JPH11223592A - ハニカムサンドイッチパネルの試験方法 - Google Patents

ハニカムサンドイッチパネルの試験方法

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JPH11223592A
JPH11223592A JP10024594A JP2459498A JPH11223592A JP H11223592 A JPH11223592 A JP H11223592A JP 10024594 A JP10024594 A JP 10024594A JP 2459498 A JP2459498 A JP 2459498A JP H11223592 A JPH11223592 A JP H11223592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test sample
bending
sandwich panel
honeycomb sandwich
reinforcing plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10024594A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamashita
亮 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料費や加工費を軽減できるハニカムサンド
イッチパネルの試験方法を提供すること。 【解決手段】 ハニカムサンドイッチパネルの試験サン
プル11に対し曲げ荷重を負荷して曲げ剛性を測定する
第1工程と、試験サンプル11に補強板12を張り付け
る第2工程と、補強板12の部分に上側圧子を接触さ
せ、第1工程における場合よりも大きな曲げ荷重を試験
サンプル11に負荷して曲げ強さを測定する第3工程と
からなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハニカムサンド
イッチパネルの試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハニカムサンドイッチパネルは、強度が
大きく軽量という特性を有し、人工衛星など宇宙航行体
の構造部品などによく使用されている。これらハニカム
サンドイッチパネルを構造部品として使用する場合、予
め、各種の強度試験が行われる。その1つに曲げ試験が
ある。曲げ試験には、曲げ剛性の測定および曲げ強さの
測定があり、一般に、ASTM C393やMIL−S
TD−401などに規定された方法で行われている。
【0003】ここで、従来のハニカムサンドイッチパネ
ルの試験方法について、曲げ強さおよび曲げ剛性の測定
を例にとり図3を参照して説明する。
【0004】符号31は基盤で、基盤31上に下側圧子
32がある間隔で設けられている。そして、ハニカムサ
ンドイッチパネルの試験サンプル33を、曲げ試験のた
めに下側圧子32上に載置する。また、試験サンプル3
3の上側表面に上側圧子34を接触させる。その後、上
側圧子34に対し矢印Y方向に力を加え、試験サンプル
33の曲げ強さが測定される。また、曲げ剛性は、試験
サンプル33のたわみをダイヤルゲージ35で測定し、
算出する。
【0005】通常、曲げ剛性は初期のたわみから求め、
その後、さらに大きい力を加えて試験サンプルを破壊さ
せて曲げ強さを求める。すなわち、1つの種類の試験サ
ンプルで、曲げ剛性と曲げ強さの両方のデータを測定で
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のハニカムサンド
イッチパネルの試験方法は、曲げ強さの測定などを行う
場合、試験サンプル33に接触している上側圧子34に
対し強い力が加えられる。このため、試験サンプル33
の形状や材質などにもよるものの、上側圧子34が接触
する近傍で破壊が生じることがある。
【0007】例えば、試験サンプル33を恒温槽内に入
れて試験する場合、あるいは、熱サイクル槽で加熱や冷
却を繰り返す熱サイクルを行って試験する場合は、恒温
槽や熱サイクル槽の大きさの制約を受け、小さな試験サ
ンプルが用いられる。
【0008】このように試験サンプルが小さいと、曲げ
試験を行う場合の下側圧子の間隔が小さくなり、この場
合、上側圧子に加わる力が大きくなる。このため、上側
圧子の近傍で試験サンプルが破壊しやすくなる。試験サ
ンプルが破壊すると、ハニカムサンドイッチパネルのス
キン材の面内応力による破壊が支配的でなくなり、曲げ
強さの適切な測定が困難になる。
【0009】そのため、曲げ強さの測定の際に試験サン
プルが破壊しないように、従来、図4や図5に示すよう
な試験サンプルが使用されている。図4は、ハニカムサ
ンドイッチパネルの試験サンプル41の両側にアルミニ
ウム板42を固定した構造になっている。アルミニウム
板42は、ハニカムサンドイッチパネルよりも面外方向
の強度が大きいため、アルミニウム板42の部分に上側
圧子が接触するようにして、試験サンプルの破壊を防止
している。図5は、ハニカムサンドイッチパネルの試験
サンプル51の中央部分の幅を狭くし、試験サンプル5
1を曲りやすくしている。この場合、上側圧子に加える
力を小さくでき、試験サンプル51の破壊が防止され
る。
【0010】しかし、図4の試験サンプルには、アルミ
ニウム板のように一部に違う材料が使用されている。ま
た、図5の試験サンプルは断面形状が一様になっていな
い。このため、ハニカムサンドイッチパネル構造として
の曲げ剛性の測定が困難になっている。
【0011】そこで、試験サンプルの曲げ剛性の測定
は、断面形状が一様なハニカムサンドイッチパネル構造
になった試験サンプルを用いて行い、曲げ強さの測定に
は、中央部を狭くした図5のような試験サンプルを用い
る方法がある。この方法の場合、構造の異なる試験サン
プルが必要とされ、その分、試験サンプルの材料費や加
工費が増大する。例えば、試験サンプルがケブラーFR
Pなど加工が難しく価格の高い複合材料の場合は、材料
費や加工費がかさみ、製品コストを増大させる原因にな
る。
【0012】この発明は、上記した欠点を解決するもの
で、材料費や加工費を軽減できるハニカムサンドイッチ
パネルの試験方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明のハニカムサン
ドイッチパネルの試験方法は、ハニカムサンドイッチパ
ネルの試験サンプルに対し曲げ荷重を負荷して曲げ剛性
を測定する第1工程と、前記試験サンプルに補強板を張
り付ける第2工程と、前記補強板の部分に上側圧子を接
触させ、前記第1工程における場合よりも大きな曲げ荷
重を前記試験サンプルに負荷して曲げ強さを測定する第
3工程とからなっている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
を参照して説明する。図1(a)の符号11は、構造部
品として利用されるハニカムサンドイッチパネルの試験
サンプルで、幅や厚さが一様の矩形状をしている。この
ような構造の試験サンプル11を、例えば恒温槽(図示
せず)の中に入れ、曲げ荷重を負荷して曲げ剛性を測定
する。次に、図1(b)に示すように、試験サンプル1
1の両端部分の表面と裏面とに補強板12を張り付け、
試験サンプル11を補強する。その後、試験サンプル1
1をもう1度、恒温槽の中に配置する。そして、曲げ剛
性を測定する場合よりも大きな曲げ荷重を負荷し曲げ強
さを測定する。
【0015】ここで、曲げ強さの測定方法について図2
を参照して説明する。
【0016】符号21は基盤で、基盤21上に複数の下
側圧子22がある間隔で設けられている。そして、両端
部分の表面と裏面にガラスFRPなどの補強板12が接
着剤で張り付けられたハニカムサンドイッチパネルの試
験サンプル11を複数の下側圧子22上に載置する。こ
のとき、補強板12の部分を下側圧子22が支持するよ
うにする。また、試験サンプル11の上側表面に複数の
上側圧子23を接触させる。この場合も、補強板12の
部分に上側圧子23が接触するようにする。その後、上
側圧子23に対して矢印Y方向に力を加え、試験サンプ
ル11の曲げ強さを測定する。
【0017】この実施形態によれば、試験サンプル11
を恒温槽の中に配置するために小さな試験サンプル11
を用い、上側圧子23に大きな力が加えられる場合で
も、上側圧子23が補強板12の部分に接触している。
このため、試験サンプル11の破壊が防止される。ま
た、曲げ剛性の測定および曲げ強さの測定に共通の試験
サンプル11を利用することができ、材料費や加工費が
軽減する。
【0018】上記した実施形態では、試験サンプルを恒
温槽の中に入れ、曲げ剛性や曲げ強さを測定している。
しかし、試験サンプルに対し、加熱や冷却を繰り返す熱
サイクルを負荷した後に、曲げ剛性を測定する場合に
は、恒温槽に代えて熱サイクル槽の中に試験サンプル配
置し、熱サイクルが負荷される。そして、試験サンプル
に曲げ荷重を負荷して曲げ剛性が測定される。その後、
図1(b)に示したように試験サンプル11に補強板1
2を張り付け、曲げ荷重を負荷し曲げ強さが測定され
る。
【0019】この場合も、試験サンプルが小さくて、曲
げ強さを測定する際に、上側圧子に大きな力が加わって
も、上側圧子が補強板の部分に接触しているため、試験
サンプルの破壊を防止できる。また、曲げ剛性の測定お
よび曲げ強さの測定に共通の試験サンプルを利用でき、
材料費や加工費を軽減できる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、材料費や加工費を軽
減できるハニカムサンドイッチパネルの試験方法を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に使用される試験サンプル
を示す概略の構造図である。
【図2】この発明の実施形態を説明するための概略の構
造図である。
【図3】従来例を説明するための概略の構造図である。
【図4】従来例に使用される試験サンプルを示す概略の
構造図である。
【図5】従来例に使用される試験サンプルの他の例を示
す概略の構造図である。
【符号の説明】
11…試験サンプル 12…補強板 21…基盤 22…下側圧子 23…上側圧子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカムサンドイッチパネルの試験サン
    プルに対し曲げ荷重を負荷して曲げ剛性を測定する第1
    工程と、前記試験サンプルに補強板を張り付ける第2工
    程と、前記補強板の部分に上側圧子を接触させ、前記第
    1工程における場合よりも大きな曲げ荷重を前記試験サ
    ンプルに負荷して曲げ強さを測定する第3工程とからな
    るハニカムサンドイッチパネルの試験方法。
  2. 【請求項2】 ハニカムサンドイッチパネルの試験サン
    プルを恒温槽の中に配置し、前記試験サンプルに対し曲
    げ荷重を負荷して曲げ剛性を測定する第1工程と、前記
    試験サンプルに補強板を張り付ける第2工程と、前記試
    験サンプルを恒温槽の中に配置し、かつ、前記補強板の
    部分に上側圧子を接触させ前記第1工程における場合よ
    りも大きな曲げ荷重を負荷して曲げ強さを測定する第3
    工程とからなるハニカムサンドイッチパネルの試験方
    法。
  3. 【請求項3】 ハニカムサンドイッチパネルの試験サン
    プルを熱サイクル槽の中に配置し、前記試験サンプルに
    対し熱サイクルを負荷する第1工程と、前記試験サンプ
    ルに曲げ荷重を負荷して曲げ剛性を測定する第2工程
    と、前記試験サンプルに補強板を張り付ける第3工程
    と、前記補強板の部分に上側圧子を接触させ前記第2工
    程における場合よりも大きな曲げ荷重を負荷して前記試
    験サンプルの曲げ強さを測定する第4工程とからなるハ
    ニカムサンドイッチパネルの試験方法。
  4. 【請求項4】 補強板が、試験サンプル両端の表面およ
    び裏面に張り付けられた請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1つのハニカムサンドイッチパネルの試験方法。
JP10024594A 1998-02-05 1998-02-05 ハニカムサンドイッチパネルの試験方法 Pending JPH11223592A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170409A (ja) * 2006-04-20 2008-07-24 Ibiden Co Ltd ハニカム焼成体の検査方法、及び、ハニカム構造体の製造方法
CN101886992A (zh) * 2010-06-30 2010-11-17 哈尔滨工业大学深圳研究生院 非金属面夹芯板抗弯承载力确定方法及应用
CN101900653A (zh) * 2010-06-30 2010-12-01 哈尔滨工业大学深圳研究生院 不锈钢夹芯板抗弯承载力确定方法及应用
CN101907544A (zh) * 2010-06-30 2010-12-08 哈尔滨工业大学深圳研究生院 铝夹芯板抗弯承载力确定方法及应用

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