JPH11200039A - マグネトロンスパッタリング装置及びその方法 - Google Patents

マグネトロンスパッタリング装置及びその方法

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JPH11200039A
JPH11200039A JP237398A JP237398A JPH11200039A JP H11200039 A JPH11200039 A JP H11200039A JP 237398 A JP237398 A JP 237398A JP 237398 A JP237398 A JP 237398A JP H11200039 A JPH11200039 A JP H11200039A
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target
pressure
cooling
magnetron sputtering
storage chamber
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JP237398A
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Masahide Yokoyama
政秀 横山
Kenji Maruyama
賢治 丸山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マグネトロンスパッタリングにおいて、ター
ゲット材料効率を向上させるために、ターゲットと磁石
間の距離を縮めても基板に対するタメージを抑制するこ
とができるマグネトロンスパッタリング装置及び方法を
提供する。 【解決手段】 ターゲット1と磁石4間の距離を、磁石
4と電極本体90の冷却部分20と距離を小さくするこ
と、及び冷却部分20自体を薄くすること、及び磁石4
を収納する収納室Bに気体を導入して内圧を負荷し、電
極本体90の冷却部分と収納室との間の仕切り部Aの変
形をある数値以内に収める様にコントロールする。これ
で、基板とターゲットの距離を縮めて、基板11上の磁
場を低減させ、基板ダメージを低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電などにより、
ターゲット付近にプラズマを発生させ、このプラズマ中
のイオンをターゲットに衝突させることにより粒子をス
パッタさせ、その粒子を基板に付着させて薄膜を形成す
るマグネトロンスパッタリング装置及びその方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】基板に薄膜を堆積させる技術としてマグ
ネトロンスパッタ技術が用いられている。マグネトロン
スパッタ技術は、低温高速スパッタが可能で、現在のス
パッタ技術を用いる成膜装置での主流となっている。マ
グネトロンスパッタ技術は放電などにより、ターゲット
付近にプラズマを発生させ、このプラズマ中のイオンを
ターゲットに衝突させることにより粒子をスパッタさ
せ、その粒子を基板に付着させる方法で薄膜を形成す
る。図3は、従来用いられている平板ターゲット及び回
転磁石を用いたマグネトロンスパッタリング装置の概略
断面図である。1は平板ターゲット、2はターゲット1
を冷却するための冷却部分、3は放電をターゲット1上
でのみ発生させるためのアースシールド、4はターゲッ
ト裏面に配置された回転磁石である。上記の構成を持っ
たカソード部を真空処理室10内に基板11とターゲッ
ト表面が対向するように配置し、真空排気ポンプ13で
真空処理室10内を真空排気した後、スパッタ用ガス導
入口12より導入後、ターゲット1ヘグロー放電用の高
圧電源14より電力を供給すると、磁力線に閉じ込めら
れた高密度プラズマが発生する。このプラズマ中のイオ
ンが、ターゲット表面にぶつかると、ターゲット1の原
子がスパッタされ、基板11の向かい合った表面に付着
し、薄膜が形成される。5はイオンがターゲット1に衝
突することにより形成された、ターゲット1の侵食した
形状である。ここで、ターゲットの材料効率を向上させ
るための1つの方法として、基板11とターゲット1の
距離を短くする方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ターゲ
ット材料効率を向上させるため、基板11とターゲット
1の距離を20mm以下という極端に短くして放電させ
ると、基板温度が数秒で150℃を越える位に上昇して
しまうとともに、プラズマにさらされる等の基板11へ
のダメージが発生する問題がある。本発明は、上記問題
点を解決することに鑑み、基板とターゲットとの距離を
小さくしても基板に対するダメージを抑制することがで
きるマグネトロンスパッタリング装置及び方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は以下のように構成している。本発明の第1
態様によれば、電極本体に保持された平板ターゲットに
放電用電力を供給して放電を発生させ、上記ターゲット
付近にプラズマを発生させ、このプラズマ中のイオンを
上記ターゲットに衝突させることにより粒子をスパッタ
させ、その粒子を上記ターゲットに対向した配置された
基板に付着させて薄膜を形成するマグネトロンスパッタ
リング装置において、上記電極本体は、上記ターゲット
を冷却する冷却媒体を保持する冷却部分と、上記冷却部
分の上記ターゲットとは反対側に配置されかつ上記ター
ゲットに上記イオンを衝突させるように誘導する磁石を
収納する収納室とを備え、上記収納室内に気体を導入し
て上記収納室の内圧と上記冷却部分の上記冷却媒体の圧
力とを大略平衡にするようにしたことを特徴とするマグ
ネトロンスパッタリング装置を提供する。本発明の第2
態様によれば、上記電極本体内の上記冷却部分と、上記
収納室との間の上記仕切り部の変位を検出し、検出結果
に基づき、上記冷却部分の冷却媒体の圧力又は上記収納
室内の内圧を制御するようにした第1態様に記載のマグ
ネトロンスパッタリング装置を提供する。本発明の第3
態様によれば、上記冷却部分の上記冷却媒体の圧力を検
出して、検出結果に基づき、上記収納室の内圧と上記冷
却部分の冷却媒体の圧力とが平衡状態となるように上記
冷却媒体の圧力を制御するようにした第1態様に記載の
マグネトロンスパッタリング装置を提供する。本発明の
第4態様によれば、上記磁石に導電性ブラシを接触させ
て、上記電極本体と上記磁石とを大略同一電位にするよ
うにした第1〜3態様のいずれかに記載のマグネトロン
スパッタリング装置を提供する。本発明の第5態様によ
れば、上記磁石はマグネトロンスパッタリング中に回転
するようにした第1〜4態様のいずれかに記載のマグネ
トロンスパッタリング装置を提供する。本発明の第6態
様によれば、電極本体は、平板ターゲットを冷却する冷
却媒体を保持する冷却部分と、上記冷却部分の上記ター
ゲットとは反対側に配置されかつ上記ターゲットにイオ
ンを衝突させるように誘導する磁石を収納する収納室と
を備えて、上記収納室内に気体を導入して上記収納室の
内圧と上記冷却部分の上記冷却媒体の圧力とを大略平衡
にしたのち、上記電極本体に保持された上記ターゲット
に放電用電力を供給して放電を発生させ、上記ターゲッ
ト付近にプラズマを発生させ、このプラズマ中のイオン
を上記ターゲットに衝突させることにより粒子をスパッ
タさせ、その粒子を上記ターゲットに対向した配置され
た基板に付着させて薄膜を形成するマグネトロンスパッ
タリング方法を提供する。本発明の第7態様によれば、
上記収納室内の圧力と上記冷却部分の上記冷却媒体の圧
力とを大略平衡にさせるとき、上記電極本体内の上記冷
却部分と、上記収納室との間の上記仕切り部の変位を検
出し、検出結果に基づき、上記冷却部分の冷却媒体の圧
力又は上記収納室内の内圧を制御するようにした第6態
様に記載のマグネトロンスパッタリング方法を提供す
る。本発明の第8態様によれば、上記収納室内の圧力と
上記冷却部分の上記冷却媒体の圧力とを大略平衡にさせ
るとき、上記冷却部分の上記冷却媒体の圧力を検出し
て、検出結果に基づき、上記収納室の内圧と上記冷却部
分の冷却媒体の圧力とが平衡状態となるように上記冷却
媒体の圧力を制御するようにした請求項6に記載のマグ
ネトロンスパッタリング方法を提供する。本発明の第9
態様によれば、マグネトロンスパッタリング中は、上記
磁石に導電性ブラシを接触させて、上記電極本体と上記
磁石とを大略同一電位にするようにした第6〜8態様の
いずれかに記載のマグネトロンスパッタリング方法を提
供する。本発明の第10態様によれば、上記磁石はマグ
ネトロンスパッタリング中に回転するようにした第6〜
9態様のいずれかに記載のマグネトロンスパッタリング
方法を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態にかかるマ
グネトロンスパッタリング装置の具体例として外径20
3mm、厚さ6mmの平板ターゲット1を用いた磁石回
転型マグネトロンスパッタリング装置を例にとり、図1
から図2を用いて以下に説明する。まず、図1に本発明
の第1実施形態にかかるマグネトロンスパッタリング装
置の構成を示す。図3に示した従来装置と主として異な
るところは、カソード部側の電極本体90内の冷却部分
20を小さくするとともに、冷却部分20と磁石4を収
納する収納室Bとの間の仕切り部Aを薄くし、更に磁石
4を収納する収納室B内に内圧を制御しつつ負荷する機
構を設けたことなどである。従って、図3の従来装置の
構成要素と同一のものについては同一の符号を付して説
明を省略する。
【0006】この平板マグネトロンスパッタリング装置
では、気体が導入される収納室B内に磁石4を設置し、
そこへ圧力調整器6で仕切り部Aの変位が一定になるよ
うにコントローラ100で制御しつつ気体を導入する。
この制御の仕方は、コントローラ100の制御の下に、
ポンプなどの気体供給装置46を駆動して圧力調整器6
で収納室B内の気体の圧力を調整しつつ気体を収納室B
内に導入するとき、収納室B内に仕切り部Aに設けた歪
みセンサー41により仕切り部Aの変位を検出し、検出
結果をコントローラ100に入力する。コントローラ1
00は、この入力信号に基づき、気体供給装置46、圧
力調整器6を制御する。収納室B内に導入する気体は、
空気又は窒素等が望ましいが、他の気体でも良い。
【0007】また、収納室B内の磁石4の下方の回転軸
30の外周面には、磁石4と電極本体9を同電位にする
ためのブラシ7が摺接するように装着されている。ブラ
シ7は、下端が収納室Bの底面に固定された支持棒31
の先端に回転不可に固定され、回転軸30の外周面に対
して摺接するとき、回転軸30よって磁石4の回転をさ
ほど妨げないように、滑り性が良いものが好ましいとと
もに、磁石4と電極本体90との電位を大略同じにする
ために、導電性のカーボン又はカーボンに銀を添加した
ものが望ましいが、他のものでも良い。また、8は電極
本体90内の磁石4を回転軸30を介して収納室Bの外
部から回転駆動負荷するための回転導入機である。回転
導入機8の圧力シール部分は、磁性流体を用いた磁気軸
受けまたは磁気カップリングを用いたものが望ましい
が、他の方法でも良い。なお、コントローラ100は、
ターゲット1へグロー放電用の電力を供給する高圧電源
14、真空排気ポンプ13、スパッタ用ガスをガス導入
口12から導入するガス供給装置50、冷却部分20に
冷却水を供給する冷却水供給装置40、収納室B内に気
体を供給する気体供給装置31、圧力調整器6、磁石4
を回転駆動する回転導入機8の動作を制御する。以上の
ように構成された電極はマグネトロンスパッタリング装
置内で以下のように動作する。
【0008】まず、ターゲット交換後の立ち上げ時は、
コントローラ100の制御の下に、薄い冷却部分20に
冷却水供給装置40から徐々に冷却水を導入しながら、
それに合わせて気体供給装置46を駆動して例えば窒素
ガスを圧力調整器6を介して収納室B内に供給し、収納
室B内の圧力を圧力調整器6の調整動作により徐々に上
げていく。そのときのコントローラ100による制御
は、図2に示すように、仕切り部Aの変位を歪みセンサ
ー41により検出し、変位検出信号としてコントローラ
100に入力する。コントローラ100は、その変位検
出信号を受け、その信号に対してあるコントロール範囲
に仕切り部Aの変位が収まるように、圧力調整器6に信
号を送り、収納室B内の圧力を圧力調整するPID制御
である。すなわち、この制御により、上記収納室Bの内
圧と上記冷却部分90の上記冷却媒体の圧力とを大略平
衡にするようにしている。但し、冷却部分20の水圧が
一定になった後の制御は、PID制御であるゲイン又は
時定数等を変更する制御を行う。この後、コントローラ
100の制御の下に、真空処理室10内を真空排気装置
13の駆動により高真空排気した後、ガス供給装置50
によりガス導入口12からアルゴンガスを導入し、所定
の真空度に設定する。その後、コントローラ100の制
御の下に、高圧電源14により放電用の電力をターゲッ
ト1に供給して、放電を開始する。ターゲット寿命時期
にターゲット交換するときは、コントローラ100の制
御の下に、冷却水を冷却部分20から徐々に排出して徐
々に冷却部分20の水圧を下げながら、収納室B内の窒
素ガスの圧力をPID制御で下げていく。十分に水圧が
下がりかつ収納室B内の内圧も下がった後、ターゲット
1を新規なものに交換すればよい。交換後は、前記した
ように、冷却水を供給するとともに収納室Bに気体を供
給すればよい。
【0009】以上のように 本実施形態によれば、上記
電極本体90は、上記ターゲット1を冷却する冷却水を
保持する冷却部分20と、上記冷却部分20の上記ター
ゲット1とは反対側に配置されかつ上記ターゲット1に
上記イオンを衝突させるように誘導する磁石4を収納す
る収納室Bとを備え、上記収納室B内に気体を導入して
上記収納室Bの内圧と上記冷却部分20の上記冷却水の
圧力とを大略平衡にするようにしている。よって、上記
冷却部分20を小さくし、かつ、上記冷却部分20と上
記収納室Bとの間の仕切り部Aの厚さを小さくする一
方、上記収納室B内に気体を導入してその内圧と冷却部
分20の冷却水の圧力とを大略平衡させることにより、
仕切り部Aを薄くしたことによる仕切り部Aの強度低下
を補うようにしている。従って、仕切り部Aが薄くなる
分、ターゲット1と磁石4の間での距離を低減できるた
め、基板11上での磁束密度を小さくでき、基板温度上
昇を抑制することができ、かつ、プラズマからの基板ダ
メージの低減に役立つ。
【0010】上記実施形態の説明では、仕切り部Aの変
位の制御方式をPID制御で説明したが、他の方法でも
良い。ここで、仕切り部Aの変位は、磁石4の回転時の
電磁誘導による回転方向に対する逆トルクと変形による
疲労強度を考慮して、±0.5mm以内になるように、
コントローラ100により制御するものとする。但し、
ターゲット1の高寿命を望むのであれば、この数値は小
さいほうが望ましい。また、仕切り部Aの厚みは、基板
ダメージから考えると薄いほど良いが、冷却部分20の
場所による圧力変動の視点に立つと、最低でも0.5m
mにすることが望ましい。また、上記実施形態では、仕
切り部Aの変位コントロールでの制御方法について説明
してきたが、収納室Bの圧力制御を基準に同様な制御を
行うようにしても良い。さらには、上記実施形態では、
磁石4が回転する電極について説明したが、固定磁石で
もよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上記電極
本体は、上記ターゲットを冷却する冷却媒体を保持する
冷却部分と、上記冷却部分の上記ターゲットとは反対側
に配置されかつ上記ターゲットに上記イオンを衝突させ
るように誘導する磁石を収納する収納室とを備え、上記
収納室内に気体を導入して上記収納室の内圧と上記冷却
部分の上記冷却媒体の圧力とを大略平衡にするようにし
ている。よって、上記冷却部分を小さくし、かつ、上記
冷却部分と上記収納室との間の仕切り部の厚さを小さく
する一方、上記収納室内に気体を導入してその内圧と冷
却部分の冷却媒体の圧力とを大略平衡させることによ
り、仕切り部を薄くしたことによる仕切り部の強度低下
を補うようにしている。従って、仕切り部が薄くなる
分、ターゲットと磁石の間での距離を低減できるため、
基板上での磁束密度を小さくでき、基板温度上昇を抑制
することができ、かつ、プラズマからの基板ダメージの
低減に役立つ。
【0012】さらに、磁石を回転させると、誘導磁界が
発生して、回転を遮る力が発生するが、磁石の強度を低
減できることで、その力の低減も図れる。このように磁
石の強度を低減できるようにするためには、たとえば、
ターゲット表面磁束密度の平行磁場が350ガウス程度
あれば良い。ターゲットと磁石との間の距離を縮めるこ
とで仕切り部Aでの磁束密度が小さくなり、磁石の強度
を低減でき、誘導磁界を低減できる。また、膜厚均一性
を得るための磁石配置を検討する上で、磁石形状が磁石
固定時のターゲット侵食形状に近付くため、均一性向上
対策も容易となる。すなわち、ターゲットと磁石との間
の距離を縮めることにより、磁石形状がよりエロージョ
ン形状に反映されるため、均一性向上対策が容易とな
る。さらには、磁石が冷却部分内の冷却媒体中に無いた
め、高速回転が期待でき、均一性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかるマグネトロン
スパッタリング装置の概略構成を示す一部断面図であ
る。
【図2】 上記第1実施形態におけるマグネトロンスパ
ッタリング装置の仕切り部の変位制御状態を示す説明図
である。
【図3】 従来例のマグネトロンスパッタリング装置の
概略構成を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 ターゲット 3 アースシールド 4 磁石 5 侵食部分 6 圧力調整器 7 ブラシ 8 回転導入機 10 真空処理室 11 基板 12 ガス導入口 13 真空排気ポンプ 14 高圧電源 20 冷却部分 40 冷却水供給装置 41 歪みセンサー 46 気体供給装置 50 ガス供給装置 90 電極本体 100 コントローラ A 仕切り部 B 収納室

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極本体(90)に保持された平板タ
    ーゲット(1)に放電用電力を供給して放電を発生さ
    せ、上記ターゲット付近にプラズマを発生させ、このプ
    ラズマ中のイオンを上記ターゲットに衝突させることに
    より粒子をスパッタさせ、その粒子を上記ターゲットに
    対向した配置された基板(11)に付着させて薄膜を形
    成するマグネトロンスパッタリング装置において、 上記電極本体(90)は、上記ターゲットを冷却する冷
    却媒体を保持する冷却部分(20)と、上記冷却部分の
    上記ターゲットとは反対側に配置されかつ上記ターゲッ
    トに上記イオンを衝突させるように誘導する磁石(4)
    を収納する収納室(B)とを備え、上記収納室内に気体
    を導入して上記収納室の内圧と上記冷却部分の上記冷却
    媒体の圧力とを大略平衡にするようにしたことを特徴と
    するマグネトロンスパッタリング装置。
  2. 【請求項2】 上記電極本体内の上記冷却部分と、上記
    収納室との間の上記仕切り部の変位を検出し、検出結果
    に基づき、上記冷却部分の冷却媒体の圧力又は上記収納
    室内の内圧を制御するようにした請求項1に記載のマグ
    ネトロンスパッタリング装置。
  3. 【請求項3】 上記冷却部分の上記冷却媒体の圧力を検
    出して、検出結果に基づき、上記収納室の内圧と上記冷
    却部分の冷却媒体の圧力とが平衡状態となるように上記
    冷却媒体の圧力を制御するようにした請求項1に記載の
    マグネトロンスパッタリング装置。
  4. 【請求項4】 上記磁石(4)に導電性ブラシ(7)を
    接触させて、上記電極本体(90)と上記磁石とを大略
    同一電位にするようにした請求項1〜3のいずれかに記
    載のマグネトロンスパッタリング装置。
  5. 【請求項5】 上記磁石(4)はマグネトロンスパッタ
    リング中に回転するようにした請求項1〜4のいずれか
    に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  6. 【請求項6】 電極本体(90)は、平板ターゲットを
    冷却する冷却媒体を保持する冷却部分(20)と、上記
    冷却部分の上記ターゲットとは反対側に配置されかつ上
    記ターゲットにイオンを衝突させるように誘導する磁石
    (4)を収納する収納室(B)とを備えて、上記収納室
    内に気体を導入して上記収納室の内圧と上記冷却部分の
    上記冷却媒体の圧力とを大略平衡にしたのち、 上記電極本体(90)に保持された上記ターゲット
    (1)に放電用電力を供給して放電を発生させ、上記タ
    ーゲット付近にプラズマを発生させ、このプラズマ中の
    イオンを上記ターゲットに衝突させることにより粒子を
    スパッタさせ、その粒子を上記ターゲットに対向した配
    置された基板(11)に付着させて薄膜を形成するマグ
    ネトロンスパッタリング方法。
  7. 【請求項7】 上記収納室内の圧力と上記冷却部分の上
    記冷却媒体の圧力とを大略平衡にさせるとき、上記電極
    本体内の上記冷却部分と、上記収納室との間の上記仕切
    り部の変位を検出し、検出結果に基づき、上記冷却部分
    の冷却媒体の圧力又は上記収納室内の内圧を制御するよ
    うにした請求項6に記載のマグネトロンスパッタリング
    方法。
  8. 【請求項8】 上記収納室内の圧力と上記冷却部分の上
    記冷却媒体の圧力とを大略平衡にさせるとき、上記冷却
    部分の上記冷却媒体の圧力を検出して、検出結果に基づ
    き、上記収納室の内圧と上記冷却部分の冷却媒体の圧力
    とが平衡状態となるように上記冷却媒体の圧力を制御す
    るようにした請求項6に記載のマグネトロンスパッタリ
    ング方法。
  9. 【請求項9】 マグネトロンスパッタリング中は、上記
    磁石(4)に導電性ブラシ(7)を接触させて、上記電
    極本体(90)と上記磁石とを大略同一電位にするよう
    にした請求項6〜8のいずれかに記載のマグネトロンス
    パッタリング方法。
  10. 【請求項10】 上記磁石(4)はマグネトロンスパッ
    タリング中に回転するようにした請求項6〜9のいずれ
    かに記載のマグネトロンスパッタリング方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6610180B2 (en) 2000-08-01 2003-08-26 Anelva Corporation Substrate processing device and method
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