JPH11232250A - 3次元流れの有限要素解析法、解析装置、成形品を製造する製造方法および解析法のプログラムを記録した媒体 - Google Patents

3次元流れの有限要素解析法、解析装置、成形品を製造する製造方法および解析法のプログラムを記録した媒体

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JPH11232250A
JPH11232250A JP10027896A JP2789698A JPH11232250A JP H11232250 A JPH11232250 A JP H11232250A JP 10027896 A JP10027896 A JP 10027896A JP 2789698 A JP2789698 A JP 2789698A JP H11232250 A JPH11232250 A JP H11232250A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は立体有限要素で分割した3次元モデ
ルを用い、実用的な計算時間で熱硬化性樹脂をはじめと
する流体の流動解析を行う3次元流れの有限要素解析
法、解析装置、成形品を製造する製造方法および解析法
のプログラムを記録した媒体を提供する。 【解決手段】 本発明の3次元流れの有限要素解析法と
その装置では、コントロールボリューム法に基づいて離
散化した運動量の式と、圧力項を除いて半離散化した運
動量の式を離散化した連続の式に代入して導出した圧力
の式と、離散化した運動量の式から導出した速度補正式
を用いて反復計算を行い、流速と圧力を同一節点上で求
め、温度の式や反応の式を容易に連立できる。さらに、
コントロールボリュームに流入流出する流束を見積もる
ことにより移流項と自由表面の移動を安定に計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】金属の鋳造、プラスチック成
形などの分野の、流動過程の有限要素解析方法および解
析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非圧縮性流体の流れの有限要素解
析を行うばあい、安定な解をえるためには圧力と流速を
求める格子点を食い違わせる必要があったこれは、Na
vier−Stokes式などの流れの式において圧力
が1次微分、流速が2次微分であることに起因してい
る。このため、有限要素法では流速の補間次数より圧力
の補間次数を下げることが行われる。2次元での解析に
おいても通常、たとえば4角形の有限要素を用いるばあ
い、4つの頂点で流速を求め、4角形の中心で圧力を求
める必要がある。このとき、流速の補間次数は1次で圧
力は0次となる。2次元解析ではGalerkin法を
用いて同一格子点で流速と圧力を求める方法(Computer
Methods in Applied Mechanics and Engineering、 58,
(1986)、 J. G. Rice and R. J. Schnipke、 An Equal-Or
der Velocity-Pressure Formulationthat does not Exh
ibit Spurious Pressure Modes、 P.135-149)があるが、
補間関数で重み付けを行うGalerkin法は質量、
運動量やエネルギーの保存を明示的に考慮した方法では
ないため、安定な計算には細かな有限要素分割が必要で
あった。
【0003】3次元流れの解析法として流動コンダクタ
ンスという量を仮定し、流速の変数を消去して未知変数
を圧力のみの1つに減らして計算する方法が特開平8−
99431号公報、特開平9−150443号公報など
に開示されているが、多孔質中の浸透流を表す近似的な
ダルシー流れの式にしか用いることができない。
【0004】これまで、3次元流れの有限要素解析で自
由表面の移動を計算するばあい、流れに乗って移動する
質量0のマーカー粒子を仮定して計算する方法が主流で
あった。また、薄板流れ(Hele−Shaw流れ)の
ように近似解析では、VOF(Volume of Fluid)法の
ように格子点において流体が占める割合を計算し、この
値から自由表面の位置を求めることができる。自由表面
の変化が簡単なばあいは、変化した流体領域の形状に合
わせて、有限要素分割をやり直したり、有限要素を追加
または消去していく方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】流速と圧力が求まる格
子点が食い違っていると、結果を表示するばあい、この
ままでは、流速と圧力は異なったデータ系列となり、統
一的に処理できないという問題があった。また、Gal
erkin法を用いた場合は、前述のように定式化にお
いては質量やエネルギーなどの保存則を考慮していない
ため、安定な解を求めるためには、有限要素分割を細か
くする必要があり、結果的に計算時間の増大や解の精度
の低下を招いていた。
【0006】また、自由表面の計算でマーカー粒子を用
いるばあいは、複雑な流れのばあい、時間が経過すると
粒子の分布に偏りが発生する。このため、最初から莫大
な数のマーカー粒子を用いるか、適当な時間ごとにマー
カー粒子の再配置を行う必要があった。これも、結果的
に計算時間の増大を招く。解析領域の再有限要素分割や
有限要素の追加、消去する方法は、流れが分岐したり、
合流するばあいを計算するには、有限要素の形状がひず
んだり、重なったりするのを避けるための多くの条件を
考慮しておかねばらない。VOF法に関しては薄板流れ
への適用のみであり、3次元流れへの適用は見当たらな
い。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、3次元流れにおける流速と圧力を同一の格子点上
で求め、自由表面の移動を容易に計算することができる
ようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、3次元流れ解
析の有限要素解析法であって、立体型要素を用い、コン
トロールボリューム法に基づいて離散化した運動量の式
と、圧力項を除いて半離散化した運動量の式を離散化し
た連続の式に代入したあと圧力項を離散化してえられる
圧力の式と、離散化した運動量の式から導出する速度補
正式とを用いて流速および圧力を求める反復計算を行
い、流速と圧力を同一節点上で求めることを特徴とする
解析方法である。
【0009】また、本発明により、3次元流れ解析の有
限要素解析法に関し、立体要素を用い、コントロールボ
リューム法に基づいて離散化した運動量の式と、圧力項
を除いて半離散化した運動量の式を離散化した連続の式
に代入したあと圧力項を離散化してえられる圧力の式
と、離散化した運動量の式から導出する速度補正式とを
用いて流速および圧力を求める反復計算を行い、流速と
圧力を同一節点上で求めることを特徴とする解析装置を
提供する。
【0010】また、本発明は、コントロールボリューム
では流入流出する流束を見積もることにより保存則を考
慮した解析となるため、本質的に計算が安定で、移流項
を計算するのと同じ方法で自由表面の移動も容易に計算
できる解析方法である。
【0011】また、本発明により、コントロールボリュ
ームでは流入流出する流束を見積もることにより保存則
を考慮した解析となるため、本質的に計算が安定で、移
流項を計算するのと同じ方法で自由表面の移動も容易に
計算できる解析装置を提供する。
【0012】また、本発明は、温度を計算するエネルギ
ーの式と反応を計算する拡散の式を容易に組み込み、コ
ントロールボリュームでは流入流出する流束を見積もる
ことにより保存則を考慮した解析となるため、本質的に
計算が安定で、移流項を計算するのと同じ方法で自由表
面の移動も容易に計算できる解析方法である。
【0013】また、本発明により、温度を計算するエネ
ルギーの式と反応を計算する拡散の式を容易に組み込
み、コントロールボリュームでは流入流出する流束を見
積もることにより保存則を考慮した解析となるため、本
質的に計算が安定で、移流項を計算するのと同じ方法で
自由表面の移動も容易に計算できる解析装置を提供す
る。
【0014】また、本発明により、えられた自由表面の
移動状況、流速分布、圧力分布、温度分布および物質の
濃度分布の結果をもとに成形条件を決定し、この決定し
た成形条件で成形品を製造する製造方法を提供する。
【0015】また、本発明により、3次元流れの有限要
素解析法のプログラムを記録した媒体を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、添付図を参照しつつ、本
発明による3次元流れの有限要素解析法とその解析装置
の一例である、熱硬化性樹脂成形における樹脂流動過程
の解析法および解析装置の好ましい実施の形態の例を詳
細に説明する。
【0017】熱硬化性樹脂の自由表面が移動する3次元
流れの式は以下で表される。
【0018】
【数1】
【0019】
【数2】
【0020】
【数3】
【0021】
【数4】
【0022】
【数5】
【0023】
【数6】
【0024】
【数7】
【0025】ここでx、y、zは3次元の空間座標であ
り、u、v、wはそれぞれ座標軸方向の樹脂の流速、
p、T、cはそれぞれ圧力、温度および熱硬化性樹脂の
既反応基濃度(反応率)である。fは流体占有率で、f
=0の位置には流体が存在しないこと、0<f<1の位
置は自由表面、f=1の位置は流体が満ちていることを
示す。また、ρは密度、ηは粘度、Cvは比熱、kは熱
伝導率、Dは拡散係数である。また、gx、gy、gz
それぞれ重力加速度のx方向成分、y方向成分、z方向
成分であり、Hは反応熱、Rは反応速度である。
【0026】解析領域を有限要素で分割し、有限要素の
各節点に対して、それぞれが重ならないようにコントロ
ールボリュームを定義する。式(1)を、コントロール
ボリュームで積分し離散化する。積分記号の添え字CV
はコントロールボリュームで積分することを表す。左辺
第1項の時間微分は以下のように後退差分で表す。
【0027】
【数8】
【0028】ここで、Niは節点iに対する補間関数、
iは節点iでのx方向の流速である。また、(n)は
n回目の時間ステップであることを示し、n+1ステッ
プとnステップの時間間隔がΔtである。
【0029】式(1)の左辺第2、3、4項の移流項は
非線型であり、単純に通常の補間関数を用いて積分して
も解の空間的振動などの不具合が発生する。このため、
本発明の一つである、流れの方向を考慮し、コントロー
ルボリューム法にマッチした計算法を適用する。なお、
この計算法は式(5)のT、式(6)のcおよび式
(7)の自由表面の移動に対しても同様に用いることが
できる。u、v、w、T、c、fをまとめてφで表せ
ば、移流項のコントロールボリュームに対する積分は、
ガウスの定理を適用して、面積分に変換し、近似的にφ
を積分の外に出してφとすると
【0030】
【数9】
【0031】である。ここで、φはコントロールボリュ
ーム界面Sでの流束qsの正負に応じて、上流側の節点
の値を取る。また、コントロールボリュームiに対する
流束qs
【0032】
【数10】
【0033】と離散化して計算することができる。
【0034】右辺第1、2、3項の拡散項のコントロー
ルボリュームに対する積分はガウスの定理により面積分
に変換して補間関数で積分して離散化すれば、以下のと
おりである。
【0035】
【数11】
【0036】右辺第4項の圧力項は
【0037】
【数12】
【0038】で計算する。右辺第5項の重力項の積分は
以下となる。
【0039】
【数13】
【0040】以上の式(8)〜式(13)から、ui
関して整理すると
【0041】
【数14】
【0042】と表すことができる。ここでbi u,(n)はu
に関する係数で、nステップの時間項、圧力項、重力項
が含まれる。同様にv、wに関して
【0043】
【数15】
【0044】
【数16】
【0045】である。
【0046】またT、c、fに関しても同様に
【0047】
【数17】
【0048】
【数18】
【0049】
【数19】
【0050】ここで、上付き添え字のTはTに関する係
数、上付き添え字のcはcに関する係数、上付き添え字
のfはfに関する係数であることを示す。
【0051】式(4)の連続の式を用いて本発明の一つ
である圧力の式を導く。式(1)の圧力項以外の補間関
数を用いて半離散化すると
【0052】
【数20】
【0053】と表される。ここでdi u,(n)はbi x,(n)
ら圧力項に関するものを除いたものとなる。圧力pがコ
ントロールボリューム内で一定と仮定し、積分の外に出
すと
【0054】
【数21】
【0055】ここで
【0056】
【数22】
【0057】であり
【0058】
【数23】
【0059】である。同様にv、wに関しても
【0060】
【数24】
【0061】
【数25】
【0062】である。節点iに対するコントロールボリ
ュームで(4)式を積分して離散化すると
【0063】
【数26】
【0064】ここでNiは節点iに関する補間関数であ
る。これに式(21)、式(24)、式(25)を代入
すると次式の離散化した圧力の式をえる。
【0065】
【数27】
【0066】この式をすべてのコントロールボリューム
に対して重ね合せ、節点での圧力に関する全体連立方程
式をえる。
【0067】
【数28】
【0068】この式は、反復法で簡単に計算でき、求め
た圧力の値が空間的振動を示すことはない。
【0069】図1は以上の計算式を用いて行う反復計算
手順の例を示したフローチャートである。流れの解析で
は、はじめに3次元解析領域を立体的な有限要素に分割
して形状データを入力する。つぎに、流体の物性値を入
力し、境界条件を入力し、初期条件を入力し、計算終了
条件や反復計算の緩和係数などの解析条件を入力する。
解析領域の形状のみに依存する積分を実施しておく。運
動量の式(14)〜(16)の係数を計算し仮の圧力値
で流速を求める。求めた流速で圧力の式(28)の係数
を計算し、圧力を求める。求めた圧力で次式を用いて流
速を補正する。
【0070】
【数29】
【0071】
【数30】
【0072】
【数31】
【0073】必要であれば、温度の式(17)、反応の
式(18)、自由表面の移動の式(19)を解く。解が
収束しなければ、流速、圧力を次式で更新し、必要であ
れば温度、反応率も次式で更新し
【0074】
【数32】
【0075】運動量の式の係数の計算に戻る。式(3
2)において、φは流速または圧力または温度または反
応率を表し、rは緩和係数で0<r<2の範囲の値を取
り、上付き添え字のNEWは新しく計算された値、OL
Dは古い計算値であることを示す。解が収束すれば、流
体占有率の式(19)を用いて流体占有率分布を更新し
て自由表面を移動させ、つぎの時間のステップの計算に
移る。最後の時間ステップであれば、計算を終了し、え
られた解析結果をグラフィック処理して、等高線図、ベ
クトル分布図、グラフなどの形式で表示したプリンタな
どに出力する。
【0076】図2は前述した3次元流れの有限要素解析
に用いる解析装置の例を示す説明図である。補助記憶装
置を内蔵するコンピュータ201に入力装置202、表
示装置203が接続されている。また、プリンタ20
4、外付けの補助記憶装置205が接続されていても良
い。入力装置202により3次元解析領域形状データ
と、流体の物性値、境界条件、初期条件を入力し補助記
憶装置に保存される。このデータをもとに、コンピュー
タで解析を行い、えられた解析結果は通常補助記憶装置
に保存され、これをたとえばグラフィック処理して表示
装置3により表示する。結果の表示はプリンタ装置で行
っても良い。
【0077】実施の形態1 図3は本発明の一実施の形態にかかわる解析対象である
立方キャビティを示す斜視説明図である。図3におい
て、31は立方キャビティを示しており、wはZ軸方向
の流体の流速を示している。
【0078】ここでは図3に示すような一辺の長さが1
で、上(y=1)のxy面がz方向に速度1で動くばあ
いの立体キャビディ定常流れに適用した実施例を説明す
る。
【0079】境界条件は上(y=1)のxy面でu=
0、v=0、w=1を与え、それ以外の壁面ではu=
0、v=0、w=0の条件を与えた。初期条件は、境界
条件が与えられている節点以外はすべてu=0、v=
0、w=0、p=0とした。流体の物性値は、ρ=1、
η=0.01とした。また、流速および圧力の緩和係数
は両者とも0.3とし、収束の判定は、相対誤差が0.
001以下になることとした。
【0080】解析領域を分割するために図4に示した6
面体要素を用いる。図4は本発明の実施の形態1にかか
わる6面体要素を示す説明図である。図4において、
1、2、3、4、5、6、7および8は節点を示してお
り、41は6面体要素を示している。また、9は座標軸
α、βおよびγの座標軸原点である。コントロールボリ
ュームは、たとえば節点1に対しては図4に示したよう
に、6面体要素の中心と、節点1を共有する3つの面の
中心と、節点1を共有する3つの辺の中心で定義する3
つの面の内側をこの要素のサブコントロールボリューム
とし、節点1を共有する要素に対するすべてのサブコン
トロールボリュームを加えたものとなる。解析領域は2
0×20×20=8000要素に均等に分割した。な
お、この要素における節点iに対する補間関数Niとし
ては一般的な次式を用いた。
【0081】
【数33】
【0082】ここで、α、β、γは局所座標系で0から
1までの値を取り、±は節点iでのNiの値が1となる
ように+か−となることを示す。全体座標系x、y、z
で示されている積分は局所座標系にヤコビアンを用いて
変換し、ガウスの求積法を用いて数値積分した。
【0083】この解析のばあい、定常流れであるため式
(1)〜式(3)の時間微分は不要となり、時間ステッ
プは1回のみとなる。また、温度の式(5)、反応の式
(6)を計算する必要はない。
【0084】解析結果をグラフィック処理して図5の、
立方キャビティでの圧力分布を示す説明図に示すような
立方キャビティ51についての圧力分布をえた。流速と
圧力が同じ節点上で求まっていないときは圧力を流速が
求まっている節点に補間する必要があるばあいが多い
が、本発明のように流速と圧力が同じ節点上で求まって
いるばあいは圧力の補間などを行う必要がなく、グラフ
ィック処理を簡単に行うことができた。この解析条件の
ばあいレイノルズ数は100となるが、圧力分布はスム
ーズであり空間的な振動は見られない。図6は同時に計
算された、立方キャビティでの流速ベクトル分布を示す
説明図であり、61は立方キャビティを示している。こ
れにも空間的振動は見られず、良好な計算結果である。
【0085】なお、以上の解析は図2に示したハードウ
エア構成で、コンピュータにエンジニアリングワークス
テーションを用いて行った。収束までの反復回数は52
回で、計算時間は約300秒とかなり短い時間で計算を
完了した。
【0086】実施の形態2 ここでは図7に示すようなインサート物があるキャビテ
ィ(1/2モデル)の中に流体が流入する流れに適用し
た実施の形態を説明する。図7は、本発明にかかわる解
析対象のインサート物をもつキャビティを示す説明図で
ある。図7において、71はキャビティであり、72は
インサート物であり、73は対称面であり、74はゲー
トである。各部の寸法は、L1が10mm、L2が6m
m、L3が1mmである。
【0087】境界条件は入り口でu=2(cm/s)、
v=0、w=0を与え、対称面では対称境界条件、それ
以外の壁面ではu=0、v=0、w=0の条件を与え、
自由表面ではp=0(Pa)を与えた。初期条件は、境
界条件が与えられている節点以外はすべてu=0、v=
0、w=0、p=0とした。流体の物性値は、ρ=1
(g/cm3)、η=10(Pa・s)とした。また、
流速および圧力の緩和係数はそれぞれ0.5と0.3と
し、収束の判定は、相対誤差が0.01以下になること
とした。解析領域の分割には実施の形態1と同様な6面
体要素を用い、約10000要素に分割した。この解析
のばあい、温度の式(5)、反応の式(6)は計算しな
い。
【0088】自由表面の移動の計算は以下のように移流
項を計算するのと同じように式(9)を用いて行った。
初期条件として、入り口節点は最初流体で満たされてい
るとして、f=1とし、それ以外の節点ではf=0とし
た。つぎに、f=1の節点に隣接する節点でf<1の節
点がf=1になる時間を式(9)を用いて対応するコン
トロールボリュームに流入する流束を求めることによっ
て行い、これを時間間隔Δtとしてつぎの時間ステップ
の計算を行う。隣接するf<0となる節点が多数あるば
あいは最小のΔtを選択する。各時間ステップの計算は
f>0の領域に対して行う。すべての節点でf>0とな
るか、時間ステップが設定した最大数を超えれば計算を
完了する。
【0089】図8は、解析結果をグラフィック処理して
本発明の実施の形態2におけるインサート物をもつキャ
ビティでの流動パターンを時間の順に(a)〜(d)に
示した説明図である。図8において、81はキャビティ
であり、83は対称面であり、84はゲートである。キ
ャビティ81は図7に示したインサート物72と同様の
インサート物を含んでいる(図示せず)。これは、f=
0.5の点が自由表面であるとして、時間とともに自由
表面がどのように移動するかを示したものである。ま
た、図9および図10は、それぞれ本発明の実施の形態
2にかかわるインサート物をもつキャビティでの圧力分
布、流速分布を示す説明図である。91はキャビティで
の圧力分布、101はキャビティでの流速分布をそれぞ
れ示している。通常の3次元流れ解析に比較して要素分
割は荒い方であるが、流動パターン、図9に示した流動
途中の圧力分布はスムーズであり空間的な振動は見られ
ない。図10に示した流動途中の流速においても空間的
振動は見られず、良好な計算結果である。これらの結果
は、コントロールボリューム法を用いていることによっ
て荒い要素分割でも安定な計算が可能となり、結果とし
て計算時間が短くなることを示している。
【0090】なお、以上の解析は図2に示したハードウ
エア構成で、コンピュータにエンジニアリングワークス
テーションを用いて行った。非定常で、自由表面の移動
も計算しているにもかかわらず計算時間は約1時間とか
なり短い時間で計算を完了した。
【0091】実施の形態3 ここでは熱硬化性樹脂成形において、実施の形態2と同
様に図7に示すキャビティ(1/2モデル)に樹脂が流
入する過程の流れ解析の一例として行った実施の形態を
説明する。
【0092】境界条件は入り口でu=2(cm/s)、
v=0、w=0、T=120℃、c=1を与え、対称面
では対称境界条件、それ以外の壁面ではu=0、v=
0、w=0、T=180(℃)の条件を与え、自由表面
ではP=0を与えた。初期条件は、境界条件が与えられ
ている節点以外はすべてu=0、v=0、w=0、p=
0とした。熱硬化性樹脂にはエポキシ樹脂を用い物性値
を測定した。測定した物性値は、ρ=1.7(g/cm
3)、ηは非ニュートニアンであり、せん断速度γに依
存し、温度と反応率にも依存するため以下の式で表され
【0093】
【数34】
【0094】ここで
【0095】
【数35】
【0096】
【数36】
【0097】n=0.77、B=4.09×10-6(P
a・s)、τ*=2.52×10-9、Tb=11794
(K)、cg=0.57、δ=6.92、またcv=0.
97(J/g)、k=0.67(J/m・s・K)、H
=260、gx=0、gy=0、gz=980(cm/
2)、D=0である。反応速度Rには次式を用いた。
【0098】
【数37】
【0099】ここで
【0100】
【数38】
【0101】
【数39】
【0102】であり、A1=2.44×109(1/
s)、E1=12176(K)、A2=1.45×102
(1/s)、E2=4167(K)、μ=0.67、ν
=0.95とした。
【0103】また、流速、圧力、温度および反応率の緩
和係数はそれぞれ0.5、0.3、0.5および0.5
とし、収束の判定は、相対誤差が0.01以下になるこ
ととした。解析領域の分割には実施の形態1と同様な6
面体要素を用い、約3000要素に分割した。自由表面
の移動の計算は実施の形態2のばあいと同様に行った。
【0104】図11は解析結果をグラフィック処理して
本発明の実施の形態3におけるインサート物をもつキャ
ビティでの流動パターンを時間の順に(a)〜(d)に
示した説明図である。図11において、111はキャビ
ティであり、113は対称面であり、114はゲートで
ある。キャビティ111は図7に示したインサート物7
2と同様のインサート物を含んでいる(図示せず)。こ
れは、f=0.5の点が自由表面であるとして、時間と
ともに自由表面がどのように移動するかを示したもので
ある。また、図12および図13は、それぞれ本発明の
実施の形態3にかかわるインサート物をもつキャビティ
での圧力分布、流速分布を示す説明図である。121は
キャビティでの圧力分布、131はキャビティでの温度
分布をそれぞれ示している。さらに、図14は流動途中
の反応率分布を示す説明図である。141はキャビティ
での反応率分布を示している。図13および図14にお
いても、キャビティは、図7に示したインサート物と同
様のインサート物を含んでいる(図示せず)。図12に
おいて、P1は0.9MPaの等圧線を示しており、P2
は0MPaの等圧線を示している。また、図13におい
て、T1は140℃の等温線を示しており、T2は180
℃の等温線を示している。さらに、図14において、R
1は0.05の等反応率線を示している。通常の3次元
流れ解析に比較して要素分割は荒い方であるが、流動パ
ターン、図12に示した流動途中の圧力分布を示す等圧
線の形状は図13においても、キャビティは、図7にス
ムーズであり空間的な振動は見られない。図13に示し
た流動途中の温度においても等温線の形状に空間的振動
が見られず、良好な計算結果である。図14に示した流
動途中の反応率においても等反応率線の形状に空間的振
動は見られず、良好な計算結果である。これらの結果
は、コントロールボリューム法を用いていることによっ
て荒い要素分割でも安定な計算が可能となり、結果とし
て計算時間が短くなることを示している。
【0105】なお、以上の解析は図2に示したハードウ
エア構成で、コンピュータにエンジニアリングワークス
テーションを用いて行った。非定常で、自由表面の移動
と温度と反応率を計算しているにもかかわらず計算時間
は約3時間とかなり短い時間で計算を完了した。
【0106】実施の形態4 実施の形態3のばあいと同様だが、樹脂の種類を変えて
解析を行った。測定した樹脂の物性値は、粘度に関して
は、n=0.85、B=4.92×10-4(Pa・
s)、τ*=2.80×10-7、Tb=1479
(K)、cg=0.44、δ=3.36であり、反応速
度式に関しては、A1=6.75×10-1、E1=382
9、A2=3.86×104(1/s)、E2=6496
(K)、μ=0.52、ν=0.101であり、その他
の物性値は実施の形態3のばあいと同じである。
【0107】図15は本発明の実施の形態4におけるイ
ンサート物をもつキャビティでの圧力分布の解析結果を
示す説明図である。図14において、P3は0.5MP
a等圧線を示しており、P4は0MPaの等圧線を示し
ている。実施の形態3の圧力分布の解析結果と比較し
て、インサート物上下の圧力差が小さく、流動圧力も小
さい。
【0108】えられたこれらの解析結果は、ここで用い
た樹脂の方が成形性に優れ、流動過程においてインサー
ト物を変形させたり移動させたりすることが少ないと考
えられる。この樹脂を用いて成形品を製造した結果、イ
ンサート物が変形したり成形品表面から見える位置に移
動することなどがない良好な成形品をえることができ
た。
【0109】実施の形態5 本発明の3次元流れの有限要素解析法を図2の装置を用
い、エディタープログラムを用いてFORTRAN言語
でコーディングして補助記憶装置にソースプログラムと
して保存した。もちろんFORTRAN以外の言語、た
とえばPASCAL言語やC言語を用いても良い。保存
したソースプログラムをFORTRAN言語のコンパイ
ラープログラムを用いて実行可能なロードモジュールプ
ログラムに変換した。ソースプログラムまたはロードモ
ジュールプログラムもしくはソースプログラムとロード
モジュールプログラムをもとにCD−ROM成形用のマ
スター金型を作製し、このマスター金型によってソース
プログラムまたはロードモジュールプログラムもしくは
ソースプログラムとロードモジュールプログラムを保存
したCD−ROMを製造した。同様に、プログラムを保
存する媒体としてフロッピーディスクを選び、ソースプ
ログラムまたはロードモジュールプログラムもしくはソ
ースプログラムとロードモジュールプログラムを図2の
コンピュータにフレキシブルディスクドライブを接続し
フレキシブルディスクに保存した。プログラムを保存す
る媒体としてはこれらの他にもちろん、DATテープ、
カセットテープ、MD、DVD−ROMなどを用いるこ
とができる。
【0110】
【発明の効果】本発明の請求項1にかかわる3次元流れ
の有限要素解析法と請求項2にかかわるその装置によれ
ば、コントロールボリューム法に基づいた離散化を行
い、運動量の式と連続の式から導出した解が空間的振動
をおこさない圧力の式を用いることによって計算を安定
に行うことができ、比較的荒い要素分割でも精度良く計
算できるために、実用的な計算時間で3次元モデルを用
いた解析領域形状または成形品形状に忠実な解析を行う
ことができる。
【0111】また、本発明の請求項3にかかわる3次元
流れの有限要素解析法と請求項4にかかわるその装置に
よれば、コントロールボリュームに適した移流項および
自由表面の移動の計算方法を用いるため、粘度が小さい
ばあいや流速が大きいばあいおよび複雑形状のキャビテ
ィのなかの自由表面の移動が、実用的な計算時間で精度
良い解析結果をえることができる。
【0112】また、本発明の請求項5にかかわる3次元
流れの有限要素解析法と請求項6にかかわるその装置に
よれば、圧力と流速、ならびに温度と反応率を同じ節点
で求めることができるため、圧力を求める節点が流速と
ずれている一般的な流れ解析法と異なり、結果をグラフ
ィック表示するばあい、圧力を流速が求まる節点まで補
間することなく容易に表示などを行うことができる。
【0113】また、本発明請求項7にかかわる3次元流
れの有限要素解析法とその装置を用いる成形品を製造す
る製造方法によれば、成形品形状の設計、成形条件の設
定、材料の選定などの成形条件を決定でき、品質に優れ
信頼性の高い成形品を効率的に製造することができる。
【0114】また、本発明の請求項8にかかわる媒体
は、3次元流れの有限要素解析法をプログラム化してC
D−ROMやフロッピーディスクなどの媒体に保存した
ものであり、容易に他の装置で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の3次元流れの有限要素解析法の手順
の例を示すフローチャートである。
【図2】 本発明の3次元流れの有限要素解析装置のハ
ードウエア構成の例を示す説明図である。
【図3】 本発明の一実施の形態における解析対象の立
方キャビティを示す説明図である。
【図4】 本発明の一実施の形態における6面体要素を
示す説明図である。
【図5】 本発明の一実施の形態における立方キャビテ
ィでの圧力分布を示す説明図である。
【図6】 本発明の一実施の形態における立方キャビテ
ィでの流速分布を示す説明図である。
【図7】 本発明の一実施の形態における解析対象のイ
ンサート物をもつキャビティの1/2モデルを示す説明
図である。
【図8】 本発明の一実施の形態におけるインサート物
をもつキャビティでの流動パターンを示す説明図であ
る。
【図9】 本発明の一実施の形態におけるインサート物
をもつキャビティでの圧力分布を示す説明図である。
【図10】 本発明の一実施の形態におけるインサート
物をもつキャビティでの流速分布を示す説明図である。
【図11】 本発明の一実施の形態におけるインサート
物をもつキャビティでの熱硬化性樹脂の流動パターンを
示す説明図である。
【図12】 本発明の一実施の形態におけるインサート
物をもつキャビティでの熱硬化性樹脂の圧力分布を示す
説明図である。
【図13】 本発明の一実施の形態におけるインサート
物をもつキャビティでの熱硬化性樹脂の温度分布を示す
説明図である。
【図14】 本発明の一実施の形態におけるインサート
物をもつキャビティでの熱硬化性樹脂の反応率分布を示
す説明図である。
【図15】 本発明の一実施の形態におけるインサート
物をもつキャビティでの熱硬化性樹脂の圧力分布を示す
説明図である。
【符号の説明】
201 コンピュータ、202 入力装置、203 表
示装置、204 内蔵補助記憶装置、205 外付け補
助記憶装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元流れの有限要素解析法であって、
    立体要素を用いるコントロールボリューム法に基づいて
    離散化した運動量の式と、圧力項を除いてコントロール
    ボリューム法に基づいて半離散化した運動量の式をコン
    トロールボリューム法に基づいて離散化した連続の式に
    代入したのち圧力項を離散化してえられる圧力の式と、
    コントロールボリューム法に基づいて離散化した運動量
    の式から導出する流速補正式とを用いて、流速および圧
    力を求める反復計算を行い、流速と圧力を同一節点上で
    求める3次元流れの有限要素解析法。
  2. 【請求項2】 3次元流れの有限要素解析装置であっ
    て、立体要素を用いるコントロールボリューム法に基づ
    いて離散化した運動量の式と、圧力項を除いてコントロ
    ールボリューム法に基づいて半離散化した運動量の式を
    コントロールボリューム法に基づいて離散化した連続の
    式に代入したのち圧力項を離散化してえられる圧力の式
    と、コントロールボリューム法に基づいて離散化した運
    動量の式から導出する流速補正式とを用いて、流速およ
    び圧力を求める反復計算を行い、流速と圧力を同一節点
    上で求める3次元流れの有限要素解析手段を含む3次元
    流れの有限要素解析装置。
  3. 【請求項3】 コントロールボリュームに流入流出する
    流束を計算することによって自由表面の移動を計算する
    請求項1記載の3次元流れの有限要素解析法。
  4. 【請求項4】 コントロールボリュームに流入流出する
    流束を計算することによって自由表面の移動を計算する
    解析手段を含む請求項2記載の3次元流れの有限要素解
    析装置。
  5. 【請求項5】 コントロールボリューム法に基づいて離
    散化したエネルギーの式と物質の拡散の式とを反復計算
    に組み込み、流速、圧力、温度および反応率を同一節点
    上で求め、自由表面の移動を計算する請求項3記載の3
    次元流れの有限要素解析法。
  6. 【請求項6】 コントロールボリューム法に基づいて離
    散化したエネルギーの式と物質の拡散の式を反復計算に
    組み込み、流速、圧力、温度および反応率を同一節点上
    で求め、自由表面の移動を計算する解析手段を含む請求
    項4記載の3次元流れの有限要素解析装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の3次元流れの有限要素解
    析法を用いる成形品を製造する製造方法であって、えら
    れた自由表面の移動状況、流速分布、圧力分布、温度分
    布および物質の濃度分布の結果をもとに成形条件を決定
    し、この決定した成形条件で成形品を製造する製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の3次元流れの有限要素解
    析法のプログラムを記録した媒体。
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