoshiro Nishimoto
善郎 西元
Kazushige Harada
和茂 原田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1装置に記憶された情報を第2装置へ複写
する従来の情報複写システムでは,不正なコピーを防止
するために,上記第2装置へ情報を複写した後に上記第
1装置の情報を抹消していたが,この場合媒体の破損等
に備えてバックアップを取ることができなかった。 【解決手段】 本発明は,第1装置100が,第2装置
200から第1装置1へ送出される所定の判別基礎情報
に基づいて上記第2装置200が複写許可済み装置であ
るか否かを判別し,第2装置200が複写許可済みの装
置であると判別された場合にのみ情報の複写を可能にす
るので,不正なコピーを防止し,さらに回数制限等の必
要なく,媒体の破損等に備えてバックアップすることの
できる情報複写システムを提供することを図ったもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,情報複写システム
に係り,詳しくは,例えば光磁気ディスク等の書き換え
可能な記憶媒体を有する複数の装置間で不正なコピーが
行われるのを防止するための情報複写システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年,ディジタルデータの需要が増大す
るのに伴って,例えば光磁気ディスク等の書き込み可能
なメディアが広く利用されるようになってきた。このよ
うなメディアを利用することによって,個人レベルで作
成した音楽や画像等の情報も劣化のないディジタルデー
タのまま保存することが容易となった。さらに,あるメ
ディアに保存された情報を他のメディアにコピーすれ
ば,情報を劣化させることなく,例えば音楽の曲の順番
を変更したメディアを作成したり,同一の内容を有する
複数のメディアを個人レベルで配布したりすることも可
能となる。しかしながら,このことは,音楽やビデオ等
の著作物を不正なコピーから保護することが困難になっ
たことも意味する。このため,従来からディジタルデー
タの不正コピーを防止する様々な技術が提案されてお
り,例えば特開平7−121987号公報等に記載され
ている。上記公報に記載された情報記録再生装置では,
ある記録媒体から他の記録媒体に音楽等の情報をコピー
する場合に,図6に示すように,コピー先の記録媒体に
コピーした音楽等に対応する情報が,コピー元の記録媒
体から抹消される。この処理によって,上記情報記録再
生装置では,同一情報が複数の記録媒体に存在すること
が防止される。また,使用者は,品質劣化のないディジ
タルコピーが何回でも行え,任意の編集を情報に加える
ことも可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,記録媒体に
利用される上記光磁気ディスク等のメディアでは,表面
に付いたわずかな傷でも記録された情報の読み出しが不
可能になる場合がある。また,使用者の誤った操作や装
置の故障等により,意図せず大切なデータが記録媒体か
ら消去されてしまう恐れもある。しかしながら,上記し
た従来技術では,同一情報を複数の記録媒体に存在させ
ることができないため,記録媒体の破損等に備えてバッ
クアップを行うことができない。また,複写の回数に制
限を加えて不正なコピーを防止することも考えられる
が,この場合でも対象データのバックアップを行った記
憶媒体が損傷した場合には,それ以降バックアップを行
うことができない。本発明は,このような従来の技術に
おける課題を解決するために,情報複写システムを改良
し,不正なコピーを防止し,さらに回数制限を設ける必
要なく,記録媒体の破損等に備えてバックアップを行う
ことができる情報複写システムを提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,第1装置に記憶された情報を上記第1装置
以外の第2装置に複写する情報複写システムにおいて,
上記第1装置が,上記第2装置から上記第1装置へ送出
される所定の判別基礎情報に基づいて,上記第2装置が
複写許可済みの装置であるか否かを判別し,上記第2装
置が複写許可済みの装置であると判別された場合にの
み,上記第1装置に記憶された情報を上記第2装置に複
写可能としたことを特徴とする情報複写システムとして
構成されている。上記情報複写システムによれば,第2
装置から第1装置へ送出される判別基礎情報に基づいて
上記第2装置が複写許可済みの装置であると判別された
場合にのみ,上記第1装置から上記第2装置への上記情
報の複写が可能となるので,不正な情報の複写を防止
し,回数制限を設ける必要なく,記憶媒体の破損等に備
えてバックアップを行うことができる。また,上記第2
装置が複写許可済みの装置でないと判別された場合にお
いても,上記第1装置に記憶された情報の上記第2装置
への移動を可能にすれば,不正な情報の複写を防止しつ
つ,上記第2装置上で上記情報に任意の編集を加えたり
することが可能となる。また,上記第1装置から上記第
2装置に複写又は移動される上記情報に上記第1装置固
有の固有情報を付加すれば,例えば上記情報の再生時
に,上記情報に付加された固有情報と再生を行う装置の
固有情報とに基づいて,当該再生を行う装置における上
記情報の再生の可否を判別することが可能となり,上記
第1装置以外の第2装置での再生を禁止することも可能
となる。さらに,上記情報の複写開始を通知するための
通知信号が上記第1装置から上記第2装置へ送出され,
この通知信号に対応して上記判別基礎情報が上記第2装
置から上記第1装置へ送出されることによって,複写開
始のときに上記第2装置が複写許可済み装置であるかを
判別することが可能となり,例えば以前は複写許可があ
ったけれども期限が過ぎて現在は複写許可がないような
第2装置に対しても上記情報の複写を禁止することがで
きる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明の具体的な一例であっ
て,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。本発明の一実施の形態に係る情報複写システムは,
オーディオ信号録音装置等の第1装置に記憶されたオー
ディオデータ等の情報を上記第1装置以外の例えばバッ
クアップ装置等の第2装置へ複写する情報複写システム
であって,上記第1装置が,上記第2装置から上記第1
装置へ送出される所定の判別基礎情報に基づいて,上記
第2装置が複写許可済みの装置であるか否かを判別し,
上記第2装置が複写許可済みの装置であると判別された
場合にのみ,上記第1装置に記憶された情報を上記第2
装置に複写可能としたものである。
【0006】図1に,本発明における第1装置の一例で
あるオーディオ信号録音再生装置の概略構成を示す。上
記オーディオ信号録音再生装置100は,オーディオ入
力端子101と,A/D変換器102と,オーディオ入
力端子101からA/D変換器102を介して供給され
たオーディオ信号を圧縮符号化する圧縮符号化回路10
3と,圧縮符号化回路103から出力されたオーディオ
データを外部に出力するためのI/F部104と,制御
用プロセッサ105とを有する録音部100Rと,録音
部100Rからオーディオデータを受け取るためのI/
F部106と,I/F部106から入力されたオーディ
オデータを記録するためのフラッシュメモリ107と,
フラッシュメモリ107に記憶されたオーディオデータ
の復号化処理を行う復号化プロセッサ108と,復号化
プロセッサ108が使用する復号化処理プログラムが保
存されるプログラムメモリ109と,D/A変換器11
0と,電気音響変換器111と,制御用プロセッサ11
2とを有する再生部100Pとを具備する。
【0007】上記オーディオ信号録音再生装置100に
おいて,上記録音部100Rでは,オーディオ入力端子
101から入力されたオーディオ信号は,A/D変換器
102によりディジタル信号に変換されて圧縮符号化回
路103へ供給される。上記圧縮符号化回路103で
は,例えばNTTヒューマンインターフェース研究所に
より開発された聴覚重み付けベクトル量子化方式,Twin
VQ等を用いて上記ディジタル信号の圧縮符号化が行われ
る。上記TwinVQによれば,通信路やメモリのビット容量
に応じて種々のサンプリングレートとビットレートを選
択することが可能である。例えば8kHzサンプリング
では,1チャンネル当たり8kbpsのビットレート,
11.025kHzサンプリングでは,8乃至10kb
psのビットレート,22.05kHzサンプリングで
は,20,24,32kbpsのビットレートが選択可
能である。また,いわゆるCD(コンパクトディスク)
音質の44.1kHzでは,40乃至48kbpsのビ
ットレートが選択可能である。上記圧縮符号化回路10
3から出力されたオーディオデータは,PCMCIA規
格等のコネクタやIrDA規格等の赤外線通信インター
フェースを用いたI/F部104を介して再生部100
Pへ伝送される。再生部100Pにおいて,録音部10
0Rから供給されたオーディオデータは,フラッシュメ
モリ107に格納される。このフラッシュメモリ107
に格納されたオーディオデータは,再生時に復号化プロ
セッサ108へ読み出され復号化処理される。上記復号
化プロセッサ108では,予めプログラムメモリ109
に保存された復号化処理プログラムを用いて上記オーデ
ィオデータの復号化処理が行われる。上記復号化プロセ
ッサ108から出力された信号はD/A変換器110に
よりアナログ信号に変換され,スピーカ等の電気音響変
換器111により音響信号に変換されて出力される。
【0008】また,図2に,本発明における第2装置の
一例であるバックアップ装置の概略構成を示す。上記バ
ックアップ装置200は,大容量磁気ディスク201
と,外部とデータを授受するためのI/F部202と,
制御用プロセッサ203とを具備する。上記バックアッ
プ装置200において,例えばIrDA規格等の赤外線
通信インターフェースが用いられたI/F部202から
供給されたデータは,大容量磁気ディスク201に保存
される。上記大容量記憶ディスク201に記録されるデ
ータのち,例えば記録したロケーションやデータのヘッ
ド等の情報はファイル情報テーブル201aに保存さ
れ,データ本体はデータ保存領域201bに保存され
る。
【0009】また,上記オーディオ信号録音再生装置1
00の再生部100Pと,上記バックアップ装置200
とは両者のI/F部106,202を介して接続可能で
ある。例えば両者のI/F部106,202にIrDA
Ver1.1規格に従うインターフェースを用いた場合,上記
再生部100Pにあるフラッシュメモリ107に格納さ
れたオーディオデータを,4Mbpsの転送レートで上
記バックアップ装置200の大容量磁気ディスク201
へ転送することが可能である。上記オーディオ信号録音
再生装置100の制御用プロセッサ112や,上記バッ
クアップ装置200の制御用プロセッサ202は,これ
らデータの転送を制御するのに用いられる。また,上記
制御用プロセッサ112からは,上記オーディオ信号録
音再生装置100からオーディオデータを上記バックア
ップ装置200に複写する際,複写開始を通知するため
の通知信号が,I/F部106,202を介して上記制
御用プロセッサ203へ送出される。また,上記制御用
プロセッサ203からは,上記通知信号を受けて上記バ
ックアップ装置200が複写許可済みの装置であるか否
かの基準となる判別基準情報が上記制御用プロセッサ1
12へ送出される。この判別基準情報は,例えばバック
アップを目的とする装置に与えられた所定の信号と,そ
れ以外の装置に与えられた該所定の信号とは異なる信号
とからなる。上記制御用プロセッサ112は,上記判別
基礎情報が上記所定の信号である場合にのみ上記オーデ
ィオ信号録音再生装置100から他の装置へのオーディ
オデータの複写を許可する。
【0010】以下,図3を参照して,上記オーディオ信
号録音再生装置100の再生部100Pのフラッシュメ
モリ107から上記バックアップ装置200の大容量磁
気ディスク201へオーディオデータをバックアップす
る動作を説明する。バックアップの指示が使用者からあ
ると,はじめにコピー元装置である上記オーディオ信号
録音再生装置100から,コピー先装置である上記バッ
クアップ装置200へ上記通知信号が送信される(S3
101)。この通知信号の送信は,上記制御用プロセッ
サ112により行われる。上記通知信号を受信すると
(S3201),上記バックアップ装置200におい
て,自装置がバックアップを目的とする装置であり,既
に複写許可のある装置であることを示す所定の信号が上
記判別基礎情報として上記オーディオ信号録音再生装置
へ送信される(S3202)。上記判別基礎情報を受信
すると,上記オーディオ信号録音再生装置100では,
上記バックアップ装置200が複写許可済みの装置であ
ると判別して上記オーディオ信号録音再生装置100か
ら上記バックアップ装置200へのオーディオデータの
複写が許可される(S3102)。上記判別基礎情報に
基づく上記バックアップ装置200が複写許可済みの装
置であるか否かの判別は,上記制御用プロセッサ112
により行われる。尚,上記処理S3102において,上
記バックアップ装置200がバックアップを目的とする
装置ではないと判別された場合には,複写処理をそのま
ま中止してもよいし,後記する移動処理を行ってもよ
い。そして,上記オーディオ信号録音装置100におい
て,フラッシュメモリ107に格納されたオーディオデ
ータが読み出され,このオーディオデータに上記オーデ
ィオ信号録音再生装置100固有の固有情報が付加され
る(S3103)。この固有情報は,例えば上記オーデ
ィオ信号録音再生装置100のID番号等であり,上記
オーディデータの曲名やアーティスト情報等が格納され
るヘッダ部に追加される。
【0011】そして,先ずこのヘッダ部が上記オーディ
オ信号録音再生装置100のI/F部106から上記バ
ックアップ装置200のI/F部202を経て大容量磁
気ディスク201に伝送される(S3104)。上記バ
ックアップ装置200において,このヘッダ部は,上記
大容量磁気ディスク201のファイル情報テーブル20
1aに保存される(S3203)。次に,上記ヘッダ部
に続いて上記オーディオデータ本体が上記オーディオ信
号録音再生装置100のI/F部106から上記バック
アップ装置200のI/F部202を経て大容量磁気デ
ィスク201へ送信される(S3105)。尚,上記処
理S3102において,上記バックアップ装置200が
バックアップを目的とする装置ではないと判別された場
合には,上記ヘッダ部及びオーディオデータを送信した
後,上記オーディオ信号録音再生装置100のフラッシ
ュメモリに格納されているデータ若しくはその管理情報
を抹消するようにしてもよい。上記バックアップ装置2
00において,オーディオデータ本体は上記大容量磁気
ディスク201のデータ保存領域201bに保存される
(S3204)。上記のように本実施の形態に係る情報
複写システムでは,上記バックアップ装置装置200が
複写許可済みの装置であることを判別してから情報の複
写が行われるため,不正なコピーを防止し,回数制限を
設ける必要なく,情報をバックアップすることが可能で
ある。
【0012】次に,図4を参照して,上記バックアップ
装置200にバックアップされたオーディオデータを上
記オーディオ信号再生装置100へロードする場合の動
作について説明する。ロードの指示が使用者からある
と,はじめにコピー先装置である上記オーディオ信号録
音再生装置100から,コピー元装置である上記バック
アップ装置200へ上記ロード開始を通知するロード開
始通知信号が送信される(S4101)。このロード開
始通知信号の送信は,上記制御用プロセッサ112によ
り行われる。上記ロード開始通知信号を受信すると(S
4201),上記バックアップ装置200において,自
装置がバックアップを目的とする装置であることを示す
所定の信号が上記オーディオ信号録音再生装置100へ
送信される(S4202)。上記所定の信号を受信する
と,上記オーディオ信号録音再生装置100では,上記
バックアップ装置200がバックアップを目的とする装
置であると判別して(S4102),上記バックアップ
装置200へロードを行うデータの識別信号(曲名等)
が送信される(S4103)。上記所定の信号に基づく
上記バックアップ装置200が複写許可済みの装置であ
るか否かの判別は,上記制御用プロセッサ112により
行われる。尚,上記バックアップ装置200がバックア
ップを目的とする装置でないと判別された場合には,例
えばそのまま処理が中止される。
【0013】上記識別信号を受信すると(S420
3),上記バックアップ装置200では,上記識別信号
に基づいて対象となるデータが存在するか否かの検索が
行われる(S4204)。そして,上記識別信号により
要求されたデータが自装置200にあるか否かを表す信
号がコピー先装置である上記オーディオ信号録音再生装
置100へ送信される(S4205)。上記オーディオ
信号録音再生装置100では,上記バックアップ装置2
00に所望の信号が存在することが確認されると(S4
104),自装置100固有の情報(ID)が上記バッ
クアップ装置200へ送信される(S4105)。上記
オーディオ信号録音再生装置100固有の情報が受信さ
れると,上記バックアップ装置200では,この固有情
報(ID)と,上記大容量磁気ディスク201のファイ
ル情報テーブル201aに保存されている対象データの
ヘッダ部に付加された固有情報とが比較される(S42
06)。そして,上記バックアップ装置200から上記
オーディオ信号録音再生装置100へ上記固有情報の比
較結果が送信される(S4207)。また,比較の結果
上記固有情報が一致している場合には,上記バックアッ
プ装置200から上記オーディオ信号録音再生装置10
0へオーディオデータが送信される(S4208)。ま
た,上記オーディオ信号録音再生装置100において,
上記比較結果が受信され,上記固有情報の一致が判別さ
れると(S4106),対象データの受信が可能な状態
となる(S4107)。このように本実施の形態に係る
情報複写システムでは,第2装置から第1装置へ送出さ
れる判別基礎情報に基づいて上記第2装置が複写許可済
みの装置であると判別された場合にのみ,上記第1装置
から上記第2装置への上記情報の複写が可能となるの
で,不正な情報の複写を防止し,回数制限を設ける必要
なく,記憶媒体の破損等に備えてバックアップを行うこ
とができる。
【0014】
【実施例】上記実施の形態では,第1装置にオーディオ
信号録音再生装置,第2装置にバックアップ装置を用い
たが,例えば上記第1装置に小型画像再生装置等の他の
装置を用いてもよいし,第2装置に再生機能も有する装
置を用いてもよい。上記第2装置側に再生機能がある場
合には,上記処理S3102において上記バックアップ
装置200がバックアップを目的とする装置ではないと
判別し,上記第1装置から上記第2装置へデータを複写
するのではなく,データを移動させることによって,上
記第2装置でのみ再生が可能となるようにしてもよい。
例えば,上記オーディオ信号録音再生装置100から,
バックアップを目的とする装置ではなく,上記オーディ
オ信号録音再生装置100と同様の構成を有する装置に
オーディオデータを移動する場合の動作を,図5を参照
して,以下に説明する。オーディオデータのコピーの指
示が使用者からあると,はじめにコピー元装置である上
記オーディオ信号録音再生装置100から,コピー先装
置へ上記通知信号が送信される(S5101)。この通
知信号の送信は,上記制御用プロセッサ112により行
われる。上記通知信号を受信すると(S5201),コ
ピー先装置において,自装置がバックアップを目的とす
る装置ではなくコピー元の上記オーディオ信号録音再生
装置100と同様の構成を有する装置であることを示す
所定の信号が上記判別基礎情報としてコピー元の上記オ
ーディオ信号録音再生装置へ送信される(S520
2)。上記判別基礎情報を受信すると,上記オーディオ
信号録音再生装置100では,コピー先装置が同様の構
成を有する装置であると認識され(S5102),上記
オーディオ信号録音再生装置100から上記コピー先装
置へのオーディオデータの複写が禁止され,移動のみが
許可される。上記判別基礎情報に基づく上記コピー先装
置200が複写許可済みの装置であるか否かの判別は,
上記制御用プロセッサ112により行われる。そして,
コピー元装置である上記オーディオ信号録音装置100
において,フラッシュメモリ107に格納されたオーデ
ィオデータが読み出され,コピー先装置に送信される
(S5103)。また,複写許可が行われていない装置
にオーディオデータが送信されたので,当該オーディオ
データはコピー元装置である上記オーディオ信号録音再
生装置100から抹消される(S5104)。一方,コ
ピー先の装置では,上記オーディオデータが受信され,
メモリに保存される(S5203)。尚,上記処理S5
104において,当該オーディオデータがコピー元装置
から抹消されるまでは,どちらの装置からも当該オーデ
ィオデータに関するアクセスは禁止される。さらに,上
記第2装置側にも再生機能がある場合,上記第2装置へ
複写又は移動したデータを上記第1装置においてのみ再
生可能とするには,データの再生時に,再生を行う装置
の固有情報と上記データに付加された固有情報とを比較
し,例えば両者の固有情報が一致したときのみ再生が許
可されるように上記制御プロセッサ112や203によ
り制御を行うようにしてもよい。また,第1装置から第
2装置へ複写するオーディオデータが既に第2装置に存
在する場合には,オーディオデータの複写を中止して,
無駄な動作を省略するようにしてもよい。このような情
報複写システムも本発明における情報複写システムの一
例である。また,授受されるデータもオーディオデータ
に限らず動画像等の他の情報でもよい。また,上記実施
の形態では,上記第1装置から上記第2装置へ通知信号
が送信されたのに対応して上記判別基礎情報が上記第2
装置から上記第1装置へ送信された。この場合,複写開
始直前に上記第2装置が複写許可済み装置であるか否か
が判別されることになるので,例えば以前は複写許可が
あったけれども期限が過ぎて現在は複写許可がないよう
な第2装置に対しても上記情報の複写を禁止することが
できる。ただし,これに限らず,例えば第1装置と第2
装置を接続したときに,上記第2装置から判別基礎情報
を送るようにしてもよい。このような情報複写システム
も本発明における情報複写システムの一例である。
【0015】
【発明の効果】上記のように本発明は,第1装置に記憶
された情報を上記第1装置以外の第2装置に複写する情
報複写システムにおいて,上記第1装置が,上記第2装
置から上記第1装置へ送出される所定の判別基礎情報に
基づいて,上記第2装置が複写許可済みの装置であるか
否かを判別し,上記第2装置が複写許可済みの装置であ
ると判別された場合にのみ,上記第1装置に記憶された
情報を上記第2装置に複写可能としたことを特徴とする
情報複写システムとして構成されている。上記情報複写
システムによれば,第2装置から第1装置へ送出される
判別基礎情報に基づいて上記第2装置が複写許可済みの
装置であると判別された場合にのみ,上記第1装置から
上記第2装置への上記情報の複写が可能となるので,不
正な情報の複写を防止し,回数制限を設ける必要なく,
記憶媒体の破損等に備えてバックアップを行うことがで
きる。また,上記第2装置が複写許可済みの装置でない
と判別された場合においても,上記第1装置に記憶され
た情報の上記第2装置への移動を可能にすれば,不正な
情報の複写を防止しつつ,上記第2装置上で上記情報に
任意の編集を加えたりすることが可能となる。また,上
記第1装置から上記第2装置に複写又は移動される上記
情報に上記第1装置固有の固有情報を付加すれば,例え
ば上記情報の再生時に,上記情報に付加された固有情報
と再生を行う装置の固有情報とに基づいて,当該再生を
行う装置における上記情報の再生の可否を判別すること
が可能となり,上記第1装置以外の第2装置での再生を
禁止することも可能となる。さらに,上記情報の複写開
始を通知するための通知信号が上記第1装置から上記第
2装置へ送出され,この通知信号に対応して上記判別基
礎情報が上記第2装置から上記第1装置へ送出されるこ
とによって,複写開始のときに上記第2装置が複写許可
済み装置であるかを判別することが可能となり,例えば
以前は複写許可があったけれども期限が過ぎて現在は複
写許可がないような第2装置に対しても上記情報の複写
を禁止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における第1装置の一例であるオーデ
ィオ信号録音再生装置の概略構成を示す図。
【図2】 本発明における第2装置の一例であるバック
アップ装置の概略構成を示す図。
【図3】 第1装置から第2装置へ情報を複写する動作
を説明するためのフローチャート。
【図4】 第2装置から第1装置へ情報を複写する動作
を説明するためのフローチャート。
【図5】 第1装置から第2装置へ情報を移動する動作
を説明するためのフローチャート。
【図6】 従来装置の動作を説明するための図。
【符号の説明】
100…オーディオ信号録音再生装置(第1装置) 200…バックアップ装置(第2装置)
フロントページの続き (72)発明者 山下 俊郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 西元 善郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 原田 和茂 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 株 式会社神戸製鋼所東京本社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1装置に記憶された情報を上記第1装
    置以外の第2装置に複写する情報複写システムにおい
    て,上記第1装置が,上記第2装置から上記第1装置へ
    送出される所定の判別基礎情報に基づいて,上記第2装
    置が複写許可済みの装置であるか否かを判別し,上記第
    2装置が複写許可済みの装置であると判別された場合に
    のみ,上記第1装置に記憶された情報を上記第2装置に
    複写可能としたことを特徴とする情報複写システム。
  2. 【請求項2】 上記第2装置が複写許可済みの装置でな
    いと判別された場合においても,上記第1装置に記憶さ
    れた情報の上記第2装置への移動は可能である請求項1
    に記載の情報複写システム。
  3. 【請求項3】 上記第1装置から上記第2装置に複写又
    は移動される上記情報に上記第1装置固有の固有情報が
    付加されてなる請求項1又は2に記載の情報複写システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記情報の再生時に,上記情報に付加さ
    れた固有情報と再生を行う装置の固有情報とに基づい
    て,当該再生を行う装置における上記情報の再生の可否
    が判別されてなる請求項3に記載の情報複写システム。
  5. 【請求項5】 上記情報の複写開始を通知するための通
    知信号が上記第1装置から上記第2装置へ送出され,こ
    の通知信号に対応して上記判別基礎情報が上記第2装置
    から上記第1装置へ送出されてなる請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の情報複写システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100709155B1 (ko) * 1999-10-19 2007-04-19 소니 가부시끼 가이샤 기록 매체로의 데이터 기록 장치 및 기록 방법

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