JPH11203456A - 画像作成装置、画像作成方法、および記録媒体 - Google Patents

画像作成装置、画像作成方法、および記録媒体

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JPH11203456A
JPH11203456A JP10015131A JP1513198A JPH11203456A JP H11203456 A JPH11203456 A JP H11203456A JP 10015131 A JP10015131 A JP 10015131A JP 1513198 A JP1513198 A JP 1513198A JP H11203456 A JPH11203456 A JP H11203456A
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JP
Japan
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image
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parameter
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output
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Application number
JP10015131A
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English (en)
Inventor
Hirohide Ushida
牛田  博英
Masahito Kawade
雅人 川出
Tsutomu Ishida
勉 石田
Yoshiro Tasaka
吉朗 田坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP10015131A priority Critical patent/JPH11203456A/ja
Publication of JPH11203456A publication Critical patent/JPH11203456A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコード入力、個人情報並びに環境情報を
反映させた似顔絵等の画像を生成するようにして、娯楽
性やゲーム性としての面白味を持たせた画像作成装置、
画像作成方法および記録媒体を提供する。 【解決手段】 部品画像記憶部107内に表情カテゴリ
別に顔部品画像を保持するようにして、第1パラメータ
生成手段により、固有情報および環境情報に基づいてカ
テゴリを推論し、コード情報および固有情報に基づいて
部品画像を特定するための部品パラメータと該部品画像
の出力画像における配置を特定するための配置パラメー
タとを生成し、部品合成部108により、部品パラメー
タに基づき部品画像記憶部107内で推論されたカテゴ
リに含まれる部品画像から使用する部品画像を選択し、
該部品画像を配置パラメータに基づき配置して出力画像
を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像作成装置、画
像作成方法および該画像作成方法を実行させるためのプ
ログラムを記録した記録媒体に係り、特に、任意のバー
コード入力、名前、血液型および誕生日等の個人情報、
並びに、温度、湿度等の環境情報を入力した場合に、こ
れらバーコード入力、個人情報並びに環境情報を反映さ
せた似顔絵等の画像を生成するようにして、娯楽性やゲ
ーム性としての面白味を持たせた画像作成装置、画像作
成方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力画像の特徴量に所定の生
成ルールを適用して出力画像を生成する画像作成装置と
して、例えば似顔絵作成装置がある。この似顔絵作成装
置は、入力された顔画像(写真等)から似顔絵に利用す
る特徴量を計測し、該計測した特徴量に応じてファジイ
推論ルール等を適用して、予め登録されている似顔絵用
の顔部品画像を選択、配置して似顔絵画像を得るもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記似
顔絵作成装置にあっては、入力された顔画像(写真等)
をなぞった忠実な似顔絵を作成し得るが、ゲーム性とし
ての面白味に欠けるという事情があった。
【0004】一方で、商品のパッケージ等に印刷されて
いるバーコードを入力して、その入力されたバーコード
を数値化し、該数値を当該ビデオゲーム機における戦士
の攻撃力や防御力等の能力を示す数値として使用して、
複数の戦士同士を対戦させるビデオゲーム機(例えば、
実用新案登録第2534921号:実開平6−3393
号)が提案されている。
【0005】したがって、上記似顔絵作成装置にゲーム
性としての面白味を持たせるための一手法として、バー
コード入力によって能力を変化させることが考えられる
が、この手法では、能力は数値として表現されるにとど
まり、入力されるバーコードの値に対応した画像を生成
するまでには至れないという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、その目的とするところは、任意の
バーコード入力、名前、血液型および誕生日等の個人情
報、並びに、温度、湿度等の環境情報を入力した場合
に、これらバーコード入力、個人情報並びに環境情報を
反映させた似顔絵等の画像を生成するようにして、娯楽
性やゲーム性としての面白味を持たせた画像作成装置、
画像作成方法および記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本出願の請求項1に記載の発明は、バーコードまた
は文字を光学的に読み取ってコード情報を入力する情報
入力手段と、出力画像に使用する部品画像を保持する部
品画像記憶手段と、前記コード情報に基づいて前記部品
画像を特定するための部品パラメータと該部品画像の出
力画像における配置を特定するための配置パラメータと
を生成する第1パラメータ生成手段と、前記部品パラメ
ータに基づいて前記部品画像記憶手段内の部品画像から
使用する部品画像を選択し、該部品画像を前記配置パラ
メータに基づいて配置して出力画像を生成する出力画像
生成手段とを具備することを特徴とする画像作成装置に
ある。
【0008】また、本出願の請求項2に記載の発明は、
使用者または出力画像に固有の情報を入力する固有情報
入力手段を具備し、前記第1パラメータ生成手段は、前
記コード情報およびまたは前記固有情報に基づいて前記
部品画像を特定するための部品パラメータと該部品画像
の出力画像における配置を特定するための配置パラメー
タとを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像
作成装置にある。
【0009】また、本出願の請求項3に記載の発明は、
当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得
する環境情報取得手段を具備し、前記第1パラメータ生
成手段は、前記コード情報およびまたは前記環境情報に
基づいて前記部品画像を特定するための部品パラメータ
と該部品画像の出力画像における配置を特定するための
配置パラメータとを生成することを特徴とする請求項1
に記載の画像作成装置にある。
【0010】また、本出願の請求項4に記載の発明は、
使用者または出力すべき画像に固有の情報を入力する固
有情報入力手段と、当該画像作成装置の周囲の環境に関
わる環境情報を取得する環境情報取得手段とを具備し、
前記部品画像記憶手段は、所定のカテゴリ別に部品画像
を保持し、前記第1パラメータ生成手段は、前記固有情
報およびまたは前記環境情報に基づいて前記カテゴリを
推論し、前記コード情報、前記固有情報およびまたは前
記環境情報に基づいて前記部品画像を特定するための部
品パラメータと該部品画像の出力画像における配置を特
定するための配置パラメータとを生成し、前記出力画像
生成手段は、前記部品パラメータに基づいて前記部品画
像記憶手段内の前記推論されたカテゴリに含まれる部品
画像から使用する部品画像を選択し、該部品画像を前記
配置パラメータに基づいて配置して出力画像を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像作成装置にあ
る。
【0011】また、本出願の請求項5に記載の発明は、
使用者または出力すべき画像に固有の情報を入力する固
有情報入力手段と、当該画像作成装置の周囲の環境に関
わる環境情報を取得する環境情報取得手段と、入力され
た画像の特徴量を計測する特徴量計測手段と、出力画像
に使用する部品画像を所定のカテゴリ別に保持する部品
画像記憶手段と、前記固有情報およびまたは前記環境情
報に基づいて前記カテゴリを推論し、前記特徴量、前記
固有情報およびまたは前記環境情報に基づいて前記部品
画像を特定するための部品パラメータと該部品画像の出
力画像における配置を特定するための配置パラメータと
を生成する第2パラメータ生成手段と、前記部品パラメ
ータに基づいて前記部品画像記憶手段内の前記推論され
たカテゴリに含まれる部品画像から使用する部品画像を
選択し、該部品画像を前記配置パラメータに基づいて配
置して出力画像を生成する出力画像生成手段とを具備す
ることを特徴とする画像作成装置にある。
【0012】また、本出願の請求項6に記載の発明は、
バーコードまたは文字を光学的に読み取ってコード情報
を入力する情報入力ステップと、出力画像に使用する部
品画像を保持する部品画像記憶ステップと、前記コード
情報に基づいて前記部品画像を特定するための部品パラ
メータと該部品画像の出力画像における配置を特定する
ための配置パラメータとを生成する第1パラメータ生成
ステップと、前記部品パラメータに基づいて保持されて
いる部品画像から使用する部品画像を選択し、該部品画
像を前記配置パラメータに基づいて配置して出力画像を
生成する出力画像生成ステップとを具備することを特徴
とする画像作成方法。
【0013】また、本出願の請求項7に記載の発明は、
使用者または出力画像に固有の情報を入力する固有情報
入力ステップを具備し、前記第1パラメータ生成ステッ
プは、前記コード情報およびまたは前記固有情報に基づ
いて前記部品画像を特定するための部品パラメータと該
部品画像の出力画像における配置を特定するための配置
パラメータとを生成することを特徴とする請求項6に記
載の画像作成方法にある。
【0014】また、本出願の請求項8に記載の発明は、
当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得
する環境情報取得ステップを具備し、前記第1パラメー
タ生成ステップは、前記コード情報およびまたは前記環
境情報に基づいて前記部品画像を特定するための部品パ
ラメータと該部品画像の出力画像における配置を特定す
るための配置パラメータとを生成することを特徴とする
請求項6に記載の画像作成方法にある。
【0015】また、本出願の請求項9に記載の発明は、
使用者または出力すべき画像に固有の情報を入力する固
有情報入力ステップと、当該画像作成装置の周囲の環境
に関わる環境情報を取得する環境情報取得ステップとを
具備し、前記部品画像記憶ステップは、所定のカテゴリ
別に部品画像を保持し、前記第1パラメータ生成ステッ
プは、前記固有情報およびまたは前記環境情報に基づい
て前記カテゴリを推論し、前記コード情報、前記固有情
報およびまたは前記環境情報に基づいて前記部品画像を
特定するための部品パラメータと該部品画像の出力画像
における配置を特定するための配置パラメータとを生成
し、前記出力画像生成ステップは、前記部品パラメータ
に基づいて保持されている部品画像の内で推論されたカ
テゴリに含まれる部品画像から使用する部品画像を選択
し、該部品画像を前記配置パラメータに基づいて配置し
て出力画像を生成することを特徴とする請求項6に記載
の画像作成方法にある。
【0016】また、本出願の請求項10に記載の発明
は、使用者または出力すべき画像に固有の情報を入力す
る固有情報入力ステップと、当該画像作成装置の周囲の
環境に関わる環境情報を取得する環境情報取得ステップ
と、入力された画像の特徴量を計測する特徴量計測ステ
ップと、出力画像に使用する部品画像を所定のカテゴリ
別に保持する部品画像記憶ステップと、前記固有情報お
よびまたは前記環境情報に基づいて前記カテゴリを推論
し、前記特徴量、前記固有情報およびまたは前記環境情
報に基づいて前記部品画像を特定するための部品パラメ
ータと該部品画像の出力画像における配置を特定するた
めの配置パラメータとを生成する第2パラメータ生成ス
テップと、前記部品パラメータに基づいて保持されてい
る部品画像の内で推論されたカテゴリに含まれる部品画
像から使用する部品画像を選択し、該部品画像を前記配
置パラメータに基づいて配置して出力画像を生成する出
力画像生成ステップとを具備することを特徴とする画像
作成方法にある。
【0017】また、本出願の請求項11に記載の発明
は、コンピュータに、バーコードまたは文字を光学的に
読み取ってコード情報を入力する情報入力ステップと、
出力画像に使用する部品画像を保持する部品画像記憶ス
テップと、前記コード情報に基づいて前記部品画像を特
定するための部品パラメータと該部品画像の出力画像に
おける配置を特定するための配置パラメータとを生成す
る第1パラメータ生成ステップと、前記部品パラメータ
に基づいて保持されている部品画像から使用する部品画
像を選択し、該部品画像を前記配置パラメータに基づい
て配置して出力画像を生成する出力画像生成ステップと
を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体にあ
る。
【0018】また、本出願の請求項12に記載の発明
は、前記プログラムは、使用者または出力画像に固有の
情報を入力する固有情報入力ステップを具備し、前記第
1パラメータ生成ステップは、前記コード情報およびま
たは前記固有情報に基づいて前記部品画像を特定するた
めの部品パラメータと該部品画像の出力画像における配
置を特定するための配置パラメータとを生成することを
特徴とする請求項11に記載の記録媒体にある。
【0019】また、本出願の請求項13に記載の発明
は、前記プログラムは、当該画像作成装置の周囲の環境
に関わる環境情報を取得する環境情報取得ステップを具
備し、前記第1パラメータ生成ステップは、前記コード
情報およびまたは前記環境情報に基づいて前記部品画像
を特定するための部品パラメータと該部品画像の出力画
像における配置を特定するための配置パラメータとを生
成することを特徴とする請求項11に記載の記録媒体に
ある。
【0020】また、本出願の請求項14に記載の発明
は、前記プログラムは、使用者または出力すべき画像に
固有の情報を入力する固有情報入力ステップと、当該画
像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得する環
境情報取得ステップとを具備し、前記部品画像記憶ステ
ップは、所定のカテゴリ別に部品画像を保持し、前記第
1パラメータ生成ステップは、前記固有情報およびまた
は前記環境情報に基づいて前記カテゴリを推論し、前記
コード情報、前記固有情報およびまたは前記環境情報に
基づいて前記部品画像を特定するための部品パラメータ
と該部品画像の出力画像における配置を特定するための
配置パラメータとを生成し、前記出力画像生成ステップ
は、前記部品パラメータに基づいて保持されている部品
画像の内で推論されたカテゴリに含まれる部品画像から
使用する部品画像を選択し、該部品画像を前記配置パラ
メータに基づいて配置して出力画像を生成することを特
徴とする請求項11に記載の記録媒体にある。
【0021】さらに、本出願の請求項15に記載の発明
は、コンピュータに、使用者または出力すべき画像に固
有の情報を入力する固有情報入力ステップと、当該画像
作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得する環境
情報取得ステップと、入力された画像の特徴量を計測す
る特徴量計測ステップと、出力画像に使用する部品画像
を所定のカテゴリ別に保持する部品画像記憶ステップ
と、前記固有情報およびまたは前記環境情報に基づいて
前記カテゴリを推論し、前記特徴量、前記固有情報およ
びまたは前記環境情報に基づいて前記部品画像を特定す
るための部品パラメータと該部品画像の出力画像におけ
る配置を特定するための配置パラメータとを生成する第
2パラメータ生成ステップと、前記部品パラメータに基
づいて保持されている部品画像の内で推論されたカテゴ
リに含まれる部品画像から使用する部品画像を選択し、
該部品画像を前記配置パラメータに基づいて配置して出
力画像を生成する出力画像生成ステップとを実行させる
ためのプログラムを記録した記録媒体にある。
【0022】そして、この請求項1、請求項6または請
求項11に記載の発明によれば、予め部品画像記憶ステ
ップにより部品画像記憶手段に出力画像に使用する部品
画像を保持しておき、情報入力手段(情報入力ステッ
プ)によりバーコードまたは文字を光学的に読み取って
コード情報を入力すると、第1パラメータ生成手段(第
1パラメータ生成ステップ)により、該コード情報に基
づき出力画像に使用する部品画像を特定するための部品
パラメータと、該部品画像の出力画像における配置を特
定するための配置パラメータとを生成し、出力画像生成
手段(出力画像生成ステップ)により、部品パラメータ
に基づいて部品画像記憶手段内に保持されている部品画
像から使用する部品画像を選択し、該選択した部品画像
を前記配置パラメータに基づいて配置して出力画像を生
成する。
【0023】ここで、「バーコード」は任意のものでよ
く、例えば様々な製品のパッケージに貼付されているバ
ーコードを入力して、第1パラメータ生成手段(第1パ
ラメータ生成ステップ)において、所定の変換規則にし
たがって部品パラメータおよび配置パラメータを生成す
るようにすれば、バーコードに応じた様々な顔画像(似
顔絵画像)等の出力画像を生成して収集することがで
き、娯楽性やゲーム性としての面白味を持たせることが
できる。
【0024】また、「文字」についても、OCRやスキ
ャナ等の光学的読取装置で読取可能であればどのような
ものであってもよい。また、「出力画像」を顔画像(似
顔絵画像)とした場合には、「部品画像」は口、鼻、
目、眉等が該当するが、これに限定されることなく、
円、楕円、二重円、三角形や四角形等の多角形、点等の
2次元のシンボリックなパーツや、或いは、球、円錐、
直方体、立方体、多角錐等の3次元のシンボリックなパ
ーツなどを「部品画像」として、これらを組み合わせて
形成される画像を「出力画像」とするなど、種々のもの
が考えられる。すなわち、バーコードや文字列を入力す
るだけで、それら入力情報に応じて簡単に出力画像を変
化させ、また対応した出力画像を容易に得ることがで
き、画像作成装置に娯楽性やゲーム性としての面白味を
持たせることができる。
【0025】また、請求項2、請求項7または請求項1
2に記載の発明によれば、固有情報入力手段(固有情報
入力ステップ)により使用者または出力画像に固有の情
報を入力し、第1パラメータ生成手段(第1パラメータ
生成ステップ)において、入力されたコード情報および
または固有情報に基づいて部品画像を特定するための部
品パラメータと該部品画像の出力画像における配置を特
定するための配置パラメータとを生成する。
【0026】ここで、「使用者または出力画像に固有の
情報(固有情報)」として、「使用者の固有情報」に
は、例えば使用者の氏名、生年月日、血液型、電話番号
等が該当し、「出力画像の固有情報」には、例えば出力
画像の名称等が該当する。つまり、使用者の氏名、電話
番号、誕生日等を入力して得られる顔画像(似顔絵画
像)等の出力画像は固有のものとなり、該出力画像を友
人同士で見比べたり、配付するなど対人コミュニケーシ
ョンとしての娯楽性を持たせることができる。
【0027】また、請求項3、請求項8または請求項1
3に記載の発明によれば、環境情報取得手段(環境情報
取得ステップ)により当該画像作成装置の周囲の環境に
関わる環境情報を取得し、第1パラメータ生成手段(第
1パラメータ生成ステップ)において、入力されたコー
ド情報およびまたは環境情報に基づいて部品画像を特定
するための部品パラメータと該部品画像の出力画像にお
ける配置を特定するための配置パラメータとを生成す
る。
【0028】ここで、「当該画像作成装置の周囲の環境
に関わる環境情報」には、例えば温度、湿度、時刻等が
該当し、天候や寒暖に応じた部品画像を選択して配置す
ることにより、画像作成装置に娯楽性としての面白味を
持たせることができる。
【0029】また、請求項4、請求項9または請求項1
4に記載の発明によれば、固有情報入力手段(固有情報
入力ステップ)により使用者または出力すべき画像に固
有の情報を入力し、環境情報取得手段(環境情報取得ス
テップ)により当該画像作成装置の周囲の環境に関わる
環境情報を取得し、部品画像記憶ステップでは、部品画
像記憶手段内に所定のカテゴリ別に部品画像を保持する
ようにして、第1パラメータ生成手段(第1パラメータ
生成ステップ)により、固有情報およびまたは環境情報
に基づいてカテゴリを推論し、コード情報、固有情報お
よびまたは環境情報に基づいて部品画像を特定するため
の部品パラメータと該部品画像の出力画像における配置
を特定するための配置パラメータとを生成し、出力画像
生成手段(出力画像生成ステップ)により、部品パラメ
ータに基づき部品画像記憶手段内に保持されている部品
画像の内で推論されたカテゴリに含まれる部品画像から
使用する部品画像を選択し、該部品画像を配置パラメー
タに基づき配置して出力画像を生成する。
【0030】ここで、「カテゴリ」は、例えば、出力画
像として顔画像(似顔絵画像)を扱う場合には、寒そ
う、暑そう、几帳面な、知的な、元気な、笑った、泣い
た、怒った等の顔の表情についてのカテゴリが該当す
る。また、「コード情報」、「固有情報」、「環境情
報」のそれぞれについては、上述のとおりであるが、固
有情報(生年月日)および環境情報(時刻)の組み合わ
せにより、使用者の身体、感情、知性についてのバイオ
リズム値を獲得して、その時点での使用者のバイオリズ
ムに応じた部品選択や表情カテゴリ選択を行うことがで
き、画像作成装置に娯楽性としての面白味を持たせるこ
とができる。
【0031】さらに、請求項5、請求項10または請求
項15に記載の発明によれば、予め部品画像記憶手段
(部品画像記憶ステップ)により出力画像に使用する部
品画像を所定のカテゴリ別に保持しておき、固有情報入
力手段(固有情報入力ステップ)により使用者または出
力すべき画像に固有の情報を入力し、環境情報取得手段
(環境情報取得ステップ)により当該画像作成装置の周
囲の環境に関わる環境情報を取得し、特徴量計測手段
(特徴量計測ステップ)により入力された画像の特徴量
を計測し、第2パラメータ生成手段(第2パラメータ生
成ステップ)により、固有情報およびまたは環境情報に
基づいてカテゴリを推論し、特徴量、固有情報およびま
たは環境情報に基づいて部品画像を特定するための部品
パラメータと該部品画像の出力画像における配置を特定
するための配置パラメータとを生成し、出力画像生成手
段(出力画像生成ステップ)により、部品パラメータに
基づき部品画像記憶手段内に保持されている部品画像の
内で推論されたカテゴリに含まれる部品画像から使用す
る部品画像を選択し、該部品画像を配置パラメータに基
づき配置して出力画像を生成する。
【0032】ここで、「入力された画像(入力画像)」
は、例えば、出力画像として顔画像(似顔絵画像)を扱
う場合には、写真等の顔画像が該当し、固有情報および
または環境情報に基づいて顔の表情カテゴリを推論する
こととなる。このように、特徴量、固有情報およびまた
は環境情報に応じた部品選択や表情カテゴリ選択を行う
ことができるので、画像作成装置に娯楽性やゲーム性と
しての面白味を持たせることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像作成装置、画
像作成方法および記録媒体の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0034】図1は本発明の一実施形態に係る画像作成
装置の構成図である。本実施形態の画像作成装置は、入
力された顔画像(写真等)から似顔絵に利用する特徴量
を計測し、該計測した特徴量に応じてファジイ推論ルー
ル等を適用して、予め登録されている似顔絵用の顔部品
画像を選択、配置して出力画像としての似顔絵画像を得
ることができると共に、また、バーコード入力等のコー
ド情報、使用者の個人情報(固有情報)および環境情報
に応じて顔の表情カテゴリの選択や顔部品画像の選択を
行って、該選択された顔部品画像を配置して似顔絵画像
を得ることもできる似顔絵作成装置である。
【0035】同図において、本実施形態の画像作成装置
は、ユーザに対するユーザインタフェースとして、個人
情報入力部(固有情報入力手段)101、情報入力部
(情報入力手段)102、環境情報取得部(環境情報取
得手段)103および出力部109を備え、また、情報
数値化部104、画像データ決定部105、画像生成ル
ール記憶部106、部品画像記憶部(部品画像記憶手
段)107および部品合成部(出力画像生成手段)10
8を備えて構成されている。
【0036】情報入力部102は、バーコードで表現さ
れた情報や文字列で表現された情報を読み取るため、バ
ーコードリーダやOCR等を備えている。また、個人情
報入力部101は、使用者の氏名、生年月日、血液型等
の個人情報を入力するため、例えば、キーボード、タッ
チパネル、マウス等のポインティングデバイスを備えた
構成である。さらに、環境情報取得部103は、当該画
像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報、例えば、温
度、湿度、時刻等を取得するため、温度計、湿度計、時
計等を備えた構成である。
【0037】また、情報数値化部104は、情報入力部
102からのコード情報、個人情報入力部101からの
個人情報、環境情報取得部103からの環境情報をそれ
ぞれ数値データ(実数値)に変換して画像データ決定部
105に供給するものである。尚、本実施形態の画像作
成装置の入力手段として、上記以外にも、図示しない画
像入力装置を備えて、写真等の顔画像を入力して画像デ
ータを画像データ決定部105に供給することができる
構成である。
【0038】また、画像データ決定部105は、入力と
してコード情報(バーコード、文字列)による数値デー
タが与えられるか、または顔画像の画像データが与えら
れるかによって機能が異なる。
【0039】入力としてコード情報(バーコード、文字
列)、個人情報および環境情報が与えられるとき、数値
変換部111、第1パラメータ生成部112および表情
カテゴリ推論部115によって実現される第1パラメー
タ生成手段が機能する。すなわち、第1パラメータ生成
手段において、表情カテゴリ推論部115により個人情
報および環境情報に基づいて表情カテゴリを推論し、数
値変換部111および第1パラメータ生成部112によ
り、コード情報および個人情報に基づいて顔部品画像を
特定するための部品番号(部品パラメータ)と、該部品
画像の出力画像における配置を特定するための配置デー
タ(配置パラメータ)とを生成する。
【0040】また、入力として顔画像の画像データ、個
人情報および環境情報が与えられるとき、特徴量抽出部
113、第2パラメータ生成部114および表情カテゴ
リ推論部115によって実現される第2パラメータ生成
手段が機能する。すなわち、第2パラメータ生成手段に
おいて、表情カテゴリ推論部115により個人情報およ
び環境情報に基づいて表情カテゴリを推論し、特徴量抽
出部113によって入力画像データの特徴量を抽出し、
第2パラメータ生成部114により、抽出された特徴量
に基づいて顔部品画像を特定するための部品番号(部品
パラメータ)と、該部品画像の出力画像における配置を
特定するための配置データ(配置パラメータ)とを生成
する。
【0041】画像生成ルール記憶部106には、出力す
べき似顔絵画像を生成するための推論規則が保持されて
おり、より具体的には、第2パラメータ生成部114が
使用する推論規則として、入力された顔画像の各種特徴
量に関するメンバシップ関数や「If(前件部),Th
en(後件部).」形式のファジイ推論ルールが保持さ
れている。また、表情カテゴリ推論部115が使用する
表情カテゴリを推論するためのファジイ推論ルールも保
持する。
【0042】尚、画像データ決定部105において、画
像生成ルール記憶部106を参照しながら行う処理、す
なわち、表情カテゴリ、部品番号および配置データを生
成する処理の詳細については、後で詳しく説明する。
【0043】部品画像記憶部107は、出力画像に使用
する部品画像を所定のカテゴリ別に保持し、それぞれの
カテゴリについて部品番号を受け取ると、該部品番号に
対応する部品画像を部品合成部108に出力する。すな
わち、顔の表情カテゴリ毎に、顔輪郭、目、鼻、口、
眉、髪等の各部品画像を複数パターンずつ記憶してい
る。それぞれの部品画像には、表情カテゴリ毎に”0”
を初期値として昇べきの順に整数の番号が付けられてい
る。例えば、顔輪郭部品が10パターンあれば0,1,
2,…,9というように、また、目部品が20パターン
あれば0,1,2,…,19というように、各部品画像
に番号が付けられている。ただし、目部品と眉部品につ
いては、右目と右眉の部品画像だけを記憶しておき、部
品合成時に左右を反転させて、左目と左眉を作成する。
また、合成した時に不釣り合いにならないように、全て
の部品の大きさがそろっているものとする。
【0044】また、部品合成部108は、部品番号に基
づき部品画像記憶部107内に保持されている部品画像
の内で推論された表情カテゴリに含まれる部品画像から
使用する部品画像を選択し、該部品画像を配置データに
基づき配置して出力画像を生成する。
【0045】さらに、出力部109は、表示部および印
刷部を備え、表示部では、選択メニュー、部品画像一
覧、合成画像等を表示出力するためのディスプレイ表示
画面を備える。また印刷部は、合成された顔画像(似顔
絵画像)のハードコピーを出力するためのプリンタを備
える。
【0046】次に、図2を参照して本実施形態の画像作
成装置の動作の概要を説明しておく。図2は、入力とし
てコード情報(バーコード、文字列)による数値データ
が与えられる場合の本実施形態の画像作成装置の処理手
順を説明するフローチャートである。
【0047】まずステップ201で、情報入力部102
からコード情報を、個人情報入力部101から個人情報
を、環境情報入力部103から環境情報をそれぞれ入力
すると、ステップ202では、情報数値化部104によ
りそれぞれの情報を数値データに数値化する。
【0048】次に、ステップ203では、画像データ決
定部105および画像生成ルール記憶部106により、
各入力情報に基づいて、表情カテゴリ、部品番号および
配置データを決定する。
【0049】次に、ステップ204では、決定された表
情カテゴリおよび部品番号に基づいて、部品画像記憶部
107から部品番号に相当する顔部品画像を選び出して
部品合成部108に出力し、ステップ205では、部品
合成部108により、選択された顔部品画像を配置デー
タに基づいて合成し出力画像(似顔絵画像)を生成す
る。
【0050】合成された似顔絵画像は、ステップ206
で出力部109(表示部)によって画面表示され、ステ
ップ207の判断で印刷出力すると判断された場合に
は、ステップ208に進んで、出力部109(印刷部)
により、合成された似顔絵画像を所定の紙やシールに印
刷する。
【0051】尚、入力として顔画像の画像データが与え
られる場合にも、コード情報が情報入力部102および
情報数値化部104を介して画像データ決定部105に
供給される代わりに、画像データが供給されるという点
を除いて、動作の概要は図2のフローチャートと同様で
ある。
【0052】次に、入力としてコード情報(バーコー
ド、文字列)による数値データが与えられる場合と、顔
画像の画像データが与えられる場合とに分けて、画像デ
ータ決定部105が画像生成ルール記憶部106を参照
しながら行う処理(表情カテゴリ、部品番号および配置
データを生成する処理)、並びに、部品合成部108に
よる出力画像の生成処理を中心として、本実施形態の画
像作成装置の動作を詳細に説明する。
【0053】まず、入力としてコード情報、個人情報お
よび環境情報が与えられる場合に、数値変換部111、
第1パラメータ生成部112および表情カテゴリ推論部
115(第1パラメータ生成手段)が行う処理について
説明する。
【0054】この場合、表情カテゴリ推論部115で
は、個人情報および環境情報に基づいて表情カテゴリを
推論し、数値変換部111および第1パラメータ生成部
112では、コード情報および個人情報に基づいて顔部
品画像を特定するための部品番号と、該部品画像の出力
画像における配置を特定するための配置データ(座標
値)とを生成する。
【0055】最初に、数値変換部111では、情報入力
部102を介して入力されたコード情報の数値データ
と、個人情報入力部101を介して入力された使用者の
氏名に基づく数値データとを合計して1個の数値を生成
する。ここで、氏名を数値化するには、氏名を構成する
文字をASCIIコードまたはJISコードに変換し
て、該コードに含まれる数値をそのまま用いる。
【0056】次に、合計して生成された1個の数値(以
下、基本値という)から複数個の数値を作成する。ここ
で作成する数値は全部で11個である。この11個の数
値は、それぞれ以下に示す顔部品画像または該部品画像
の配置に対応する。尚、以下の表記で、括弧内はそれぞ
れ顔特徴に対応する数値を示す。
【0057】顔輪郭の部品(基本値+1) 目の部品(基本値+2) 鼻の部品(基本値+3) 口の部品(基本値+4) 眉の部品(基本値+5) 髪の部品(基本値+6) 目の高さ(基本値+7) 目と鼻の間隔(基本値+8) 鼻と口の間隔(基本値+9) 左右の目の間隔(基本値+10) 目と眉の間隔(基本値+11) 次に、第1パラメータ生成部112では、上記のとおり
作成された各々の数値を、図3に示す三角関数(y=s
in(x))に入力する。すなわち、上記数値を変数x
として与え、三角関数の出力値yを二乗するかまたは絶
対値を求めるかして、0〜1の間の値として得る。
【0058】次に、顔部品に関する出力値をそれぞれの
部品の数だけ整数倍して小数点以下を切り捨てる。例え
ば、目の部品が20パターンあれば、目に関する三角関
数出力値yの二乗値(または絶対値)を20倍して小数
点以下を切り捨てる。したがって、目の値は0〜20の
間の値となる。これに対して、上述のように、部品画像
記憶部107において、目の部品20パターンには部品
番号0〜19が付けられているので、目の値が”20”
の場合は部品番号19が対応することとなる。尚、部品
番号によって、形状や大きさが異なる部品が用意されて
いる。例えば、目の場合には、細い/丸い目、小さい/
大きい目等である。
【0059】また、上記のようにして決定された部品番
号の顔部品画像についての配置データは、三角関数出力
値yの値をそのまま用いる。すなわち、配置データは、
目の高さ(FA)、眉と目の間隔(FB)、目と鼻の間隔
(FC)、鼻と口の間隔(FD)、左右の目の間隔(FE)に
ついて決定される。
【0060】次に、表情カテゴリ推論部115では、個
人情報および環境情報に基づいて表情カテゴリを推論す
る。すなわち、温度、湿度、血液型、バイオリズム値
(環境情報の時刻と個人情報の生年月日とから身体、感
情、知性のバイオリズム値を求めたもの)を入力とし
て、寒そう、暑そう、几帳面な、知的な、元気な、笑っ
た、泣いた、怒った等の顔の表情についての表情カテゴ
リを推論出力する。表情カテゴリ推論を行うためのファ
ジイ推論ルールは、例えば以下に示すものがあり、画像
生成ルール記憶部106内に保持される。
【0061】温度が低ければ、寒そうに震えている表
情。
【0062】温度と湿度が高ければ、汗をかいて蒸し暑
そうな表情。
【0063】血液型がA型ならば、几帳面な表情。
【0064】身体を示すバイオリズム値が高ければ、元
気な表情。
【0065】感情を示すバイオリズム値が高ければ、喜
びの表情。
【0066】感情を示すバイオリズム値が低ければ、怒
った表情。
【0067】知性を示すバイオリズム値が高ければ、知
的な表情。
【0068】尚、温度、湿度およびバイオリズム値(身
体、感情、知性のバイオリズム値)の内、予め設定され
ている値との距離が最も離れているものから推論ルール
を選択適用していくのが望ましい。
【0069】部品画像記憶部107では、上述のよう
に、分類されるそれぞれの表情カテゴリに対して、部品
番号に対応す部品番号が用意されており、例えば、血液
型がA型で元気な表情が推論された場合には、該表情カ
テゴリに含まれる部品グループから決定された部品番号
の顔部品画像が選択されることとなる。
【0070】次に、入力として顔画像の画像データ、個
人情報および環境情報が与えられる場合に、特徴量抽出
部113、第2パラメータ生成部114および表情カテ
ゴリ推論部115(第2パラメータ生成手段)が行う処
理について説明する。
【0071】この場合、表情カテゴリ推論部115で
は、第1パラメータ生成手段における同様に、個人情報
および環境情報に基づいて表情カテゴリを推論し、また
特徴量抽出部113では入力画像データの特徴量を抽出
し、さらに第2パラメータ生成部114では、抽出され
た特徴量に基づいて顔部品画像を特定するための部品番
号と、該部品画像の出力画像における配置を特定するた
めの配置データとを生成する。
【0072】まず、顔画像データが入力されると、該顔
画像について、特徴量抽出部113により各種特徴量の
抽出と輪郭画像の抽出が行われる。特徴量抽出部113
において、似顔絵生成に使用する特徴量には、似顔絵作
成時に部品画像記憶部107に記憶されている顔部品画
像を選択するために使用する選択用特徴量、顔部品画像
を輪郭画像上に合成するために使用する配置用特徴量、
拡大縮小率(Scale_ratio)等がある。より具体的に
は、選択用特徴量として、目の大きさ(Eye_size)、目
の形(Eye_shape)、鼻の形(Nose_shape)、口の大き
さ(Mouth_size)、口の形(Mouth_shape)、眉の厚さ
(Brow_thickness)等があり、配置用特徴量として、顔
の高さ(X1)、顔の幅(Y1)、目の高さ(Eye_high
t)、目と鼻の間隔(Eye_nose)、鼻と口の間隔(Nose_
mouth)、目の間隔(Eye_space)、目と眉の間隔(Eye_
brow)等がある。
【0073】すなわち、選択用特徴量および配置用特徴
量は、入力される顔画像から図4に示すような各特徴点
を抽出し、これら特徴点に基づいて算出される。尚、図
4において示されている特徴点は、頭の特徴点P1、あ
ごの下端点P2、顔輪郭の右端点P3、顔輪郭の左端点
P4、右目頭P5、右目尻P6、左目頭P7、左目尻P
8、鼻頭P9、鼻右端点P10、鼻左端点P11、口右
端点P12、口左端点P13である。
【0074】(1)まず、顔の輪郭の特徴点(頭の特徴
点P1、あごの下端点P2、顔輪郭の右端点P3、顔輪
郭の左端点P4)を求める方法について説明する。ま
ず、入力顔画像(RGB)をHSVに変換し、肌色領域
を抽出する。次に、該肌色領域内で下側から探索してい
き、あごのエッジを検出し、あごのエッジの下端点をP
2とする。また肌色領域の右端点をP3、左端点をP4
とする。さらに、HSV変換後の顔画像から黒色領域を
抽出し、最上点をP1とする。以上の4点を求めた後、
顔画像をグレー濃淡画像に変換する。
【0075】(2)次に、顔輪郭の特徴点(P1〜P
4)を用いて顔輪郭の特徴量(X1,Y1)を次式(数
1)により求める。ただし、x(pi)は特徴点Pi(i
=1〜4)のX座標値、y(pi)は特徴点PiのY座標
値である。
【0076】X1=x(p4)ーX(p3) Y1=Y(p1)−Y(p2) (3)次に、他の特徴点(右目頭P5、右目尻P6、左
目頭P7、左目尻P8、鼻頭P9、鼻右端点P10、鼻
左端点P11、口右端点P12、口左端点P13)を求
める方法について説明する。これらの特徴点は、特徴点
を含む特徴点周辺部分の画像のテンプレートマッチング
により求める。テンプレートマッチングの方法として
は、例えば正規化濃度相関法がある。
【0077】正規化濃度相関法では、グレー濃淡画像を
用いる。対象画像とテンプレート画像との間でグレー濃
度の変化パターンを照合する。グレー濃度の変化パター
ンが類似しているほど、照合の度合いが大きい。検索範
囲内で、最も照合の度合いが大きい点を特徴点として抽
出する。尚、テンプレートは、複数人の顔画像の各特徴
点付近のグレー濃度を平均して求めた画像データであ
る。
【0078】(4)次に、目の選択用特徴量(目の大き
さ:Eye_size、目の形Eye_shape)および配置用特徴量
(目の高さ:Eye_hight、目の間隔:Eye_space)を求め
る方法を図5を参照して説明する。ここでは、左目を例
示するが、右目についても同様の方法で求められる。
【0079】図5において、目頭P7の座標値(x(p
7),y(p7))と目尻の座標値(x(p8),y(p
8))が与えられている。ただし、右目の場合には、目
頭P5、目尻P6となる。ここで、目の基準水平線およ
び基準垂直線を求める。ここに、基準水平線は(y(p
7)+y(p8))/2の点を通りX軸に平行な直線であ
り、基準垂直線は(x(p7)+x(p8))/2の点を通
りY軸に平行な直線である。また、次の2つの式(数
2)を計算する。
【0080】EyeSearchArea_X =Y1×0.02 EyeSearchArea_Y =Y1×0.1 次に、図5に示すEyeSearchArea_X×EyeSearchArea_Yの
範囲内の各Y座標において、輝度値を総和する。ただ
し、輝度値は、255−濃度値とする。尚、本実施形態
では、黒い画素の濃度値を255、白い画素の濃度値を
0としている。また、各Y座標において、{(x(p7)
+x(p8))/2−(EyeSearchArea_X/2)}〜
{(x(p7)+x(p8))/2+(EyeSearchArea_X/
2)}の範囲内の輝度値を「加算明るさ」と呼び、該加
算明るさを{(y(p7)+y(p8))/2−(EyeSearc
hArea_Y/2)}〜{(y(p7)+y(p8))/2+(E
yeSearchArea_Y/2)}の範囲の各Y座標について求め
る。尚、1画素の輝度を用いずに加算明るさを求める理
由は、ノイズの影響を防ぐためである。
【0081】次に、図5に示すEyeSearchArea_X×EyeSe
archArea_Yの範囲内の各Y座標において、上記加算明る
さの差分を求める。差分は隣接するY座標の加算明るさ
の差である。
【0082】差分=Y座標の加算明るさ−(Y−1)座
標の加算明るさ 次に、図5に示すD1,D2,D3を求める。ここに、
D1は基準水平線よりも下で基準水平線に最も近い位置
に存在する加算明るさの極大点の値であり、D2は基準
水平線よりも上で基準水平線に最も近い位置に存在する
加算明るさの極大点の値であり、D3はD1とD2の内
で値の小さい方の値に0.7を掛けた値であって、D3
=0.7×min(D1,D2)である。
【0083】目の水平中心線から上方向へ探索してい
き、加算明るさがD3よりも大きくなる点を見つけ、こ
の点を通りX軸に平行な直線をEyeLineTop2とする。ま
た、目の水平中心線から下方向へ探索していき、加算明
るさがD3よりも大きくなる点を見つけ、この点を通り
X軸に平行な直線をEyeLineBot2とする。また、直線Eye
LineTop2から上下方向にY1×0.03の範囲内で探索
し、明るさ差分の極大点を見つけ、この極大点を通りX
軸に平行な直線をEyeLineTop1とする。また、直線EyeLi
neBot2から上下方向にY1×0.03の範囲内で探索
し、明るさ差分の極大点を見つけ、この極大点を通りX
軸に平行な直線をEyeLineBot1とする。さらに、互いに
平行な2直線EyeLineTop1とEyeLineBot1の距離をLeft_E
yeWdth_Yとする。そして、次式を計算する。
【0084】Left_EyeWdth_X =x(p7)−x(p8)右
目についても同様にして求め、左右の値を平均する。
【0085】EyeWdth_X =(Left_EyeWdth_X +Right_E
yeWdth_X )/2EyeWdth_Y =(Left_EyeWdth_Y +Righ
t_EyeWdth_Y )/2次に、目の選択用特徴量を次式によ
り計算する。
【0086】Eye_size=(EyeWdth_X +EyeWdth_Y)/
(X1+Y1)Eye_shape=EyeWdth_Y/EyeWdth_Xさら
に、目の配置用特徴量を次式により計算する。
【0087】Right_Eye_height =(y(p5)+y(p
6))/2−y(p2)Left_Eye_height =(y(p5)+
y(p6))/2−y(p2)Y2 =(Right_Eye_height
+Left_Eye_height)/2Eye_height =Y2/Y1Eye_sh
ape =(x(p7)−x(p5))/X1(5)次に、鼻の
選択用特徴量(鼻の形:Nose_shape)および配置用特徴
量(目と鼻の間隔:Eye_nose)を次式により求める。
【0088】Right_Eye_nose =y(p5)−y(p9)Lef
t_Eye_nose =y(p7)−y(p9)Y4 =(Right_Eye_n
ose +Left_Eye_nose)/2Nose_shape =(x(p11)
−x(p10))/Y4Eye_nose =Y4/Y2(6)次に、
口の選択用特徴量(口の大きさ:Mouth_size、口の形:
Mouth_shape)および配置用特徴量(鼻と口の間隔:Nos
e_mouth)を求める方法を図6を参照して説明する。
【0089】まず、目の特徴量EyeLineTop1とEyeLineBo
t1を求めた場合と同様にして、MouthLineTop1とMouthLi
neBot1を求める。次に、互いに平行な直線MouthLineTop
1とMouthLineBot1の距離をMouthWidth_Yとし、また、次
式を計算する。
【0090】MouthWidth_X =x(p13)−x(p12) 次に、口の選択用特徴量Mouth_sizeとMouth_shapeを次
式により求める。
【0091】Mouth_size =MouthWidth_X/X1 Mouth_shape =MouthWidth_Y/MouthWidth_X さらに、口の配置用特徴量Nose_mouthを以下の手順によ
って求める。すなわち、MouthLineTop1とMouthLineBot1
に平行でこれら直線の中間を通る直線のY座標をymcと
して、次式により求める。
【0092】Y5 =y(p9)−Ymc Nose_mouth =Y5/Y2 (7)次に、眉の選択用特徴量(眉の厚さ:Brow_thick
ness)および配置用特徴量(目と眉の間隔:Eye_brow)
を求める方法を図7を参照して説明する。ここでは、左
眉についてだけ説明する。
【0093】まず、目の上側のラインEyeLineTop1から
上に向かって目の基準垂直線上を探索していき、輝度が
極小となる点を見つける。この点が最も黒い部分で眉の
中心となる。また、この極小点を通り、X軸に平行な直
線を眉の水平基準線とする。尚、眉の基準垂直線は目の
基準垂直線を延長した線とする。
【0094】目の特徴量EyeLineTop1とEyeLineBot1を求
めた場合と同様にしてBrowLineTop1とBrowLineBot1を求
める。次に、互いに平行な直線BrowLineTop1とBrowLine
Bot1の距離をLeft_BrowWidth_Yとし、また、右眉につい
ても同様にRight_BrowWidth_Yが求められる。
【0095】次に、眉の選択用特徴量Brow_thicknessを
次式により求める。
【0096】Brow_thickness =(Left_BrowWidth_Y+R
ight_BrowWidth_Y)/2/Y1 さらに、眉の配置用特徴量Eye_browを以下の手順によっ
て求める。すなわち、左眉のBrowLineBot1のY座標をy
bL、右眉のBrowLineBot1のY座標をybRとする。また、
左目のEyeLineTop1のY座標をyeL、右目のEyeLineTop1
のY座標をyeRとして、次式により求める。
【0097】Y3 =(YbL+ybR)/2−(yeL+Ye
R)/2 Eye_brow =Y3/Y2 (8)さらに、拡大縮小率(Scale_ratio)を次式を用
いて求める。
【0098】Scale_ratio =(X1+Y1)/Scale_base ただし、Scale_baseは予め設定された整数値である。
【0099】以上のようにして特徴量抽出部113によ
り抽出・算出された選択用特徴量、配置用特徴量および
拡大縮小率は第2パラメータ生成部114に供給され、
第2パラメータ生成部114では、画像生成ルール記憶
部106の推論規則に基づいて顔部品画像の位置関係を
決定して、部品番号および配置データを生成する。
【0100】図8には、画像生成ルール記憶部106内
に保持されているファジイ推論ルールの具体的内容を例
示する。ファジイ推論ルールは、上記のように「If
(前件部),Then(後件部).」形式であって、以
下のように表される。
【0101】IF Feature-i = SMALL , THEN Fj = W1 IF Feature-i = MIDDLE , THEN Fj = W2 IF Feature-i = BIG , THEN Fj = W3 つまり、前件部では、各特徴量(Feature-i;i=1〜
n)について最小値(SMALL)、平均値(MIDDLE)、最
大値(BIG)との一致が判断され、前件部一致の場合
に、後件部で、部品距離間パラメータ(Fj)を各重み
(W1,W2,W3)に設定する。
【0102】すなわち、図8において、例えば目の高さ
(Eye_hight)については、 IF Eye_hight = SMALL , THEN FA = W1 IF Eye_hight = MIDDLE , THEN FA = W2 IF Eye_hight = BIG , THEN FA = W3 であり、各重み(W1,W2,W3)は、後件部シングルトン
の値として成人男性、成人女性、子供の3種類が用意さ
れている。図示される他の特徴量についても同様であ
る。尚、成人男性、成人女性、子供の種別は、使用者が
設定する人物パラメータによって使い分けられる。
【0103】さらに、部品合成部108では、画像デー
タ決定部105から供給される部品距離間パラメータ
(Fj、すなわちFA,FB,FC,FD,FE)と配置用特徴量
(顔の高さ(X1)、顔の幅(Y1))を基に、部品配置用
の実数値(YY2,YY3,YY4,YY5,XX2)が求められる。
尚、顔輪郭部品に対しては、図9(a)に示すように、
合成の基準となる基準点(P1,P2,P3,P4)の
座標値が付随しているものとする。より具体的に、図1
0に示される部品配置用の実数値は、次式で求められ
る。
【0104】 顔の横の長さ X1 =絶対値(P4のX座標値−P3のX座標値) 顔の縦の長さ Y1 =絶対値(P1のY座標値−P2のY座標値) 目の高さ YY2 =FA×Y1 眉と目の間隔 YY3 =FB×YY2 目と鼻の間隔 YY4 =FC×YY2 鼻と口の間隔 YY5 =FD×YY2 左右の目の間隔 XX2 =FE×X1 また、計算された部品配置用の実数値に基づいて、図1
0に示すように各顔部品画像を配置する。ただし、図9
(c)に示す各部品の代表点が以下に示す位置になるよ
うに配置する。各部品画像の代表点を置くべき座標を以
下に示す。
【0105】 xcenter =(x(p3)+x(p4))/2 右眉:(xcenter−XX2/2,y(p2)+YY2+Eye_half_Y+YY3) 左眉:(xcenter+XX2/2,y(p2)+YY2+Eye_half_Y+YY3) 右目:(xcenter−XX2/2,y(p2)+YY2) 左目:(xcenter+XX2/2,y(p2)+YY2) 鼻:(xcenter,y(p2)+YY2−YY4) 口:(xcenter,y(p2)+YY2−YY4−YY5) 尚、髪部品の配置方法については、以下の通りである。
すなわち、図9(b)に示すように、髪部品画像には基
準点Qが設けられており、その基準点には、顔輪郭部品
の基準点P1に対する相対的座標値が記されているの
で、髪部品の基準点Qと顔輪郭の基準点P1が一致する
ように配置される。
【0106】以上説明したように、本実施形態の画像作
成装置では、固有情報入力部101により使用者または
出力すべき画像に固有の情報を入力し、環境情報取得部
103により当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環
境情報を取得し、部品画像記憶部107内に表情カテゴ
リ別に顔部品画像を保持するようにして、第1パラメー
タ生成手段により、固有情報および環境情報に基づいて
カテゴリを推論し、コード情報および固有情報に基づい
て部品画像を特定するための部品パラメータと該部品画
像の出力画像における配置を特定するための配置パラメ
ータとを生成し、部品合成部108により、部品パラメ
ータに基づき部品画像記憶部107内で推論されたカテ
ゴリに含まれる部品画像から使用する部品画像を選択
し、該部品画像を配置パラメータに基づき配置して出力
画像を生成することとしたので、バーコードや文字列を
入力するだけで、それら入力情報に応じて簡単に出力画
像を変化させ、また対応した出力画像を容易に得ること
ができ、任意のバーコードや文字列に応じた様々な顔画
像(似顔絵画像)等の出力画像を生成して収集すること
ができ、娯楽性やゲーム性としての面白味を持たせた画
像作成装置を実現できる。また、使用者の氏名、電話番
号、誕生日等を入力して得られる顔画像(似顔絵画像)
等の出力画像は固有であることから、該出力画像を友人
同士で見比べたり、配付するなど対人コミュニケーショ
ンとしての娯楽性を持たせることもでき、環境情報に基
づいて天候や寒暖に応じた部品画像を選択・配置するこ
とも可能であり、さらには、例えば、固有情報(生年月
日)および環境情報(時刻)の組み合わせにより、使用
者の身体、感情、知性についてのバイオリズム値を獲得
して、その時点での使用者のバイオリズムに応じた部品
選択や表情カテゴリ選択を行うことができ、画像作成装
置に娯楽性としての面白味を持たせることができる。
【0107】さらに、本実施形態の画像作成装置では、
特徴量抽出部113によって入力された画像の特徴量を
抽出する場合でも、第2パラメータ生成手段により、固
有情報および環境情報に基づいてカテゴリを推論し、特
徴量および固有情報に基づいて部品画像を特定するため
の部品パラメータと該部品画像の出力画像における配置
を特定するための配置パラメータとを生成し、部品合成
部108により、部品パラメータに基づき部品画像記憶
部107内で推論されたカテゴリに含まれる部品画像か
ら使用する部品画像を選択し、該部品画像を配置パラメ
ータに基づき配置して出力画像を生成することとしたの
で、特徴量、固有情報およびまたは環境情報に応じた部
品選択や表情カテゴリ選択を行うことができるので、画
像作成装置に娯楽性やゲーム性としての面白味を持たせ
ることができる。
【0108】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、予め部品画像記憶ステップにより部品画像記
憶手段に出力画像に使用する部品画像を保持しておき、
情報入力手段(情報入力ステップ)によりバーコードま
たは文字を光学的に読み取ってコード情報を入力する
と、第1パラメータ生成手段(第1パラメータ生成ステ
ップ)により、該コード情報に基づき出力画像に使用す
る部品画像を特定するための部品パラメータと、該部品
画像の出力画像における配置を特定するための配置パラ
メータとを生成し、出力画像生成手段(出力画像生成ス
テップ)により、部品パラメータに基づいて部品画像記
憶手段内に保持されている部品画像から使用する部品画
像を選択し、該選択した部品画像を前記配置パラメータ
に基づいて配置して出力画像を生成することとしたの
で、バーコードや文字列を入力するだけで、それら入力
情報に応じて簡単に出力画像を変化させ、また対応した
出力画像を容易に得ることができ、任意のバーコードや
文字列に応じた様々な顔画像(似顔絵画像)等の出力画
像を生成して収集することができ、娯楽性やゲーム性と
しての面白味を持たせた画像作成装置、画像作成方法お
よび記録媒体を提供することができる。
【0109】また、本発明によれば、固有情報入力手段
(固有情報入力ステップ)により使用者または出力画像
に固有の情報を入力し、第1パラメータ生成手段(第1
パラメータ生成ステップ)において、入力されたコード
情報およびまたは固有情報に基づいて部品画像を特定す
るための部品パラメータと該部品画像の出力画像におけ
る配置を特定するための配置パラメータとを生成するこ
ととしたので、例えば使用者の氏名、電話番号、誕生日
等を入力して得られる顔画像(似顔絵画像)等の出力画
像は固有のものとなり、該出力画像を友人同士で見比べ
たり、配付するなど対人コミュニケーションとしての娯
楽性を持たせることができる。
【0110】また、本発明によれば、環境情報取得手段
(環境情報取得ステップ)により当該画像作成装置の周
囲の環境に関わる環境情報を取得し、第1パラメータ生
成手段(第1パラメータ生成ステップ)において、入力
されたコード情報およびまたは環境情報に基づいて部品
画像を特定するための部品パラメータと該部品画像の出
力画像における配置を特定するための配置パラメータと
を生成することとしたので、天候や寒暖に応じた部品画
像を選択して配置することにより、画像作成装置に娯楽
性としての面白味を持たせることができる。
【0111】また、本発明によれば、固有情報入力手段
(固有情報入力ステップ)により使用者または出力すべ
き画像に固有の情報を入力し、環境情報取得手段(環境
情報取得ステップ)により当該画像作成装置の周囲の環
境に関わる環境情報を取得し、部品画像記憶ステップで
は、部品画像記憶手段内に所定のカテゴリ別に部品画像
を保持するようにして、第1パラメータ生成手段(第1
パラメータ生成ステップ)により、固有情報およびまた
は環境情報に基づいてカテゴリを推論し、コード情報、
固有情報およびまたは環境情報に基づいて部品画像を特
定するための部品パラメータと該部品画像の出力画像に
おける配置を特定するための配置パラメータとを生成
し、出力画像生成手段(出力画像生成ステップ)によ
り、部品パラメータに基づき部品画像記憶手段内に保持
されている部品画像の内で推論されたカテゴリに含まれ
る部品画像から使用する部品画像を選択し、該部品画像
を配置パラメータに基づき配置して出力画像を生成する
こととしたので、例えば、固有情報(生年月日)および
環境情報(時刻)の組み合わせにより、使用者の身体、
感情、知性についてのバイオリズム値を獲得して、その
時点での使用者のバイオリズムに応じた部品選択や表情
カテゴリ選択を行うことができ、画像作成装置に娯楽性
としての面白味を持たせることができる。
【0112】さらに、本発明によれば、予め部品画像記
憶手段(部品画像記憶ステップ)により出力画像に使用
する部品画像を所定のカテゴリ別に保持しておき、固有
情報入力手段(固有情報入力ステップ)により使用者ま
たは出力すべき画像に固有の情報を入力し、環境情報取
得手段(環境情報取得ステップ)により当該画像作成装
置の周囲の環境に関わる環境情報を取得し、特徴量計測
手段(特徴量計測ステップ)により入力された画像の特
徴量を計測し、第2パラメータ生成手段(第2パラメー
タ生成ステップ)により、固有情報およびまたは環境情
報に基づいてカテゴリを推論し、特徴量、固有情報およ
びまたは環境情報に基づいて部品画像を特定するための
部品パラメータと該部品画像の出力画像における配置を
特定するための配置パラメータとを生成し、出力画像生
成手段(出力画像生成ステップ)により、部品パラメー
タに基づき部品画像記憶手段内に保持されている部品画
像の内で推論されたカテゴリに含まれる部品画像から使
用する部品画像を選択し、該部品画像を配置パラメータ
に基づき配置して出力画像を生成することとしたので、
特徴量、固有情報およびまたは環境情報に応じた部品選
択や表情カテゴリ選択を行うことができるので、画像作
成装置に娯楽性やゲーム性としての面白味を持たせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像作成装置の構成
図である。
【図2】入力としてコード情報が与えられる場合の実施
形態の画像作成装置の処理手順を説明するフローチャー
トである。
【図3】数値変換部および第1パラメータ生成部の動作
説明図である。
【図4】顔画像の特徴点の説明図である。
【図5】目の選択用特徴量および配置用特徴量を求める
方法を説明する説明図である。
【図6】口の選択用特徴量および配置用特徴量を求める
方法を説明する説明図である。
【図7】眉の選択用特徴量および配置用特徴量を求める
方法を説明する説明図である。
【図8】ファジイ推論ルールを説明する説明図である。
【図9】顔部品画像の基準点を説明する説明図である。
【図10】顔部品画像の合成を説明する説明図である。
【符号の説明】
101 個人情報入力部(固有情報入力手段) 102 情報入力部(情報入力手段) 103 環境情報取得部(環境情報取得手段) 104 情報数値化部 105 画像データ決定部 106 画像生成ルール記憶部 107 部品画像記憶部(部品画像記憶手段) 108 部品合成部(出力画像生成手段) 109 出力部 111 数値変換部 112 第1パラメータ生成部 113 特徴量抽出部 114 第2パラメータ生成部 115 表情カテゴリ推論部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田坂 吉朗 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコードまたは文字を光学的に読み取
    ってコード情報を入力する情報入力手段と、 出力画像に使用する部品画像を保持する部品画像記憶手
    段と、 前記コード情報に基づいて前記部品画像を特定するため
    の部品パラメータと該部品画像の出力画像における配置
    を特定するための配置パラメータとを生成する第1パラ
    メータ生成手段と、 前記部品パラメータに基づいて前記部品画像記憶手段内
    の部品画像から使用する部品画像を選択し、該部品画像
    を前記配置パラメータに基づいて配置して出力画像を生
    成する出力画像生成手段と、 を具備することを特徴とする画像作成装置。
  2. 【請求項2】 使用者または出力画像に固有の情報を入
    力する固有情報入力手段を具備し、 前記第1パラメータ生成手段は、前記コード情報および
    または前記固有情報に基づいて前記部品画像を特定する
    ための部品パラメータと該部品画像の出力画像における
    配置を特定するための配置パラメータとを生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像作成装置。
  3. 【請求項3】 当該画像作成装置の周囲の環境に関わる
    環境情報を取得する環境情報取得手段を具備し、 前記第1パラメータ生成手段は、前記コード情報および
    または前記環境情報に基づいて前記部品画像を特定する
    ための部品パラメータと該部品画像の出力画像における
    配置を特定するための配置パラメータとを生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像作成装置。
  4. 【請求項4】 使用者または出力すべき画像に固有の情
    報を入力する固有情報入力手段と、 当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得
    する環境情報取得手段と、を具備し、 前記部品画像記憶手段は、所定のカテゴリ別に部品画像
    を保持し、 前記第1パラメータ生成手段は、前記固有情報およびま
    たは前記環境情報に基づいて前記カテゴリを推論し、前
    記コード情報、前記固有情報およびまたは前記環境情報
    に基づいて前記部品画像を特定するための部品パラメー
    タと該部品画像の出力画像における配置を特定するため
    の配置パラメータとを生成し、 前記出力画像生成手段は、前記部品パラメータに基づい
    て前記部品画像記憶手段内の前記推論されたカテゴリに
    含まれる部品画像から使用する部品画像を選択し、該部
    品画像を前記配置パラメータに基づいて配置して出力画
    像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像作
    成装置。
  5. 【請求項5】 使用者または出力すべき画像に固有の情
    報を入力する固有情報入力手段と、 当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得
    する環境情報取得手段と、 入力された画像の特徴量を計測する特徴量計測手段と、 出力画像に使用する部品画像を所定のカテゴリ別に保持
    する部品画像記憶手段と、 前記固有情報およびまたは前記環境情報に基づいて前記
    カテゴリを推論し、前記特徴量、前記固有情報およびま
    たは前記環境情報に基づいて前記部品画像を特定するた
    めの部品パラメータと該部品画像の出力画像における配
    置を特定するための配置パラメータとを生成する第2パ
    ラメータ生成手段と、 前記部品パラメータに基づいて前記部品画像記憶手段内
    の前記推論されたカテゴリに含まれる部品画像から使用
    する部品画像を選択し、該部品画像を前記配置パラメー
    タに基づいて配置して出力画像を生成する出力画像生成
    手段と、を具備することを特徴とする画像作成装置。
  6. 【請求項6】 バーコードまたは文字を光学的に読み取
    ってコード情報を入力する情報入力ステップと、 出力画像に使用する部品画像を保持する部品画像記憶ス
    テップと、 前記コード情報に基づいて前記部品画像を特定するため
    の部品パラメータと該部品画像の出力画像における配置
    を特定するための配置パラメータとを生成する第1パラ
    メータ生成ステップと、 前記部品パラメータに基づいて保持されている部品画像
    から使用する部品画像を選択し、該部品画像を前記配置
    パラメータに基づいて配置して出力画像を生成する出力
    画像生成ステップと、を具備することを特徴とする画像
    作成方法。
  7. 【請求項7】 使用者または出力画像に固有の情報を入
    力する固有情報入力ステップを具備し、 前記第1パラメータ生成ステップは、前記コード情報お
    よびまたは前記固有情報に基づいて前記部品画像を特定
    するための部品パラメータと該部品画像の出力画像にお
    ける配置を特定するための配置パラメータとを生成する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像作成方法。
  8. 【請求項8】 当該画像作成装置の周囲の環境に関わる
    環境情報を取得する環境情報取得ステップを具備し、 前記第1パラメータ生成ステップは、前記コード情報お
    よびまたは前記環境情報に基づいて前記部品画像を特定
    するための部品パラメータと該部品画像の出力画像にお
    ける配置を特定するための配置パラメータとを生成する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像作成方法。
  9. 【請求項9】 使用者または出力すべき画像に固有の情
    報を入力する固有情報入力ステップと、 当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得
    する環境情報取得ステップと、を具備し、 前記部品画像記憶ステップは、所定のカテゴリ別に部品
    画像を保持し、 前記第1パラメータ生成ステップは、前記固有情報およ
    びまたは前記環境情報に基づいて前記カテゴリを推論
    し、前記コード情報、前記固有情報およびまたは前記環
    境情報に基づいて前記部品画像を特定するための部品パ
    ラメータと該部品画像の出力画像における配置を特定す
    るための配置パラメータとを生成し、 前記出力画像生成ステップは、前記部品パラメータに基
    づいて保持されている部品画像の内で推論されたカテゴ
    リに含まれる部品画像から使用する部品画像を選択し、
    該部品画像を前記配置パラメータに基づいて配置して出
    力画像を生成することを特徴とする請求項6に記載の画
    像作成方法。
  10. 【請求項10】 使用者または出力すべき画像に固有の
    情報を入力する固有情報入力ステップと、 当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得
    する環境情報取得ステップと、 入力された画像の特徴量を計測する特徴量計測ステップ
    と、 出力画像に使用する部品画像を所定のカテゴリ別に保持
    する部品画像記憶ステップと、 前記固有情報およびまたは前記環境情報に基づいて前記
    カテゴリを推論し、前記特徴量、前記固有情報およびま
    たは前記環境情報に基づいて前記部品画像を特定するた
    めの部品パラメータと該部品画像の出力画像における配
    置を特定するための配置パラメータとを生成する第2パ
    ラメータ生成ステップと、 前記部品パラメータに基づいて保持されている部品画像
    の内で推論されたカテゴリに含まれる部品画像から使用
    する部品画像を選択し、該部品画像を前記配置パラメー
    タに基づいて配置して出力画像を生成する出力画像生成
    ステップと、を具備することを特徴とする画像作成方
    法。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、 バーコードまたは文字を光学的に読み取ってコード情報
    を入力する情報入力ステップと、 出力画像に使用する部品画像を保持する部品画像記憶ス
    テップと、 前記コード情報に基づいて前記部品画像を特定するため
    の部品パラメータと該部品画像の出力画像における配置
    を特定するための配置パラメータとを生成する第1パラ
    メータ生成ステップと、 前記部品パラメータに基づいて保持されている部品画像
    から使用する部品画像を選択し、該部品画像を前記配置
    パラメータに基づいて配置して出力画像を生成する出力
    画像生成ステップと、を実行させるためのプログラムを
    記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記プログラムは、使用者または出力
    画像に固有の情報を入力する固有情報入力ステップを具
    備し、 前記第1パラメータ生成ステップは、前記コード情報お
    よびまたは前記固有情報に基づいて前記部品画像を特定
    するための部品パラメータと該部品画像の出力画像にお
    ける配置を特定するための配置パラメータとを生成する
    ことを特徴とする請求項11に記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記プログラムは、当該画像作成装置
    の周囲の環境に関わる環境情報を取得する環境情報取得
    ステップを具備し、 前記第1パラメータ生成ステップは、前記コード情報お
    よびまたは前記環境情報に基づいて前記部品画像を特定
    するための部品パラメータと該部品画像の出力画像にお
    ける配置を特定するための配置パラメータとを生成する
    ことを特徴とする請求項11に記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記プログラムは、使用者または出力
    すべき画像に固有の情報を入力する固有情報入力ステッ
    プと、 当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得
    する環境情報取得ステップと、を具備し、 前記部品画像記憶ステップは、所定のカテゴリ別に部品
    画像を保持し、 前記第1パラメータ生成ステップは、前記固有情報およ
    びまたは前記環境情報に基づいて前記カテゴリを推論
    し、前記コード情報、前記固有情報およびまたは前記環
    境情報に基づいて前記部品画像を特定するための部品パ
    ラメータと該部品画像の出力画像における配置を特定す
    るための配置パラメータとを生成し、 前記出力画像生成ステップは、前記部品パラメータに基
    づいて保持されている部品画像の内で推論されたカテゴ
    リに含まれる部品画像から使用する部品画像を選択し、
    該部品画像を前記配置パラメータに基づいて配置して出
    力画像を生成することを特徴とする請求項11に記載の
    記録媒体。
  15. 【請求項15】 コンピュータに、 使用者または出力すべき画像に固有の情報を入力する固
    有情報入力ステップと、 当該画像作成装置の周囲の環境に関わる環境情報を取得
    する環境情報取得ステップと、 入力された画像の特徴量を計測する特徴量計測ステップ
    と、 出力画像に使用する部品画像を所定のカテゴリ別に保持
    する部品画像記憶ステップと、 前記固有情報およびまたは前記環境情報に基づいて前記
    カテゴリを推論し、前記特徴量、前記固有情報およびま
    たは前記環境情報に基づいて前記部品画像を特定するた
    めの部品パラメータと該部品画像の出力画像における配
    置を特定するための配置パラメータとを生成する第2パ
    ラメータ生成ステップと、 前記部品パラメータに基づいて保持されている部品画像
    の内で推論されたカテゴリに含まれる部品画像から使用
    する部品画像を選択し、該部品画像を前記配置パラメー
    タに基づいて配置して出力画像を生成する出力画像生成
    ステップと、を実行させるためのプログラムを記録した
    記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003081572A1 (fr) * 2002-03-25 2003-10-02 Yoshihiko Sano Procede, dispositif et systeme de generation de representation

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2003081572A1 (ja) * 2002-03-25 2005-08-11 芳彦 佐野 表現生成方法,表現生成装置,表現生成システム
US7272539B2 (en) 2002-03-25 2007-09-18 Yoshihiko Sano Representation generation method, representation generation device, and representation generation system
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