JPH11207526A - 微小構造体の製造方法 - Google Patents

微小構造体の製造方法

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JPH11207526A
JPH11207526A JP1853698A JP1853698A JPH11207526A JP H11207526 A JPH11207526 A JP H11207526A JP 1853698 A JP1853698 A JP 1853698A JP 1853698 A JP1853698 A JP 1853698A JP H11207526 A JPH11207526 A JP H11207526A
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JP
Japan
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electrode
workpiece
discharge machining
electric discharge
microstructure
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Application number
JP1853698A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Nehashi
紀之 根橋
Kimihiro Wakabayashi
公宏 若林
Yoshio Suzuki
良雄 鈴木
Masanari Nagata
真生 永田
Maki Yamada
真樹 山田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電加工によって10μm以下の寸法の穴や
溝などの三次元形状で構成される、形状精度が高い微小
構造体を製造する方法を提供する。 【解決手段】 放電加工電極2を超低消耗の状態で放電
させることによって金属材料5を微細加工して母型1を
形成する(101)。次に、形成した母型1に電鋳処理
を施して電鋳部3を形成する(102)。更に、電鋳部
3と母型1の接合品から母型1をエッチング液4によっ
て選択エッチングで溶解して除去し(103)、電鋳部
3だけを残して微小構造体として得る(104)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電加工を用いて
微細で精密な微小構造体を製造する方法に関し、特に、
放電加工によって形成された形状精度の高い金型から微
細形状の微小構造体を製造する微小構造体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、インクジェットプリンタ
の印字ヘッドなどの高精度が要求される部品の作成にお
いては、一層の微細化、軽量化、コストダウンが求めら
れるようになってきており、これらの部品をプラスチッ
ク射出成形で生産する低コスト化への動きが主流となっ
ている。この高精度部品の射出成形を実現するために
は、転写の母体となる金型を目的の形状に微細精密加工
する方法が必要となり、このような方法の一つとして従
来より放電加工が一般的に知られている。
【0003】この放電加工は、切削加工や研削加工に比
べ、0.1mm程度の寸法を持った複雑形状の構造体で
も比較的容易に作成できる。このため、従来から比較的
小さい部品をプラスチック射出成形で生産する場合に、
転写の母体となる金型を目的の形状に加工する方法とし
て放電加工が使用されていた。
【0004】また、放電加工には、型彫り方式と、ワイ
ヤカット方式とがあるが、ワイヤカット方式では底付き
の形状ができないなど形成できる構造体の形状に制約が
生じる。また、微細構造体用にワイヤの径を小さくする
と、すぐに断線してしまうため、微細構造体の加工形成
においては、特殊な形状以外は型彫り方式を用いてき
た。
【0005】型彫り方式による放電加工によって微細構
造体を製造する場合には、あらかじめ作成しようとする
形状を反転させた微細な電極を作成し、これを工具とし
て使用していた。この電極による加工の際には、電極消
耗が生じるため電極形状が崩れ、高精度な加工が困難で
あった。
【0006】これに対して近年の微小構造体の製造方法
によれば、円柱や角柱といった単純形状の電極を用い
て、電極をNC装置で所定の軌跡を走査させて目的形状
の製品を得る電極走査方式が採用されるようになってき
た。この従来の微小構造体の製造方法によれば、必要な
面積に関係なく単純で微細な電極を用いることができる
ため、前述のような作成しようとする形状を反転させた
電極の作成工程は不要となる。また、電極消耗を積極的
に利用することによって電極の端面形状を再形成して所
定の形状に維持でき、再形成による電極位置を予め予想
して、電極を消耗方向に対して余分に送り込むように位
置決めできるので、加工精度を向上することができる。
この電極の端面形状を再形成することにより、特に、電
極の底面のエッジ部を維持することにより、高精度での
三次元の構造体の製造を実施している。
【0007】一方、電極の消耗を抑制することに対して
は、電流波形制御や加工液や電極材料の改善などいろい
ろなことが考えられている。例えば、特開平8−243
842号公報においては、放電パルス幅を大きくし、放
電電流のピーク値を小さくすることによって電極の消耗
を抑制している。
【0008】また、特開昭63−180414号公報に
おいては、加工中断後に再び加工を再開する際に、始動
電流値を低くしておいて徐々にこの値を上げるようにし
て、始動時のピーク電流による過大加工を防止し、これ
によって電極の消耗を抑制している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電極を
消耗させてその形状を維持するような従来の微小構造体
の製造方法によれば、電極の再形成及び形状維持は容易
であるが、放電状態によって変化する電極消耗率によっ
て電極の位置決めを調整する必要があるため、高精度を
維持しようとすると加工時のNC制御が極めて難しくな
るという問題があった。
【0010】更に、電極を消耗しながら金型などを加工
する場合は、基本的に電極の底面による加工になるの
で、電極の径よりも小さなV字の溝を加工することがで
きず、また、溝の側面形状が複雑で、特に底部が開口部
よりも広がった溝の加工には単純電極の走査では対応で
きないため、微細度が高く、高い形状精度が求められる
微小構造体を製造することが困難であるという問題があ
った。
【0011】また、微小構造体を製造するのに使用され
る微細放電加工では、1回当たりの放電エネルギを非常
に小さくする必要があり、このため放電発生にはRC放
電回路によるものが一般的である。特開平8−2438
42号公報及び特開昭63−180414号公報を例に
とって示したような電極の消耗を抑制する従来の方法は
トランジスタ制御の放電発生回路に対するものであるの
で、RC放電回路には適用できない。したがって、この
RC放電回路の放電波形は、抵抗、静電容量、電圧とい
ったRC放電回路の構成要素で決定されるため、放電電
流の波形を任意に制御することが困難であるという問題
があった。特に、これらの従来の微小構造体の製造方法
において、直径が10μm以下の微細電極を使用して金
属ワークを加工した場合、この微細電極は加工条件を適
正にしても一般に10%〜30%程度の消耗率で消耗
し、10μm以下の寸法で穴や溝などの三次元形状を加
工する微小構造体の放電加工では、使用する微細電極の
消耗を無くして高精度の加工を行なうことは困難である
という問題があった。
【0012】従って、本発明の目的は、放電加工によっ
て10μm以下の寸法の穴や溝などの三次元形状で構成
される、形状精度が高い微小構造体を製造する微小構造
体の製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上に述べた
目的を実現するため、電極と被加工物の間に所定の放電
エネルギを与えて被加工物を放電加工することにより微
小構造体を製造する微小構造体の製造方法において、電
極及び被加工物の材質、及び電極の外径に応じて所定の
放電エネルギを制御することによって電極の消耗率を超
低消耗の消耗率に設定して被加工物を放電加工すること
を特徴とする微小構造体の製造方法を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の微小構造体の製造方
法を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の微小構造体の製造工程を
示したものである。図1において、放電加工電極2を用
いて放電加工によって金属材料5を微細加工して母型1
を形成する(101)。即ち、放電加工電極2が、回転
機構(図示せず)により回転Cを行いながら、移動機構
(図示せず)によって送りA及び送りBの任意の方向に
送られ、また、RC放電回路(図示せず)が、放電加工
電極2と金属材料5に接続され、放電加工電極2と金属
材料5が相対する部分で放電を発生させて、放電加工の
原理により金属材料5から母型1を加工している。ここ
で、放電加工電極2に回転Cを与えるのは、回転により
加工屑の排出や放電の分散を促し、放電加工が安定して
進行するようにするためである。また、回転Cを行なう
場合には、放電加工電極2は、回転軸に対称な形状でよ
いが、四角穴を縦に加工する場合などでは、電極を回転
させないで加工する。
【0016】このようにして放電加工電極2の側面形状
が金属材料5へ転写され母型1が形成される。ここで、
母型1の形状は、製造される微小構造体の形状を反転し
た形状になるように加工される。
【0017】次に、形成した母型1に電鋳処理を施して
電鋳部3を形成する(102)。ここで、電鋳として
は、例えば、Ni(ニッケル)系の電鋳が望ましく、ま
た、電鋳部3へのストレスが非常に少なく、かつ電鋳部
3の変形が無い電鋳方法としては、スルファミン酸ニッ
ケル浴によるものが望ましい。
【0018】次に、電鋳部3と母型1の接合品から母型
1をエッチング液4によって選択エッチングで溶解して
除去し(103)、電鋳部3だけを残して微小構造体と
して得ることができる(104)。
【0019】また、母型1の融点が電鋳部3の融点より
も低い場合には、母型1と電鋳部3の両者の融点の間の
温度に、母型1と電鋳部3の接合品を置くことによって
母型1のみを溶融させて電鋳部3を取り出すこともでき
る。
【0020】図2は、金属材料5及び放電加工電極2に
接続され、放電エネルギを与えるRC放電回路を示す。
このRC放電回路20は、電圧70〜100Vの直流電
源21と、抵抗値1kΩの抵抗22と、容量10〜10
00pFのコンデンサ23とを備える。また、RC放電
回路20に接続される陰極側の放電加工電極2と陽極側
の金属材料5の距離は、約1μmまで近接するように移
動機構(図示せず)によって制御される。ここで、放電
加工電極2及び金属材料5に供給される放電エネルギ
は、コンデンサ23内に一旦蓄えられ、放電加工電極2
と金属材料5の間が近接し絶縁が破壊されることによっ
て、放電加工電極2と金属材料5の間で放出される。放
電エネルギの充放電はRC回路の発振により1〜100
kHz程度のサイクルで発生する。ここで、放電エネル
ギは、コンデンサ23の容量Cと直流電源21の電圧V
によって定まる(1/2)・CV2により制御すること
ができる。
【0021】図3は、放電加工電極2をワイヤ放電研削
(WEDG)装置により精密整形することを示し、図3
(a)はその上面を示し、図3(b)はその側面を示
す。図3(a)及び(b)において、ワイヤ放電研削
(WEDG)装置は、電極2を放電研削するための電極
ワイヤ34と、電極ワイヤ34を所定の位置に導くワイ
ヤガイド35と、放電加工電極2に当接されたブラシ3
9と、リード38を介してワイヤガイド35及びブラシ
39に接続される放電加工電源36とを有する。
【0022】図3(a)において、ワイヤ放電研削装置
の電極ワイヤ34はワイヤガイド35の回りに送りEで
走行しており、ワイヤガイド35の周囲には電極ワイヤ
34の半分程度の断面を保持できる半月断面の溝35a
が刻まれている。ワイヤガイド35は、送り機構(図示
せず)による送りDによって、放電加工電極2との距離
を調整することができる。
【0023】図3(b)は、放電加工電源36との接続
を示す。放電加工電源36と電極ワイヤ34はリード3
8によりワイヤガイド35を介して導通され、放電加工
電源36と放電加工電極2とはリード38によりブラシ
39を介して接続される。放電加工電源36を始動さ
せ、電極ワイヤ34と放電加工電極2との距離を適当に
制御することで放電37が発生し放電加工の原理により
放電加工電極2の整形が行われる。ここで放電加工電極
2を送りAで垂直方向に制御し放電ワイヤ34を送りD
で水平方向に制御することで、任意の軸対称の形状の放
電加工電極2を作成できる。整形される放電加工電極2
は、直径が10μm以下にまで小さくすることができ、
この場合放電加工電源36は、RC放電回路を有する。
このRC放電回路は、電圧70Vでコンデンサ容量10
0pFであり、最終仕上げには電圧50Vでコンデンサ
は浮遊容量のみで、かつ切り込み1μm以内で仕上げる
のが適当である。この時の極性は電極ワイヤ34側を陰
極にする。
【0024】このようにして整形された放電加工電極2
を用いて、図1に示したように、放電加工で母型1を加
工する。母型1を放電加工する場合の、放電加工電極2
の動きは、NC装置で位置決めできるが、側面の形状は
電極自体の形状が転写される為、複雑な移動が不要にな
ることで、三次元形状を高精度に加工することができ
る。このときの加工条件としては、放電加工電極2の材
料にタングステンを用い、母型1の金属材料5に黄銅を
用いるとよい。こうすることで、電極消耗率を超低消耗
の消耗率(0.2%以下)に放電加工を行うことがで
き、形状精度の高い加工ができる。
【0025】図4は、放電加工電極2の径の違いにおけ
る、放電加工エネルギに対する電極消耗率の関係を示
す。ここで、電極径がそれぞれ5μm、7μm、13μ
mの放電加工電極2を比較した。放電加工電極2の径が
小さくなるにつれて、放電エネルギの電極消耗率への影
響度が強くなるが、放電加工電極2の径に応じて放電エ
ネルギを制御することにより、電極消耗率0.2%以下
の超低消耗の状態で金属材料5を加工することができ
る。例えば、電極径が5μmの放電加工電極2の場合、
放電エネルギを約30nJにすれば、放電加工電極2の
消耗率を約0.1%にすることができる。
【0026】尚、母型1の形状に応じては、電極消耗条
件と無消耗条件とを使い分けることもできる。即ち、本
発明においては、電極消耗率を約0.1%程度にして母
型1を形成できるが、母型1の形状に対して角部にシャ
ープさが求められる部分に関しては、電極を消耗させる
条件へ切り替えて放電加工電極2を再形成するようにす
る。こうすることで、放電加工電極2は大きく消耗する
半面、放電加工電極2のエッジが安定して得られる効果
があるために、放電加工電極2の消耗長さを適切に補正
することで、母型1に精度の良い角部を形成することが
可能である。ここで、本発明では、電極消耗率が約0.
1%程度にしているため、この様な有消耗による放電加
工電極2の再形成の回数を従来に比べて大幅に少なくす
ることができる。
【0027】図5(a)は、放電加工電極2の形状の一
形態を示し、図5(b)は、図5(a)に示した放電加
工電極2によって形成される溝を示す。放電加工電極2
を、先端方向に向かって径が途中よりも大きくなるよう
な逆テーパ51をもった形状として、この放電加工電極
2で母型1の金属材料5の側面から加工することによっ
て、母型1に開口部Fよりも内部が広くなった溝52を
形成することができるようになる。
【0028】図6(a)は、放電加工電極2の形状の他
の形態を示し、図6(b)は、図6(a)に示した放電
加工電極2によって形成される溝を示す。放電加工電極
2に途中に径の細くなったくびれ部61を形成し、母型
1の金属材料5の側面から加工することにより、内部の
途中が狭くなった溝62を母型1に形成することができ
る。
【0029】この図5及び図6に示された母型1の形状
は、電鋳することによって、反転された形状の微小構造
体へ展開することができる。
【0030】以上のような本発明の微小構造体の製造方
法によれば、従来のように電極消耗を補正しながら微細
放電加工する手段に比べて、電極消耗による精度低下を
起こさずに、高精度の微小構造体が製造できるようにな
る。また母型を電鋳処理した後に母型部分を除去するの
で、高精度に微細加工できる母型の材料が限定されてい
ても、製造される微小構造体を別の金属へ転換すること
ができる。また三次元形状や底辺部が溝上部より広くな
る、凸字形の精密で微細な溝を有する微小構造体でも容
易に加工することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による微小
構造体の製造方法によれば、電極消耗がほとんど無い超
低消耗の状態で微細放電加工によって微小構造体を製造
するか、あるいは母型を作成し、この母型を電鋳して転
写したものを取り出して微小構造体を得ることとしたの
で、従来の放電加工法では成し得なかった微細で高精度
の形状を持つ微小構造体を得ることができ、特に、惻面
が複雑な形状を有する溝や突起でも容易に加工すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による微小構造体の製造方法を示す概略
図である。
【図2】金属材料と放電加工電極に放電エネルギを与え
るRC放電回路を示す図である。
【図3】放電加工電極を形成する装置を示す概略図であ
る。
【図4】放電エネルギと電極消耗率の関係を示す図であ
る。
【図5】放電加工電極とそれによって形成される溝を示
す図である。
【図6】放電加工電極とそれによって形成される溝を示
す図である。
【符号の説明】
1 母型 2 放電加工電極 3 電鋳部 4 エッチング液 5 金属材料 20 RC放電回路 21 直流電源 22 抵抗 23 コンデンサ 34 電極ワイヤ 35 ワイヤガイド 36 放電加工電源 37 放電 38 リード 51 逆テーパ 52、62 溝 61 くびれ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 真生 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 山田 真樹 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい富士ゼロックス株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極と被加工物の間に所定の放電エネルギ
    を与えて前記被加工物を放電加工することにより微小構
    造体を製造する微小構造体の製造方法において、 前記電極及び前記被加工物の材質、及び前記電極の外径
    に応じて前記所定の放電エネルギを制御することによっ
    て前記電極の消耗率を所定の超低消耗の消耗率に設定し
    て前記被加工物を放電加工することを特徴とする微小構
    造体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記被加工物を放電加工する段階は、前記
    電極をタングステンもしくはその合金によって外径を1
    0μm以下として準備する段階と、前記被加工物を黄銅
    によって準備する段階と、前記電極の消耗率を前記超低
    消耗の消耗率として0.2%以下に設定する段階を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の微小構造体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記電極を準備する段階は、タングステン
    もしくはその合金の電極材料をワイヤ放電研削によって
    微細整形する段階を含むことを特徴とする請求項2記載
    の微小構造体の製造方法。
  4. 【請求項4】前記ワイヤ放電研削によって微細整形する
    段階は、前記電極の形状を先端方向に向かって径が途中
    よりも大きくなるような形状とする段階を含み、前記被
    加工物を放電加工する段階は、前記被加工物の側面から
    前記電極を挿入して、前記被加工物に開口部よりも内部
    が広い溝を形成する段階を含むことを特徴とする請求項
    3記載の微小構造体の製造方法。
  5. 【請求項5】前記被加工物を放電加工する段階は、前記
    被加工物から所定の形状を有する母型を形成する段階
    と、前記母型に電鋳を施して前記母型と一体になった電
    鋳部分を形成する段階と、前記一体形成された前記母型
    と前記電鋳部分から前記母型のみを選択的に除去し、前
    記電鋳部分を取り出す段階とを含むことを特徴とする請
    求項1乃至4に記載の微小構造体の製造方法。
  6. 【請求項6】前記電極と前記被加工物の間に前記所定の
    放電エネルギを与える段階は、RC放電回路のコンデン
    サを直流電源によって充放電させる段階を含むことを特
    徴とする請求項1乃至5記載の微小構造体の製造方法。
  7. 【請求項7】前記母型を形成する段階は、前記電極の移
    動をNC装置で位置決めする段階を含むことを特徴とす
    る請求項5に記載の微小構造体の製造方法。
JP1853698A 1998-01-30 1998-01-30 微小構造体の製造方法 Pending JPH11207526A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9533365B2 (en) 2012-10-31 2017-01-03 Mitsubishi Electric Corporation Electric discharge machining apparatus
US9855616B2 (en) 2014-03-27 2018-01-02 Mitsubishi Electric Corporation Control device for wire electric discharge machine and control method for wire electric discharge machine

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