JPH11211847A - 文字板の模様等が変化する時計 - Google Patents
文字板の模様等が変化する時計Info
- Publication number
- JPH11211847A JPH11211847A JP32276398A JP32276398A JPH11211847A JP H11211847 A JPH11211847 A JP H11211847A JP 32276398 A JP32276398 A JP 32276398A JP 32276398 A JP32276398 A JP 32276398A JP H11211847 A JPH11211847 A JP H11211847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dial
- pattern
- timepiece
- translucent material
- hand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は文字板の模様を変化させる審美声を
有する時計とすることを目的とする。 【解決手段】 図柄等を有する上部および下部文字板を
回転可能に重ねて設け、かつ少なくとも上部文字板が透
光性素材であることを特徴とする文字板の回転によって
異なる模様を作出する時計。
有する時計とすることを目的とする。 【解決手段】 図柄等を有する上部および下部文字板を
回転可能に重ねて設け、かつ少なくとも上部文字板が透
光性素材であることを特徴とする文字板の回転によって
異なる模様を作出する時計。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計の文字板とし
て、図柄や模様の入った文字板の2枚以上を回転可能に
重ね、該文字板を回転することにより異なった模様を作
り出すことができる図形等が変化する文字板を有する時
計に関する。
て、図柄や模様の入った文字板の2枚以上を回転可能に
重ね、該文字板を回転することにより異なった模様を作
り出すことができる図形等が変化する文字板を有する時
計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、時計はその形や文字板の数字、模
様により様々な特徴をもたせてきた。なかでも文字板に
図柄や絵を描いたものは多いが、それらは固定されたも
のであるため、すぐに飽きてしまうことが多く、特に腕
時計などはいくつも買い重ねる傾向にある。
様により様々な特徴をもたせてきた。なかでも文字板に
図柄や絵を描いたものは多いが、それらは固定されたも
のであるため、すぐに飽きてしまうことが多く、特に腕
時計などはいくつも買い重ねる傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は、従
来の時計のそれらの欠点を改良するため種々検討を重ね
た結果、本発明を完成するに至った。
来の時計のそれらの欠点を改良するため種々検討を重ね
た結果、本発明を完成するに至った。
【0004】
【発明を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
柄、模様等を有する上部および下部文字板を回転可能に
重ねて設け、かつ少なくともその1枚が透光性素材であ
ることを特徴とする文字板の回転によって異なった模様
を作出する時計である。
柄、模様等を有する上部および下部文字板を回転可能に
重ねて設け、かつ少なくともその1枚が透光性素材であ
ることを特徴とする文字板の回転によって異なった模様
を作出する時計である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面を参照しながら
説明するが、本発明は、以下の説明のみに限定されるも
のではない。図1は文字板1表面に正六角形の模様2を
施したときの文字板であり、円形の中心部には時針およ
び分針を設ける真(軸)が貫通する穴3が設けられてい
る。この文字板1は上部文字板と下部文字板に大別され
る。上部文字板は透光性素材であることが必須である
が、下部文字板は透光性素材でも不透光素材のいずれも
が使用できる。また上部文字板は1枚あるいは2枚以上
設けることができる。
説明するが、本発明は、以下の説明のみに限定されるも
のではない。図1は文字板1表面に正六角形の模様2を
施したときの文字板であり、円形の中心部には時針およ
び分針を設ける真(軸)が貫通する穴3が設けられてい
る。この文字板1は上部文字板と下部文字板に大別され
る。上部文字板は透光性素材であることが必須である
が、下部文字板は透光性素材でも不透光素材のいずれも
が使用できる。また上部文字板は1枚あるいは2枚以上
設けることができる。
【0006】図2はアルミニウム板上に正六角形の亀甲
模様を施した下部文字板と透明なプラスチック素材に下
部文字板と同一の亀甲模様を組合わせた上部文字板を用
いた場合の腕時計の模式図である。
模様を施した下部文字板と透明なプラスチック素材に下
部文字板と同一の亀甲模様を組合わせた上部文字板を用
いた場合の腕時計の模式図である。
【0007】次に5軸の伝達装置を有する携帯時計の場
合について説明する。4番軸が1分間に1回転し、秒針
をその軸につける。地板の中央部にある2番軸は分身軸
で1時間に1回転し、分針と時針とをその軸につけてい
る。そして時針は別系の歯車輪列「日の裏装置」で分針
の1/60の速度で回転するようになっている。
合について説明する。4番軸が1分間に1回転し、秒針
をその軸につける。地板の中央部にある2番軸は分身軸
で1時間に1回転し、分針と時針とをその軸につけてい
る。そして時針は別系の歯車輪列「日の裏装置」で分針
の1/60の速度で回転するようになっている。
【0008】本発明の時計は、例えば下部文字板を通常
の文字板と同様に固定させ、上部文字板を分針あるいは
時針と同調するように軸に設けることによって時間の経
過とともに上部文字板が回転し、図3ないし図5(いず
れも分針、時針は図示していない)のように種々の模様
に変化する。
の文字板と同様に固定させ、上部文字板を分針あるいは
時針と同調するように軸に設けることによって時間の経
過とともに上部文字板が回転し、図3ないし図5(いず
れも分針、時針は図示していない)のように種々の模様
に変化する。
【0009】また他の態称として分身と時針の両方に文
字板を同調するように設けることによって文字板が3枚
重なることになり、さらに複雑な模様の変化が得られ
る。また本発明の時計の文字板は、秒針、分針、時針と
同軸に設けて同調させてもよいが、まったく別の伝達装
置によって回転させてもよい。
字板を同調するように設けることによって文字板が3枚
重なることになり、さらに複雑な模様の変化が得られ
る。また本発明の時計の文字板は、秒針、分針、時針と
同軸に設けて同調させてもよいが、まったく別の伝達装
置によって回転させてもよい。
【0010】たとえばベゼル付の時計などの場合、ベゼ
ルと文字板を一体にし、ベゼルの回転により文字板の柄
も回転するようにしてもよい。このように針の動きだけ
でなく、任意の図柄や模様に可動可能な文字板としても
よい。
ルと文字板を一体にし、ベゼルの回転により文字板の柄
も回転するようにしてもよい。このように針の動きだけ
でなく、任意の図柄や模様に可動可能な文字板としても
よい。
【0011】図柄、模様等を有する上部および下部文字
板は、両者同一の図柄、模様等の他各々異なった図柄、
模様であってもよい。また同一の図柄、模様等であって
も互いに図柄等の位置をずらした状態で設けても異なる
模様等が描かれ審美的である。
板は、両者同一の図柄、模様等の他各々異なった図柄、
模様であってもよい。また同一の図柄、模様等であって
も互いに図柄等の位置をずらした状態で設けても異なる
模様等が描かれ審美的である。
【0012】本発明における上部文字板の形状は、時計
の形状と同一でなくとも差し支えない。例えば円形の時
計の場合でも上部文字板は三角形、四角形、五角形、六
角形楕円形等種々の形状のものが使用できる。
の形状と同一でなくとも差し支えない。例えば円形の時
計の場合でも上部文字板は三角形、四角形、五角形、六
角形楕円形等種々の形状のものが使用できる。
【0013】本発明の図2に示す時計は上部文字板が回
転することによって図3、図4、図5のように刻々と文
字板の図柄を変えることができ、時刻の変化に多様な図
形を見ることができる。通常の時計のように、時刻を示
す数字やマークは外形または表面等に設け、それらによ
り時刻を認識するのみならず、文字板が表わす図形の形
象により時刻を知ることも可能となる。
転することによって図3、図4、図5のように刻々と文
字板の図柄を変えることができ、時刻の変化に多様な図
形を見ることができる。通常の時計のように、時刻を示
す数字やマークは外形または表面等に設け、それらによ
り時刻を認識するのみならず、文字板が表わす図形の形
象により時刻を知ることも可能となる。
【0014】またこれらの文字板は、上部文字板と下部
文字板の間に空間を設けることによって、重なる角度に
より微妙に影を作りだし、さらに高次元の図形を表現す
ることも可能である。
文字板の間に空間を設けることによって、重なる角度に
より微妙に影を作りだし、さらに高次元の図形を表現す
ることも可能である。
【0015】また、たとえば2枚重ねた場合、どちらも
回転させることも可能である。その場合、一方を分毎
に、もう一方を1時間毎に動かすなど、動きの速さを変
えることでさらに様々な模様をつくりだし、楽しむこと
ができる。このように、それぞれの文字板の動きを1
秒、1分、1時間、1日、1ヶ月ごと等、さまざまに変
化させたり、また季節ごとに変えて図柄、模様等を楽し
むこともできる。
回転させることも可能である。その場合、一方を分毎
に、もう一方を1時間毎に動かすなど、動きの速さを変
えることでさらに様々な模様をつくりだし、楽しむこと
ができる。このように、それぞれの文字板の動きを1
秒、1分、1時間、1日、1ヶ月ごと等、さまざまに変
化させたり、また季節ごとに変えて図柄、模様等を楽し
むこともできる。
【0016】文字板を3枚以上重ねた場合、文字板が見
難くならないよう図の大きさや柄を変えたり、文字板の
回転速度をそれぞれ変えることも可能で、より高次元で
無数の図柄を生み出すことができる。さらに蛍光塗料等
を使用したり、上部文字板と下部文字板の色彩が異なる
ことにより、さらに広がりのある形象をつくることもで
きる。
難くならないよう図の大きさや柄を変えたり、文字板の
回転速度をそれぞれ変えることも可能で、より高次元で
無数の図柄を生み出すことができる。さらに蛍光塗料等
を使用したり、上部文字板と下部文字板の色彩が異なる
ことにより、さらに広がりのある形象をつくることもで
きる。
【0017】他の態称として、上部文字盤を遊星歯車機
構や偏心回転機構を用いて回転させ、変則的な回転を加
えることにより、より様々な図柄を創出可能となる。図
6に示すのはその一例である。
構や偏心回転機構を用いて回転させ、変則的な回転を加
えることにより、より様々な図柄を創出可能となる。図
6に示すのはその一例である。
【0018】また、時間によって図柄の変化が得られる
ため、たとえば下部文字盤を時針として、上部文字盤を
分針として動かすことにより、図柄で時間を知ることも
できる。あるいは図7に一例を示すように各文字盤に印
をつけることで、針によって図柄を遮ることない、新し
い形の時計を創出することも可能となる。
ため、たとえば下部文字盤を時針として、上部文字盤を
分針として動かすことにより、図柄で時間を知ることも
できる。あるいは図7に一例を示すように各文字盤に印
をつけることで、針によって図柄を遮ることない、新し
い形の時計を創出することも可能となる。
【0019】これらの時計は、子供達が時刻を学ぶとき
にも、時間が単に数字の変化で表わされるだけではな
く、高次元な変化を見ることで時間の広がりを感じるこ
とができるようになる等、教育効果も図ることができ
る。
にも、時間が単に数字の変化で表わされるだけではな
く、高次元な変化を見ることで時間の広がりを感じるこ
とができるようになる等、教育効果も図ることができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明の時計は、文字板の回転によって
文字板上の模様が種々に変化するため審美性に富んだ時
計となる。
文字板上の模様が種々に変化するため審美性に富んだ時
計となる。
【図1】本発明の亀甲模様を描いた文字板の平面図。
【図2】本発明の文字板を用いた時計の平面図。
【図3】本発明の時計の平面図。
【図4】本発明の時計の平面図。
【図5】本発明の時計の平面図。
【図6】本発明の時計の平面図。
【図7】本発明の時計の平面図。
1. 文字板 2. 模様 3. 穴
Claims (4)
- 【請求項1】 同一図柄、模様等を有する上部および下
部文字板を回転可能に重ねて設け、かつ少なくとも上部
文字板が透光性素材であることを特徴とする文字板の回
転によって異なる模様を作り出す時計。 - 【請求項2】 上部文字板が複数板の文字板から構成さ
れる請求項1記載の時計。 - 【請求項3】 上部文字板が多角形、あるいは楕円形で
ある請求項1または2のいずれか1項記載の時計。 - 【請求項4】 各文字板を時刻の変化により回転させる
ことで、針による表示を必要としない請求項1乃至3記
載の時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32276398A JPH11211847A (ja) | 1997-10-13 | 1998-10-09 | 文字板の模様等が変化する時計 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31415697A JPH11118948A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 文字板の模様等が変化する時計 |
JP9-314156 | 1997-10-13 | ||
JP32276398A JPH11211847A (ja) | 1997-10-13 | 1998-10-09 | 文字板の模様等が変化する時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11211847A true JPH11211847A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=26567836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32276398A Pending JPH11211847A (ja) | 1997-10-13 | 1998-10-09 | 文字板の模様等が変化する時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11211847A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007084026A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Nippon Solid Co Ltd | はちの巣状の自動車用フロントグリル・パネル |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP32276398A patent/JPH11211847A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007084026A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Nippon Solid Co Ltd | はちの巣状の自動車用フロントグリル・パネル |
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