JPH11199442A - リップカラーの選択方法 - Google Patents

リップカラーの選択方法

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JPH11199442A
JPH11199442A JP1189098A JP1189098A JPH11199442A JP H11199442 A JPH11199442 A JP H11199442A JP 1189098 A JP1189098 A JP 1189098A JP 1189098 A JP1189098 A JP 1189098A JP H11199442 A JPH11199442 A JP H11199442A
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JP
Japan
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color
lip color
texture
lip
lips
Prior art date
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Pending
Application number
JP1189098A
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English (en)
Inventor
Sakura Inoue
さくら 井上
Masae Iida
昌枝 飯田
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Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、リップカラーの質感と仕上がりイ
メージの関係を明らかにし、以て、適切なリップカラー
の選択を為しうる技術を提供することを課題とする。 【解決手段】 リップカラーの質感をマット、グロス、
パールの少なくとも3種に分類し、マットの質感を基点
にした場合に於いて、「唇が潤って見える」、「唇のシ
ワが目立たない」、「唇がふっくらとして見える」、
「顔全体が華やかに見える」、「顔が生き生きとして見
える」の5項目の効果から選ばれる1種乃至は2種以上
の効果を期待してグロスタイプのリップカラーを選択す
る。本発明によれば、リップカラーの質感と仕上がりイ
メージの関係を明らかにし、以て、適切なリップカラー
の選択を為しうる技術を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔のイメージ改変
に有益な、リップカラーの選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リップカラーは古くより、メークアップ
化粧料として使用されており、その起源は遙か縄文・弥
生の時代にさかのぼると言っても過言ではない。日本に
於いてリップカラーは西洋文化が上陸するまでは、紅花
やベンガラなどの天然の色材を膠、ロジン、粘凋性油剤
などに一様に分散させたものを使用していた。この為、
仕上がりの質感に大きな違いは生じなかった。近年にな
って、種々の色材やパール剤、油剤などが開発され、こ
の様なリップカラーの質感にバラエティーを出すことが
可能になってきた。この様な状況を反映して、リップカ
ラーによる演出性は指数関数的に高まってきた。しかし
ながら、この多様性故にリップカラーの選択は著しく困
難になり、リップカラーの質感、色と仕上がりの関係は
ますます不明になってきており、思い通りにリップカラ
ーを選択できないのが現状と言わざるを得ない。又、リ
ップカラーとその仕上がりイメージの関係について言及
した文献はほとんどない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる状況下
に為されたものであり、リップカラーの質感と仕上がり
イメージの関係を明らかにし、以て、適切なリップカラ
ーの選択を為しうる技術を提供することを課題とする。
【0004】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、リップカラーの質感と仕上がりイメージの関係を明
らかにし、以て、適切なリップカラーの選択を為しうる
技術を求めて鋭意研究を重ねた結果、リップカラーの質
感をマット、グロス、パールの少なくとも3種に分類
し、マットの質感を基点にした場合に於いて、グロスタ
イプのリップカラーを選択した場合には、「唇が潤って
見える」、「唇のシワが目立たない」、「唇がふっくら
として見える」、「顔全体が華やかに見える」、「顔が
生き生きとして見える」効果が得られ、パールタイプの
リップカラーを選択した場合に於いては、「肌に透明感
を感じる」、「肌色が明るい」、「顔全体が若々しく見
える」、「顔全体が個性的に見える」効果が得られるこ
とを見いだし、発明を完成させるに至った。以下、本発
明について、実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0005】
【発明の実施の形態】(1)本発明に於けるリップカラ
ーの分類 本発明のリップカラーの選択方法では、リップカラーを
マット、グロス、パールの少なくとも3種類に分類する
ことを特徴とする。ここで、マットタイプのリップカラ
ーとは、色味ののりとカバー力を中心とし艶や干渉色に
由来するパール感は少ないものを意味し、グロスタイプ
のリップカラーとは、カバー力が少なく色味ののりと艶
によって演色するリップカラーであって、パール感は多
くはない。又、パールタイプのリップカラーとは、カー
バー力がそこそこあるにも関わらず、パール剤による干
渉色によるパール感のためにマット感を感じないような
リップカラーを意味する。本発明の選択方法では、この
分類以外にこれらの中間的な分類、例えば、パール−マ
ット、パール−グロス、マット−グロス等の分類をつけ
加えることもできるし、別軸として、マンセル色座標な
どの色分類を加味することも可能であり、これらも全て
本発明の技術範囲に属する。
【0006】(2)本発明の選択方法 本発明のリップの選択方法は、上記分類を利用して、好
みのイメージのリップカラーを選択するものであり、本
発明者らによって、上記の分類ごとに作り出すイメージ
に特徴があり、且つ、この特徴が色の種類を越えて保存
されることが、実施例に示す如く見いだされた。即ち、
上記分類を指標にすることにより、好みの色を選択しな
がらイメージ作りがコントロールできることを見いだし
たのである。これら分類ごとの作り出す印象の特徴は、
マットタイプのリップカラーの作り出す印象を標準に置
けば、グロスタイプのリップカラーの作り出すイメージ
は、「唇のシワが目立たない」、「唇がふっくらとして
見える」、「顔全体が華やかに見える」、「顔が生き生
きとして見える」と言った特徴を持ち、パールタイプの
リップカラーは、「肌に透明感を感じる」、「肌色が明
るい」、「顔全体が若々しく見える」、「顔全体が個性
的に見える」と言った特徴を持つ。又、これらのイメー
ジ形成にはそれぞれグロスの度合い、或いはパールの度
合いとの間に回帰的な関係が存在するため、これらの中
間に位置するものは、当該イメージ領域の中間的イメー
ジを形成する。従って、パール度或いはグロス度を設定
し、イメージ形成を段階的にコントロールする事も可能
であり、かかる選択方法も本発明の技術的範囲に属す
る。又、かかる選択方法を実施するには、予め、原点と
なるマットタイプのリップカラーを使用し、原点のイメ
ージを確かめた上で、改めてイメージを形成させてタイ
プ選択を行うのが好ましい。近年に於いては、コンピュ
ーターグラフィックスの発展がめざましい為、予め、選
択者の顔の写真をデジタルカメラ等で取り込み、かかる
写真の唇に各種のリップカラーを張り付けて選択の補助
とすることも可能である。これも本発明の技術的範囲に
属する。更に、リップカラーの色は、顔の形状の印象形
成と大きく関わっているので、色の要素と本発明のリッ
プカラーのタイプ分類と組み合わせてリップカラーを選
択することも可能であり、これも本発明の技術的範囲に
属する。又、ベースメークアップの色や仕上がりの種類
も印象の形成には関連しており、これらと本発明の選択
方法を組み合わせることも可能であり、この様な選択方
法も本発明のリップカラーの選択方法に属する。即ち、
リップカラーの選択方法を含む種々の選択方法に於い
て、1)質感によってマット、グロス、パールの少なく
とも3種に分類する。2)この質感の分類に従って、仕
上がりを選択し、グロスタイプの選択で、「唇が潤って
見える」、「唇のシワが目立たない」、「唇がふっくら
として見える」、「顔全体が華やかに見える」、「顔が
生き生きとして見える」から選ばれる1種乃至は2種以
上のイメージ形成が選択しうる示唆を含んでいるか、パ
ールタイプの選択で、「肌に透明感を感じる」、「肌色
が明るい」、「顔全体が若々しく見える」、「顔全体が
個性的に見える」から選ばれる1種乃至は2種以上のイ
メージ形成が選択しうる示唆を含んでいる、の二つの条
件を満足するものは、全て本発明の技術範囲に属するも
のである。
【0007】
【実施例】以下に実施例を挙げて、更に具体的に本発明
について詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例
にのみ限定を受けないことは言うまでもない。
【0008】<実施例1>コンピューターグラフィック
スによって、作り出した写真を用いて、任意に選び出し
た男女9人づつ、18人のパネラーを使用し、この写真
からのイメージをアンケートによって調査した。即ち、
同じ色(ローズピンク)で質感のマットタイプ、グロス
タイプ、パールタイプと異なるリップカラーを塗布した
顔をデジタルカメラで撮影し、その3つの唇部分をコン
ピューターグラフィックスを用いて同一の顔に張り付け
た写真を3種作成した。マットタイプのリップカラーを
貼り付けた写真を標準とし、他の2種の写真を比較写真
とした。被験者にこれら3枚の写真を同時に見てもら
い、グロスタイプの印象、パールタイプの印象を図1に
示す、顔の物理的特徴に関するアンケート票と図2に示
す顔全体から受ける印象に関するアンケート票に従って
回答してもらった。結果を、図3に示す。これより、グ
ロスタイプのリップカラーでは、顔の物理的特徴に関す
る質問では「唇が潤って見える」、「唇のシワが目立た
ない」、「唇がふっくらとして見える」の評点が有意的
に高く、顔全体から受ける印象では「顔全体が華やかに
見える」、「顔が生き生きとして見える」の評点が有意
的に高かった。又、パールタイプのリップカラーでは、
顔の物理的特徴に関する質問では「肌に透明感を感じ
る」、「肌色が明るい」の評点が有意的に高く、顔全体
から受ける印象では「顔全体が若々しく見える」、「顔
全体が個性的に見える」の評点が有意的に高かった。
【0009】<実施例2>実施例1と同様に、リップカ
ラーの色をナチュラルピンクに変えて評価実験を行っ
た。結果を図4に示す。この結果は実施例1の結果と同
じ傾向を示すものであった。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、リップカラーの質感と
仕上がりイメージの関係を明らかにし、以て、適切なリ
ップカラーの選択を為しうる技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 顔の物理的特徴に関するアンケート票であ
る。
【図2】 顔全体から受ける印象に関するアンケート票
である。
【図3】 実施例1の結果を示す図である。
【図4】 実施例2の結果を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リップカラーの質感をマット、グロス、
    パールの少なくとも3種に分類し、マットの質感を基点
    にした場合に於いて、「唇が潤って見える」、「唇のシ
    ワが目立たない」、「唇がふっくらとして見える」、
    「顔全体が華やかに見える」、「顔が生き生きとして見
    える」の5項目の効果から選ばれる1種乃至は2種以上
    の効果を期待してグロスタイプのリップカラーを選択す
    ることを特徴とするリップカラーの選択方法。
  2. 【請求項2】 リップカラーの質感をマット、グロス、
    パールの少なくとも3種に分類し、マットの質感を基点
    にした場合に於いて、「肌に透明感を感じる」、「肌色
    が明るい」、「顔全体が若々しく見える」、「顔全体が
    個性的に見える」の4項目の効果から選ばれる1種乃至
    は2種以上の効果を期待してパールタイプのリップカラ
    ーを選択することを特徴とするリップカラーの選択方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2に記載のリップカラーの
    選択方法を基準とすることを特徴とするリップカラーの
    選択方法。
JP1189098A 1998-01-05 1998-01-05 リップカラーの選択方法 Pending JPH11199442A (ja)

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