JPH11223025A - ウェイトバッグ - Google Patents

ウェイトバッグ

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JPH11223025A
JPH11223025A JP10025568A JP2556898A JPH11223025A JP H11223025 A JPH11223025 A JP H11223025A JP 10025568 A JP10025568 A JP 10025568A JP 2556898 A JP2556898 A JP 2556898A JP H11223025 A JPH11223025 A JP H11223025A
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bag
weight
sand
lid
weight bag
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Makoto Tamiya
眞 田宮
Yasuhiro Kondo
康弘 近藤
Takanori Kusuki
孝憲 楠木
Yasuo Kojima
康雄 児島
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JAPAN ROAD CONSTRUCTORS ASS
JAPAN ROAD CONSTRUCTORS ASSOCIATION
MEIWA KOSAN KK
Sato Road Co Ltd
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JAPAN ROAD CONSTRUCTORS ASS
JAPAN ROAD CONSTRUCTORS ASSOCIATION
MEIWA KOSAN KK
Sato Road Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路工事あるいは建設工事の現場などで
使用する立て看板が、風で倒れるのを防止するウェイト
の改良である。 【解決手段】 展開形状が方形で、中央部に折り畳み線
を有し、この折り畳み線の両側を袋部8に形成した。袋
部8に砂などを充填して折り畳み線から開けば、立て看
板の脚部などに容易にセットできるので、立て看板の脚
部に重量が作用し、倒れるのを防止する。また、折り畳
み線の部分に手提げ用の紐5を取付けることにより、運
搬性が著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路工事の現場及
び建設工事の現場等に使用し、あるいは工場内の物資材
のシートカバーの重しとして使用する、ウェイトバッグ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路工事の現場等には、その道路を通行
する車両や歩行者に注意を喚起させるための各標識、立
て看板、方向指示器あるいはバリゲート等が用いられ
る。これらは、いずれも工事が終了すれば不要となるも
のであることから、あくまで臨時に使用するものであ
り、したがって工事が終了すれば取り片付けることにな
る。このため、標識や立て看板などは折り畳み式に構成
されており、使用時にこれを広げることになる。そこで
広げたものが風などで倒れることがないように、ウェイ
ト(重錘)を用いることになる。このウェイトとして、
従来から使用されたのが土嚢である。
【0003】土嚢は、周知のように粗い目の繊維で製作
した袋に土あるいは砂を満たしたものである。土あるい
は砂の重量によりこれを立て看板等の脚の部分等に置く
ことにより、その重量で立て看板等が倒れるのを防止す
ることができる。しかしながら土嚢は、外観性が劣り、
また使用中にその一部に穴があいたり破れたりすること
が多く、完成した道路で、まだ完全に固まっていない舗
装面を土や砂で汚してしまう虞がある等の欠点があっ
た。
【0004】そこで鋳鉄でウェイトを製作することが行
われた。鋳鉄製のウェイトは、外面を塗装することによ
って外観性を良好にし、しかも堅牢で破損することがな
い等の結果を得ることができた。しかしながら鋳鉄製の
ウェイトでは、なにぶんにも重量が大きく、運搬に適さ
ない欠点があった。
【0005】次に案出され、現在もっとも多く使用され
ているのが水タンク式のウェイトである。これは、硬質
の合成樹脂でタンクを形成し、このタンクの内部に水を
充填することにより、その水の重量をウェイトとして利
用するのである。この構造によれば、水を充填する前の
タンクは軽量であるが容積が変わるわけではないことか
ら、やはり最良のものとは言い難く、また、設置すると
ころに水源がないと水を充填することができないという
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの点に鑑み
てなされたものであり、運搬性と外観性に優れ、使用性
を著しく高めたウェイトバッグを提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、展開形状が略方形で、中央部に折り畳み線を有し、
該折り畳み線の両側を袋部に形成したことを特徴とす
る。
【0008】請求項2に記載された発明は、展開形状が
略方形で、中央部に平行な2本の折り畳み線を有し、該
折り畳み線の両側を袋部に形成し、前記2本の折り畳み
線の間の連接部に手提げ用の紐を取付けたことを特徴と
する。
【0009】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2に記載されたものにおいて、前記袋部に蓋を設
け、該袋部と蓋とを開閉自在に結合したことを特徴とす
る。
【0010】請求項4に記載された発明は、展開形状が
略方形で、中央部分を境にして両側を袋部に形成したこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5に記載された発明は、請求項4に
記載されたものにおいて、前記袋部の開口縁部が重なり
合っており、該重なり部に、該重なり部を閉じるととも
に手提げ用となる紐を取付けたことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載された発明は、請求項1な
いし5のいずれかに記載されたものにおいて、前記折り
畳み線の部分から折り畳んだときの表裏面に、文字、記
号等を表示したことを特徴とする。
【0013】このような構成としたウェイトバッグは、
運搬時には内部を空にして持ち運び、使用する現場で砂
あるいは土を入れることにより、ウェイトバッグとして
機能させる。砂あるいは土に変えて水を充填したペット
ボトルを入れて、ウェイトとする。ウェイトバッグの表
裏面に、文字、記号等を表記したときには、ウェイトバ
ッグとしての機能に加え、あるいはウェイトバッグとし
てではなく、標識として機能させることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
ついて説明する。図1はウェイトバッグ1の斜視図であ
り、使用するときの状態を示す。ウェイトバッグ1は、
1枚の厚手の塩化ビニール(繊維入り)のシートで製作
した本体部2と、この本体部2の内側(裏面)の中央に
溶着される蓋部3(図2参照)とから概略構成されてい
る。図1、図2に示すように、本体部2は、表面部2a
と、その両側に位置する裏面部2bおよび表面部2aの
両側部を連接する連接部2cとからなり、表面部2aと
連接部2cとは、平行な折り畳み線2d,2dで連接し
ている。連接部2cには2個の鳩目4が取付けられ、そ
の孔に手提げ用の紐5が通されている(図1参照)。図
示するように、本体部2の表面には記号6が表示されて
いる。表示方法としては、印刷によってもよいが、地の
色と異なる色彩のテープを所定形状を表すように貼着し
てもよい。
【0015】図1のウェイトバッグ1の裏面を分解状態
で表す図2に示すように、連接部2cには、鳩目4(図
1参照)を取付けるための孔2eが穿設してある。ま
た、裏面部2bの端部近傍には、2枚の結合片7a,7
bからなる結合体の一方の結合片7aが取付けられてい
る。この結合体は、一般的にはマジックテープあるいは
ベルクロファスナ(ともに登録商標)と呼ばれるもので
ある。他方の結合片7bは蓋部3の内側に取付けられ
る。
【0016】図2において蓋部3は、長さ寸法が本体部
2の幅寸法に等しくなっており、本体部2の表面部2a
に裏面部2bを折り重ねた状態の中央部分に載置され、
折り畳み線2d,2dに対応する線3a,3aの部分で
本体部2に溶着W1される(図3参照)。この溶着W1
により、結合体の結合片7bは結合片7aに重なり合
う。溶着は、このほかに本体部2の表面部2aと裏面部
2bの縁の部分にも行われ(W2)、このとき、蓋部3
の縁も一体に溶着され、図3に示す状態になる。表面部
2aに裏面部2bを折り重ねることによって、その間が
砂等を充填する袋部8(図1、図2参照)になり、蓋部
3の溶着部より外側部分は、その袋部8の開口部を覆う
蓋3bになる。
【0017】このようにして製作されたウェイトバッグ
1は、図3に示すように、展開形状が略方形で、中央の
連接部2cとの間に折り畳み線2d,2dを有し、この
折り畳み線2d,2dの両側を袋部8に形成したものに
なる。また、図1に示すように、折り畳み線2d,2d
の部分に手提げ用の紐5を取付けることが可能になる。
さらに、結合片7a,7bにより、袋部8と蓋3bとを
着脱自在に結合したことのより、袋部8に土または砂を
充填した後にこれを閉じれば、外部に洩れることがな
い。なお、図示した実施の形態では、図3に示すように
端部から一定長さの溶着W3がされ、袋部8の内部を2
つに分けているので、土や砂の量を細かく調整すること
ができる。
【0018】図4および図5は使用状態を示すものであ
る。ウェイトバッグ1を使用するときには、蓋3bを開
いて袋部8に適量の土あるいは砂を充填し、あるいは水
を入れたペットボトルを挿入し、蓋3bを閉じる。これ
により、ウェイトバッグ1は所定の重量になる。これを
図4に示す使用法では、袋部8,8を立て看板9の脚1
0に掛け渡す。これにより立て看板9の脚10には重量
が掛かるので、立て看板9が風を受けても倒れることが
ない。
【0019】図5に示す状態では、ウェイトバッグ1
を、その本来の使用方法ではなく、案内用具として使用
している。すなわち、折り畳み線2dの部分から折り畳
んだときの表裏面に、矢印の記号6を表示したウェイト
バッグ1を複数個横に並べて地上に置くことにより、た
とえば工事現場において歩行者の通路を案内する機能を
果たす。
【0020】工事が終了したときには、ウェイトバッグ
1を片付けるが、そのときに内部に砂などを充填したま
ま紐5を持って移動してもよいが、蓋3bを開いて、内
部の砂などを排出して片付けてもよいし、ペットボトル
を使用したときには、それを取り出して片付けられる。
いずれの場合も紐5があるので取扱い易く、作業が著し
く容易になる。
【0021】図6および図7に示すものは、本発明の実
施の形態の他の例である。これは、図1ないし図3につ
いて説明したものの構造を簡単にしたものであり、それ
より少し柔らかい材質のもので全体を構成し、蓋部と結
合体とを使用しないものである。これを図3に対応させ
て説明すると、この実施の形態では、表面部2aを折り
返して形成する裏面部2bのうちの右側のものを左側の
ものの内側に入れ、これを本体部2の表面部2aと裏面
部2bの縁の部分に行う溶着W2によって結合してあ
る。この結合により、展開形状が略方形で、中央部分を
境にして両側を袋部8に形成した構造になる。この実施
の形態では、重なり部の両端近傍に円形の溶着W4をし
て溶着強度を上げているが、これは必ずしも必要なもの
ではない。
【0022】上記構造により、図7に示すように、袋部
8,8の開口縁部(端部2f,2f)は重なり合うこと
になる。この重なり部には鳩目4が取付けられ、重なり
部を閉じるとともに手提げ用となる紐5が通されてい
る。この紐5は、図4において上下に2個設けられた鳩
目4の一方の部分を通したところで結び目5aを形成し
て抜けないようにしてあり、他の一方は鳩目4を通した
だけで結び目5aは形成していない。これは袋部8に砂
あるいは土を入れるときに紐5が結ばれていない方が入
れ易いからである。
【0023】このような構造のウェイトバッグ1の袋部
8に砂あるいは土を充填するときには、左側の袋部8は
裏面部2bの端部2fを引けばすぐに砂などを入れるこ
とができるが、右側の袋部8は裏面部2bの端部2fを
手前側に引き、続いてその内側にある端部2fを同方向
に引いて入れることになる。左右両方の袋部8に適量の
砂あるいは土を入れた後に、紐5を引いて結び目5aを
作る。砂あるいは土の代わりに水を入れたペットボトル
をいれてもよい。
【0024】以上説明した二つの実施の形態では、ウェ
イトバッグを使用する場所を道路工事の現場として説明
したが、本発明に係るウェイトバッグの使用場所はこれ
に限られるものではなく、他の用途、たとえば建設工事
の現場でもよく、さらには工場内の物資材のシートカバ
ーの重しとしても使用することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たウエィトバッグであるから、請求項1に記載された発
明によれば、袋部に砂などを充填して折り畳み線から二
つ折りにすることにより、立て看板などの脚部に容易に
セットして、立て看板などが風を受けて倒れるのを防ぐ
ことができる効果がある。また請求項2に記載された発
明によれば、2本の折り畳み線の間の部分に紐を取付け
たことから、運搬性が著しく向上する。さらに請求項3
に記載された発明によれば、袋部と蓋とを着脱自在に結
合して開閉可能にしたため、袋部に砂あるいは土などを
入れ易く、また蓋をした後は容易にはこぼれない利点が
ある。
【0026】また、実施の形態の他の例として説明した
請求項4および5に記載された発明によれば、全体の構
造を簡単にして製作し易くする上に、材料費や製作費が
少なくて済み、しかも使用性やその効果において劣るこ
とがない。そして、本体部の表裏面に文字、記号等を表
示した請求項6に記載された発明によれば、外観性が著
しく向上する上に、ウェイトバッグ以外の用途として、
標識としての機能も果たすことができるので、車両の安
全走行ならびに歩行者の安全に寄与することが著しく大
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるウェイトバッグの斜
視図である。
【図2】図1のものを分解状態で示した斜視図である。
【図3】図1のものの裏面の展開図である。
【図4】図1のウェイトバッグの使用状態を示す斜視図
である。
【図5】図1のウェイトバッグの使用状態の他の例を示
す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の例の裏面の展開図で
ある。
【図7】図6のものに紐を通した状態を図6のA−A線
に沿った部分で示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ウェイトバッグ 2 本体部 2a 表面部 2b 裏面部 2c 連接部 2d 折り畳み線 3 蓋部 3a 線 3b 蓋 5 紐 5a 結び目 6 記号 7a 結合片 7b 結合片 8 袋部
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ウェイトバッグ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路工事の現場及
び建設工事の現場等に使用し、あるいは工場内の物資材
のシートカバーの重しとして使用する、ウェイトバッグ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路工事の現場等には、その道路を通行
する車両や歩行者に注意を喚起させるための各標識、立
て看板、方向指示器あるいはバリゲート等が用いられ
る。これらは、いずれも工事が終了すれば不要となるも
のであることから、あくまで臨時に使用するものであ
り、したがって工事が終了すれば取り片付けることにな
る。このため、標識や立て看板などは折り畳み式に構成
されており、使用時にこれを広げることになる。そこで
広げたものが風などで倒れることがないように、ウェイ
ト(重錘)を用いることになる。このウェイトとして、
従来から使用されたのが土嚢である。
【0003】土嚢は、周知のように粗い目の繊維で製作
した袋に土あるいは砂を満たしたものである。土あるい
は砂の重量によりこれを立て看板等の脚の部分等に置く
ことにより、その重量で立て看板等が倒れるのを防止す
ることができる。しかしながら土嚢は、外観性が劣り、
また使用中にその一部に穴があいたり破れたりすること
が多く、完成した道路で、まだ完全に固まっていない舗
装面を土や砂で汚してしまう虞がある等の欠点があっ
た。
【0004】そこで鋳鉄でウェイトを製作することが行
われた。鋳鉄製のウェイトは、外面を塗装することによ
って外観性を良好にし、しかも堅牢で破損することがな
い等の結果を得ることができた。しかしながら鋳鉄製の
ウェイトでは、なにぶんにも重量が大きく、運搬に適さ
ない欠点があった。
【0005】次に案出され、現在もっとも多く使用され
ているのが水タンク式のウェイトである。これは、硬質
の合成樹脂でタンクを形成し、このタンクの内部に水を
充填することにより、その水の重量をウェイトとして利
用するのである。この構造によれば、水を充填する前の
タンクは軽量であるが容積が変わるわけではないことか
ら、やはり最良のものとは言い難く、また、設置すると
ころに水源がないと水を充填することができないという
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの点に鑑み
てなされたものであり、運搬性と外観性に優れ、使用性
を著しく高めたウェイトバッグを提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、展開形状が略方形で、中央部に折り畳み線を有し、
該折り畳み線の両側を袋部に形成したことを特徴とす
る。
【0008】請求項2に記載された発明は、展開形状が
略方形で、中央部に平行な2本の折り畳み線を有し、該
折り畳み線の両側を袋部に形成し、前記2本の折り畳み
線の間の連接部に手提げ用の紐を取付けたことを特徴と
する。
【0009】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2に記載されたものにおいて、前記袋部に蓋を設
け、該袋部と蓋とを開閉自在に結合したことを特徴とす
る。
【0010】請求項4に記載された発明は、展開形状が
略方形で、中央部分を境にして両側を袋部に形成したこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5に記載された発明は、請求項4に
記載されたものにおいて、前記袋部の開口縁部が重なり
合っており、該重なり部に、該重なり部を閉じるととも
に手提げ用となる紐を取付けたことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載された発明は、請求項1な
いし5のいずれかに記載されたものにおいて、前記折り
畳み線の部分から折り畳んだときの表裏面に、文字、記
号等を表示したことを特徴とする。
【0013】請求項7に記載された発明は、請求項1な
いし5のいずれかに記載されたものにおいて、前記袋部
の内部に、液体又は土砂を充填したペットボトルを収納
したことを特徴とする。
【0014】このような構成としたウェイトバッグは、
運搬時には内部を空にして持ち運び、使用する現場で砂
あるいは土を入れることにより、ウェイトバッグとして
機能させる。砂あるいは土に変えて水を充填したペット
ボトルを入れて、ウェイトとする。ウェイトバッグの表
裏面に、文字、記号等を表記したときには、ウェイトバ
ッグとしての機能に加え、あるいはウェイトバッグとし
てではなく、標識として機能させることもできる。そし
て袋体に液体(例えば水)又は土砂を充填したペットボ
トルを収納して、ウェイトとして使用することも可能で
あり、液体又は土砂を廃棄することによって軽量にでき
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
ついて説明する。図1はウェイトバッグ1の斜視図であ
り、使用するときの状態を示す。ウェイトバッグ1は、
1枚の厚手の塩化ビニール(繊維入り)のシートで製作
した本体部2と、この本体部2の内側(裏面)の中央に
溶着される蓋部3(図2参照)とから概略構成されてい
る。図1、図2に示すように、本体部2は、表面部2a
と、その両側に位置する裏面部2bおよび表面部2aの
両側部を連接する連接部2cとからなり、表面部2aと
連接部2cとは、平行な折り畳み線2d,2dで連接し
ている。連接部2cには2個の鳩目4が取付けられ、そ
の孔に手提げ用の紐5が通されている(図1参照)。図
示するように、本体部2の表面には記号6が表示されて
いる。表示方法としては、印刷によってもよいが、地の
色と異なる色彩のテープを所定形状を表すように貼着し
てもよい。
【0016】図1のウェイトバッグ1の裏面を分解状態
で表す図2に示すように、連接部2cには、鳩目4(図
1参照)を取付けるための孔2eが穿設してある。ま
た、裏面部2bの端部近傍には、2枚の結合片7a,7
bからなる結合体の一方の結合片7aが取付けられてい
る。この結合体は、一般的にはマジックテープあるいは
ベルクロファスナ(ともに登録商標)と呼ばれるもので
ある。他方の結合片7bは蓋部3の内側に取付けられ
る。
【0017】図2において蓋部3は、長さ寸法が本体部
2の幅寸法に等しくなっており、本体部2の表面部2a
に裏面部2bを折り重ねた状態の中央部分に載置され、
折り畳み線2d,2dに対応する線3a,3aの部分で
本体部2に溶着W1される(図3参照)。この溶着W1
により、結合体の結合片7bは結合片7aに重なり合
う。溶着は、このほかに本体部2の表面部2aと裏面部
2bの縁の部分にも行われ(W2)、このとき、蓋部3
の縁も一体に溶着され、図3に示す状態になる。表面部
2aに裏面部2bを折り重ねることによって、その間が
砂等を充填する袋部8(図1、図2参照)になり、蓋部
3の溶着部より外側部分は、その袋部8の開口部を覆う
蓋3bになる。
【0018】このようにして製作されたウェイトバッグ
1は、図3に示すように、展開形状が略方形で、中央の
連接部2cとの間に折り畳み線2d,2dを有し、この
折り畳み線2d,2dの両側を袋部8に形成したものに
なる。また、図1に示すように、折り畳み線2d,2d
の部分に手提げ用の紐5を取付けることが可能になる。
さらに、結合片7a,7bにより、袋部8と蓋3bとを
着脱自在に結合したことのより、袋部8に土または砂を
充填した後にこれを閉じれば、外部に洩れることがな
い。なお、図示した実施の形態では、図3に示すように
端部から一定長さの溶着W3がされ、袋部8の内部を2
つに分けているので、土や砂の量を細かく調整すること
ができる。
【0019】図4および図5は使用状態を示すものであ
る。ウェイトバッグ1を使用するときには、蓋3bを開
いて袋部8に適量の土あるいは砂を充填し、あるいは水
を入れたペットボトルを挿入し、蓋3bを閉じる。これ
により、ウェイトバッグ1は所定の重量になる。これを
図4に示す使用法では、袋部8,8を立て看板9の脚1
0に掛け渡す。これにより立て看板9の脚10には重量
が掛かるので、立て看板9が風を受けても倒れることが
ない。
【0020】図5に示す状態では、ウェイトバッグ1
を、その本来の使用方法ではなく、案内用具として使用
している。すなわち、折り畳み線2dの部分から折り畳
んだときの表裏面に、矢印の記号6を表示したウェイト
バッグ1を複数個横に並べて地上に置くことにより、た
とえば工事現場において歩行者の通路を案内する機能を
果たす。
【0021】工事が終了したときには、ウェイトバッグ
1を片付けるが、そのときに内部に砂などを充填したま
ま紐5を持って移動してもよいが、蓋3bを開いて、内
部の砂などを排出して片付けてもよいし、ペットボトル
を使用したときには、それを取り出して片付けられる。
いずれの場合も紐5があるので取扱い易く、作業が著し
く容易になる。
【0022】図6および図7に示すものは、本発明の実
施の形態の他の例である。これは、図1ないし図3につ
いて説明したものの構造を簡単にしたものであり、それ
より少し柔らかい材質のもので全体を構成し、蓋部と結
合体とを使用しないものである。これを図3に対応させ
て説明すると、この実施の形態では、表面部2aを折り
返して形成する裏面部2bのうちの右側のものを左側の
ものの内側に入れ、これを本体部2の表面部2aと裏面
部2bの縁の部分に行う溶着W2によって結合してあ
る。この結合により、展開形状が略方形で、中央部分を
境にして両側を袋部8に形成した構造になる。この実施
の形態では、重なり部の両端近傍に円形の溶着W4をし
て溶着強度を上げているが、これは必ずしも必要なもの
ではない。
【0023】上記構造により、図7に示すように、袋部
8,8の開口縁部(端部2f,2f)は重なり合うこと
になる。この重なり部には鳩目4が取付けられ、重なり
部を閉じるとともに手提げ用となる紐5が通されてい
る。この紐5は、図4において上下に2個設けられた鳩
目4の一方の部分を通したところで結び目5aを形成し
て抜けないようにしてあり、他の一方は鳩目4を通した
だけで結び目5aは形成していない。これは袋部8に砂
あるいは土を入れるときに紐5が結ばれていない方が入
れ易いからである。
【0024】このような構造のウェイトバッグ1の袋部
8に砂あるいは土を充填するときには、左側の袋部8は
裏面部2bの端部2fを引けばすぐに砂などを入れるこ
とができるが、右側の袋部8は裏面部2bの端部2fを
手前側に引き、続いてその内側にある端部2fを同方向
に引いて入れることになる。左右両方の袋部8に適量の
砂あるいは土を入れた後に、紐5を引いて結び目5aを
作る。砂あるいは土の代わりに水を入れたペットボトル
をいれてもよい。
【0025】以上説明した二つの実施の形態では、ウェ
イトバッグを使用する場所を道路工事の現場として説明
したが、本発明に係るウェイトバッグの使用場所はこれ
に限られるものではなく、他の用途、たとえば建設工事
の現場でもよく、さらには工場内の物資材のシートカバ
ーの重しとしても使用することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たウエィトバッグであるから、請求項1に記載された発
明によれば、袋部に砂などを充填して折り畳み線から二
つ折りにすることにより、立て看板などの脚部に容易に
セットして、立て看板などが風を受けて倒れるのを防ぐ
ことができる効果がある。また請求項2に記載された発
明によれば、2本の折り畳み線の間の部分に紐を取付け
たことから、運搬性が著しく向上する。さらに請求項3
に記載された発明によれば、袋部と蓋とを着脱自在に結
合して開閉可能にしたため、袋部に砂あるいは土などを
入れ易く、また蓋をした後は容易にはこぼれない利点が
ある。
【0027】また、実施の形態の他の例として説明した
請求項4および5に記載された発明によれば、全体の構
造を簡単にして製作し易くする上に、材料費や製作費が
少なくて済み、しかも使用性やその効果において劣るこ
とがない。そして、本体部の表裏面に文字、記号等を表
示した請求項6に記載された発明によれば、外観性が著
しく向上する上に、ウェイトバッグ以外の用途として、
標識としての機能も果たすことができるので、車両の安
全走行ならびに歩行者の安全に寄与することが著しく大
となる。
【0028】さらに、請求項7に記載された発明によ
り、袋体に液体又は土砂を充填したペットボトルを収納
すれば、使用終了時にはペットボトル内の液体又は土砂
を廃棄することによって軽量にできる上に、産業廃棄物
としてのペットボトルの有効利用が図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるウェイトバッグの斜
視図である。
【図2】図1のものを分解状態で示した斜視図である。
【図3】図1のものの裏面の展開図である。
【図4】図1のウェイトバッグの使用状態を示す斜視図
である。
【図5】図1のウェイトバッグの使用状態の他の例を示
す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の例の裏面の展開図で
ある。
【図7】図6のものに紐を通した状態を図6のA−A線
に沿った部分で示す拡大断面図である。
【符号の説明】 1 ウェイトバッグ 2 本体部 2a 表面部 2b 裏面部 2c 連接部 2d 折り畳み線 3 蓋部 3a 線 3b 蓋 5 紐 5a 結び目 6 記号 7a 結合片 7b 結合片 8 袋部
フロントページの続き (72)発明者 近藤 康弘 愛知県名古屋市中区錦三丁目10番地 社団 法人日本道路建設業協会中部支部内 (72)発明者 楠木 孝憲 愛知県名古屋市中区錦一丁目13番26号 佐 藤道路株式会社名古屋支店内 (72)発明者 児島 康雄 愛知県名古屋市西区花の木一丁目13番6号 名和興産株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展開形状が略方形で、中央部に折り畳み
    線を有し、該折り畳み線の両側を袋部に形成したことを
    特徴とするウェイトバッグ。
  2. 【請求項2】 展開形状が略方形で、中央部に平行な2
    本の折り畳み線を有し、該折り畳み線の両側を袋部に形
    成し、前記2本の折り畳み線の間の連接部に手提げ用の
    紐を取付けたことを特徴とするウェイトバッグ。
  3. 【請求項3】 前記袋部に蓋を設け、該袋部と蓋とを開
    閉自在に結合したことを特徴とする請求項1または2に
    記載のウェイトバッグ。
  4. 【請求項4】 展開形状が略方形で、中央部分を境にし
    て両側を袋部に形成したことを特徴とするウェイトバッ
    グ。
  5. 【請求項5】 前記袋部の開口縁部が重なり合ってお
    り、該重なり部に、該重なり部を閉じるとともに手提げ
    用となる紐を取付けたことを特徴とする請求項4に記載
    のウェイトバッグ。
  6. 【請求項6】 折り畳んだときの表裏面に、文字、記号
    等を表示したことを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載のウェイトバッグ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002157678A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Kajima Corp Its歩行者支援システム
JP2009079371A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Sumitomo Forestry Co Ltd 開口用標識具

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JP2002157678A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Kajima Corp Its歩行者支援システム
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