JPH11213981A - 電池用セパレーター及び電池 - Google Patents
電池用セパレーター及び電池Info
- Publication number
- JPH11213981A JPH11213981A JP10014630A JP1463098A JPH11213981A JP H11213981 A JPH11213981 A JP H11213981A JP 10014630 A JP10014630 A JP 10014630A JP 1463098 A JP1463098 A JP 1463098A JP H11213981 A JPH11213981 A JP H11213981A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- separator
- film
- pressure
- sensitive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】 捲回速度を大幅に向上でき、より薄くてコン
パクトなセパレーターを提供すること。 【解決手段】 ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、あるいはその複合フィルムの両面に占有率が
１０〜６０％となるように粘着剤の不連続塗工を行った
電池用セパレーター。
パクトなセパレーターを提供すること。 【解決手段】 ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、あるいはその複合フィルムの両面に占有率が
１０〜６０％となるように粘着剤の不連続塗工を行った
電池用セパレーター。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池用セパレータ
ーに関するものである。
ーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ノート型パソコンを初めとし、二
次電池の需要が伸びてきている。それに伴い、電池のエ
ネルギ密度向上に対する要求も強まっている。従来の電
池は正負極間にそれを分離するためのセパレーターが挟
み込まれ、捲回され電解液が封入された状態である。し
かしながら、セパレーターと各電極は固定されていない
ため、ある程度の隙間が存在し体積あたりのエネルギ密
度の向上の阻害要因となっている。また、捲回時に両極
とセパレーターを同時に巻き合わせるため、フィルムの
位置精度も厳しく要求されており、捲回速度をＵＰさせ
ることができず生産向上も困難であった。
次電池の需要が伸びてきている。それに伴い、電池のエ
ネルギ密度向上に対する要求も強まっている。従来の電
池は正負極間にそれを分離するためのセパレーターが挟
み込まれ、捲回され電解液が封入された状態である。し
かしながら、セパレーターと各電極は固定されていない
ため、ある程度の隙間が存在し体積あたりのエネルギ密
度の向上の阻害要因となっている。また、捲回時に両極
とセパレーターを同時に巻き合わせるため、フィルムの
位置精度も厳しく要求されており、捲回速度をＵＰさせ
ることができず生産向上も困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のセパ
レーターに替わり、捲回速度を大幅に向上でき、より薄
くてコンパクトなセパレーターを提供することにある。
レーターに替わり、捲回速度を大幅に向上でき、より薄
くてコンパクトなセパレーターを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム、あるいはその複合
フィルムの両面に占有率が１０〜６０％となるように粘
着剤の不連続塗工を行った電池用セパレーターである。
更に好ましい形態としては、粘着剤層の厚みが５〜１５
μｍであり、電極フィルムとの粘着強度が１０g/２０mm
以上であり、粘着剤層の透気度がJIS P8117により１０
０ccあたり８００秒以下である電池用セパレーターであ
る。また、これらの電池用セパレーターを用いてなる薄
型カード電池である。
フィルム、ポリプロピレンフィルム、あるいはその複合
フィルムの両面に占有率が１０〜６０％となるように粘
着剤の不連続塗工を行った電池用セパレーターである。
更に好ましい形態としては、粘着剤層の厚みが５〜１５
μｍであり、電極フィルムとの粘着強度が１０g/２０mm
以上であり、粘着剤層の透気度がJIS P8117により１０
０ccあたり８００秒以下である電池用セパレーターであ
る。また、これらの電池用セパレーターを用いてなる薄
型カード電池である。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる粘着剤の不連
続塗工の面積占有率は１０〜６０％、より好ましくは２
０〜３０％であり、このようなものとしては、例えば、
塗工幅5mm、塗工間隔10mmのストライプ塗工、または直
径0.1mm、ピッチ0.25mm、リピート0.25mmのドット塗工
等をあげることができる。粘着剤の占有率が１０％未満
では電極フィルムとの粘着強度が低下し、６０％を超え
ると透気度が大きくなってしまう。本発明に用いられる
粘着剤の厚みは、5〜15μｍが好ましい。厚みが5μｍ未
満では粘着強度が10g/20mmを割ってしまい貼り合わせた
後、すれが発生してしまう。また、厚みが15μｍを超え
ると厚みが厚くなり過ぎて通常の電池よりも電極とセパ
レーターの間隔が広くなってしまう。
続塗工の面積占有率は１０〜６０％、より好ましくは２
０〜３０％であり、このようなものとしては、例えば、
塗工幅5mm、塗工間隔10mmのストライプ塗工、または直
径0.1mm、ピッチ0.25mm、リピート0.25mmのドット塗工
等をあげることができる。粘着剤の占有率が１０％未満
では電極フィルムとの粘着強度が低下し、６０％を超え
ると透気度が大きくなってしまう。本発明に用いられる
粘着剤の厚みは、5〜15μｍが好ましい。厚みが5μｍ未
満では粘着強度が10g/20mmを割ってしまい貼り合わせた
後、すれが発生してしまう。また、厚みが15μｍを超え
ると厚みが厚くなり過ぎて通常の電池よりも電極とセパ
レーターの間隔が広くなってしまう。
【０００６】本発明に用いられる粘着剤層と電極フィル
ムとの粘着強度は、10g/20mm以上であることが好まし
い。接着強度が10g/20mm未満では、貼り合わせた後、す
れが発生してしまう。本発明に用いられる粘着剤層の透
気度がJIS P8117により100ccあたり800秒以下が好まし
く、より好ましくは500秒以下である。透気度が800を超
えると電解液中のLiイオン等のイオン移動抵抗が大きく
なり、実用に適さない。
ムとの粘着強度は、10g/20mm以上であることが好まし
い。接着強度が10g/20mm未満では、貼り合わせた後、す
れが発生してしまう。本発明に用いられる粘着剤層の透
気度がJIS P8117により100ccあたり800秒以下が好まし
く、より好ましくは500秒以下である。透気度が800を超
えると電解液中のLiイオン等のイオン移動抵抗が大きく
なり、実用に適さない。
【０００７】
【実施例】以下に実施例を挙げて発明の効果を詳細に説
明するが、これは単なる例示であり本発明はこれに限定
されるものではない。図４に示した様にPP/PE/PP三層か
らなる多孔質な多層フィルム上にグラビアロールを使用
し、粘着剤の各種不連続塗工を行った。得られたセパレ
ーターの透気度をJIS P8117により測定し、次にこのセ
パレーターを電極フィルムと貼り合わせた後、電解液
（DEC／EC＝1／1）中で60℃・48時間処理し、粘着強度の
測定を行った。実施例及び比較例の不連続塗工の測定結
果を表１〜９に示す。 注 DEC：ジエチレンカーボネート EC ：エチレンカーボネート PP ：ポリプロピレン PE ：ポリエチレン
明するが、これは単なる例示であり本発明はこれに限定
されるものではない。図４に示した様にPP/PE/PP三層か
らなる多孔質な多層フィルム上にグラビアロールを使用
し、粘着剤の各種不連続塗工を行った。得られたセパレ
ーターの透気度をJIS P8117により測定し、次にこのセ
パレーターを電極フィルムと貼り合わせた後、電解液
（DEC／EC＝1／1）中で60℃・48時間処理し、粘着強度の
測定を行った。実施例及び比較例の不連続塗工の測定結
果を表１〜９に示す。 注 DEC：ジエチレンカーボネート EC ：エチレンカーボネート PP ：ポリプロピレン PE ：ポリエチレン
【０００８】
【表１】
【０００９】
【表２】
【００１０】
【表３】
【００１１】
【表４】
【００１２】
【表５】
【００１３】
【表６】
【００１４】
【表７】
【００１５】
【表８】
【００１６】
【表９】
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、セパレーターに粘着剤
を不連続塗工することにより、セル体積を削減し、か
つ、電極とセパレーターの捲回時の位置合わせ工程をな
くすことにより、体積あたりのエネルギ密度を向上さ
せ、セル組立時の集電体とのすき間なくしてエネルギ密
度の向上を図り、組立時のセパレーターと集電体とのズ
レを無くして生産性の向上が図れる。このような電池
は、近年のエネルギ密度向上や生産性の向上に対する要
求に答えることができる。
を不連続塗工することにより、セル体積を削減し、か
つ、電極とセパレーターの捲回時の位置合わせ工程をな
くすことにより、体積あたりのエネルギ密度を向上さ
せ、セル組立時の集電体とのすき間なくしてエネルギ密
度の向上を図り、組立時のセパレーターと集電体とのズ
レを無くして生産性の向上が図れる。このような電池
は、近年のエネルギ密度向上や生産性の向上に対する要
求に答えることができる。
【図１】本発明の不連続塗工の一例である、ストライプ
塗工である。
塗工である。
【図２】本発明の不連続塗工の一例である、斜線塗工で
ある。
ある。
【図３】本発明の不連続塗工の一例である、ドット塗工
である。
である。
【図４】本発明で使用されている粘着剤付セパレーター
の層構成を示す断面図である。
の層構成を示す断面図である。
1：塗工幅 2：塗工間隔 3：斜線角度 4：直径 5：ピッチ 6：リピート 7：粘着剤層 8：ＰＰ／ＰＥ／ＰＰ多孔質フィルム 9：粘着剤層
Claims (4)
- 【請求項１】 ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、あるいはその複合フィルムの両面に占有率が
１０〜６０％となるように粘着剤の不連続塗工を行うこ
とを特徴とする電池用セパレーター。 - 【請求項２】 粘着剤層の厚みが５〜１５μｍであり、
電極フィルムとの粘着強度が１０g/２０mm以上である請
求項１記載の電池用セパレーター。 - 【請求項３】 粘着剤層の透気度がJIS P8117により１
００ccあたり８００秒以下である請求項１、又は２記載
の電池用セパレーター。 - 【請求項４】 請求項１、２または３記載の電池用セパ
レーターを用いてなる薄型カード電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10014630A JPH11213981A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 電池用セパレーター及び電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10014630A JPH11213981A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 電池用セパレーター及び電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11213981A true JPH11213981A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11866528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10014630A Pending JPH11213981A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 電池用セパレーター及び電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11213981A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102760850A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-31 | 中山国安火炬科技发展有限公司 | 一种高强度锂电池隔膜及其生产方法 |
| JP2016197505A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 旭化成株式会社 | 捲回体 |
| US9525189B2 (en) | 2011-09-26 | 2016-12-20 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Adhesive resin composition for secondary battery |
| US9843049B2 (en) | 2011-09-26 | 2017-12-12 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Adhesive resin composition for secondary battery |
| US20180040867A1 (en) * | 2015-03-05 | 2018-02-08 | Nec Corporation | Separator for secondary battery, and secondary battery equipped therewith |
-
1998
- 1998-01-27 JP JP10014630A patent/JPH11213981A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9525189B2 (en) | 2011-09-26 | 2016-12-20 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Adhesive resin composition for secondary battery |
| US9843049B2 (en) | 2011-09-26 | 2017-12-12 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Adhesive resin composition for secondary battery |
| CN102760850A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-31 | 中山国安火炬科技发展有限公司 | 一种高强度锂电池隔膜及其生产方法 |
| US20180040867A1 (en) * | 2015-03-05 | 2018-02-08 | Nec Corporation | Separator for secondary battery, and secondary battery equipped therewith |
| US10777795B2 (en) * | 2015-03-05 | 2020-09-15 | Nec Corporation | Separator including resin member formed inside porous substrate, and secondary battery equipped therewith |
| JP2016197505A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 旭化成株式会社 | 捲回体 |
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