JPH11223152A - 車両用エンジン冷却水温度状態表示装置 - Google Patents

車両用エンジン冷却水温度状態表示装置

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JPH11223152A
JPH11223152A JP10039743A JP3974398A JPH11223152A JP H11223152 A JPH11223152 A JP H11223152A JP 10039743 A JP10039743 A JP 10039743A JP 3974398 A JP3974398 A JP 3974398A JP H11223152 A JPH11223152 A JP H11223152A
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JP
Japan
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water temperature
cooling water
atmospheric pressure
temperature
water
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Application number
JP10039743A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tachibana
義昭 橘
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標高の変化によって変動する大気圧の変化に
応じて水温計の指示値が変化し、実際の冷却水の沸点に
対応した指示値を示す車両用エンジン冷却水温度状態表
示装置を提供する。 【解決手段】 水温検出手段6によりエンジン冷却水の
水温を検出して水温表示手段1により表示する車両用エ
ンジン冷却水温表示装置において、大気圧に対応するパ
ラメータ値を検出する大気圧対応値検出手段と、前記水
温検出手段により検出した水温を、前記パラメータ値に
基き補正して、大気圧の変化による前記冷却水の沸点の
変化に対応して前記水温表示手段1に表示させる制御手
段4とを備えたことを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水温検出手段によ
りエンジン冷却水の水温を検出して水温表示手段により
温度状態を表示する車両用エンジン冷却水温度状態表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水冷式エンジンはエンジンが
冷えすぎていると充分のパワーを発揮することができ
ず、また、オーバーヒートすると、エンジンが焼き付く
と爾後のエンジン駆動は不能となるために、ラジエター
により適宜温度に冷却された冷却水を循環してエンジン
を冷却しているが、該冷却水の水温が上昇して冷却水が
気化するとエンジンを冷却することができず、エンジン
の駆動を停止しエンジンが冷えるまで待機する必要があ
る。
【0003】一方、冷却水の気化温度である沸点は大気
圧1気圧の海抜0メートル地点で100℃であり、これ
を目安として通常の車両は、冷却水温度をそれより低い
70〜80℃を適温とし、該適温の上限を越えた温度を
レッドゾーンの危険温度としている。よって、エンジン
の冷却水循環系に温度センサを配置し、該センサによっ
て水温を測定して車両の運転室のダッシュボードに設け
た水温計に表示し、該水温計を監視し運転手をして水温
計のレッドゾーンに至らない領域でエンジンを駆動制御
するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速道
路網が整備されるにつれて車両が走行する標高は海底ト
ンネルによって海面下を、また、2000メートルを越
える標高の走行が要求される。そして、大気圧は標高が
5kmごとに約1/2気圧に減少し、その1/2気圧に
至る間の標高に対応する大気圧において、大気圧101
3.25hpa(1気圧)において100℃であった沸
点は、980hpaにおいて約70℃、700hpaに
おいて約65℃、500hpaにおいて約60℃と低下
する。
【0005】よって、車両が走行する標高の違いによっ
て冷却水の沸点が変動するために、標高の高いところに
おいては、従来の水温計では図2に示すレッドゾーン限
界レベルであるレベルR以下であっても、冷却水が沸騰
しても水温計がレッドゾーンを示さない範囲が存在し、
その場合に水温計の表示を信用してエンジンをオーバー
ヒート状態のまま運転するとエンジンが焼き付き、爾後
のエンジン始動が不能となるという致命的な状況に陥る
恐れがある。
【0006】上述の事情に鑑み、本発明は、標高の変化
によって変動する大気圧の変化に応じて水温計の指示値
が変化し、実際の冷却水の沸点に対応した指示値を示す
車両用エンジン冷却水温度状態表示装置を提供すること
を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決する手
段は請求項1に記載されている通り、水温検出手段によ
り水温を検出するとともに、大気圧対応値検出手段によ
り検出した大気圧に対応するパラメータ値を検出し、前
記水温を前記パラメータ値に基き補正して、大気圧の変
化による冷却水の沸点の変化に対応して水温表示手段に
表示させる制御手段を備えたことを特徴とする。
【0008】そして、本発明は、前記大気圧対応値検出
手段によって求めた大気圧に対応するパラメータ値を用
い、前記制御手段により大気圧の変化による冷却水の沸
点の変化に対応して冷却水の水温値を補正して水温表示
手段に表示させている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施の
形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に
記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置
などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲を
それのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。
【0010】図1は、本発明に係る冷却水温度状態表示
装置の電気的ブロック構成図、図2は、標高により冷却
水の沸点が変化する状態を説明する図、図3は、冷却水
の水温値補正用パラメータ値の検出方法を説明する説明
図である。図1において、指針2とレッドゾーン3とを
備えた水温計1は、ヒューズボックス7を介して電力が
供給され、電気制御回路4の制御のもとに気圧センサ5
(大気圧対応値検出手段)と水温センサ6(水温検出手
段)の情報を受けて水温表示可能に構成されている。
【0011】水温センサ6はエンジンの冷却水循環系に
配置され、大気圧に対応するパラメータ値として気圧値
を検出する気圧センサ5は、車両の走行により周囲の気
圧が変動しない場所に配置されている。また、電気制御
回路4(制御手段)は、エンジン駆動中は10分に1回
程度の間隔で、気圧センサ5の検出値をサンプリングす
るが、車両の発進時または増減速時もしくは停止操作時
に増減する加速度の影響を受けないように、走行中は速
度安定時に前記気圧センサ5の検出値をサンプリングす
るように構成されている。
【0012】また、前記電気制御回路4は、気圧値に対
応する冷却水の沸点を、予めテーブルもしくは演算式で
記憶していて、気圧値に対応する冷却水の沸点を求める
ことが可能に構成されている。
【0013】尚、前記電気制御回路4は、水温センサ6
の出力に基く水温計1の指針2の振れ角を、気圧値に対
応する冷却水の沸点に応じて補正するように構成されて
いるが、前記レッドゾーン3を指針2の回動軸心を中心
に回動可能に構成するとともに、前記気圧センサ5の気
圧情報によって前記電気制御回路4を介して指針2とは
別の経路によりレッドゾーン3を補正可能に構成するこ
ともできる。
【0014】また、前記電気制御回路4は気圧センサ5
の代わりにGPS(グローバル・ポジショニング・シス
テム)の標高情報をキャッチして、該標高情報から気圧
値を求め、その気圧値から冷却水の沸点を求めてもよ
く、また、GPSの緯度、経度情報とともに、気象衛星
の気圧情報をキャッチして、その気圧値から冷却水の沸
点を求めてもよい。
【0015】図2において、本実施の形態の水温計1
は、海抜0メートルから標高が上がるにつれて冷却水の
沸点はラインL2に示すように下降する。よって、該ラ
インL2より△C(5℃程度)下のラインL1をレッド
ゾーンの下限ラインとしている。
【0016】図1に示す電気制御回路4には、車両が位
置する周囲の気圧に対応する冷却水の沸騰温度(沸点)
Xfがテーブルもしくは演算式により記憶されていると
ともに、前記沸騰温度Xfに対応する水温計指針の気圧
補正値△Yを求める演算式(△Y=100℃−Xf+△
C)、また、前記沸騰温度Xfに対応する気圧補正値△
Yとしたときの水温計指針値演算式(Y=X+△Y)が
記憶されている。
【0017】より詳細に説明すれば、気圧センサ5が気
圧を検出すると、それに対応する沸騰温度Xfが求めら
れる一方、水温センサ6からは水温Xが検出される。そ
して、前記沸騰温度Xfと沸点100℃との差分(10
0℃−Xf)に基きを、前記沸騰温度Xfに対応する気
圧補正値△Yが、△Y=100℃−Xf+△Cにより演
算され、水温計の指針値Yは、Y=X+△Yにより求め
られる。
【0018】図3に基いて本実施形態の特性を説明する
と、例えば、車両が前記沸騰温度Xfに相当する標高を
走行する限りにおいては、水温値補正用のライン(Y=
X+△Y)に従って、水温センサ6の測定値である温度
Xに対応して水温計指針Yが示される。よって、沸騰温
度Xfが100℃より低くなる領域では、水温計指針値
Yがレッドゾーンに突入する水温センサ出力Xの領域が
沸騰温度Xfの低下に応じて低下することになる。
【0019】また、車両が海抜0メートルの標高を走行
中であるとすると、気圧センサ5は冷却水の沸騰温度1
00℃に相当する気圧を示す。そして、式(△Y=10
0℃−Xf+△C)のXfに100℃を代入して△Y=
△Cを得て、水温値補正用のラインとして、X+△Cを
得る。よって、爾後は、車両が海抜0メートルの標高を
走行する限りにおいては、このラインY=X+△Cに従
って、水温センサ6の測定値である温度Xに対応して水
温計指針Yが示される。尚、レッドゾーン下限と沸騰温
度下限との差分△Cは機械的誤差分を消去するためのも
のであり、機械的加工、駆動の精度を上げて前記差分△
Cを零としてもよい。
【0020】尚、前述のように、大気圧対応値検出手段
として気圧センサ5の代わりにGPSの測定情報をキャ
ッチして水温計を補正することも可能である。GPSシ
ステムは3個の人工衛星でもって、被測定物の経度及び
緯度を検出し、4個目の衛星で被測定物の標高情報(大
気圧対応パラメータ値)をえることができる。よって、
該標高情報から気圧値を求め、その気圧値から冷却水の
沸点を求めてもよい。また、GPSの緯度、経度情報と
ともに、気象衛星の気圧情報をキャッチ可能に構成する
と、被測定物の気圧値を得ることができ該気圧値から冷
却水の沸点を求めることができる。
【0021】以上詳述したように、本実施の形態は、水
温計の指針の触れを車両の周囲の気圧値を得て該気圧値
に対応する冷却水の沸騰温度の変化によって補正してい
るので、走行車両の標高の変化のみならず、台風等の気
象の変化においても正確な冷却水温度状態表示装置を提
供することができる。
【0022】
【発明の効果】以上記載したごとく、本発明は、大気圧
の変化による冷却水の沸点の変化に対応して水温表示手
段に表示させているので、レッドゾーンと冷却水の沸騰
温度との対応関係が変わることがなく、走行車両の冷却
水が沸騰しても水温表示手段がレッドゾーンを示さない
ということがなく、ドライバの安心感が増大するという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態を示す電気的ブロック
構成図である。
【図2】標高により冷却水の沸点が変化する状態を説明
する図である。
【図3】水温センサ出力Xと水温計指針値Yとの関係を
説明する説明図である。
【符号の説明】
1 水温計(水温表示手段) 2 指針 3 レッドゾーン 4 電気制御回路(制御手段) 5 気圧センサ 6 水温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F01P 11/16 F01P 11/16 F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水温検出手段によりエンジン冷却水の水
    温を検出して水温表示手段により温度状態を表示する車
    両用エンジン冷却水温度状態表示装置において、 大気圧に対応するパラメータ値を検出する大気圧対応値
    検出手段と、 前記水温検出手段により検出した水温を、前記パラメー
    タ値に基き補正して、大気圧の変化による前記冷却水の
    沸点の変化に対応して前記水温表示手段に表示させる制
    御手段とを備えたことを特徴とする車両用エンジン冷却
    水温度状態表示装置。
JP10039743A 1998-02-05 1998-02-05 車両用エンジン冷却水温度状態表示装置 Pending JPH11223152A (ja)

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