JPH11201105A - 産業用車両 - Google Patents

産業用車両

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JPH11201105A
JPH11201105A JP119298A JP119298A JPH11201105A JP H11201105 A JPH11201105 A JP H11201105A JP 119298 A JP119298 A JP 119298A JP 119298 A JP119298 A JP 119298A JP H11201105 A JPH11201105 A JP H11201105A
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JP
Japan
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valve means
control
pump
hydraulic oil
circuit
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Application number
JP119298A
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English (en)
Inventor
Noritaka Ito
徳孝 伊藤
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TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプを効率よく作動でき、油圧式の作動部
の微操作を容易とした産業用車両を提供する。 【解決手段】 運転部7におけるレバー操作によりコン
トロールバルブ手段60を制御して、バルブ手段40を
切り換え動作することで、作動油供給手段26からの作
動油により作動部11,19を運転できる。可変容量形
ポンプ22〜25では、コントロールバルブ手段60の
切り換え動作に応じて、すなわち、操作レバー38の角
度に応じた吐出し量を得ることができ、配管抵抗などに
よるエネルギーロスを少なくして、ポンプ22〜25を
効率よく作動できる。コントロールバルブ手段60の切
り換え変更により、それぞれの操作レバー38の動きに
応じて、最適な吐出し量を容易に得ることができ、油圧
式の作動部11,19の微操作を容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば前部にバ
ケット装置を装着した建設車両など産業用車両に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、前部に油圧駆動式のバケット
装置が装備された大型の建設車両において、その油圧回
路構成は図6に示す状態であつた。すなわち、運転部に
おけるレバー操作などによりステアリングバルブ手段9
6のステアリング用バルブ97を制御することで、作動
油タンク83内の作動油がステアリング用ポンプ85を
介して供給され、この作動油により左右一対のステアリ
ングシリンダ80を可逆的に伸縮動作し得、以て建設車
両を左右に旋回走行し得る。
【0003】また運転部におけるレバー操作などにより
パイロットバルブ手段100の荷役側パイロットバルブ
101を制御することで、アシストポンプ86からの作
動油を、コントロール回路110の伸展側回路111と
収縮側回路112のいずれかに供給して、メインバルブ
手段90の荷役側バルブ91を切り換える。これによ
り、メインポンプ84によって作動油供給路93で圧送
される作動油により荷役シリンダ81が伸縮動作され、
以てブームが作動される。
【0004】さらに運転部におけるレバー操作などによ
りパイロットバルブ手段100のバケット側パイロット
バルブ102を制御することで、アシストポンプ86か
らの作動油を、コントロール回路110の伸展側回路1
13と収縮側回路114のいずれかに供給して、メイン
バルブ手段90のバケット側バルブ92を切り換えさせ
る。これにより、メインポンプ84によって作動油供給
路93で圧送される作動油によりバケットシリンダ82
が伸縮動作され、以てバケット装置が作動される。
【0005】このように、運転部におけるレバー操作な
どにより荷役シリンダ81やバケットシリンダ82を伸
縮動作し得、以てブームやバケット装置を作動して、所
期の作業を遂行し得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、一般的に各ポンプ84,85,86には定容量形
ポンプが使用されている。この定容量形ポンプからは常
時、定容量の作動油が吐出されており、配管抵抗などに
よるエネルギーロスが多いことになる。また油圧式の作
動部(装置)の微操作が困難であった。
【0007】そこで本発明は、ポンプを効率よく作動さ
せ得、さらに油圧式の作動部の微操作を容易とした産業
用車両を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の産業用車両は、車体には油圧式の作動
部と作動油供給手段とが配設され、これら作動部と作動
油供給手段とを接続させる作動油給排路中にバルブ手段
が設けられるとともに、このバルブ手段を切り換え動作
させるコントロールバルブ手段が設けられ、前記作動油
供給手段は可変容量形ポンプを有し、この可変容量形ポ
ンプは、前記コントロールバルブ手段の切り換え動作に
応じて可変にされていることを特徴としたものである。
【0009】したがって本発明によると、運転部におけ
るレバー操作などによりコントロールバルブ手段を制御
して、バルブ手段を切り換え動作させることで、作動油
供給手段から圧送される作動油によって作動部を運転し
得る。その際に、可変容量形ポンプでは、コントロール
バルブ手段の切り換え動作に応じて、すなわち、操作レ
バーの角度に応じた吐出し量が得られ、さらにコントロ
ールバルブ手段の切り換え変更により、それぞれの操作
レバーの動きに応じて、最適な吐出し量が容易に得られ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1〜図4に基づいて説明する。図2、図3において、産
業用車両の一例である建設車両1は、その車体2が、左
右一対の前車輪3が設けられた前車体部2Aと、左右一
対の後車輪4が設けられた後車体部2Bとにより構成さ
れている。両車体部2A,2B間は、上下に振り分けら
れた縦連結軸5により相対回動自在に連結され、そして
両車体部2A,2B間には、左右一対のステアリングシ
リンダ6が配設されている。
【0011】後車体部2Bの前端上部には、座席や各種
の操作レバー38群などが配置された運転部7が設けら
れている。この運転部7の前方で前車体部2Aには、左
右一対のブーム8が配設され、これらブーム8の基端
は、前車体部2Aの後端上部に設けられたブラケット9
に左右方向の支軸10を介して取付けられ、以て上下揺
動自在に構成される。そして前車体部2Aとブーム8と
の間には、このブーム8を上下揺動させる荷役シリンダ
11が設けられる。
【0012】両ブーム8の遊端間には、左右方向の横ピ
ン12を介してバケット装置(作業装置)13が取付け
られている。そして、ブーム8にピン14を介して取付
けられた第一リンク15の遊端に第二リンク16がピン
17により連結され、この第二リンク16の遊端とバケ
ット装置13とがピン18により連結されている。前記
第一リンク15の基端とブーム8との間に、前記バケッ
ト装置13を横ピン12の周りに回動させるバケットシ
リンダ19が設けられている。
【0013】前車体部2Aには作動油タンク20が設け
られ、この作動油タンク20の後側上部にはポンプ駆動
装置(ポンプドライブギヤボックス)21が配設され、
そしてポンプ駆動装置21には、第1メインポンプ22
と第2メインポンプ23と第3メインポンプ24と第4
メインポンプ25とステアリング用ポンプ26とアシス
トポンプ27とが設けられる。
【0014】前記作動油タンク20の前側上部にはメイ
ンバルブ手段(バルブ手段)40が設けられ、また前車
体部2Aの後側上部にはステアリングバルブ手段55が
設けられ、さらに適所にはコントロールバルブ手段60
が設けられる。前記ステアリングバルブ手段55やコン
トロールバルブ手段60は、運転部7でのレバー操作に
より制御される。
【0015】上記したステアリングシリンダ6、荷役シ
リンダ11、バケットシリンダ19などが、油圧式の作
動部の一例を構成し、そして、作動油タンク20、ポン
プ駆動装置21、第1〜第4メインポンプ22〜25、
ステアリング用ポンプ26、アシストポンプ27など
が、油圧機器の一例を構成する。
【0016】後車体部2Bには、発電機30、ジェネレ
ータ31、エンジン32、ラジエータ33などが、前か
ら後ろへとこの順で配設されている。さらに、前車体部
2Aと後車体部2Bとに亘ってプロペラシャフト35が
配設され、このプロペラシャフト35の後端が前記エン
ジン32の駆動軸34に連結されるとともに、前端は前
記ポンプ駆動装置21の作動軸に連結されている。すな
わち、エンジン32により、発電機30を運転させると
ともにポンプ駆動装置21を駆動するよう構成されてい
る。
【0017】車体2側と車輪3,4との間に電動駆動装
置37が設けられる。すなわち、前車体部2Aに対する
前車輪3の取付けや、後車体部2Bに対する後車輪4の
取付けは、同様な構成の電動駆動装置37を介して行わ
れる。ここで電動駆動装置37は、前車体部2A側や後
車体部2B側に設けられる電動機(電動モータ)や、前
車輪3側や後車輪4側に設けられるブレーキ付き減速機
などにより構成されている。
【0018】次に油圧回路の構成を図1に基づいて説明
する。前記ポンプ駆動装置21、第1〜第4メインポン
プ22〜25、ステアリング用ポンプ26、アシストポ
ンプ27、エンジン32などにより、作動油供給手段2
8の一例が構成される。ここで各メインポンプ22〜2
5は可変容量形であって、それぞれ、パイロット圧力に
比例して斜板の角度を変える容量調節部22A,23
A,24A,25Aが付設されている。
【0019】前記作動油供給手段28と前記荷役シリン
ダ11やバケットシリンダ19とを接続させる作動油給
排路中に、前記メインバルブ手段40が設けられる。こ
こでメインバルブ手段40として二個形式が示されてい
る。すなわち、メインバルブ手段40は、荷役シリンダ
11を作動させるための第1荷役側バルブ41ならびに
第2荷役側バルブ42や、バケットシリンダ19を作動
させるための第1バケット側バルブ43ならびに第2バ
ケット側バルブ44などを有する。
【0020】そして前記第1メインポンプ22からの作
動油供給路45はメインバルブ手段40の第1荷役側バ
ルブ41ならびに第1バケット側バルブ43に達し、こ
れら第1荷役側バルブ41ならびに第1バケット側バル
ブ43からの作動油排出路46は、リターンフィルター
47を介して作動油タンク20に達している。また前記
第2メインポンプ23からの作動油供給路48はメイン
バルブ手段40の第2荷役側バルブ42ならびに第2バ
ケット側バルブ44に達し、これら第2荷役側バルブ4
2ならびに第2バケット側バルブ44からの作動油排出
路49は、リターンフィルター50を介して作動油タン
ク20に達している。
【0021】さらに前記第3メインポンプ24からの作
動油供給路51は、前記ステアリングバルブ手段55に
入ったのち、前記第1メインポンプ22からの作動油供
給路45に合流している。そして前記第4メインポンプ
25からの作動油供給路52は、前記第2メインポンプ
23からの作動油供給路48に合流している。
【0022】前記ステアリングバルブ手段55はステア
リングシリンダ6を作動させるためのステアリング用バ
ルブ(図示せず。)などを有する。前記コントロールバ
ルブ手段60は、前記メインバブル手段40の第1荷役
側バルブ41や第2荷役側バルブ42を切り換え作動さ
せるための荷役側コントロールバルブ61や、第1バケ
ット側バルブ43や第2バケット側バルブ44を切り換
え作動させるためのバケット側コントロールバルブ62
などを有する。
【0023】そして作動油供給路63は、ストップバル
ブ64などを介して前記コントロールバルブ手段60の
両コントロールバルブ61,62に達し、また両コント
ロールバルブ61,62からの作動油排出路65は、前
記リターンフィルター47を介して作動油タンク20に
達している。さらに前記コントロールバルブ手段60か
らメインバルブ手段40には切り換えコントロール回路
70が配設される。
【0024】すなわち、荷役側コントロールバルブ61
と第1荷役側バルブ41および第2荷役側バルブ42と
の間には、伸展側回路71と収縮側回路72とが設けら
れ、またバケット側コントロールバルブ62と第1バケ
ット側バルブ43および第2バケット側バルブ44との
間には、伸展側回路73と収縮側回路74とが設けられ
る。上記した回路71〜74群によって前記切り換えコ
ントロール回路70の一例が構成される。
【0025】さらに前記コントロールバルブ手段60
は、その切り換え動作に応じて各メインポンプ22〜2
5を可変動作させるためのもので、このコントロールバ
ルブ手段60から作動油供給手段28には、ポンプ斜板
コントロール用パイロット圧力のための吐出し量コント
ロール回路75が配設される。
【0026】すなわち、荷役側コントロールバルブ61
からの伸展側回路71と第1メインポンプ22の容量調
節部22Aとの間には第1メインポンプ調節用回路76
が設けられ、そして荷役側コントロールバルブ61から
の収縮側回路72と第4メインポンプ25の容量調節部
25Aとの間には第4メインポンプ調節用回路77が設
けられる。またバケット側コントロールバルブ62から
の伸展側回路73と第2メインポンプ23の容量調節部
23Aとの間には第2メインポンプ調節用回路78が設
けられ、そしてバケット側コントロールバルブ62から
の収縮側回路74と第3メインポンプ24の容量調節部
24Aとの間には第3メインポンプ調節用回路79が設
けられる。
【0027】上記した調節用回路76〜79群によって
前記吐出し量コントロール回路75の一例が構成され
る。そして吐出し量コントロール回路75の部分には、
圧力チェック部58が設けられる。
【0028】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。エンジン32の駆動により、その駆動軸3
4を介して発電機30を運転させることで発電し得、そ
の電力を電動駆動装置37の電動機に供給して、この電
動機を駆動し得る。そして、運転部7におけるレバー操
作などにより電動機への電流を制御し、電動機の回転を
制御(正回転、逆回転、停止)することで、車輪3,4
を正または逆に強制駆動し得、以て建設車両1を前また
は後に走行し得る。さらにブレーキ付き減速機のブレー
キを作用させることで、建設車両1を停止し得る。
【0029】前記エンジン32の駆動により、駆動軸3
4に連結されたプロペラシャフト35を介してポンプ駆
動装置21も作動させており、そしてポンプ駆動装置2
1により、各メインポンプ22〜25や、ステアリング
用ポンプ26、アシストポンプ27などを作動させてい
る。
【0030】したがって、運転部7におけるレバー操作
などによりステアリングバルブ手段55のステアリング
用バルブを制御することで、ステアリング用ポンプ26
からの作動油により左右一対のステアリングシリンダ6
を可逆的に伸縮動作し得、以て建設車両1を左右に旋回
走行し得る。
【0031】また運転部7におけるレバー操作などによ
りコントロールバルブ手段60の荷役側コントロールバ
ルブ61を制御することで、作動油供給路63で圧送さ
れている作動油を、切り換えコントロール回路70の伸
展側回路71と収縮側回路72のいずれかに供給して、
メインバルブ手段40の荷役側バルブ41,42を切り
換えさせる。これにより、各メインポンプ22〜25に
よって作動油供給路45,46,48,49で圧送され
る作動油により荷役シリンダ11が伸縮動作され、以て
ブーム8が作動される。
【0032】さらに運転部7におけるレバー操作などに
よりコントロールバルブ手段60ののバケット側コント
ロールバルブ62を制御することで、各メインポンプ2
2〜25からの作動油を、切り換えコントロール回路7
0の伸展側回路71,73と収縮側回路72,74のい
ずれかに供給して、メインバルブ手段40のバケット側
バルブ43,44を切り換えさせる。これにより、各メ
インポンプ22〜25によって作動油供給路45,4
6,48,49で圧送される作動油によりバケットシリ
ンダ19が伸縮動作され、以てバケット装置13が作動
される。
【0033】このように、運転部7におけるレバー操作
などにより荷役シリンダ11やバケットシリンダ19を
伸縮動作し得、以てブーム8やバケット装置13を作動
して、所期の作業を遂行し得る。
【0034】その際に、各メインポンプ22〜25は可
変容量形で、それぞれ、前記コントロールバルブ手段6
0からのパイロット圧力に比例して斜板の角度を変え得
る容量調節部22A,23A,24A,25Aが付設さ
れ、以て操作レバー38の角度に応じてコントロールバ
ルブ手段60からのパイロット圧力が上がると吐出量が
増加し、これにより操作レバー38の角度に応じて最適
な吐出し量が容易に得られるように構成されている。そ
して各メインポンプ22〜25には、吐出し圧が上がる
と吐出し量を自動的に減少させるチェック機構が組み込
まれている。
【0035】すなわち、切り換えコントロール回路70
の伸展側回路71,73や収縮側回路72,74で圧送
される作動油の一部が、吐出し量コントロール回路75
の各調節用回路76〜79にポンプ斜板コントロール用
のパイロット圧力として取り出される。これらパイロッ
ト圧力は、第1メインポンプ22の容量調節部22A、
第2メインポンプ23の容量調節部23A、第3メイン
ポンプ24の容量調節部24A、第4メインポンプ25
の容量調節部25Aに達し、これら容量調節部22A〜
25Aの調節動作により、パイロット圧力に比例して各
メインポンプ22〜25における斜板の角度を変えるこ
とになる。
【0036】すなわち、たとえば運転部7におけるレバ
ー操作などによりコントロールバルブ手段60の荷役側
コントロールバルブ61を制御し、作動油供給路63で
圧送されている作動油を切り換えコントロール回路70
の伸展側回路71に供給して、メインバルブ手段40の
荷役側バルブ41,42を切り換え、各メインポンプ2
2〜25により圧送される作動油により、荷役シリンダ
11を伸展動作させたとする。
【0037】このとき、伸展側回路71で圧送される大
圧力の作動油の一部が、第1メインポンプ調節用回路7
6にパイロット圧力として取り出され、圧力チェック部
58より各メインポンプ22〜25のパイロット圧とし
て分岐され、この大圧力のパイロット圧力に比例して各
メインポンプ22〜25における斜板の角度を変えるこ
とになる。これにより各メインポンプ22〜25は大容
量の吐出し量となり、圧送される作動油により、荷役シ
リンダ11を充分な油圧で伸展動作させ得る。
【0038】なお、バケットシリンダ19側に対する給
排油も同様にして行われる。また荷役シリンダ11とバ
ケットシリンダ19とにおいて、切り換えコントロール
回路70における各回路71〜74の一部または全部で
作動油が流れていないときには、吐出し量コントロール
回路75の対応した調節用回路76〜79におけるパイ
ロット圧力は零〜微少となり、以て対応したメインポン
プ22〜25は、吐出し停止かあるいは微少容量の吐出
し量となる。
【0039】上述した実施の形態によると、前記吐出し
量コントロール回路75のうち、どの調節用回路76〜
79にパイロット圧力が加わってもメインポンプ22〜
25の吐出し量が増加されることになる。その際に、吐
出し量コントロール回路75に設けられた圧力チェック
部58においてチェックを入れることで、操作レバー3
8によって作動されるポンプの数を変えることも可能で
ある。
【0040】図1において、メインバルブ手段40を二
個使用し、その第1荷役側バルブ41と第2荷役側バル
ブ42とのばね力を変えたとき、たとえば第1荷役側バ
ルブ41のばね力に対して第2荷役側バルブ42のばね
力を大に(強く)したときには、微操作がより一層容易
になる。
【0041】すなわち図4に示すように、第1荷役側バ
ルブ41の切り換えポイント41Aと第2荷役側バルブ
42の切り換えポイント42Aとは、ばね力の差に応じ
て時間差Tが生じる。これにより荷役シリンダ11は、
まず第1荷役側バルブ41を通しての吐出し量41aで
動作され、そして時間差Tをおいたのち、第2荷役側バ
ルブ42を通しての吐出し量42aが加わった総和吐出
し量Bで動作されることになる。このように第1荷役側
バルブ41と第2荷役側バルブ42との切り換え動作に
差をつけることで、微操作はより一層容易に行えること
になる。
【0042】上記した実施の形態では、メインバルブ手
段40として二個形式が示されているが、これは一個の
一体形式であつてもよい。上記した実施の形態では、電
気駆動式の産業用車両が示されているが、これはエンジ
ンの回転を車輪側に直接に伝達して駆動する形式の産業
用車両などであってもよい。
【0043】上記した実施の形態では、車体2として、
前車体部2Aと後車体部2Bとからなる分割形式が示さ
れているが、これは一体形式の車体であってもよい。上
記した実施の形態では、一対の前車輪3と一対の後車輪
4との全てに電動駆動装置37を配設した形式が示され
ているが、これは一対の前車輪3のみに電動駆動装置3
7が配設された形式、一対の後車輪4のみに電動駆動装
置37が配設された形式などであってもよい。
【0044】上記した実施の形態では、作業装置として
バケット装置13が装備された産業用車両が示されてい
るが、これは、作業装置としてクランプ装置やリフト装
置などが装備された産業用車両であってもよく、この場
合、それに応じた作動部が装備される。
【0045】以下に、本発明の別の実施の形態を図5に
基づいて説明する。すなわち、コントロールバルブ手段
60から作動油供給手段26には、パイロット圧力のた
めの吐出し量コントロール回路75が配設される。ここ
で吐出し量コントロール回路75は、収縮側回路72と
第4メインポンプ25の容量調節部25Aとの間に設け
られた第4メインポンプ調節用回路77と、伸展側回路
73と第2メインポンプ23の容量調節部23Aとの間
に設けられた第2メインポンプ調節用回路78と、収縮
側回路74と第3メインポンプ24の容量調節部24A
との間に設けられた第3メインポンプ調節用回路79と
により構成され、前述した実施の形態における伸展側回
路71と第1メインポンプ22の容量調節部22Aとの
間の第1メインポンプ調節用回路76が省略されてい
る。
【0046】この別の実施の形態よると、たとえば荷役
シリンダ11の収縮動作時、すなわちブーム8の下降時
に第1メインポンプ22側にはパイロット圧力をかけな
いことになり、この第1メインポンプ22の最小吐出し
量で荷役シリンダ11を収縮動作し得る。したがって、
ブーム8の下降時における微速操作を容易にし得、また
フロートダウンのとき、バルブリターン回路への流量が
少なくなり、配管抵抗が少なくなることで、下降速度を
速くし得る。その他では、前述した実施の形態と同様の
作用効果が得られる。
【0047】たとえば、図5の仮想線に示されるよう
に、伸展側回路73と収縮側回路74における第2バケ
ット側バルブ44に対応する回路部分に開閉弁(電磁式
など)67,68を設け、そして開閉弁67,68を閉
動させて両回路部分を止めたときには、この第2バケッ
ト側バルブ44はニュートラルのままで、他方の第1バ
ケット側バルブ43だけ作動(速度は約1/2)し得
る。これにより、バケットシリンダ19の動きを1/2
にし得る。なお、荷役シリンダ11側も同様に構成し得
る。
【0048】
【発明の効果】上記した本発明によると、運転部におけ
るレバー操作などによりコントロールバルブ手段を制御
して、バルブ手段を切り換え動作させることで、作動油
供給手段から圧送される作動油によって作動部を運転で
きる。その際に、可変容量形ポンプでは、コントロール
バルブ手段の切り換え動作に応じて、すなわち、操作レ
バーの角度に応じた吐出し量を得ることができ、配管抵
抗などによるエネルギーロスを少なくして、ポンプを効
率よく作動させることができる。さらにコントロールバ
ルブ手段の切り換え変更により、それぞれの操作レバー
の動きに応じて、最適な吐出し量を容易に得ることがで
き、油圧式の作動部の微操作を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、産業用車両
における油圧回路図である。
【図2】同産業用車両の側面図である。
【図3】同産業用車両における車体部分の側面図であ
る。
【図4】同産業用車両における作動油吐出し量の説明図
である。
【図5】本発明の別の実施の形態を示し、産業用車両に
おける油圧回路図である。
【図6】従来例を示し、産業用車両における油圧回路図
である。
【符号の説明】
1 建設車両(産業用車両) 2 車体 5 縦連結軸 6 ステアリングシリンダ(作動部) 7 運転部 8 ブーム 11 荷役シリンダ(作動部) 13 バケット装置(作業装置) 19 バケットシリンダ(作動部) 21 ポンプ駆動装置(油圧機器) 22 第1メインポンプ(油圧機器) 22A 容量調節部 23 第2メインポンプ(油圧機器) 23A 容量調節部 24 第3メインポンプ(油圧機器) 24A 容量調節部 25 第4メインポンプ(油圧機器) 25A 容量調節部 28 作動油供給手段 30 発電機 32 エンジン 35 プロペラシャフト 37 電動駆動装置 38 操作レバー 40 メインバルブ手段(バルブ手段) 41 第1荷役側バルブ 42 第2荷役側バルブ 43 第1バケット側バルブ 44 第2バケット側バルブ 55 ステアリングバルブ手段 58 圧力チェック部 60 コントロールバルブ手段 61 荷役側コントロールバルブ 62 バケット側コントロールバルブ 70 切り換えコントロール回路 71 伸展側回路 72 収縮側回路 73 伸展側回路 74 収縮側回路 75 吐出し量コントロール回路 76 第1メインポンプ調節用回路 77 第4メインポンプ調節用回路 78 第2メインポンプ調節用回路 79 第3メインポンプ調節用回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体には油圧式の作動部と作動油供給手
    段とが配設され、これら作動部と作動油供給手段とを接
    続させる作動油給排路中にバルブ手段が設けられるとと
    もに、このバルブ手段を切り換え動作させるコントロー
    ルバルブ手段が設けられ、前記作動油供給手段は可変容
    量形ポンプを有し、この可変容量形ポンプは、前記コン
    トロールバルブ手段の切り換え動作に応じて可変にされ
    ていることを特徴とする産業用車両。
JP119298A 1998-01-07 1998-01-07 産業用車両 Pending JPH11201105A (ja)

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