JPH112176A - 発電装置 - Google Patents
発電装置Info
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- JPH112176A JPH112176A JP9171084A JP17108497A JPH112176A JP H112176 A JPH112176 A JP H112176A JP 9171084 A JP9171084 A JP 9171084A JP 17108497 A JP17108497 A JP 17108497A JP H112176 A JPH112176 A JP H112176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- casing
- rotating
- blades
- bubble
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/50—Hydropower in dwellings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーシング内の回転体の気泡受部へ気泡を噴
射して回転体を回転させ、この回転体を発電機と連動さ
せて簡単に電力を得ることができ、動力源は空気の送
気、噴射に必要な簡単な装置で何処でも確保でき、小形
で搬送、設置がし易く、安価に利用できる発電装置を提
供することを目的とする。 【構成】 液体12を貯留したケーシング14と、この
ケーシング内に貯留させた液体内に回転自在に軸支さ
れ、気泡受部16を有する回転体18と、気泡受部に向
けて気泡を当てるように空気を噴射させつつ回転体を回
転させる空気噴射手段20と、回転体の回転軸22に連
係された発電手段24とを備えている。
射して回転体を回転させ、この回転体を発電機と連動さ
せて簡単に電力を得ることができ、動力源は空気の送
気、噴射に必要な簡単な装置で何処でも確保でき、小形
で搬送、設置がし易く、安価に利用できる発電装置を提
供することを目的とする。 【構成】 液体12を貯留したケーシング14と、この
ケーシング内に貯留させた液体内に回転自在に軸支さ
れ、気泡受部16を有する回転体18と、気泡受部に向
けて気泡を当てるように空気を噴射させつつ回転体を回
転させる空気噴射手段20と、回転体の回転軸22に連
係された発電手段24とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシング内に貯
留した水等の液体内に空気を気泡状に噴射して回転体を
連続回転させ、この回転力を発電機に伝達して電力を得
るようになした発電装置に関するものである。
留した水等の液体内に空気を気泡状に噴射して回転体を
連続回転させ、この回転力を発電機に伝達して電力を得
るようになした発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般需要家に電力を供給する場合
には、水力発電、火力発電、原子力発電等で発電した電
力を、架空送電線路によって配電変電所まで輸送し、そ
こで、電圧を低圧に落としたあとで 配電線によって各
需要家に分配している。また、配電線を配線できない山
間僻地、離島等においては、ディーゼルエンジン、或は
ガスタービン等で発電機を駆動する自家発電設備を設置
し、発電した電力を照明やその他動力の常用電源として
供給している。
には、水力発電、火力発電、原子力発電等で発電した電
力を、架空送電線路によって配電変電所まで輸送し、そ
こで、電圧を低圧に落としたあとで 配電線によって各
需要家に分配している。また、配電線を配線できない山
間僻地、離島等においては、ディーゼルエンジン、或は
ガスタービン等で発電機を駆動する自家発電設備を設置
し、発電した電力を照明やその他動力の常用電源として
供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水力発
電、火力発電、原子力発電等の発電設備は膨大な設備経
費を要し、また、火力発電や原子力発電等で消費される
石炭、石油、或は核燃料等の燃料経費も高価であり、こ
れらの設備経費や運転経費が需要家が消費した電力料金
に上載せされる結果、一般家庭はもとより、工場、事業
所等が支払う電力料金は次第に増加する傾向にある。ま
た、小規模の需要家、山間僻地、離島等に設置する自家
発電設備等においても、エンジンやタービン等の大型の
駆動源が必要で、大量の燃料を消費し、設備経費や運転
経費が高価で発電コストが割高になり易い等の問題があ
った。
電、火力発電、原子力発電等の発電設備は膨大な設備経
費を要し、また、火力発電や原子力発電等で消費される
石炭、石油、或は核燃料等の燃料経費も高価であり、こ
れらの設備経費や運転経費が需要家が消費した電力料金
に上載せされる結果、一般家庭はもとより、工場、事業
所等が支払う電力料金は次第に増加する傾向にある。ま
た、小規模の需要家、山間僻地、離島等に設置する自家
発電設備等においても、エンジンやタービン等の大型の
駆動源が必要で、大量の燃料を消費し、設備経費や運転
経費が高価で発電コストが割高になり易い等の問題があ
った。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、(1)ケーシング内に軸
支した回転体の気泡受部へ気泡を噴射させて回転させ、
回転体と発電機との連動で簡単に電力を得ることがで
き、(2)空気の送気、噴射に必要な簡単な装置を安価
な動力源として何処でも利用でき、(3)装置も小形化
できて搬送、設置が容易で余分なスペースも必要とする
ことなく、(4)一般工場、事業所、小規模需要家から
一般家庭、或は山間僻地や離島等の電力設備として安価
に利用できる発電装置を提供することにある。
れたものであり、その目的は、(1)ケーシング内に軸
支した回転体の気泡受部へ気泡を噴射させて回転させ、
回転体と発電機との連動で簡単に電力を得ることがで
き、(2)空気の送気、噴射に必要な簡単な装置を安価
な動力源として何処でも利用でき、(3)装置も小形化
できて搬送、設置が容易で余分なスペースも必要とする
ことなく、(4)一般工場、事業所、小規模需要家から
一般家庭、或は山間僻地や離島等の電力設備として安価
に利用できる発電装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、液体12を貯留したケーシング14と、
このケーシング14内に貯留させた液体12内に回転自
在に軸支され、気泡受部16を有する回転体18と、前
記気泡受部16に向けて気泡を当てるように空気を噴射
させつつ回転体18を回転させる空気噴射手段20と、
前記回転体18の回転軸22に連係された発電手段24
とを備えてなる発電装置10から構成される。
に、本発明は、液体12を貯留したケーシング14と、
このケーシング14内に貯留させた液体12内に回転自
在に軸支され、気泡受部16を有する回転体18と、前
記気泡受部16に向けて気泡を当てるように空気を噴射
させつつ回転体18を回転させる空気噴射手段20と、
前記回転体18の回転軸22に連係された発電手段24
とを備えてなる発電装置10から構成される。
【0006】また、前記空気噴射手段20は、前記ケー
シング14の底面側に設けられた気体噴射口56を備
え、前記回転体18は、水平方向を軸として回転する円
筒状の回転胴44からなり、前記気泡受部16は、この
回転胴44に取り付けられ、該回転胴44の半径方向に
向けて配置された複数の羽根46からなることとしても
よい。
シング14の底面側に設けられた気体噴射口56を備
え、前記回転体18は、水平方向を軸として回転する円
筒状の回転胴44からなり、前記気泡受部16は、この
回転胴44に取り付けられ、該回転胴44の半径方向に
向けて配置された複数の羽根46からなることとしても
よい。
【0007】また、前記気泡受部16は、前記複数の羽
根46の端部近傍に水平方向を軸として枢着された可動
羽根48を含むこととしてもよい。
根46の端部近傍に水平方向を軸として枢着された可動
羽根48を含むこととしてもよい。
【0008】また、前記可動羽根48は遊転状に軸支さ
れてなることとしてもよい。
れてなることとしてもよい。
【0009】また、前記可動羽根48が前記回転胴44
の回転時に所定遊転角以上に遊転しないようにストッパ
80が設けられてなることとしてもよい。
の回転時に所定遊転角以上に遊転しないようにストッパ
80が設けられてなることとしてもよい。
【0010】また、前記ケーシング14の内部には前記
回転胴44の外形円弧形状に沿うようなガイド壁82が
設けられてなることとしてもよい。
回転胴44の外形円弧形状に沿うようなガイド壁82が
設けられてなることとしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る発電装置は、液体を
貯留したケーシングと、このケーシング内に貯留させた
液体内に回転自在に軸支され、気泡受部を有する回転体
と、前記気泡受部に向けて気泡を当てるように空気を噴
射させつつ回転体を回転させる空気噴射手段と、前記回
転体の回転軸に連係された発電手段とを備えている。ケ
ーシングは、鋼板、硬質合成樹脂を素材として正面視で
ひょうたん形で、かつ平面視で矩形箱形に形成され、内
部に回転体が軸支されている。液体中に回転体を配置
し、下面から空気を送気させ、空気の液体中への送り込
みで生じる気泡の浮上圧力を回転体の気泡受部に作用さ
せて該回転体を回転させることにより、回転力を取出し
てこれを変換させて電力を得るものである。ケーシング
は、必ずしもひょうたん形状に限ることなく、矩形箱形
で両側壁板の内面側に回転体の外形円弧形状に沿ったガ
イド板を設けてもよい。回転体の羽根は平板状に形成さ
れ、回転胴の半径方向に一体に形成されている。しか
し、これに限ることなく、例えば羽根本体を曲折して気
泡の取込効率が良いような形状に好適に形成することと
してもよい。
貯留したケーシングと、このケーシング内に貯留させた
液体内に回転自在に軸支され、気泡受部を有する回転体
と、前記気泡受部に向けて気泡を当てるように空気を噴
射させつつ回転体を回転させる空気噴射手段と、前記回
転体の回転軸に連係された発電手段とを備えている。ケ
ーシングは、鋼板、硬質合成樹脂を素材として正面視で
ひょうたん形で、かつ平面視で矩形箱形に形成され、内
部に回転体が軸支されている。液体中に回転体を配置
し、下面から空気を送気させ、空気の液体中への送り込
みで生じる気泡の浮上圧力を回転体の気泡受部に作用さ
せて該回転体を回転させることにより、回転力を取出し
てこれを変換させて電力を得るものである。ケーシング
は、必ずしもひょうたん形状に限ることなく、矩形箱形
で両側壁板の内面側に回転体の外形円弧形状に沿ったガ
イド板を設けてもよい。回転体の羽根は平板状に形成さ
れ、回転胴の半径方向に一体に形成されている。しか
し、これに限ることなく、例えば羽根本体を曲折して気
泡の取込効率が良いような形状に好適に形成することと
してもよい。
【0012】回転体は、水平方向に軸支された回転軸の
軸回りに固定された回転胴の円周面に半径方向へ複数の
羽根を配置した縦形水車に類似した形状に形成してケー
シング内に軸支するのが好適である。しかし、これにか
ぎらず、例えば、回転体の回転軸を鉛直方向に向け軸支
して回転胴及び羽根を横形水車に類似した形状にケーシ
ング内に配置し、ケーシングの周壁から羽根へ向け水平
に複数の気体噴射口を向けて気泡を噴射することとして
もよい。このときに、羽根形状は、フランシス水車形、
プロペラ水車形等に形成してもよい。また、回転胴は球
体に形成して回転軸に固定し、この球面に回転軸方向へ
向け羽根を周設し、この羽根へ向け気体噴射口を配置す
るように構成してもよい。
軸回りに固定された回転胴の円周面に半径方向へ複数の
羽根を配置した縦形水車に類似した形状に形成してケー
シング内に軸支するのが好適である。しかし、これにか
ぎらず、例えば、回転体の回転軸を鉛直方向に向け軸支
して回転胴及び羽根を横形水車に類似した形状にケーシ
ング内に配置し、ケーシングの周壁から羽根へ向け水平
に複数の気体噴射口を向けて気泡を噴射することとして
もよい。このときに、羽根形状は、フランシス水車形、
プロペラ水車形等に形成してもよい。また、回転胴は球
体に形成して回転軸に固定し、この球面に回転軸方向へ
向け羽根を周設し、この羽根へ向け気体噴射口を配置す
るように構成してもよい。
【0013】また、前記空気噴射手段は前記ケーシング
の底面側に設けられた気体噴射口を備え、前記回転体
は、水平方向を軸として回転する円筒状の回転胴からな
り、前記気泡受部は、この回転胴に取り付けられ、該回
転胴の半径方向に向けて配置された複数の羽根からなる
こととしてもよい。気体噴射口はケーシングの底面側に
設けることが好適であるが、これに限らず、例えば、内
側面に回転胴の気泡受部へ向け複数の気体噴射口を設け
てもよい。また、回転胴は水平軸の軸回りに設けている
が、これに限らず、縦軸の軸回りに水平に設けてもよ
い。このときには、水平方向に回転する回転胴の周側面
に設けた気泡受部へ向け複数の気体噴射部を好適に設け
たがよい。
の底面側に設けられた気体噴射口を備え、前記回転体
は、水平方向を軸として回転する円筒状の回転胴からな
り、前記気泡受部は、この回転胴に取り付けられ、該回
転胴の半径方向に向けて配置された複数の羽根からなる
こととしてもよい。気体噴射口はケーシングの底面側に
設けることが好適であるが、これに限らず、例えば、内
側面に回転胴の気泡受部へ向け複数の気体噴射口を設け
てもよい。また、回転胴は水平軸の軸回りに設けている
が、これに限らず、縦軸の軸回りに水平に設けてもよ
い。このときには、水平方向に回転する回転胴の周側面
に設けた気泡受部へ向け複数の気体噴射部を好適に設け
たがよい。
【0014】また、前記気泡受部は、前記複数の羽根の
端部近傍に水平方向を軸として枢着された可動羽根を含
むこととしてもよい。この固定羽根及び可動羽根は、平
板状に形成されているが、これに限らず、回転方向へ湾
曲したお椀形状に形成してもよい。また、可動羽根は固
定羽根に揺動状に枢着するのが好適であるが、これにか
ぎらず、固定羽根に沿って摺動しつつ拡開、閉縮可能に
取付けてもよい。
端部近傍に水平方向を軸として枢着された可動羽根を含
むこととしてもよい。この固定羽根及び可動羽根は、平
板状に形成されているが、これに限らず、回転方向へ湾
曲したお椀形状に形成してもよい。また、可動羽根は固
定羽根に揺動状に枢着するのが好適であるが、これにか
ぎらず、固定羽根に沿って摺動しつつ拡開、閉縮可能に
取付けてもよい。
【0015】また、前記可動羽根は遊転状に軸支されて
なることとしてもよい。固定羽根の端部に回転方向へ遊
転可能に枢着することが好適であるが、これに限らず、
突出状に摺動可能に設けてもよい。或は、摺動した後で
遊転可能に設けてもよい。
なることとしてもよい。固定羽根の端部に回転方向へ遊
転可能に枢着することが好適であるが、これに限らず、
突出状に摺動可能に設けてもよい。或は、摺動した後で
遊転可能に設けてもよい。
【0016】また、前記可動羽根が前記回転胴の回転時
に所定遊転角以上に遊転しないようにストッパが設けら
れてなることとしてもよい。ストッパで遊転角度を制止
することが好適であるが、これにかぎらず、回転胴の両
端に設けた胴側板に円弧ガイド孔を設け、可動羽根から
突出したピンを円弧ガイド孔に係合させてもよい。
に所定遊転角以上に遊転しないようにストッパが設けら
れてなることとしてもよい。ストッパで遊転角度を制止
することが好適であるが、これにかぎらず、回転胴の両
端に設けた胴側板に円弧ガイド孔を設け、可動羽根から
突出したピンを円弧ガイド孔に係合させてもよい。
【0017】また、前記ケーシングの内部には前記回転
胴の外形円弧形状に沿うようなガイド壁が設けられてな
ることとしてもよい。ケーシングの両側壁板の内面側に
ガイド壁を設けることが好適であるが、これに限らず、
ガイド壁を直接ケーシングの側壁板として構成してもよ
い。
胴の外形円弧形状に沿うようなガイド壁が設けられてな
ることとしてもよい。ケーシングの両側壁板の内面側に
ガイド壁を設けることが好適であるが、これに限らず、
ガイド壁を直接ケーシングの側壁板として構成してもよ
い。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1には、本発明の実施例に係る発電
装置のケーシングの側面中央断面図が示され、図2に
は、ケーシングの拡大側面図が、図3には、発電装置の
全体正面図が示されている。図3に示すように、本発明
に係る発電装置10は、水等の液体12を貯留したケー
シング14と、このケーシング14内に貯留させた液体
12内に回転自在に軸支され、気泡受部16を有する回
転体18と、前記気泡受部16に向けて気泡Kを当てる
ように空気を噴射させつつ回転体18を回転させる空気
噴射手段20と、前記回転体18の回転軸22に連係さ
れた発電手段24とを備えている。液体12は水に限ら
ず、液体であれば何でもよい。
施例を説明する。図1には、本発明の実施例に係る発電
装置のケーシングの側面中央断面図が示され、図2に
は、ケーシングの拡大側面図が、図3には、発電装置の
全体正面図が示されている。図3に示すように、本発明
に係る発電装置10は、水等の液体12を貯留したケー
シング14と、このケーシング14内に貯留させた液体
12内に回転自在に軸支され、気泡受部16を有する回
転体18と、前記気泡受部16に向けて気泡Kを当てる
ように空気を噴射させつつ回転体18を回転させる空気
噴射手段20と、前記回転体18の回転軸22に連係さ
れた発電手段24とを備えている。液体12は水に限ら
ず、液体であれば何でもよい。
【0019】図1、図2、図3に示すように、ケーシン
グ14は、鋼材、或は硬質合成樹脂材等を主材とし、図
上で左右方向へ長く形成されたベース26の一端寄りの
上面に設置されている。このケーシング14は、ベース
26上に沿った長矩形状の底板28と、この底板28の
両側端に立設され、中央部に外面へ向けて円弧状膨出部
が膨出された左右側板30、30と、この左右側板3
0、30及び底板28の正面端及び背面端に連設された
正面板32と背面板34とで正面視略ひょうたん形の中
空ケース体に形成されている。
グ14は、鋼材、或は硬質合成樹脂材等を主材とし、図
上で左右方向へ長く形成されたベース26の一端寄りの
上面に設置されている。このケーシング14は、ベース
26上に沿った長矩形状の底板28と、この底板28の
両側端に立設され、中央部に外面へ向けて円弧状膨出部
が膨出された左右側板30、30と、この左右側板3
0、30及び底板28の正面端及び背面端に連設された
正面板32と背面板34とで正面視略ひょうたん形の中
空ケース体に形成されている。
【0020】このケーシング14の上端開口には、その
開口の半分程度を閉鎖した固定蓋36と、この固定蓋3
6に開閉自在に枢着された点検蓋38とが設けられ、こ
の固定蓋36にはケーシング14内に連通した空気抜管
40が設けられている。底板28にはケーシング14内
の液体12を排水するための止弁付排水管42が設けら
れている。
開口の半分程度を閉鎖した固定蓋36と、この固定蓋3
6に開閉自在に枢着された点検蓋38とが設けられ、こ
の固定蓋36にはケーシング14内に連通した空気抜管
40が設けられている。底板28にはケーシング14内
の液体12を排水するための止弁付排水管42が設けら
れている。
【0021】図1、図2に示すように、回転体12は、
水平方向を軸として回転する円筒状の回転胴44からな
り、前記気泡受部16は、この回転胴44の外周面に取
付けられ、該回転胴44の半径方向に向けて配置された
複数の羽根46で形成されている。実施例において、回
転体12は、略水平に配置された回転軸22を有し、円
筒状の回転胴44の両端に固定され、回転胴44の半径
より大きな半径を有した略円形状の胴側板50、50の
中心に開孔された軸孔52が回転軸22に貫通固定され
ている。気泡受部16の羽根46は平板状に形成され、
胴側板50、50の間隔内で回転胴44の外周面に一定
の間隔をおいて、回転胴44の半径方向へ向け突設され
ている。この回転体12の回転軸22の両端がケーシン
グ14の正面板32と背面板34との略中心に設けた気
密性の軸受54、54に回転自在に軸支されている。羽
根46は平板状に形成されているが、これにかぎらず、
回転胴44の回転方向へ向け湾曲した椀形状に形成して
もよい。また、羽根46は回転胴44から半径方向に突
設しているが、これにかぎらず、回転胴44の回転方向
の後方側へ向け傾斜状に突設してもよい。
水平方向を軸として回転する円筒状の回転胴44からな
り、前記気泡受部16は、この回転胴44の外周面に取
付けられ、該回転胴44の半径方向に向けて配置された
複数の羽根46で形成されている。実施例において、回
転体12は、略水平に配置された回転軸22を有し、円
筒状の回転胴44の両端に固定され、回転胴44の半径
より大きな半径を有した略円形状の胴側板50、50の
中心に開孔された軸孔52が回転軸22に貫通固定され
ている。気泡受部16の羽根46は平板状に形成され、
胴側板50、50の間隔内で回転胴44の外周面に一定
の間隔をおいて、回転胴44の半径方向へ向け突設され
ている。この回転体12の回転軸22の両端がケーシン
グ14の正面板32と背面板34との略中心に設けた気
密性の軸受54、54に回転自在に軸支されている。羽
根46は平板状に形成されているが、これにかぎらず、
回転胴44の回転方向へ向け湾曲した椀形状に形成して
もよい。また、羽根46は回転胴44から半径方向に突
設しているが、これにかぎらず、回転胴44の回転方向
の後方側へ向け傾斜状に突設してもよい。
【0022】図1、図4に示すように、空気噴射手段2
0は、ケーシング14内に回転自在に軸支された回転体
18の回転胴44の略中央下面位置から回転胴44の1
/4円周面と対応した下方位置において、ケーシング1
4の底面側に設けられた気体噴射口56を備えている。
実施例において、ケーシング14の右側板30の外面に
上下方向へ向け3個の噴射管58が配管され、これらの
各噴射管58の先端に継手されたL字状の噴射管58a
が右側板30から回転体18の中央下面側へ配管され、
この各噴射管58aの先端寄り位置と中間位置との上面
に気体噴射口56が突設されている。これらの各噴射管
58の端部には調整弁60が連結されて連通管62に連
通されている。
0は、ケーシング14内に回転自在に軸支された回転体
18の回転胴44の略中央下面位置から回転胴44の1
/4円周面と対応した下方位置において、ケーシング1
4の底面側に設けられた気体噴射口56を備えている。
実施例において、ケーシング14の右側板30の外面に
上下方向へ向け3個の噴射管58が配管され、これらの
各噴射管58の先端に継手されたL字状の噴射管58a
が右側板30から回転体18の中央下面側へ配管され、
この各噴射管58aの先端寄り位置と中間位置との上面
に気体噴射口56が突設されている。これらの各噴射管
58の端部には調整弁60が連結されて連通管62に連
通されている。
【0023】この連通管62にコンプレッサ等の圧縮機
から延長した高圧ホースを接続しておき、この圧縮機を
駆動源として駆動し、各調整弁60を開弁して調整しな
がらケーシング14内の気体噴射口56から高圧空気を
噴射する。この噴射空気は噴射気泡Kとなって回転体1
8の気泡受部16に当てこまれて回転体18が回転する
こととなる。
から延長した高圧ホースを接続しておき、この圧縮機を
駆動源として駆動し、各調整弁60を開弁して調整しな
がらケーシング14内の気体噴射口56から高圧空気を
噴射する。この噴射空気は噴射気泡Kとなって回転体1
8の気泡受部16に当てこまれて回転体18が回転する
こととなる。
【0024】回転体18は、水平方向に軸支された回転
軸22の軸回りに固定された回転胴44の円周面に半径
方向へ複数の羽根46が配置された縦形水車に類似した
形状にケーシング14内に軸支されている。しかし、こ
れにかぎらず、例えば、回転体18の回転軸22を鉛直
方向に向け軸支して回転胴及び羽根を横形水車に類似し
た形状にケーシング内に配置し、ケーシングの周壁から
羽根へ向け水平に複数の気体噴射口を向けて気泡を噴射
することとしてもよい。このときに、羽根形状は、フラ
ンシス水車形、プロペラ水車形等に形成してもよい。ま
た、回転胴は球体に形成して回転軸に固定し、この球面
に回転軸方向へ向け羽根を周設し、この羽根へ向け気体
噴射口を配置するように構成してもよい。
軸22の軸回りに固定された回転胴44の円周面に半径
方向へ複数の羽根46が配置された縦形水車に類似した
形状にケーシング14内に軸支されている。しかし、こ
れにかぎらず、例えば、回転体18の回転軸22を鉛直
方向に向け軸支して回転胴及び羽根を横形水車に類似し
た形状にケーシング内に配置し、ケーシングの周壁から
羽根へ向け水平に複数の気体噴射口を向けて気泡を噴射
することとしてもよい。このときに、羽根形状は、フラ
ンシス水車形、プロペラ水車形等に形成してもよい。ま
た、回転胴は球体に形成して回転軸に固定し、この球面
に回転軸方向へ向け羽根を周設し、この羽根へ向け気体
噴射口を配置するように構成してもよい。
【0025】図3に示すように、前記発電手段24は、
一端側にケーシング14を設置したベース26の他端寄
りに設置された発電機64と、ケーシング14の正面側
に突出された回転軸22とに連係された増速機66とを
備えている。この増速機66は、ベース26上にケーシ
ング14と並列に設置された二つの架台68a、68b
上に設けた軸受に軸支された第1、第2中間連動軸70
a、70b等を備えている。そして、回転軸22と第1
中間連動軸70aとの第1段増速部には回転軸22に大
径の鎖車72aが固定されると共に第1中間連動軸70
aに小径の鎖車72bが固定されて相互に無端チェン7
4が調帯されている。また、第1、第2中間連動軸70
a、70bの相互の第2段増速部、並びに第2中間連動
軸70bと発電機64の回転軸との相互の第3段増速部
に同様に鎖車72a、72bを設けて無端チエン74が
調帯されている。これにより、ケーシング14内の回転
体18の回転力が増速機66で増速されて発電機64に
伝達されて発電機64が高速回転して発電され、簡易な
電力設備装置を実現できることとなる。また、増速機6
6は鎖車72a、72bとこれに調帯した無端チエン7
4で構成しているがこれに限ることなく、プーリと無端
ベルト、或は歯車相互の噛合等により構成してもよい。
一端側にケーシング14を設置したベース26の他端寄
りに設置された発電機64と、ケーシング14の正面側
に突出された回転軸22とに連係された増速機66とを
備えている。この増速機66は、ベース26上にケーシ
ング14と並列に設置された二つの架台68a、68b
上に設けた軸受に軸支された第1、第2中間連動軸70
a、70b等を備えている。そして、回転軸22と第1
中間連動軸70aとの第1段増速部には回転軸22に大
径の鎖車72aが固定されると共に第1中間連動軸70
aに小径の鎖車72bが固定されて相互に無端チェン7
4が調帯されている。また、第1、第2中間連動軸70
a、70bの相互の第2段増速部、並びに第2中間連動
軸70bと発電機64の回転軸との相互の第3段増速部
に同様に鎖車72a、72bを設けて無端チエン74が
調帯されている。これにより、ケーシング14内の回転
体18の回転力が増速機66で増速されて発電機64に
伝達されて発電機64が高速回転して発電され、簡易な
電力設備装置を実現できることとなる。また、増速機6
6は鎖車72a、72bとこれに調帯した無端チエン7
4で構成しているがこれに限ることなく、プーリと無端
ベルト、或は歯車相互の噛合等により構成してもよい。
【0026】図1、図4に示すように、気泡受部16
は、複数の羽根46の回転する方向の後方面側の端部近
傍に水平方向に設けた枢軸76に枢着された可動羽根4
8を含む。この可動羽根48は、羽根46の先端側の相
互の間隔を閉鎖しる長さを有している。更に、各羽根4
6の回転方向の前面側の端部近傍には、前方に位置した
羽根46に枢着した可動羽根48を受止める軸片78が
水平方向へ向け固定されている。
は、複数の羽根46の回転する方向の後方面側の端部近
傍に水平方向に設けた枢軸76に枢着された可動羽根4
8を含む。この可動羽根48は、羽根46の先端側の相
互の間隔を閉鎖しる長さを有している。更に、各羽根4
6の回転方向の前面側の端部近傍には、前方に位置した
羽根46に枢着した可動羽根48を受止める軸片78が
水平方向へ向け固定されている。
【0027】このように、各羽根46の端部近傍に設け
た枢軸76に遊転状に軸支された可動羽根48は、羽根
46と共に回転するときに、回転方向へ向け所定遊転角
以上に遊転しないようにストッパ80が設けられてい
る。図4に示すように、ストッパ80は、羽根46の端
部を枢軸76の外側へ向け略L字状に折曲して形成され
ている。これにより回転体に設けた複数の羽根46の端
部側で遊転するように可動羽根48が軸支されているか
ら、回転体の回転にともなって重力との相乗作用により
可動羽根48が揺動し、拡開して噴射気泡を取込んで回
転体の回転を具体的に促進させることが可能である。ま
た、可動羽根48が各羽根46の延長線上に略同一方向
へ拡開した角度で回転させることにより各気泡受部16
内へ効率よく噴射気泡Kを取り込んで回転体18の回転
作用をより効果的に促進させることが可能となる。
た枢軸76に遊転状に軸支された可動羽根48は、羽根
46と共に回転するときに、回転方向へ向け所定遊転角
以上に遊転しないようにストッパ80が設けられてい
る。図4に示すように、ストッパ80は、羽根46の端
部を枢軸76の外側へ向け略L字状に折曲して形成され
ている。これにより回転体に設けた複数の羽根46の端
部側で遊転するように可動羽根48が軸支されているか
ら、回転体の回転にともなって重力との相乗作用により
可動羽根48が揺動し、拡開して噴射気泡を取込んで回
転体の回転を具体的に促進させることが可能である。ま
た、可動羽根48が各羽根46の延長線上に略同一方向
へ拡開した角度で回転させることにより各気泡受部16
内へ効率よく噴射気泡Kを取り込んで回転体18の回転
作用をより効果的に促進させることが可能となる。
【0028】図1に示すように、ケーシング14の各可
動羽根48と対向した両側板30、30は、前記回転胴
44の外形円弧形状に沿うように外面側へ円弧状に膨出
したガイド壁82となるように設けられている。このガ
イド壁82は回転胴44の周側面の固定羽根46に枢着
された可動羽根48が固定羽根46の略延長線方向へ拡
開したときに、この可動羽根48の先端と間隙をおいて
円弧状に膨出した膨出壁として形成されている。これに
より、ケーシング14内の底面側に設けた噴射管58a
の各気体噴射口56から噴射される噴射気泡Kが回転体
18の気泡受部16に効率よく取り込まれ、気泡浮上力
利用の損失を生じないようにして噴射気泡Kが有する浮
上エネルギーを効率よく確保することが可能である。
動羽根48と対向した両側板30、30は、前記回転胴
44の外形円弧形状に沿うように外面側へ円弧状に膨出
したガイド壁82となるように設けられている。このガ
イド壁82は回転胴44の周側面の固定羽根46に枢着
された可動羽根48が固定羽根46の略延長線方向へ拡
開したときに、この可動羽根48の先端と間隙をおいて
円弧状に膨出した膨出壁として形成されている。これに
より、ケーシング14内の底面側に設けた噴射管58a
の各気体噴射口56から噴射される噴射気泡Kが回転体
18の気泡受部16に効率よく取り込まれ、気泡浮上力
利用の損失を生じないようにして噴射気泡Kが有する浮
上エネルギーを効率よく確保することが可能である。
【0029】次に本発明の実施例に係る発電装置10の
作用を説明する。本発明に係る発電装置10は、ケーシ
ング14、増速機66、発電機64等をベース26から
分解し、工場、事業所、或は作業現場、山間僻地、離島
等へ搬送して組立てる。ケーシング14内に水等の液体
12を点検蓋38を開蓋させて回転体18が液体12内
に浸水されるまで注水して貯水する。そこで、各噴射管
58の上端の連通管62に圧縮機等から高圧空気を通気
させ、調整弁60を開弁してケーシング14の底面側の
気体噴射口56から空気を送気する。
作用を説明する。本発明に係る発電装置10は、ケーシ
ング14、増速機66、発電機64等をベース26から
分解し、工場、事業所、或は作業現場、山間僻地、離島
等へ搬送して組立てる。ケーシング14内に水等の液体
12を点検蓋38を開蓋させて回転体18が液体12内
に浸水されるまで注水して貯水する。そこで、各噴射管
58の上端の連通管62に圧縮機等から高圧空気を通気
させ、調整弁60を開弁してケーシング14の底面側の
気体噴射口56から空気を送気する。
【0030】図1に示すように、回転体18の中心下方
において、気泡受部16の可動羽根48は自重で下方へ
羽根46の端部から下方へ回動して各気泡受部16の可
動羽根48は相互に拡開された状態となっており、ケー
シング14の底面側の気体噴射口56から液体中に送気
された空気は気泡Kとなって上昇して各可動羽根48の
間隙から羽根46の相互の部屋Rに当て込まれる。図上
で回転体18の右側面側に位置した各気泡受部16の可
動羽根48は、内部の噴射気泡Kの浮上圧力によって羽
根46の延長線上に略同一方向へ拡開し、各羽根46と
可動羽根48て形成される各気泡受部16の部屋R内へ
充填されている噴射気泡Kの浮上圧力を受けて回転体1
8は図1上で矢印のように反時計方向へ回転する。気泡
受部16が水平方向から上面側へ回動するにしたがっ
て、噴射気泡Kの浮上圧力は減圧されると共に各気泡受
部16が水平方向から上向きに徐々に変化して噴射気泡
は液体12内に放出される。
において、気泡受部16の可動羽根48は自重で下方へ
羽根46の端部から下方へ回動して各気泡受部16の可
動羽根48は相互に拡開された状態となっており、ケー
シング14の底面側の気体噴射口56から液体中に送気
された空気は気泡Kとなって上昇して各可動羽根48の
間隙から羽根46の相互の部屋Rに当て込まれる。図上
で回転体18の右側面側に位置した各気泡受部16の可
動羽根48は、内部の噴射気泡Kの浮上圧力によって羽
根46の延長線上に略同一方向へ拡開し、各羽根46と
可動羽根48て形成される各気泡受部16の部屋R内へ
充填されている噴射気泡Kの浮上圧力を受けて回転体1
8は図1上で矢印のように反時計方向へ回転する。気泡
受部16が水平方向から上面側へ回動するにしたがっ
て、噴射気泡Kの浮上圧力は減圧されると共に各気泡受
部16が水平方向から上向きに徐々に変化して噴射気泡
は液体12内に放出される。
【0031】これにより可動羽根48は自重で後方側の
羽根46へ向け倒伏状に傾動してゆき、回転体18の上
面側から左側面側では可動羽根48は倒伏して羽根46
の相互の開口を閉鎖し、可動羽根48から回転体18へ
制動抵抗が加わるのを防止できる。このとき、気泡受部
K内は気泡が放出されて代わりに液体12が浸水した状
態で可動羽根48は自重で倒伏した状態となる。図上の
回転体18の左側面側で気泡受部16は上面側から回転
下降し、略水平位置で鉛直方向へ変位している可動羽根
48は更に回転下降するにしたがって回転体18の外側
へ徐々に拡開され、回転体18の下面位置で羽根46の
端部から自重で下方へ回動した状態となり、この気泡受
け部16へ再び噴射気泡が噴射されて回転体18は1分
間に16回転程度に回転される。
羽根46へ向け倒伏状に傾動してゆき、回転体18の上
面側から左側面側では可動羽根48は倒伏して羽根46
の相互の開口を閉鎖し、可動羽根48から回転体18へ
制動抵抗が加わるのを防止できる。このとき、気泡受部
K内は気泡が放出されて代わりに液体12が浸水した状
態で可動羽根48は自重で倒伏した状態となる。図上の
回転体18の左側面側で気泡受部16は上面側から回転
下降し、略水平位置で鉛直方向へ変位している可動羽根
48は更に回転下降するにしたがって回転体18の外側
へ徐々に拡開され、回転体18の下面位置で羽根46の
端部から自重で下方へ回動した状態となり、この気泡受
け部16へ再び噴射気泡が噴射されて回転体18は1分
間に16回転程度に回転される。
【0032】この回転体18の回転力を回転軸22に連
係させた増速機66で増速して発電機64を回転させ、
電力を出力するものである。これにより、送気或は噴射
された空気圧を動力源とするから発電装置の構造が極め
て簡単となり、動力源そのものをどこでも確保でき、一
般工場、事業所、小規模あるいは家庭用の電力発生装置
として簡易に用いることが可能である。また、空気を上
昇させる液体は単に貯留させておくだけで良いから本体
の装置構成を小型化でき、スペース効率が良好である。
また、軽量化も達成し得るから作業現場、或は山間僻
地、離島等の自家用発電その他の電力設備としてとして
も設置可能となる。
係させた増速機66で増速して発電機64を回転させ、
電力を出力するものである。これにより、送気或は噴射
された空気圧を動力源とするから発電装置の構造が極め
て簡単となり、動力源そのものをどこでも確保でき、一
般工場、事業所、小規模あるいは家庭用の電力発生装置
として簡易に用いることが可能である。また、空気を上
昇させる液体は単に貯留させておくだけで良いから本体
の装置構成を小型化でき、スペース効率が良好である。
また、軽量化も達成し得るから作業現場、或は山間僻
地、離島等の自家用発電その他の電力設備としてとして
も設置可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る発電
装置によれば、液体を貯留したケーシングと、このケー
シング内に貯留させた液体内に回転自在に軸支され、気
泡受部を有する回転体と、前記気泡受部に向けて気泡を
当てるように空気を噴射させつつ回転体を回転させる空
気噴射手段と、前記回転体の回転軸に連係された発電手
段とを備えてなることにより、ケーシング内に軸支した
回転体の気泡受部へ、空気噴射手段から当て込むように
噴射させた噴射気泡の浮上圧力で回転体を回転させ、こ
の回転体と発電機を連動させることにより電力を得るこ
とができ、動力源は単に空気の送気或は噴射によるから
装置構造が極めて簡単であるばかりでなく、動力源その
ものをどこでも確保でき、一般工場、事業所、小規模あ
るいは家庭用の電力発生装置として簡易に用いることが
可能である。また、空気を上昇させる液体は単に貯留さ
せておくだけで良いから本体の装置構成を小型化でき、
スペース効率が良好である。また、軽量化も達成し得る
から作業現場、或は山間僻地、離島等の自家用発電その
他の電力設備としても用いることができる。
装置によれば、液体を貯留したケーシングと、このケー
シング内に貯留させた液体内に回転自在に軸支され、気
泡受部を有する回転体と、前記気泡受部に向けて気泡を
当てるように空気を噴射させつつ回転体を回転させる空
気噴射手段と、前記回転体の回転軸に連係された発電手
段とを備えてなることにより、ケーシング内に軸支した
回転体の気泡受部へ、空気噴射手段から当て込むように
噴射させた噴射気泡の浮上圧力で回転体を回転させ、こ
の回転体と発電機を連動させることにより電力を得るこ
とができ、動力源は単に空気の送気或は噴射によるから
装置構造が極めて簡単であるばかりでなく、動力源その
ものをどこでも確保でき、一般工場、事業所、小規模あ
るいは家庭用の電力発生装置として簡易に用いることが
可能である。また、空気を上昇させる液体は単に貯留さ
せておくだけで良いから本体の装置構成を小型化でき、
スペース効率が良好である。また、軽量化も達成し得る
から作業現場、或は山間僻地、離島等の自家用発電その
他の電力設備としても用いることができる。
【0034】また、前記空気噴射手段は前記ケーシング
の底面側に設けられた気体噴射口を備え、前記回転体
は、水平方向を軸として回転する円筒状の回転胴からな
り、前記気泡受部は、この回転胴に取り付けられ、該回
転胴の半径方向に向けて配置された複数の羽根からなる
ことにより、ケーシングの底面側に設置した気体噴射口
から貯留した水等の液体に空気を噴射して気泡を発生さ
せ、この噴射気泡を回転胴の気泡受部に取込んで回転さ
せることができ、噴射気泡の浮上エネルギーを回転エネ
ルギーに変換して発電機を駆動しうるから簡易な電力設
備装置を実現させることが可能である。また大型発電所
においても適用し得る。
の底面側に設けられた気体噴射口を備え、前記回転体
は、水平方向を軸として回転する円筒状の回転胴からな
り、前記気泡受部は、この回転胴に取り付けられ、該回
転胴の半径方向に向けて配置された複数の羽根からなる
ことにより、ケーシングの底面側に設置した気体噴射口
から貯留した水等の液体に空気を噴射して気泡を発生さ
せ、この噴射気泡を回転胴の気泡受部に取込んで回転さ
せることができ、噴射気泡の浮上エネルギーを回転エネ
ルギーに変換して発電機を駆動しうるから簡易な電力設
備装置を実現させることが可能である。また大型発電所
においても適用し得る。
【0035】また、前記気泡受部は、前記複数の羽根の
端部近傍に水平方向を軸として枢着された可動羽根を含
むことにより、気泡受部の可動羽根が、空気噴射手段か
ら噴射された噴射気泡によって回転胴の半径方向に向け
て配置された複数の羽根と同一方向に拡開し、一つの気
泡受部における噴射気泡を受ける面積が大きくなって回
転体の回転を促進させ、その回転出力を増大させること
ができる。また、簡易な動力源による簡易な発電の実効
を達成し得る。また、この可動羽根で出力が増大する分
だけ、逆に回転胴の直径を小さく小形化させることが可
能となり、ケーシングや回転体を小形化できて設備経費
や運転経費を節約できる。
端部近傍に水平方向を軸として枢着された可動羽根を含
むことにより、気泡受部の可動羽根が、空気噴射手段か
ら噴射された噴射気泡によって回転胴の半径方向に向け
て配置された複数の羽根と同一方向に拡開し、一つの気
泡受部における噴射気泡を受ける面積が大きくなって回
転体の回転を促進させ、その回転出力を増大させること
ができる。また、簡易な動力源による簡易な発電の実効
を達成し得る。また、この可動羽根で出力が増大する分
だけ、逆に回転胴の直径を小さく小形化させることが可
能となり、ケーシングや回転体を小形化できて設備経費
や運転経費を節約できる。
【0036】また、前記可動羽根は遊転状に軸支されて
なることにより、回転体に設けた複数の羽根の端部側で
遊転するように可動羽根が軸支されているから、回転体
の回転にともなって重力との相乗作用により可動羽根が
揺動し、拡開して噴射気泡を取込んで回転体の回転を具
体的に促進させることが可能である。
なることにより、回転体に設けた複数の羽根の端部側で
遊転するように可動羽根が軸支されているから、回転体
の回転にともなって重力との相乗作用により可動羽根が
揺動し、拡開して噴射気泡を取込んで回転体の回転を具
体的に促進させることが可能である。
【0037】また、前記可動羽根が前記回転胴の回転時
に所定遊転角以上に遊転しないようにストッパが設けら
れてなることにより、可動羽根が各固定羽根の延長線上
に略同一方向へ拡開した角度で回転させることにより各
気泡受部内へ効率よく噴射気泡を取り込んで回転体の回
転作用をより効果的に促進させることが可能である。
に所定遊転角以上に遊転しないようにストッパが設けら
れてなることにより、可動羽根が各固定羽根の延長線上
に略同一方向へ拡開した角度で回転させることにより各
気泡受部内へ効率よく噴射気泡を取り込んで回転体の回
転作用をより効果的に促進させることが可能である。
【0038】また、前記ケーシングの内部には前記回転
胴の外形円弧形状に沿うようなガイド壁が設けられてな
ることにより、気体噴射口から噴射される噴射気泡が回
転体の気泡受部に効率よく取り込まれ、気泡浮上力利用
の損失を生じないようにして噴射気泡が有する浮上エネ
ルギーを効率よく確保することが可能である。
胴の外形円弧形状に沿うようなガイド壁が設けられてな
ることにより、気体噴射口から噴射される噴射気泡が回
転体の気泡受部に効率よく取り込まれ、気泡浮上力利用
の損失を生じないようにして噴射気泡が有する浮上エネ
ルギーを効率よく確保することが可能である。
【図1】本発明の実施例に係る発電装置のケーシングの
側面中央断面図である。
側面中央断面図である。
【図2】一部を切開したケーシングの拡大側面図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例に係る発電装置の正面図説明図
である。
である。
【図4】回転体の一部拡大断面説明図である。
10 発電装置 12 液体 14 ケーシング 16 気泡受部 18 回転体 20 空気噴射手段 22 回転軸 24 発電手段 44 回転胴 46 羽根 48 可動羽根 56 気体噴射口 64 発電機 80 ストッパ 82 ガイド壁 K 噴射気泡
Claims (6)
- 【請求項1】 液体を貯留したケーシングと、 このケーシング内に貯留させた液体内に回転自在に軸支
され、気泡受部を有する回転体と、 前記気泡受部に向けて気泡を当てるように空気を噴射さ
せつつ回転体を回転させる空気噴射手段と、 前記回転体の回転軸に連係された発電手段と、を備えて
なる発電装置。 - 【請求項2】 前記空気噴射手段は前記ケーシングの底
面側に設けられた気体噴射口を備え、 前記回転体は、水平方向を軸として回転する円筒状の回
転胴からなり、 前記気泡受部は、この回転胴に取り付けられ、該回転胴
の半径方向に向けて配置された複数の羽根からなる請求
項1記載の発電装置。 - 【請求項3】 前記気泡受部は、前記複数の羽根の端部
近傍に水平方向を軸として枢着された可動羽根を含む請
求項1または2記載の発電装置。 - 【請求項4】 前記可動羽根は遊転状に軸支されてなる
請求項3記載の発電装置。 - 【請求項5】 前記可動羽根が前記回転胴の回転時に所
定遊転角以上に遊転しないようにストッパが設けられて
なる請求項4記載の発電装置。 - 【請求項6】前記ケーシングの内部には前記回転胴の外
形円弧形状に沿うようなガイド壁が設けられてなる請求
項1ないし5のいずれかに記載の発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171084A JPH112176A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171084A JPH112176A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH112176A true JPH112176A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15916715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9171084A Pending JPH112176A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH112176A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020024044A (ko) * | 2002-01-22 | 2002-03-29 | 경종만 | 동력(에너지) 증폭장치 |
KR100377499B1 (ko) * | 1999-06-22 | 2003-03-26 | 한국과학기술연구원 | 극소형 회전 모터 |
DE102010041116A1 (de) * | 2010-09-21 | 2012-03-22 | Igor Shreyn | Vorrichtung und Verfahren zur Gewinnung elektrischer Energie |
JP2012532275A (ja) * | 2009-06-29 | 2012-12-13 | ウィルソン,ギャヴィン,ピー. | 低抵抗流体圧式作動シリンダおよびシステム |
JP2013068213A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Kikuo Mochizuki | 水中の空気を集める機能を持った、浮力回転機の桶 |
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1997
- 1997-06-11 JP JP9171084A patent/JPH112176A/ja active Pending
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