JPH11213546A - 送受信システム及びデータ送受信方法 - Google Patents

送受信システム及びデータ送受信方法

Info

Publication number
JPH11213546A
JPH11213546A JP14638198A JP14638198A JPH11213546A JP H11213546 A JPH11213546 A JP H11213546A JP 14638198 A JP14638198 A JP 14638198A JP 14638198 A JP14638198 A JP 14638198A JP H11213546 A JPH11213546 A JP H11213546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
recording
audio
information
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14638198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Inoue
啓 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14638198A priority Critical patent/JPH11213546A/ja
Publication of JPH11213546A publication Critical patent/JPH11213546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオデータを記録する際に、記録媒体
や記録装置の状態を検知して、エラー状態をユーザに表
示する送受信システム及びデータ送受信方法を提供す
る。 【解決手段】 複数のオーディオデータをサーバ12に
予め格納しておき、ユーザが希望するコンテンツのオー
ディオデータを選択してサーバ12から読み出して、ユ
ーザの所有する光磁気ディスクに記録する。プロテクト
スイッチ情報に基づき光ディスクDの記録禁止状態を判
断する。また、P/UTOC情報に基づき光ディスクD
が正常であるか、記録可能であるか、空き容量が十分で
あるかを判断する。カードリーダ15からの残金情報に
基づき、料金を徴収できるかを判断する。そして、記録
ができないときはエラーメッセージを表示部14に表示
し、記録可能であるときは記録を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮されたオーデ
ィオデータを伝送装置より、伸張を行うことなく伝送
し、受信装置側で記録媒体に圧縮信号のまま記録する伝
送システムにおいて特に、オーディオデータを記録する
際に、記録媒体の状態を検知してエラーを告知する送受
信システム及びデータ送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カートリッジ内に収納され直径約
64mmのディスク状の記録及び再生が可能な記録媒体
であるいわゆるミニディスク(商標)と呼ばれる光磁気デ
ィスクが知られている。この光磁気ディスクは、オーデ
ィオ圧縮方式としてATRAC(Adaptive Transform Ac
oustic Coding)方式を用いてステレオで約74分のオー
ディオデータを記録することができる。上記光磁気ディ
スクは、小型で携帯性に富むことから屋外に持ち出すこ
とが容易である。また、この光磁気ディスクは、従来の
いわゆるコンパクトディスク(商標)と呼ばれるデジタル
オーディオディスクと異なり記録が行えることから、オ
ーディオデータの複製をすることができる。
【0003】上記光磁気ディスクは、従来のデジタルオ
ーディオディスクと同様に、記録してあるオーディオデ
ータに対してランダムアクセスが可能となっている。上
記光磁気ディスクには、オーディオデータを記録するプ
ログラム領域とともに、この記録したオーディオデータ
を管理するTOC(Table of Contents) 領域が設けられ
ている。したがって、既にオーディオデータが記録して
ある光磁気ディスクに対してオーディオデータの上書き
をする際、実際のオーディオデータを消去することな
く、TOCの情報を書き換えることにより、曲の消去や
編集を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光磁気ディ
スクに対して約1/5に圧縮したオーディオデータを記
録するため、圧縮したオーディオデータを複数サーバ側
のハードディスク等に格納しておき、伸張を行うことな
く圧縮されたオーディオデータを伝送し、受信側で記録
するオーディオダビングシステムが提案されている。
【0005】このようなオーディオダビングシステムで
は、例えば、光磁気ディスクの記録可能容量が足りない
場合、記録エリアの一部若しくは全体が破壊されている
場合、再生専用ディスクが挿入されている場合、光磁気
ディスクのカートリッジに設けられている誤消去防止爪
がロックしている場合等においては記録動作が正常に行
われない場合が考えられる。例えばユーザが家などでコ
ンパクトディスクから上記光磁気ディスクにダビングを
行う際に上記装着されている光磁気ディスクの状態を記
録装置内で検知して警告を行うようにすることで、コン
パクトディスクからのオーディオデータの伝送が開始さ
れていても、ユーザは再度ダビング動作を停止した後に
改めてやり直すことで修復可能である。
【0006】一方、上記伝送路を用いて遠隔地に存在す
るサーバから伝送されてくるオーディオデータをクライ
アント側でダビングするオーディオダビングシステムに
おいては、ユーザが一旦所望の曲をリクエストしてしま
うとサーバ側はクライアントの記録媒体の状態に一切拘
わらずオーディオデータの伝送を行ってしまう。
【0007】上述のように再生専用のディスクを誤って
ユーザが記録装置に装着してしまった場合には、当然伝
送されてくるオーディオデータは再生専用ディスクに記
録することはできず、結果的にサーバから送られてくる
オーディオデータをクライアント側ではダビングするこ
とができなくなる。
【0008】その一方で課金処理のみだけがサーバ側で
行われてしまい、ユーザは結果的に損をしてしまう。
【0009】さらに伝送されてくるオーディオデータは
デコード処理が行われない圧縮データのまま伝送されて
くるので、ユーザは試聴もできず、伝送されきたオーデ
ィオデータ自身は全くの無駄になってしまう。
【0010】本発明は、無駄な課金処理が行われないこ
とを目的とし、受信装置側で装着された記録媒体の状態
を検知して、検知した状態が良好であればサーバ側にオ
ーディオデータの配信のリクエストを行い、検知した状
態が不良であった場合には送信装置側にオーディオデー
タのリクエストを行わないようにした送受信システム及
びデータ送受信方法を提供することを目的とする。
【0011】さらに、本発明は、受信装置側で挿入され
得た硬貨又はプリペイドカード等の残金を検知し、検知
した状態が良好であれば送信装置側にオーディオデータ
の配信のリクエストを行い、検知した状態が不良であっ
た場合にはサーバ側にオーディオデータのリクエストを
行わないようにした送受信システム及びデータ送受信方
法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る送受信システムは、複数の圧縮され
たデータを格納する格納手段と、ユーザによって選択さ
れた圧縮されたデータを送信する送信手段とを有する送
信装置と、上記送信装置から送信されてくる圧縮された
データを受信する受信手段と、記録媒体に上記圧縮され
たデータを記録する記録手段と、上記記録媒体の記録禁
止情報を検出する検出手段と、上記検出手段の検出結果
に基づきユーザに記録禁止を知らせるためのエラーメッ
セージを表示する表示手段と、上記検出手段の検出結果
に基づき上記記録媒体が正常であるときに、上記送信装
置にリクエスト情報を送信する送信手段とを有する受信
装置とからなる。
【0013】また、本発明に係るデータ送受信方法は、
記録媒体の記録禁止情報を検出するステップと、その検
出結果に基づきユーザに記録禁止を知らせるためのエラ
ーメッセージを表示するステップと、上記検出結果に基
づき上記記録媒体が正常であればサーバにリクエスト情
報を送信するステップと、上記サーバから送信されてく
る圧縮されたデータを受信して、記録媒体に記録するス
テップとからなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した実施の形
態であるオーディオダビングシステムについて、図面を
参照しながら説明する。
【0015】図1は、この実施の形態であるオーディオ
ダビングシステムを説明する図である。オーディオダビ
ングシステム1は、メインコントローラ11,サーバ1
2,操作入力部13,表示部14等を有するオーディオ
送信部10と、携帯型の記録媒体にオーディオデータを
記録する記録部20と、オーディオ送信部10と記録部
20とを接続する接続ケーブル2とを備える。
【0016】このオーディオダビングシステム1は、オ
ーディオ送信部10のサーバ12にオーディオデータを
予め格納しておき、このサーバ12に格納してあるオー
ディオデータの中からユーザが所望のオーディオデータ
を選択し、記録媒体に記録するものである。
【0017】すなわち、このオーディオダビングシステ
ム1は、いわゆるコンパクトディスクやオーディオテー
プのような媒体等にオーディオデータを格納した形態で
コンテンツを提供せずに、ユーザの所有する記録媒体に
対してオーディオデータを記録してユーザに音楽のコン
テンツを提供するシステムである。例えば、駅、店頭等
にこのオーディオダビングシステム1を設置して、音楽
のコンテンツをユーザに有料で提供したり、また、音楽
スタジオ等にオーディオダビングシステム1を設置して
コンテンツ管理に用いたりすることができる。
【0018】まず、このオーディオダビングシステム1
のコンテンツの提供形態についての概略を説明する。
【0019】このオーディオダビングシステム1のサー
バ12には、オーディオデータとして1曲当たり数分程
度の音楽のコンテンツ、例えば最新のヒットチャートの
内トップ100までの音楽のコンテンツ等が格納してあ
る。ユーザは、このオーディオダビングシステム1によ
り提供されるコンテンツを表示部14により確認し、希
望するコンテンツがある場合は、操作入力部13を用い
て1又は複数のコンテンツを選択する。そして、ユーザ
は、自己の所有する記録媒体Dを記録部20に装填し、
操作入力部13を用いて記録開始の操作を行う。
【0020】ユーザにより記録開始の操作が行われる
と、オーディオ送信部10のメインコントローラ11
は、サーバ12に格納してあるコンテンツの内のユーザ
から指定されたコンテンツのオーディオデータを記録部
20に供給する。記録部20は、オーディオ送信部10
から供給されたオーディオデータを記録媒体の記録可能
領域に記録する。
【0021】オーディオダビングシステム1は、記録媒
体にユーザが希望するコンテンツのオーディオデータの
記録が終了すると、コンテンツの提供を完了させる。
【0022】以下、このオーディオダビングシステム1
について詳細に説明をしていくが、この実施の形態のオ
ーディオダビングシステム1で取り扱う記録媒体とし
て、いわゆるミニディスク(商標)と呼ばれるフォーマッ
トに規定された記録再生が可能な光磁気ディスクを用い
て説明をしていく。
【0023】上記ミニディスクと呼ばれる光磁気ディス
クは、カートリッジ内に収納された直径約64mmの円
盤状の記録媒体であり、このミニディスクにはオーディ
オ圧縮方式としてATRAC(Adaptive Transform Acou
stic Coding)方式を用いてステレオで約74分のオーデ
ィオデータを記録することができる。以下、このいわゆ
るミニディスクと呼ばれる光磁気ディスクを単に光ディ
スクDという。
【0024】また、オーディオダビングシステム1は、
ATRAC方式で圧縮されたオーディオデータを光ディ
スクDに記録することから、サーバ12に格納するコン
テンツのオーディオデータを予めATRAC方式で圧縮
しておき、このATRAC方式で圧縮してあるオーディ
オデータを、デコード処理及びエンコード処理を施さず
に直接光ディスクDに記録する。以下、このATRAC
方式で圧縮したオーディオデータをATRACデータと
いう。したがって、オーディオ送信部10から記録部2
0にオーディオデータを伝送する接続ケーブル2は、A
TRACデータを伝送することとなる。なお、この接続
ケーブル2上には、制御コマンドや光ディスクDのTO
C(Table of contents)情報等のコマンドデータ(Comman
d) 等が伝送されるが、伝送プロトコルについては詳細
を後述する。
【0025】次に、オーディオダビングシステム1にお
いて用いられる光ディスクDのデータのフォーマットに
ついて説明する。
【0026】光ディスクDに記録されるデータは、図2
に示すように、クラスタと呼ばれる単位で管理される。
この光ディスクDには、このクラスタの整数倍でデータ
の書き込みがされる。この1クラスタに記録されたAT
RACデータを再生すると、約2.04秒のオーディオ
信号となる。
【0027】1クラスタは、リンキングセクタ(linking
sector)が3セクタと、サブデータセクタ(sub data)が
1セクタと、ATRAC方式で圧縮されたオーディオデ
ータが記録されるメインセクタが32セクタの合計36
セクタで構成されている。なお、これらのセクタは、2
352バイトのデータにより構成される単位である。
【0028】リンキングセクタ(linking sector)は、光
ディスクDのフォーマットにおいてACIRC(Advance
d Cross Interleave Reed Solomon Code) 方式のエラー
訂正処理を用いているため、このエラー訂正処理のイン
ターリーブがクラスタ内で完了するように割り当てられ
たセクタである。すなわち、リンキングセクタ(linking
sector)は、データの書換えをクラスタ単位で行えるよ
うに、エラー訂正処理におけるインターリーブを考慮し
た捨セクタである。
【0029】サブデータセクタ(sub data)は、リザーブ
の領域となっている。
【0030】光ディスクDでは、424バイトのATR
AC方式で圧縮したデータをサウンドグループと呼ぶ単
位で取り扱っている。このサウンドグループでは、左右
チャンネル毎に、212バイトのデータを割り当ててい
る。このサウンドグループ単位の圧縮したデータを伸張
すると、左右チャンネルの512サンプルに相当するこ
とになる。この512サンプルのデータは、すなわち、
2048バイトのデータに相当する。詳しくは、512
サンプル×16ビット×2チャンネル÷8ビット=20
48バイトである。
【0031】このサウンドグループが11個集まったも
のが、図3に示すように、2セクタを構成する。
【0032】また、光ディスクDの記録領域は、ATR
AC方式で圧縮されたオーディオデータが記録されるプ
ログラム領域と、このプログラム領域に記録されたオー
ディオデータを管理する管理データが記録される管理領
域であるU−TOC(User Table of Contents)とリード
イン領域であるP−TOC(Pre-mastered Table of Con
tents)とに分割されている。
【0033】この光ディスクDでは、実際のオーディオ
データを物理的に消去し書き換えなくても、U−TOC
の情報を書き換えることにより、曲の消去や編集を行う
ことができる。例えば、5曲記録されている光ディスク
Dに対して、3曲目のスタートアドレス及びエンドアド
レスを記録可能領域として指定すれば、3曲目は再生が
できなくなる。したがって、光ディスクDにATRAC
データを記録する場合は、このU−TOC情報も同時に
書き換えなければならない。以下、このU−TOCにつ
いて説明していく。なお、光ディスクDに記録されるオ
ーディオデータの単位を以下「トラック」と称すること
とする。このトラックは、例えば、曲の単位等であり、
上述したオーディオダビングシステム1で提供される音
楽のコンテンツに対応する単位である。
【0034】光ディスクDのU−TOCは、U−TOC
セクタ0〜U−TOCセクタ15までの16セクタから
構成される。なお、このU−TOCセクタn(nは、1
〜15)を以下単にU−TOCnと表す。
【0035】図4にU−TOC0に記録されるデータを
示す。ここで、U−TOC0に記録されているデータを
1バイトずつ区切って便宜上スロットとして表す。各ス
ロットは、図4中に示している縦軸の0〜587の数値
と、横軸の左から1〜4番のスロット番号を掛け合わせ
ることで指定されるものとする。なお、U−TOC1以
降も同様とする。
【0036】U−TOC0には、12バイトのヘッダデ
ータに続いてこのTOC0のアドレス情報を示すClu
sterHと、ClusterLとが記録される。そし
て、U−TOC0には、光ディスクDの製造者を示すM
aker codeと、光ディスクDのモデルを示すM
odel codeと、この光ディスクDの最初のトラ
ックのトラック番号を示すFirstTNOと、最後の
トラックのトラック番号を示すLastTNOとがスロ
ット7×1から記録される。また、U−TOC0には、
セクタの使用状況を示すUsed Sectorsがス
ロット8×4に、光ディスクDのシリアル番号を示すD
iscSerialNoがスロット10×4に記録され
ている。
【0037】また、U−TOC0には、光ディスクDの
ID番号を示すDiscIDと、光ディスクD上に生じ
た欠陥アドレス情報を記録する領域のスタートアドレス
が記録されているスロットを示すポインタであるP−D
FA(Pointer for DefectiveArea)と、スロットの使用
状況を示すポインタであるP−EMPTY(Pointer for
Emptyslot) と、記録可能領域を管理する領域のスター
トアドレスが記録されているスロットを示すポインタで
あるP−FRA(Pointer for Freely Area) とがスロッ
ト11×1から記録されている。また、U−TOC0に
は、光ディスクDに記録されている各トラックのスター
トアドレスが記録されているスロットを示すポインタで
あるP−TNOnがスロット12×2からスロット75
×4まで記録されている。ここで、nは、各トラックの
トラック番号を示している。この光ディスクDには25
5トラック設けることができることから、このnは、1
〜255までの整数で表される。
【0038】また、U−TOC0には、各トラックのス
タートアドレスと、エンドアドレスと、リンク情報(Lin
k-P)と、トラックモード(Trackmode) とがスロット78
×1からスロット587×4まで記録されている。U−
TOC0には、このスタートアドレスとエンドアドレス
等が記録されるスロットが255×4×2個設けられて
おり、各トラックに対応するスロットにスタートアドレ
スとエンドアドレス等が記録される。
【0039】したがって、上述したP−DFA,P−E
MPTY,P−FRAに記録されるポインタは、スロッ
ト78×1から表されるスタートアドレスのスロットを
示すこととなる。
【0040】上述したスタートアドレスとエンドアドレ
スは、図5に示すように、3バイト=24ビットのデー
タで表されている。このスタートアドレスとエンドアド
レスには、最初の14ビットにクラスタアドレスが記録
され、次の6ビットにセクタアドレスが記録され、最後
の4ビットにサウンドグループのアドレスが記録されて
いる。
【0041】また、トラックモード(Trackmode) は、図
6に示すように、1バイト=8ビットのデータで表され
ている。このトラックモード(Trackmode) には、1ビッ
ト目に記録のプロテクト情報、2ビット目に複製のプロ
テクト情報、3ビット目に世代情報、4ビット目にオー
ディオ情報、5及び6ビット目に消去保存情報、7ビッ
ト目にモノラル又はステレオ情報、8ビット目に強調情
報が記録されている。すなわち、このトラックモード(T
rackmode) には、各トラック固有の関連情報が記録され
ている。
【0042】リンク情報(P-Link)は、同一トラックが連
続したデータストリームで光ディスクDに記録されてい
ない場合、すなわち、同一のトラックのデータが光ディ
スクD上の記録領域に離散的に記録されている場合、次
のデータがどこのスタートアドレスから記録されている
かを辿る為のポインタである。例えば、1つのトラック
を再生する際にスロット78×1に表されているエンド
アドレスに続いてスロット586×1のスタートアドレ
スからのデータを再生しなければならない場合は、スロ
ット80×4のスロットのリンク情報(Link-P)がスロッ
ト581×1を示すことになる。
【0043】すなわち、光ディスクDでは、記録媒体上
にデータを必ずしも連続した形態で記録しなくてもよ
く、つまり、連続したデータストリームで記録しなくて
もよく、シーケンシャルなデータ列を離散的に記録して
もよい。このように離散的にデータを記録しても、この
リンク情報(P-Link)によりデータの連続性が示され、再
生の際に、読み出したデータを一旦メモリに蓄積しメモ
リへの書き込みレートを読出レートより早くすることに
より、連続したデータが途切れることなく再生をするこ
とができる。
【0044】また、既に記録済みのデータの上に記録済
みのプログラムより短いデータを上書きする場合であっ
ても、余った部分を消去することなく記録可能領域(P-F
RA)として指定することで効率よく記録することができ
る。
【0045】以下、記録可能領域であるP−FRAの例
を用いて離散的に存在するエリアの結合方法について、
図7を用いて説明する。
【0046】U−TOC0の記録可能領域を管理するス
ロットの先頭位置を示すP−FRAに、例えば03h(h
exia-decimal) が記録されていたとすると、この03h
に対応するスロットにまずアクセスをする。
【0047】スロット03hに記録されているスタート
アドレス及びエンドアドレスデータはディスク上に記録
されたトラックの中の1つパーツの起点アドレスと終点
アドレスを示す。
【0048】スロット03hに記録されているリンク情
報は次に続くべきスロット番号を示しており、この場合
は18hが記録されている。
【0049】スロット03hのリンク情報で指示される
スロット18hの起点アドレスと終点アドレスにて示さ
れる範囲が記録可能エリアと判断できる。さらにスロッ
ト18hのリンク情報に記述されているスロット1Fh
を辿って、スロット1Fhの起点アドレスと終点アドレ
スにて示される範囲が記録可能エリアと判断できる。
【0050】さらにスロット1Fhのリンク情報に記述
されているスロット2Bhを辿って、スロット1Fhの
起点アドレスと終点アドレスにて示される範囲が記録可
能エリアと判断できる。上述のようにリンク情報に記録
されているスロットアドレスを辿ってリンク情報が00
hになるまでスロットを辿っていく。
【0051】上記のようにP−FRAによって指示され
るスロットを起点にリンク情報がNull(=00h)に
なるまでスロットをたどり、ディスク上に離散的に記録
された1つのトラックを構成するパーツをメモリ上でつ
なげることが可能となる。
【0052】ここでP−FRAを例に説明したが、P−
DFA、P−EMPTY、P−TNO0〜255も同様
に離散的に存在するパーツを結合することができる。
【0053】図8にU−TOC1に記録されるデータを
示す。
【0054】U−TOC1では、プログラム領域に記録
されている各トラックのタイトル、光ディスクD全体の
タイトルが管理されている。光ディスクDの全体のタイ
トルとは、記録されるトラックがオーディオデータの場
合はアルバムタイトル及び演奏者名等の情報に相当し、
各トラックのタイトルとは曲名に相当する。
【0055】各トラック毎の文字情報は、P−TNAn
(nは1から255)によって指示されるスロットに記録
されており、文字数が多い場合はリンク情報を用いて複
数のスロットを連結して記録を行っている。
【0056】図9にU−TOC2に記録されるデータを
示す。
【0057】U−TOC2では、プログラム領域に記録
されている各プログラム毎の記録日時が上述したU−T
OC0と同様な形態で管理されている。
【0058】図10にU−TOC4に記録されるデータ
を示す。
【0059】U−TOC4では、プログラム領域に記録
されている各プログラムのタイトル、光ディスクD全体
のタイトルのフォントとして片仮名、漢字が使用できる
ように上述したU−TOC1と同様な形態で管理されて
いる。
【0060】次に、オーディオダビングシステム1の構
成について、図11を用いて、先に図1に示した構成に
記録部20の構成を加え、さらに詳細に説明する。
【0061】図11は、この実施の形態であるオーディ
オダビングシステム1のブロック構成図である。オーデ
ィオダビングシステム1は、メインコントローラ11,
サーバ12,操作入力部13,表示部14等を有するオ
ーディオ送信部10と、携帯型の記録媒体にオーディオ
データを記録する記録部20と、オーディオ送信部10
と記録部20とを接続する接続ケーブル2とを備える。
【0062】また、上記記録部20は、オーディオ送信
部10からデータが供給されるデータを記憶するランダ
ムアクセスメモリ(RAM) 22と、このRAN22を制御
するメモリコントローラ21と、データを復号及び符号
化するエンコード・デコード回路23と、磁気ヘッド2
5を駆動する磁気ヘッド駆動回路24と、光ディスクD
にレーザビームを照射し、その反射光を検出する光ピッ
クアップ26と、このピックアップ26から検出した反
射光からフォーカスエラー信号(FE),プッシュプル信号
(PP),光磁気再生信号(MO)を再生するRFアンプ27
と、RFアンプ27からのプッシュプル信号(PP)に基づ
き光ディスクDの案内溝に形成されているウォブルに応
じた信号を再生しADIPをデコードするアドレスデコ
ーダ28と、光ディスクDを回転駆動させるスピンドル
モータ29と、光ピックアップ26を光ディスクDの半
径方向に駆動させるスレッド機構30とを備える。
【0063】また、上記記録部20は、RFアンプ27
からのフォーカスエラー信号(FE),プッシュプル信号(P
P)等に基づき、フォーカスサーボ,トラッキングサー
ボ,スレッドサーボ,スピンドルサーボ等を制御するサ
ーボ回路31と、メモリコントローラ21,エンコード
・デコード回路23,サーボ回路31等を制御するシス
テムコントローラ32とを備える。
【0064】光ピックアップ26は、レーザダイオード
から対物レンズを介して光ディスクDにレーザビームを
照射する。また、光ピックアップ26は、光ディスクD
からの反射光をフォトディテクタにより検出して、検出
電流をRFアンプ27に供給する。
【0065】RFアンプ27は、フォトディテクタから
の検出電流に基づき、フォーカスエラー信号(FE),プッ
シュプル信号(PP),光磁気再生信号(MO)を生成する。R
Fアンプ27は、生成したフォーカスエラー信号(FE)を
サーボ回路31に供給し、プッシュプル信号(PP)をアド
レスデコーダ28及びサーボ回路31に供給し、光磁気
再生信号(MO)をエンコード・デコード回路23に供給す
る。
【0066】サーボ回路31は、供給されたフォーカス
エラー信号(FE),プッシュプル信号(PP)に基づき、光ピ
ックアップ26の2軸機構を介して対物レンズを駆動
し、光ディスクDに照射するレーザビームのトラッキン
グ及びフォーカスのサーボ制御を行う。また、サーボ回
路31は、プッシュプル信号(PP)に基づき、スレッド機
構30を駆動し、光ピックアップ26を光ディスクDの
半径方向に駆動するスレッドサーボ制御を行う。また、
サーボ回路31は、図示しない光ディスクDの回転検出
回路からのスピンドルエラー信号に基づき、光ディスク
Dを線速一定(CLV:Constant liner velocity) になるよ
うにスピンドルモータ29を駆動するスピンドルサーボ
制御を行う。
【0067】アドレスデコーダ28は、光ディスクDの
案内溝に形成されているグルーブウォブルに応じたいわ
ゆるウォブル信号からアドレス情報を再生する。
【0068】エンコード・デコード回路23は、RFア
ンプ27から供給される光磁気再生信号(MO)を2値化し
て、EFM(eight fourteen modulation) 方式で復調を
行い、さらに、CIRC(cross interleaved Read Solo
mon coding) 方式でエラー訂正のデコード処理を行う。
また、エンコード・デコード回路23は、メモリコント
ローラ21から供給される記録信号にCIRC方式でエ
ラー訂正符号を付加し、さらに、EFM方式で変調を行
って磁気ヘッド駆動回路24に記録信号を供給する。
【0069】磁気ヘッド駆動回路24は、エンコード・
デコード回路23からの記録信号に基づき磁気ヘッド2
5を駆動し、光ディスクDに対して変調磁界に印加して
信号を記録する。
【0070】メモリコントローラ21は、ランダムアク
セスメモリ22に記憶させるATRACデータの書込み
及び読出しを制御する。このメモリコントローラ21
は、オーディオ送信部10から供給されるATRACデ
ータを一時ランダムアクセスメモリ22に格納した後、
エンコード・デコード回路23に供給する。
【0071】システムコントローラ32は、この記録部
20全体の制御を行い、例えば、メモリコントローラ2
1,エンコード・デコード回路23,サーボ回路31等
を制御する。また、システムコントローラ32は、オー
ディオ送信部10と制御データの授受を行う各回路の制
御を行うが、このことについては、詳細を後述する。
【0072】以上の構成を有することにより、オーディ
オダビングシステムの記録部20は、オーディオ送信部
10から送信されたATRACデータを光ディスクDに
記録する。
【0073】次に、オーディオダビングシステム1のオ
ーディオ送信部10と記録部20との間のデータの転送
方法等について、図12を用いて説明する。
【0074】オーディオダビングシステム1では、オー
ディオ送信部10と記録部20とを接続する接続ケーブ
ル2が設けられており、この接続ケーブル2は、図12
の(a)に示すように、オーディオ送信部10から記録
部20に供給する圧縮されたオーディオデータであるA
TRACデータが伝送されるATRACライン2aと、
記録部20からオーディオ送信部10に供給するATR
ACデータの要求信号(Data Req)が伝送されるData
Reqライン2bとを有している。
【0075】このATRACライン2aを介して、サー
バ12に格納されているコンテンツに応じたATRAC
データがオーディオ送信部10のメインコントローラ1
1から記録部20のメモリコントローラ21に伝送され
る。なお、伝送されるATRACデータは、記録部20
のランダムアクセスメモリ22の容量に応じて、所定容
量単位毎の転送レートで伝送される。また、DataR
eqライン2bを介して、記録部20のシステムコント
ローラ32からオーディオ送信部10のメインコントロ
ーラ11に対してATRACデータの要求を示す要求信
号(Data Req)が伝送される。すなわち、ATRACデー
タが所定容量単位で伝送されるため、記録部20は、既
に伝送済みでランダムアクセスメモリ22に読み込んで
あるATRACデータを光ディスクDに全て書き込んだ
場合は、この要求信号(Data Req)をオーディオ送信部1
0に供給して次のデータの要求をする。上記ランダムア
クセスメモリ22に書込み済のATRACデータが全て
未だ光ディスクDに記録完了でない場合は要求信号(Dat
a Req)のオーディオ送信部10への転送を待機状態とす
る。
【0076】具体的に、このATRACデータと要求信
号(Data Req)の関係を図12の(b)のタイムチャート
に示す。
【0077】記録部20の記録状態が正常であれば、ま
ず、記録部20は、時刻t11において、要求信号(Data
Req)をオーディオ送信部10に供給する。オーディオ送
信部10は、要求信号(Data Req)が供給されると、時刻
12において、記録部20に対して所定容量分のATR
ACデータを供給の開始をする。そして、記録部20
は、ATRACデータが供給されると、時刻t13におい
て、要求信号(Data Req)の供給を停止する。
【0078】また、記録部20の記録状態が正常でなけ
れば、時刻t14から時刻t15に示すように、記録部20
からオーディオ送信部10に対して要求信号(Data Req)
が供給されず、したがって、オーディオ送信部10から
記録部20に対してATRACデータも供給されない。
なお、オーディオ送信部10は、記録部20から所定時
間継続して要求信号(Data Req)が供給されなければ、記
録処理を中断する。
【0079】時刻t15から時刻t16に示す区間はATR
ACデータの記録部20に対する供給が正常な状態を示
す。
【0080】また、記録部20は、時刻t16から時刻t
17に示すように、要求信号(Data Req)を供給しても、所
定時間オーディオ送信部10からATRACデータが供
給されなければ、データの書き込みの待機状態になり、
例えばレコーディングポーズ状態になり、ATRACデ
ータを待つ。そして、記録部20は、ATRACデータ
が供給されれば、時刻t17から示すように、書き込み動
作を開始する。なお、オーディオダビングシステム1
は、書き込みの待機状態が一定時間続いたときは、何ら
かのトラブルが発生したと判断して、処理を中断する。
【0081】したがって、オーディオダビングシステム
1では、記録部20がオーディオ送信部10へのATR
ACデータの要求信号(Data Req)を供給することによ
り、確実なATRACデータの記録ができる。
【0082】また、オーディオダビングシステム1で
は、図12の(a)に示すように、オーディオ送信部1
0から記録部20に供給する制御コマンドやTOC情報
等の各コマンドデータが伝送されるCOMMANDライ
ン2cと、記録部20からオーディオ送信部10に供給
する各コマンドデータの承認信号(ACKNOWLEDGE) が伝送
されるACKライン2dとを有している。
【0083】このCOMMANDライン2cを介して、
オーディオ送信部10のメインコントローラ11が生成
するTOC情報や、各コンテンツのATRACデータの
データサイズ等のコマンドデータが記録部20のシステ
ムコントローラ32に供給される。また、ACKライン
2dを介して、記録部20がコマンドデータに基づく処
理が終了した場合において、処理を終了したことを示す
承認信号(ACKNOWLEDGE)が記録部20のシステムコント
ローラ32からオーディオ送信部10のメインコントロ
ーラ11に対して伝送される。
【0084】具体的に、このコマンドデータと承認信号
(ACKNOWLEDGE) の関係を図12の(c)のタイムチャー
トに示す。
【0085】まず、オーディオ送信部10は、時刻t21
において、所定のコマンドデータを記録部20に供給す
る。このコマンドデータの供給が終了すると、記録部2
0は、時刻t22において、供給されたコマンドデータに
基づく処理を行う。記録部20は、このコマンドに基づ
く処理を終了すると、時刻t23において、承認信号(ACK
NOWLEDGE) をオーディオ送信部10に供給する。そし
て、この承認信号(ACKNOWLEDGE) が供給されると、オー
ディオ送信部10は、時刻t24において、リセットコマ
ンドを記録部20に供給する。リセットコマンドが供給
されると、記録部20は、時刻t25において、承認信号
(ACKNOWLEDGE) の供給を停止する。なお、オーディオ送
信部10は、コマンドデータを供給しても、承認信号(A
CKNOWLEDGE) が一定時間記録部20から供給されなけれ
ば、何らかのトラブルが発生したと判断して、処理を中
断する。
【0086】オーディオ送信部10から記録部20にC
OMMANDライン2cを介して供給されるコマンドデ
ータを以下の表1に示す。
【0087】
【表1】
【0088】セットアップコマンド(SET UP)は、記録部
20を記録待機の状態、すなわち、レコーディングポー
ズの状態にするコマンドである。このセットアップコマ
ンド(SET UP)が供給されると、記録部20は、レコーデ
ィングポーズの状態になる。このセットアップコマンド
(SET UP)は、具体的に、1バイトの“01”のデータで
与えられる。
【0089】スタートコマンド(START) は、ATRAC
データの記録開始を示すコマンドである。このスタート
コマンド(START) が供給されると、記録部20は、光デ
ィスクDにATRACデータの記録を開始する。このス
タートコマンド(START) は、具体的に、1バイトの“0
2”のデータで与えられる。
【0090】ストップコマンド(Stop)は、各コマンドに
基づく記録部20の処理の終了を示すコマンドである。
このストップコマンド(Stop)が供給されると、記録部2
0は、例えば、スタートコマンド(START) に基づく記録
処理等を停止する。ストップコマンド(Stop)は、具体的
に、1バイトの“03”のデータで与えられる。
【0091】TOC0インフォメーションコマンド(TOC
0info)は、光ディスクDのU−TOCのセクタ0に記録
する情報を示すコマンドである。このU−TOC0イン
フォメーションコマンド(TOC0info)とこのコマンドに続
くトラックサイズ及びトラックモードの情報が供給され
ると、記録部20は、トラックサイズから記録したAT
RACデータのスタートアドレス、エンドアドレスを求
め、U−TOC0にTOCデータを記録する。
【0092】すなわち、本来であれば、このTOC0の
情報は、記録部20側で独自に生成し、光ディスクDに
対して記録する。ところが、例えば、複数のコンテンツ
のATRACデータがオーディオ送信部10から供給さ
れた場合に、記録部20に対しては一連のデータストリ
ームとして供給されるため、複数のコンテンツの切れ目
が判断できずTOC0のトラック情報を生成することが
できない。したがって、オーディオ送信部10から、T
OC0インフォメーションコマンド(TOC0info)として各
コンテンツに対応するデータのストリーム長を示すデー
タサイズとトラックモードを供給する。そして、記録部
20がこのTOC0インフォメーションコマンド(TOC0i
nfo)の情報に基づき、光ディスクDに記録するTOC0
の情報を生成する。
【0093】トラックナンバTOC0インフォメーショ
ンコマンド(TOC0info)は、具体的に、1バイトの“0
4”のデータで与えられる。
【0094】コマンド(TNO) は、記録するATRACデ
ータのトラック番号を指定するコマンドである。このト
ラックナンバコマンド(TNO) とこのコマンドに続くトラ
ック番号が供給されると、記録部20は、以下に続く例
えばタイトルコマンド(Title)等に応ずる処理をこのト
ラック番号に対して行う。トラックナンバコマンド(TN
O) は、具体的に、1バイトの“05”のデータで与え
られる。
【0095】リセットコマンド(ACK-RESET) は、記録部
20から供給された承認信号(ACKNOWLEDGE) をリセット
するコマンドである。このリセットコマンド(ACK-RESE
T) コマンドが供給されると、記録部20は、承認信号
(ACKNOWLEDGE) の供給を停止する。リセットコマンド(A
CK-RESET) は、具体的に、1バイトの“08”のデータ
で与えられる。
【0096】記録状況確認コマンド(ALRIGHT) は、記録
部20の記録状況を確認するコマンドである。この記録
状況確認コマンド(ALRIGHT) が供給されると、記録部2
0は、記録が正常に行われていれば、承認信号(ACKNOWL
EDGE) をオーディオ送信部10に供給する。記録状況確
認コマンド(ALRIGHT) は、具体的に、1バイトの“0
b”のデータで与えられる。
【0097】タイトルコマンド(Title) は、光ディスク
DのTOC1及びTOC4に記録するタイトル情報を与
えるコマンドである。このタイトルコマンド(Title) に
続いて、文字列情報と、キャラクタデータが供給され、
これらが供給されると記録部20は、光ディスクDのT
OC1及びTOC4に各トラックに対応するタイトル情
報を記録する。タイトルコマンド(Title) は、具体的
に、1バイトの“83”のデータで与えられる。
【0098】次に、オーディオダビングシステム1の処
理内容について、図13に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0099】オーディオダビングシステム1は、ユーザ
によりサーバ12から光ディスクDに記録する1又は複
数のコンテンツが選択され、及び、光ディスクDを記録
部20に装填する等の初期セットアップが終了すると図
13に示すステップS11からの処理を開始する。
【0100】ステップS11において、オーディオダビ
ングシステム1は、表示部14を用いてエラーチェック
を行うかどうかをユーザに質問し、ユーザがエラーチェ
ックを行うかどうかを操作入力部13を用いて入力する
とステップS12に進む。なお、このエラーチェックに
関しては、詳細を後述する。
【0101】ステップS12において、オーディオ送信
部10は、セットアップコマンド(SET UP)をCOMMA
NDライン2cを介して記録部20に供給する。記録部
20は、セットアップコマンド(SET UP)がオーディオ送
信部10から供給されると、光ディスクDへの記録状態
をレコーディングポーズ状態に設定し、承認信号(ACKNO
WLEDGE) をACKライン2dを介してオーディオ送信部
10に供給する。
【0102】ステップS13において、オーディオ送信
部10は、記録部20から承認信号(ACKNOWLEDGE) が供
給されたかどうかを判断し、承認信号(ACKNOWLEDGE) が
供給されればステップS15に進み、一方、所定時間の
間承認信号(ACKNOWLEDGE) が記録部20から供給されな
ければ、ステップS14に進む。
【0103】ステップS14において、オーディオ送信
部10は、記録部20が何らかのトラブルで光ディスク
Dへの記録ができないと判断し、エラーメッセージ等を
表示部14に表示して、処理を終了する。
【0104】ステップS15において、オーディオ送信
部10は、スタートコマンド(START)をCOMMAND
ライン2cを介して記録部20に供給する。このスター
トコマンド(START) が供給されると、記録部20は、要
求信号(Data Req)をDataReqライン2bを介し
て、オーディオ送信部10に供給する。この要求信号(D
ata Req)が供給されると、オーディオ送信部10は、所
定容量毎にATRACデータを記録部20に供給する。
そして、このATRACデータが供給されると、記録部
20は、光ディスクDの記録可能領域にデータを記録し
ていく。
【0105】なお、このとき、ユーザにより複数のトラ
ックが指定されていても、すなわち、複数のコンテンツ
が指定されても、オーディオ送信部10は、ATRAC
データを1連のストリームとして記録部20に供給す
る。また、記録部20は、光ディスクDに対しての記録
が正常に行われなかったときに、光ディスクDの状態を
記録前のディスクの状態に戻すことができるように、予
め、ディスクのTOCの情報を外部メモリ等に保存して
おく。
【0106】ステップS15でATRACデータの記録
を開始すると、ステップS16に進む。
【0107】ステップS16において、オーディオ送信
部10は、記録状況確認コマンド(ALRIGHT) をCOMM
ANDライン2cを介して供給し、記録部20の記録状
態を確認する。オーディオ送信部10は、記録部20か
ら承認信号(ACKNOWLEDGE) が供給され、記録状態が正常
であると確認すると、ステップS17に進み、このステ
ップS17において、記録が終了したかどうかを確認す
る。記録が終了していなければ、再度ステップS16に
戻り、記録が正常に行われているかどうかを確認する。
すなわち、このステップS16及びステップS17で、
一定時間毎に、記録が正常であるかどうか及び記録が終
了したかどうかを確認する。
【0108】記録部20により正常に記録が行われてい
ないと判断すると、ステップS16からステップS14
に進み、記録処理の中断処理を行う。このとき、光ディ
スクDを記録前の状態に戻すため、予め外部メモリ等に
保存しておいた先のTOC情報を光ディスクDに書き込
む処理を行う。
【0109】また、記録が終了したと判断すると、ステ
ップS17からステップS18に進む。
【0110】ステップS18において、オーディオ送信
部10は、ストップコマンド(Stop)をCOMMANDラ
イン2cを介して記録部20に供給する。このストップ
コマンド(Stop)が供給されると、記録部20は、ATR
ACデータの記録処理を終了する。ステップS18でス
トップコマンド(Stop)を供給すると、ステップS19に
進む。
【0111】ステップS19において、オーディオ送信
部10は、トラックナンバコマンド(TNO) とともに、T
OC0インフォメーションコマンド(TOC0info)及びトラ
ックサイズ情報と、タイトルコマンド(Title) 及びタイ
トルの文字数,キャラクタデータ等の必要なTOC情報
を供給する。
【0112】記録部20は、このようなTOC情報がオ
ーディオ送信部10から供給されると、この供給された
TOC情報に基づき光ディスクDのU−TOC0からU
−TOC4にデータを記録する。なお、このとき、各ト
ラックのスタートアドレスとエンドアドレスは、TOC
0インフォメーションコマンド(TOC0info)に続いて供給
されるトラックサイズの情報に基づいて生成される。す
なわち、ATRACデータが1つのデータストリームと
して供給されることから、このデータストリームを、各
トラック毎にデータサイズで分割して、TOC情報を生
成する。
【0113】ステップS19で必要なTOC情報を供給
するとステップS20に進む。
【0114】ステップS20において、オーディオ送信
部10は、先のステップS11でユーザがエラーチェッ
クを行うと設定したかどうかを判断する。ユーザがエラ
ーチェックを行う設定した場合はステップS21に進
み、エラーチェックを行うと設定していない場合はステ
ップS23に進む。
【0115】ステップS21において、オーディオ送信
部10は、COMMANDライン2cを介して、記録部
20にエラーチェックコマンドを供給する。エラーチェ
ックコマンドが供給されると、記録部20は、記録した
ATRACデータを読み出して、記録されたデータにエ
ラーがないかどうかを検査する。
【0116】記録部20によるエラーチェックが開始さ
れると、ステップS22において、オーディオ送信部1
0は、エラーチェックが終了するまで待機し、エラーチ
ェックが終了すると、ステップS23に進む。
【0117】ステップS23において、オーディオ送信
部10は、記録結果を表示部14に表示する。例えば、
エラーチェックの結果、記録したデータにエラーが生じ
ていれば、例えばエラーメッセージ等を表示する。な
お、エラーチェックの結果、記録したデータにエラーが
生じていれば、外部メモリ等に保存してある記録前のT
OC情報を光ディスクDに記録する。
【0118】ステップS23で記録結果を表示すると、
オーディオダビングシステム1は、処理を終了する。
【0119】以上のように、オーディオダビングシステ
ム1は、ステップS11からステップS23の処理を行
うことにより、光ディスクDに確実にATRACデータ
を記録することができる。
【0120】なお、以上のステップS11からステップ
S23の処理においては、ATRACデータをすべて記
録した後に、必要なTOC情報を記録部20に供給する
処理を説明したが、オーディオダビングシステム1で
は、このような処理に限らず、オーディオ送信部10が
記録部20に対してATRACデータを供給する前に、
TOC情報を供給することもできる。
【0121】すなわち、ステップS19の処理をセット
アップが完了した後であってスタートコマンド(START)
を供給する前に、つまり、ステップS13とステップS
15の処理の間に行う。なお、記録部20は、TOC情
報を記録するのは、ATRACデータを光ディスクDに
記録した後となるため、先に供給されたTOC情報を外
部メモリ等に保存させておく必要がある。このように、
ATRACデータを記録する前に外部メモリ等にTOC
情報を予め保持しておくことで記録を行う曲名を表示部
に表示できる。
【0122】また、オーディオダビングシステム1で
は、オーディオ送信部10が記録部20に対してATR
ACデータを供給している最中に、並行してTOC情報
を供給することもできる。
【0123】すなわち、ATRACデータと各コマンド
を供給するデータラインは、ATRACライン2aとC
OMMANDライン2cとで別となっているため、ステ
ップS16及び17の処理と、ステップS19の処理と
を並行して行うことができ、このため、データの伝送時
間を短くすることができる。なお、この場合も同様に記
録部20は、TOC情報を外部メモリ等に保存させてお
き、ATRACデータを全て記録した後に、TOC情報
を光ディスクDに記録する必要がある。
【0124】また、以上のステップS11からステップ
S23の処理においては、複数のコンテンツに対応する
ATRACデータを、1つのデータストリームとして取
り扱って、TOC情報を生成するために必要な情報をオ
ーディオ送信部10から別途記録部20に供給する処理
を説明したが、オーディオダビングシステム1では、こ
のような処理に限らず、複数のコンテンツがユーザに指
定された場合、1つのコンテンツに対応するATRAC
データを光ディスクDに記録し、この後に記録したAT
RACデータのTOCを生成して記録し、そして、さら
に次のコンテンツに対応するATRACデータを記録す
るといった処理もできる。
【0125】すなわち、ステップS15からステップS
19までの処理を、1つのコンテンツ毎に繰り返すルー
プを形成することにより、このような処理を行うことが
できる。
【0126】次に、具体的に、2曲分の音楽コンテンツ
を光ディスクDに記録する場合について、タイミングチ
ャート等を用いて以下に説明する。
【0127】サーバ12には、図14の(a)に示すよ
うに、タイトルが“ByeBye”,トラックモード(t
rmd)が“a6”,トラックサイズが“0002.00.
00”の第1のコンテンツと、タイトルが“Hell
o”,トラックモード(trmd)が“a6”,トラックサイ
ズが“0010.2f.0a”の第2のコンテンツと、
タイトルが“Morning”,トラックモード(trmd)
が“86”,トラックサイズが“0020.1e.0
0”の第3のコンテンツと等の複数のコンテンツが格納
されている。
【0128】記録媒体となる光ディスクDには、図14
の(b)に示すように、タイトルが“Emotio
n”,トラックモード(trmd)が“e6”,トラックサイ
ズが“0011.05.02”の第1のトラックと、タ
イトルが“Dream”,トラックモード(trmd)が“e
6”,トラックサイズが“0022.1f.0a”の第
2のトラックとの2曲分のトラックが記録されている。
【0129】図14の(a)に◎を付して示すサーバ1
2に格納してある第2のコンテンツ(タイトルが“He
llo”のATRACデータ)及び第3のコンテンツ
(タイトルが“Morning”のATRACデータ)
を、光ディスクDに記録する場合は、以下の図15から
図18に示すように処理がされる。
【0130】図15は、ATRACデータを送信する際
のオーディオ送信部10と記録部20間のコマンドデー
タのタイミングチャートである。
【0131】まず、記録部20は、時刻t31において、
セットアップコマンド(SET UP)を記録部20に供給す
る。セットアップコマンド(SET UP)が供給されると、記
録部20は、レコーディングポーズ状態にして時刻t32
において承認信号(ACKNOWLEDGE)をオーディオ送信部1
0に供給する。承認信号(ACKNOWLEDGE) が供給される
と、オーディオ送信部10は、リセットコマンド(ACK-R
ESET) を記録部20に供給してこの承認信号(ACKNOWLED
GE) をリセットする。
【0132】オーディオ送信部10は、時刻t33におい
て、スタートコマンド(START) を記録部20に供給す
る。このスタートコマンド(START) の供給は、上述した
ステップS15の処理に対応する。スタートコマンド(S
TART) が供給されると、記録部20は、記録動作を開始
するとともに、承認信号(ACKNOWLEDGE) と、要求信号(D
ata Req)をオーディオ送信部10に供給する。
【0133】オーディオ送信部10は、要求信号(Data
Req)に基づいて、時刻t34において、記録部20に対し
て所定容量分のATRACデータ、すなわち、サーバ1
2に格納してある第2のコンテンツ(タイトルが“He
llo”のATRACデータ)及び第3のコンテンツ
(タイトルが“Morning”のATRACデータ)
の供給の開始をする。そして、オーディオ送信部10
は、所定容量毎にATRACデータを供給するため、時
刻t35,t36,t37,t38において記録部20から供給
される要求信号(Data Req)に基づき、順次ATRACデ
ータを記録部20に供給する。
【0134】また、オーディオ送信部10は、一定時間
毎に記録状況確認コマンド(ALRIGHT) を供給して、記録
部20の記録状態が正常であるかどうかを調べる。この
記録状況確認コマンド(ALRIGHT) を供給して記録状態が
正常であるかどうかは、上述したステップS16の処理
に対応する。
【0135】そして、オーディオ送信部10は、全ての
ATRACデータを記録部20に供給したと判断する
と、時刻t39において、ストップコマンド(Stop)を記録
部20に供給する。このストップコマンド(Stop)を供給
する処理は、上述した、ステップS18の処理に対応す
る。ストップコマンド(Stop)が供給され、供給された全
てのATRACデータを光ディスクDに記録を終える
と、記録部20は、時刻t40において、記録処理を終了
するとともに、承認信号(ACKNOWLEDGE) をオーディオ送
信部10に供給する。
【0136】図16は、上述したステップS19におい
て、オーディオ送信部10から記録部20に対し供給さ
れるTOC0インフォメーションコマンド(TOC0info)の
タイムチャートである。なお、図16の(a)は、オー
ディオ送信部10から記録部20に供給するデータのタ
イムチャートを示し、図16の(b)は、各時刻におけ
る光ディスクDのU−TOC0の記録状態を示してい
る。
【0137】ここで、新たにダビングされる曲は、先に
記録されている第1及び第2トラックの次の第3トラッ
クとしてU−TOCに仮に登録されているものとする。
【0138】まず、光ディスクDのU−TOC0には、
何らTOC0インフォメーションコマンド(TOC0info)が
供給されていない時刻t51においては、先に記録してあ
る第1と第2のトラック(タイトルが“Emotio
n”と“Dream”のトラック)のスタートアドレ
ス,エンドアドレスやトラックモードが記録してある。
また、光ディスクDのU−TOC0には、仮に第3のト
ラックとして記録された圧縮オーディオデータのスター
トアドレス,エンドアドレスやトラックモードが記録し
てある。ここで、仮に第3のトラックとして記録された
圧縮オーディオデータとしているのは、オーディオ送信
部10から例えば2曲分のトラックのオーディオデータ
が伝送されたとしても、伝送される際には1のデータス
トリームで伝送される。そして、記録部20では、この
データストリームを1のトラックとして取扱いオーディ
オデータを記録しているからである。すなわち、記録部
20は、この1のトラックとして取り扱われたオーディ
オデータを、以後の処理でTOC情報を生成し分割する
のである。
【0139】オーディオ送信部10は、時刻t52におい
て、第1のコンテンツのトラックモードと、トラックサ
イズを供給する。すなわち、オーディオ送信部10は、
TOC0インフォメーションコマンド(TOC0info)ととも
に、タイトルが“Hello”のATRACデータのコ
ンテンツ番号と、このコンテンツのトラックモードと、
このコンテンツのトラックサイズを供給する。
【0140】第1のコンテンツのトラックモードとトラ
ックサイズが供給されると、記録部20は、供給された
情報に基づき、U−TOC0の情報を生成し、光ディス
クDに記録する処理を行う。したがって、時刻t53にお
いては、光ディスクDのU−TOC0には、第1のコン
テンツに対応したトラックモード及びスタートアドレス
及びエンドアドレスが記録される。
【0141】続いてオーディオ送信部10は、時刻t53
において、第2のコンテンツのトラックモードと、トラ
ックサイズを供給する。すなわち、オーディオ送信部1
0は、TOC0インフォメーションコマンド(TOC0info)
とともに、タイトルが“Morning”のATRAC
データのコンテンツ番号と、このコンテンツのトラック
モードと、このコンテンツのトラックサイズを供給す
る。
【0142】第2のコンテンツのトラックモードとトラ
ックサイズが供給されると、記録部20は、供給された
情報に基づき、U−TOC0の情報を生成し、光ディス
クDに記録する処理を行う。したがって、時刻t54にお
いては、光ディスクDのU−TOC0には、第2のコン
テンツに対応したトラックモード及びスタートアドレス
及びエンドアドレスが記録される。
【0143】そして、オーディオ送信部10は、時刻t
55において、ストップコマンド(Stop)を供給する。スト
ップコマンド(Stop)が供給されると、記録部20は、先
に供給されたTOC0インフォメーションコマンド(TOC
0info)に応じた処理が終了したものと判断し、第2のコ
ンテンツに対応したエンドアドレス以降にデータはない
ものとして、余り分を削除する処理を行う。
【0144】したがって、時刻t56においては、光ディ
スクDには、既に記録してあった第1と第2のトラック
のU−TOC0のデータとともに仮に第3のトラックと
して記録していたデータを、タイトルが“Hello”
と“Morning”のトラックとしてU−TOC0に
記録できる。
【0145】図17及び図18は、上述したステップS
19において、オーディオ送信部10から記録部20に
対し供給されるタイトル情報等のタイムチャートであ
る。なお、図17の(a)及び図18の(a)は、オー
ディオ送信部10から記録部20に供給するデータのタ
イムチャートを示し、図17(b)及び図18(b)
は、各時刻における光ディスクDのU−TOC1及び4
の記録状態を示している。
【0146】まず、図17に示すように、光ディスクD
のU−TOC1及びU−TOC4には、何らタイトルコ
マンド(Title) が供給されていない時刻t61において
は、先に記録してある第1と第2のトラックのタイトル
のみが記録してある。
【0147】オーディオ送信部10は、時刻t62におい
て、第1のコンテンツのタイトルを供給する。すなわ
ち、オーディオ送信部10は、タイトルコマンド(Titl
e) とともに、ATRACデータのコンテンツ番号と、
供給する文字数と、このコンテンツのタイトル“Hel
lo”の文字データを供給する。
【0148】第1のコンテンツのタイトルが供給される
と、記録部20は、供給された情報に基づき、U−TO
C1及びU−TOC4の情報を生成し、光ディスクDに
記録する処理を行う。
【0149】なお、タイトルの文字数が規定より多い場
合は、処理を複数回に分けて行う。すなわち、1回に4
文字分のデータしか供給できないときは、時刻t63にお
いて示すように、まず、“Hell”の4文字を供給
し、続いて時刻t64において、“o”を供給する。
【0150】したがって、時刻t65において、光ディス
クDのU−TOC1及びU−TOC4には、第1のコン
テンツに対応したタイトルが記録される。
【0151】続いてオーディオ送信部10は、図18に
示す時刻t66において、第2のコンテンツのタイトルを
供給する。すなわち、オーディオ送信部10は、タイト
ルコマンド(Title) とともに、ATRACデータのコン
テンツ番号と、供給する文字数と、このコンテンツのタ
イトル“Morning”の文字データを供給する。第
2のコンテンツのタイトルが供給されると、記録部20
は、供給された情報に基づき、U−TOC1及びU−T
OC4の情報を生成し、光ディスクDに記録する処理を
行う。
【0152】したがって、時刻t65において、光ディス
クDのU−TOC1には、第2のコンテンツに対応した
タイトルが記録される。
【0153】そして、オーディオ送信部10は、記録部
20が全てのタイトルの記録処理を終了すると、時刻t
68ストップコマンド(Stop)を供給して処理を終了する。
【0154】このような処理を行うことにより、オーデ
ィオダビングシステム1では、光ディスクDに対してT
OC情報を記録することができる。すなわち、光ディス
クDには、図19に示すように、既に記録してあるタイ
トルが“Emotion”の第1のトラック及びタイト
ルが“Dream”の第2のトラックとともに、サーバ
12から記録したタイトルが“Hello”の第3のト
ラック及びタイトルが“Morning”の第4のトラ
ックのTOC情報とATRACデータを記録することが
できる。
【0155】以上のように、オーディオダビングシステ
ム1では、オーディオデータ送信部10がATRACデ
ータとともに各トラックのトラックサイズを伝送し、記
録部20がこのトラックサイズに基づき、光ディスクD
に記録したデータストリームを分割して各トラックのス
タートアドレスとエンドアドレスとを光ディスクDのU
−TOCに記録する。このことにより、オーディオダビ
ングシステム1では、ユーザにより選択されたトラック
を効率的に光ディスクDに記録することができる。ま
た、記録部20が、伝送されたデータストリームに応じ
てATRACデータを1のトラックとして記録し、この
1のトラックのデータストリームを分割するかたちで各
トラックのスタートアドレスとエンドアドレスを光ディ
スクDに記録することにより、光ディスクDの利用効率
を高めることができる。
【0156】次に、以上に説明した実施の形態のオーデ
ィオダビングシステム1を変形した本発明の第2の実施
の形態のオーディオダビングシステムについて図面を参
照しながら説明する。なお、この第2の実施の形態のオ
ーディオダビングシステムを説明するにあたり上述した
オーディオダビングシステム1と同一の構成要素につい
ては図面中に同一の符号を付け、詳細な説明を省略す
る。
【0157】図20は、第2の実施の形態のオーディオ
ダビングシステム40を説明するためのブロック構成図
である。
【0158】このオーディオダビングシステム40は、
先に説明したオーディオダビングシステム1と同様に、
オーディオ送信部10aのサーバ12にATRACデー
タを予め格納しておき、このサーバ12に格納してある
オーディオデータの中からユーザが所望のATRACデ
ータを選択し、記録媒体に記録するものである。
【0159】オーディオダビングシステム40は、メイ
ンコントローラ11,サーバ12,操作入力部13,表
示部14,プリペイドカードリーダ15等を有するオー
ディオ送信部10aと、記録部20aとを備える。
【0160】プリペイドカードリーダ15は、提供する
コンテンツの料金を徴収する装置であり、例えば、この
オーディオダビングシステム40が店頭等に設置されて
いるときは、ユーザがこのプリペイドカードリーダ15
に所定のプリペイドカード等を挿入し、料金の支払をす
る。なお、オーディオダビングシステム40のコンテン
ツの料金の徴収方法は、プリペイドカードによるものに
限らず、各種カードや現金等を用いてもよい。プリペイ
ドカードリーダ15は、挿入されたプリペードカードの
残金を検出して、この残金情報をメインコントローラ1
1に供給する。メインコントローラ11は、この残金情
報に基づき、提供するコンテンツの料金を引いた金額の
情報をさらにプリペイドカードリーダ15に供給する。
プリペイドカードリーダ15は、この情報に基づいてプ
リペイドカードの料金を更新する。なお、プリペイドカ
ードではなく、現金等で料金の支払がされれば、残金を
ユーザに支払う。
【0161】記録部20aは、光ディスクDの例えば誤
記録防止爪と呼ばれるプロテクトスイッチの状態の検出
を行う。このプロテクトスイッチは、ユーザによる誤記
録を防止するために設けられているもので、このプロテ
クトスイッチが記録不可の状態にセットされているとき
は、記録部20aは、オーディオデータの記録ができな
い。記録部20aは、光ディスクDのプロテクトスイッ
チが記録不可の状態にセットされているときは、プロテ
クトスイッチ検出情報をオーディオ送信部10aのメイ
ンコントローラ11に供給する。
【0162】また、記録部20aは、光ディスクDのP
TOC情報及びUTOC情報を検出する。記録部20a
は、PTOC情報として、ディスクDの種別、例えば、
記録再生が可能な光磁気ディスクであるか、或いは、再
生専用の光磁気ディスクであるかどうかを検出する。ま
た、記録部20aは、UTOC情報として、この光ディ
スクDの空き容量を検出する。記録部20aは、これら
の情報をオーディオ送信部10aのメインコントローラ
11に供給する。
【0163】メインコントローラ11は、供給されるプ
ロテクトスイッチ情報、PTOC/UTOC情報及び課
金情報の組み合わせに基づいて、サーバから伝送されて
くるオーディオデータを光ディスクDに正常に記録でき
るか否かを、オーディオ送信部10a側からのオーディ
データが伝送される前にに判断し、正常に行えると判断
された場合はオーディオ送信部10aからのATRAC
データの伝送を許可する。以下、図21に示すフローチ
ャートを用いてエラー判断の手順について説明する。
【0164】オーディオダビングシステム40のメイン
コントローラ11は、ユーザにより光ディスクDの挿入
がされると、ATRACデータの記録の開始の前に、以
下のステップS31からの処理を行う。
【0165】ステップS31において、メインコントロ
ーラ11は、記録部20aからのプロテクトスイッチ検
出情報を取得する。続いてステップS32において、こ
のプロテクトスイッチ検出情報に基づき、光ディスクD
が記録禁止状態となっているかどうかを判断する。記録
禁止状態になっているときは、ステップS33に進み、
このステップS33において、エラーメッセージを表示
する。また、記録禁止状態になっていなければ、ステッ
プS34に進む。
【0166】ステップS34において、メインコントロ
ーラ11は、記録部20aから供給される光ディスクD
のPTOC情報及びUTOC情報を取得する。続いて、
ステップS35において、PTOC情報が正常に読み出
せるかどうかを判断する。メインコントローラ11は、
PTOC情報が読み出せなければ、この光ディスクDに
はデータの記録ができないので、ステップS33に進み
エラーメッセージを表示する。また、PTOC情報が読
み出せれば、ステップS36に進む。
【0167】ステップS36において、メインコントロ
ーラ11は、PTOC情報に基づき、挿入された光ディ
スクDが記録可能なディスクであるかどうかを判断す
る。記録ができないディスクである場合は、ステップS
33に進みエラーメッセージを表示する。記録可能なデ
ィスクである場合は、ステップS37に進む。
【0168】ステップS37において、メインコントロ
ーラ11は、UTOC情報が正常に読み出せるかどうか
を判断する。UTOC情報が正常に読み出せる場合は、
ステップS41に進む。UTOC情報が正常に読み出せ
ない場合は、ステップS38に進み、このステップS3
8で、ユーザに光ディスクDの初期化を行うかどうかの
メッセージを表示する。すなわち、UTOC情報が読み
出せない場合であっても、光ディスクDを初期化するこ
とによって、UTOCが正常となる可能性があるからで
ある。メインコントローラ11は、ユーザからの初期化
要求があると、ステップS39において、光ディスクD
を初期化しステップS40に進む。また、メインコント
ローラ11は、ユーザからの初期化要求がなければステ
ップS33に進み、エラーメッセージを表示する。
【0169】ステップS40において、メインコントロ
ーラ11は、この初期化が成功したかどうかを判断し、
初期化が成功すればステップS41に進み、初期化が成
功しなければ、ステップS33に進み、エラーメッセー
ジを表示する。
【0170】ステップS41において、メインコントロ
ーラ11は、ユーザに光ディスクDに記録するATRA
Cデータを選択させる。すなわち、表示部14にサーバ
12に格納しているコンテンツの内容を表示させ、この
表示に基づき、ユーザが操作入力部13によりコンテン
ツの指定を行う。ユーザが記録するオーディオデータを
選択し終えるとステップS42に進む。
【0171】ステップS42において、メインコントロ
ーラ11は、UTOC情報に基づいて、選択されたAT
RACデータの容量の合計と、光ディスクDの空き容量
との比較をする。選択されたATRACデータの容量の
合計が光ディスクDの空き容量より少ない場合は、ステ
ップS44に進む。また、選択されたATRACデータ
の容量の合計が光ディスクDの空き容量より多いとき
は、ステップS43に進む。
【0172】ステップS43において、メインコントロ
ーラ11は、複数選択されたATRACデータの内何れ
かを記録しないかどうか、又は、既に光ディスクDに記
録されているATRACデータの何れかを消去するかど
うかをユーザに判断させる。ユーザが複数選択されたA
TRACデータの内何れかを記録しないと判断した場合
は、ステップS42において、その記録をしないと判断
したATRACデータを除いたATRACデータの合計
を光ディスクDの空き容量と比較する。また、ユーザが
既に光ディスクDに記録されているATRACデータの
何れかを消去すると判断した場合は、ステップS42に
おいて、選択したATRACデータの合計と、消去する
ATRACデータを含めた光ディスクDの空き容量とを
比較する。
【0173】また、このステップS43で、ユーザが、
記録するATRACデータの内何れかを消去しない、及
び、既に光ディスクDに記録されているATRACデー
タの何れかを消去しないと判断する場合は、メインコン
トローラ11は、ステップS33に進み、エラーメッセ
ージを表示する。
【0174】ステップS44において、メインコントロ
ーラ11は、プリペイドカードリーダ15からの残金情
報に基づき、選択されたコンテンツの合計金額と残金と
を比較する。残金が選択されたコンテンツの合計金額以
上ある場合は、ステップS46に進む。
【0175】また、残金が選択されたコンテンツの合計
金額よりも少ない場合は、ステップS45において、メ
インコントローラ11は、残金不足の表示をし、複数選
択されたコンテンツの内何れかを記録しないかどうか、
又はお金等を追加するかどうかをユーザに判断させる。
ユーザが複数選択された内何れかを記録しないと判断し
た場合は、ステップS44において、その記録をしない
と判断したコンテンツを除いたコンテンツの合計金額を
残金と比較する。また、ユーザがお金等を追加すると判
断した場合は、ステップS44において、選択されたコ
ンテンツの合計金額を残金と比較する。また、このステ
ップS45で ユーザが複数選択されたコンテンツの内
何れかを記録しない、又はお金等を追加する、という判
断をしなかった場合は、ステップS33に進み、エラー
メッセージを表示する。
【0176】ステップS46において、メインコントロ
ーラ11は、最終確認の表示を行う。ユーザがこの最終
確認の表示に基づき、再度選択のやり直しを希望する場
合は、ステップS41に進み、ユーザが確定入力をした
場合は、ステップS47に進む。
【0177】ステップS47において、選択されたAT
RACデータの配信を許可する許可信号をサーバ12に
転送することにより、サーバ12から転送されてくるA
TRACデータの光ディスクDへの記録が開始される。
以降の記録処理に関しては、上述したオーディオダビン
グシステム1と同様である。
【0178】なお、このステップS46において、メイ
ンコントローラ11は、ステップS43で既に光ディス
クDに記録されているATRACデータの何れかを消去
するとユーザが判断した場合は、サーバ12から光ディ
スクDにATRACデータを記録するとともに、既に光
ディスクDに記録されているATRACデータを消去す
る。
【0179】そして、以上のステップS47での記録処
理又はステップS33でのエラーメッセージの表示処理
が終了すると、ステップS48において、光ディスクD
を排出して、処理を終了する。
【0180】以上のように、メインコントローラ11
は、ステップS31からステップS48の処理を行うこ
とにより、ATRACデータの記録を確実に行うことが
できる。
【0181】なお、ステップS33でのエラーメッセー
ジの表示処理では、エラー内容に応じて表示内容を変更
してもよい。例えば、光ディスクDのプロトテクトスイ
ッチが記録禁止状態となっていれば『ディスクが記録禁
止状態になっています。』というメッセージを表示した
り、また、PTOC情報が読み出せなければ『ディスク
が壊れている可能性があります。』というメッセージを
表示したり、さらに、再生専用の光ディスクDが挿入さ
れていれば『このディスクは再生専用です。』というメ
ッセージを表示したりしてもよい。
【0182】以上のように、オーディオダビングシステ
ム40では、光ディスクDへの記録処理を行う前に、正
しく記録が行えるかどうかを表示することができ、確実
にオーディオデータの記録をすることができる。また、
オーディオダビングシステム40では、表示部14によ
りエラーメッセージに基づく表示を行うため、ユーザが
そのエラーの内容に応じた対応をすることができる。
【0183】なお、本実施の形態においては、オーディ
オデータを光磁気ディスクに記録する場合について説明
したが、本発明は、オーディオデータに限らず、例えば
ビデオデータを記録するものであってもよい。また、光
磁気ディスクに限らず、他の記録媒体であってもよい。
【0184】また、図1及び図20において、サーバ1
2はオーディオ送信部10の内部に設けられている形式
で記載されているが、遠隔地にある情報センタにサーバ
12を設けてISDNやアナログ電話回線等を用いて接
続し、図1のオーディオ送信部10からサーバ12を分
離したブロックと記録部20を一体化してもよい。さら
に、図20の場合、通信用インターフェース44を介し
て供給される画像等のアーティストに関する情報を上記
遠隔地に配されているサーバ12から供給するようにし
てもよい。
【0185】
【発明の効果】本発明に係る送受信システムでは、送信
装置から送信されてくる圧縮されたデータを記録する記
録媒体の記録禁止情報を検出手段により検出し、その検
出結果に基づきユーザに記録禁止を知らせるためのエラ
ーメッセージを表示手段に表示するので、記録媒体に記
録処理を行う前に、正しく記録が行えるかどうかを表示
することができ、ユーザがそのエラーの内容に応じた対
応をすることができる。そして、上記検出手段の検出結
果に基づき上記記録媒体が正常であるときに、上記送信
装置にリクエスト情報を送信するので、確実にデータの
記録媒体に記録をすることができる。
【0186】また、本発明に係るデータ送受信方法で
は、記録媒体の記録禁止情報の検出結果に基づき、ユー
ザに記録禁止を知らせるためのエラーメッセージを表示
するので、記録媒体に記録処理を行う前に、正しく記録
が行えるかどうかを表示することができ、ユーザがその
エラーの内容に応じた対応をすることができる。そし
て、上記記検出結果に基づき上記記録媒体が正常であれ
ばサーバにリクエスト情報を送信し、上記サーバから送
信されてくる圧縮されたデータを受信して、記録媒体に
記録するので、確実にデータの記録媒体に記録をするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したオーディオダビングシステム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】上記オーディオダビングシステムで用いる光磁
気ディスク上のデータ構造を示す図である。
【図3】上記光磁気ディスクのフォーマットを説明する
図である。
【図4】上記光磁気ディスクのフォーマットを説明する
図である。
【図5】上記光磁気ディスクのフォーマットを説明する
図である。
【図6】上記光磁気ディスクのフォーマットを説明する
図である。
【図7】上記光磁気ディスクのフォーマットを説明する
図である。
【図8】上記光磁気ディスクのフォーマットを説明する
図である。
【図9】上記光磁気ディスクのフォーマットを説明する
図である。
【図10】上記光磁気ディスクのフォーマットを説明す
る図である。
【図11】上記オーディオダビングシステムにおける記
録部の構成を詳細に示したブロック構成図である。
【図12】上記オーディオダビングシステムのオーディ
オ送信部と記録部との間のインターフェースを説明する
図である。
【図13】上記オーディオダビングシステムの処理内容
を説明するフローチャートである。
【図14】上記オーディオダビングシステムのサーバ
と、光磁気ディスクに記録されている内容を示す図であ
る。
【図15】上記オーディオダビングシステムにおいてA
TRACデータを送信する際のオーディオ送信部と記録
部と間のコマンドデータのタイムチャートである。
【図16】上記ATRACデータを送信する際のオーデ
ィオ送信部と記録部と間のコマンドデータのタイムチャ
ートである。
【図17】上記ATRACデータを送信する際のオーデ
ィオ送信部と記録部と間のコマンドデータのタイムチャ
ートである。
【図18】上記ATRACデータを送信する際のオーデ
ィオ送信部と記録部と間のコマンドデータのタイムチャ
ートである。
【図19】光磁気ディスクに記録されている内容を示す
図である。
【図20】本発明を適用した他の実施の形態であるオー
ディオダビングシステムのブロック構成図である。
【図21】上記オーディオダビングシステムのシステム
コントローラの処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,40 オーディオダビングシステム、2 接続ケー
ブル、10,10aオーディオ送信部、11 メインコ
ントローラ、12 サーバ、13 操作入力部、14
表示部、15 プリペイドカードリーダ、20,20a
記録部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧縮されたデータを格納する格納
    手段と、ユーザによって選択された圧縮されたデータを
    送信する送信手段とを有する送信装置と、 上記送信装置から送信されてくる圧縮されたデータを受
    信する受信手段と、記録媒体に上記圧縮されたデータを
    記録する記録手段と、上記記録媒体の記録禁止情報を検
    出する検出手段と、上記検出手段の検出結果に基づきユ
    ーザに記録禁止を知らせるためのエラーメッセージを表
    示する表示手段と、上記検出手段の検出結果に基づき上
    記記録媒体が正常であるときに、上記送信装置にリクエ
    スト情報を送信する送信手段とを有する受信装置とから
    なる送受信システム。
  2. 【請求項2】 上記検出手段は、上記送信装置から送信
    されてくる上記圧縮されたデータの容量と上記記録媒体
    の記録可能領域の容量を比較する比較手段からなること
    を特徴とする請求項1記載のの送受信システム。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は、上記記録媒体の消去防
    止情報を検出することを特徴とする請求項1記載の送受
    信システム。
  4. 【請求項4】 上記検出手段は、上記記録媒体が再生専
    用媒体又は記録可能媒体のどちらであるかを検出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の送受信システム。
  5. 【請求項5】 上記記録媒体はプログラム領域と管理領
    域を有し、 上記検出手段は、上記管理領域から再生される管理情報
    に基づき上記記録媒体が正常な媒体又は異常な媒体のど
    ちらであるかを検出することを特徴とする請求項1記載
    の送受信システム。
  6. 【請求項6】 ユーザによる預入金の残り検出するため
    の残金検出手段と、 上記残金検出手段の検出結果に基づいて残金不足を知ら
    せるためのエラーメッセージを表示する表示手段とをさ
    らに備えることを特徴とする請求項1記載の送受信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 記録媒体の記録禁止情報を検出するステ
    ップと、 その検出結果に基づきユーザに記録禁止を知らせるため
    のエラーメッセージを表示するステップと、 上記検出結果に基づき上記記録媒体が正常であればサー
    バにリクエスト情報を送信するステップと、 上記サーバから送信されてくる圧縮されたデータを受信
    して、記録媒体に記録するステップとからなるデータ送
    受信方法。
  8. 【請求項8】 上記サーバから送信されてくる上記圧縮
    されたデータの容量と上記記録媒体の記録可能領域の容
    量を比較するステップをさらに有することを特徴とする
    請求項7記載のデータ送受信方法。
  9. 【請求項9】 上記検出ステップでは、上記記録媒体の
    消去防止情報を検出することを特徴とする請求項7記載
    のデータ送受信方法。
  10. 【請求項10】 上記検出ステップでは、上記記録媒体
    が再生専用媒体又は記録可能媒体のどちらであるかを検
    出することを特徴とする請求項7記載のデータ送受信方
    法。
  11. 【請求項11】 上記記録媒体はプログラム領域と管理
    領域を有し、 上記検出ステップでは、上記管理領域から再生される管
    理情報に基づき上記記録媒体が正常な媒体又は異常な媒
    体のどちらであるかを検出することを特徴とする請求項
    7記載のデータ送受信方法。
  12. 【請求項12】 ユーザによる預入金の残り検出するス
    テップと、 上記残金検出の結果に基づいて残金不足を知らせるため
    のエラーメッセージを表示するステップとをさらに備え
    ることを特徴とする請求項7記載のデータ送受信方法。
JP14638198A 1997-06-20 1998-05-27 送受信システム及びデータ送受信方法 Pending JPH11213546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14638198A JPH11213546A (ja) 1997-06-20 1998-05-27 送受信システム及びデータ送受信方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16472397 1997-06-20
JP9-317435 1997-11-18
JP31743597 1997-11-18
JP9-164723 1997-11-18
JP14638198A JPH11213546A (ja) 1997-06-20 1998-05-27 送受信システム及びデータ送受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11213546A true JPH11213546A (ja) 1999-08-06

Family

ID=27319172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14638198A Pending JPH11213546A (ja) 1997-06-20 1998-05-27 送受信システム及びデータ送受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11213546A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002021267A1 (fr) * 2000-09-04 2002-03-14 Yozan Inc. Dispositif de stockage d'informations et systeme de distribution de donnees
JP2006287376A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Seiko Instruments Inc コンテンツの配信および取得方法
JP2011258238A (ja) * 2011-09-14 2011-12-22 Seiko Instruments Inc 受信装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002021267A1 (fr) * 2000-09-04 2002-03-14 Yozan Inc. Dispositif de stockage d'informations et systeme de distribution de donnees
JP2006287376A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Seiko Instruments Inc コンテンツの配信および取得方法
JP2011258238A (ja) * 2011-09-14 2011-12-22 Seiko Instruments Inc 受信装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6011761A (en) Downloading compressed audio data from a server and detecting recording inhibiting information
US6567847B1 (en) Data transmitting and receiving system
US6993567B1 (en) Recording/reproducing apparatus, data reproducing method, and data recording/reproducing method
KR100570741B1 (ko) 분산시스템, 분산방법, 수신장치 및 수신방법
US6529290B2 (en) Dubbing apparatus
JP3508168B2 (ja) 再生装置
JP3353382B2 (ja) 記録又は再生装置、及びメモリ制御装置
WO1994029867A1 (fr) Procede de gestion d'un support d'enregistrement
US6097557A (en) Method and apparatus for recording compressed audio data on recording medium and method for transferring compressed audio data
JPH11312175A (ja) 情報配信システム及び方法
JP2002216419A (ja) ダビング装置
JP3446308B2 (ja) データ記録装置
US6151286A (en) Method and apparatus for recording compressed audio data on recording medium and method for transferring compressed audio data
JPH11213546A (ja) 送受信システム及びデータ送受信方法
KR100509706B1 (ko) 송신방법 및 송신시스템
JPH11213639A (ja) 配信システム、配信方法、受信装置及び受信方法
JP2001357452A (ja) 自動販売機
JP3669350B2 (ja) 記録再生装置及び検索回路
JP3362897B2 (ja) 再生装置
CN101055745B (zh) 用于在记录介质上记录压缩音频数据的方法和装置
JP3605824B2 (ja) 記録管理方法、記録領域設定方法、およびデータ記録方法
JP2008097816A (ja) 情報処理装置及びプリントデータ生成方法
JP2003178516A (ja) 記録又は再生装置、及び記録又は再生方法
JP2001006329A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060710

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060808

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02