JPH1119881A - ドライバー - Google Patents
ドライバーInfo
- Publication number
- JPH1119881A JPH1119881A JP19485297A JP19485297A JPH1119881A JP H1119881 A JPH1119881 A JP H1119881A JP 19485297 A JP19485297 A JP 19485297A JP 19485297 A JP19485297 A JP 19485297A JP H1119881 A JPH1119881 A JP H1119881A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shape
- grip
- driver
- resin
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ドライバーの種類を容易にまた、決して消える
ことなく永続的に識別することができることを目的に、
グリップに軸先端部形状を図形表示することを課題とす
る。 【解決手段】複数の色の樹脂を使用してドライバーのグ
リップを成形し、樹脂の色の違いによりプラスやマイナ
スなどの軸先端部形状をグリップに三次元的に図形表示
したことにより、継続的でハードな使用によりグリップ
エンドが擦り切れても決して消えることなく、永続的に
識別することができる。
ことなく永続的に識別することができることを目的に、
グリップに軸先端部形状を図形表示することを課題とす
る。 【解決手段】複数の色の樹脂を使用してドライバーのグ
リップを成形し、樹脂の色の違いによりプラスやマイナ
スなどの軸先端部形状をグリップに三次元的に図形表示
したことにより、継続的でハードな使用によりグリップ
エンドが擦り切れても決して消えることなく、永続的に
識別することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】十字穴やマイナス溝をもつね
じや、ボルト・ナットを取付け取外すためのドライバー
のグリップに関し、詳しくはねじやボルト・ナットに係
合する先端部形状を識別するための表示をグリップに施
したドライバーに関する。
じや、ボルト・ナットを取付け取外すためのドライバー
のグリップに関し、詳しくはねじやボルト・ナットに係
合する先端部形状を識別するための表示をグリップに施
したドライバーに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイラバーの種類をグリップ部に図形表
示した先願の出願として、実開昭59年136268号
や実開平3年87574号がある。
示した先願の出願として、実開昭59年136268号
や実開平3年87574号がある。
【0003】実開昭59年136268号は、実用新案
登録請求の範囲を「にぎり手の数ヶ所に、種類、規格表
示をした各種ラムドライバー」とするものであり、これ
を具現化したものとして、各社からグリップエンド面に
先端の形状を印刷により表示したドライバが既に発売さ
れている。
登録請求の範囲を「にぎり手の数ヶ所に、種類、規格表
示をした各種ラムドライバー」とするものであり、これ
を具現化したものとして、各社からグリップエンド面に
先端の形状を印刷により表示したドライバが既に発売さ
れている。
【0004】また実開平3年87574号は、実用新案
登録請求の範囲の要旨を「ドライバーの後端面に先端部
(+状、または−状)の形状の凹凸を設けたことを特徴
とするドライバー」であり、触って識別することを目的
とするものである。
登録請求の範囲の要旨を「ドライバーの後端面に先端部
(+状、または−状)の形状の凹凸を設けたことを特徴
とするドライバー」であり、触って識別することを目的
とするものである。
【0005】またドライバーのプラス(日本工業規格で
いうところの「十字ねじ回し」)とマイナス(日本工業
規格でいうところの「ねじ回し」)の識別は、多くの場
合グリップの色で行われている。一般的に先端部がプラ
ス形状の場合には赤をはじめとする暖色系の色を、また
マイナス形状の場合には青や緑などの寒色系統をグリッ
プ側面に使用して識別を行っている。
いうところの「十字ねじ回し」)とマイナス(日本工業
規格でいうところの「ねじ回し」)の識別は、多くの場
合グリップの色で行われている。一般的に先端部がプラ
ス形状の場合には赤をはじめとする暖色系の色を、また
マイナス形状の場合には青や緑などの寒色系統をグリッ
プ側面に使用して識別を行っている。
【0006】
【0007】実開昭59年136268号の様に表示が
印刷の場合、一般家庭で日曜大工程度に使うには問題な
いが、自動車整備士や電気工事士などのプロによるハー
ドな使用では、印刷が消えて識別出来なくなってしまっ
ている事が多々見受けられる。
印刷の場合、一般家庭で日曜大工程度に使うには問題な
いが、自動車整備士や電気工事士などのプロによるハー
ドな使用では、印刷が消えて識別出来なくなってしまっ
ている事が多々見受けられる。
【0008】実開平3年87574号は、基本的には触
って識別することを基本とするものであり、また実開昭
59年136268号と同様に一般家庭での使用では問
題ないが、プロによるハードな使用では、多くの場合擦
り切れて凹凸が無くなってしまい触って識別することが
出来なくなる恐れがある。
って識別することを基本とするものであり、また実開昭
59年136268号と同様に一般家庭での使用では問
題ないが、プロによるハードな使用では、多くの場合擦
り切れて凹凸が無くなってしまい触って識別することが
出来なくなる恐れがある。
【0009】グリップの暖色・寒色の色による識別はサ
イド面からは容易に行えるが、電気工事士などが腰ベル
トに差した場合、グリップエンド面のみだけでは判断が
難しい場合がある。また使う色が制限されてしまい斬新
な色使いを行う事が出来なかった。また先端部がソケッ
ト状のナットドライバー等の場合は暖色・寒色だけでは
判断出来ないという不具合も存在する。
イド面からは容易に行えるが、電気工事士などが腰ベル
トに差した場合、グリップエンド面のみだけでは判断が
難しい場合がある。また使う色が制限されてしまい斬新
な色使いを行う事が出来なかった。また先端部がソケッ
ト状のナットドライバー等の場合は暖色・寒色だけでは
判断出来ないという不具合も存在する。
【0010】本発明は、複数色の樹脂を使用して、樹脂
の色により軸先端部の形状を図形表示したものであり、
第一の発明においては、複数の色の樹脂を使用して成形
し、軸先端部形状を色の違いによりグリップに図形表示
したことを特徴とするドライバーである。
の色により軸先端部の形状を図形表示したものであり、
第一の発明においては、複数の色の樹脂を使用して成形
し、軸先端部形状を色の違いによりグリップに図形表示
したことを特徴とするドライバーである。
【0011】第二の発明は、インナー部とアウター部を
色の異なる樹脂を用いて二段階に成形したドライバーグ
リップをもつドライバーであって、グリップエンド面に
設けた先端部形状に窪ませた凹部にアウター部を形成す
る樹脂を注入成形したことにより、軸先端部形状をグリ
ップエンド面42に三次元的に図形表示したことを特徴
とするドライバーである。
色の異なる樹脂を用いて二段階に成形したドライバーグ
リップをもつドライバーであって、グリップエンド面に
設けた先端部形状に窪ませた凹部にアウター部を形成す
る樹脂を注入成形したことにより、軸先端部形状をグリ
ップエンド面42に三次元的に図形表示したことを特徴
とするドライバーである。
【0012】以下、本発明の代表的な実施の形態を図1
〜図7に基づき説明する。図中1は、軸2の先端部2a
をプラス形状とするドライバーである。
〜図7に基づき説明する。図中1は、軸2の先端部2a
をプラス形状とするドライバーである。
【0013】図1では軸2の先端部2aはプラス形状だ
が、相対するネジなどの被回動物によりマイナス形状で
あったり、六角形状のソケットであったりする。
が、相対するネジなどの被回動物によりマイナス形状で
あったり、六角形状のソケットであったりする。
【0014】グリップ3は、人が手で握って力を入力す
る部分であり、インナー部4とアウター部5の二重構造
と成っている。
る部分であり、インナー部4とアウター部5の二重構造
と成っている。
【0015】次にドライバー1のグリップにおいて二段
階成形を行った場合の製造行程に従い、本発明の構造に
ついてさらに説明を行う。
階成形を行った場合の製造行程に従い、本発明の構造に
ついてさらに説明を行う。
【0016】ネジなどに合わせて成形しかつ表面処理を
施した軸2を金型に挿入し、まず軸2にインナー部4の
樹脂成形を行う。
施した軸2を金型に挿入し、まず軸2にインナー部4の
樹脂成形を行う。
【0017】インナー部4のグリップエンド面42に
は、ドライバー軸先端部2a形状に合わせた凹部41が
設けられており、この凹部にアウター部を形成する樹脂
が流入することが出来るような孔43が設けてある。
は、ドライバー軸先端部2a形状に合わせた凹部41が
設けられており、この凹部にアウター部を形成する樹脂
が流入することが出来るような孔43が設けてある。
【0018】次に第一段階で一体化された軸及びインナ
ー部をアウター部成形用の金型に挿入し、アウター部を
成形する。このときアウター部を形成する樹脂は、型の
形状に従いインナー部の外側を覆い被覆すると共に、孔
43から凹部41に流れ込み、インナー部グリップエン
ド面42と凹部41の色の違いにより凹部41の形状が
外観にあらわれる。
ー部をアウター部成形用の金型に挿入し、アウター部を
成形する。このときアウター部を形成する樹脂は、型の
形状に従いインナー部の外側を覆い被覆すると共に、孔
43から凹部41に流れ込み、インナー部グリップエン
ド面42と凹部41の色の違いにより凹部41の形状が
外観にあらわれる。
【0019】図1ではグリップエンド面42に軸先端部
形状に合わせた凹部41を設けているが、第一の発明に
おいては、特にグリップエンド面に限定するものではな
く、側面に設けてもよい。
形状に合わせた凹部41を設けているが、第一の発明に
おいては、特にグリップエンド面に限定するものではな
く、側面に設けてもよい。
【0020】一般的な二段階成型による場合を説明した
が、二色以上の樹脂で構成し、色の違いにより軸先端部
の表示が行えればこれに限定するものではなく、例えば
一つの金型で2色の樹脂成形を行う二色成型と樹脂成形
業界で呼ばれる方法によって行っても全く差し支えな
い。
が、二色以上の樹脂で構成し、色の違いにより軸先端部
の表示が行えればこれに限定するものではなく、例えば
一つの金型で2色の樹脂成形を行う二色成型と樹脂成形
業界で呼ばれる方法によって行っても全く差し支えな
い。
【0021】一般的に二重構造のグリップ3は、インナ
ー部4に硬質樹脂を、またインナー部4を覆うアウター
部5にソフト樹脂を採用している。
ー部4に硬質樹脂を、またインナー部4を覆うアウター
部5にソフト樹脂を採用している。
【0022】インナー部4の硬質樹脂は軸2と強固に結
合し、またアウター部5のソフト樹脂は手にやさしくフ
ィットして滑らず、グリップ3に入力した力が軸先端部
2aに確実に伝わる様に工夫されたものであるが、本発
明においては異なる色であれば硬質樹脂とソフト樹脂の
組み合わせでもよいし、硬質樹脂どうしの組み合わせで
も特に差し支えはない。
合し、またアウター部5のソフト樹脂は手にやさしくフ
ィットして滑らず、グリップ3に入力した力が軸先端部
2aに確実に伝わる様に工夫されたものであるが、本発
明においては異なる色であれば硬質樹脂とソフト樹脂の
組み合わせでもよいし、硬質樹脂どうしの組み合わせで
も特に差し支えはない。
【0023】またインナー部エンド面に設けた凹部の形
状は、図4、図5、図6、及び図7に示す様に軸先端部
形状合わせて設定すればよいし、また図8に示す様に孔
43は特に溝43aであっても差し支えない。
状は、図4、図5、図6、及び図7に示す様に軸先端部
形状合わせて設定すればよいし、また図8に示す様に孔
43は特に溝43aであっても差し支えない。
【0024】凹部41は、ドライバー軸先端部2aの形
状を単に図形化したものでも良いが、軸先端部2aの大
きさ準じて形状表示すれば、種類と概略の大きさを同時
に表示することもできる。
状を単に図形化したものでも良いが、軸先端部2aの大
きさ準じて形状表示すれば、種類と概略の大きさを同時
に表示することもできる。
【0025】
【発明の効果】色の異なる樹脂による成形により先端形
状2aをグリップエンド42などに部分的に三次元的に
金太郎飴の様に表示したことにより、プロによる長期の
使用においても印刷のように消えることなく、また少々
の摩耗によって形状表示が擦り切れて解らなくなること
がない。
状2aをグリップエンド42などに部分的に三次元的に
金太郎飴の様に表示したことにより、プロによる長期の
使用においても印刷のように消えることなく、また少々
の摩耗によって形状表示が擦り切れて解らなくなること
がない。
【0026】また、寒色はマイナスドライバー、暖色は
プラスドライバーとの一定の既成概念を意識せずに自由
な色使いが出来るなど優れたものである。
プラスドライバーとの一定の既成概念を意識せずに自由
な色使いが出来るなど優れたものである。
【図1】本発明のドライバーの一部断面図
【図2】本発明のドライバーにおける軸にインナー部を
成形した状態を示す一部断面図
成形した状態を示す一部断面図
【図3】図2におけるグリップエンド部分の拡大一部断
面図図
面図図
【図4】グリップエンド面の凹部をプラス形状とした図
【図5】グリップエンド面の凹部をマイナス形状とした
図
図
【図6】グリップエンド面の凹部を六角形とした図
【図7】グリップエンド面の凹部を溝でアウター部と連
結した図
結した図
1 ドライバー 2 軸 2a 先端部 3 グリップ 4 インナー部 41 凹部 41a プラス形状の凹部 41b マイナス形状の凹部 41c 六角形状の凹部 42 グリップエンド面 43 孔 43a 溝 5 アウター部
Claims (2)
- 【請求項1】複数の色の樹脂を使用して成形したドライ
バー1において、樹脂の色の違いによりプラスやマイナ
スなどの軸先端部形状2aをグリップ3に図形表示した
ことを特徴とするドライバー - 【請求項2】インナー部4とアウター部5を色の異なる
樹脂を用いて二段階に成形したグリップ3をもつドライ
バー1であって、インナー部グリップエンド面42に軸
先端部2a形状に合わせて窪ませた凹部41にアウター
部5を形成する樹脂を注入成形したことにより、軸先端
部2aの形状をグリップエンド面42に樹脂の色の違い
により三次元的に図形表示したことを特徴とするドライ
バー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19485297A JPH1119881A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ドライバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19485297A JPH1119881A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ドライバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1119881A true JPH1119881A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16331359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19485297A Pending JPH1119881A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ドライバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1119881A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014113489A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Biedermann Technologies Gmbh & Co Kg | 多軸骨固定装置での使用に適した固定部材、一方側に枢動角度が拡大した多軸骨固定装置、および器具 |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP19485297A patent/JPH1119881A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014113489A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Biedermann Technologies Gmbh & Co Kg | 多軸骨固定装置での使用に適した固定部材、一方側に枢動角度が拡大した多軸骨固定装置、および器具 |
US9750543B2 (en) | 2012-12-10 | 2017-09-05 | Biedermann Technologies Gmbh & Co. Kg | Anchoring member suitable for use in a polyaxial bone anchoring device and polyaxial bone anchoring device with an enlarged pivot angle to one side |
US10070896B2 (en) | 2012-12-10 | 2018-09-11 | Biedermann Technologies Gmbh & Co. Kg | Anchoring member suitable for use in a polyaxial bone anchoring device and polyaxial bone anchoring device with an enlarged pivot angle to one side |
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