JPH11226019A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPH11226019A JPH11226019A JP10034576A JP3457698A JPH11226019A JP H11226019 A JPH11226019 A JP H11226019A JP 10034576 A JP10034576 A JP 10034576A JP 3457698 A JP3457698 A JP 3457698A JP H11226019 A JPH11226019 A JP H11226019A
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- Japan
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- sthresh
- difference
- frames
- difference processing
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- Pending
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Abstract
カラー表示において、効果的にカラーノイズを低減し、
動きのある組織の境界部分を抽出して疑似カラー表示で
きるようにする。 【解決手段】 差分対象とする2つのフレームF1,F
2を取得すると(S1)、これら差分対象フレームの同一座
標の2データD1,D2と閾値Sthresh とから、(D1
<Sthresh )EOR(D2<Sthresh )なる排他的論理
和演算を行わせる(S2)。そして、前記排他的論理和演算
の結果が真であるときには、更に、差分処理結果の絶対
値|D1−D2|と閾値Rthresh とを比較し(S5)、|D
1−D2|>Rthresh であれば前記差分処理結果を出力
し(S6)、(D1<Sthresh )EOR(D2<Sthresh )
の条件又は|D1−D2|>Rthresh の条件を満たさな
いときには、差分処理結果を出力しない(S3,S7) 。
Description
成する超音波診断装置に関し、特に、ノイズ成分を低減
した差分処理画像の生成を行い得る超音波診断装置に関
する。
各超音波ビームに対する反射エコー信号をそれぞれ受信
し、各受信信号に基づいて各フレーム毎に画像を再構成
する超音波診断装置において、画像再構成された複数、
例えば2つのフレーム間で同じ座標データの差分を演算
することで、2つのフレーム間で動きのあった部分を抽
出し、この抽出された部分を疑似カラー表示する機能
(Digital Subtraction Echography) を有するものがあ
った。
像)は、通常、超音波画像特有のスペックルノイズによ
って動きのない部分でも輝度変化が生じ、この輝度変化
に基づいて差分処理されることで、疑似カラー表示され
る差分処理画像上にカラーノイズを発生するという問題
がある。
をスキャンコリレーション(SCC)等により平滑化処
理することで、スペックルノイズを低減させ、その後に
差分処理を行わせることで、前記カラーノイズの低減を
図っていた。
な平滑化処理によるカラーノイズ対策だけでは、十分に
カラーノイズを低減させることが困難であり、より効果
的にカラーノイズを低減できる装置の提供が望まれてい
た。また、診断に必要な部分だけを疑似カラー表示して
画像の視認性を向上させ得る、より積極的なフィルタ処
理が望まれていた。
り、効果的にカラーノイズを低減でき、かつ、動きのあ
る組織の境界部分を抽出して差分処理画像として表示で
きる超音波診断装置を提供することを目的とする。
に、本発明による超音波診断装置は、超音波探触子から
走査される各超音波ビームに対する反射エコー信号をそ
れぞれ受信し、各受信信号に基づいて各フレーム毎に画
像を再構成すると共に、少なくとも2つのフレーム間で
同じ座標データの差分を演算して差分処理画像を生成す
る超音波診断装置において、前記差分処理されたデータ
と閾値とに基づいて差分処理結果を選択的に出力するよ
うにしたものである。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る超
音波診断装置の実施の形態を示す概略ブロック図であ
る。
されて用いられるものであり、この探触子1は超音波送
受信部2によって駆動されるようになっている。探触子
1は、2次元画像の再構成のために、超音波ビームを走
査し、被検体からの反射エコー信号が前記超音波送受信
部2によって受信される。受信された反射エコー信号
は、デジタル化された後、超音波画像を経時的に連続し
て複数フレーム分記憶することができるメモリ部3に順
次格納される。
音波画像は、後の差分処理画像生成のための前処理とし
て、SCC部4におけるスキャンコリレーション処理に
より平滑化される。差分処理においては2つの超音波画
像を必要とするため、前記SCC部4で平滑化処理され
た2フレーム分の画像を差分処理用の画像として、差分
用メモリ部5に格納させる。
(F1,F2)の超音波画像は、それぞれの画像上の同
じ座標のデータ(同一アドレスのデータ)が同時かつ並
列に読み出され、差分処理部6及び後述するMoving Edg
e Detector部7に入力される。
1,F2)の同じ座標のデータ(同一アドレスのデー
タ)の差分処理が行われ、差分処理結果は後述するフィ
ルタ部8に入力される。一方、Moving Edge Detector部
7では、所定の閾値Sthresh と、入力された2つのフレ
ーム(F1,F2)の同じ座標のデータ(同一アドレス
のデータ)とを評価基準として、入力された画像データ
のポイントが動いている組織の境界か否かを判定し、こ
の判定結果をフィルタ部8に出力する。
分処理結果と、Moving Edge Detector部7からの動いて
いる組織であるか否かの判定結果と、所定の閾値Rthres
h とから有効な差分処理結果だけをフィルタリングによ
り抽出し、抽出した差分処理結果を画像表示部9に出力
する。画像表示部9では、入力される差分処理結果を疑
似カラー表示する。
ィルタ部8の動作を詳細に説明する。Moving Edge Dete
ctor部7は、2つの差分対象フレーム(F1,F2)の
同じ座標の2データ(同一アドレスの2データ)の輝度
値から、その2データが得られた被検体のポイントが、
動いている組織の境界であるか否かを判定し、該判定結
果を受けてフィルタ8部では、差分処理部6からの差分
処理結果を選択的に画像表示部9に出力する。
と心壁との境界部に着目してこの境界を検出する場合を
仮定する。この場合、心腔は低輝度、心壁は中輝度で表
示されるが、この心腔と心壁との境界の動きをモデル化
すると、図2に示すようになる。
示されている差分対象フレームのF1,F2を示すもの
であって、フレームF1からF2の間に組織が移動して
いる状態を示す。図2に示す×印の部分が組織の境界か
否かを判定する注目ポイントであり、図2(A)に示す
場合は注目ポイントが境界付近にない場合を示し、図2
(B)は注目ポイントが境界付近にある場合を示してい
る。
と、フレームF1,F2共に、組織の内部に×印がある
が、図2(B)では組織の移動により、×印の位置が組
織の内と外とに切り換わっている。つまり、組織の境界
付近のポイントは、組織が動いていれば、2つのフレー
ム間の同一ポイントの輝度値の違いに着目することで検
出できることになる。
に高輝度の組織が表示されている場合を仮定すると、こ
の場合も、図2(B)の例と同様に、2つのフレームF
1,F2間の同一ポイントの輝度値の違いから動いてい
る組織の境界を検出することができるが、低輝度の心腔
と中輝度の心壁との境界を検出するためには、図2
(B)の例と、図3の例とを明確に区別する必要があ
る。
は、差分対象フレームF1,F2の同一ポイントの2デ
ータが、以下に示すような条件を満たした場合に、心腔
と心壁との境界であると判定する。 (D1<Sthresh )EOR(D2<Sthresh ) ここで、D1,D2は、差分対象フレームF1,F2の
同一ポイントの輝度値を示し、Sthresh は、低輝度と中
輝度との閾値である。
<Sthresh )との排他的論理和演算を行うものであり、
D1<Sthresh であってかつD2≧Sthresh であると
き、又は、D1≧Sthresh であってかつD2<Sthresh
であるとき、即ち、閾値Sthresh を横切ってフレーム間
で輝度値が変化しているときに、真(1)となり、上記
条件以外では偽(0)となる。そして、前記Moving Edg
e Detector部7では、前記排他的論理和演算の結果が、
真(1)の場合に、そのときのポイントを、動いている
組織の境界であると判定する。
記条件を満たすことになり、データD1,D2が図4に
示す斜線部に含まれている場合、つまり、低輝度から中
輝度に或いは中輝度から低輝度にフレーム間でデータが
変化した場合にのみ、心腔と心壁の動きのある境界と判
定する。尚、図4は、輝度値のデータが8ビットで、0
〜255 に量子化される場合を示す。
ctor部7から、そのときのポイントが、動いている組織
の境界であるとの判定結果(真)が出力され、かつ、差
分処理結果の絶対値|D1−D2|が前記閾値Rthresh
よりも大きいと判断されたときにのみ、差分処理部6に
よる差分処理結果を画像表示部9に出力する。即ち、前
記差分処理される2つのデータD1,D2と閾値Sthres
h,Rthresh とに基づく、Moving Edge Detector部7及び
フィルタ部8の動作により、差分処理結果が選択的に出
力される。
憶した固定値であっても良いし、反射エコー信号の増幅
ゲイン等に応じて自動的に変更される構成であっても良
いし、更に、任意の値に設定できる構成としても良い。
タ部8の動作をまとめると、図5のフローチャートに示
すようになる。まず、S1で、差分対象フレームF1,
F2を取得すると、S2では、(D1<Sthresh )EO
R(D2<Sthresh )なる排他的論理和演算を行う。排
他的論理和演算の結果が偽(0)であって、動いている
組織の境界ではないと判定された場合には、S3へ進ん
で、差分処理結果として0を出力する。一方、排他的論
理和演算の結果が真(1)であって、動いている組織の
境界であると判定された場合には、S4へ進んで、差分
処理(D1−D2)を行う。
閾値Rthresh と比較され、差分処理結果の絶対値が前記
閾値Rthresh よりも大きい場合には、S6へ進んで差分
処理結果(D1−D2)をそのまま出力し、差分処理結
果の絶対値が前記閾値Rthresh よりも小さい場合には、
S7へ進んで差分処理結果を出力することなく0を出力
する。S8では、前記差分処理結果の出力に応じて差分
処理画像を疑似カラー表示する。
(D2<Sthresh )という判定条件に代えて、以下のよ
うな条件としても良い。 (D1+D2)<Sthresh
合に前記条件を満たすことになるが、前記閾値Rthresh
と差分処理結果の絶対値との比較によるフィルタリング
により、図6に格子状に示される領域における差分処理
結果のみが出力されることになるから、結果、前記(D
1<Sthresh )EOR(D2<Sthresh )という判定条
件と同様に、低輝度から中輝度或いは中輝度から低輝度
にデータが変化した場合にのみ、差分処理結果が出力さ
れることになり、これにより、心腔と心壁との境界部の
データが出力されることになる。尚、図6は、閾値Sthr
esh =255 の場合を示すが、閾値Sthresh を255 に限定
するものではない。
合には、図7のフローチャートに示すように、前記図5
のフローチャートにおけるS2の条件式のみを変更し、
S2’で(D1+D2)<Sthresh であるか否かを判別
させ、(D1+D2)<Sthresh であって、かつ、|D
1−D2|>Rthresh であるときにのみ、差分処理結果
(D1−D2)を出力させる。
つのデータと閾値とに基づいて差分処理結果を選択的に
出力する構成としたので、差分処理だけでは分離できな
い、種類の異なる組織の動きを分離することが可能とな
り、これによって、診断に必要な部分だけを差分処理画
像として表示させることができ、同時に、大幅にノイズ
成分を除去できるという効果がある。
けるシステム構成を示すブロック図である。
超音波画像の図である。
超音波画像の図である。
であるか否かを判別するための判定条件を示すグラフで
ある。
示すフローチャートである。
であるか否かを判別するための判定条件の別の例を示す
グラフである。
示すフローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波探触子から走査される各超音波ビ
ームに対する反射エコー信号をそれぞれ受信し、各受信
信号に基づいて各フレーム毎に画像を再構成すると共
に、少なくとも2つのフレーム間で同じ座標データの差
分を演算して差分処理画像を生成する超音波診断装置に
おいて、 前記差分処理されたデータと閾値とに基づいて差分処理
結果を選択的に出力することを特徴とする超音波診断装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10034576A JPH11226019A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10034576A JPH11226019A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 超音波診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11226019A true JPH11226019A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12418162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10034576A Pending JPH11226019A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11226019A (ja) |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP10034576A patent/JPH11226019A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070703 |
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A521 | Request for written amendment filed |
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A02 | Decision of refusal |
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A521 | Request for written amendment filed |
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